JP2006504627A - 化合物および方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の化合物は、細菌メチオニンアミノペプチダーゼの非ペプチド性可逆的阻害剤であり、細菌感染症に有用である。

Description

発明の詳細な説明
発明の分野
本発明の化合物は、細菌メチオニンアミノペプチダーゼの非ペプチド性可逆的阻害剤であり、細菌感染症に有用である。
発明の背景
メチオニンアミノペプチダーゼはすべての生物に広く分布している。それらは2価の金属イオンをコファクターとして用いて、新たに翻訳されたポリペプチドからの開始メチオニンの除去を触媒する。2種の異なるが関連したMetAP酵素、1型および2型は、真核生物に見出され、少なくとも酵母においては、いずれの型も正常な増殖に必要であり、一方、ユーバクテリア(eubacteria)においては単一のMetAPのみ(1型)が見出され、アルケバクテリア(archaebacteria)においても単一のMetAPのみ(2型)が見出される。N−末端伸長領域に対応するMetAPは真核生物と原核生物とで異なっている。触媒C末端ドメインにおける64個のアミノ酸配列の挿入(hMEtAP2の残基381から444まで)は、MetAP2ファミリーとMetAP1ファミリーとでは異なっている。遺伝子構造の相違にもかかわらず、すべてのMetAP酵素は、「パイタ−ブレッド(pita-bread)」と呼ばれる高度に保存された触媒構造を有しており(Bazan, et al. (1994) Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 91, 2473)、それは、金属コファクターとの共同作用に関与する6個の厳格に保存された残基を有している。
細菌におけるN末端メチオニンの除去は2工程プロセスであり、隣接アミノ酸が小さい場合(例えば、Ala、Pro、Ser、Thr、Gly、Cys、およびVal)には、先ずポリペプチドデホルミラーゼによるN−ホルミル基の除去、次いでN末端メチオニンの開裂を必要とする。これらの工程は両方とも、細胞の生存に必須である。N末端メチオニン除去ができないと、酵素(例えば、グルタメートホスホリボシルピロホスフェートアミノトランスフェラーゼおよびN末端ヌクレオフィルヒドロラーゼ)の不活性化を招く可能性がある。それゆえ、MetApの阻害は、種々の細胞プロセスに関与する必須酵素の作用を阻害して広範な影響を及ぼす可能性がある。
MetAPは、インビトロにおいて細菌の増殖に必須であることが示されており(Chang, et al. (1989) J. Bacteriol. 171, 4071, および Miller et al. (1989) J. Bacteriol. 171, 5215.)、さらに原核生物において普遍的に保存されているので、魅力的な抗細菌標的である。このことは、この標的に指向された阻害剤が広スペクトルな作用剤であり、細菌を殺すであろうということを示す。さらに、我々は、この遺伝子が、エス・アウレウス(S. aureus)での大腿部の傷害部位および腎盂腎症モデル、ならびにエス・ニューモニア(S. pneumoniae)でのネズミ呼吸管感染の初期および後期において転写され、感染におけるこのようなプロセスが重要であることを示した。
発明の概要
1の態様において、本発明は、細菌感染症の治療を必要とする哺乳動物に式(IA):
Figure 2006504627
式(IA)
[式中、XはSまたはOであり;
は置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであり;
は置換されていてもよいC2−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであり;
はH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキル、C0−6アルキル−C(O)X’AB、C0−6アルキル−S(O)X’AB、C0−6アルキル−X’ABであり、ここにX’はO、S、CまたはNであり;AおよびBは独立してH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであるか、あるいはAまたはBは独立して不存在である]で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、哺乳動物における細菌感染症の治療方法に関する。
もう1つの態様において、本発明は、すべての哺乳動物、好ましくはヒトにおける細菌感染の治療における細菌MetAPの阻害方法に関するものであり、該方法は、かかる阻害を必要とする哺乳動物に式(IA)の化合物またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。
発明の詳細な記載
式(I)および(IA)の置換1,2,4−トリアゾールが細菌MetAPの阻害剤であることが、今回見出された。式(IA)またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物での処置による細菌MetAP機構の選択的阻害が、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、ストレプトコッカス・ニューモニアエ(Streptococcus pneumoniae)、およびヘモフィルス・インフルエンザエ(haemophilus influenzae)(これらに限らない)を包含する細菌による種々の感染症の治療のための新規な治療的または予防的アプローチであることも、今回見出された。
本明細書の用語「C1−6アルキル」はすべての場合において、鎖長を特定しないかぎり、置換および未置換の、1個ないし6個の炭素の直鎖または分枝鎖基を意味し、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチルおよびt-ブチル、ペンチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチルおよびヘキシルならびにそれらの単純脂肪族異性体を包含するが、これらに限らない。いずれのC1−6アルキル基も、独立して、1個またはそれ以上のOR、R、NRにより置換されていてもよい。Cアルキルは、その部分にアルキル基が存在しないことを意味する。よって、Ar−CアルキルはArと同じである。
本明細書において、すべての場合において、置換基R、R、およびRは独立してC2−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、Ar−C0−6アルキル、Het−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであると定義される。
本明細書の用語「C3−7シクロアルキル」は、すべての場合において、3個ないし7個の炭素を有する置換または未置換環状基を意味し、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチル基を包含するが、これらに限らない。
本明細書の用語「C3−6アルケニル」は、すべての場合において、3個ないし6個の炭素のアルキル基であって、炭素−炭素一重結合が炭素−炭素二重結合に置き換わっているものを意味する。C3−6アルケニルは、1−プロペン、2−プロペン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテンならびにいくつかの異性体ペンテンおよびヘキセンを包含する。シスおよびトランス異性体は本発明の範囲内である。いずれのC3−6アルケニル基も、独立して、1個またはそれ以上のPh−C0−6アルキル、Het’−C0−6アルキル、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6メルカプチル、Ph−C0−6アルコキシ、Het’−C0−6アルコキシ、OH、NR、Het’−S−C0−6アルキル、(CH1−6OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、(CH0−6CO、O(CH1−6CO、(CH1−6SO、CF、OCFまたはハロゲンにより置換されていてもよい。
本明細書の用語「C3−6アルキニル」は、すべての場合において、3個ないし6個の炭素のアルキル基であって、炭素−炭素一重結合が炭素−炭素三重結合に置き換わっているものを意味する。C3−6アルキニルは、1−プロピン、2−プロピン、1−ブチン、2−ブチン、3−ブチンならびにペンチンおよびヘキシンの単純脂肪族異性体を包含する。
