JP2006502585A - 画素イメージセンサ - Google Patents

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Abstract

画素イメージセンサは、水平フォトダイオード素子(107、101および113)と、垂直オーバーフロードレインシステム(103および109)とを有する。本発明の少なくとも1の実施例では、イメージセンサ画素は、水平フォトダイオード素子(107、101および113)と、垂直オーバーフロードレインシステム(103および109)とを有し、水平フォトダイオード素子(107、101および113)の電荷収集領域に蓄積された過剰な電子が排出され、水平フォトダイオード素子(107、101および113)の電荷収集領域がリセットされる。

Description

本願は、米国特許No.6,586,789号の優先権主張出願であり、先の出願はあらゆる目的のため参照として取り入れられている。
本発明は、半導体イメージセンサに関する。
イメージセンサは、各種用途に利用されており、例えばデジタルスチルカメラ、PCカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコミュニケーションシステム(PCS)、アナログおよびデジタルTVビデオシステム、ビデオゲーム機、保安用カメラ、医療用マイクロカメラなどがある。通信およびコンピュータシステムの発達により、イメージセンサに対する要求はより高まっている。
通常イメージセンサセルはフォトダイオード素子を有し、この素子は光(例えば可視光、赤外線、紫外線)を電気信号に変換することができる。光子が吸収されると、光電気変換を介して電子−ホール組が形成される。フォトダイオードを逆方向バイアス化すると、フォトダイオードに欠乏領域が形成される。欠乏領域における電場は、光電気変換で生じた電子−ホール組を分離する。
光電気変換で生じた電流を直接測定することで、光強度を定めることができる。しかしながら通常、光電気変換の電流を直接測定して得られる信号は、信号対ノイズ比(S/N)が低い。従って一般的なイメージセンサでは、所定の期間、光電気変換で生じる電荷を蓄積し、蓄積された電荷量を測定することで光強度を定めている。
蓄積された光電気の電荷を測定するため、CMOS(相補形金属−酸化物半導体)活性画素センサ(APS)は、アクティブ回路素子(例えばトランジスタ)を有し、蓄積された光電気の電荷と関連する信号を測定する。あるいは、蓄積電荷をイメージセンサセルから除去して、測定することもできる(例えばCMOSパッシブ画素センサ(PPS)または電荷結合装置(CCD)画素センサ)。ノイズを防ぐため、CCD画素センサは複雑な処理を用いて、蓄積電荷をセンサセルから測定用増幅器に転送する。CCD装置は、大きな電圧振幅の複雑な駆動信号を利用するため、大電力を消費する。CMOS PPSは、標準的なCMOSプロセスを用いて加工製作することができるが、通常のCMOS PPSは、信号対ノイズ比(S/N)が低い。通常のCCD加工プロセスは、電荷輸送用に最適化されるため、このプロセスは標準的なCMOSプロセスとは一致しない。従ってCCDイメージセンサは、通常の相補形金属−酸化物半導体(CMOS)回路で構成された信号処理回路に集積することが難しく、そのため幅広い用途に利用することが難しい。
CMOS APSは、センサセル内の信号を検出し(または増幅し)、信号判断時のノイズを顕著に抑制する。しかしながら、通常のCMOS APSセンサセルの回路は場所をとるため、充填率が低下し、感度も低くなる。通常のCMOS APSセンサに関する別の問題は、高いリセットノイズである。二重補正サンプリング回路が使用される場合、増幅器および検出回路をイメージセンサセル内に設ける必要はないため、CCDセンサには、光検出素子の大領域を割り当てることができる。従って通常CCDセンサは、大きな充填率を有し、高い感度を示す。しかしながら、CMOS APSセンサの、補正二重サンプリング用のトランジスタは、センサの充填率をさらに低下させる。従って、補正二重サンプリングを利用しない多くのCMOS APSセンサにおいては、充填率向上とリセットノイズの抑制に対して均衡を図る必要がある。
CMOSイメージセンサは、関連する単純なCMOSプロセスで加工製作することができ、通常は低消費電力で、単一電源を有し、オンチップシステム統合が可能であるものの、CMOSイメージセンサは、低感度および高ノイズのため、CCDイメージセンサに比べると画像取り込み用として広く普及してはいない。
以下に示す水平フォトダイオード素子および垂直オーバーフロードレインシステムを有する画素イメージセンサを提供する。
本発明の少なくとも一つの実施例では、イメージセンサ画素は、水平フォトダイオード素子と垂直オーバーフロードレインシステムとを有し、このドレインシステムは、水平フォトダイオード素子の電荷収集領域に蓄積された過剰な電荷を排出して、水平フォトダイオード素子の電気収集領域をリセットする。
