JP2006515607A - 泌尿器障害を治療するためのトルテロジン及び他の抗ムスカリン様作用剤の用量の減少 - Google Patents

泌尿器障害を治療するためのトルテロジン及び他の抗ムスカリン様作用剤の用量の減少 Download PDF

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Abstract

本発明は、泌尿器障害、例えば不安定又は過活動膀胱を治療する一方で、口渇、消化不良及び涙流減少の発生を最小限にするための方法、好ましくは経口方法に関する。本発明の方法は、哺乳類、好ましくはヒトに抗ムスカリン様作用剤、例えばトルテロジンの薬学的有効用量を必要なときに経口投与することを含み、これによって切迫及び/又は頻度の症状軽減が達成される。

Description

本発明は、哺乳類の泌尿器障害、例えば不安定又は過活動膀胱を治療する一方で、有害徴候及び副作用、例えば口渇、消化不良及び涙流減少の発生を最小限にするための経口方法に関する。これらの方法は、哺乳類にトルテロジン又は関連化合物の薬学的有効用量を必要なときに経口投与することを含み、これによって切迫及び/又は頻度の症状軽減が達成される。
成人人口の相当の部分(5〜10%)が尿失禁を患っており、そして特に、いわゆる急迫性尿失禁の罹病率は年をとるにつれて増加する。不安定又は過活動膀胱の症状は、急迫性尿失禁、切迫及び尿意頻度を含む。不安定又は過活動膀胱は、膀胱の筋層を形成する平滑筋繊維束(排尿筋)が膀胱の充満期中に制御されずに収縮することにより引き起こされると考えられる。これらの収縮はコリン作用性ムスカリン性受容体により主に制御され、そして不安定又は過活動膀胱の薬物治療はムスカリン性受容体拮抗剤に基づいている。
膀胱筋が不適切に収縮する理由は、多くの場合に明確でない。一部の人々にとって、それは、脳から膀胱に伝わる神経信号の問題のためである場合がある。手術又は妊娠は、軽度の神経損傷を引き起こす。この筋肉は、正常なものよりも頻回に、かつ不適切な時に圧搾又は収縮する。尿が膀胱を満たしたときに静止したままである代わりに、排尿筋は膀胱が尿で満たされつつある間に収縮する。これは、膀胱が満たされていないときでさえ、突然の、また時として抑えがたく緊迫した尿意をもよおさせる。
過活動膀胱は種々の泌尿器障害を包含し、これらの障害には、過活動排尿筋(排尿筋不安定、排尿筋過反射)及び神経性尿意促迫、並びに排尿筋過活動の症状、例えば急迫性尿失禁、切迫及び尿意頻度、及びLUTS(下部尿路症状、これらは閉塞性泌尿器症状、例えば遅い排尿、排尿が終わったときの尿滴下、排尿不能及び/又は許容される速度で排尿するための緊張の必要性、又は刺激症状、例えば頻度及び/又は切迫を含む)が包含される。また、尿意頻度、切迫及び/又は急迫性尿失禁をもたらす他の状態が含まれる。過活動膀胱は夜間多尿及び混合尿失禁をも包含する。過活動膀胱は排尿筋不安定にしばしば関連する一方で、膀胱機能の障害は、中枢神経系の神経障害(排尿筋過反射)のためである場合もあり、これらの障害には脊髄及び脳の病変、例えば多発性硬化症及び卒中が含まれる。過活動膀胱の症状はまた、例えば、男性の膀胱排尿障害(通常は前立腺肥大による)、間質性膀胱炎、巣状膀胱癌による局所浮腫及び刺激、骨盤への放射線療法による放射線性膀胱炎、及び膀胱炎に起因することもある。
特許請求した方法により治療できる特定の泌尿器障害は、頻度、切迫及び夜間多尿を包含する乾燥性過活動膀胱である。
抗ムスカリン様作用化合物は、泌尿器障害、例えば不安定又は過活動膀胱の治療のために開発されてきた。薬剤の選択は、以前はオキシブチニン(例えば、Ditropan(登録商標)として市販されている)であった。典型的には、持続放出性製剤の場合には1日当たり5〜15mg、又は即時放出性製剤の場合には1日当たり5〜30mgが患者に投与される。しかしながら、最近になって、改善されたムスカリン性受容体拮抗剤であるトルテロジン、すなわち、(R)−N,N−ジイソプロピル−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−3−フェニルプロパンアミンが、急迫性尿失禁、尿意切迫及び尿意頻度を包含する症状を有する不安定又は過活動膀胱を治療するために市販されるようになった。治療効果に著しく寄与するトルテロジン及びその主要な活性代謝物、すなわちトルテロジンの5−ヒドロキシメチル誘導体の両者は、特に口渇を引き起こす傾向に関して、オキシブチニンよりも副作用がかなり少ない。