本明細書の用語「Ar」または「アリール」は、すべての場合において、1個またはそれ以上のPh−C0−6アルキル、Het’−C0−6アルキル、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6メルカプチル、Ph−C0−6アルコキシ、Het’−C0−6アルコキシ、OH、NR、Het’−S−C0−6アルキル、(CH1−6OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、(CH0−6CO、O(CH1−6CO、(CH1−6SO、CF、OCFまたはハロゲンにより置換されていてもよいフェニルおよびナフチルを意味する。さらに、Phは1個またはそれ以上のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、CO、CF、またはハロゲンにより置換されていてもよい。Het’はHetに関する定義と同じであり、1個またはそれ以上のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、CO、CF、またはハロゲンにより置換されていてもよい。あるいは2個のC1−6アルキルまたはC1−6アルコキシ基が一緒になって、Ar環上に縮合した5ないし7員の飽和または不飽和環を形成してもよい。
適当には、式(I)の化合物に関し、ArがPhまたはHet’により置換されている場合、PhまたはHet’は1個またはそれ以上のC2−6アルキル、C1−6アルコキシ、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、CO、CFまたはハロゲンによって置換されている。
本明細書の用語「Het」または「ヘテロイサイクリック」は、すべての場合において、5ないし7員の単環式、安定な7ないし10員の二環式、または安定な11ない18員の三環式ヘテロサイクリック環を意味し、それらはいずれも飽和または不飽和であり、炭素原子ならびにN、OおよびSからなる群より選択される1個ないし3個の異種原子からなるものであり、ここに窒素およびイオウ異種原子は酸化されていてもよく、窒素異種原子は4級化されていてもよく、さらに該用語は、上で定義したヘテロサイクリック環がベンゼン環と縮合している二環式の基を包含する。ヘテロサイクリック環は、安定な構造を創成することとなるいずれの異種原子または炭素原子と結合していてもよい。
Hetが1個またはそれ以上のPh−C0−6アルキル、Het’−C0−6アルキル、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6メルカプチル、Ph−C0−6アルコキシ、Het’−C0−6アルコキシ、OH、NR、Het’−S−C0−6アルキル、(CH1−6OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、(CH0−6CO、O(CH1−6CO、(CH1−6SO、CF、OCF、CN、またはハロゲンで置換されていてもよいことが理解されよう。Phは1個またはそれ以上のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、CO、CF、またはハロゲンで置換されていてもよい。2個のC1−6アルキルまたはC1−6アルコキシ基が一緒になって、Het環上に縮合した飽和または不飽和の5ないし7員環を形成してもよい。Het上に存在してもよい好ましい置換基はC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6メルカプチル、ハロゲン、CF、OCF、CN、またはNRである。
Het’はHetに関する定義と同じであり、1個またはそれ以上のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、OH、(CH1−6NR、O(CH1−6NR、CO、CF、またはハロゲンにより置換されていてもよい。
かかるヘテロサイクリック環の例は、常套的な化学合成に利用可能で、安定なピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ピロリル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、ピリジニル、ピラジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、モルホリニル、チアゾリジニル、チアゾリニル、トアゾリル、キヌクリジニル、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾキサゾリル、フリル、ピラニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、およびオキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびトリアジニルを包含するが、これらに限らない。
式(I)の本発明の化合物は、Rが置換されていてもよいHet−CアルキルでありHetがインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンズイソキサゾール、ベンゾチオゾールまたはベンゾピラゾールであり、存在してもよい置換基が−(CHNRである化合物を包含しない。以下の本発明の化合物は知られている:3−(4−メチル−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール、3−(2−メチル−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール、3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール、3−(2−メトキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール、または3−エチル−3−アニリノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール。Fromm et al., Justus Liebigs Ann. Chem., 437 1924, 113。RがベンジルでありRがフェニルでありRが水素である式(I)の化合物は知られている。
適当には、部分R、RまたはRが置換されていてもよいAr−C0−6アルキルであるか、あるいは置換されていてもよいHet−C0−6アルキルである場合、該部分は、芳香族環またはアルキル鎖を介してトリアゾール置換基に結合してもよい。
さらに、1の部分が「置換されていてもよい」ものである場合、該部分は1個またはそれ以上の存在してもよい置換基を有していてもよく、存在してもよい各置換基は独立して選択されることが理解されよう。
本明細書の用語「ヘテロ」または「異種原子」は混用され、すべての場合において、酸素、窒素およびイオウを意味する。
本明細書の用語「ハロ」または「ハロゲン」は混用され、すべての場合においてF、Cl、Br、およびIを意味する。
本明細書のこの部分および全体において、用語C0はその直後に示される置換基が存在しないことを示す。例えば、ArC0−6アルキル部分においてCが0である場合、その置換基はAr、例えば、フェニルである。逆に、ArC0−6部分が特定の芳香族基、例えばフェニルとして定義される場合、Cは0であると理解される。
適当には、Xはイオウまたは酸素である。好ましくは、Xはイオウである。
適当には、Rは置換されていてもよいC2−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキルである。好ましくは、Rは置換されていてもよいAr−C0−6アルキルまたは置換されていてもよいHet−C0−6アルキルである。より好ましくは、Rは置換されていてもよいAr−Cアルキルまたは置換されていてもよいHet−Cアルキルである。最も好ましくは、Rは置換されていてもよいベンジル、置換されていてもよいメチルフランまたは置換されていてもよいメチルチオフェンである。好ましくは、RがHet−Cアルキルである場合、アルキル鎖は部分Xに直接結合する。
適当には、Rは置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルである。好ましくは、Rは置換されていてもよいAr−C0−6アルキルである。より好ましくは、Rは置換されていてもよいAr−Cアルキルである。
適当には、RはH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキル、C0−6アルキル−C(O)X’AB、C0−6アルキル−S(O)X’AB、C0−6アルキル−X’ABであり、ここにX’はO、S、CまたはNであり、AおよびBは独立してH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであるか、あるいはAまたはBは独立して不存在である。
