JP2006511731A - 皮膚接触表面に有益なコーティングを有するエラストマー製品 - Google Patents
皮膚接触表面に有益なコーティングを有するエラストマー製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006511731A JP2006511731A JP2004564741A JP2004564741A JP2006511731A JP 2006511731 A JP2006511731 A JP 2006511731A JP 2004564741 A JP2004564741 A JP 2004564741A JP 2004564741 A JP2004564741 A JP 2004564741A JP 2006511731 A JP2006511731 A JP 2006511731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastomeric
- glove
- product
- styrene
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L31/00—Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
- A61L31/14—Materials characterised by their function or physical properties, e.g. injectable or lubricating compositions, shape-memory materials, surface modified materials
- A61L31/16—Biologically active materials, e.g. therapeutic substances
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L31/00—Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
- A61L31/08—Materials for coatings
- A61L31/10—Macromolecular materials
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D19/00—Gloves
- A41D19/0055—Plastic or rubber gloves
- A41D19/0058—Three-dimensional gloves
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D2400/00—Functions or special features of garments
- A41D2400/32—Therapeutic use
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Gloves (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
本発明は、エラストマー手袋などのエラストマー製品を開示し、前記製品は、例えば製品の皮膚接触表面上のコーティングを含む。前記コーティングは、予想される使用条件下で製品から離れることができ、また皮膚を滑らかにするのに役立ち得る担体を含む。前記コーティングは、皮膚に臨床的利益を提供し得る添加剤も含む。前記添加剤は、皮膚軟化剤、湿潤剤、抗酸化剤又は他の臨床上有益な何らかの添加剤であり得る。
Description
エラストマー材料は、外科手術用手袋、実験用手袋、コンドーム、カテーテル、バルーン及びチューブのような、多用途での使用に適する無数の様々な製品に形成されている。エラストマー材料は、その物理的特性のため、上述のような用途に特に適することが見出されている。例えば、エラストマー材料は、良好な弾力特性を有することに加えて良好な強度特性を示し、水溶液だけでなく多くの溶媒類及び油類も浸透しないように製造され得る。
エラストマー材料は、典型的には、通常の使用の間には多少伸ばせるように形成されている。例えば、幾つかのエラストマー手袋では、使用の間、手に密接にフィットして良好な握り(gripping)特性及び触覚特性を提供するために、着用している間は手袋が伸ばせるように形成されている。加えて、手袋は、手袋が使用されている環境と着用者との間にバリアを提供するために、物質に対して不浸透性であるべきである。不運なことに、エラストマー製品のそれら望ましい特性は、着用者の皮膚に対して過酷な環境を作り出し得る。例えば、手袋着用者にとって発汗は頻繁に遭遇する問題であり、結果として生じる湿った環境は、様々な皮膚の問題をもたらし得る。そのような問題としては、例えば、真菌類及び酵母の増殖、並びに細菌及びウイルスの皮膚感染が挙げられる。
エラストマー材料は、典型的には、通常の使用の間には多少伸ばせるように形成されている。例えば、幾つかのエラストマー手袋では、使用の間、手に密接にフィットして良好な握り(gripping)特性及び触覚特性を提供するために、着用している間は手袋が伸ばせるように形成されている。加えて、手袋は、手袋が使用されている環境と着用者との間にバリアを提供するために、物質に対して不浸透性であるべきである。不運なことに、エラストマー製品のそれら望ましい特性は、着用者の皮膚に対して過酷な環境を作り出し得る。例えば、手袋着用者にとって発汗は頻繁に遭遇する問題であり、結果として生じる湿った環境は、様々な皮膚の問題をもたらし得る。そのような問題としては、例えば、真菌類及び酵母の増殖、並びに細菌及びウイルスの皮膚感染が挙げられる。
加えて、手袋のようなエラストマー製品を利用する者は、手の清浄化を頻繁に要求される臨床的な身分である場合が多い。例えば、臨床作業者は、手を洗うこと又は少なくとも衛生アルコール製剤で手を拭くことを、一日に何度も行わなければいけない。この絶えず続く清浄化は皮膚に対して過酷であり、皮膚の問題を悪化させ得る過度の皮膚乾燥を引き起こし得る。
過去には、水分の一部を吸収し、また手袋着用者が直面している問題の一部を軽減するために、エラストマー製品の皮膚接触表面がタルク又は炭酸カルシウム粉末のような粉末で処理されていた。前記粉末は、製品表面と皮膚との間にバリアとして働いて、エラストマー製品をより簡単に着用できるようにもしていた。製品表面上の粉末は、幾つかの用途に対しては未だ許容されてはいるが、外科手術的用途又はその他クリーンルーム様式の用途など、ある種の用途においては望ましくない場合がある。
エラストマー製品の皮膚接触表面を処理する他の方法も開発されている。例えば、手袋の内側をアロエベラでコーティングすることが知られている。
過去には、水分の一部を吸収し、また手袋着用者が直面している問題の一部を軽減するために、エラストマー製品の皮膚接触表面がタルク又は炭酸カルシウム粉末のような粉末で処理されていた。前記粉末は、製品表面と皮膚との間にバリアとして働いて、エラストマー製品をより簡単に着用できるようにもしていた。製品表面上の粉末は、幾つかの用途に対しては未だ許容されてはいるが、外科手術的用途又はその他クリーンルーム様式の用途など、ある種の用途においては望ましくない場合がある。
エラストマー製品の皮膚接触表面を処理する他の方法も開発されている。例えば、手袋の内側をアロエベラでコーティングすることが知られている。
アロエベラは、民間療法における利用の長い歴史を有する天然の植物抽出物である。一例を挙げると、アロエベラは、創傷、火傷及び皮膚炎症の外用治療並びに様々な病状の内的治療に用いられてきた。アロエベラは、スキンケア製品におけるポピュラーな成分である。しかしながら、アロエベラ、具体的にはアロエベラゲルの臨床的利益に関する研究はは、アロエベラを用いた皮膚治療には全く効力がないという結果からアロエベラを用いた治療により放射線による火傷が“奇跡的に”治ったという結果まで、様々な試験結果を有しており、全く矛盾している。例えば、Douglas Grindlay及びT. Reynoldsによる“The Aloe vera Phenomenon:A review of the Properties and Modern Uses of the Leaf Parenchyma Gel”(Journal of Ethnopharmacology, 16(1986) pp117-161)を参照してみる。Grindlay 及びReynoldsによると、アロエベラは火傷した皮膚を冷却し、消炎し、その痛みを抑えることができるという研究は示されているが、アロエベラゲルから単一の確定的な活性化合物を単離することには誰も成功しておらず、業界には、アロエベラゲルとの接触に由来する上皮組織にとっての臨床的利益を実証する主要な臨床試験が不足している。
エラストマー製品の表面を処理するため過去に用いられた別の方法は、Buchalterの米国特許第3,896,807号明細書において見出すことができる。Buchalterは、クリーム製剤の油相を染み込ませた表面を有する製品を教示しており、そのクリーム製剤は油性材料と1以上の乳化剤とを含み、任意成分として皮膚軟化剤、色素、香料及び/又は医薬品を含み得る。しかしながら、前記油相は、室温で乾燥して、油状でなく、べたべたしない固体でなくてはならず、また前記油相含浸剤の配合物は、製品に前記油相の均質な非水溶性液体混合物を含浸することによってのみ得ることができる。
本技術分野で必要とされているのは、皮膚に臨床的利益を送達することができる、エラストマー製品の皮膚接触表面用コーティング組成物である。更に、簡単且つ費用効率の高い方法を用いて、エラストマー製品の表面に施すことができるコーティング組成物が、必要とされている。
エラストマー製品の表面を処理するため過去に用いられた別の方法は、Buchalterの米国特許第3,896,807号明細書において見出すことができる。Buchalterは、クリーム製剤の油相を染み込ませた表面を有する製品を教示しており、そのクリーム製剤は油性材料と1以上の乳化剤とを含み、任意成分として皮膚軟化剤、色素、香料及び/又は医薬品を含み得る。しかしながら、前記油相は、室温で乾燥して、油状でなく、べたべたしない固体でなくてはならず、また前記油相含浸剤の配合物は、製品に前記油相の均質な非水溶性液体混合物を含浸することによってのみ得ることができる。
本技術分野で必要とされているのは、皮膚に臨床的利益を送達することができる、エラストマー製品の皮膚接触表面用コーティング組成物である。更に、簡単且つ費用効率の高い方法を用いて、エラストマー製品の表面に施すことができるコーティング組成物が、必要とされている。
(発明の概要)
本発明は、一般に、エラストマー製品の皮膚接触表面に適するコーティング組成物に関するる。一態様では、エラストマー製品が手袋であり得る。一般に、本発明のコーティング組成物は、担体と臨床上有益な薬剤とを含む。担体は、使用の間に製品表面で予想される条件下において、製品の表面から離れ得る材料、例えば蝋質材料を含んでいてもよい。一態様では、担体が、ベヘントリモニウム(behenetrimonium)メトサルフェートを含み得る。
本発明の臨床上有益な添加剤は、上皮組織と細胞レベルで直接相互作用して、皮膚に利益を与えてもよい。あるいは、本発明の臨床上有益な添加剤が、皮膚表面の又はその近くの構成成分と相互作用して、皮膚に利益を与えてもよい。
一態様では、コーティングが施されるエラストマー製品が、エラストマーポリマーと、コーティングが施される少なくとも1つの皮膚接触表面とを含む主母材(primary matrix)を含み得る。一態様では、前記エラストマーポリマーがエラストマーブロックコポリマーであり得る。
本発明の完全で実現可能な開示は、当業者にとって本発明の最良の態様を含んでおり、また付属図面に対する参照も含め、本明細書の残りの部分で更に詳しく示される。
本明細書及び図面で繰り返し使用される参照文字は、本発明の特徴又は要素と同一又は類似のものを表すことを意図する。
本発明は、一般に、エラストマー製品の皮膚接触表面に適するコーティング組成物に関するる。一態様では、エラストマー製品が手袋であり得る。一般に、本発明のコーティング組成物は、担体と臨床上有益な薬剤とを含む。担体は、使用の間に製品表面で予想される条件下において、製品の表面から離れ得る材料、例えば蝋質材料を含んでいてもよい。一態様では、担体が、ベヘントリモニウム(behenetrimonium)メトサルフェートを含み得る。
本発明の臨床上有益な添加剤は、上皮組織と細胞レベルで直接相互作用して、皮膚に利益を与えてもよい。あるいは、本発明の臨床上有益な添加剤が、皮膚表面の又はその近くの構成成分と相互作用して、皮膚に利益を与えてもよい。
一態様では、コーティングが施されるエラストマー製品が、エラストマーポリマーと、コーティングが施される少なくとも1つの皮膚接触表面とを含む主母材(primary matrix)を含み得る。一態様では、前記エラストマーポリマーがエラストマーブロックコポリマーであり得る。
本発明の完全で実現可能な開示は、当業者にとって本発明の最良の態様を含んでおり、また付属図面に対する参照も含め、本明細書の残りの部分で更に詳しく示される。
本明細書及び図面で繰り返し使用される参照文字は、本発明の特徴又は要素と同一又は類似のものを表すことを意図する。
(好ましい態様の詳細な説明)
本明細書における考察は例示的な態様を説明するだけのものであって、本発明の広い側面を制限することを意図しているのではなく、本発明の広い側面は模範的な構成に具現化されることが、当業者には容易に理解できるであろう。更に、たとえエラストマー製品が詳細な説明の他の部分で一般的に手袋と呼ばれていても、本発明は手袋と同様に他のエラストマー製品にも応用でき、本発明が手袋に限定されないことが理解されるべきである。
ある側面では、本発明は、エラストマー製品の一表面、例えば手袋の内面の少なくとも一部に施されているコーティング組成物を含むエラストマー製品に関する。そのコーティングされた表面が使用の間に上皮組織と接触すると、上皮組織表面に本来存在する水分がコーティングと接触し得る。予想される使用温度で、前記コーティングの少なくとも一部が乳化し、溶解し、分散し、あるいは手袋の表面から分離し、それによって、コーティング材料が皮膚に臨床的利益を送達し得るように、コーティング材料が前記上皮組織と接触させられ得る。
