JP2006515210A - 釣合いおもり付きゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

長さが102cmより短く、グリップ30を有するゴルフクラブ15が、グリップの境界内にゴルフクラブ全体の重心を位置付けるのに十分である質量の重い釣合いおもり32を含む。釣合いおもり32は、グリップ30の境界内に重心を配置するという目的を達成するために、その内部を貫通する孔36を有する細長い部材であることができ、釣合いおもりは、ゴルフクラブの標準の直径のシャフトより実質的に大きい断面を有しなければならない。グリップ30は、釣合いおもり32より実質的に軽い材料から製作される下側支持体セクション34を含むことができる。好ましい実施形態では、グリップ30は、楕円の長軸が、クラブヘッド20のフェースに対して垂直である楕円形断面を有する。

Description

本出願は、現在は米国特許第6,506,128B1号である米国特許出願第09/420,128号の一部継続出願である、米国特許出願第10/341,542号に基づき優先権を主張するものである。
本発明は、スポーツ用品の分野に関し、詳しくはゴルフの分野に関する。
設計は、伝統によって推進されることがあまりにもしばしばであり、ゴルフは、古いスポーツである。およそ500年前、ゴルフが考案されたとき、単なる棒が、最先端のものであった。今日特徴付けられ、すべての実用目的には500年間も変化せずにいる、通常のゴルフクラブのシャフトのハンドルエンドの最大直径は、約半インチ(1.25cm)である。このような小さい直径は、フルスイングするクラブには必要である場合がある。というのは、左右の手の働きが異なるからである、すなわち下側の手のフィンガーグリップでは、インパクト時の近くでクラブを返さなければならないし、一方上側の手では、手のひらのヒールパッドの下でクラブの釣り合いを取るからである。しかし、両手は、パッティングのストロークでは、同様の働きをするので、この小さい直径のグリップは、必要でない。
実際、フルスイングおよびパッティングのストロークは、まったく異なる。フルスイングでは、ゴルファーの足部、脚部、腰部、および肩が、運動しており、胴体でスイングを支配する。これとは反対に、好ましいパッティングのストローク中は、クラブでストロークを支配する。胴体は、ほとんど動かず静止のままであり、腕がクラブの延長部分として働き、単一の振り子となる。フルスイング時、クラブは、100マイル/時(161km/時)またはそれより速い速度でスイングされることがあり、最近グラファイトおよびチタニウムなど軽量材料に注目を集めている。これらのクラブに比べて、パターは、ほとんど動かずにその働きを行い、軽量設計が、そのように第1に重要視されることは、誤りである。要するに、パターは、他の13本のフルスイングするクラブとまったく異なる働きを行うが、パターの設計、特にそのグリップの設計は、いろいろな意味で同じである。
制御および正確さが、ゴルフ競技の他のどんな側面におけるよりも、パッティングにおいてはおそらくより重要である。フェアウェイ中の多分何百ヤード向こうのかなり広い領域、またはグリーンで画定されたややより狭い領域でさえ、もうゴルファーの目標ではない。それどころか、目標は、ゴルファーが、ボールを転がして入れなければならない、小さなカップである。ゴルファーは、パットを沈めるために、グリーン表面の輪郭および感触をともに考慮に入れながら、正確な速度で正確なラインに沿ってボールを打たなければならない。残念ながら、通常の従来技術のパターの場合、パッティングのストローク中、様々ないくつかの方向でパターに作用する力が、多くある。したがって、これらの力を打ち消して、関与する様々な力すべての大きさおよび方向を加算したものが、パターによって加えられる、ちょうど正しい方向のちょうど正しい量の力になるようにすることが、ゴルファーの仕事である。これは、やさしい仕事ではない。しかし、この仕事は、不完全なパッティングのストロークの作用を最小にし、必要な力および方向でボールを打つために、ゴルファーが打ち消さなければならない調和していない力の数を減少することによって、簡単化することができる。
不完全なパッティングのストロークは、クラブヘッド(またはブレード)で中心を外して打つことになることがあり、それによってパターが、ゴルファーの手の中でねじられて、最も重要なラインを外すことになる恐れがある。このねじれに対するクラブの抵抗力が、クラブの慣性モーメントの関数である。より具体的に言うと、ゴルフクラブの慣性モーメントは、クラブヘッドの打撃中心(またはスイートスポット)から外してゴルフボールを打ったとき、そのシャフトにより画定される軸まわりの回転に対するクラブの抵抗力に影響を及ぼす。ゴルフクラブ、特にパターの慣性モーメントの大きさを増大することが、望ましいゴルフクラブの設計目標である。この目標は、認識されている。というのは、最近の調査によれば、クラブヘッドのヒール−トウに重み付けて、クラブの慣性モーメントを増加することを組み込んだ設計が、今日市場のパターの約80%を占めているからである。これらの設計の多くでは、高度で複雑なヒール−トウまたは周辺の重み付けシステム、およびタングステンまたは特殊合金など極めて重い珍しい材料が、使用される。それによっていくらか慣性モーメントが増加されているが、一桁のオーダーまたはそれより大きく慣性モーメントを増加することが、最も望ましいはずである。
他の重要な設計パラメータは、パターをゴルフボールの後ろで構え、パッティングのストローク中に動かしているとき、ゴルファーの手中におけるパターの感覚およびバランスに影響するパラメータであり、それは、ブレードだけの重心とは違い、パター全体の重心の位置である。従来技術の設計では、クラブ中の様々な場所に重みを加えて、重心の位置を変えていた。通常の設計では、ゴルフクラブ全体の重量に比べて比較的少ない量のおもりを、クラブのハンドルエンドでクラブシャフト内に加える。加えたおもりによって、重心は、クラブシャフトの上方にクラブのハンドルエンドに向けてわずかに持ち上げられるが、本発明者の知識によれば、標準直径のクラブシャフトの内部だけにおもりを加える設計では、クラブの長さを従来通りに維持しながら、ゴルファーが握るクラブの領域中に実際にパターの重心を位置付けるまで、パターの重心を移動させることができない。