本発明の好ましい化合物は式(IB):
Figure 2006504627

で示される化合物である。
適当には、式(IA)および(IB)の医薬上許容される塩は、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ジリン酸塩、臭化水素酸塩、および硝酸塩のごとき無機酸との塩、あるいはリンゴ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、パルミチン酸塩、サリチル酸塩、およびステアリン酸塩のごとき有機酸との塩を包含するが、これらに限らない。
本発明の化合物は1個またはそれ以上の不斉炭素原子を含んでいてもよく、ラセミ体および光学活性体として存在してもよい。立体中心は(R)、(S)またはRおよびS配置のいずれの組み合わせであってもよく、例えば、(R,R)、(R,S)、(S,S)または(S,R)であってもよい。これらの化合物はすべて本発明の範囲内である。
本明細書において特に名を挙げた式(IA)の化合物はすべて本明細書に開示された本発明の一部であるとみなされる。以下の化合物は式(IA)の本発明の化合物に包含される:
3-アニリノ-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
3-アニリノ-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-アニリノ-5-(3,5-ジメチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-メチル-アニリノ)-5-(ピリジン-4-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-メチル-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-クロロ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-4-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(3-メトキシ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
[5-(ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
[5-(3-メトキシベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
[5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
[5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
[5-(3,4-ジフルオロ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
[5-(2-メトキシ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
[5-(2-メチル-チアゾール-4-イルメチルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
3-(2,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(5-メチル-イソキサゾール-3-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(5-メチル-イソキサゾール-3-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3-メチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(4-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(3,4-ジフルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-メチル-2-ブテニルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-エチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3-メチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-フェニル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
[5-(チオフェン-2−イルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-ヒドロキシ-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-アニリノ-5-(5-メチル-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メチル-アニリノ)-5-(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-メトキシ-アニリノ)-5-(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3-メチル-アニリノ)-5-(3-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-アニリノ-5-(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3-メチル-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(2-ヒドロキシ-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
3-(3-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(sec-ブチル-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(3-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール; および
3-(5-ベンジル-1H-[1,2,4]-トリアゾール-3−イルスルファニル)-プロピオン酸メチルエステル。
調製方法
XがSであり、RがHである式(IA)および(IB)の化合物を、スキーム1に示す方法と同様の方法により調製した。
スキーム1
Figure 2006504627
a) チオウレア, NaOH, H2O/CH3CN; b) EtI, Et3N, DMF; c) H2NNH2, EtOH; d) R1X (X = ハロゲン), K2CO3, DMF; e) ClCH2OCH2CH3, NaH, THF; f) R3CH2Br, NaH, DMF; g) TFA.
アセトニトリル/水中でイソチオシアネート(フェニルイソチオシアネートのごとき)(1−スキーム1)をチオウレアおよび水酸化ナトリウムで処理して2−スキーム1を得て、これをDMF中でヨードメタンおよびトリエチルアミンで処理して3−スキーム1を得た。エタノール中で3−スキーム1をヒドラジンで処理して4−スキーム1を得て、これをDMF中でハロゲン化アルキル(臭化ベンジルまたは塩化4−クロロベンジルのごとき)および炭酸カリウムで処理して5−スキーム1を得た。トリアゾール5−スキーム1はメトキシメチルエチルエーテルとして保護されて6−スキーム1となる。ハロゲン化アルキル(ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化i−イソブチル、ヨウ化n−プロピル、ヨウ化ブチル、臭化アリル、臭化ベンジル、およびブロモ酢酸メチルのごとき)で6−スキーム1をアルキル化して所望第3級アミン7−スキーム1を得た。MOM−エーテル7−スキーム1をトリフルオロ酢酸(TFA)で脱保護して所望生成物8−スキーム1を得た。
XがOである式(IA)および(IB)の化合物を、スキーム2に示す方法と同様の方法により調製してもよい。
スキーム2
Figure 2006504627
a) チオウレア, EtI, EtOH; b) NH2NH2, EtOH c) 1,1''-カルボニルジイミダゾール, EtOH; d) R1X (X = ハロゲン), K2CO3, DMF; e) ClCH2OCH2CH3, NaH, THF; f) R3CH2Br, NaH, DMF; g) TFA.