本発明のある実施例では、水平フォトダイオード素子は、N型領域とP型領域を有し、これらは固有(またはP−−またはN−−)半導体材料によって分離される。N型領域は固有半導体材料で取り囲まれ、水平フォトダイオード素子のP型領域は、実質的にN型領域を取り囲むように定形され、P−I−N型の水平フォトダイオード素子が構成される。垂直オーバーフロードレインシステムは固有(またはP−−またはN−−)半導体材料の層によって形成され、この層は、水平フォトダイオード素子およびN型基板を分離する。水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されると、N型領域は、水平フォトダイオード素子において光電気変換で生じる電荷を収集する。1)P型領域が第1の電位レベル(例えば0V)にあり、2)N型領域が第2の電位レベル(例えば1V)にあり、さらに3)基板が第3の電位レベル(例えば2V)にあるとき、垂直オーバーフロードレインシステムに形成される電位障壁は、N型領域がオーバーフロー電位レベル(例えば0.2V)に近づくまで、N型領域に蓄積された電荷が固有層を横断して基板に移動することを回避する。N型領域をオーバーフロー電位レベルに至らせると、N型領域における電荷は、固有層を横断して基板に移動することができるようになる。従って電荷収集領域(N型領域)を強制的にオーバーフロー電位レベルに至らせることにより、電荷収集領域をリセットすることができる。ある実施例では、P型領域を第1の電位レベルに維持したまま、N型領域をオーバーフロー電位レベルに至らせた場合、水平フォトダイオード素子は順方向バイアス化されない。
本発明によるある実施例では、イメージセンサ素子は、水平フォトダイオード素子と垂直オーバーフロードレインシステムの他にも、制御信号を印加するキャパシタと、信号を読み出すトランジスタとを有する。トランジスタのゲートは、電荷収集領域(例えばN型領域)に接続され、キャパシタは、ある表面が電荷収集領域に接続され、別の表面が制御信号配線に接続される。ある実施例では、キャパシタの他の表面は、トランジスタのソース領域に接続される。ある実施例では、P型領域はある電位レベル(例えば0V)に維持され、基板は別の電位レベル(例えば2V)に維持される。リセット動作時には、制御信号配線は0Vに設定される。N型領域の電位レベルは、キャパシタカップリングを通る制御信号に追随する。ただし、N型領域の電位レベルは、オーバーフロー点(例えば0.2V)を超えない。N型領域の電位レベルがオーバーフローレベルに至った際、N型領域に蓄積された電荷は、基板に流れる。そしてN型領域の電位レベルはオーバーフロー点に維持される。リセット動作の後、制御信号配線は2Vに設定され、光電気の電荷が蓄積される。N型領域の電位レベルは、オーバーフロー点よりも低いレベルの、キャパシタカップリングを通る制御信号(例えば1V)に追随するため、垂直オーバーフロードレインシステムに電位障壁が形成される。電位障壁は、N型領域に蓄積された光電気の電子が基板に向かって移動することを抑制する。また電位障壁は、電子が基板からN型領域に移動することを防止する。従って、水平フォトダイオード素子において光電気変換で生じた電子は、N型領域に収集され蓄積される。制御信号配線が蓄積の電位レベル(例えば2V)に維持されている場合、トランジスタは活性化されず(オンにならず)、出力信号は生じない。またN型領域に十分な電子が蓄積され、垂直オーバーフロードレインシステムにおいてオーバーフローが生じるまで、N型領域はオーバーフロー電位レベルには至らない。制御信号配線が、読み出し動作のための電位レベル(例えば5V)に切り替えられた際、N型領域の電位レベルおよびトランジスタのゲートは、キャパシタカップリングを通る制御信号(例えば2V)に追随する。従って、トランジスタが活性化され(オンされ)、信号の出力によりN型領域に蓄積された電子が測定される。またN型領域と基板間の障壁の電位レベルは、基板の電位レベルよりも高く維持されており、基板にある電荷がN型領域に流れることが回避される。制御信号配線が、リセット電位レベル(例えば0V)に維持されると、トランジスタは活性化されず、出力は生じない。
ある実施例では、N型領域の水平方向の寸法は、N型領域とP型領域の間の固有領域よりも短い。ある実施例では、基板は、P型半導体材料の層を有し、この層は固有層とN型基板との間であって、N型領域の底部領域に設置される。ある実施例では、第2の電気伝導型の固定層が(例えば通常のCMOSプロセスを用いて)水平フォトダイオード素子の上部に形成され、表面状態に起因するノイズが抑制される。固定層は、少なくとも一部が、N型領域、P型領域およびN型領域とP型領域の間の固有領域と接触している。
