JP2006519568A5 - - Google Patents

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スピーカ
本発明は、磁界を発生するマグネットユニットと、フレームに取り付けられ、その上に導電体パターンに配されている膜と、を有するハウジングを備え、前記膜は、前記膜上の前記導電体パターンに電流が流れると、力が生じるように前記磁界中に配置され、前記力は、音を発生させるように、前記膜を動かすことができ、前記導電体パターンは、間隔を隔てた少なくとも2つの振動領域における前記膜上に設けられ、前記2つの振動領域と前記ハウジングの外側との間に延在する少なくも2つの音チャネル(音が通過する通路のこと)が設けられた、スピーカに関する。
このようなスピーカは、特許文献1に開示されている。音チャネルはマグネット間の2つの分離した振動領域によって生成される音を周囲に伝達する。このような複数の音源は、2つの音源のそれぞれからの音間に遅延時間差を生じさせ、結局、室内の特定位置における到達時間に差異が生じるという欠点を有している。この欠点により、望ましくない干渉が生じ、周波数やリスナーの位置によって音が増幅されたり、少なくとも部分的に減衰したりする。この現象は、”ロービング(lobing)”とも言われている。
米国特許第4,264,789号明細書
本発明の目的は、上記技術分野で述べたような種類のスピーカであって、簡単で効率的な方法で上述のロービング効果を低減させ、及び/又は、既知のスピーカに比べて、改良された機械的及び/又は音的特性を呈するスピーカを提供することにある。
その課題を解決するため、2つの音チャネルの中心軸は、各チャネルの外側壁及び内側壁の間に位置し、膜から定の距離に亘って互いの方向に傾斜している。音チャネルの中心軸は、前記チャネルの内側壁と外側壁との間に正確に位置する仮想的中心面である。このように、2つの音源の波面は、互いの方向に徐々に導かれ、音チャネルを出ると結合する。その直後、1つに結合した波面は、周囲広がりうる。前述のロービング効果は、このようにして十分防止される。互いから最も離れて位置する2つの音チャネルの外側壁は、膜から定の距離に亘って互いの方向に傾斜していることが好ましい。同様に、互いに最も近接して位置する2つの音チャネルの内側壁は、膜から少なくとも定の距離に亘って互いの方向に傾斜していることが好ましい。さらに、各音チャネルの内側壁及び外側壁は、互いにほぼ平行に延在していることが好ましい。
側壁が互いの方向に傾斜している前記定の距離は、音チャネルの幅の、少なくとも0.5倍、好ましくは少なくとも1倍である。ハウジングの外側における音チャネルの内側壁間の距離は、さらに好ましくは、膜側の内側壁間の間隔の0.5倍未満であり、好ましくは0.2倍未満である。これにより、2つの波面できるだけ徐々に結合させることができる。
好ましくは、音チャネルの外側壁は、それらの端部付近で音ホーンの発散壁(ラッパ状壁)と連結し、結果として、結合された波面は、制御および指定された方法で、最初に広がるのである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
図1によれば、スピーカは、ネジ3によって互いに取り付けられる、2つのほぼ同一な金属部品1及び2で構成されるハウジングを備えている。各ハウジング部品1及び2は、2つの細長いスロット型凹部、又は音チャネル4及び5を備えている。これらスロット型凹部や音チャネルによって、スピーカで発生した音は外部に向かって伝播できるようになる。さらに、ハウジング部品1には、増幅器の音信号線が接続可能な電気的接点6及び7が設けられている。ハウジング1及び2には、スピーカで発生する熱を散するための冷却フィン8が設けられている。
ハウジング部品1及び2は、図2で示されるフレームを包囲している。そのフレームは、第1のフレーム型フレーム部材9及び2つの細長片型のフレーム部材10及び11で構成されている(図参照)。フレーム部材9、10及び11は、好ましくは、銅又は電解薄膜が施されたアルミニウムでできている。フレーム部材9、10及び11の外側表面は、ハウジング1及び2に満遍なく接触している。振動膜12は、接着剤又は薄い両面テープによってフレーム部材9に固定されている。これら接着剤やテープは、熱伝導型である。膜12には、導電体パターン14が設けられており、当該パターンは接点6及び7に接続され、電気的信号が増幅器によってスピーカに供給されると、膜を振動させる。
このため、スピーカは、図3に示すようにマグネット13を備える。マグネット13は永久磁界を発生させるが、その永久磁界内に膜12の導電体パターン14が配されている。導電体パターン14は、膜12の一方の側に細長い長方形のスパイラル状に配置される導電線によって形成される。前記長方形パターンの短辺側において、フレーム部材10及び11がその導電体パターン上に直接取り付けられる。前記フレーム部材を導電線に固定するのに用いる接着剤又はテープは、それゆえ、電気的に絶縁するものでなければならない。膜12のもう一方の側では、前記導電体パターンの短辺側は、この場合、フレーム型フレーム部材9の短辺側によって同様に覆われる。このように、導電体パターン14は、熱をフレーム部材9、10及び11に対して2方向に伝達することができる。
導電線の2つの端部は、フレーム部材10上の電流供給接続15及び16に接続される。電流供給接続15及び16は、接点6及び7にも電気的に接続されている。電流供給接続15及び16は、フレーム部材10とは電気的に絶縁されている。フレーム部材10及び11の間で水平方向に互いに平行に延在する導電体パターン14の線は、間隔を隔てた2つの振動領域17及び18を形成している。
図3を参照すると、音チャネル4及び5は、膜12の表面における間隔を隔てた2つの振動領域17及び18付近に配置されたポイントからハウジング部品1及び2の外側に延在している。しかしながら、一方の側では、音チャネル4及び5は、閉鎖板で閉鎖されている。なぜなら、スピーカは一方向のみに音を出力しなければならないからである。音チャネル4及び5は、最初、膜から見て膜に垂直な方向に、つまり、マグネット13の間の領域に延在しており、続いて、音チャネル4及び5は、互いの方向に傾いている。各音チャネルの外側壁19及び内側壁20の両方とも互いの方向に傾斜しており、音チャネル4及び5の外側壁19及び内側壁20は互いに平行に連続的に延在している。スピーカの外側には、小さなスペースが2つの音チャネル4及び5の内側壁19の間に残されているにすぎない。このスペースは、振動領域17と18との間にあるスペースよりも少なくとも数倍も小さいものである。このように、2つの振動領域17と18によって生成された音波の波面は、互いに相手の方向に向かって結合され、2つの波面間の不都合な干渉を防ぐことができる。
図4は、ネジ23によってスピーカのネジ穴24に取り付けられる音ホーン21を示している。音チャネル4及び5の外側壁19は、音ホーン21の壁22と連結している。音ホーン21は、音の波面が周囲さらに広がる前に、音チャネル4及び5を出る音の波面が徐々に広がるようにしている。金属製のホーンであれば、さらに、スピーカの熱散に役立つものとなる。
スピーカの部分的斜視図である。 膜ユニットの斜視図である。 図1のスピーカの断面図である。 音響ホーンが取り付けられた、図1のスピーカの断面図である。

