JP2006513328A - 縦方向に動かされる繊維供試物中の異物を検出しかつ分類する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、繊維から成り縦方向に動かされる供試物中の異物を検出しかつ分類する方法に関する。供試物を複数の特性に関して同時に検査でき、測定されるすべての特性を考慮して異物を検出して簡単に分類できる方法を提供するため、異物の影響を受ける少なくとも2つの特性に対して、それぞれ1つの標準値(43)からのこれらの特性の偏差の値(4,5,43b)が記憶されるようにする。偏差の値(4)が、1つの特性の値を除いて、所定の規則に従って消去されるようにする。残っている特性の値から、結果として生じる偏差の値(5)、及び供試物上の偏差の長さの値(45)が求められ、この偏差及び長さに従って異物が分類されるようにする。

Description

本発明は、繊維から成り縦方向に動かされる供試物中の異物を検出しかつ分類する方法に関する。
特に異なる特性例えば基本材料に属する繊維とは異なる色を持つ別の特性を持つ繊維が、このような異物と解釈される。しかし基本材料の繊維の通常の配置を一般に乱すか、又は繊維状に構成されないか、又は全く固有の不純物を形成する異物も、異物と解釈される。
国際公開第01/92875号からこのような方法が公知である。ここでは、電界中における容量変化及び供試物による光の反射のような供試物の2つの異なる特性が、連続的に検出されるようにする。標準値からのこれらの特性の測定値の偏差が検出されて記憶され、座標系に記録され、両方の特性を表わす座標の値がこの座標系に記入される。両方の特性に対して適当に規定される閾値又は限界により、第2の種類の異物に対する第1の種類の異物を区別し、続いて適切に異なる処理を行うことができる。その際両方の特性の信号が、それぞれ固有の評価規定で別々に測定される。連続的な評価により、例えば植物性異物が非植物性異物から区別され、適切に差別されて供試物から分離される。
この公知の方法の欠点は、特に、この方法が特定の異物を互いに区別するのに非常によく適しているけれども、あり得る異物の大きい選択から、せいぜい1つの異物又は相互の区別なしに全群の異物を検出するためにのみ使用できることである。
従って本発明は、特許請求の範囲において特徴づけられているように、供試物を複数の特性について同時に検査でき、その際測定されるすべての特性を考慮して、異物を検出しかつ簡単に分類できる方法を提供するという、課題を解決する。
これは、異物の影響を受ける少なくとも2つの特性に対して、それぞれ1つの標準値からのこれらの特性の偏差の値が記憶され、偏差の値が、1つの特性の値を除いて、所定の規則に従って消去され、残っている特性の値から、結果として生じる偏差の値、及び供試物上の偏差の長さの値が求められ、この偏差及び長さに従って異物が分類されることによって達せられる。特性の偏差の値からまず組合わせ値が求められ、この組合わせ値に対して、このような値が存在することのできる範囲が規定され、組合わせ値が存在する範囲に基いて、どの性質の値が消去されるべきかが決定されるようにするのがよい。特性の値を検出するため、例えば複数の色を持つ光で供試物が照らされ、光の反射が各色に対して別々に測定され、測定された値が標準値と比較され、偏差として記憶され、偏差が空間におけるベクトルと解釈され、偏差から組合わせ値として合成ベクトルが形成され、空間における合成ベクトルの終点に対して範囲が規定され、終点が存在する範囲に応じて、少なくとも第1のベクトルが消去されるので、少なくとも1つの残りのベクトルが存在する面において合成ベクトルが形成される。この面におけるこのベクトルの位置が確認され、確認される位置に基いて、場合によっては存在する別のベクトルが消去されるので、残っているベクトルの値について、供試物上の長さの値と共に分類のために使用される強さが求められる。偏差の長さの値の第1の軸と偏差の程度の値の第2の軸を持つ座標系において、異物が分類されるようにする。第2の軸は異なる特性の値の複数の部分に分割されているようにすることができる。
本発明により得られる利点は、現在の方法の制約をもはや持っていない。例えば糸中の異物の分類が行われることである。それにより糸中の異物を材料の種類に従って検出して適切に分離することが可能になる。
例により添付図面を参照して、本発明が以下に説明される。
繊維から成り縦方向に動かされる供試物例えば糸中の異物を検出しかつ分類するため、供試物が光により複数の色で別々に照射されるものとすれば、供試物で反射される光を測定することができる。スイス国特許出願20021901/02号には、このような照射が既に記載されている。即ち反射の測定値が得られ、異物が存在しない所では、これらの測定値が平均値又は標準値を規定する。異物が存在すると、色に応じて反射の測定値が標準値とは相違する。