チオウレア(フェニルチオウレアのごとき)(8−スキーム2)をエタノール中でヨウ化エチル処理し、還流させ、得られたS−エチルチオウレアをヒドラジン存在下で加熱して9−スキーム2を得た。ヒドラジン9−スキーム2をカルボニルジイミダゾールで処理し、加熱して10−スキーム2を得た。DMF中で10−スキーム2をハロゲン化アルキル(臭化ベンジルまたは塩化4−クロロベンジルのごとき)および炭酸カリウムで処理して11−スキーム2を得た。トリアゾール11−スキーム2をメトキシメチルエチルエーテルとして保護して12−スキーム2を得た。ハロゲン化アルキル(ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化i−イソブチル、ヨウ化n−プロピル、ヨウ化ブチル、臭化アリル、臭化ベンジル、およびブロモ酢酸メチルのごとき)で12−スキーム2をアルキル化して所望第3級アミン13−スキーム2を得た。MOM−エーテル13−スキーム2をトリフルオロ酢酸(TFA)で脱保護して所望生成物14−スキーム2を得た。
医薬組成物の処方
当該分野でよく知られた慣用的手順に従って、本発明の化合物(「有効成分」という)を標準的な医薬担体または希釈剤と混合することにより製造される慣用的な剤形として、本発明の医薬上有効な化合物(およびその医薬上許容される塩)を投与する。これらの手順は、所望調合物を得るための成分の混合、顆粒化および圧縮または溶解を含んでいてもよい。
例えば、使用される医薬担体は固体であっても液体であってもよい。固体担体の例はラクトース、白陶土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸等である。液体担体の例は糖蜜、ピーナッツ油、オリーブ油、水等である。同様に、担体または希釈剤はモノステアリルグリセリル単独、またはロウとの混合物のごとき当該分野でよく知られた時間遅延物質であってもよい。
種々の医薬形態を用いることができる。よって、固体担体を用いる場合、調合物は錠剤であってもよく、粉末またはペレットとして硬ゼラチンカプセル中に入れられてもよく、あるいはトローチまたは甘味入り錠剤の形態であってもよい。固体担体の量は広範であるが、好ましくは、約25mgないし約1000mgであろう。液体担体を用いる場合、調合物はシロップ、エマルジョン、軟ゼラチンカプセル、アンプルのごとき滅菌済み注射可能液体または非水性懸濁液の形態であろう。
MetAPにより媒介される疾病状態の治療または予防を要する哺乳動物に有効成分を局所投与してもよい。局所投与の場合の治療効果に要する有効成分の量は、もちろん、選択した化合物、治療すべき疾病の性質および重さならびに治療を受ける哺乳動物により異なるが、最終的には医師の決定による。局所投与の場合の有効成分の適当な用量は1.5mgないし500mgであり、最も好ましい用量は1mgないし100mg、例えば、5ないし25mgを1日2または3回投与するものである。
局所投与は非全身投与を意味し、皮膚、口腔への有効成分の外部からの投与ならびに耳、目および鼻へのかかる化合物の滴下を包含し、化合物が有意に血流に入らない場合をいう。全身投与は経口、静脈内、腹腔内および筋肉内投与を意味する。
有効成分を生の化学薬品として単独で投与することも可能であるが、医薬処方として提供することが好ましい。有効成分は、局所投与には、処方の0.001重量%ないし10重量%、例えば、1重量%ないし2重量%であってもよいが、処方の10重量%までであってよく、好ましくは5重量%を超えず、より好ましくは0.1重量%ないし1重量%である。
獣医用およびヒト用の両方の本発明の局所処方は、1またはそれ以上の担体および所望による他の成分と一緒になった有効成分を含む。担体は、処方の他の成分に適合し、その受容者に対して有害でないという意味で許容されるものでなくてはならない。
局所投与に適した処方は、皮膚から炎症部位への浸透に適した液体または半液体調合物、例えば、リニメント、ローション、クリーム、軟膏またはパスタ、ならびに目、耳または鼻からの投与に適した滴剤を包含する。
本発明の滴剤は滅菌済み水性または油性溶液または懸濁液を含むものであり、殺細菌および/または殺真菌剤ならびに/あるいは他の適当な保存料の適当な水溶液またはアルコール溶液(好ましくは表面活性剤を含有)中に有効成分を溶解することにより調製できる。次いで、得られた溶液を濾過により清澄化させ、適当な容器に移し、次いで、密封し、オートクレーブまたは98〜100℃に半時間維持することにより滅菌する。別法として、溶液を濾過により滅菌し、無菌的方法により容器に移してもよい。滴剤中に含ませるのに適した殺細菌および殺真菌剤の例は硝酸フェニル水銀または酢酸フェニル水銀(0.002%)、塩化ベンザルコニウム(0.01%)および酢酸クロルヘキシジン(0.01%)である。油性溶液の調製に適した溶媒はグリセロール、希アルコールおよびプロピレングリコールを包含する。
本発明のローションは皮膚または目への適用に適したものである。アイローションは所望により殺細菌剤を含有していてもよい滅菌済み水溶液を含んでいてもよく、滴剤の調製方法と同様の方法により調製できる。皮膚に適用するためのローションまたはリニメントは、アルコールまたはアセトンのごとき皮膚の乾燥を促進し皮膚を冷却する薬剤、および/またはグリセロールまたはヒマシ油もしくは落花生油のごとき油脂を含んでいてもよい。
本発明のクリーム、軟膏またはパスタは、外部から適用される有効成分の半固体処方である。適当な機械を用いて、細粉または粉末形態の有効成分を単独あるいは水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁液として、グリース状または非グリース状の基材と混合するこよにより、それらを調製することができる。基材は、硬、軟または液体パラフィン、グリセロール、蜜ロウ、金属セッケンのごとき炭化水素;漿剤;アーモンド、トウモロコシ、落花生、ヒマまたはオリーブのごとき天然起源の油脂;木ロウまたはその誘導体、あるいはプロピレングリコールのごときアルコールと混合されたステアリン酸またはオレイン酸のごとき脂肪酸を含んでいてもよい。処方は、エステルもしくはそのポリオキシエチレン誘導体のごときアニオン性、カチオン性または非イオン性の表面活性剤のような適当な表面活性剤を含んでいてもよい。天然ゴム類、セルロース誘導体またはシリカ性シリカのごとき無機金属のような懸濁剤、ならびにラノリンのごとき他の成分が含まれていてもよい。
有効成分を吸入により投与してもよい。「吸入」は鼻腔ないおよび経口吸入投与を意味する。エアロゾル処方または計量吸入器のごときかかる投与に適した剤形を慣用的方法により製造することができる。吸入により投与される1日の有効成分量は約0.1mgないし約100mg、好ましくは1日約1mgないし約10mgである。
1の態様において、本発明は、有効量のMetAP阻害剤、詳細には、本発明の化合物を哺乳動物、好ましくはヒトに投与することを含む、哺乳動物における細菌感染の治療方法に関する。
用語「治療」は予防的または治療的処置を意味する。知られた方法により本発明の化合物を慣用的な医薬上許容される許容される担体または希釈剤と混合することにより製造される慣用的剤形となった本発明の化合物をかかる哺乳動物に投与することができる。医薬上許容される担体または希釈剤の形態および特性は、混合される有効成分の量、投与経路および他のよく知られた変数により定まる。細菌感染の治療を必要とする哺乳動物に、これらの疾病状態に関連した徴候を減少させるに十分な量の本発明の化合物を投与する。投与経路は経口または非経口であってもよい。
本明細書の用語「非経口」は、静脈内、筋肉内、皮下、直腸内、膣内または腹腔内投与を包含する。1日あたりの非経口投与量は、好ましくは、約30mgないし約300mgの有効成分であろう。1日あたりの経口投与量は、好ましくは約100mgないし約2000mgの有効成分であろう。
本発明の化合物の最適量および個々の用量の投与間隔は、治療すべき症状の性質および程度、剤形、投与経路および投与部位、治療すべき個々の哺乳動物により定まり、かかる最適値を慣用的な方法により決定できることを、当業者は認識するであろう。治療最適コース、すなわち、一定日数の間における1日あたりの本発明の化合物の投与回数は、慣用的な治療コース決定試験を用いて当業者により確認されうることも当業者により理解されよう。
実施例
次に、下記実施例を参照して本発明を説明するが、実施例は本発明の範囲を限定するものと介してはならない。特記しない限り、実施例において、プロトンNMRスペクトルをBruker 400MHz NMRスペクトロメーターにより得た。
実施例1
3−アニリノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールの調製
a)1−フェニル−2,4−ジチオビウレット
60mLの10% HO/CHCN中のNaOH(0.52g,13.1mmol)の撹拌されている溶液に、チオウレア(1.0g,13.1mmol)を添加した。得られた懸濁液を40℃で20分加熱し、次いで、室温まで冷却した。この混合物にフェニルイソチオシアネート(1.5ml,13.1mmol)を添加し、透明黄色溶液を一晩撹拌した。12時間撹拌後、白色沈殿が形成されるまで1N HClを添加した。沈殿を濾過し、HOで洗浄し、減圧乾燥して標記化合物をうす黄色粉末として得た(0.78g,30%)。1H-NMR (400MHz, d6-DMSO) δ 7.25 (t, 2H, J=7.3 Hz), 7.40 (t, 2H, J=7.9 Hz), 7.56 (d, 1H, J=7.9 Hz), 9.13-9.29 (広いシングレット, 1H), および 10.26-10.79 (広いシングレット, 2H)。
b)2−エチル−1−フェニル−2−イソジチオビウレット
4mLのDMF中の実施例1(a)(150mg,0.70mmol)の撹拌されている溶液にトリエチルアミン(57μL,0.70mmol)を添加した。得られた黄緑色溶液を室温で10分間撹拌した。この溶液にヨウ化エチル(100μL,0.70mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。黄色溶液を20mLのHO中に注ぎ、EtOAcで4回抽出した。有機抽出物をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮し、次いで、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン)にかけて標記化合物を白色結晶として得た(108mg,64%)。1H-NMR (400MHz, d6-DMSO) δ 1.22 (t, 3H, J=7.2 Hz), 2.96 (カルテット, 2H, J=7.2 Hz), 6.85 (d, 1H, J=7.6 Hz), 7.16 (t, 1H, J=7.2 Hz), 7.29-7.41 (m, 3H), 8.27 (広いシングレット, 1H), 9.89 (広いシングレット, 1H), および 10.99 (広いシングレット, 1H)。