Claims (7)

  1. 磁界を発生するマグネットユニット(13)と、フレーム(9、10、11)に取り付けられ、その上に導電体パターン(14)或る形にされている膜(12)とを有するハウジング(1、2)を備え、
    前記膜(12)は、前記膜(12)上の前記導電体パターン(14)に電流が流れると、力が生じるように前記磁界中に配置され、
    前記力は、音を発生させるように、前記膜(12)を動かすことができ、
    前記導電体パターン(14)は、間隔を隔てた少なくとも2つの振動領域(17、18)における前記膜(12)上に設けられ、
    前記2つの振動領域(17、18)と前記ハウジング(1、2)の外側との間に延在する少なくも2つの音チャネル(4、5)が設けられたスピーカであって、
    前記2つの音チャネル(4、5)の中心軸は、各チャネルの外側壁(19)と内側壁(20)との間に位置し、前記膜(12)から定の距離に亘って互いの方向に傾斜していることを特徴とするスピーカ。
  2. 互いから最も離れて位置する、前記2つの音チャネル(4、5)の外側壁(19)、前記膜(12)から定の距離に亘って互いの方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 互いに最も近接して位置する、前記2つの音チャネル(4、5)の内側壁(20)、前記膜(12)から少なくとも定の距離に亘って互いの方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ。
  4. 前記各音チャネル(4、5)の内側壁(20)と外側壁(19)は、互いにほぼ平行に延在することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のスピーカ。
  5. 前記定の距離は、前記音チャネル(4、5)の幅の少なくも0.5倍、好ましくは、少なくとも1倍であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のスピーカ。
  6. 前記ハウジング(1、2)の外側における音チャネル(4、5)の前記内側壁(20)の間隔は、前記膜(12)側における前記内側壁(20)の間隔の0.5倍未満、好ましくは0.2倍未満であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のスピーカ。
  7. 前記音のチャネル(4、5)の前記外側壁(19)は、それらの端部付近で音ホーン(21)の発散壁(22)と連結していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のスピーカ。
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