本発明の少なくとも1の実施例では、イメージセンサ画素を形成する方法は、第1の電気伝導型の基板上の固有(またはP−−またはN−−)半導体材料からなる固有層の上部に、第1の電気伝導型の第1の領域(例えばN型領域)を形成するステップと、固有層の上部に、第2の電気伝導型の第2の領域(例えばP型領域)を形成するステップと、を有する。第1の領域は、第2の領域で実質的に取り囲まれ、第1および第2の領域は、固有半導体材料からなる固有領域によって分離される。第1の領域、第2の領域および第1と第2の領域間の固有領域は、水平フォトダイオード素子を構成する。第1の領域は、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されているとき、水平フォトダイオード素子における光電気変換で生じた電荷を収集し、第2の領域が第2の電位レベルにされ、基板が第3の電位レベルにされているとき、垂直オーバーフロードレインシステムに形成される電位障壁は、第1の領域が第1の電位レベルに至るまで、電荷が第1の領域と基板の間の固有層を横断して移動することを抑制する。ある実施例では、固有層は、第2の電気伝導型のドーパント(例えばボロン)を用いて(例えばエピタキシャル成長プロセスを利用して)成長形成され、ドーパント濃度は1E13原子/cmから1E16原子/cm間の範囲にあり、厚さは約2μm〜10μmである。一方基板は第1の電気伝導型のドーパント(例えばリン)でドープされ、ドーパント濃度は1E15原子/cmから1E18原子/cm間での範囲である。ある実施例では、第1および第2の領域を構成するステップは、約2MeVまたはこれ以上の高エネルギーレベルでイオン注入するステップを含み、注入量は、1E12原子/cmから1E14原子/cm間の範囲にあり、最大注入深さは約2μmに至る。ある実施例では、第1および第2の領域は、固有半導体材料によって、平均0.5μm乃至10μmだけ離れるように分離される。
本発明の他の特徴は、添付図面および以下の詳細な説明によって明らかとなろう。
本発明を添付図面によって説明する。ただし添付図面は例示に過ぎず、発明を限定するものではない。同じ参照符号は同じ素子を表す。
以下の説明および図面は発明の説明用のものであって、本発明を限定するものと解してはならない。多くの特定の細部は、本発明のより広い理解のため提供される。しかしながら、ある例では、既知のまたは従来から用いられている細部については、本発明の説明が冗長になることを避けるため、示していない。
本発明の少なくとも1の実施例では、水平フォトダイオード素子は、垂直オーバーフロードレインシステムに密着接合され、大きな充填率で大きなダイナミックレンジの画素イメージセンサが提供される。
図1には、本発明の実施例による画素イメージセンサの断面図を示す。図1では画素イメージセンサが、N型基板115の上部に形成されている(例えば濃度1E15原子/cm乃至1E18原子/cmのリンドープ)。N型領域101および107は、P−エピ半導体材料(例えば濃度1E13原子/cm乃至1E16原子/cmのボロンドープ)によって取り囲まれる。P型領域103、105、109および111は、N型領域101、107を取り囲み、それらを取り囲むP−エピ半導体材料で、水平フォトダイオード素子が構成される。P型領域103および109は、N/N101に比べてP−エピ層の深くまで進入していることがわかる。P−エピ層113内のP−エピ半導体材料の層は、水平フォトダイオード素子と基板115を分離し、垂直オーバーフロードレインシステムを構成する。
本発明のある実施例では、領域101、103および109は、P−エピ層への深い注入によりドープされる。例えば深いN型領域101は、高エネルギー(例えば2MeVのエネルギーレベル)、低注入量(例えば5E12原子/cm)による、深いN型ドーパント(例えばリン)注入によって形成され、同様に、深いP型領域103および109は、深いP型ドーパント(例えば2MeVのエネルギーレベルで、5E12原子/cmの注入量のボロン)の注入によって形成される。
本発明のある実施例では、領域103および109の深さdは約3μmであり、領域101の深さdは約2μmである。水平フォトダイオード素子と基板115の間のP−エピ半導体材料の層の深さdは、約3μmである。ある実施例では、基板115は、濃度1E16原子/cmでリンドープされ、約60オームcmの比抵抗を有する。P−エピ層113は、濃度2E14原子/cmでボロンドープされる。P−エピ層113の全厚d+ dは、通常3μm以上(例えば約5μm)である。絶縁層117は、水平フォトダイオード素子の上部に形成される。アクティブ回路は、以下に詳細を示すようにCMOSプロセスを用いて、P−well上に形成することができる。
図2には、図1の画素イメージセンサの上面図を示す。図2において、N型領域135は、図1のN−well107および深いN型領域101に対応し、実質的にイメージセンサの中央に設けられる。領域133(領域135と131の間の非ハッチング領域)内のP−エピ半導体材料は、N型領域を取り囲む。P型領域131は、N型領域135およびP−エピ領域133を取り囲む。N+領域137は、N型領域135内に形成されて導電用接触として作用し、N型領域を測定回路に接続する。図2の線AA’に沿った断面図を図1に示す。
図2では、P型領域131は、N型領域135を完全に取り囲むように描かれているが、水平フォトダイオード素子は、P型領域によってN型領域を不完全に取り囲むように形成されても良いことが理解されよう。