c)3−アニリノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾール
2mLのEtOH中の実施例1(b)の化合物の撹拌されている溶液に、50μLの無水ヒドラジンを添加した。反応混合物を80℃で1時間加熱し、濃縮乾固させ、次いで、調製用HPLCにより精製して標記化合物を白色固体として得た(30mg,37%)。
MS (ESI) 190.90 (M-H)+
d)3−アニリノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール
1.2mLのDMF中の実施例1(c)の撹拌されている溶液に、KCO(17mg,0.12mmol)、次いで、臭化ベンジル(20mg,0.12mmol)を添加した。混合物を一晩撹拌し、ろ過し、次いで、調製用HPLCにより精製して標記化合物を白色固体として得た(30mg,70%)。1H-NMR (400MHz, d6-DMSO) δ9.30 (広いシングレット, 1H), 7.47 (d, 2H, J=8.1 Hz), 7.39 (d, 2H, J=7.3 Hz), 7.31 (t, 2H, J=7.3 Hz), 7.23 (カルテット, 3H, J=7.3 Hz), 6.82 (t, 1H, J=7.3 Hz), および 4.3 (s, 2H)。
実施例2
3−アニリノ−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(d)における臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 289.0 (M+H)+
実施例3
3−(4−メチル−アニリノ)−5−(ピリジン−4−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに4−(クロロメチル)ピリジンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 298.2 (M+H)+。
実施例4
3−(4−メチル−アニリノ)−5−(ピリジン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−(クロロメチル)ピリジンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 298.2 (M+H)+
実施例5
3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−(ピリジン−4−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに4−(クロロメチル)ピリジンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 314.2 (M+H)+
実施例6
3−アニリノ−5−(3,5−ジメチル−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化3,5−ジメチルベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 311.4 (M+H)+
実施例7
3−(2−メチル−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにo−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 303.2 (M+H)+
実施例8
3−(2−メチル−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにo−トルイルイソチオシアネートを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 297.2 (M+H)+
実施例9
3−(4−クロロ−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−クロロフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 322.7 (M)+
実施例10
3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 319.0 (M+H)+
実施例11
3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−(2−メチル−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化2−メチルベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 327.2 (M+H)+
実施例12
3−(3,4−ジメトキシ−アニリノ)−5−(ピリジン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3,4−ジメトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−(クロロメチル)ピリジンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 344.0 (M+H)+
実施例13
3−(3,4−ジメトキシ−アニリノ)−5−(3−メトキシ−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3,4−ジメトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに塩化3−メトキシベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 373.2 (M+H)+
実施例14
[5−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに4−クロロメチル−2−メチルチアゾールを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 305.2 (M+H)+
実施例15
[5−(ベンジルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 284.2 (M+H)+
実施例16
[5−(3−メトキシベンジルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに塩化3−メトキシフェニルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 314.2 (M+H)+
実施例17
[5−(2−フルオロ−ベンジルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化2−フルオロベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 302.2 (M+H)+
実施例18
[5−(2−メチル−ベンジルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化2−メチルベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 298.2 (M+H)+
実施例19
[5−(3,4−ジフルオロ−ベンジルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化3,4−ジフルオロベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 320.2 (M+H)+
実施例20
[5−(2−メトキシ−ベンジルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに塩化2−メトキシベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 314.2 (M+H)+
実施例21
3−(2,4−ジメトキシ−アニリノ)−5−(5−メチル−イソキサゾール−3−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,4−ジメトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに3−(クロロメチル)−5−メチルイソキサゾールを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 348.0 (M+H)+
実施例22
3−(2−メチル−4−メトキシ−アニリノ)−5−(2−フルオロ−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−メチル−4−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化2−フルオロベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 345.0 (M+H)+
実施例23
3−(2−メチル−4−メトキシ−アニリノ)−5−(5−メチル−イソキサゾール−3−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−メチル−4−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに3−(クロロメチル)−5−メチルイソキサゾールを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 332.2 (M+H)+
実施例24
3−(2−メチル−4−メトキシ−アニリノ)−5−(ピリジン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−メチル−4−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−(クロロメチル)ピリジンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 328.2 (M+H)+
実施例25
3−(3−メチル−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにm−トルイルイソチオシアネートを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 297.2 (M+H)+。