図1は、例えば糸、粗糸又はスライバのように繊維から成り縦方向に動かされる供試物において検出されかつ標準値と相違する測定値が互いにどのように関係しかつどのように表示されるかを示している。供試物のそれぞれ1つの特性、ここでは例えばそれぞれ1つの特定の色の光の反射を表わすこれらの値は、直角座標系1にベクトルとして示すことができる。この座標系は2つの軸2,3により形成され、これらの軸の各々は1つの色の光の反射の値のために設けられている。軸2に沿う第1の色に対する反射の偏差はベクトル4により示され、軸3に沿う第2の色に対する反射の偏差はベクトル5により示されている。ベクトル4及び5から、公知のように組合わせ値又は合成ベクトル6を求めることができる。この合成ベクトル6の終点7に対して、例えば軸2,3によるほかに線10及び11によっても区画される範囲8及び9を規定することができる。これらの線10,11は、ベクトル4,5の長さ又はそれにより示される値に対する最大値例えば100%に相当する。対角線12は両方の範囲8と9を分離する。
図2には、標準値との比較における供試物の特性の偏差を偏差が広がっている供試物の長さと共に示すことができる座標系が示されている。例えば水平な軸14に沿って偏差の長さの値が記入され、垂直な軸15に沿って標準値からの偏差の程度が記入されている。ここで軸14は例えば供試物の特性の標準値と解釈することができる。ここで軸14より上の点16で、特性及び供試物上のこの特性の長さの値が示されている。
図3は、図2に相当する図を示しているが、供試物の3つの異なる特性について示している。ここでは立方体30として示されている空間内における3つの特性の三次元表示が得られる。ここで特性として、再び3つの異なる色を持つ光の供試物における反射を規定することができる。供試物の基本色に応じて、大抵の場合黒又は白の供試物を前提とすることができるので、黒又は白の供試物における光の反射を標準値と仮定することができる。この図3において、例えば黒い色の供試物における反射の標準値は隅17にあり、白い色における標準値は隅18にあるようにする。同様に他の隅に色を割当て、即ち隅19に赤を、隅20に青を、隅21に緑を、隅22に黄を、隅23にマゼンタを、隅24にシアン又は青緑色を割当てることができる。ベクトル25,26及び27は、標準値からの赤、青及び緑の光の反射の偏差に対して供試物における測定値をそれぞれに示している。
合成ベクトル28を評価するため、図3の立方体30により示すような空間が、例えば図4からわかるように複数の範囲に分割されるようにする。ここで図の立方体30は縮小寸法で示されている。立方体30はここでは3つの範囲31,32,33に区分され、これらの範囲のすべては立方体30の隅17と18との間の対角線40を共通に持っている。
わかり易くするため、これらの3つの範囲31、32,33が図5に再び個々に示されているので、1つにまとめられると、再び立方体30を生じる。
空間又は立方体30を図4及び5に示すものとは異なるように、例えば図6に示すように分割することも当然可能である。ここでは立方体30が6つの範囲34,35,36,37,38,39に分割されている。図7には、範囲34〜39が再び個々に示されている。1つにまとめられると、再び立方体30が生じる。立方体30の対角線40は各範囲34〜39に境を接している。
図8には、縦方向に動かされる供試物中の異物を検出する際に生じるような信号経過を示している。軸41に沿って供試物の長さの値が記入され、軸42に沿って例えば電気信号43の値が記入されているものとすれば、センサが信号43を出力する。
図9では、図2に示すような複数の図が複数の特性についてまとめられている。特性として色を考慮すると、例えば青、緑及び赤の色に対して範囲53,54,55が生じる。
この図は、上下にかつ共通な軸14より上に設けられる3つの図2による表示に相当している。従って3つの軸15,15a,15bも上下に設けられている。このような表示はもちろん任意の数の特性に対して任意に拡張される。
本発明の作用は次の通りである。