図3には、本発明のある実施例による別の画素イメージセンサの断面図を示す。図1の画素イメージセンサと同様、領域103、105、109、111、101、107およびそれらの間のP−エピ領域は、水平フォトダイオード素子を構成する。さらに固定層(例えば領域127および125)が、水平フォトダイオード素子の表面近傍に(例えば高注入量低エネルギー注入によって)形成され、界面状態に依存して生じるノイズが抑制される。
図4には、図3の画素イメージセンサの上面図を示す。図2と同様に図4において、水平フォトダイオード素子のN型領域135は、P−エピ領域133によって実質的に取り囲まれ、これらはさらに水平フォトダイオード素子のP型領域131に取り囲まれる。また固定層は、実質的に水平フォトダイオード素子を被覆する。図4において、固定層は、N型領域135の一部、P−エピ領域133の一部およびP型領域131を含む、外部領域部139を被覆する。線BB’に沿った断面図は図3に示されている。図4においては、フォトダイオード素子しか示されていないことが理解されよう。本発明のある実施例では、アクティブ素子(例えばトランジスタ)が、(例えばCMOSプロセスによって)P型領域のある領域に構成される。そのような実施例の詳細は以降に示す。固定層は、そのようなアクティブ素子の領域は覆わないことが理解されよう。
図5には、本発明のある実施例による画素イメージセンサ内の蓄積動作時の電場を示す。図5に示すように、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されている場合、欠乏領域211は電場を示し、光電気変換で生じた電子は、強制的にN型領域203に向かって(例えば水平方向221に示すように)移動する。取り囲むP型領域205および207の電位レベルの影響下では、N型領域203と基板201の間のP−エピ層には、低電圧領域(例えば電位線213近傍)が形成される。低電圧領域は、電位障壁として作用し、領域203に収集された電子が基板201の方に移動することを抑制する。
図6には図5のx軸に沿った電位分布を示す。図6において曲線235は、N型領域と基板の間のP−エピ領域内の電位分布を示す。低電圧領域近傍の交点237は、電位233のN型領域と電位231の基板の間のバリアとして作用する。N型領域は、光電気変換で生じる電子を蓄積するため、N型領域の電位レベルは上昇する。例えばN型領域の電位レベルがレベル243に上昇すると、P−エピ領域における電位分布は曲線245となる。一旦電子がバリア領域を超えると、電子は基板に向かう。従って基板および水平フォトダイオード素子底部のP−エピ層は、垂直オーバーフロードレインシステムとして作用する。水平フォトダイオード素子が過剰な光を受けた場合、フォトダイオード素子は飽和し、N型領域の過剰電子は、P−エピ層を通って基板にオーバーフローする。これはセンサのブルーミングを回避し、センサのダイナミックレンジを拡大する。
図7には、本発明のある実施例による画素イメージセンサ内のリセット動作時の電場を示す。図7ではN型領域203の電位レベルは、N型領域203と基板201の間の電位障壁を越えた臨界値に達している。従って、N型領域203内の電子は、(例えば方向227に沿って)基板201に流れる。しかしながら、N型領域203が臨界電位レベルに至ったときでも、水平フォトダイオード素子は逆方向バイアス化されたままであり、光電気変換からのいかなる電子も(例えば水平方向225に沿って)、N型領域203の方に移動する。
図8には、本発明のある実施例による異なる動作時の図7のx軸に沿った電位分布を示す。N型領域が電位レベル233にあるとき、P−エピ層内の曲線235の電位障壁は、N型領域の電子が基板に向かって移動することを抑制する。N型領域の電位レベルが高くなり、臨界値253に達すると、P−エピ層内の電位分布は、曲線255に示すように単調となり、N型領域に蓄積された電子は基板に流れるようになる。従ってN型領域の電位レベルを臨界値に近づけることで、N型領域をリセットすることができる。
N型領域で電子が蓄積され始める初期の(例えばリセット動作後の)段階では、欠乏領域の幅は広い。従ってフォトダイオードは、光に対してより感度が高い。また垂直オーバーフロードレインシステム内の電位障壁は、比較的高い。従って極めてわずかの電子しか、障壁を通って基板に進むエネルギーを得ることはできず、大部分の電子はN型領域に収集される。N型領域が徐々に電子を蓄積していくにつれ、欠乏領域の幅は狭くなっていく。またN型領域にある電子に対する電位障壁は、比較的低くなる。従って蓄積電子量の増大とともに、フォトダイオードの感度が低下し、基板への電荷リークが増大する。従って光センサは、非線形変換曲線を示し、センサ感度は弱い光で高くなり、強い光で低くなる。このように本発明の実施例による画素イメージセンサは、大きなダイナミックレンジを有する。
信号読み出し動作時には、N型領域は電位レベル263の電位にされる。N型領域が電位レベル263の場合、P−エピ層内の電位障壁265は、基板の電子がN型領域に侵入することを回避し、N型領域が高電圧であることにより、画素の読み出しトランジスタは、測定用信号を出力する。詳しい説明は以降に示す。