本明細書における考察は例示的な態様を説明するだけのものであって、本発明の広い側面を制限することを意図しているのではなく、本発明の広い側面は模範的な構成に具現化されることが、当業者には容易に理解できるであろう。更に、たとえエラストマー製品が詳細な説明の他の部分で一般的に手袋と呼ばれていても、本発明は手袋と同様に他のエラストマー製品にも応用でき、本発明が手袋に限定されないことが理解されるべきである。
ある側面では、本発明は、エラストマー製品の一表面、例えば手袋の内面の少なくとも一部に施されているコーティング組成物を含むエラストマー製品に関する。そのコーティングされた表面が使用の間に上皮組織と接触すると、上皮組織表面に本来存在する水分がコーティングと接触し得る。予想される使用温度で、前記コーティングの少なくとも一部が乳化し、溶解し、分散し、あるいは手袋の表面から分離し、それによって、コーティング材料が皮膚に臨床的利益を送達し得るように、コーティング材料が前記上皮組織と接触させられ得る。
本発明で使用されるコーティングは、使用条件下で手袋表面から離れ得るが、梱包(packageing)、出荷(shipping)などの間は手袋の表面上にとどまり得る担体を含む。例えば、一態様では、担体が、表皮を介した水分損失のため又は不完全な手の乾燥のため、皮膚表面で水と乳化し得る。あるいは、担体が、他の方法に従って同様に手袋表面から離れてもよい。例えば、他の態様では、担体が、皮膚表面と手袋表面との間で利用可能な水に溶解又は分散して、皮膚に有益な薬剤を送達してもよい。
本発明の幾つかの態様では、担体がエラストマー手袋に付加的な利益を提供し得る。例えば、担体は、使用条件下で皮膚に潤いを与えることに役立ち得る。一態様では,担体が、手袋表面上につるつるしたコーティングを形成して、手袋の着用し易さを高めることができる。
また、担体は、コーティングに含まれる他の添加剤の利益を高めることもできる。例えば、ある種の態様においては、担体が、陽イオン性の性質を有しており、静電気引力のため皮膚表面に引き寄せられ得る。前記静電引力は、例えば滞在時間を増加することによって、コーティング中の添加剤と上皮組織との間の接触を強化し得る。加えて、皮膚は、その水和した状態で、担体のイオン的性質のため、薬剤の有益な効果を更に受容することができる。
本発明の幾つかの態様では、担体がエラストマー手袋に付加的な利益を提供し得る。例えば、担体は、使用条件下で皮膚に潤いを与えることに役立ち得る。一態様では,担体が、手袋表面上につるつるしたコーティングを形成して、手袋の着用し易さを高めることができる。
また、担体は、コーティングに含まれる他の添加剤の利益を高めることもできる。例えば、ある種の態様においては、担体が、陽イオン性の性質を有しており、静電気引力のため皮膚表面に引き寄せられ得る。前記静電引力は、例えば滞在時間を増加することによって、コーティング中の添加剤と上皮組織との間の接触を強化し得る。加えて、皮膚は、その水和した状態で、担体のイオン的性質のため、薬剤の有益な効果を更に受容することができる。
担体に加えて、コーティングは、上皮組織に対して臨床的利益を提供し得る薬剤又は添加剤も含み得る。本明細書で定義されている「臨床的利益を提供する」という用語は、上皮組織と添加剤との間に細胞レベルで何らかの相互作用又は反応が存在して、あるいは上皮組織と添加剤若しくは何らかの環境要因と添加剤との間に皮膚表面又はその近くにて何らかの相互作用又は反応が存在して、上皮組織に何らかの特異的な利益が提供されることを意味している。細胞レベルにて相互作用又は反応する添加剤は、表皮に作用するものである。皮膚表面又はその近くにて上皮組織と相互作用又は反応する添加剤は、角質層に作用するものである。添加剤は表皮又は角質層どちらと相互作用又は反応してもよく、また、ある場合には、表皮及び角質層の両方と相互作用又は反応してもよい。例えば、コーティングは、皮膚軟化剤、湿潤剤、保湿剤、ビタミン類、又は上皮組織に臨床的利益を提供し得る他の材料を含み得る。しかしながら、アロエベラは、火傷した皮膚を冷却し且つ痛みを和らげ得るが、細胞レベルにて上皮組織と又は皮膚表面にて他の要素と相互作用する単一の活性化合物を含むことは見出されておらず、それ自体では、本明細書で定義するような臨床的利益を皮膚に提供しない。
エラストマー製品を更に改良し得る他の成分又は添加剤が、本発明のコーティングに含まれていてもよい。例えば、製品の滑り特性を向上させるために、シリコーン潤滑剤のような潤滑剤が本発明のコーティングに含まれていてもよい。前記滑り特性としては、例えば、製品の湿った(damp)滑り特性が挙げられる。
本発明の方法は、エラストマー製品表面の少なくとも一部分にコーティング組成物の層を堆積することを含む。コーティング組成物は、一般に、使用の間に上皮組織と接触するであろう製品の表面上に堆積され得る。一態様では、前記表面は、手袋の着用面(内面)の少なくとも一部分であり得る。そして、コーティング組成物は、製品の着用者に利益を提供し得る。
別の態様では、コーティング組成物は、握り表面(外面)の少なくとも一部分に堆積され得る。例えば、エラストマー製品が、カテーテル又はバルーンと同様に、内用的に(internally)用いられ得るように形成される態様では、例えば、好ましくは、コーティング組成物が製品の外面上のみに堆積されて、内部上皮組織に有益な薬剤を送達し得る。
本発明の方法は、エラストマー製品表面の少なくとも一部分にコーティング組成物の層を堆積することを含む。コーティング組成物は、一般に、使用の間に上皮組織と接触するであろう製品の表面上に堆積され得る。一態様では、前記表面は、手袋の着用面(内面)の少なくとも一部分であり得る。そして、コーティング組成物は、製品の着用者に利益を提供し得る。
別の態様では、コーティング組成物は、握り表面(外面)の少なくとも一部分に堆積され得る。例えば、エラストマー製品が、カテーテル又はバルーンと同様に、内用的に(internally)用いられ得るように形成される態様では、例えば、好ましくは、コーティング組成物が製品の外面上のみに堆積されて、内部上皮組織に有益な薬剤を送達し得る。
更に別の態様では、2以上の表面が本発明の臨床上有益な組成物でコーティングされる。例えば、コーティング組成物は、医療用手袋の着用面上に堆積されて着用者の皮膚に臨床的利益を送達してもよく、また、前記手袋の握り表面上に堆積されて患者の上皮組織に臨床的利益を送達してもよい。更に、手袋の二面上のコーティングが、別々の添加剤を含んで、接触する組織に別々の利益を送達してもよい。
手袋など、いずれのエラストマー製品も、本発明に従って加工処理され得る。例えば、手袋は、天然ゴム若しくは合成ゴム又は溶解したエラストマーポリマーから形成され得る。一例を挙げると、手袋は、天然ゴム、ニトリルゴム、ポリウレタン、ネオプレン、共役ジエンのホモポリマー、少なくとも2つの共役ジエンのコポリマー、少なくとも1つの共役ジエンと少なくとも1つのビニルモノマーとのコポリマー、又はそれらの適切な組合せのいずれかで形成されていてもよい。更に、ポリマー類又はコポリマー類の組合せが、製品の単層に又は多層製品の別々の層に存在していてもよい。
手袋など、いずれのエラストマー製品も、本発明に従って加工処理され得る。例えば、手袋は、天然ゴム若しくは合成ゴム又は溶解したエラストマーポリマーから形成され得る。一例を挙げると、手袋は、天然ゴム、ニトリルゴム、ポリウレタン、ネオプレン、共役ジエンのホモポリマー、少なくとも2つの共役ジエンのコポリマー、少なくとも1つの共役ジエンと少なくとも1つのビニルモノマーとのコポリマー、又はそれらの適切な組合せのいずれかで形成されていてもよい。更に、ポリマー類又はコポリマー類の組合せが、製品の単層に又は多層製品の別々の層に存在していてもよい。
一般的に、本発明のエラストマー製品は、いずれか適切な方法によって形成され得る。例えば、エラストマー手袋は、完成品の形状の浸漬型(former)に一連の浸漬処理を行うことによって、形成され得る。図1は、手袋を形成するのに使用され得る、一連の手袋型すなわち浸漬型(52)の図示である。図1に示されている浸漬型(52)は、バッチ加工作業に好都合であるようなパレット上の図示であるが、連続的な加工処理も選択的に用いられ得ることが理解されるべきである。浸漬型(52)は、一般に、一連のコーティングを許容し、また成形された製品を離し得る、模様付きの(textured)又は滑らかな表面を有する輪郭の型であり得る。浸漬型(52)の表面は、セラミック、磁器、ガラス若しくは金属であってもよく、又はある種のフルオロカーボン類から形成されていてもよい。
必要に応じ、浸漬型上に手袋を形成するのに先立ち、浸漬型が清浄化され得る。清浄化処理は、一般的に、水による任意のプレリンス、それに続く酸洗浄を含み得る。酸洗浄の後、浸漬型は、最後の水によるリンスの前に、水でリンスされ、加熱した苛性アルカリ溶液中に浸漬され得る。清浄化処理の後、一連の浸漬工程及び乾燥工程によって、手袋が浸漬型上に形成され得る。
必要に応じ、浸漬型上に手袋を形成するのに先立ち、浸漬型が清浄化され得る。清浄化処理は、一般的に、水による任意のプレリンス、それに続く酸洗浄を含み得る。酸洗浄の後、浸漬型は、最後の水によるリンスの前に、水でリンスされ、加熱した苛性アルカリ溶液中に浸漬され得る。清浄化処理の後、一連の浸漬工程及び乾燥工程によって、手袋が浸漬型上に形成され得る。
図2は、浸漬型(52)上に形成され得る手袋(50)の可能な一態様を図示する。一態様では、手袋(50)が、浸漬型(52)の一連の浸漬(dipping又はimmersion)を介して形成され得る。例えば、一態様では、清浄化の後、浸漬型上に手袋の本体又は主母材が形成されるのに先立ち、浸漬型(52)が凝固剤組成物中に浸され得る。本開示の目的のため、手袋の主母材は、手袋の本体であるか又は1以上のエラストマー材料の層を含むものであると定義される。凝固剤は、ベースポリマーに手袋の主母材を形成させて凝固させる。本発明に使用され得る凝固剤組成物は、浸漬型から手袋を簡単に外すための粉末を含んでいてもよく、あるいは必要に応じて、粉末を含まなくてもよい。一態様では、使用され得る粉末フリーの凝固剤組成物は、カルシウム、亜鉛、アルミニウムなどの水溶性塩類を含む。例えば、水中又はアルコール中の硝酸カルシウムが、凝固剤組成物に用いられてもよい。そのような態様では、硝酸カルシウムは、溶液中に質量で約40%までの量で存在し得る。凝固剤組成物は、界面活性剤のような、手袋の特性を改良し得る他の添加剤を含んでいてもよい。
凝固剤組成物中に浸された後、浸漬型は、引き上げられ、浸漬型の表面上に存在する凝固剤組成物が乾燥され得る。一度乾燥されると、凝固剤の残留コーティングが、浸漬型上に残される。次に、浸漬型が、所望のエラストマーポリマーのラテックス溶液中に浸漬され得る。本発明の目的のために、ラテックスは、エラストマーポリマーが水中に懸濁されているコロイドとして定義される。
凝固剤組成物中に浸された後、浸漬型は、引き上げられ、浸漬型の表面上に存在する凝固剤組成物が乾燥され得る。一度乾燥されると、凝固剤の残留コーティングが、浸漬型上に残される。次に、浸漬型が、所望のエラストマーポリマーのラテックス溶液中に浸漬され得る。本発明の目的のために、ラテックスは、エラストマーポリマーが水中に懸濁されているコロイドとして定義される。
一般に、本発明のラテックス溶液は、約50%未満の乾燥ゴム含有量(DRC)を有してもよく、あるいは約50%未満の総固体含有量(TSC)を有してもよい。一態様では、ラテックス溶液が約25%未満のDRC又はTSCを有してもよい。ラテックス溶液は、pH調整剤、安定剤などの種々の添加剤を含んでいてもよい。
ラテックスが凝固剤組成物と接触すると、凝固剤が、浸漬型の表面上でラテックスの一部を局所的に不安定にして、凝固させる。凝固剤中の添加剤は、その添加剤が何であるかに依存して、浸漬型とラテックスフィルムとの間に層を形成し得るか、あるいはラテックスフィルムに組込まれ、続いて浸出処理の間に取り除かれ得る。所望の時間の後、浸漬型がラテックス溶液から引き上げられて、凝固した層が浸漬型の上で完全に一体化される。
浸漬型がエマルジョンに浸されている時間(一般に“滞留時間”と称される)は、フィルムの厚さを決定する。ラテックス中の浸漬型の滞留時間を増やすと、フィルムの厚さを増加させる。主母材を形成しているフィルムの全体の厚さは、他のパラメータにも依存し得る。そのようなパラメータとしては、例えば、ラテックスエマルジョンの固体含有量並びにラテックスエマルジョン及び/又は凝固剤組成物の添加剤含有量が挙げられる。
他の態様では、エラストマー製品が1以上のポリマーから形成されてもよく、前記ポリマーは、適切な溶媒に溶解されて、次いで浸漬型上で所望の形状に乾燥され得る。例えば、本技術分野で一般的に知られているような1以上のエラストマーブロックコポリマーが、トルエンのような溶媒に溶解されてもよく、次いで浸漬型上で所望のエラストマー製品の形状に乾燥又は硬化されてもよい。適切なブロックコポリマーとしては、例えば、スチレン-イソプレン-スチレン(S-I-S)ブロックコポリマー類、スチレン-ポリブタジエン-スチレン(S-B-S)ブロックコポリマー類、スチレン-ブタジエン(S-B)ブロックコポリマー類、スチレン-エチレンブチレン-スチレン(S-EB-S)ブロックコポリマー類及びそれらの混合物が挙げられる。
ラテックスが凝固剤組成物と接触すると、凝固剤が、浸漬型の表面上でラテックスの一部を局所的に不安定にして、凝固させる。凝固剤中の添加剤は、その添加剤が何であるかに依存して、浸漬型とラテックスフィルムとの間に層を形成し得るか、あるいはラテックスフィルムに組込まれ、続いて浸出処理の間に取り除かれ得る。所望の時間の後、浸漬型がラテックス溶液から引き上げられて、凝固した層が浸漬型の上で完全に一体化される。
浸漬型がエマルジョンに浸されている時間(一般に“滞留時間”と称される)は、フィルムの厚さを決定する。ラテックス中の浸漬型の滞留時間を増やすと、フィルムの厚さを増加させる。主母材を形成しているフィルムの全体の厚さは、他のパラメータにも依存し得る。そのようなパラメータとしては、例えば、ラテックスエマルジョンの固体含有量並びにラテックスエマルジョン及び/又は凝固剤組成物の添加剤含有量が挙げられる。