供試物を光で照らし、供試物で反射される光を検出することによって、例えばスイス国特許出願第20021901/02に示されているように光で動作するセンサにおいて、供試物を検査すると、反射される光が電気的量例えば電圧又は電流に変換されることによって、信号43(図8)が得られる。汚れていない通常の供試物に対して、供試物の基本色又は基本材料における光の反射の量を定める信号部分43aが得られる。この信号部分43aを標準値と称することもできる。送出される光はなるべく特定の色を持っている。従って特定の色の光を反射する供試物の能力は、供試物の特性である。従って種々の色の光が反射されると、種々の他の特性が生じる。さて供試物が異物例えば異なる色の繊維、不純物等を含んでいることがある。同様に、この不純物が供試物の基本色を持つ基本材料とは異なる色の光を反射することもある。図8の例では、供試物中の異物が光の反射を強めることを前提としており、それにより大きい値又は偏差を持つ信号を生じる信号部分43bが生じる。供試物のどんな長さにわたって異物が延びているかを確認することも同様に重要であり、信号部分43bの長さを測定することによって、それが決定される。そのため通常予想される信号雑音より上で標準値の範囲にある閾値44をまず規定することが目的に適っている。こうして信号43が継続して閾値44より上にある長さ45が測定される。これは、供試物中の異物が延びている長さを生じる。同じ処理が、光の反射が減少される供試物により行われる。こうして異物を含むか又は含むかも知れない供試物に対して、異物によって影響される1つ又は複数の特性が検出される。このような特性は、例えば異なる色の光を反射し、異なる特性により電界又は磁界に影響を与え、超音波に影響を与える等の能力を意味する。
図8からわかるように信号43のそれ以外の処理を説明するため、この信号を固定周波数で走査し、時間と共に変化するベクトルとして表示することを前提とする。ベクトルとしての表示は、特に処理を一層よく説明できるようにするために選ばれる。しかし対比可能な処理がベクトル表示なしに信号の純粋な計算処理によって行われることはもちろんである。
本発明によれば、供試物において少なくとも2つの特性が測定値により検出されるようにする。これは、公知であり従って詳細には示さない供試物の測定後、信号43のような2つの信号が存在することを意味する。具体的な例を与えるため、一方の信号が赤い色による供試物の照明により生じ、他方の信号が青い色による照明により生じるものと仮定できるだろう。これらの信号が、大きい区間にわたって、両方の信号に対して相違していてもよくかつ時々異なる長さの偏差又は信号部分43bにより交代される標準値43aを示すものと仮定することができる。
さて図1により、両方の信号43の別の処理が説明される。両方の信号の標準値は実際には関心がない。これに反し偏差又は信号部分43b及びここでは特に閾値44より上にある偏差の部分は関心がある。その結果図1におけるベクトル4及び5が生じ、これらのベクトルは図8における矢印4′及び5′の長さに比例している。これらの矢印4′,5′は、ベクトル4,5がどのように誘導されているかを示している。具体的な例では、ベクトル4の長さは、特性の強さ、ここでは供試物において赤い色が反射される強さを示している。ベクトル5の長さは、別の特性の強さ、ここでは供試物において青い光の光が反射される強さを示している。これらの値又はベクトルは、別の処理のため特定の時間連続的に記憶される。これらの値又はベクトルは今や互いに組合わされるので、ただ1つの組合わせ値が生じる。これはベクトル和の公知の規則に従って行うことができ、終点7を持つ合成ベクトル6が生じる。ベクトル4,5及び6は、ここでは同時に最大値(100%)及び最小値(0%)を示す限界を持つ領域又は空間に示されている。限界は、最小値のための軸2及び3と最大値のための線10及び11によって与えられる。更に例えば対角線12は、領域を2つの範囲8及び9に分割する。これらの範囲8,9に基いて、今や比較により、合成ベクトルの終点7がどこにあるかが確認される。この事実は、一方の特性から誘導される値を消去するため、所定の規則を使用するのに役立つので、他方の特性の値を値の別の処理のために考慮しさえすればよい、目的は、図2において、ただ1つの特性及びこの特性が延びている供試物上の長さのみを示すことである。ベクトル4及び5により示される特性が赤及び青のような色であると、各色の最大強さにおける両方の色の組合わせが、第3の色ここではマゼンタを生じる。この第3の特性又は色は、今や両方の関与する特性ここでは色を測定する際の基準を表わす。さて規則として次のことが決定される。即ちこの第3の特性又は色が、一方の有力な特性又は色ここでは赤により決定的に影響され、従ってこの第3の特性の強さ又はこの第3の色の輝度が、他方の特性又は色ここでは青が基準に対して持つ割合から求められる。図1の状態に関して、上述の規則は、ベクトルに隣接する範囲に終点があるようにする値又はベクトルが消去されるべきであることを示している。従って合成ベクトル6の終点7が範囲8にあると、ベクトル4の値は消去されるべきである。