したがって、通常の従来技術のパター中のクラブ全体の重心は、一般にシャフト中の、グリップの下側末端部より下15cmまたはそれより下と、ヘッドの上数cmとの間のどこかに位置する。ゴルファーがクラブを握ったとき、手が枢軸になる。というのは、クラブの重心が、手からいくらか間隔があり、シャフトがトルクアームとして働くからである。そのようにして、クラブ自体は、クラブの質量(重心を介して向けられる)とこのトルクアームの長さの積である、トルクまたは引っ張りを手の上に生じる。その結果、クラブは、「ボトムヘビー」であると感じる。比較的軽量の通常のクラブヘッド(約225g)は、スイングの機能への小さな入力のように見えるはずである。しかし、従来技術のパターでは、クラブヘッドは、クラブ全体の重量の少なくとも半分を占め、クラブヘッドの重量は、グリップから重心までの長いレバーアームによって乗算される。したがって、クラブヘッドの重量は、スイング中、大きく制御が困難な出力を生じる。さらに、ゴルファーの手それぞれは、クラブの重心から間隔が違うので、ゴルファーは、それぞれの手で異なる力を加えて、クラブの姿勢を維持しなければならない。さらに事態を悪化させるのは、通常のパターがボトムヘビーであることによって、ストローク中、ゴルファーの手の上にトルクを生じる。このトルクは、垂直方向からのクラブの角度の関数であり、クラブが、パッティングのストローク中に動くので、トルクは絶えず変化している。したがって、ゴルファーが、多分強いゴルフ競技のプレッシャの下で、それぞれの手に異なって加えられるこの絶えず変化する力をバランスさせようと試みるとき、アベレージゴルファーの不安定さと変動を、平衡に加えなければならない。
ボトムヘビーの設計に関するこれらの問題は、平衡の観点から説明することができる。物体は、それに作用する力の和がゼロのとき、平衡状態である。さらに、物体は、不安定平衡または中立平衡の状態にあることができる。物体が、不安定平衡状態のとき、その平衡位置から離れるどんな変位も、物体が、平衡状態から一層離れる結果を引き起こすことになる。ゴルファーがパターを握る物理系では、支点が、ハンドル上のゴルファーの手のところにある垂直の枢軸であるとした場合、通常の従来技術のパターは、不安定平衡である。したがって、固有の難題を上記で述べた。
他方では、物体が、中立平衡にあるとき、第1の平衡位置から離れるどんな変位も、物体が、その新しい位置で平衡状態になる結果となる。言い換えると、中立平衡では、物体を第1の位置から第2の位置に移動したとき、物体は、第2の位置に留まることになる。中立平衡状態のゴルフのパターは、ゴルファーにとって有利なはずである。というのは、それは、そうでなければゴルファーが打ち消さなければならない多くの変化する力を、最小にする、または多分なくすことさえするはずだからである。
その不安定性および比較的小さな慣性モーメントに加え、通常の従来技術のパターの直径が小さいグリップのため、パッティングのストロークの制御は、小さくてびくびくする手および前腕の筋肉に任せることになる。小さな直径のグリップのため、パッティングに好ましいパームグリップではなく、フィンガーグリップが、より一層助長され、それによってゴルファーが、指でクラブを握りしめ、小さな指の筋肉に強く力を入れることになる恐れがある。この小さなグリップによって、昔ながらの設計によるボトムヘビーであることとともに、ゴルファーがパッティングのストロークの開始前にボールにアドレスしたときでさえ、ゴルファーは、より小さいびくびくする信頼できない、手首および前腕の筋肉によって力を加え、上記で述べた調和しない力を打ち消すように、求められる。
大部分の従来技術のパターのボトムヘビー設計によって引き起こされる他の問題は、パターをスイングバックしたとき、ハンドルエンドが、クラブヘッドに先行して動きがちであることである。通常のパターの線形で剛体の特性、およびそのクラブヘッドの方に向かう重量の集中が、与えられた場合、そのより軽い末端部(ハンドルエンド)によってパターを引いたとき、クラブヘッドの慣性がより大きいので、パターをその静止位置から動かすためにより大きい力が必要になり、したがってハンドルが先に動く傾向を生じる。この一様でない動きによって、シャフトから上に腕を通り肩までが形作る架空のラインが、スイング中、手のところで壊されて、無秩序な二重振り子を生じる。問題は、振り子のおもりがパターのヘッドであることによって、悪化する。この二重振り子の作用は、肩のところだけで枢動し、手首をロックしたままに保ち、したがって簡単な単一の振り子の振れを模擬する、通常パターをスイングする好ましい方法に鑑みると、望ましくない。
さらに、大部分の従来技術のグリップ設計による通常の円形断面は、手の構え方においてゴルファーの助けにはならない。円形グリップの感覚は、どのように握ろうとも同じであり、ゴルファーは、適切にクラブを握りその位置を合わせるために、視覚による手がかりに頼らなくてはならない。
人間工学は、マンマシン関係として定義することができる。簡単に言うと、前述の従来のパター設計の特性は、それぞれクラブの人間工学全体を損なっている。より人間工学的な設計が必要である。
最後に、多くの商業的に成功しているパターは、複雑で高度なヒール−トウまたは周辺部に重み付けるシステムを有し、珍しい材料を使用する。エラストマー、タングステンまたは特殊合金などこれらの珍しい材料、ならびにこれらの材料の開発に関与する材料科学研究のため、パターが、高価になっている。さらに、複雑な設計によって、特殊な製造工程が必要になることがあり、コストをさらに一層引き上げている。
したがって、高慣性モーメントを有し、ボトムヘビーの感覚を有さず、パッティングのストローク中全体にわたりその平衡状態を維持し、小さなびくびくする、手および前腕の筋肉を主に使用せず、手の構え方が適切になるように助けるグリップ形状を有し、クラブの人間工学全体を向上させ、製造には簡単で高価でない、ゴルフのパターが、必要である。
本発明は、高慣性モーメントを有し、そのグリップ中にその重心を有し、人間工学全体を向上させ、パッティングのストローク中全体にわたりその平衡状態を維持し、大きくて安定した肩と背中の筋肉を主に使用し、手の構え方が適切になるように助けるグリップ形状を有し、クラブの製造には簡単で高価でない、ゴルフクラブを提供することによって、これらの必要性を満たすものである。本発明によるクラブは、下側のヘッドエンドおよび上側のハンドルエンドを有したシャフトと、ヘッドエンドに取り付けられたクラブヘッドと、ハンドルエンドに取り付けられ、かつ重い釣合いおもりを含むグリップとを含む。釣合いおもりの質量は、クラブを握りスイングするとき、クラブの重心を、実際にグリップの境界内に、したがってゴルファーの手の中に位置付けるのに十分である。グリップは、2つの別個のセクション、すなわち鉛などある重い材料から製作される上側の部分と、上側の部分と実質的に同じ断面であるが、硬化ポリマーまたはエラストマー(たとえば、ポリウレタン)などより密度が低くてより軽い材料から製作される下側の部分とを含むことができる。この設計のため、グリップの上側および下側の部分のサイズを相対的に変化させることによって、クラブの重心を正確に位置付けすることが可能になる。グリップ断面の形状は、円形、楕円形、三角形、丸い縁を有した三角形、六角形、八角形、または他のどんな多角形、あるいは個々のプレーヤーが望む他の形状とすることができる。グリップは、一様な楕円形の断面を有し、その楕円の長軸がクラブヘッドのフェースに垂直に方向付けられた、グリップであることが好ましい。
本発明の目的および利点は、ゴルファーの正確さを向上させ、したがってゴルフのスコアをよくするゴルフクラブを提供することである。
本発明の他の目的および利点は、ゴルファーがクラブをスイングするとき、ゴルフクラブ全体の重心を、グリップ内に、したがってゴルファーが握る手の中に位置付けることである。