他の態様では、エラストマー製品が1以上のポリマーから形成されてもよく、前記ポリマーは、適切な溶媒に溶解されて、次いで浸漬型上で所望の形状に乾燥され得る。例えば、本技術分野で一般的に知られているような1以上のエラストマーブロックコポリマーが、トルエンのような溶媒に溶解されてもよく、次いで浸漬型上で所望のエラストマー製品の形状に乾燥又は硬化されてもよい。適切なブロックコポリマーとしては、例えば、スチレン-イソプレン-スチレン(S-I-S)ブロックコポリマー類、スチレン-ポリブタジエン-スチレン(S-B-S)ブロックコポリマー類、スチレン-ブタジエン(S-B)ブロックコポリマー類、スチレン-エチレンブチレン-スチレン(S-EB-S)ブロックコポリマー類及びそれらの混合物が挙げられる。
第一のエラストマーポリマー層が形成された後、次に浸漬型が加熱されて、ポリマーをゲル状にし得る。次に、ゲル化したポリマーから残留化学物質を浸出するために、浸漬型がリンスされ得る。
所望の場合には、付加的なポリマー層が第一の層上に形成されて、手袋の主母材が複数の層を含み得る。そのような加工処理は、一般に過浸漬(over-dip)処理と呼ばれている。一態様では、浸漬型が所望のポリマーのエマルジョン中又は溶液中に浸漬されることによって、過浸漬処理が行われ得る。主母材の付加的な層は、手袋のある種の特性を高め得る。一例を挙げると、付加的な層は、完成品の手袋に、改良された握り表面又は改良された着用面を提供し得る。従って、手袋の着用を改良できる付加的なポリマー層が着用層であってもよく、また、続いてその着用層の上に本発明のコーティング組成物が堆積されてもよい。
製品の主母材の付加的なポリマー層の形成に続いて、ビード圧延操作(bead rolling operation)が完了され得る。
所望の場合には、付加的なポリマー層が第一の層上に形成されて、手袋の主母材が複数の層を含み得る。そのような加工処理は、一般に過浸漬(over-dip)処理と呼ばれている。一態様では、浸漬型が所望のポリマーのエマルジョン中又は溶液中に浸漬されることによって、過浸漬処理が行われ得る。主母材の付加的な層は、手袋のある種の特性を高め得る。一例を挙げると、付加的な層は、完成品の手袋に、改良された握り表面又は改良された着用面を提供し得る。従って、手袋の着用を改良できる付加的なポリマー層が着用層であってもよく、また、続いてその着用層の上に本発明のコーティング組成物が堆積されてもよい。
製品の主母材の付加的なポリマー層の形成に続いて、ビード圧延操作(bead rolling operation)が完了され得る。
所望の保護膜を含む製品の主母材が形成された後、手袋の主母材が最終的に硬化又は加硫され得る。一般に、天然ラテックスゴム製品は、約80℃〜約150℃の温度で約10分〜約20分加硫されてもよく、ニトリルゴム製品は、約80℃〜約150℃の間の温度にて約10分〜約20分加硫されてもよい。幾つかの態様では、天然又は合成のゴムラテックスが加硫剤(一般的には硫黄)との高温反応によって加硫されて、ポリマー鎖の架橋を引き起こし得る。ラテックスを加硫することに加えて、高温処理が、浸漬型に残留している揮発性成分、例えば残留している水などを蒸発させ得る。加硫の後、手袋は水でリンスされ得る。
幾つかの態様では、手袋が浸漬型から外されて、ハロゲン化処理、例えば塩素化を行われて、手袋の表面特性、例えば着脱特性を改良し得る。塩素化は残留するタンパク質も取り除くことができ、また粉末状の凝固剤が用いられた場合は、ハロゲン化は手袋の表面から残留する粉末を取り除くことができる。手袋は、溶存塩素を含む水溶液中での浸漬及び任意の攪拌によって、塩素化され得る。一態様では、幾つかの手袋が約10分〜約20分にわたり塩素溶液中で回転させられ得る。
任意のハロゲン化処理の後、手袋は、本発明により開示されるコーティングの堆積に先立って、1回以上水で(好ましくは軟水で)リンスされ、乾燥させられ得る。例えば、二段階の乾燥工程が利用されてもよく、そのような工程では、手袋が、最初に脱水機での脱水によって部分的に乾燥され、続いてサイクロン乾燥器中に置かれることにより完全に乾燥される。
乾燥の後、本発明のコーティング組成物が手袋の少なくとも一表面に施され得る。コーティングは、手袋の皮膚接触表面の少なくとも一部分に施されてもよく、担体、上皮組織に臨床的利益を提供し得る有益な薬剤及び他の任意の添加剤を含み得る。
幾つかの態様では、手袋が浸漬型から外されて、ハロゲン化処理、例えば塩素化を行われて、手袋の表面特性、例えば着脱特性を改良し得る。塩素化は残留するタンパク質も取り除くことができ、また粉末状の凝固剤が用いられた場合は、ハロゲン化は手袋の表面から残留する粉末を取り除くことができる。手袋は、溶存塩素を含む水溶液中での浸漬及び任意の攪拌によって、塩素化され得る。一態様では、幾つかの手袋が約10分〜約20分にわたり塩素溶液中で回転させられ得る。
任意のハロゲン化処理の後、手袋は、本発明により開示されるコーティングの堆積に先立って、1回以上水で(好ましくは軟水で)リンスされ、乾燥させられ得る。例えば、二段階の乾燥工程が利用されてもよく、そのような工程では、手袋が、最初に脱水機での脱水によって部分的に乾燥され、続いてサイクロン乾燥器中に置かれることにより完全に乾燥される。
乾燥の後、本発明のコーティング組成物が手袋の少なくとも一表面に施され得る。コーティングは、手袋の皮膚接触表面の少なくとも一部分に施されてもよく、担体、上皮組織に臨床的利益を提供し得る有益な薬剤及び他の任意の添加剤を含み得る。
一般的に、担体は、使用の間に予想される温度及び水和の条件下において、手袋の表面から離れ得る。使用の間に予想される条件は、上皮組織に典型的な水和及び温度の条件、すなわち、約35℃〜約40℃であって、通常の表皮を介した水分損失によるものと少なくとも等価な水和レベルであり得るが、例えば手洗いの後の皮膚に残っている水のため、更なる水分が存在し得る。重要なのは、コーティング組成物を、使用の前に溶解したり、分散したり、あるいは手袋表面から分離したりしないように調剤すべきだということである。つまり、コーティングは、手袋が着用されるまで、あるいは手袋が一定時間上皮組織と接触している状態で、手袋に堆積したままとなっており、梱包、出荷、保管などの間に手袋の表面から分離しないということである。例えば、使用の前には有益な薬剤を保持し、また使用の間には有益な薬剤を皮膚表面に送達するために、担体は、自己乳化ワックス、シリコーンワックス、又は梱包及び出荷の間に軟化するのを防ぐように調合され得る別の薬剤であってもよい。
コーティング組成物の担体は、陽イオン性、陰イオン性又は非イオン性の性質であってもよい。例えば、一態様では、担体が、皮膚表面の性質よりも実質的に陽性である陽イオン性担体であってもよく、一例を挙げると、コーティング組成物の皮膚に残留する時間を増やすことができ、よってコーティング組成物の利益を高め得る。
一態様では、担体が自己乳化ワックスであり得る。例えば、担体は、少なくとも20の炭素原子を有する陽イオン性の第四級アンモニウム化合物を1以上含む自己乳化ワックスであってもよい。
コーティング組成物の担体は、陽イオン性、陰イオン性又は非イオン性の性質であってもよい。例えば、一態様では、担体が、皮膚表面の性質よりも実質的に陽性である陽イオン性担体であってもよく、一例を挙げると、コーティング組成物の皮膚に残留する時間を増やすことができ、よってコーティング組成物の利益を高め得る。
一態様では、担体が自己乳化ワックスであり得る。例えば、担体は、少なくとも20の炭素原子を有する陽イオン性の第四級アンモニウム化合物を1以上含む自己乳化ワックスであってもよい。
一態様では、担体が、ベヘントリモニウムメトサルフェートであり得る。例えば、担体は、ベヘントリモニウムメトサルフェートとセテアリルアルコールとの混合物としてインクロクワット・ベヘニルTMS(Incroquat Behenyl TMS)の商品名称でCroda,Inc.,から入手可能な第四級アンモニウム化合物を含んでいてもよい。担体に用いられ得る他の考えうる高分子量第四級アンモニウム化合物としては、ジステアリルジモニウムクロリド、ジメチルジオクタデシルアンモニウムクロリド又はステアラミドプロピルジメチルアミンが挙げられる。別の態様では、担体が、塩酸、クエン酸、リン酸、乳酸又は酒石酸で中和されたステアラミドエチルジエチルアミンを含み得る。
本発明に利用され得る他の自己乳化ワックスの例としては、乳化ワックスNFでありCroda,Inc.,から入手可能なポーラワックス(Polawax:登録商標);セテアリルアルコールとセテアレス20との混合物であるコスモワックス(Cosmowax:登録商標)(Croda,Inc.,);グリセリルステアレート自己乳化剤であるレクセムル(Lexemul:登録商標)530;ステアリルアルコールとセテアレス20との混合物であるコスモワックス(登録商標) K (Croda,Inc.,);セテアリルアルコール、PEG-40ひまし油及びステアラルコニウム(stearalkonium)クロリドの混合物であるインクロカット(Incroquat)CRコンセントレート;ベヘナミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートとステアリルアルコールとの混合物であるインクロカットBES-35S;グリセリルオレアートSE;PEG-2ステアレート;PEG-2オレアート;PEG-2ラウレート;及び適切な自己乳化ワックス類の混合物が挙げられるが、これだけに限られない。
本発明に利用され得る他の自己乳化ワックスの例としては、乳化ワックスNFでありCroda,Inc.,から入手可能なポーラワックス(Polawax:登録商標);セテアリルアルコールとセテアレス20との混合物であるコスモワックス(Cosmowax:登録商標)(Croda,Inc.,);グリセリルステアレート自己乳化剤であるレクセムル(Lexemul:登録商標)530;ステアリルアルコールとセテアレス20との混合物であるコスモワックス(登録商標) K (Croda,Inc.,);セテアリルアルコール、PEG-40ひまし油及びステアラルコニウム(stearalkonium)クロリドの混合物であるインクロカット(Incroquat)CRコンセントレート;ベヘナミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートとステアリルアルコールとの混合物であるインクロカットBES-35S;グリセリルオレアートSE;PEG-2ステアレート;PEG-2オレアート;PEG-2ラウレート;及び適切な自己乳化ワックス類の混合物が挙げられるが、これだけに限られない。
他の適切な担体は、脂肪アルコール類、脂肪酸類又は脂肪エステル類と、少なくとも20の炭素原子を有する界面活性剤との混合物を含み得る。例えば、担体は、脂肪酸類、脂肪アルコール類又は脂肪エステル類と、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤又は界面活性剤混合物とを組合せた混合物を含み得る。一態様では、使用され得る脂肪アルコールとしては、例えば、少なくとも12の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和のアルコール類が挙げられる。例えば、ラウリルアルコール、ミリスタル(myristal)アルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール又はそれらのアルコール類の混合物が用いられ得る。
本発明での使用に適し得る陰イオン性界面活性剤の一例は、ココイルイソチオシアン酸ナトリウムであり、これはジェロポン(Geropon:登録商標)AS-200の商品名称でRhone-Poulenc,Inc.,から商業的に入手可能である。
本発明における他の適切な担体は、予想される使用温度にて所望の移動特性を示す、ある種の陽イオン性ポリマーを含み得る。例えば、セルロース、コラーゲン、又はビニルピロリドン由来の陽イオン性ポリマー類が、単独で又は組合せて用いられ得る。
本発明での使用に適し得る陰イオン性界面活性剤の一例は、ココイルイソチオシアン酸ナトリウムであり、これはジェロポン(Geropon:登録商標)AS-200の商品名称でRhone-Poulenc,Inc.,から商業的に入手可能である。
本発明における他の適切な担体は、予想される使用温度にて所望の移動特性を示す、ある種の陽イオン性ポリマーを含み得る。例えば、セルロース、コラーゲン、又はビニルピロリドン由来の陽イオン性ポリマー類が、単独で又は組合せて用いられ得る。
一態様では、例えば、ユーケア・ポリマー(Ucare Polymer)JR 400(Amerchol, Inc.,から入手可能)又はセルクワット(Celquat)SC 240(National Starch,Inc.,から入手可能)のようなセルロース由来のポリマー類が用いられてもよく、その2つは両方ともヒドロキシエチルセルロースとトリメチルアンモニウム置換エポキシドとの反応生成物を含む。本発明に有用な別の考えうるセルロース由来のポリマーは、クワトリソフト・ポリマー(Quatrisoft Polymer)LM-200(Amerchol,Inc.,から入手可能)であって、ヒドロキシエチルセルロースの高分子量第四級アンモニウム塩とラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドとの反応生成物を含む。
担体に用いられ得る他の考えうる陽イオン性ポリマー類としては、例えば、クワット-コル(Quat-Coll)IP-10(Brooks Industriedsから入手可能)、ポリクオタニウム-11及びポリクオタニウム-28(これらは両方ともInternational Specialty Polymersからガフクワット(Gafquat)の商品名称で入手可能)のようなポリクオタニウムタンパク質が挙げられる。ポリクオタニウムタンパク質の混合物も、本発明に利用し得る。
担体はシリコーンワックスを含んでもよく、シリコーンワックスは、臨床上有益な薬剤を保有して、使用条件下で皮膚に本発明の組成物を送達し得るだけでなく、皮膚を滑らかにすること及び軟らかくすることにも役立ち得る。シリコーンワックス類は、化学的にはアルキルポリジメチルシロキサン類である。本発明に使用し得るシリコーンワックス類の非限定的な列挙としては、ステアリルジメチコン(ダウ・コーニング(Dow Corning)2503)、ステアリルメチコン(クラリアント・シルケア(Clariant SilCare)41M30)、C20-C24アルキルジメチコン(クラリアント・シルケア41M70)、C20-C24メチコン(クラリアント41M40)、C24-C28ジメチコン(クラリアント・シルケア41M80)、C24-C28メチコン(クラリアント・シルケア41M50)及びC30-C45ジメチコン(ダウ・コーニングAMS-30)を挙げることができる。