トルテロジンは、膀胱における効力がオキシブチニンと同等であるが、唾液腺のムスカリン性受容体に対するその親和性は、オキシブチニンの親和性の八分の一である;例えば、Nilvebrant L., et al.; European Journal of Pharmacology 327 (1997) 195-207 参照。ヒトにおけるトルテロジンの選択的効果は、Sthal, M. M. S., et al., Neurourology and Urodynamics 14 (1995) 647-65 及び Bryne, N., International Journal of Clinical Pharmacology and Therapeutics, Vol. 35, No. 7 (1995) 287-295 に記載されている。現在、トルテロジンは、多数の国で尿失禁の治療のためにDetrol(登録商標)の名称で販売されており、Pharmacia(今はPfizerの一部)により市場に出されている。
上記のように、トルテロジンの化学名は(R)−N,N−ジイソプロピル−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−3−フェニルプロパンアミンである。「関連化合物」という用語は、トルテロジンの主要な活性代謝物、すなわち(R)−N,N−ジイソプロピル−3−(2−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチルフェニル)−3−フェニルプロパンアミン;トルテロジンに対応する(S)−エナンチオマー、すなわち(S)−N,N−ジイソプロピル−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−3−フェニルプロパンアミン;(S)−エナンチオマーの5−ヒドロキシメチル代謝物、すなわち(S)−N,N−ジイソプロピル−3−(2−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチルフェニル)−3−フェニルプロパンアミン;並びにトルテロジンに対応するラセミ体、すなわち(R,S)−N,N−ジイソプロピル−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−3−フェニルプロパンアミン;及びこれらの化合物の製薬上許容される塩、並びにそのプロドラッグ形態を包含することを意味する(例えばWO99/58478参照)。具体的にはトルテロジンL−タルタレートが包含される。
別のトルテロジン関連化合物は、フェソテロジン、すなわち (2−[(1R)−3−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]−1−フェニルプロピル]−4−ヒドロキシメチルフェニル)イソブチレート、又は別名R−(+)−イソ酪酸2−(3−ジイソプロピルアミノ−1−フェニルプロピル)−4−ヒドロキシメチルフェニルエステルであり、これは欧州特許出願EP1077912に開示されている。
トルテロジン、その対応する(S)−エナンチオマー及びラセミ体、並びにその製造は、例えばUS−A−5,382,600(WO89/06644)に記載されている。トルテロジンの活性な(R)−5−ヒドロキシメチル代謝物(並びに(S)−5−ヒドロキシメチル代謝物)の記載については、US−A−5,559,269(WO94/11337)を参照することができ、これは尿失禁を治療する場合にこの化合物が有用であることも開示している。(S)−エナンチオマー、その非コリン作用性鎮痙活性、並びに泌尿器及び胃腸障害の治療における使用は、WO98/03067に記載されている。
「薬学的有効量」又は「薬学的有効用量」という用語は、本明細書で用いられるように、所望の治療方式により所望の治療効果又は応答を誘発する抗ムスカリン様作用化合物、例えばトルテロジン又は関連化合物の量を意味する。トルテロジン又は関連化合物の好ましい薬学的有効量又は用量は、尿意切迫及び/又は尿意頻度の症状緩和を達成する量である。
現在市販されているトルテロジンの投与形態は、即時放出のためのフィルムコート錠剤及び制御放出のためのカプセル又はフィルムコート錠剤である。即時放出性錠剤は、胃腸管での即時放出のためには1mg又は2mgのトルテロジンL−タルタレートを含む。毎日1回投与する経口制御放出性製剤のためのカプセル又はフィルムコート錠剤は、2mg又は4mg又は6mgのトルテロジン又は関連化合物の投与量を有する。推称される投与量は、長期使用のために通常は毎日2回2mgである。上記のように、副作用、例えば口渇は、オキシブチニンの場合よりも非常に少ないが、より高い投与量では特に、副作用が依然として存在する。