本発明の他の目的および利点は、ゴルフクラブのシャフトが画定する軸のまわりのゴルフクラブの慣性モーメントを実質的に増加し、したがってクラブフェースの中心から外れたところでゴルフボールを打った場合、クラブがねじれる傾向を最小にし、意図しない外部の力から、ストロークが影響を受けないようにすることである。
本発明の他の目的および利点は、クラブフェース上のスイートスポットを実際に拡大することである。
本発明の他の目的および利点は、中立平衡の状態を維持し、したがってアドレス時にゴルフクラブのボトムヘビーの感覚をなくし、それによってゴルファーがボールにアドレスしたとき、クラブヘッドは、うわべ上重量がないと感じさせる、ゴルフクラブを提供することである。
本発明の他の目的および利点は、ゴルファーの両手によるパームグリップを助長し、ゴルファーがきつくクラブを握りしめる傾向を減少させ、それによって軽い圧力の握りをもたらす、人間工学的に向上したグリップ面を提供することである。
本発明の他の目的および利点は、クラブヘッドの方向に対して一致して最適にグリップ上で容易に手を構えさせ、したがっていずれの時でも狙った目標ラインに沿ってゴルフボールをより容易に打つことができるようにすることである。
本発明の他の目的および利点は、アドレス時およびパッティングのストローク中、大きくて信頼できる上腕、背中、および肩の筋肉により一層頼るように助け、クラブを支持し誘導する際、小さくてびくびくする両手および前腕の筋肉の使用を最小にすることである。
本発明の他の目的および利点は、手首をロックさせて、パッティングのストローク中、手首の動きを最小にさせ、単純で好ましい単一の振り子ストロークを助長することである。
本発明の他の目的および利点は、パッティングのストローク中、手のひら−ひじ−肩の姿勢を方向付け、かつ位置合わせする助けをするように、動的特性が向上した、ゴルフクラブを提供することである。
本発明の他の目的および利点は、パッティングのストローク中、ゴルファーが、握ったそれぞれの手によって、等しく力を加えることを可能にし、したがってパットの動的な性質を簡単化することである。
本発明の他の目的および利点は、インパクトから生じてゴルファーの手に伝わる振動を緩衝することである。
本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、以下の記述、特許請求の範囲および添付図面について、よりよく理解されるであろう。
図1に示すように、ゴルフクラブ15は、シャフト10と、ヘッド20と、グリップ(またはハンドル)30とを含む。ヘッド20は、シャフト10のヘッドエンドとして呼ばれるシャフト10の下側末端部に取り付けられる。同様に、グリップ30は、シャフト10のハンドルエンドとして呼ばれるシャフト10の上側末端部に取り付けられる。
シャフト10は、標準のゴルフクラブのシャフトとすることができ、スチール、グラファイトまたは他の材料から作ることができる。シャフトは、標準の長さおよび重量のものである。ヘッド20は、ゴルファーが望む、どんなタイプのゴルフクラブのヘッドまたはブレードとすることができる。クラブヘッドの個々の形状または設計に関係なく、ほとんどすべてのクラブヘッドは、フェースと呼ばれる、ゴルフボールを打つことになる、細長い実質的に平らな表面25を含む。非常に多くのヘッドの設計が、現在製造中であり当業者によく知られている。シャフト10をヘッド20に取り付ける方法は、どのようなものでも受け入れられる。それらの方法は、エポキシまたは他のある接着性材料などを使用する粘着による手段、ネジ切り、止めネジ、すえ込み、溶接、ロウ付け、ハンダ付け、または簡単な摩擦はめ込みなどの機械的手段、あるいは機械的および粘着による手段の組み合わせを含む。同様に、シャフトをヘッド上に取り付ける位置は、決定的でない。シャフトは、クラブヘッドのヒールまたはその中心により向かって取り付けることができ、ヘッドは、所望のように、シャフトから片寄って、またはシャフトと一直線になることができる。本発明に特に重要であるヘッドの唯一のパラメータは、その重量であり、重量は、以下でさらに議論するように、グリップ中に使用する釣合いおもりの質量に影響を及ぼす限りにおいてだけ、重要である。
本発明の中心をなすものは、大きく重い釣合いおもりを付けられたグリップ30である。グリップは、釣合いおもり32と、下側の支持体34とを含む。釣合いおもり32は、鉛、あるいは鉄、スチール、タングステン、または花崗岩など他のある適切で重い材料から製作される細長い部材とすることができ、下側の支持体34は、粘弾性材料(たとえば、ソルボセイン(sorbothane))、独立気泡または開放気泡フォーム、硬化ポリマー、またはエラストマー(たとえば、ポリウレタン)(以下、ポリマーと呼ぶ)など、より重くない材料から製作され、支持体34は、軽量であるが、それにもかかわらず、ゴルファーの握る手を支える表面になる。釣合いおもり32および下側支持体34の断面は、円形、楕円形、丸められた三角形、他の様々な多角形の形状を含め、ゴルファーの望むどんな形状のものとすることもでき、それは、非対称としてもよい。釣合いおもりおよび下側支持体は、互いに異なる断面のものとしてもよい。図2に示すように、好ましい本発明の実施形態は、楕円形の断面を有し、その楕円の長軸がヘッド20のフェースに対して垂直であるグリップを含む。また図2に示すように、釣合いおもり32および下側支持体34は、直径がハンドルエンドのところでシャフト10の外径と一致する、孔36を有する。(いくつかのゴルフシャフトは、テーパが付けられており、その場合、孔36は、同様にテーパを付けられるはずであり、他のゴルフシャフトは、一様の断面のものとすることができ、その場合、孔36は、同様に一様である)。好ましい実施形態では、孔36は、グリップの縦方向の中心軸を貫通する。しかし、孔は、個々のゴルファーの好み、またはクラブの所望の感覚に応じて、中心軸を通る必要がない。下側支持体は、釣合いおもりから離間されることができる。
好ましい実施形態では、シャフト10は、釣合いおもり32および下側支持体34中の孔36を貫通して、そこへ固定して取り付けられる。どのような機械的または粘着による手段あるいはその組み合わせも、取り付けに適切である。その手段は、以下で議論するように、ネジ切り、止めネジ、溶接、簡単な摩擦はめ込み、エポキシ、グルー、または粘着性の他の材料を含む。シャフト10の上部は、釣合いおもり32の上側末端部において、孔36の末端部と同一平面に位置付ける、または孔36の末端部から凹ませることができる。ゴルファーが、望みのままに、釣合いおもりを置き換えることによって、クラブの重み付けを調節できる、またはグリップの形状を変えることができるために、止めネジまたはねじ切りなどによってシャフト10を取り外すことができるように、シャフト10をグリップ30に取り付けることを好むゴルファーが、何人かあり得る。取り外し可能な釣合いおもりは、容易に調節することができず、調節可能な部品がすべてしっかりと固定され、ラウンド中にそれらが緩む尤度が合理的になく、調節するための構成がすべてゴルフルールに一致するかぎり、ゴルフルールでは許される。本発明によるパターは、たとえば調節が容易でなく、ラウンド中に緩みそうにないように、六角頭のネジを窪ませて使用して、グリップの位置を固定することによって、これらのルールに従うように設計することができる。