担体に用いられ得る他の考えうる陽イオン性ポリマー類としては、例えば、クワット-コル(Quat-Coll)IP-10(Brooks Industriedsから入手可能)、ポリクオタニウム-11及びポリクオタニウム-28(これらは両方ともInternational Specialty Polymersからガフクワット(Gafquat)の商品名称で入手可能)のようなポリクオタニウムタンパク質が挙げられる。ポリクオタニウムタンパク質の混合物も、本発明に利用し得る。
担体はシリコーンワックスを含んでもよく、シリコーンワックスは、臨床上有益な薬剤を保有して、使用条件下で皮膚に本発明の組成物を送達し得るだけでなく、皮膚を滑らかにすること及び軟らかくすることにも役立ち得る。シリコーンワックス類は、化学的にはアルキルポリジメチルシロキサン類である。本発明に使用し得るシリコーンワックス類の非限定的な列挙としては、ステアリルジメチコン(ダウ・コーニング(Dow Corning)2503)、ステアリルメチコン(クラリアント・シルケア(Clariant SilCare)41M30)、C20-C24アルキルジメチコン(クラリアント・シルケア41M70)、C20-C24メチコン(クラリアント41M40)、C24-C28ジメチコン(クラリアント・シルケア41M80)、C24-C28メチコン(クラリアント・シルケア41M50)及びC30-C45ジメチコン(ダウ・コーニングAMS-30)を挙げることができる。
本発明のコーティングは、使用者に臨床的利益を提供し得る1以上の添加剤も含む。特に、本発明のコーティングの臨床上有益な添加剤は、細胞レベルで上皮組織と直接的に相互作用して、皮膚に利益を提供し得るか、あるいは皮膚に利益を提供するために、皮膚表面の又はその近くの構成成分と相互作用し得る。
一態様では、臨床上有益な添加剤が皮膚軟化剤であってもよく、皮膚軟化剤は、本明細書では、乾燥肌をより正常な水分バランスまで回復させる手助けをする薬剤として定義される。皮膚軟化剤は、皮膚に溶け込む油脂を補うこと、皮膚を柔軟にすること、角質層のひび割れ及びあかぎれの一部を修復すること、並びに皮膚に水を閉じ込める保護幕を形成することによって、皮膚に作用する。本発明での使用に適し得る皮膚軟化剤としては、蜜蝋、ブチルステアレート、セラミド、セチルパルミテート、ユーセライト(eucerit)、イソヘキサデカン、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステート、ミンク油、鉱油、ナッツ油、オレイルアルコール、ワセリン又はペトロラタム、グリセロールステアレート、アボカド油、ホホバ油、ラノリン(又は羊毛脂)、ラノリンアルコールなどのラノリン誘導体、レチニルパルミテート(ビタミンA誘導体)、セテアリルアルコール、スクアラン、スクアレン、ステアリン酸、ステアリルアルコール、ミリスタルミリステート、ある種のヒドロゲル皮膚軟化剤、種々の脂質類、デシルオレアート及びひまし油が挙げられる。
一態様では、臨床上有益な添加剤が皮膚軟化剤であってもよく、皮膚軟化剤は、本明細書では、乾燥肌をより正常な水分バランスまで回復させる手助けをする薬剤として定義される。皮膚軟化剤は、皮膚に溶け込む油脂を補うこと、皮膚を柔軟にすること、角質層のひび割れ及びあかぎれの一部を修復すること、並びに皮膚に水を閉じ込める保護幕を形成することによって、皮膚に作用する。本発明での使用に適し得る皮膚軟化剤としては、蜜蝋、ブチルステアレート、セラミド、セチルパルミテート、ユーセライト(eucerit)、イソヘキサデカン、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステート、ミンク油、鉱油、ナッツ油、オレイルアルコール、ワセリン又はペトロラタム、グリセロールステアレート、アボカド油、ホホバ油、ラノリン(又は羊毛脂)、ラノリンアルコールなどのラノリン誘導体、レチニルパルミテート(ビタミンA誘導体)、セテアリルアルコール、スクアラン、スクアレン、ステアリン酸、ステアリルアルコール、ミリスタルミリステート、ある種のヒドロゲル皮膚軟化剤、種々の脂質類、デシルオレアート及びひまし油が挙げられる。
考えられる別の臨床上有益な添加剤としては湿潤剤が挙げられ、湿潤剤は、本明細書では、空気から水分を引きつけること及びその水分を皮膚に保持することによって皮膚に水を補う薬剤として定義される。本発明での使用に適し得る湿潤剤としては、アラニン、グリセリン、PEG、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン(グリコール)、ヒアルロン酸、天然保湿因子(皮膚本来の湿潤剤に共通しているアミノ酸類と塩類との混合物)、サッカライドイソメラート、乳酸ナトリウム、ソルビトール、尿素及びナトリウムPCAが挙げられる。
本発明での使用に適し得る他の臨床上有益な薬剤としては、身体又は他の対象物を酸化から保護する物質のユニークな群である、抗酸化剤が挙げられる。抗酸化剤は酸化過程を防ぐこと又は遅らせることによって、皮膚を早期老化から保護する。本発明で用いる抗酸化剤としては、アスコルビン酸エステル、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(レシチン)、α-グリコシルルチン(AGR又はα-フラボン:植物由来の抗酸化剤)及びコエンザイムQ10(ユビキノンとしても知られている)が挙げられる。
使用の間に皮膚に送達され得る他の臨床上有益な薬剤としては、EDTAのようなキレート化剤;カオリン、ヘクトライト、スメクタイト又はベントナイトのような吸収/中和剤;他のビタミン類、ビタミン供給源及びビタミン誘導体、例えばパンテノール、レチニルパルミテート、トコフェロール及びトコフェロールアセテート;並びに、キチン及びキトサンのような抗刺激剤が挙げられる。
本発明での使用に適し得る他の臨床上有益な薬剤としては、身体又は他の対象物を酸化から保護する物質のユニークな群である、抗酸化剤が挙げられる。抗酸化剤は酸化過程を防ぐこと又は遅らせることによって、皮膚を早期老化から保護する。本発明で用いる抗酸化剤としては、アスコルビン酸エステル、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(レシチン)、α-グリコシルルチン(AGR又はα-フラボン:植物由来の抗酸化剤)及びコエンザイムQ10(ユビキノンとしても知られている)が挙げられる。
使用の間に皮膚に送達され得る他の臨床上有益な薬剤としては、EDTAのようなキレート化剤;カオリン、ヘクトライト、スメクタイト又はベントナイトのような吸収/中和剤;他のビタミン類、ビタミン供給源及びビタミン誘導体、例えばパンテノール、レチニルパルミテート、トコフェロール及びトコフェロールアセテート;並びに、キチン及びキトサンのような抗刺激剤が挙げられる。
有益な薬剤の更なる例としてはスキンコンディショナーが挙げられ、スキンコンディショナーは、本明細書では、皮膚の水分を保ち、柔軟性を向上させ又はキメを改善する手助けをし得る薬剤として定義される。スキンコンディショナーとしては、例えば、アミノ酸類、例えばアラニン、セリン及びグリシン;アラントイン、ケラチン及びメチルグルコースジオレアート;皮膚表面から死んだ皮膚細胞を緩めることによって作用する、α-ヒドロキシ酸類、例えば、乳酸及びグリコール酸;保湿剤(乾燥肌に水を与える又は水を保持する薬剤)、例えばエキナセア(コーンフラワー植物の抽出物)、シアバター、及びある種のシリコーン類(例えば、シクロメチコン、ジメチコン及びシメチコン)が挙げられる。
本発明と共に使用するのに適し得る有益な植物性薬品又はその抽出物の他の例としては、アーモンド、ビサボロールなどのカモミール抽出物(皮膚の炎症、腫れ及び痒みを軽減すると信じられている)、エルダーフラワー、ハチミツ、サフラワー油及びエラスチン(サフラワー油及びエラスチンは、皮膚の弾力性を保持するのに役立つと信じられている)が挙げられる。
担体及び1以上の臨床上有益な添加剤に加えて、他の添加剤がコーティング組成物に含まれてもよい。例えば、シリコーンポリマーが含まれて、エラストマー製品の滑り特性を改善してもよい。可能なシリコーンポリマー類としては、反応性シリコーン、非反応性シリコーン、又は反応性シリコーンと非反応性シリコーンとの混合物が挙げられる。適切なシリコーン類としては、例えば、アミノシリコーン類、ポリエーテル改変アミノシリコーン類、末端ヒドロキシ基を有するアミノ置換シロキサン類、エポキシシリコーン類、第四級シリコーン類、ジメチコン、シリコーンポリエーテル類、ポリエーテルエポキシシリコーン類、シラノール液、ポリシロキシリノレイルピロリドンリン脂質類、及び考えうるシリコーン類の混合物を挙げることができる。
本発明と共に使用するのに適し得る有益な植物性薬品又はその抽出物の他の例としては、アーモンド、ビサボロールなどのカモミール抽出物(皮膚の炎症、腫れ及び痒みを軽減すると信じられている)、エルダーフラワー、ハチミツ、サフラワー油及びエラスチン(サフラワー油及びエラスチンは、皮膚の弾力性を保持するのに役立つと信じられている)が挙げられる。
担体及び1以上の臨床上有益な添加剤に加えて、他の添加剤がコーティング組成物に含まれてもよい。例えば、シリコーンポリマーが含まれて、エラストマー製品の滑り特性を改善してもよい。可能なシリコーンポリマー類としては、反応性シリコーン、非反応性シリコーン、又は反応性シリコーンと非反応性シリコーンとの混合物が挙げられる。適切なシリコーン類としては、例えば、アミノシリコーン類、ポリエーテル改変アミノシリコーン類、末端ヒドロキシ基を有するアミノ置換シロキサン類、エポキシシリコーン類、第四級シリコーン類、ジメチコン、シリコーンポリエーテル類、ポリエーテルエポキシシリコーン類、シラノール液、ポリシロキシリノレイルピロリドンリン脂質類、及び考えうるシリコーン類の混合物を挙げることができる。
他の添加剤、例えば、グルコース由来のポリマー類又はグルコース由来のポリマー類を含む混合物(例えば、プランテラン(Planteran)PS 400の商品名称でCosphaから入手可能なラウリルグルコシド)、シリカ、シリカ分散体、湿潤剤及び防腐剤(すなわち、メチルパラベン及びプロピルパラベンのようなパラベン類)が含まれてもよい。一態様では、コーティング組成物が乳化安定剤を含み得る。典型的な乳化安定剤としては、ステアリン酸アルミニウム、硫酸マグネシウム、ケイ酸及びオゾケライトが挙げられる。
一態様では、有益な薬剤がリポソームに入った状態で、コーティング組成物中に保持され得る。リポソームは皮膚に薬剤を送達するためのビヒクルである。より具体的には、リポソームは、脂肪族化合物、脂質から形成されている微細な球体であり、保湿剤又は皮膚軟化剤などの水溶性薬剤を取り囲んでいる。リポソームが皮膚に塗り付けられると、角質層の中に前記薬剤を放出する。
別の態様では、有益な薬剤がマイクロカプセル剤の形態で担体中に存在していてもよい。マイクロカプセル剤はゼラチン膜によって取り囲まれている皮膚軟化剤の球体であり、前記ゼラチン膜は、皮膚軟化剤がコーティング組成物中の他の成分と反応するのを防ぎ、圧力が加えられて壊されると、皮膚軟化剤がより均一に分散するのを助ける。そのようなビーズを形成する方法はマイクロカプセル化と呼ばれており、本技術分野で一般的に知られている。
一態様では、有益な薬剤がリポソームに入った状態で、コーティング組成物中に保持され得る。リポソームは皮膚に薬剤を送達するためのビヒクルである。より具体的には、リポソームは、脂肪族化合物、脂質から形成されている微細な球体であり、保湿剤又は皮膚軟化剤などの水溶性薬剤を取り囲んでいる。リポソームが皮膚に塗り付けられると、角質層の中に前記薬剤を放出する。
別の態様では、有益な薬剤がマイクロカプセル剤の形態で担体中に存在していてもよい。マイクロカプセル剤はゼラチン膜によって取り囲まれている皮膚軟化剤の球体であり、前記ゼラチン膜は、皮膚軟化剤がコーティング組成物中の他の成分と反応するのを防ぎ、圧力が加えられて壊されると、皮膚軟化剤がより均一に分散するのを助ける。そのようなビーズを形成する方法はマイクロカプセル化と呼ばれており、本技術分野で一般的に知られている。
本発明のコーティング組成物は、水溶液として、分散液として若しくはエマルジョンとして手袋に施されてもよく、又は無水組成物として施されてもよい。一態様では、担体を質量で約0.1%〜約4%及び臨床上有益な添加剤を質量で約0.001%〜約20%を含む水溶性組成物が形成されてもよく、前記組成物は、任意によりシリコーンポリマーを質量で約0.1%〜約4%含んでいてもよい。この組成物は、次いで、エラストマー製品の表面に施され得る。一態様では、水溶性組成物が、担体を質量で約0.25%〜約2.5%及び臨床上有益な添加剤を質量で約0.01%〜約5%含んでいてもよく、またシリコーンポリマーを質量で約0.25%〜約2.5%含んでいてもよい。
一態様では、コーティング組成物がエマルジョンとして施され得る。一態様では、エマルジョンは、約1%の固体含有量を含んでいてもよく、次いで手袋の表面に施され得る。一態様では、コーティング組成物がマイクロエマルジョンとして手袋の表面に施され得る。マイクロエマルジョンは、特に細かい粒子のエマルジョンであって、スプレー形態で施され得る。マイクロエマルジョンの粒子サイズは一般に約1マイクロメートル未満であるが、一方慣習的なエマルジョンは約50マイクロメートルより大きい粒子サイズを示す。
別の態様では、本発明の組成物が無水物コーティングとして施され得る。一態様では、そのような無水組成物が、担体を質量で約80%〜約99%及び有益な添加剤を質量で約1%〜約20%含み得る。別の態様では、無水組成物が、担体を質量で約80%〜約90%、有益な添加剤を質量で約1%〜約3%、及び任意成分としてのシリコーンポリマーを質量で約10%〜約20%含み得る。
一態様では、コーティング組成物がエマルジョンとして施され得る。一態様では、エマルジョンは、約1%の固体含有量を含んでいてもよく、次いで手袋の表面に施され得る。一態様では、コーティング組成物がマイクロエマルジョンとして手袋の表面に施され得る。マイクロエマルジョンは、特に細かい粒子のエマルジョンであって、スプレー形態で施され得る。マイクロエマルジョンの粒子サイズは一般に約1マイクロメートル未満であるが、一方慣習的なエマルジョンは約50マイクロメートルより大きい粒子サイズを示す。