図9には、本発明のある実施例による画素イメージセンサ配列の回路図を示す。本発明の本実施例によるアクティブ画素イメージは、アドレスキャパシタ311と、読み出しトランジスタ313と、垂直オーバーフロードレインシステム315と、水平フォトダイオード317とを有する。本発明のある実施例では、水平フォトダイオード素子のP領域(例えば図2の領域131)は、アース電圧レベル307に接続され、垂直ドレインシステム315は、基板に接続される。制御信号Vcが、配線301を介してアドレスキャパシタ311のいずれかの電極およびトランジスタ313のドレイン(ソース)に印加される。また出力信号Voutが、配線303を介してトランジスタ313のソース(ドレイン)から収集される。画素イメージセンサの配列がアドレス化されると、同時に一つの行から出力信号が生じ、各列は測定回路を有しているため、読み出しトランジスタの出力信号から光強度が測定される。図9において、点309は、電荷収集領域に相当し、水平フォトダイオード素子のN型領域(例えば図2の領域135)である。
図10には、本発明のある実施例による図9の画素イメージセンサの動作時の信号波形を示す。図9の配線301には信号Vcが印加され、図9の画素イメージセンサ上段の行の動作を制御する。また信号Voutは、図9の配線303からの通常の信号出力を示す。時間t<tのとき、信号Vcは、電圧レベルv(例えば2V)に維持され、読み出しトランジスタ(例えば図9の313)のゲートでの電位レベル(例えば1V)は、閾値より低く、読み出しトランジスタは活性化されず(例えば開とならず)、出力信号は生じない。これは、時間t<tでの信号Voutがv(例えば0.5V)の場合は、測定用の出力信号は生じないことを意味する。
時間tがtとtの間にある場合、信号Vはv343(例えば5V)に増大し、読み出しトランジスタのゲートでの電圧レベル(例えば2V)は、閾値を超え、読み出しトランジスタは、活性化され(例えば開となり)、電荷収集領域での収集された電荷量に対応した出力信号が生じる。時間tでは、信号Voutはv353に達する。
時間tがtとtの間にある場合、信号Vは、v345(例えば0V)に低下し、読み出しトランジスタのゲートでの電圧レベルは、閾値よりも低くなり、読み出しトランジスタは活性化されない。従って信号Voutはvに変わる。しかしながらt近傍の時間tでの低電圧レベルでは、図9の垂直オーバーフロードレインシステム315によって、電荷収集領域の電位レベルが上昇する。従って、電荷収集領域に蓄積された電荷は、時間t=tで基板に掃出される。
時間tがtとtの間にあるとき、信号Vcは、v343(例えば5V)に増大し、読み出しトランジスタは、時間tでリセットレベルv355に一致する照合信号を生じる。信号vとリセットレベルv間の差異は、電荷収集領域に蓄積された電子量を示し、この値を用いて光強度が定められる。
時間t>t以降、信号Vcはvに戻り、画素イメージセンサの行には次の測定に備えて、電荷収集領域に光電気の電子が蓄積される。
本発明の実施例によるイメージセンサの電荷収集領域は、ベリードモード時に垂直オーバーフロードレインシステムを介してリセットされる。リセットノイズは、従来のリセットMOSトランジスタの場合に比べて著しく小さい。
図11には、本発明のある実施例によるアクティブ画素センサの上面図を示す。図2(または図4)に示すように、P型領域401は、実質的にN型領域403およびP−エピ領域402を取り囲み、水平フォトダイオード素子を構成する。また標準CMOSプロセスを利用して、画素のP−well401の近傍上に、アドレスキャパシタおよび読み出しトランジスタが形成される。N+拡散領域423、425および427は、P−wellに形成される。領域423は、アドレスキャパシタの導電表面の一つとして作用し、領域425および427は、読み出しトランジスタのソース/ドレイン領域として作用する。ポリシリコン層405は、N+拡散領域を覆う絶縁層の上部に形成される。ポリシリコン層の領域429は、読み出しトランジスタのゲートとして作用し、ポリシリコン層の領域421は、アドレスキャパシタの別の導電表面として作用する。ゲート領域429と導電表面領域421は、ポリシリコン層内で相互接続され、領域425と423は、N+拡散領域において相互接続される。金属配線433は、接触部417を介してN+拡散領域425に接続され、アドレスキャパシタの一つの電極に制御信号Vcを印加することができる。金属配線407は、電荷収集領域であるN型領域403を、N+接触部411およびポリシリコン接触部413を介して、読み出しトランジスタのゲートに接続する。読み出しトランジスタのソース/ドレイン領域427は、金属配線431に接続され、測定用の信号が出力される。
線CC’およびDD’に沿った断面図を、それぞれ図12および13に示す。図12には、読み出しトランジスタとアドレスキャパシタの構造を示す。図12におけるN+拡散領域505は、図11の領域427に対応する。また図12におけるN+拡散領域501は、図11の領域425および423に対応する。図12におけるゲート構造511は、図11のポリシリコン領域429に対応する。さらに図12におけるキャパシタ表面513は、図11におけるポリシリコン領域421に対応する。従って読み出しトランジスタのソース(ドレイン)は、図12のN+拡散領域501においてアドレスキャパシタの電極に直接結合される。また読み出しトランジスタのゲートは、図11のポリシリコン領域405においてアドレスキャパシタの別の電極に直接結合される。接触部521は、アドレスキャパシタとドレイン(または読み出しトランジスタのソース)を金属配線433に接続する。