本発明によって組み立てられたパターは、今日いくらかのゴルファーが使用しているのが見られる「ロング」パターとは違い、従来の長さのパターになるように企図される。従来の長さのパターでは、ゴルファーは、ボールにアドレスするとき、通常クラブの上に立つが、ロングパターでは、ゴルファーは、ボールにアドレスするとき、パターを前の方に保持することになる。Roger Maltby著「ゴルフクラブの設計、フィッティング、変更、および修理;原理および手順(Golf Club Design,Fitting,Alteration,and Repair:The Principles and Procedures)」(第4版)によれば、従来の長さのパターは、長さが、主に33インチから36インチ(約83cmから92cm)であり、平均の男性用パターは、34インチから35インチ(約86cmから89cm)であり、平均の女性用パターは、33インチから34インチ(約83cmから86cm)である。これとは違い、通常のロングパターは、48インチ(約122cm)であるが、中にはさらに長いものもある。したがって、本発明の目的のため、従来の長さのパターは、ゴルファーが、ボールにアドレス時、そのパターの上に立つタイプとして規定され、通常30インチ(または約76cm)より短くなく、40インチ(約102cm)より長くない(極端に背が低いまたは高いゴルファーには例外があり得るが)。従来の長さのパター(ちょうど上記で定義したような)について、典型的なグリップは、通常クラブの長さの約1/4から1/3の長さである。本発明によるパターは、要求される重み付け、使用される材料、および個々のゴルファーの好みに応じて、グリップ30の長さが、通常7インチから15インチ(約17cmから38cm)の範囲である。
本発明のグリップ30の新規な特徴は、従来技術による典型的なグリップに比べて、その極端な重量および大きな断面積と、クラブの重心位置、慣性モーメント、および人間工学全体へのそれらの特徴による効果とを含む。グリップの重量は、機能的な面から最もうまく説明される。釣合いおもり32は、クラブ全体の重心をグリップの境界内に含めさせるのに、十分な質量のものでなければならない。さらに明確にすると、従来の長さのパターでは、ゴルファーは、両手を近づけるまたは互いに接触させて、シャフトの上部とシャフトの上部から下に約12インチ(約31cm)のところとの間でクラブをグリップする。したがって、シャフト/下側の手の境界と上側の手/シャフトの境界との間のシャフトの領域が、本発明によるパターの重心に関するこの特別の位置になる。十分な重量が存在して、グリップする手が釣り合った支点にされたとき、クラブの静的および動的特性の、はなはだしい変化が起きる。クラブヘッドの質量にシャフトの長いレバーアームまたはトルクアームを掛けたものは、平衡を達成するために、グリップによって形成される重いが短い作用力と、バランスが取れなければならない。重心は、ゴルファーがグリップ30でクラブを握るとき、ゴルファーの両手の間に位置すべきである。これとは違い、シャフトのハンドルエンドに加えたおもりは、グリップ領域中に重心を移動するには十分でない量であり、クラブの静的および動的特性をそんなに向上させない。それは、単にクラブをより重くするだけである。
図4Aおよび図4Bに、従来技術の典型的なパターの重心位置を示す。図4Aに、おもりが、余分にシャフトのハンドルエンドに追加されていない、従来技術のパター51中の重心位置を示す。その図に示すように、そのクラブ中の重心は、クラブのヘッドエンドに向かった位置52に位置する。図4Bに示すパター53など従来技術の他の設計では、少ない量のおもり(本発明によって加えるおもりの量と比較して)が、クラブのハンドルエンドに加えられ、重心が、位置52からシャフトの中心に向かい移動して、位置54に位置する。図5に示すように、本発明によるパター15の重心は、シャフトのハンドルエンドに向かって、実際グリップ自体の境界内に入り、位置50に位置付けられる。
シャフトのハンドルエンドに向けてそれほど上までクラブの重心を移動させるために、釣合いおもり32は、クラブの総質量の大部分を占めなければならない。個々のゴルファーの好み、ヘッドの重量、ならびにシャフトの重量および長さに応じて、釣合いおもりは、1/2ポンドから10ポンド(約0.227kgから4.54kg)の重さまでの範囲になり得るはずである。最適釣合いおもりは、3ポンドから6ポンド(1.36kgから2.72kg)の範囲である。これとは違い、大部分の従来技術のパターは、Maltbyの「ゴルフクラブ設計(Golf Club Design)」によれば、総重量が、15オンスから18オンス(425gから510g)である。本発明が必要とする質量を達成するために、グリップは、シャフトの直径と比較して大きな直径である必要がある。標準のシャフトの内部中にだけおもりを加えることによって、または従来のグリップの断面内におもりを加えることによって(通常1/2インチ(約1.25cm)より大きくない)、クラブを十分重くすることは、簡単には可能でない。ゴルフルールの下で許容されるグリップの最大直径は、1.75インチ(4.45cm)である。図3Aに示すように、本発明の好ましい実施形態では、楕円状に形作られたグリップ30は、長軸40の長さが、1.75インチ(4.45cm)であり、短軸42の長さが、約1インチ(2.54cm)である。(もちろん、本発明によるパターは、そう望む場合、ゴルフルールに基づかずに設計することができる)。グリップの直径を大きくすると、以下でより詳細に論議するように、ゴルファーの手のひらのフィッティングおよび感覚がよりよくなり、クラブの慣性モーメントが増加することを含め、利点がいくつかある。より軽い材料から製作される下側支持体34を使用すると、グリップの境界内に重心を配置するために、ハンドルエンドに向かってクラブの質量を適切に集中させることを容易にする。釣合いおもり32の長さに対する下側支持体34の長さの比は、変化させて(したがってグリップ30の総質量を変えて)、所望のように重心を正確な位置に配置することができる。他の実施形態では、クラブのハンドルエンドにおける同様の重量の分配が、釣合いおもり32の上部末端部における断面をその底部末端部より大きくするように、釣合いおもり32にテーパを付けることによって達成することができ、その場合釣合いおもりの直径がより小さい下側末端部は、下側支持体として働き、その実施形態では、密度がより低い材料の別の下側支持体が、必要がなくなる。