別の態様では、本発明の組成物が無水物コーティングとして施され得る。一態様では、そのような無水組成物が、担体を質量で約80%〜約99%及び有益な添加剤を質量で約1%〜約20%含み得る。別の態様では、無水組成物が、担体を質量で約80%〜約90%、有益な添加剤を質量で約1%〜約3%、及び任意成分としてのシリコーンポリマーを質量で約10%〜約20%含み得る。
コーティング組成物の成分は、製品の表面に、一緒に又は別々に施され得る。例えば、100%の担体組成物が施されてから、続いて100%の有益な添加剤組成物が施されてもよく、このようにして2つ(又はそれ以上)の別々に施したものが一緒になって手袋のコーティングを形成する。このような様式では、添加剤の層を手袋の表面上に積み重ねることができる。
コーティングは、いずれか適切な方法によって、手袋の表面上に堆積され得る。例えば、手袋が浸漬型上に留まっていて、その浸漬型がコーティング中に浸されてもよい。別の態様では、手袋が浸漬型から外されて、コーティング中で回転させられてもよい。種々の態様では、コーティングが、漬け塗り、浸漬、噴霧、パッティング又はその他本技術分野で既知の方法によって製品の表面に施され得る。
一態様では、コーティングが、手袋の皮膚接触表面上へ噴霧され得る。一例を挙げると、手袋を浸漬型から外してから、外した後の幾つかの操作に続いて、手袋は、手袋の着用側が再度露出するように裏返されて、コーティング溶液が手袋に噴霧される間タンブリング装置の中に置かれてもよい。噴霧された後、手袋は乾燥させられてもよく、例えば、手袋が約70℃の温度にて約2分間〜約5分間乾燥器中で回転させられ得る。一態様では、噴霧処理が繰り返され得る。一例を挙げると、噴霧処理が約20回繰り返されて、手袋の着用面がコーティングされ得る。一態様では、噴霧処理が合計で約10回〜約20回行われ得る。
コーティングは、いずれか適切な方法によって、手袋の表面上に堆積され得る。例えば、手袋が浸漬型上に留まっていて、その浸漬型がコーティング中に浸されてもよい。別の態様では、手袋が浸漬型から外されて、コーティング中で回転させられてもよい。種々の態様では、コーティングが、漬け塗り、浸漬、噴霧、パッティング又はその他本技術分野で既知の方法によって製品の表面に施され得る。
一態様では、コーティングが、手袋の皮膚接触表面上へ噴霧され得る。一例を挙げると、手袋を浸漬型から外してから、外した後の幾つかの操作に続いて、手袋は、手袋の着用側が再度露出するように裏返されて、コーティング溶液が手袋に噴霧される間タンブリング装置の中に置かれてもよい。噴霧された後、手袋は乾燥させられてもよく、例えば、手袋が約70℃の温度にて約2分間〜約5分間乾燥器中で回転させられ得る。一態様では、噴霧処理が繰り返され得る。一例を挙げると、噴霧処理が約20回繰り返されて、手袋の着用面がコーティングされ得る。一態様では、噴霧処理が合計で約10回〜約20回行われ得る。
コーティング組成物を施した後、手袋は、タンブル乾燥器中で、最終的に乾燥させられ、手袋上のコーティングが無水物であることを確実にし得る。例えば、乾燥したコーティングが、手袋あたり約0.001 g〜約5 gの量で手袋上に施されもよい。一態様では、手袋表面の乾燥したコーティングが、手袋あたり約0.01 g〜約1 gの量で存在し得る。別の態様では、手袋表面の乾燥したコーティングが、手袋あたり約0.01 g〜約0.10 gの量で存在し得る。別の態様では、手袋表面上の乾燥したコーティングが、手袋あたり約0.01 g〜約0.07 gの量で存在し得る。更に別の態様では、乾燥したコーティングが、手袋あたり約0.035 gの量で存在し得る。
図3は、本発明の一態様に従って製造した製品の一部分の断面を図示している。この特定の態様では、手袋の主母材(30)が、単層の主母材である。コーティング組成物(32)は、主母材の表面(34)に配置されている。
本発明に対する上述及びその他の改変及び変法は、クレームで詳細に示されている本発明の意図及び範囲を離れることなく、当業者によって実施され得る。更に、上述の説明がほんの一例であって、クレームで詳しく説明されている本発明を限定することを意図しないということは、当業者には理解できるであろう。
図3は、本発明の一態様に従って製造した製品の一部分の断面を図示している。この特定の態様では、手袋の主母材(30)が、単層の主母材である。コーティング組成物(32)は、主母材の表面(34)に配置されている。
本発明に対する上述及びその他の改変及び変法は、クレームで詳細に示されている本発明の意図及び範囲を離れることなく、当業者によって実施され得る。更に、上述の説明がほんの一例であって、クレームで詳しく説明されている本発明を限定することを意図しないということは、当業者には理解できるであろう。
Claims (29)
- エラストマーポリマーと皮膚接触表面とを含む、主母材;及び
臨床上有益な添加剤と担体とを含んでおり、前記皮膚接触表面に施される、コーティング組成物;
を含むエラストマー製品。 - エラストマーポリマーがブロックコポリマーを含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- ブロックコポリマーが、スチレン-イソプレン-スチレンブロックコポリマー類、スチレン-ポリブタジエン-スチレンブロックコポリマー類、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー類、スチレン-エチレンブチレン-スチレンブロックコポリマー類及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項2記載のエラストマー製品。
- 担体が自己乳化ワックスを含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- 主母材が、天然ゴム、ニトリルゴム、ポリウレタン又はネオプレンである、請求項1記載のエラストマー製品。
- 担体が、少なくとも20の炭素原子を有する第四級アンモニウム化合物を含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- 担体がベヘントリモニウムメトサルフェートを含む、請求項6記載のエラストマー製品。
- 有益な添加剤が、皮膚軟化剤、湿潤剤、抗酸化剤、中和剤、キレート化剤、抗刺激剤、ビタミン、スキンコンディショナー、α-ヒドロキシ酸、保湿剤、有益な植物性薬品及びその抽出物、並びにそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1記載のエラストマー製品。
- 有益な添加剤が緑茶抽出物を含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- 有益な添加剤がカモミール又はカモミール抽出物である、請求項1記載のエラストマー製品。
- 有益な添加剤がアラントインを含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- コーティング組成物が更にシリコーンポリマーを含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- シリコーンポリマーがジメチコンを含む、請求項12記載のエラストマー製品。
- 主母材が基層及び着用層を含み、前記主母材の皮膚接触表面が前記着用層の外面である、請求項1記載のエラストマー製品。
- コーティング組成物が、該皮膚接触表面上で無水物であって、担体を質量で約80%〜約99%及び臨床上有益な添加剤を質量で約1%〜約20%含む、請求項1記載のエラストマー製品。
- エラストマー製品が手袋である、請求項1記載のエラストマー製品。
- コーティング組成物が、手袋あたり約0.001 g〜約5 gの量で手袋に施される、請求項16記載のエラストマー製品。
- コーティング組成物がアロエベラを含まない、請求項1記載のエラストマー製品。
- エラストマーブロックコポリマーと皮膚接触表面とを含む、主母材;及び
臨床上有益な添加剤と、シリコーンポリマーと、ベヘントリモニウムメトサルフェートを含む自己乳化ワックスとを含み、前記皮膚接触表面に施される、コーティング組成物;
を含むエラストマー手袋。 - ブロックコポリマーが、スチレン-イソプレン-スチレンブロックコポリマー類、スチレン-ポリブタジエン-スチレンブロックコポリマー類、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー類、スチレン-エチレンブチレン-スチレンブロックコポリマー類及びこれらの混合物からなる群より選択される、請求項19記載のエラストマー手袋。
- 臨床上有益な添加剤が、皮膚軟化剤、湿潤剤及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項19記載のエラストマー手袋。
- 有益な添加剤が緑茶抽出物を含む、請求項19記載のエラストマー手袋。
- 有益な添加剤がカモミール又はカモミール抽出物である、請求項19記載のエラストマー手袋。
- 有益な添加剤がアラントインを含む、請求項19記載のエラストマー手袋。
- シリコーンポリマーがジメチコンを含む、請求項19記載のエラストマー手袋。
- 主母材が基層及び着用層を含み、主母材の皮膚接触表面が前記着用層の外面である、請求項19記載のエラストマー手袋。
- コーティング組成物が、無水組成物であって、担体を質量で約80%〜約99%、臨床上有益な添加剤を質量で約1%〜約20%、及びシリコーンポリマーを約20%まで含む、請求項19記載のエラストマー手袋。
- コーティング組成物が、手袋あたり約0.001 g〜約5 gの量で手袋に施される、請求項19記載のエラストマー手袋。
- コーティング組成物が水溶性組成物としてエラストマー製品に施され、前記水溶性組成物が、担体を質量で約0.1%〜約4%、シリコーンポリマーを質量で約0.1%〜約4%及び臨床上有益な添加剤を質量で約0.001%〜約20%含む、請求項19記載のエラストマー手袋。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/328,757 US20040122382A1 (en) | 2002-12-23 | 2002-12-23 | Elastomeric articles with beneficial coating on a surface |
PCT/US2003/030164 WO2004060432A1 (en) | 2002-12-23 | 2003-09-16 | Elastomeric articles with beneficial coating on skin-containing surface |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006511731A true JP2006511731A (ja) | 2006-04-06 |
JP2006511731A5 JP2006511731A5 (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=32594574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004564741A Abandoned JP2006511731A (ja) | 2002-12-23 | 2003-09-16 | 皮膚接触表面に有益なコーティングを有するエラストマー製品 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040122382A1 (ja) |
EP (1) | EP1575637A1 (ja) |
JP (1) | JP2006511731A (ja) |
AU (1) | AU2003272679A1 (ja) |
CA (1) | CA2509256A1 (ja) |
MX (1) | MXPA05006142A (ja) |
WO (1) | WO2004060432A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249614A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Okamoto Ind Inc | 合成樹脂製手袋及びその製造方法 |
JP2009517563A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | アンセル・ヘルスケア・プロダクツ・エルエルシー | 手に優しいコーティングを有する手袋及び製作方法 |
JP2009544353A (ja) * | 2006-07-20 | 2009-12-17 | アレジャンス・コーポレーション | エラストマー物品用の非水性コーティング組成物、及びそれを有する物品 |
JP2012500911A (ja) * | 2008-08-27 | 2012-01-12 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 着脱がスムーズな薄型のニトリルゴム手袋 |
KR101538340B1 (ko) * | 2015-01-08 | 2015-07-22 | 김주원 | 고탄성 글러브 미용팩 제조방법 |
JP2018538455A (ja) * | 2015-12-10 | 2018-12-27 | ジー−ザッグ アーゲー | 合成ポリイソプレン製及び類似製品製の電気絶縁製品を製造する方法 |
Families Citing this family (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7879365B2 (en) * | 2002-02-07 | 2011-02-01 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Zinc salt compositions for the prevention of dermal and mucosal irritation |
US8835014B2 (en) * | 2002-10-22 | 2014-09-16 | Allegiance Corporation | Coating composition for skin-contacting surface of elastomeric articles and articles containing the same |