他の抗ムスカリン様作用剤は、例えば、オキシブチニン(J&J)、ダリフェナシン(EP388054; Novaritis)、ソリフェナシン(Y−905; Yamanouch; Fujii, T. et al (2000) Gen. Pharmacol. 35(2), 71-75; Ikeda, K. et al (2002) Naunyn-Schmiedeberg's Arch Pharmacol 366, 97-103)並びにその製薬上許容される塩及び誘導体を包含する。
さらに他の抗ムスカリン様作用剤は、例えば、WO03/087096、JP2003267977、WO03/087094、WO03/064417、WO03/064418、WO03/064419及びEP733621に見出すことができる。
本発明において、予想外にも、哺乳類に必要なときにトルテロジン又は関連化合物を低用量で投与することにより、トルテロジンの高用量に関連することのある口渇、消化不良及び涙流減少の発生を最小限にできることを見出した;好ましくは、二つの薬学的有効用量を、毎日8〜12時間以内の投与間隔以内で投与する。換言すれば、トルテロジン又は関連化合物を必要なときに低用量で投与することは、より少ない副作用を生じるが、切迫及び/又は頻度の症状緩和が達成されることを見出した。
消費者は、薬物療法の必要性が差し迫っている場合及び/又は患者が活動的ライフスタイルを有する場合には特に、代替投与方法を絶えず必要とする。従って、本発明の投与方法は、これら上記消費者を治療する際に特に有益であろう。さらに、患者のライフスタイルの観点から見て、本発明の方法はまた、長期投与、例えば、毎日2×2mgのトルテロジンの永続的投与を必要とする普通の以前に推奨された投与方法よりも便利であろう。
これら及び他の目的のために、本発明の課題は、上記泌尿器障害、例えば尿意切迫及び/又は頻度などから生じる症状の症状軽減をもたらす投与方法を提供することである。
また、本発明の課題は、投与の代替方法を伴い、そして活動的ライフスタイルに適合する、哺乳類の泌尿器障害の治療方法を提供することである。
従って、本発明の一つの実施形態は、泌尿器障害、例えば不安定又は過活動膀胱を有する哺乳類に必要なときに抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を経口投与し、これによって切迫及び頻度の症状軽減が達成される医薬品の製造における、抗ムスカリン様作用剤の使用である。好ましくは、抗ムスカリン様作用剤は、トルテロジン若しくは関連化合物又はその製薬上許容される塩であり、よりいっそう好ましくは、トルテロジンL−タルタレートである。本発明の別の好ましい実施形態において、抗ムスカリン様作用剤は、オキシブチニン、ダリフェナシン、ソリフェナシン、又はこれらの化合物の任意のものの製薬上許容される塩若しくは誘導体から選択される。
好ましくは、哺乳類はヒトである。
本発明の別の実施形態は、抗ムスカリン様作用剤、好ましくはトルテロジン若しくは関連化合物又はその製薬上許容される塩、最も好ましくはトルテロジンL−タルタレートの薬学的有効用量を、毎日2回8〜12時間の間隔で投与する、本発明に係る使用である。好ましくは、抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量は即時放出性錠剤又はカプセルとして投与される1mgであり、又は抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量は制御放出性錠剤又はカプセルとして投与される1mg又は2mgである。好ましくは、抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を、毎日2回、8時間、9時間、10時間、11時間又は12時間の間隔以内に投与する。本発明の別の実施形態において、抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量は、必要なときに又は1日1回、制御放出性錠剤又はカプセルとして投与される2mg又は4mgである。
従って、本発明の別の実施形態は、哺乳類に抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を必要なときに経口投与し、これによって切迫及び/又は頻度の症状軽減が達成されることを含む、哺乳類の泌尿器障害、例えば不安定又は過活動膀胱を治療する方法である。好ましくは、抗ムスカリン様作用剤は、トルテロジン若しくは関連化合物又はその製薬上許容される塩であり;よりいっそう好ましくは、トルテロジンL−タルタレートである。本発明の別の好ましい実施形態において、抗ムスカリン様作用剤は、オキシブチニン、ダリフェナシン、ソリフェナシン、又はこれらの化合物の任意のものの製薬上許容される塩若しくは誘導体である。