クラブヘッドの重量、クラブシャフトの重量および長さ、ならびにグリップ内の重心の所望の配置に基づき、釣合いおもり32の質量および長さ、ならびに下側支持体34の質量および長さを決定することは、簡単な実験による決定である。好ましい実施形態では、釣合いおもり32は、重量が、4ポンド7オンス(約2kg)であり、断面が、一様な楕円形であり、その長軸の長さが、1.75インチ(4.45cm)であり、短軸の長さが、1インチ(2.54cm)であり、釣合いおもり32の長さは、7.5インチ(19cm)である。軽量の下側支持体32は、重量が4オンス(約113グラム)であり、長さが4インチ(約10cm)であり、釣合いおもりと同じ断面である。クラブヘッドは、重量が、8.2オンス(232.4g)であり、クラブの全長は、36.5インチ(92.7cm)である。
湾曲したまたはねじれた下側支持体を使用して、より重い釣合いおもり付きグリップに対する人間工学的な手の構えを可能にすることができる。グリップを人間工学的に形作るための様々な形状および設計、ならびに手の構え方を教唆するように設計されたグリップは、当技術で教示されている。上記に述べたように、グリップは、形状を非対称とすることもできる。
グリップは、個々のゴルファーが望む通りに、薄いゴム引きのテープまたは他の被覆を巻き付けることができる。そのような被覆によって、グリップの感触および感覚を向上させることができる。あるいは、ある剛体材料から製作され、釣合いおもり32の外側に接触している外被を使用することができる。そのような外被は、釣合いおもりの下側末端部を越えて延在し、下側支持体34として働くことができ、ポリマーの下側支持体が必要でなくなる。あるいは、釣合いおもり材料自体の外側周辺部が、下に延びて、薄い筒状の中空の下側支持体34を形成することができる。どちらの場合も、中空の下側支持体は、下側末端部がゴルフシャフトと接触して閉じてもよいし、そうでなくてもよい。他の実施形態では、下側支持体は、本明細書で述べているように下側支持体を配置するところで、むき出しのシャフトにビルドアップテープを巻き付けて、この領域の直径を大きくし、それによって下側支持体を形成することができる。言い換えると、釣合いおもりの周辺部の外側と一致するまで、半径方向にシャフトを拡大することができる。次いで、2つの領域は、本明細書で議論するどのようなグリップ被覆材料ででも被覆されることができる。
グリップに関する被覆を作るために、様々な材料および方法を使用することができる。従来の材料から製作される、本明細書で開示されるグリップにフィットするように拡大された被覆は、現在正規のシャフトの上にそのような被覆を配置するのと同じように、釣合いおもりおよび下側支持体の上にその被覆を配置することができる。あるいは、本明細書で開示されるグリップは、樹脂またはポリマーなどの液体材料中に漬けられることができ、次にそれを硬化処理して、グリップの被覆表面になる層を形成することができる。シート材料をグリップの外部に貼り付けて、従来の手段によって適切な場所に固定することができる。
本発明の代替実施形態は、本明細書で述べているように、釣合いおもり付きグリップだけを含み、そのグリップは、既存のパターを改造し取り付けられる。そのような釣合いおもり付きグリップは、大量生産されたパターのグリップ内に重心を配置するように設計でき、アフターサービス市場の強化用として販売されることができる。たとえば、多分下側支持体を含む特定のサイズおよび重量の釣合いおもり付きグリップは、特定のメーカ製のモデルのパターに適合するように設計されることができる。釣合いおもり付きグリップは、本明細書でより詳細に述べるように、既製のパターのシャフトにそれを取り付ける手段を有することができる。キットには、以下で述べるように、適切な接着材料または硬化性材料を含めることができる。そのような材料、および以下に述べる取り付け方法を使用して、1個の拡大した内部の孔36を有した釣合いおもりは、広範囲なメーカの様々な直径および形状を有するシャフトに、適合することができる。本明細書で述べる下側支持体の実施形態いずれも、釣合いおもりとともにまたは釣合いおもりとは別々に販売されることができ、したがってゴルファーが、好みに最も合った下側支持体を選択することができる。あるいは、釣合いおもりおよび下側支持体は、上記で述べたように、一体のユニットとすることができる。
本発明の製造は、簡単で安価である。基本の実施形態では、それは、単に5インチから10インチ(12.7cmから25.4cm)の鉛の円筒であり、その直径が、約1インチから1.75インチ(2.54cmから4.45cm)で、孔が、その中心を貫通している。そのような装置は、わずかなコストで、既存の技術およびプロセスによって製造されることができる。さらに、釣合いおもりが、パッティングのストロークに影響を及ぼすため、以下で述べるように、精巧なまたは高価な材料を使用する複雑なヘッド設計が、必要でなくなり、クラブ全体のコストが下がる。
釣合いおもり付きグリップをゴルフクラブに取り付ける、機械的または粘着による上記で述べた方法に加え、本発明を使用するゴルフクラブは、他の方法で組み立てられることができる。一方法では、釣合いおもりの下側末端部(したがってその孔36)を外側に向けて、釣合いおもりを表面に置く。クラブシャフトを孔の中に導き挿し込んで、適切な場所で保持する。次に、シャフトの外側表面と孔36の内側表面との間のギャップをすべて充填するために、硬化性接着剤または充填材料(当技術で知られている樹脂または適切な他のポリマーなど)を孔36中に注入する。このようにクラブを組み立てる一方法は、重力を利用してシャフトを位置合わせする。具体的には、釣合いおもりを平らな水平の表面上に置き、そのヘッドエンドからシャフトを垂直に吊るす。釣合いおもりの孔を通してシャフトのハンドルエンドを垂直に下に降ろし、重力を利用して下げ振りを位置合わせする。次に、前述したように、適切な材料を孔36中に注入する。
結合された下側支持体と外側被覆は、型を使用することによって製作されることができる。本明細書で述べた方法のいずれかによって、適切な釣合いおもりをシャフトに取り付ける。型に、グリップの所望の長さだけ延びた内部空隙を設ける。型の内部空隙の形状は、グリップの外側表面と一致するが、グリップよりわずかに大きく形作られる。釣合いおもりおよびシャフトのアセンブリは、型の中に入れる。型と釣合いおもりおよびシャフトのアセンブリとの間の空間は、樹脂、エポキシ、適切なポリマー、または当技術で知られた他の材料などの硬化材料で充填される。次に、材料を硬化させる。材料が固まったとき、この材料は、下側支持体およびグリップの外側被覆として両方の働きをする。この方法によって、別の接着剤の必要がなくなる。というのは、その材料自体が、接着剤として働くからである。その材料は、ギャップを充填する(したがって振動制御)特性も有し、シャフトの実際の外側形状(たとえば、テーパを付けられた、段階的に減少する、または単純な棒の形からの任意の逸脱)を有した、新しく生成された下側支持体の内部孔になるものと、ほぼ完全に適合しまたは「面一」になる。完成したアセンブリは、材料が固まった後、型から取り外す。