US20040115250A1 (en) * | 2002-12-17 | 2004-06-17 | Ansell Healthcare Products Inc. | Camomile/aloe vera treated glove |
AU2004253557B2 (en) * | 2003-07-02 | 2009-05-07 | Ansell Healthcare Products Llc | Textured surface coating for gloves and method of making |
US7175895B2 (en) * | 2003-11-19 | 2007-02-13 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Glove with medicated porous beads |
US7579028B1 (en) * | 2004-06-14 | 2009-08-25 | Yung Chu Cheng | Aloe vera glove and its manufacturing method |
US7378043B2 (en) * | 2005-01-12 | 2008-05-27 | Ansell Healthcare Products Llc | Latex gloves and articles with geometrically defined surface texture providing enhanced grip and method for in-line processing thereof |
ES2627782T3 (es) * | 2006-11-14 | 2017-07-31 | Preventive Care, Inc. | Revestimiento elastomérico |
US10589134B2 (en) * | 2008-01-30 | 2020-03-17 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Hand health and hygiene system for hand health and infection control |
US20090191285A1 (en) * | 2008-01-30 | 2009-07-30 | Evonik Degussa Corporation | Moisturizing liquid liner for barrier layer |
US9949906B2 (en) * | 2008-07-11 | 2018-04-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Substrates having formulations with improved transferability |
US11234905B2 (en) * | 2008-07-11 | 2022-02-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Formulations having improved compatibility with nonwoven substrates |
US8580882B1 (en) * | 2010-08-12 | 2013-11-12 | Joesph L. Barnes | Glove-forming solution |
WO2013123493A1 (en) * | 2012-02-16 | 2013-08-22 | Mcdonough Advisors | Beneficial contact surfaces for functional objects |
AU2013341731B2 (en) | 2012-11-12 | 2017-06-22 | Hollister Incorporated | Intermittent catheter assembly and kit |
LT3441092T (lt) | 2012-11-14 | 2020-04-10 | Hollister Incorporated | Vienkartinis kateteris su slektyviai skaidoma vidine šerdimi |
US20150135404A1 (en) * | 2013-08-14 | 2015-05-21 | Supermax, Inc. | Green tea coated gloves and related methods |
EP3862031B1 (en) | 2013-11-08 | 2023-08-09 | Hollister Incorporated | Oleophilic lubricated catheters |
WO2015077819A1 (en) | 2013-11-26 | 2015-06-04 | Ansell Limited | Effervescent texturing |
EP3079752B1 (en) | 2013-12-12 | 2020-04-01 | Hollister Incorporated | Flushable catheters |
LT3079748T (lt) | 2013-12-12 | 2020-07-27 | Hollister Incorporated | Srove nuplaunamas suyrantis kateteris |
DK3079750T3 (da) | 2013-12-12 | 2020-07-13 | Hollister Inc | Udskyllelige katetre |
CA2923676C (en) | 2013-12-12 | 2020-10-13 | Hollister Incorporated | Flushable catheters |
US10806803B2 (en) | 2014-07-17 | 2020-10-20 | Ohio State Innovation Foundation | Compositions for targeting macrophages and other CD206 high expressing cells and methods of treating and diagnosis |
WO2016033234A1 (en) * | 2014-08-26 | 2016-03-03 | C.R. Bard, Inc | Urinary catheter |
WO2016141408A1 (en) | 2015-03-10 | 2016-09-15 | Ansell Limited | Supported glove having an abrasion resistant nitrile coating |
CA2989330C (en) | 2015-06-17 | 2023-01-31 | Hollister Incorporated | Selectively water disintegrable materials and catheters made of such materials |
CA3048253A1 (en) | 2016-12-30 | 2018-07-05 | Skinprotect Corporation Sdn Bhd | Elastomeric articles having skin care properties and methods for their production |
US10479874B1 (en) * | 2018-02-15 | 2019-11-19 | Shimon Amdur | Latex compositions and antistatic articles manufactured therefrom |
CN114106381A (zh) * | 2020-08-31 | 2022-03-01 | 华毅企业股份有限公司 | 一种皮肤接触的弹性体制品及其制备方法 |
WO2022125405A1 (en) * | 2020-12-07 | 2022-06-16 | O&M Halyard, Inc. | Damp hand donning and moisturizing glove |
CN113024870B (zh) * | 2021-03-22 | 2023-07-04 | 华熙生物科技股份有限公司 | 一种医用手套及其制备方法 |
Family Cites Families (99)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE541693A (ja) * | 1954-10-04 | 1900-01-01 | ||
US3286011A (en) * | 1964-03-18 | 1966-11-15 | Us Rubber Co | Method of making gloves |
NL6503238A (ja) * | 1964-03-18 | 1965-09-20 | ||
US3566874A (en) * | 1968-08-13 | 1971-03-02 | Nat Patent Dev Corp | Catheter |
US3740262A (en) * | 1971-08-17 | 1973-06-19 | Dart Ind Inc | Dual finish surgeon's glove and method of making same |
US3933723A (en) * | 1972-07-05 | 1976-01-20 | Grenness Dr Techn Torbjorn | Synthetic rubber solutions |
US3813695A (en) * | 1973-02-21 | 1974-06-04 | D Podell | Surgical glove |
US4027060A (en) * | 1973-10-12 | 1977-05-31 | Sutures, Inc. | Rubber articles having improved slip coatings |
US3919442A (en) * | 1973-10-12 | 1975-11-11 | Sutures Inc | Rubber articles having improved slip coating |
US3896807A (en) * | 1974-06-13 | 1975-07-29 | Gilbert Buchalter | Article impregnated with skin-care formulations |
CA1049345A (en) * | 1975-06-24 | 1979-02-27 | Pascal E. Esemplare | Rubber articles having improved slip coating |
US3992221A (en) * | 1975-10-23 | 1976-11-16 | Vitek, Inc. | Method of treating extensible hydrocarbon articles |
US4070713A (en) * | 1976-03-17 | 1978-01-31 | Arbrook, Inc. | Medical glove and method |
US4143109A (en) * | 1976-07-15 | 1979-03-06 | Arbrook, Inc. | Method of making medical glove |
US4126142A (en) * | 1977-04-20 | 1978-11-21 | Saute Robert E | Face mask |
US4154712A (en) * | 1977-09-30 | 1979-05-15 | General Electric Company | Low molecular weight polyphenylene ether compositions |
US4255296A (en) * | 1977-12-02 | 1981-03-10 | Bridgestone Tire Company Limited | Polybutadiene rubber composition |
CA1097154A (en) * | 1977-12-08 | 1981-03-10 | John A. Hart | Chemical warfare glove and method of manufacture |
US4310928A (en) * | 1979-07-30 | 1982-01-19 | American Hospital Supply Corporation | Surgeon's glove and talc free process for forming same |
US4248751A (en) * | 1979-08-31 | 1981-02-03 | Dow Corning Corporation | Process for producing a silicone elastomer emulsion and use thereof |
US4354001A (en) * | 1980-12-04 | 1982-10-12 | The General Tire & Rubber Company | Rubber slab dip |
US4482577A (en) * | 1980-12-16 | 1984-11-13 | Albert Goldstein | Coating process of elastomeric material |
JPS57205145A (en) * | 1981-06-11 | 1982-12-16 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Composite plastic sheet |
US4394473A (en) * | 1981-10-06 | 1983-07-19 | The Coca-Cola Company | Rubber compounding bags and film made from syndiotactic 1,2-polybutadiene |
JPS5874602A (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-06 | Toray Silicone Co Ltd | 毛髪用調整剤 |