本方法の最も好ましい実施形態において、哺乳類はヒトである。
本発明に係る方法の一つの好ましい実施形態において、抗ムスカリン様作用剤、好ましくはトルテロジン又は関連化合物の二つの薬学的有効用量を、8〜12時間以内の投与間隔で投与する。
本方法の一つの好ましい実施形態において、抗ムスカリン様作用剤、好ましくはトルテロジン又は関連化合物の薬学的有効用量は、即時放出性錠剤又はカプセルとして投与される1mgである。
本方法の別の好ましい実施形態において、抗ムスカリン様作用剤、好ましくはトルテロジン又は関連化合物の薬学的有効用量は、制御(持続)放出性錠剤又はカプセルとして投与される1mg又は2mgである。
本方法の別の好ましい実施形態において、抗ムスカリン様作用剤、好ましくはトルテロジン又は関連化合物の薬学的有効用量は、制御(持続)放出性錠剤又はカプセルとして投与される2mg又は4mgである。
本方法の最も好ましい実施形態において、上記投与間隔は、8時間、9時間、10時間、11時間又は12時間以内である。
本発明のもう一つの態様は、哺乳類にトルテロジン又は関連化合物の薬学的有効用量を必要なときに経口投与し、これによって切迫及び/又は頻度の症状軽減が達成されることを含む、哺乳類の不安定又は過活動膀胱を治療する方法である。好ましい態様において、トルテロジン又は関連化合物の薬学的有効用量はトルテロジンL−タルタレートから選択される。
下記に本発明を一例としてのみ説明するが、決して本発明を限定しようとするものではない。以下の実施例に詳細に記載する方法に加えて、当業者により日常的に応用される方法が用いられる。
研究の目的は、任意抽出した二重盲検プラセボ対照試験において女性の尿意切迫及び頻度を治療する際の、トルテロジンタルタレート(Detrol(登録商標))錠2mg毎日の効力及び安全性を、プラセボに対して評価することである。患者は1mgのトルテロジンb.i.d.(1日2回)又はプラセボを受け、そして投与方式は8〜12時間毎に1錠の経口で毎日2錠を越えないことであった。治療期間は、5日間の治療前ベースライン相の後の10日間であった。131,500人の女性がこの研究に含まれ、トルテロジン又はプラセボ群の何れかに任意抽出された。全ての被験者は包括解析(ITT)及び安全性分析に対して資格を有した。1077人の任意抽出した被験者がパープロトコル分析(per-protocol analysis)に含まれた。
今行っている行動を中止し、かつ1日に少なくとも1回は直ちにトイレに行く必要がある(重症)、又は仕事を終えることはできるが、1日に少なくとも2回はすぐにトイレに行く必要がある(中程度)と定義して、尿意切迫を有する女性が含まれた。頻度は24時間当たり>7回の排尿と定義した。平均年齢は48歳であった。被験者の約83%が白人であった。二つの治療群は人口統計データに関して比較可能であった。
女性は日記を完成するよう求められ、日記には目覚めていた時間;それぞれの排尿の数及び切迫の重症度、及び1日を通じての失禁エピソードの数、並びに錠剤を服用した時刻を記録させた。女性は、5日間(ベースライン、治療前期間)の後に試験薬剤を用いて始めるよう指示された:8〜12時間毎に1錠、1日当たり2錠を超えない。
従って、この研究は、尿意切迫及び頻度を有する女性において、トルテロジン1mg毎日2回、8〜12時間毎の効力及び安全性を、プラセボと比較して評価するために定められた。主要効力評価項目は下記のとおりであった:
1. ベースライン期間に対して治療の5日後の、切迫症状の改善に関する被験者の認識、3点カテゴリー尺度(カイ二乗分析)を使用:
2. 治療の最初の5日間に対して5日のベースライン期間の、切迫エピソード(切迫採点スコアが少なくとも1)に関する切迫の毎日平均重症度の中央値。
5点カテゴリー尺度を用いて、それぞれの排尿時に経験した切迫の重症度を0(不快感なし)から4(非常に重症)の範囲で評価した。
副次的効力評価項目は下記のとおりであった:
1. 治療の最初の5日間に対して5日のベースライン期間の、被験者1人当たり1日当たりの切迫エピソードの平均数。
2. 治療の最初の1日に対して5日のベースライン期間の、切迫を伴う排尿エピソード(少なくとも1の採点スコア)に関する被験者1人当たりの平均切迫スコア(切迫の重症度)。
3. 治療の最初の5日間に対して5日のベースライン期間の、被験者1人当たり1日当たりの排尿の平均数。
ベースライン期間に対して治療の10日後の、症状又は切迫の改善に関する被験者の認識、3点カテゴリー尺度(カイ二乗分析)を使用。