上記で述べたように、釣合いおもりは、必要な質量を加えて、ゴルフクラブ全体の重心をグリップの境界によって画定された領域中に移動するために、従来のシャフトの断面より実質的に大きい断面のものでなければならない。楕円形の好ましい実施形態では、楕円の長軸は、1.75インチ(4.45cm)であり、短軸は、約1インチ(2.54cm)である。これとはちがって、従来のゴルフシャフトの最大外径は、約1/2インチ(約1.25cm)である。シャフトの外側上におもりを追加することは、したがっておもりの断面寸法が、シャフトの断面寸法をはるかに超えることになるが、シャフトによって画定される軸のまわりのクラブの慣性モーメントに劇的な影響を及ぼす。物体の慣性モーメントは、物体の質量に、質量の回転軸からの距離の2乗を掛けたものに正比例し、次の式で表される。
i=Σmr
ここで、iは慣性モーメント、mは質量、およびrは質量から回転軸までの距離である。したがって、質量が、回転軸からさらに離れて位置するとき、その軸まわりの慣性モーメントへのその影響は、著しく増加する。これは、クラブヘッドのヒール−トウ重み付けの背景にある基本概念である。しかし、そのおもりは、グラムまたはオンスで測定される。本発明によるグリップは、回転軸から外側にキログラムを加え、ゴルフクラブ全体の慣性モーメントを、1桁の(またはそれより大きい)オーダーで増加させる。その結果、中心外れの打撃によってクラブに作用するトルクは、通常その大きい慣性モーメントに打ち勝つには十分でなく、クラブのねじれに対する抵抗力が、極めて増加される。簡単に言うと、クラブヘッドと比較して重い釣合いおもりは、見かけ上、インパクト時にクラブに作用するトルクを大部分飲み込むまたは吸収する。さらに、増加したクラブの慣性が、一般に、風、神経過敏によるびくびく、その他の意図しないまたは外部の力から、パッティングのストロークを同じく保護する。
これらの動的な特性は、クラブのスイートスポットの観点から考えることができる。クラブのスイートスポットの有効サイズは、シャフトまわりの慣性モーメントの大きさに直接関連する。一方の手でシャフトをほぼ中間点で握り、他方の手の指でクラブヘッドのフェースに沿って、ヘッドがねじれることなくストレートに跳ね返るまで、繰り返しタッピングすることによって、従来のクラブのスイートスポットの位置を突き止めることができる。従来のパターでは、クラブがねじれることなくクラブフェースを打てるのは、スイートスポットの中心の両側で約1/16インチ(約1.6mm)の範囲だけである。本発明についてこの試験を行った場合、ほとんどクラブフェースの長さ全体にわたって、クラブがねじれることなく、クラブフェースを打つことができる。このねじれに対する抵抗力は、並外れている。慣性モーメントを増加した結果、クラブヘッドのスイートスポットは、実際拡大する。
使用の際、ゴルファーは、従来の手の構え方でパターを握る、すなわち両手でグリップのまわりを、両手を近づけて、または互いに接して、あるいは手を重ねて包み込む。これは、パターを握る普通の方法であり、したがってゴルファーに、慣れている気楽な姿勢をとらせるものである。さらに、グリップの断面が大きいため、グリップは、ゴルファーの両手の手のひらの線の中に心地よく納まり、そのようにして通常推奨されているパターの握り方が容易になる。理想的には、グリップは、その上側末端部から下側末端部まで一様な断面のもの(すなわち、テーパが付けられていない)であり、それによってさらに両手の手のひらの構え方の助けになる。さらに、クラブの重心が、グリップの中にあるので、指示マーク35をグリップ上に設けることによって、重心位置を確認し、したがってゴルファーが、適切に手を構えるのを助けることができる。重心で物体を握ることは、大部分の人には自然な傾向である。これは、ゴルファーが、自分の(従来の)パターおよび多分1、2本のウエッジを手に持って、グリーンから歩いて離れるとき、ゴルファーが、釣り合いを取ってより容易にそれらを運ぶために、これらのクラブを、そのシャフトの下側末端部の近くのその重心で握っているようなことなど、どのゴルフコースでも見ることができる。
さらに、上記で述べた楕円形の好ましい実施形態では、クラブヘッドのフェースに対して楕円の長軸を垂直にすることによって、ゴルファーがクラブを握るたびに、ゴルファーの親指が、シャフトと一直線になる、グリップの上の最適な位置に導かれる。円形とは違い、楕円は、奇偶性を有し、それによってパターのブレードに対して毎回この同様な手の構え方をすることが可能になる。さらに、パットの目標ラインに沿って楕円の長軸が保持されるので(目標ラインは、フェースに対して垂直だから)、手のひら−ひじ−肩の姿勢が、適切に方向付けられ、したがって正しいスイングの助けになる。
楕円形状は、人間の手に自然にフィットする。例として、宇宙飛行士の手は、ほぼ無重力の環境下で睡眠中、身体に対して中立な位置になるようにリラックスし、それは、従来のパターの小さい円形の半インチ(1.25cm)の握りより本発明のような握りを保つように、より適応したものである。図6に、この点をさらに示す。図6に示すように、リラックスした人間の手62が形成する開口部60の形状は、大部分の従来のゴルフのグリップの支配的な断面形状により近い円形66を近似するより、楕円64をより一層厳密に近似している。この大きな楕円形の断面、ならびに他の形状の中の大きい断面には、利点がいくつかある。まず、大きな断面は、ゴルファーが、クラブを指でオーバーグリップまたは握りしめる傾向を減少する。ゴルファーは、自然なよりリラックスした姿勢で主に手のひらでクラブを握り、グリップへの圧力を軽減させる。この軽いグリップへの圧力は、大部分のゴルフのインストラクターが好み、痙攣することを防止する。さらに、手にひらの中にクラブを保持することによって、従来のグリップ中のように、指がクラブを第1に支えるのではなく、指を使用して接触し感触を得ることが可能になる。また、直径がより大きいグリップは、通常好ましいパッティングの方法である、ストローク中に不意に起こる手首の動きをより少なくする方法も促進する。しかし、上記の利点は、ストローク中に意識して手首の操作を利用しようとするゴルファーのためにもなる。(楕円は、凹面がなく、凹状のグリップは、ゴルフルールに違反することに留意されたい)。
ゴルファーが両手を広げて手のひらを上にした場合、本発明によるパターのグリップは、両手の手のひらが作るプラットフォームの上に置くことができ、パターは、その最初の静的な位置に残されることになる。クラブ全体の重心が、手のひらできちんと支えられ、ゴルファーは、パターが、地上に対して枢動する感じを持たないようになる。クラブヘッドは、見かけ上、重量がないように見える。実際、グリップの重量および重心位置が手のひらの上に位置するので、グリップと手の間の摩擦力によって、手のひらおよびパターをほぼ垂直な姿勢まで回転させたときでさえ、ゴルファーの広げた手のひらの上の適切な位置で(親指を使用せずに)パターが保持される。この作用は、実際のパッティングのストロークに確実に伝わる。ゴルファーが、アドレス時にボールの上で構えたとき、クラブがボトムへヴィーであるとは感じない。クラブヘッドによる角トルクは、ゴルファーの手には感じられず、ゴルファーは、あたかも重心が、てこの作用をする、または手からクラブを引っ張るようには感じない。ゴルファーは、クラブヘッドが、足の方に戻りボールから離れないようにするためだけに、それぞれの手で様々な力を発揮する必要がない。むしろ、グリップは、ゴルファーのリラックスした手の中にしっかりと収まり、クラブヘッドは、空間を浮動するように見える。その結果、ゴルファーは、小さなびくびくする手および前腕の筋肉に頼らずに、ボールの後ろで所望の姿勢でクラブヘッドを容易に構え、アドレス中そこに保持することができる。