実施例26
3−(2,6−ジメチル−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,6−ジメチルフェニルイソチオシアネートを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 311.4 (M+H)+
実施例27
3−(2,6−ジメチル−アニリノ)−5−(4−フルオロベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,6−ジメチルフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化4−フルオロベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 329.2 (M+H)+。
実施例28
3−(2,6−ジメチル−アニリノ)−(3,4−ジフルオロ−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,6−ジメチルフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化3,4−ジフルオロベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 347.0 (M+H)+
実施例29
3−(2,6−ジメチル−アニリノ)−5−(2−フルオロ−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,6−ジメチルフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化2−フルオロベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 329.2 (M+H)+
実施例30
3−(2,6−ジメチル−アニリノ)−5−(2−メチル−ベンジルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,6−ジメチルフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに臭化2−メチルベンジルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 325.2 (M+H)+
実施例31
3−(2,6−ジメチル−アニリノ)−5−(2−メチル−2−ブチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,6−ジメチルフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに1−ブロモ−3−メチルブト−2−エンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 289.0 (M+H)+
実施例32
3−(2−エチル−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−エチルフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 317.2 (M+H)+
実施例33
3−(2,4−ジメトキシ−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2,4−ジメトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。349.0 (M+H)+
実施例34
[5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−アミンの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−ピリジルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 290.0 (M+H)+
実施例35
3−(2−メチル−4−メトキシ−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−メチル−4−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 333.2 (M+H)+
実施例36
3−(2−フェニル−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−フェニル−フェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 365.2 (M+H)+。
実施例37
3−(2−メトキシ−アニリノ)−5−(フラン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチル−フラン(Berry, J. M.; Watson, C. Y.; Whish, W. J. D.; Threadgill, M. D. J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 1997, 8, 1147)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 303.2 (M+H)+
実施例38
3−(2−メトキシ−アニリノ)−5−(5−クロロ−チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに2−フェニル−フェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 353.0 (M+H)+
実施例39
3−アニリノ−5−(5−メチル−チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチル−5−メチル−チオフェン(Moradpour, A. J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1993, 1, 7)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 303.2 (M+H)+
実施例40
3−アニリノ−5−(5−クロロ−チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチル−5−クロロ−チオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 323.0 (M+H)+
実施例41
3−(2−メチル−アニリノ)−5−(5−ブロモ−チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにo−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチル−5−ブロモ−チオフェン(Clapp, R. C.; Clark, J. H; Vaughan, J. R.; English, J. P.; Anderson, G. W. J. Am. Chem. Soc. 1947, 60, 1549)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 381.0 (M)+
実施例42
3−(3−メチル−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにm−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 303.2 (M+H)+
実施例43
3−(3−メチル−アニリノ)−5−(3−クロロ−チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−m−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチル−3−クロロ−チオフェン(Chauhan, P. M. S.; Jenkins, G.; Walker, S. M.; Storr, R. C. Tetrahedron Lett. 1988, 29(1), 117)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 337.2 (M+H)+
実施例44
3−(sec−ブチル−アニリノ)−5−(フラン−2−イルメチルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにsec−ブチル−フェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチル−フラン(Berry, J. M.; Watson, C. Y.; Whish, W. J. D.; Threadgill, M. D. J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 1997, 8, 1147)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 329.2 (M+H)+
実施例45
3−(3−メトキシ−アニリノ)−5−(チオフェン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルチオフェンを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 319.2 (M+H)+
実施例46
3−(3−メトキシ−アニリノ)−5−(フラン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルフラン(Berry, J. M.; Watson, C. Y.; Whish, W. J. D.; Threadgill, M. D. J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 1997, 8, 1147)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 303.2 (M+H)+
実施例47