図13には、図1および3と同様の、水平フォトダイオード素子と垂直オーバーフロードレインシステムの接合部を示す。N+接触領域553は、電荷収集領域547および541から読み出しトランジスタのゲートへの金属配線を介した接続を提供する。この金属配線は、配線537で示され、図11における金属配線407と対応する。P型領域543、545、549および551は、N型領域547と541を取り囲み、これらはP−エピ層533のP−エピ領域によって囲まれ、水平フォトダイオード素子が構成される。水平フォトダイオード素子底部の基板531およびP−エピ層533内のP−エピ領域は、垂直オーバーフロードレインシステムを構成する。
図14には、本発明のある実施例による光強度の測定方法のフローチャートを示す。工程601では、アドレスキャパシタに一定期間、第1の電圧が印加され、アクティブ画素イメージセンサの水平フォトダイオードの電荷収集領域に光電子が蓄積する。工程603では、アドレスキャパシタに第2の電圧が印加され、読み出しトランジスタが活性化されて信号が出力され、電荷収集領域の第1の電位レベルが測定される。工程605では、アドレスキャパシタに第3の電圧が印加され、アクティブ画素イメージセンサの垂直オーバーフロードレインシステムを介して電荷収集領域がリセットされる。工程607では、アドレスキャパシタに第2の電圧が印加され、読み出しトランジスタが活性化されて信号が出力され、電荷収集領域の第2の電位レベルが測定される。工程609では、第1および第2の電位レベルから(例えばCDS法を用いて)アクティブ画素イメージセンサによって検出された光強度が決定される。
従って本発明のある実施例では、システム統合時に低コスト高自由度の画素イメージセンサを、CMOSプロセスを用いて加工製作することができる。画素イメージセンサは、フォトダイオードとして作用する水平PN接合を有し、このPN接合は小型セル設計に好適である。画素イメージセンサは、垂直オーバーフロードレインシステムを有し、このシステムを用いてイメージセルがリセットされる。垂直オーバーフロードレインシステムを利用するため、リセットトランジスタを用いる従来のCMOS APS法の場合と比べて、結果的にリセットノイズを大幅に抑制することが可能となる。画素イメージセンサは、リセットトランジスタを有さないため、センサ配置を最適化することができる。また充填率および感度が向上する。
水平フォトダイオード素子の中央に電荷収集領域としてN型領域を有する水平フォトダイオード素子を用いた多くの例を示したが、この説明から当業者には、水平フォトダイオード素子の中央に電荷収集領域としてP型領域を有するような水平フォトダイオード素子が実施できることは明らかであろう。またP型基板を用いても良い。さらに垂直オーバーフロードレインシステムは、1以上のP−エピ(またはNエピ)半導体材料の層を有しても良く、これには1または2以上のN−またはP−層が含まれても良い。
以上のように、特定の例を参照して本発明を説明した。以下の特許請求の範囲に記載した本発明の幅広い観念および範囲から逸脱しないで、各種の変更がなされ得ることは明らかであろう。従って説明および図面は、具体例を示すためのものであって、限定するものであると解してはならない。
本発明のある実施例による画素イメージセンサの断面図である。 図1の画素イメージセンサの上面図である。 本発明のある実施例による別の画素イメージセンサの断面図である。 図3の画素イメージセンサの上面図である。 本発明のある実施例による画素イメージセンサ内の蓄積動作時の電場の図である。 図5のx軸に沿った電位分布の図である。 本発明のある実施例による画素イメージセンサ内のリセット動作時の電場の図である。 本発明のある実施例による、異なる動作時の図7のx軸に沿った電位分布の図である。 本発明のある実施例による画素イメージセンサ配列の回路図である。 本発明のある実施例による図9の画素イメージセンサの動作時の信号波形を示す図である。 本発明のある実施例によるアクティブ画素センサの上面図である。 本発明のある実施例による図11のアクティブ画素センサの断面図である。 本発明のある実施例による図11のアクティブ画素センサの断面図である。 本発明のある実施例による光強度測定方法のフローチャートである。

Claims (24)

  1. 第1の電気伝導型の第1の領域と、第1の半導体材料からなる第3の領域と、第2の電気伝導型の第2の領域とを有する水平フォトダイオード素子であって、前記第3の領域は、前記第1の領域を水平方向に取り囲み、前記第2の領域は、実質的に前記第3の領域を取り囲んで、実質的に前記第1の領域を覆い、前記第1の半導体材料は、前記第1の領域のドーパント濃度および前記第2の領域のドーパント濃度に比べて、実質的に低いドーパント濃度である、水平フォトダイオード素子、および
