JP2006517630A - 送風機用ハンドル装置 - Google Patents

Abstract

オペレータの背中に保持される送風機（１０）用ハンドル（２０）或いはハンドル群。ハンドル（２０）或いはハンドル群は送風機（１０）から伸びている送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）に配置されている。ハンドル（２０）或いはハンドル群の縦方向軸は、送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の縦方向軸に対して直角な面で見たとき、送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の外周外側に配置されている。上記面におけるハンドル（２０）の縦方向軸の投影は、送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の横断面の幾何学的中心を通って伸びている真直ぐな線に対して平行である。

Description

クレームされた発明は、オペレータの背中に保持される送風機用のハンドル或いはハンドル群に関し、前記ハンドル或いはハンドル群は送風機から伸びている送風機チューブの曲がらない部分に配置される。

エンジン駆動の送風機は、しばしば異なる作業の戸外作業に利用される。送風機が利用される多くのエリアが増大しつつある。駐車場、歩道及び芝地のような広いエリアを清掃するために送風機が能率的であり且つ時間の節約であるので、多くのエリアでは送風機は伝統的なほうきに置き換わりつつある。例えば、従来の用具類での駐車場の清掃は、駐車している車や他の駐車場の障害物により、困難であり時間の浪費である。もし送風機が使用されるならば、車の下面或いは背後からのごみ或いは障害物を吹き払うことが可能であり、それは採集の成果を改良するのと同様に能率及び時間の節約を増大する。

送風機は広いエリアの清掃作業を促進する能率的なツールではあるけれども、オペレータは一般に送風機とともに長時間作業する。手で保持されるより小さいタイプのものとオペレータの作業条件を改善するためにオペレータの背中に保持されるより大きいタイプのものとの２種類の異なるタイプの送風機がある。

オペレータの背中で保持される送風機は、オペレータの肩に広がるストラップによって支持される。送風機は、オペレータの背中の送風機本体のファン出口に確保される第一の柔軟な部分と、曲がらないパイプである第二の部分とからなる二つの部分からなる送風機チューブを提供されている。第一の柔軟な部分は曲がらないパイプの位置を移動することを可能にする。送風機チューブはオペレータの背中の送風機の片側に配置されているファン出口からそしてオペレータの前側の位置の前方に伸びている。送風機チューブ上には、意図された仕事を実行するためにオペレータが送風機チューブの端の部分をコントロールし且つ操縦することができるように、ハンドルがチューブに確保されている。市場に既に存在する送風機のハンドルは送風機チューブに沿って送風機チューブの最上部のどこかに配置されており且つ送風機チューブの外周の最上部側から半径方向に伸びている。

送風機はオペレータのための作業を促進するけれども、彼の腕や手はハンドルのデザインによる重い負荷を受けている。これらの負荷は、ツールを伴う長時間を作業しているオペレータの作業条件を改善するために減少されなければならない。

オペレータが受ける負荷の主な部分は送風機チューブの中のエアフローによって発生する反作用力から生じる。

広く存在するハンドルは送風機チューブの最上部に配置されている。この位置は、ハンドルの中心とチューブの中心の間の長い距離を結果として生じる。エアフローからの反作用力との組み合わせにおける長い距離はハンドルにおいて回転動作を発生する。送風機チューブにおける反作用力及び回転動作は、オペレータが送風機チューブをコントロールするために回転動作及び反作用力を相殺するために相当な力を使わなければならないというようにオペレータの手に影響を及ぼす。

クレームされた発明は、ハンドル或いはハンドル群の縦方向軸が送風機チューブの縦方向軸に直角な面で見たときに送風機チューブの外周外側に配置されるようにハンドルを配置することによって明確にされている問題を減少している。前記面におけるハンドルの縦方向軸の張り出しは、また送風機チューブの横断面の幾何学的上の中心を通って伸びている真直ぐな線に平行である。

このことは、ハンドルを取り囲んでいる表面の一方側が送風機チューブの曲がらない部分の外周に向かって配置されていることを意味している。ハンドルは好ましくは送風機チューブに可能な限り接近して配置されることが望ましいが、しかしハンドル及び送風機チューブとの間にオペレータの手の指のための十分なスペースがなければならない。