なぜならば、ベクトル4の大きい長さのため、終点7が範囲8にあることをこのベクトルが決定するからである。合成ベクトル6の終点7が範囲9にあるものとすれば、ベクトル5の値が消去されるべきであろう。従ってこの規則によれば、ベクトルは互いに対比して測定される。この比較において優勢なベクトルは消去される。従ってこの例において、例えば供試物における青い色の光の反射の強さを示すベクトル5の値でのみ処理が進行する。ベクトル5の長さは今や値として図2へ移され、これが、図8により測定される長さ45と共に、点16を生じる。このことは、供試物に存在して赤い色を強く反射しかつ青い光を弱く反射する特定の異物のうち、青い光のみが図2による分類に役立つことを意味する。今や1つの値の消去も省き、両方の特性を分類することができるであろうが、これは異物についての重要な情報をもはや技術的に与えず、不必要な多くのデータを供給することになる。
本発明によれば、供試物において、例えば3つの異なる色を持つ光を反射する能力のような3つの異なる特性も検出することができる。ここでも結果として、分類を行って、供試物中に特性が現われる長さのほかに、ただ1つの値のみを考慮又は表示しさえすればよいように望むであろう。これは、特性を示す値の適当な消去を介して行われる。このため例えば図8に示されているような測定値、ただし3つの異なるデータレコードに存在する値から出発する。従って各特性に対して、再び1つの標準値43a、及び図3に示すようにベクトル25,26,27により示すことができる偏差を示す信号部分43bがある。
例として特性に対して特定の色をとると、基準色としての黒及び白に対する関係に関して色の測定値の結果を示すことが問題である。対角線40は、これら両方の基準色従って点17と18を結ぶ。この対角線に沿って、またそのすぐ近くの周辺にも、黒と白との間の異なる段階で灰色が存在する。
しかし異物を分類するため、異物がどんな程度でどんな色を反射するかを確認することが一層有益である。なぜならば、色は異物の種類に対して大きい関係を持っているからである。従ってまず単に各色成分に対して3つの信号を再現できるであろう。しかし多すぎるパラメータが分類へ持込まれて、概観できなくするであろう。従って本発明によれば、前記の長さのほかに、1つの値のみ、即ち例えば3つの色のうち1つの色の極端値の間の強さ又は輝度を示すようにする。
赤、青及び緑のような3つの色に関して異物の色の分類が行われるものとすれば、測定された値はベクトル25,26,27によって表わされる。これに対して言えることは、0の値が立方体30の隅17に相当し、100%の値が隅19,20,21に相当することである。色理論から、すべて3つのベクトル25,26,27がそれぞれ100%生じ、従って赤、青、緑の色の混合が存在する場合、色として白が得られると言える。
更に今やこれらのベクトル25〜27から終点29を持つ合成ベクトル28が求められるものとすれば、その位置が3つの選ばれた範囲31,32,33により評価される。3つの範囲の各々は主要色範囲を表わし、このことは、スペクトルのすべての既知の色から、各範囲に1つの主要色従って立方体30の隅が割当てられることを意味する。3つの範囲31,32,33は、すべて隅17及び18とこれら両方の隅17と18を結ぶ対角線40とを持っている。
さて規則により、どの特性又は色の値をまず消去せねばならないかが決定される。ここで終点29は、主要色としての青従って隅20に割当てられている範囲31にある。これは、輝度の値及び糸上における長さの値を入れることによって、図2において青い光を最も強く反射する異物が分類されることも意味する。しかしこの輝度に対して、他の色の成分が責任を負っている。従ってベクトル26を形成する値を消去することができる。これは、先にあげた規則によって、次のように説明することもできる。即ちベクトル26の長さは、合成ベクトル28の終点29が範囲31(図4,5)にあるようになることに対して、責任を負っている。青の色はそれ以上の考察に対してもはや関心がないので、他の両方のベクトル26及び27、従って立方体30の面50における状態のみを考察する。面50は、他の試みによれば、ベクトルに対して、黒の色と関係する色ここでは青との結合部に対して直角な投影面を求めるようにして決定される。この投影面が確定していると、ベクトル25及び27のみから形成される合成ベクトル46が更に役に立つ。合成ベクトル46の絶対値は、対角線47の絶対値又は長さと比較されて、輝度のために求められた値を与え、この値は図2又は9において軸14より上に記入可能である。説明のため、第1のベクトルが消去されると、立方体30が1つの次元だけ減少されることだけを付け加えることができる。従ってそれ以上の考察は、立方体30の両方の端面48及び50従って上述したようにベクトル25及び27に限定される。