    前記水平フォトダイオード素子に結合された垂直オーバーフロードレインシステムであって、該垂直オーバーフロードレインシステムは、第2の半導体材料からなる第1の層と、第2の層とを有し、前記第1の層は、前記水平フォトダイオード素子と前記第2の層を分離し、前記第2の半導体材料は、前記第2の層のドーパント濃度と前記第1の領域のドーパント濃度の平均値に比べて、実質的に低いドーパント濃度である、垂直オーバーフロードレインシステム、
    を有するイメージセンサ画素。
  2. 前記第1の半導体材料は、
    a)第1の電気伝導型;
    b)第2の電気伝導型;
    c)固有の型;
    のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  3. 第1の半導体材料および第2の半導体材料は同じ型であって、第1の半導体材料のドーパント濃度は、第2の半導体材料のドーパント濃度と実質的に等しいことを特徴とする請求項2に記載のイメージセンサ画素。
  4. 第1の電気伝導型はN型であり、第2の電気伝導型はP型であり、第2の層はN型基板を有し、第1の領域は、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されている際に、該水平フォトダイオード素子において光電気変換で生じた電子を収集することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  5. 第1の電気伝導型はP型であり、第2の電気伝導型はN型であり、第2の層はP型基板を有し、第1の領域は、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されている際に、該水平フォトダイオード素子において光電気変換で生じた電子を収集することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  6. 第1の領域は、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されている際に、該水平フォトダイオード素子において光電気変換で生じた電荷を収集し、第2の領域が第2の電位レベルにあり、第2の層が第3の電位レベルにあるときには、垂直オーバーフロードレインシステムに形成された電位障壁は、前記第1の領域が第1の電位レベルに至るまで、前記第1の領域にある電荷が第1の層を横断して第2の層に移動することを抑制することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  7. 電位障壁は、第2の層にある電荷が第1の層を横断して第1の領域に移動することを抑制することを特徴とする請求項6に記載のイメージセンサ画素。
  8. 第2の領域が第2の電位レベルにあり、第2の層が第3の電位レベルにあるときには、第1の領域にある電荷は、前記第1の領域が第1の電位レベルに到達した際、第1の層を横断して前記第2の層まで移動することを特徴とする請求項6に記載のイメージセンサ画素。
  9. 第2の領域が第2の電位レベルにあり、第1の領域が第1の電位レベルに至ったときには、水平フォトダイオード素子が順方向バイアス化されないことを特徴とする請求項8に記載のイメージセンサ画素。
  10. ゲート構造、ソース領域およびドレイン領域を有するトランジスタであって、前記ゲート構造は第1の領域に電気的に接続される、トランジスタと、
    第1の導電性表面および第2の導電性表面を有するキャパシタであって、前記第1の導電表面は、前記第2の導電表面から電気的に絶縁され、前記第1の導電表面は前記第1の領域に電気的に接続される、キャパシタと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  11. 第1の領域は、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されている際に、該水平フォトダイオード素子において光電気変換で生じた電荷を収集し、第2の領域が第2の電位レベルにあり、第2の層が第3の電位レベルにあるときには、垂直オーバーフロードレインシステムに形成された電位障壁は、第1の領域が第1の電位レベルに到達するまで、電荷が第1の層を横断して、第2の層と第1の領域の間を移動することを抑制することを特徴とする請求項10に記載のイメージセンサ画素。
  12. 請求項11に記載のイメージセンサ画素であって、
    a)キャパシタの第2の導電表面が第4の電位レベルに維持されているときには、トランジスタが活性化されないため、出力信号は生じず、第1の領域は、該第1の領域に十分な電荷が蓄積されて、前記第1の領域が第1の電位レベルに至るまで、該第1の電位レベルには至らず、
    b)キャパシタの第2の導電表面が第5の電位レベルに維持されているときには、トランジスタが活性化されて出力信号が生じ、第1の領域に蓄積された電荷が測定され、前記第1の領域は、該第1の領域に十分な電荷が蓄積されて、前記第1の領域が第1の電位レベルに至るまで、該第1の電位レベルには至らず、