3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−(フラン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−メトキシフェニルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルフラン(Berry, J. M.; Watson, C. Y.; Whish, W. J. D.; Threadgill, M. D. J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 1997, 8, 1147)を用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 303.2 (M+H)+
実施例48
3−(5−ベンジル−1H−[1,2,4]−トリアゾール−3−イルスルファニル)−プロピオン酸メチルエステルの調製
工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに3−ブロモ−プロピオン酸メチルエステルを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 278.3 (M+H)+
実施例49
3−(4−ヒドロキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールの調製
a.3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりにp−メトキシフェニルイソチオシアネートを用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 313.2 (M+H)+
b.3−(4−ヒドロキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール
濃HBr水溶液(15ml)中の3−(4−メトキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール(300mg,0.96mmol)の溶液を乾留させながら24時間加熱した。HBrを減圧除去し、調製用HPLCで粗生成物を精製して標記化合物を黄色固体として得た。MS (ESI) 299.2 (M+H)+
実施例50
3−(2−ヒドロキシ−アニリノ)−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールの調製
工程48(a)においてp−メトキシフェニルイソチオシアネートのかわりにo−メトキシフェニルイソチオシアネートを用いたこと以外は実施例48(a)−(b)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 299.2 (M+H)+
実施例51
3−(3−メチル−アニリノ)−5−(フラン−2−イルメチルチオ)−1,2,4−トリアゾールの調製
工程1(a)においてフェニルイソチオシアネートのかわりに3−m−トルイルイソチオシアネートを用い、工程1(d)において臭化ベンジルのかわりに2−クロロメチルフラン(Berry, J. M.; Watson, C. Y.; Whish, W. J. D.; Threadgill, M. D. J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 1997, 8, 1147)用いたこと以外は実施例1(a)−(d)の手順に従って、標記化合物を白色固体として得た。MS (ESI) 287.2 (M+H)+
生物学的データ:
MetAPのカップルドスペクトロホトメトリックアッセイ(Coupled Spectrophotometric Assays)
遊離L−アミノ酸生成をモニターすることにより、スペクトル分光測定法によりMetAP活性を測定することができる。トリペプチド(Met−Ala−Ser,Sigma)またはテトラペプチド(Met−Gly−Met−Met,Sigma)基質からのN末端メチオニンの遊離を、L−アミノ酸オキシダーゼ(AAO)/セイヨウワサビペルオキシダーゼ(HRP)カップル(式1−3a,b)を用いてアッセイした。Tsunasawa, S. et al. (1997)の方法(式3a)により、過酸化水素の生成を、96または384ウェルプレートリーダー中30℃において450nm(酸化によりo−ジアニシジン(Sigma)の吸光度が上昇する,Δε=15,300M−1cm−1)にて連続的にモニターした。別法として、アムプレックスレッド(Amplex Red)(Molecular Probes, Inc)(Zhou, M. et al. (1997) Anal. Biochem. 253, 162)(式3b)を用いて、30℃において、587nm(Δε=54,000M−1cm−1,λex=563nm,励起およびエミッションの両方ともスリット幅1.25mm)における蛍光エミッション増加をモニターすることにより、Hの生成を追跡した。合計体積50μL中、典型的なアッセイ系は、50mM Hepes・Na,pH7.5,100mM NaCl,10μM CoCl,1mM o−ジアニシジンまたは50μMアムプレックスレッド,0.5ユニットのHRP(Sigma),0.035ユニットのAAO(Sigma),1nM MetAP,および種々の量のペプチド基質を含んでいた。MetAP酵素を添加することによりアッセイを開始し、MetAP不存在下において決定したバックグラウンド反応速度に関して反応速度を修正した。
Figure 2006504627
反応速度データ分析:
Grafitコンピューターソフトウェアを用いて、データを適切な反応速度等式に適合させた。Michaelis-Menten反応速度論を確認する初速度のデータを式4に適合させた。見かけ上の競争阻害および非競争阻害を確認する阻害パターンを式5および6にそれぞれ適合させた。
Figure 2006504627
式4−6において、νは初速度、Vは最大速度、KはMichaelis定数、Iは阻害物質濃度、Aは種々の基質の濃度である。阻害定数の関する速度式中に用いた命名法はCleland(1963年)のものであり、その中でKisおよびKiiは阻害定数に関する見かけの勾配および切片を各々示す。
抗微生物活性のアッセイ
the National Committee for Clinical Laboratory Standards (NCCLS) により推奨される方法である Document M7-A4, "Methods for Dilution Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically" (参照により本明細書に一体化させる)を用いたブロスのマイクロダイリューションにより全細胞抗微生物活性を決定した。0.06ないし64mcg/mlの範囲の系列2倍希釈にて化合物を試験した。アッセイにおいて12株のパネルを評価した。このパネルは下記の研究室株からなっていた:Staphylococcus aureus Oxford、Streptococcus pneumoniae R6、Streptococcus pyogenes CN10、Enterococcus faecalis I、Haemophilus influenzae Q1、Escherichia coli DC0、E. coli EES、E. coli 7623 (AcrAB+)、E. coli 120 (AcrAB-)、Klebsiella pneumoniae E70、Pseudomonas aeruginosa K799wt および Candida albicans GRI 681。可視的増殖を阻害する化合物の最低濃度である最小阻害濃度(MIC)を決定した。ミラーリーダーを用いてMIC終点の決定をアシストした。
本発明の化合物は、MetAP阻害剤活性を示し、0.0001ないし100μMの範囲のIC50値を有する。本発明の化合物に関する完全な構造/活性相関は確立されていない。しかしながら、本明細書の開示により、当業者はこのアッセイを用いて、本発明のいずれの化合物がMetAP阻害剤であり、0.0001ないし100μMの範囲のIC50値でもってMetAPに結合するのかを決定することができる。
本明細書にて引用された特許および特許出願(これらに限らない)を包含するすべての刊行物を、参照により本明細書に一体化させる。
上の説明は、本発明の好ましい具体例を含め、本発明を十分に開示する。本明細書に特に開示された具体例の修飾および改良は特許請求の範囲内である。さらに努力をすることなく、上の説明により、当業者は本発明を最大限に利用することができるものと確信する。それゆえ、実施例は単なる説明であり、本発明の範囲を限定するものと介してはならない。排他的権利または特権が請求されている本発明の具体例を定義する。

Claims (4)

  1. 式(IA):
    Figure 2006504627
    式(IA)
    [式中、XはSまたはOであり;
    は置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであり;
    は置換されていてもよいC2−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであり;
    はH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキル、C0−6アルキル−C(O)X’AB、C0−6アルキル−S(O)X’AB、C0−6アルキル−X’ABであり、ここにX’はO、S、CまたはNであり;AおよびBは独立してH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであるか、あるいはAまたはBは独立して不存在である]で示される化合物、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を投与することにより細菌感染症を治療する方法。
  2. 式(IA)の化合物が下記の化合物:
    3-アニリノ-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(3,5-ジメチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メチル-アニリノ)-5-(ピリジン-4-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メチル-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-クロロ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-4-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(3-メトキシ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    [5-(ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(3-メトキシベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(3,4-ジフルオロ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-メトキシ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-メチル-チアゾール-4-イルメチルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    3-(2,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(5-メチル-イソキサゾール-3-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(5-メチル-イソキサゾール-3-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(4-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(3,4-ジフルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-メチル-2-ブテニルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-エチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-フェニル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    [5-(チオフェン-2−イルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-ヒドロキシ-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(5-メチル-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-アニリノ)-5-(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メトキシ-アニリノ)-5-(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-(3-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-ヒドロキシ-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(sec-ブチル-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール; および
    3-(5-ベンジル-1H-[1,2,4]-トリアゾール-3−イルスルファニル)-プロピオン酸メチルエステル
    またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
    から選択されるものである、請求項1の方法。
  3. 哺乳動物におけるMetAPにより媒介される細菌感染症の治療方法であって、かかる治療を必要とする哺乳動物に、有効量の式(IA):
    Figure 2006504627
    式(IA)
    [式中、XはSまたはOであり;
    は置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであり;
    は置換されていてもよいC2−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであり;
    はH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、またはC3−7シクロアルキル−C0−6アルキル、C0−6アルキル−C(O)X’AB、C0−6アルキル−S(O)X’AB、C0−6アルキル−X’ABであり、ここにX’はO、S、CまたはNであり;AおよびBは独立してH、置換されていてもよいC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、置換されていてもよいAr−C0−6アルキル、置換されていてもよいHet−C0−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C0−6アルキルであるか、あるいはAまたはBは独立して不存在である]で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法。
  4. 式(IA)の化合物が下記の化合物:
    3-アニリノ-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(3,5-ジメチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メチル-アニリノ)-5-(ピリジン-4-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メチル-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-クロロ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-4-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(3-メトキシ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    [5-(ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(3-メトキシベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(3,4-ジフルオロ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-メトキシ-ベンジルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    [5-(2-メチル-チアゾール-4-イルメチルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    3-(2,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(5-メチル-イソキサゾール-3-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(5-メチル-イソキサゾール-3-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(ピリジン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(4-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(3,4-ジフルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-メチル-2-ブテニルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-フルオロ-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,6-ジメチル-アニリノ)-5-(2-メチル-ベンジルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-エチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-フェニル-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2,4-ジメトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    [5-(チオフェン-2−イルチオ)-1H-[1,2,4]トリアゾール-3−イル]-ピリジン-3−イル-アミン;
    3-(2-メチル-4-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-ヒドロキシ-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(5-メチル-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メチル-アニリノ)-5-(5-ブロモ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-メトキシ-アニリノ)-5-(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-(3-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-アニリノ-5-(5-クロロ-チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メチル-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(2-ヒドロキシ-アニリノ)-5-ベンジルチオ-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メトキシ-アニリノ)-5-(チオフェン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(sec-ブチル-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(3-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール;
    3-(4-メトキシ-アニリノ)-5-(フラン-2-イルメチルチオ)-1,2,4-トリアゾール; および
    3-(5-ベンジル-1H-[1,2,4]-トリアゾール-3−イルスルファニル)-プロピオン酸メチルエステル
    またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
    から選択されるものである、請求項3の方法。

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