検出される3つの特性により、立方体30を例えば6つの範囲33〜39に分割することによって、これら3つの特性から求められる合成ベクトルの評価をその終点29と共に細かくすることも可能である。再びこれは、供試物を3つの異なる色即ち赤、青及び緑の光で照らすことにより検出される供試物の特性の検出のために示されるようにする。6つの範囲33〜39への立方体30の分割は図6からわかる。既に上述したように、立方体30の各隅17〜24に黒及び白を含めて色を割当てることができるものとすれば、各範囲33〜39は、黒及び白のほかにそれぞれ1つの色を代表する。なぜならば、各範囲33〜39は隅19〜24の1つに接しているからである。これらの範囲により、それ以上の計算のためにどの値又はどのベクトルが第1のものとしてもはや役割を果たさず、従って消去されるべきであることを確認することが問題である。この場合状況は見通し難いので、このような空間にある値の消去のための規則として同様に一般に有効な次の処置で間に合わせる。合成ベクトル28の終点29がどの範囲33〜39にあるかが確認され、ここではそれは範囲35(図7)である。この範囲35は、シアン又は青緑の色を代表する隅24に割当てられている。この色はもはや純粋な色ではなく、青及び緑の色から構成され、このことは、両方のベクトル26及び27が合成されてシアンの色の成分であることを意味している。従ってベクトル25のみが、シアンの色の輝度又は強さの程度に対して責任を負ったままである。3つのベクトル25,26,27のどれが合成ベクトルを隅24又は範囲35へ導くのに寄与するかを考える場合、同じ結果になる。ベクトル25は寄与できないので、これはベクトル26及び27のみであることが直ちにわかる。このベクトル25の寄与を評価するため、規則により関係する色(シアン)と黒とを結ぶ直線、従って隅17と24との間の対角線49(図4及び7)に対して直角に立方体30にある投影面が再び求められる。このような投影面は、図4に示すように、線56及び立方体稜52によって形成される。従ってベクトル25はちょうどこの投影面にある。それにより立方体30は2つの次元だけ減少し、ベクトル25の最大値を規定する長さを持つ立方体稜52が残る。従ってベクトル25の長さはこのような立方体稜25の長さに関係づけられ、図2又は9において軸14より上に記入することができる値が得られる。図9には、3つ又は6つの範囲への立方体30の選択される分割に応じて、関係する異物の分類のために2つの値が見出される。1つの値は、立方体30を3つの範囲31〜33に分割することによって求められ、合成ベクトル46の長さと対角線47の長さとの比に相当している。従ってこれは46′で示され、青い光の反射の強さを示している。別の値は、立方体30を6つの範囲34〜39に分割することによって求められ、ベクトル25の長さと立方体稜52の長さとの比に相当している。従ってこれは25′で示され、青緑の光の反射の強さを示す。従って両方の値は図9の異なる範囲に入れられるが、同じ異物に関係している。これは、範囲31〜39の選択を行うことができる異なる判断を示している。
更に注意すべきことは、対角線12,40の近くにある合成ベクトル6,28の終点7,29が、偶然により一方又は他方の範囲へ達する可能性のあることである。即ち一方の範囲から他方の範囲へ終点7,29を移行させるために、測定された値における僅かな偏差しか必要としない。これは、図9においても、他方の範囲への異物の分類を移すことができるであろう。従ってこのような対角線12,40の近くに、灰色範囲を規定することもできるので、終点7,29が灰色範囲にある場合、これが結果として出力され、かつ考慮される。そのため図2及び9は、図1及び3における灰色範囲に対するこのような範囲により補充されるべきであろう。
上述した方法を複数の特性に対して行う場合、各異物はただ1つの特性に基いて分類される。複数の異物又は不純物を見出すため、供試物を検査する場合、供試物の一層大きい長さにわたって見て、複数の特性が分類を生じるように、これらの特性が測定されるものと仮定することができる。従って図9において、例えば3つの範囲53,54,55が設けられ、これらの範囲において、ただ1つの特性について図2からわかるように、それぞれ1つの特性及びその長さの偏差の値を入れることができる。それにより異物が複数の特性に関してよくわかるように分類される。