ハンドルのこの位置は、送風機チューブの中心とハンドルの中心との間の距離を減少している。ハンドルの中心と送風機チューブの中心とのより短い距離はハンドルにおける回転動作を減少し、且つオペレータが受けることとなる負荷をその結果として減少する。オペレータが彼の手で保持するハンドルの表面と送風機チューブの外周部との間の距離は、好ましくは１５〜６０mmの間である。その距離は、お互いから最も短い距離で配置されているところの送風機チューブの外周のポイントとハンドルの表面の間で計測される。もしその距離が、オペレータが受けるところのハンドルにおける回転動作の減少より大きい場合は、減少させられる。

送風機チューブは、単体としてのハンドルか或いは二つのハンドルからなるハンドルバーが設けられる。もし、ハンドルバーが使用される場合は、クレームされた発明にしたがって、一つのハンドルは送風機チューブの一方側に配置され、他のハンドルは反対側に配置される。

ハンドル或いはハンドル群は、オペレータの身体的な寸法にかかわりなく、オペレータにとって最適であるハンドル或いはハンドル群の位置を選択することをオペレータが許容されるように送風機チューブの曲がらない部分の周りに且つそれに沿って移動可能にされる。これはオペレータにとって相当な作業条件の改善となる。

ハンドル或いはハンドル群は、送風機チューブを取り囲んでいるループによって送風機チューブにしっかり固定されているカーブしたアームを添えられている。アームは、第一に送風機チューブから直角な方向に伸びており且つそれからオペレータからハンドル或いはハンドルバーへの距離を減少するためにオペレータに向かってカーブされている。カーブしたアームは、結局オペレータの体から離れて配置されるハンドル或いはハンドルバーを備えるということなしに長いフレキシブルな部分を備えた送風機チューブを有することを可能にする。これは送風機チューブの移動しやすさを改良する。

カーブしたアームは送風機チューブに関して回転することを許容される。このことは、オペレータが最も快適なハンドルの位置を選択することができるように、ハンドルの縦方向軸と送風機チューブの縦方向軸の間の角度を変更することを可能にする。

ハンドル或いはハンドル群は、パワー或いは工具を調節するためにひとつ或いはそれ以上のボタン又はパワー調節装置を備えている。

送風機チューブの横断面は一般には円形であるが、他の断面系がまた機能する。それから、ハンドルが、使用に際して縦方向軸が横断面の幾何学的中心を通って伸びている真直ぐな線に対して平行であるように、配置される。

クレームされた発明の一実施形態が各図面に描写されている。

図１には、送風機１０が描写されている。送風機１０は、例えば、エンジン、ファン及び関連する構成要素を含む送風機本体１１を備えている。送風機本体１１は、送風機１０を背中にのせて運ぶことをオペレータに可能にするために、オペレータの両肩に置かれる二つのストラップ１２を提供されている。

送風機チューブ１３は、送風機本体１１の右側のファン出口１６から延びている。送風機チューブ１３は、異なる位置の間で送風機チューブ１３の移動を可能にする第一のフレキシブルな部分１４と第二の曲がらない部分１５との二つの異なる部分から構成される。ハンドル２０は、オペレータが送風機チューブ１３を操作することを可能にするために送風機チューブに確保されている。ハンドル２０は、ハンドル２０の中央部分を取り囲んでいるオペレータの手のための表面２５が設計されている。ハンドルのトップ部分には、スロットル２６とストップボタン２７がオペレータによる送風機１０のコントロールを可能にするために配置されている。

図２には、送風機チューブ１３の部分とハンドル２０が描写されている。ハンドル２０は、送風機チューブ１３の曲がらない部分１５に確保されており、送風機チューブ１３のコントロール及び操作のために使用される。ハンドル２０は、送風機チューブ１３を取り囲んでいるループ２２によって送風機チューブ１３に確保されているカーブしたアーム２１を添えられている。

ループ２２は、ホイール２３によってコントロールされている螺子２４によって送風機チューブ１３に固定されている。螺子２４がリリースされるときにループ２２が送風機チューブ１３からリリースされるので、送風機チューブ１３にしたがってループ２２及びハンドル２０の位置は変更されることができる。それから、ハンドル２０及びループ２２の位置は送風機チューブ１３の周辺の周りのどこかに選定される。ハンドル２０及びループ２２は、また、送風機チューブ１３の曲がらない部分１５に沿って移動可能である。ハンドル２０の位置は、オペレータによって快適で且つ人間工学的に選定される。