    c)キャパシタの第2の導電表面が第6の電位レベルに維持されているときには、トランジスタが活性化されないため、出力信号は生じず、第1の領域は第1の電位レベルにされ、前記第1の領域に蓄積された電荷は、第1の層を横断して第2の層に移動することを特徴とする、イメージセンサ画素。
  13. 第1の電気伝導型はN型であり、第2の電気伝導型はP型であり、第2の層はN型基板を有することを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ画素。
  14. 第6の電位レベルは、第4の電位レベルよりも高く、第4の電位レベルは第5の電位レベルよりも高いことを特徴とする請求項13に記載のイメージセンサ画素。
  15. 第2の導電部は、ソース領域およびドレイン領域のいずれかに電気的に接続され、請求項1に記載のイメージセンサ画素の第1の領域は、第1の領域と第2の領域の間の第3の領域よりも水平方向に短いことを特徴とする請求項11に記載のイメージセンサ画素。
  16. 第1の領域は、該第1の領域と第2の領域の間の第3の領域よりも水平方向に短いことを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  17. 第2の層は、第1の電気伝導型の基板を有し、第1の層と前記基板の間に設置された第2の電気伝導型の層を有することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  18. 請求項1に記載のイメージセンサ画素であって、さらに、
    第2の電気伝導型の固定層は、水平フォトダイオード素子上部の、第1の層とは反対の側に設置され、前記固定層は、少なくとも一部が第1の領域、第2の領域および第3の領域と接触することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  19. イメージセンサ画素を形成する方法であって、当該方法は、
    第1の半導体材料からなる第1の層上に第1の電気伝導型の第1の領域を形成するステップであって、前記第1の層は、第1の電気伝導型の基板に設置される、ステップと、
    前記第1の層上に第2の電気伝導型の第2の領域を形成するステップであって、前記第1の領域は、前記第2の領域に実質的に囲まれ、前記第1の領域および前記第2の領域は、第1の半導体材料からなる第3の領域で分離される、ステップと、
    を有し、
    前記第1の半導体材料のドーパント濃度は、前記第1の領域のドーパント濃度および前記第2の領域のドーパント濃度よりも実質的に低く、
    前記第1の領域、前記第3の領域および前記第2の領域は、逆方向バイアス化された際に水平フォトダイオード素子を構成することを特徴とする方法。
  20. 前記第1の半導体材料は、
    a)第1の電気伝導型;
    b)第2の電気伝導型;
    c)固有の型;
    のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ画素。
  21. 濃度が1E13原子/cmから1E16原子/cmの範囲にあり、厚さが2μmより厚い、第2の電気伝導型のドーパントを有する第1の層を成長させるステップをさらに有し、
    前記基板は、1E15原子/cmから1E18原子/cmの範囲の濃度で、第1の電気伝導型のドーパントでドープされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. 前記第1の領域を構成するステップと、前記第2の領域を形成するステップは、いずれも、1MeVを越えるエネルギーレベルでイオン注入するステップを有し、注入量は1E12原子/cmから1E14原子/cmの範囲にあり、最大注入深さは2μmより大きく、第1および第2の領域は、第1の半導体材料によって、平均0.5μm乃至10μmだけ離れるように分離されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  23. 第1の領域は、水平フォトダイオード素子が逆方向バイアス化されている際には、該水平フォトダイオード素子における光電気変換で生じた電荷を収集し、第2の領域は、第2の電位レベルにされ、前記基板は第3の電位レベルにされ、垂直オーバーフロードレインシステムに形成された電位障壁は、前記第1の領域が第1の電位レベルに至るまで、電荷が前記第1の層を横断して前記第1の領域と前記基板との間を移動することを抑制することを特徴とする請求項19に記載の方法。
  24. 水平フォトダイオード素子の第1の層とは反対の側の上部に、第2の電気伝導型の固定層を形成するステップであって、前記固定層の少なくとも一部は、第1の領域、第2の領域および第3の領域と接触する、ステップをさらに有することを特徴とする請求項23に記載の方法。
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