ゴルファーが、ボールにアドレスし、クラブをスイングするとき、他のいくつかの本発明の高質量による利点が、明らかになる。重い釣り合いの取れたおもりによって、上側で握る手の中で、尺骨がずれる生体力学的なプロセスが生じる。このプロセスによって、通常多くの方向に自由に回転する手首の関節が、ロックされ、所望の目標の面上だけで軌道に乗り移動する。さらに、圧力が、小さなびくびくする手首および前腕の筋肉から取り除かれる。ここで、パターは、大きい頼りになる上腕、肩、および背中の筋肉を主に使う、すなわちパターは、ゴルファーの上体から単にぶら下がっている。これらの筋肉は、圧力下ではより頼りになり、不意の力(たとえば、風、疲労、ストレス、無意識の筋肉の動き、加齢による神経過敏、その他)の影響をより受けず、それによってより容易に制御された振り子式ストロークの一層の助けとなる。これらの利点は、重い釣合いおもりによって、筋肉の細胞の速い単収縮を起動させるのではなく、通常は重い負荷を支持する、これらのより大きい筋肉の細胞の遅い単収縮を使うことが、一層見込めるように寄与することができる。細胞の遅い単収縮は、より正確な「鈍い単収縮」を生じ、それによってその結果得られる動きが速い遅いにかかわらず、まず緊張を発生する。したがって、鈍い細胞の単収縮は、緊張によって制御された状態に留まり、不正確な速い単収縮を起動する発端にさせない。また背筋などいくつかの大きな筋肉が、働き、生体力学的に「スタビライザ」として呼ばれる。クラブの重量が重いと、これらの背筋は、ピンと引っ張られ、不意に起こる体のスウェイが防止される。さらに、物理学の基本法則によれば、剛体は、回転することにならずに、どの方向にでもその重心から吊るすことができる。したがって、本発明は、剛体であり、かつその重心から吊るされるものであって、制御できないように回転する傾向を有さず、さらにクラブの安定性および正確さを増加する。
目標ラインに沿って動かすためにパターをセットした後、パターは、目標に向かって動き続けることになる。その質量が大きく、したがって慣性が大きいので、目標ラインに沿ったその経路を外すには、通常の従来技術のクラブに必要な力より強い力が必要である。上記で述べたように、質量がより大きく、筋肉がより大きいと、振り子式スイングが容易になる。実際、クラブ全体の重心が、グリップ内にあるので、クラブは、実際に振り子のおもりで保持されて、クラブのハンドルエンドが軌道上にロックされ、したがって好ましい単一振り子スイングが最適化される。両手の間で、おもりのようにパターがスイングされ、ヘッドおよびシャフトは、そのおもりへのわずかな質量の付属品と考えることができる。簡単に言うと、それらは、支持するためだけで現れ、それによってパッティングのストロークの動力学が、極端に簡単化される。本発明によるパターを使用するとき、より重いクラブヘッドに勝る軽量のグリップは、存在しない。そのかわり、グリップおよびヘッドは両方とも、手に対してともに同じ慣性を持ち、したがってパターは、両手で一様に引かれると、その長さ方向のすべての部分が一様に動く。クラブヘッドからパターのシャフトを通りゴルファーの肩の中央部まで続く仮想ラインを考えた場合、このライン上のすべての点の角加速度は、同じである。この一貫性は、正確さを増加させることにつながり、より良いパットが行われる。
重心が、グリップする両手の境界の中にあるので、それぞれの手から重心までの間隔は、従来のパターと比較すると、等しいまたは極めてほとんど等しい。したがって、ゴルファーは、パッティングのストローク中それぞれの手を介して等しい力を加えることができる。すなわち、ゴルファーは、それぞれの手で異なる力を加えることによって、重力に逆らってボトムヘビーのクラブの釣り合いを取り、同時に、パッティングのストローク中、クラブヘッドを誘導するとき、これらの力を変化させる必要がない。調和しない力が、最小になる、またはなくなる。ゴルファーの手中のパターは、中立平衡の状態にある、または極めてそれに近い状態にある。
最後に、クラブヘッドでボールを打つとき、中心を外して打った場合、クラブの慣性モーメントが大きいことによって、クラブがねじれる尤度が、劇的に減少する。上記で述べたように、クラブヘッドのスイートスポットは、実際拡大する。このスイートエリアが大きいので、クラブフェース上のどこでボールを打っても、正確にフェースの中心でボールを打ったときとほぼ同じ距離だけ進む。この一貫したフィードバックによって、距離を判断するゴルファーの能力およびグリーンを読む能力を向上させる。また大きな釣合いおもりは、中心を外した打撃から生じるどんな振動も弱めるバッファとして働き、クラブの感覚全体が、よりよいものになる。
クラブの人間工学全体と、軽い圧力のパームグリップと、楕円が誘導する再現可能な正確な手の構えと、手のひら、ひじ、および肩の正しい方向付けと、手首の固定と、クラブヘッドが見かけ上重量がなくなることと、クラブの中立平衡と、大きい頼りになる上腕、肩、および背中の筋肉の使用と、クラブ自体の大きな慣性と、それぞれの手で加える力が等しいことと、シャフト軸まわりのクラブの大きな慣性モーメントとを含め、本発明から生ずる多くの利点は、2つの結果、すなわちより正確で再現可能な信頼できるパッティングと、何にもましてゴルフの楽しさとに寄与する。
本発明について、そのいくつかの好ましい実施形態に関し、かなり詳細に述べてきたが、他の実施形態が可能である。したがって、前述の説明は、すべての点で説明するもので、限定するものでないと考えられる。多くの場所で、パターおよびパッティングのストロークに言及している。実際、パターは、本発明の好ましい実施形態である。しかし、本発明の原理は、他のゴルフクラブ、特にチッピングおよびピッチングのために使用されるクラブに適用することができ、したがって本発明は、パターだけに限定されるものと考えるべきでない。同様に、新しいシャフトが、シャフトの内部におもりを加えることができるように、ハンドルエンドにおいて極端な張り出しを有して設計することができるはずである。前述の開示を読んだとき、このようなおよび他の変形形態が、当業者に明らかになるはずである。したがって、本発明は、特許請求の範囲およびその等価物に関して規定されるべきであり、特許請求の範囲の精神および範囲は、本明細書に含まれる好ましい実施形態の記述に、限定されるべきでない。
本発明の好ましい実施形態の正面図である。 図1の実施形態の斜視分解組立図である。 図1の実施形態のグリップの断面図である。 図3Aのグリップの斜視図である。 重心位置を示した、通常の従来技術のパターの側面図である。 そのような装置における重心位置の移動を示した、従来技術によってシャフトにおもりが加えられた、従来技術のパターの側面図である。 装置のグリップの境界内にある重心位置を示した、本発明の実施形態の側面図である。 緊張していない人の手の正面図であり、その手によって形成された開口部が、どのように円より楕円をより精密に近似するかを示す図である。