特定の色の光を反射する能力の代わりに、異物を含む供試物は、異物の分類のために利用できる他の特性を持つこともできる。このような特性は、例えば与えられた周波数の測定電界の容量に影響を及ぼす能力であろう。図9に示すように、軸14に沿って、長さの値を公知のように記入し、軸又は目盛15aに沿って第1の周波数fにおける容量変化を記入し、軸又は目盛15bに沿って第2の周波数fにおける容量変化の値を記入することができる。その場合この図9へ入れられる点59,60は、例えば第1の周波数を持つ測定電界がどんな強さの影響を受け、第2の周波数を持つ測定電界がどんな強さの影響を受けるかを示すであろう。これは、一方の周波数の影響が適当な規則に従って再び消去された後である。この場合範囲54及び55はもはや色に割当てられず、電界の周波数に割当てられるであろう。
従って要約すれば、縦方向に動かされる供試物中の異物の本発明による分類は、次の方法段階により行うことができる。
供試物における複数の特性の検出、及び標準値又は平均値からの特性値の偏差を示す適当な測定値の送出。
この目的のために規定されている規則により、ただ1つの特性の測定値を除いて他の測定値の消去。
残っている特性が測定された供試物の長さの値と共にこの残っている特性の測定値の表示。
特性が多く検出されるほど、1つの特性を除いて他のすべての特性の値を消去するために使用すべき規則が広大になる。分類は座標系にグラフで表示され、複数の異なる特性の結果も、これらの結果が妥当する長さのための共通な軸より上に入れられる。
供試物において測定される値の概略図を示す。 測定される特性の表示の可能性を示す。 別の測定値の処理を表示する可能性を示す。 測定値の範囲の図を示す。 測定値の範囲の図を示す。 測定値の範囲の図を示す。 測定値の範囲の図を示す。 典型的な信号経過の図を示す。 測定される特性を表示する別の可能性を示す。

Claims (8)

  1. 繊維から成り縦方向に動かされる供試物中の異物を検出しかつ分類する方法において、
    異物の影響を受ける少なくとも2つの特性に対して、それぞれ1つの標準値(43)からのこれらの特性の偏差の値(4,5,43b)が記憶され、
    偏差の値(4)が、1つの特性の値を除いて、所定の規則に従って消去され、
    残っている特性の値から、結果として生じる偏差の値(5)、及び供試物上の偏差の長さの値(45)が求められ、この偏差及び長さに従って異物が分類される
    ことを特徴とする方法。
  2. 3つの特性に対して偏差の値(25,26,27)が求められかつ記憶され、2つの特性の値(26,27)が消去されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 特性の偏差の値からまず組合わせ値(6,28)が求められ、この組合わせ値に対して、このような値が存在することのできる範囲(8,9,31〜39)が規定され、組合わせ値が存在する範囲に基いて、どの性質の値が消去されるべきかが決定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 偏差がベクトル(25〜27)と解釈され、
    偏差から組合わせ値として合成ベクトル(28)が形成され、
    空間における合成ベクトルの終点(29)に対して範囲(31〜39)が規定される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 特性の値を検出するため、複数の色を持つ光で供試物が照らされ、
    光の反射が各色に対して別々に測定され、測定された値が標準値と比較され、偏差として記憶され、
    偏差が空間(30)におけるベクトル(25〜27)と解釈され、
    偏差から組合わせ値として合成ベクトル(28)が形成され、
    空間における合成ベクトルの終点(29)に対して範囲(31〜39)が規定され、
    終点が存在する範囲に応じて、少なくとも第1のベクトル(26)が消去され、
    残っているベクトル(25)の値から、供試物上の偏差の長さ(45)の値と共に分類される強さが求められる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 偏差が閾値(44)により求められることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 偏差の長さの値の軸(14)と偏差の程度の値の軸(15)を持つ座標系(13)において、異物が分類されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 一方の軸(15)が異なる特性の値の複数の部分に分割されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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