螺子２４がリリースされるときにカーブしたアーム２１はループ２２及び送風機チューブ１３の縦方向軸に関して回転することを許容される。このことは、送風機チューブ１３の縦方向軸に関してハンドル２０の角度が変更することを可能にするので、オペレータはハンドル２０の最も快適な角度を選定することができる。

図３には、ハンドル２０、カーブしたアーム２１及び送風機チューブの上側の図面が描写されている。カーブしたアーム２１は、送風機チューブ及びループ２２から横方向に延びており、それと同時に、カーブしたアーム２１の外側端部は送風機チューブ１３と相対向する方向に向いている。カーブしたアーム２１は、ハンドル２０がオペレータから離れて位置するというリスクなしで送風機チューブ１３の長いフレキシブルな部分１４を有することを可能にする。

図４には、送風機チューブ１３の横断面が描写されている。ハンドル２０の縦方向軸Ａは、送風機チューブ１３の曲がらない部分１５の横断面の幾何学上の中心を通って延びている真直ぐな線Ｌと実質的に平行である。もし、ハンドル２０が送風機チューブ１３の周辺の周りで動かされるならば、ハンドル２０の縦方向軸Ａは送風機チューブ１３における真直ぐな線Ｌにまだ平行である。

ハンドル２０は、曲がらない部分１５の周辺に近いオペレータの手のための表面２５を備えて送風機チューブ１３のサイドに配置されている。ハンドル２０の表面２５と送風機チューブ１３の周囲との間の距離は、可能な限り短く保たれているが、しかし、オペレータの指のために十分なスペースでなければならない。その距離は普通１５から６０ｍｍの間である。

オペレータの背中に保持される送風機の透視図を示している。 ハンドル及び送風機チューブの断面の透視図を示している。 図２におけるハンドル及び送風機チューブの断面の上面図を示している。 図２における送風機チューブ及びハンドルの横断面を示している。

Claims (11)

1. オペレータの背中で保持される送風機（１０）用ハンドル（２０）或いはハンドル群において、前記ハンドル（２０）或いはハンドル群は送風機（１０）から伸びている送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）に配置されており、ハンドル（２０）或いはハンドル群の縦方向軸（Ａ）は、送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の縦方向軸に対して直角な面で見たときに、送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の外周外側に配置されており、上記面におけるハンドル（２０）の縦方向軸（Ａ）の投影は、送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の横断面の幾何学的中心を通って伸びている真直ぐな線（Ｌ）に対して平行であることを特徴とするハンドル（２０）或いはハンドル群。
2. 送風機チューブ（１３）の曲がらない部分（１５）の横断面は円形であることを特徴とする請求項１に記載のハンドル（２０）。
3. ツールの通常の使用中における送風機チューブ（１３）の外側からオペレータの手が置かれるハンドル上の表面（２５）までの距離が１００mmを超えないように、ハンドル（２０）或いはハンドル群は配置されていることを特徴とする請求項１または２に記載のハンドル。
4. 前記距離は、１５〜６０mmの間であることを特徴とする請求項３に記載のハンドル。
5. ハンドル（２０）或いはハンドル群は、送風機チューブ（１３）の周りで移動可能であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１つに記載のハンドル。
6. チューブ（１３）に沿った軸方向におけるハンドル（２０）或いはハンドル群の位置は調整可能であることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１つに記載のハンドル。
7. 送風機チューブ（１３）は、一つのハンドル（２０）或いは二つのハンドルから構成されるハンドルバーが設けられていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１つに記載のハンドル。
8. カーブしたアーム（２１）が送風機チューブ（１３）にしっかりと固定されている位置よりもハンドル（２０）或いはハンドル群の位置がオペレータにより接近しているように、ハンドル（２０）或いはハンドル群はカーブしたアーム（２１）に配置されていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１つに記載のハンドル。
9. カーブしたアーム（２１）は、送風機チューブ（１３）を取り囲んでいるループ（２２）によって送風機チューブ（１３）にしっかりと固定されていることを特徴とする請求項８に記載のハンドル。
10. ループ（２２）は、ホイール（２３）によって稼動される螺子（２４）によって送風機チューブ（１３）にしっかりと固定されていることを特徴とする請求項９に記載のハンドル。
11. 送風機チューブ（１３）の縦方向軸に関するハンドル（２０）の縦方向軸（Ａ）の間の角度が変更されるように、螺子（２４）がリリースされるときにカーブしたアーム（２１）及びハンドル（２０）は回転可能であることを特徴とする請求項１０に記載のハンドル。

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