US4563347A (en) * | 1982-05-20 | 1986-01-07 | Dow Corning Corporation | Compositions used to condition hair |
US4499154A (en) * | 1982-09-03 | 1985-02-12 | Howard L. Podell | Dipped rubber article |
LU84894A1 (fr) * | 1983-07-01 | 1985-04-17 | Oreal | Composition capillaire et procede de traitement des cheveux |
US4589873A (en) * | 1984-05-29 | 1986-05-20 | Becton, Dickinson And Company | Method of applying a hydrophilic coating to a polymeric substrate and articles prepared thereby |
US4597108A (en) * | 1984-11-28 | 1986-07-01 | Akira Momose | Powderfree surgical gloves |
DE3538130A1 (de) * | 1985-10-26 | 1987-04-30 | Bunawerke Huels Gmbh | Verfahren und katalysator zur herstellung von syndiotaktischem 1,2-polybutadien |
US4670500A (en) * | 1985-12-20 | 1987-06-02 | Pennzoil Company | Surface coating composition |
US4645809A (en) * | 1986-01-23 | 1987-02-24 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Direct method for preparing syndiotactic 1,2-polybutadiene |
US4779290A (en) * | 1987-03-09 | 1988-10-25 | Wayne State University | Cut resistant surgical gloves |
JPS63222109A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-16 | Sunstar Inc | 毛髪処理剤 |
AU605585B2 (en) * | 1987-04-21 | 1991-01-17 | Smith & Nephew, Inc. | Gloves |
US5338565A (en) * | 1987-07-17 | 1994-08-16 | Robin R. T. Shlenker | Method of forming a membrane, especially a latex membrane, having a biocide barrier |
US4853978A (en) * | 1987-07-24 | 1989-08-08 | Surgikos, Inc. | Antimicrobial medical glove |
JPH0725653B2 (ja) * | 1987-10-19 | 1995-03-22 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
AU2727588A (en) * | 1987-11-13 | 1989-06-14 | Stillman, Suzanne | Prophylactic articles with biocompatible coatings |
US5019096A (en) * | 1988-02-11 | 1991-05-28 | Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Infection-resistant compositions, medical devices and surfaces and methods for preparing and using same |
US5133090A (en) * | 1988-02-11 | 1992-07-28 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Antiviral glove |
US4851266A (en) * | 1988-05-31 | 1989-07-25 | Akira Momose | Surface treatment of powderfree surgical gloves |
US5458588A (en) * | 1988-07-19 | 1995-10-17 | Carter-Wallace Inc. | Latex compositions and articles manufactured therefrom |
US4902741A (en) * | 1988-08-24 | 1990-02-20 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Syndiotactic 1,2-polybutadiene latex |
US5021381A (en) * | 1988-08-24 | 1991-06-04 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Syndiotactic 1,2-polybutadiene latex |
US5053048A (en) * | 1988-09-22 | 1991-10-01 | Cordis Corporation | Thromboresistant coating |
US5103812A (en) * | 1988-10-12 | 1992-04-14 | Rochal Industries, Inc. | Conformable bandage and coating material |
US4987893A (en) * | 1988-10-12 | 1991-01-29 | Rochal Industries, Inc. | Conformable bandage and coating material |
US5482053A (en) * | 1989-06-06 | 1996-01-09 | Kelly; Patrick D. | Condom lubricants containing zinc as an anti-viral agent |
CA2019352A1 (en) * | 1989-06-21 | 1990-12-21 | Clarence R. Robbins | Fiber conditioning compositions containing aminosilicone conditioning agent |
US5160449A (en) * | 1989-11-02 | 1992-11-03 | Dow Corning Corporation | Shampoo suspension containing amine functional polydiorganosiloxane |
US5183845A (en) * | 1990-01-16 | 1993-02-02 | Siltech Inc. | Polymer treatment compositions |
US5620773A (en) * | 1990-02-21 | 1997-04-15 | Mcghan Nusil Corporation | Composition and method for texturing the surface of gloves |
US5164522A (en) * | 1990-06-29 | 1992-11-17 | Karlshamns Ab | Cationic silicones |
US5011896A (en) * | 1990-09-10 | 1991-04-30 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Syndiotactic 1,2-polybutadiene synthesis in an aqueous medium |
US5084514A (en) * | 1990-11-14 | 1992-01-28 | Reichhold Chemicals, Inc. | Latex gloves with improved donnability |
US5126126A (en) * | 1990-11-20 | 1992-06-30 | Dow Corning Corporation | Hair fixatives |
US5407715A (en) * | 1990-11-28 | 1995-04-18 | Tactyl Technologies, Inc. | Elastomeric triblock copolymer compositions and articles made therewith |
US5112900A (en) * | 1990-11-28 | 1992-05-12 | Tactyl Technologies, Inc. | Elastomeric triblock copolymer compositions and articles made therewith |
US5154759A (en) * | 1991-04-11 | 1992-10-13 | Dow Corning Corporation | Polish containing amine functional siloxane |
US5208013A (en) * | 1991-06-03 | 1993-05-04 | Olympus International, Inc. | Composition for skin care and protection |
US5284607A (en) * | 1991-11-22 | 1994-02-08 | Johnson & Johnson Medical, Inc. | Process for forming powder-free medical gloves |
JP2646926B2 (ja) * | 1992-01-21 | 1997-08-27 | 信越化学工業株式会社 | シリコーングリース |
US5244728A (en) * | 1992-02-24 | 1993-09-14 | Eastman Kodak Company | Antistat layers having print retaining qualities |
FR2690688B1 (fr) * | 1992-04-30 | 1994-07-22 | Isoform | Procede de depot d'un revetement de latex sur une piece en elastomere et piece composite a base d'elastomere de silicone comportant un revetement de latex. |
US5278263A (en) * | 1992-10-05 | 1994-01-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Syndiotactic 1,2-polybutadiene synthesis in an aqueous medium utilizing N,N-dibutylformamide as a modifier |
WO1994012115A1 (en) * | 1992-11-20 | 1994-06-09 | Buchanan, Inc. | Protective medical glove and antibacterial/antiperspirant composition for reducing bacterial growth during use of medical gloves |
US5395666A (en) * | 1993-01-08 | 1995-03-07 | Lrc Products Ltd. | Flexible elastomeric article with enhanced lubricity |
DK72293D0 (da) * | 1993-06-18 | 1993-06-18 | Danpren As | Oploesning indeholdende blokcopolymerer egnet til fremstilling af tyndvaeggede gummiartikler ved dyppemetoden, fremgangsmaade til fremstilling af saadanne gummiartikler samt disse gummiartikler |
JPH09501934A (ja) * | 1993-08-27 | 1997-02-25 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | ポリシロキサングラフト化粘着性ポリマー及び乾燥助剤を含有した局所パーソナルケア組成物 |
US5443744A (en) * | 1993-12-17 | 1995-08-22 | Exxon Chemical Patent Inc. | Non silicone aggresive alkyl phosphates as lubrication oil additives |
US5881386A (en) * | 1993-12-23 | 1999-03-16 | Maxxim Medical, Inc. | Flexible polyvinyl chloride article and method of making |
US5451439A (en) * | 1994-01-14 | 1995-09-19 | Electric Power Research Institute, Inc. | Thermoplastic elastomer substitute for natural rubber |