排尿頻度を伴う突然の排尿衝動は多くの成人にとって問題である。切迫症状は最も問題である。従って、検討した主要な変数は、トルテロジン1mg b.i.d. で治療した被験者における切迫の改善に関する被験者の認識並びに切迫の重症度であった。加えて、排尿の頻度を検討した。なぜならば、これは、過活動膀胱症候群の治療のための薬剤の効力を評価するために一般的に用いられる標準的評価ツールだからである。
二つの集団を効力について分析した:包括解析(ITT)及びパープロトコル集団。前者は、処置のために任意抽出した全ての個体を含んでいた。後者は、資格、通院スケジュール、日記の完成及び治療スケジュールに関するプロトコルを行った個体からなっていた。試験薬剤を服用した全ての任意抽出被験者が、安全性分析に含まれた。有害事象の発生を全ての任意抽出被験者について集計した。
この研究から得られたデータを、記述統計学により、並びに効力及び安全性のための二つの治療群の適切なノンパラメトリック及びパラメトリック(ANOVA)比較により評価した。より具体的には、切迫症状の改善に関する被験者の認識を、コクラン−マンテル−ヘンツェル(CMH)検定を用いて分析して、中枢効果をコントロールした。別に述べない限り、ベースライン変数からの変化を、治療及び中枢効果を含むANOVAモデルにより分析した。治療×中枢 (treatment-by-center) 効果を、元のモデルに治療×中枢論理項を加えることにより評価した。治療×中枢相互作用が0.05のレベルで検出された場合には、この相互作用が評価されるだろう。相互作用の出所を一つ又は二つの異常中枢まで突き止めることができた場合には、これらの中枢を除いて追加の分析が行われるだろう。
結果
トルテロジン群は、三つの効力変数について、プラセボ群と比較して有意に高いベースライン重症度を有した:排尿スコアにおける切迫の毎日平均重症度の平均値(1.99対1.94、p=0.041)、切迫エピソードスコアに関する毎日平均重症度の平均値(2.10対2.06、p=0.046)、使用したパッドの毎日平均数(0.62対0.49、p=0.05)。これらの不均衡を説明するために、分析モデルにベースライン効果を含ませるための事後論理項 (post hoc) を決定した。
効力の結果:
5日目の切迫症状の改善に関する被験者の認識は、二つの主要効力変数の一つであった。トルテロジン群は、プラセボと比較して統計学的に有意に高い5日目の症状改善を報告した被験者のパーセンテージを有した。同様の結果が10日目に観察された。
全ての排尿に関する切迫の重症度:トルテロジン群は、1日目を含む全ての分析時点について、プラセボと比較して統計学的に有意に大幅に減少した切迫の重症度を有した。
切迫エピソードに関する切迫の重症度:トルテロジン群は、1日目を含む全ての分析時点について、プラセボと比較して統計学的に有意に大幅に減少した切迫エピソードに関する切迫の重症度を有した。当該の主要な時点(1〜5日目)について、ベースラインからの改善は、トルテロジン群では0.27及びプラセボ群では0.19であった。
排尿の数/日:トルテロジン群は、全ての分析時点について、プラセボと比較して統計学的に有意に大幅に減少した排尿の数を有した。例えば1〜5日目について、トルテロジン処理群ではベースラインからの1.59の減少が達成されたのに対し、プラセボ群ではベースラインからの1.26だけの減少が達成された(トルテロジンではN=660、プラセボではN=655)。
切迫エピソードの数/日:トルテロジン群は、全ての分析時点について、プラセボと比較して統計学的に有意に大幅に減少した切迫エピソードの数を有した。
要約すると、トルテロジン群は、プラセボと比較して統計学的に有意に:
・大きいパーセンテージの改善を経験した被験者;
・低い切迫重症度スコア;
・少ない1日当たりの切迫エピソードの数;
・少ない1日当たりの排尿の数
を有した。全体として、これらの結果は、トルテロジン1mg b.i.d. 毎日が急性治療による尿意切迫及び頻度の症状の治療に有効であることを実証している。重要なことには、認識された切迫感が治療の第1日後に有意に減少した。
安全性の結果:
トルテロジン群の71人(10.8%)の被験者及びプラセボ群の70人(10.7%)の被験者は、有害事象を報告した。これらのうち、トルテロジン群の32人(4.8%)の被験者及びプラセボ群の31人(4.7%)の被験者は、研究者による研究投薬に関すると考えられる有害事象を有した。