Claims (24)

  1. 長さが102cmより短いゴルフクラブであって、
    下側のヘッドエンドおよび上側のハンドルエンドを有するシャフトと、
    ヘッドエンドに取り付けられたクラブヘッドと、
    ハンドルエンドに取り付けられたグリップとを含み、
    該グリップが、シャフトのハンドルエンド上に収まる釣合いおもりと、
    釣合いおもりより密度が低く、シャフト上で釣合いおもりの下に収まる細長い下側支持体とを含み、
    ゴルフクラブの重心がグリップ内にあるように、釣合いおもりが、十分な質量を有するゴルフクラブ。
  2. 前記下側支持体が、釣合いおもりに隣接する、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記下側支持体が、釣合いおもりから離間される、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  4. 下側支持体の断面が、釣合いおもりの断面と異なる、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  5. グリップの断面が、非対称である、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  6. 前記釣合いおもりの上にさらに外側被覆を含み、
    前記下側支持体が、前記外側被覆と同じ材料から製作される、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  7. 前記外側被覆が、硬化性樹脂、硬化性エポキシ、および硬化性ポリマーからなる群から選択される材料から製作され、
    前記グリップが、前記グリップの所望の形状を有した型中に、前記釣合いおもりを有したシャフトを所望の位置に挿入し、前記材料で前記型を充填し、前記型中で前記材料を硬化させることによって製作され、
    それによって前記外側被覆および前記下側支持体が、前記硬化した材料によって形成される、請求項6に記載のゴルフクラブ。
  8. 前記釣合いおもりは、直径が前記シャフトより十分大きい縦方向の孔を有し、前記孔と前記シャフトとの間に空間を存在させ、
    前記材料が、前記空間を充填して空間中で硬化する、請求項7に記載のゴルフクラブ。
  9. クラブヘッドが、ゴルフボールを打つためのフェースを有し、
    グリップが、楕円形の断面を有しており、
    グリップが、楕円の長軸がフェースに垂直になるように方向付けられる、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  10. 長さが102cmより短いゴルフクラブであって、
    下側のヘッドエンドおよび上側のハンドルエンドを有したシャフトと、
    ヘッドエンドに取り付けられたクラブヘッドと、
    ハンドルエンドに取り付けられたグリップとを含み、
    該グリップが、シャフトのハンドルエンド上に収まる釣合いおもりと、
    シャフト上で前記釣合いおもりから下に延びる中空の部材を含む細長い下側支持体とを含み、
    ゴルフクラブの重心がグリップ内にあるように、釣合いおもりが、十分な質量を有するゴルフクラブ。
  11. 前記中空の部材が、前記釣合いおもりと同じ材料から製作される、請求項10に記載のゴルフクラブ。
  12. 前記釣合いおもり上に外側被覆をさらに含み、
    前記中空の部材が、前記外側被覆と同じ材料から製作される、請求項10に記載のゴルフクラブ。
  13. 下側ヘッドエンドおよび上側ハンドルエンドを有するシャフトを有するゴルフクラブのための釣合いおもり付きグリップであって、クラブヘッドがヘッドエンドに取り付けられ、前記グリップがハンドルエンドに取り付けられ、前記釣合いおもり付きグリップが、
    様々なサイズのシャフトを受け入れるための縦方向の孔を有した釣合いおもりと、
    密度が釣合いおもりより低く、様々なサイズのシャフトを受け入れ、かつ釣合いおもりの下に配置するための縦方向の孔を有する、細長い下側支持体と、
    シャフトと前記釣合いおもりおよび前記下側支持体の孔との間の空間中に配置するための硬化性充填材料とを含み、
    ゴルフクラブの重心がグリップ内にあるように、釣合いおもりが、十分な質量を有する、釣合いおもり付きグリップ。
  14. 長さが102cmより短いゴルフクラブであって、
    下側のヘッドエンドおよび上側のハンドルエンドを有するシャフトと、
    ヘッドエンドに取り付けられたクラブヘッドと、
    ハンドルエンドに取り付けられたグリップとを含み、
    該グリップが、シャフトのハンドルエンド上に収まり、上部から底部へ向かってサイズが減少する断面を有する細長い釣合いおもりを含み、
    ゴルフクラブの重心がグリップ内にあるように、釣合いおもりが、十分な質量を有する、ゴルフクラブ。
  15. 前記釣合いおもりが、実質的に円形の断面を有する、請求項14に記載のゴルフクラブ。
  16. 前記釣合いおもりが、実質的に楕円形の断面を有する、請求項14に記載のゴルフクラブ。
  17. 前記釣合いおもりが、実質的に多角形の断面を有する、請求項14に記載のゴルフクラブ。
  18. ゴルフクラブに釣合いおもりを付けるためのグリップであって、
    ゴルフクラブは、長さが約76cmから102cmであり、ハンドルエンドおよびヘッドエンドを有したシャフトを有し、クラブヘッドが、ヘッドエンドに取り付けられ、グリップが、クラブの長さの約1/3から1/4の長さであり、前記グリップが、
    シャフトのハンドルエンドを受け入れ、かつシャフトのハンドルエンドに取り付けられるように構成された釣合いおもりと、
    密度が釣合いおもりより低く、かつ釣合いおもりに隣接し釣合いおもりの下でシャフト上に配置されるように構成され、実質的に釣合いおもりと位置合わせされる下側支持体とを含み、
    釣合いおもりを取り付けられたゴルフクラブの重心が、グリップ内にあるように、釣合いおもりが、十分な質量を有するグリップ。
  19. 前記グリップが、楕円形の断面を有する、請求項18に記載のグリップ。
  20. 楕円の長軸が、4.45cm以下であり、楕円の短軸が、約2.54cmである、請求項19に記載のグリップ。
  21. 釣合いおもりが、鉛、鉄、スチール、タングステン、および花崗岩からなる群から選択される材料から製作される、請求項18に記載のグリップ。
  22. 下側支持体が、ポリマーおよびエラストマーからなる群から選択される材料から製作される、請求項21に記載のグリップ。
  23. 釣合いおもりが、タングステンから製作され、釣合いおもりの重量が2ポンドから3ポンド(0.91kgから1.36kg)の範囲である、請求項22に記載のグリップ。
  24. 下側支持体が、ポリウレタンから製作される、請求項23に記載のグリップ。
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