US5520980A (en) * | 1994-01-31 | 1996-05-28 | Kimberly-Clark Corporation | Protective barrier apparel fabric |
US5492932A (en) * | 1994-02-22 | 1996-02-20 | Kundsin Leduc Lenmark, Inc. | Lubrication germicidal composition |
ATE281075T1 (de) * | 1994-03-28 | 2004-11-15 | Univ Columbia | Zusammensetzung zum inaktivieren von reizstoffen in flüssigkeiten |
US5518533A (en) * | 1994-07-21 | 1996-05-21 | Armor All Products Corporation | Automotive protectant for use with cleaning compositions |
US5520908A (en) * | 1994-10-14 | 1996-05-28 | Minnetonka Research Institute, Inc. | Hair, skin and nail treatment composition and method |
US5649326A (en) * | 1994-11-18 | 1997-07-22 | Johnson & Johnson Professional, Inc. | Flexible hydrophilic coating for orthopaedic casting gloves and method for making such gloves |
US5534350A (en) * | 1994-12-28 | 1996-07-09 | Liou; Derlin | Powerfree glove and its making method |
US5601871A (en) * | 1995-02-06 | 1997-02-11 | Krzysik; Duane G. | Soft treated uncreped throughdried tissue |
US5939485A (en) * | 1995-06-19 | 1999-08-17 | Medlogic Global Corporation | Responsive polymer networks and methods of their use |
US5564127A (en) * | 1995-04-27 | 1996-10-15 | Manne; Joseph | Puncture proof surgical glove |
TW344744B (en) * | 1995-05-02 | 1998-11-11 | Ube Industries | Improved process for producing syndiotactic-1,2-polybutadiene |
JP3523950B2 (ja) * | 1995-12-04 | 2004-04-26 | タイホー工業株式会社 | 車両塗装面用処理剤 |
US5792531A (en) * | 1996-02-20 | 1998-08-11 | Tactyl Technologies, Inc. | Readily donned, powder free elastomeric article |
US6730380B2 (en) * | 1996-02-20 | 2004-05-04 | Safeskin Corp. | Readily-donned elastomeric articles |
US5736591A (en) * | 1996-03-01 | 1998-04-07 | The Goodyear Tire & Rubber Co. | Latex with resistance to bacterial growth |
US5742943A (en) * | 1996-06-28 | 1998-04-28 | Johnson & Johnson Medical, Inc. | Slip-coated elastomeric flexible articles and their method of manufacture |
US6306514B1 (en) * | 1996-12-31 | 2001-10-23 | Ansell Healthcare Products Inc. | Slip-coated elastomeric flexible articles and their method of manufacture |
US5938649A (en) * | 1997-05-09 | 1999-08-17 | Drypers Corporation | Absorbent articles with improved rash-preventing properties |
US5869072A (en) * | 1997-07-21 | 1999-02-09 | Berry; Craig J. | Method for the production of a glove |
US6016570A (en) * | 1998-05-11 | 2000-01-25 | Maxxim Medical, Inc. | Powderfree medical glove |
US6117119A (en) * | 1998-08-28 | 2000-09-12 | Silipos, Inc. | Gelatinous body protection article having a therapeutic additive |
US6274154B1 (en) * | 1999-04-07 | 2001-08-14 | Belle L Chou | Aloe Vera glove and manufacturing method |
US20030082219A1 (en) * | 2001-10-01 | 2003-05-01 | The Procter & Gamble Company | Skin care compositions comprising low concentrations of skin treatment agents |
US7138129B2 (en) * | 2002-07-31 | 2006-11-21 | Melaleuca, Inc. | Skin care compositions |
US6887542B2 (en) * | 2002-12-11 | 2005-05-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for treating an elastomeric article |
-
2002
- 2002-12-23 US US10/328,757 patent/US20040122382A1/en not_active Abandoned
-
2003
- 2003-09-16 MX MXPA05006142A patent/MXPA05006142A/es unknown
- 2003-09-16 CA CA002509256A patent/CA2509256A1/en not_active Abandoned
- 2003-09-16 EP EP03754877A patent/EP1575637A1/en not_active Withdrawn
- 2003-09-16 WO PCT/US2003/030164 patent/WO2004060432A1/en active Application Filing
- 2003-09-16 AU AU2003272679A patent/AU2003272679A1/en not_active Abandoned
- 2003-09-16 JP JP2004564741A patent/JP2006511731A/ja not_active Abandoned
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249614A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Okamoto Ind Inc | 合成樹脂製手袋及びその製造方法 |
JP4693446B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2011-06-01 | オカモト株式会社 | 合成樹脂製手袋及びその製造方法 |
JP2009517563A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | アンセル・ヘルスケア・プロダクツ・エルエルシー | 手に優しいコーティングを有する手袋及び製作方法 |
JP2009544353A (ja) * | 2006-07-20 | 2009-12-17 | アレジャンス・コーポレーション | エラストマー物品用の非水性コーティング組成物、及びそれを有する物品 |
JP2013154194A (ja) * | 2006-07-20 | 2013-08-15 | Allegiance Corp | エラストマー物品用の非水性コーティング組成物、及びそれを有する物品 |
JP2015231567A (ja) * | 2006-07-20 | 2015-12-24 | アレジアンス、コーポレイション | エラストマー物品用の非水性コーティング組成物、及びそれを有する物品 |
JP2012500911A (ja) * | 2008-08-27 | 2012-01-12 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | 着脱がスムーズな薄型のニトリルゴム手袋 |
KR101538340B1 (ko) * | 2015-01-08 | 2015-07-22 | 김주원 | 고탄성 글러브 미용팩 제조방법 |
JP2018538455A (ja) * | 2015-12-10 | 2018-12-27 | ジー−ザッグ アーゲー | 合成ポリイソプレン製及び類似製品製の電気絶縁製品を製造する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1575637A1 (en) | 2005-09-21 |
WO2004060432A1 (en) | 2004-07-22 |
MXPA05006142A (es) | 2005-08-26 |
AU2003272679A1 (en) | 2004-07-29 |
US20040122382A1 (en) | 2004-06-24 |
CA2509256A1 (en) | 2004-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006511731A (ja) | 皮膚接触表面に有益なコーティングを有するエラストマー製品 | |
US10589134B2 (en) | Hand health and hygiene system for hand health and infection control | |
JP6318124B2 (ja) | エラストマー物品用の非水性コーティング組成物、及びそれを有する物品 | |
AU703926B2 (en) | Composition for inactivating irritants in fluids | |
EP1962626B1 (en) | Glove with hand-friendly coating and method of making | |
EP1537796A2 (en) | Anti-microbial elastomeric flexible article, such as a glove, and manufacturing method | |
JP2003514835A (ja) | 瘢痕を治療する方法と組成物 | |
US7776368B2 (en) | Gloves containing dry powdered aloe and method of manufacturing | |
DE102006056814A1 (de) | Das Wundreiben verhindernde, Bornitrid enthaltende Zusammensetzungen | |
WO2022220672A1 (en) | Elastomeric rubber gloves with improved skin hydration characteristics | |
WO2000050507A1 (en) | Reduction of latex associated hypersensitivity | |
EP1583513A1 (en) | A topical skin-care formuation (tsf) and dipped elastomeric rubber polymer articles produced utilising the tsf | |
JP2024500060A (ja) | ダンプハンド着用の保湿用グローブ | |
JP5723598B2 (ja) | バリア層のための保湿性液体ライナー | |
JP2024514854A (ja) | エラストマー物品 | |
CN114106381A (zh) | 一种皮肤接触的弹性体制品及其制备方法 | |
GB2404350A (en) | Coated elastomeric article | |
WO2008154141A2 (en) | Compositions and methods for preventing, minimizing and healing skin irritation and trauma |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060919 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060919 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20071002 |