トルテロジン群の3人の被験者及びプラセボ群の1人の被験者は、深刻なAEを報告した。トルテロジン群の3人の被験者及びプラセボ群の4人の被験者は、AEのために研究を中止した。胃腸障害に関するAEが最も普通に報告された:37人(5.6%)のトルテロジン被験者及び32人(4.9%)のプラセボ被験者。神経系障害に関するAEが、その次に最も普通に報告された:トルテロジン群の20人(3.0%)の被験者及びプラセボ群の13人(2.0%)の被験者。
結論
この研究は、研究した集団において切迫感及び排尿頻度の重症度の減少に有効であることを実証している。さらに、プラセボ群と比較してトルテロジン群における有意に多くの被験者が彼女らの症状の改善を報告した。重要なことには、改善は治療の第1日までに見られ、そして治療期間を通じて持続した。
これは、尿意切迫及び/又は頻度を経験した女性が、急性使用によるトルテロジン治療の有益な効果を認めると期待できることを示唆している。これは重要である。なぜならば、これらの症状を経験する人々を、症状が煩わしいか又は煩わしいと予期される場合(例えば、トイレに容易に行くことができないか又はトイレに何度も行くことができない場合)に、必要に応じてだけ治療することを可能にするからである。治療の利益が急速に発現することは、「必要に応じて」(prn)に基づいて、すなわち症状を制御しようとする人の要望に基づいて、治療を行うことを可能にする。
他の抗ムスカリン様作用剤の評価
実施例1に記載したのと同様の研究を、他の抗ムスカリン様作用剤、例えばダリフェナシン、ソリフェナシン、フェソテロジン、又はこれらの化合物の任意のものの製薬上許容される塩若しくは誘導体を用いて行うことができる。当業者は、例えば標準的な長期臨床試験で得られた結果から、好適な薬学的有効用量を選択することができるだろう。

Claims (15)

  1. 不安定又は過活動膀胱を有する哺乳類に必要なときに抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を経口投与し、これによって切迫及び/又は頻度の症状軽減が達成される医薬品の製造における、抗ムスカリン様作用剤の使用。
  2. 抗ムスカリン様作用剤がトルテロジン及び関連化合物から選択される1種又はそれ以上の化合物である、請求項1に記載の使用。
  3. 化合物がトルテロジン又はその製薬上許容される塩である、請求項2に記載の使用。
  4. 抗ムスカリン様作用剤がオキシブチニン、ダリフェナシン、ソリフェナシン並びにその製薬上許容される塩及び誘導体から選択される、請求項1に記載の使用。
  5. 哺乳類がヒトである、請求項1〜4の何れかに記載の使用。
  6. 制御放出性錠剤又はカプセルとして投与される薬学的有効用量が2mg又は4mgの抗ムスカリン様作用剤である、請求項5に記載の使用。
  7. 抗ムスカリン様作用剤の二つの薬学的有効用量を毎日8〜12時間の間隔で投与する、請求項5に記載の使用。
  8. 即時放出性錠剤又はカプセルとして投与される薬学的有効用量が1mgの抗ムスカリン様作用剤である、請求項7に記載の使用。
  9. 制御放出性錠剤又はカプセルとして投与される薬学的有効用量が1mg又は2mgの抗ムスカリン様作用剤である、請求項7に記載の使用。
  10. 抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を8時間の間隔以内に服用させる、請求項1〜5又は請求項7〜9の何れかに記載の使用。
  11. 抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を9時間の間隔以内に服用させる、請求項1〜5又は請求項7〜9の何れかに記載の使用。
  12. 抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を10時間の間隔以内に服用させる、請求項1〜5又は請求項7〜9の何れかに記載の使用。
  13. 抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を11時間の間隔以内に服用させる、請求項1〜5又は請求項7〜9の何れかに記載の使用。
  14. 抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を12時間の間隔以内に服用させる、請求項1〜5又は請求項7〜9の何れかに記載の使用。
  15. 哺乳類に抗ムスカリン様作用剤の薬学的有効用量を必要なときに経口投与し、これによって切迫及び/又は頻度の症状軽減が達成されることを含む、哺乳類の不安定又は過活動膀胱を治療する方法。
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