JP2006351429A - 陰極線管 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造が容易で、パネルの軽量化及び低コスト化を可能にする陰極線管を提供する。
【解決手段】 パネル3の有効部31のX軸端での厚みをTx(mm)、Y軸端での厚みをTy(mm)、中央での厚みをTc(mm)、パネル3の対角軸方向の寸法をD(mm)としたとき、(100×Tc/D)2×(Tx/Ty)≦2.2を満足する。これにより、排気工程において封着部に発生する応力は、短辺側と長辺側とで略均等化される。この結果、パネルの厚みを薄くしても排気工程においてパネルの割れを低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は陰極線管に関する。
テレビジョン受像機等に使用される陰極線管1は、図9に示すように、内面に蛍光体2などが塗布されたガラス製のパネル3と、内面に導電膜4などが形成されたガラス製のファンネル5とをフリットガラス8を用いて封着してなる外囲器10を備える。ファンネル5のネック部5a内に配置された電子銃6から出射された電子ビームが蛍光体2を射突して発光させることにより画像が表示される。
このような陰極線管1の製造工程として、パネ3ルとファンネル5とをフリットガラス8を用いて封着するために約450℃の炉内を通過させる封着工程や、陰極線管1内を真空状態にするために約350℃の炉内を通過させる排気工程がある。特に排気工程においては、外囲器10には、熱応力に加えて、内部を高真空にすることによる外気圧が作用する。従って、特に51cm型程度の中型管より大きなサイズ用の外囲器10においては、フリットガラス8の近傍(即ち、封着部)で割れやすくなり、製造が容易ではない。この問題は、最近増加している、有効部の外面がほぼ平らなパネル3を用いた外囲器では更に深刻である。
この対策として、従来、例えば、図10に示すように、外囲器の外表面にプラスチック製の補強材7を接着固定した状態で、補強材7の軟化点以下の温度で排気工程を行う方法(特許文献1参照)や、パネル3の周囲のスカート部の管軸方向の寸法を大きくする方法(特許文献2参照)等が提案されている。
特開平8−7793号公報 特開平3−236142号公報
しかしながら、前者の方法は以下のような問題を有している。即ち、高い温度に耐えるプラスチック製の補強材7は高価である。また、低い温度で排気工程を行うと、必要な真空度を得るためには非常に時間がかかる。また、蛍光体2などの形成工程で使用した樹脂などが排気工程で燃えずに残存し、これが後にガス発生の原因となり、真空度の低下などを招き、良好な陰極線管を製造できない。
また、後者の方法は以下のような問題を有している。即ち、パネル3の重量が重くなることにより、パネル3の価格が高くなる。また、封着工程において、パネル3を、温度分布が均一になるように昇温させるのに非常に長時間を要する。
本発明は、上記の従来における問題を解決し、ほぼ平らな有効部を有するパネルを備え、製造が容易で、パネルの軽量化及び低コスト化を可能にする陰極線管を提供することを目的とする。
本発明の陰極線管は、ガラス製のファンネルと、略矩形状で外面がほぼ平らな有効部を有するガラス製のパネルとが接続された外囲器を備える。
管軸をZ軸、前記Z軸と直交し前記有効部の長辺方向と平行な軸をX軸、前記Z軸と直交し前記有効部の短辺方向と平行な軸をY軸、前記X軸及び前記Z軸を含む面と前記有効部の周縁とが交差する点での前記パネルの厚みをTx(mm)、前記Y軸及び前記Z軸を含む面と前記有効部の周縁とが交差する点での前記パネルの厚みをTy(mm)、前記有効部の中央での前記パネルの厚みをTc(mm)、前記パネルの対角軸方向の寸法をD(mm)としたとき、以下の式(1)を満たすことを特徴とする。
(100×Tc/D)2×(Tx/Ty)≦2.2 ・・・(1)
従来、排気工程においてパネルの封着部に発生する応力は、短辺側より長辺側で大きく、従って、長辺側で割れが発生しやすかった。これに対して、本発明のパネルは、式(1)を満足することにより、排気工程において封着部に発生する応力は、短辺側と長辺側とで略均等化される。この結果、長辺側で発生する応力が低下するので、パネルの厚みを従来より薄くしても排気工程での応力に十分に耐えることができる。即ち、パネルの厚みが薄く、しかも割れにくく、製造が容易な陰極線管を実現できる。
また、パネルの厚みを薄くすることにより、パネルの軽量化、材料コストの低減が可能になる。更に、排気工程の時間短縮及び供給熱量の低減が可能になる。また、封着工程においても、パネルを均一に昇温させるのに必要な時間の短縮及び供給熱量の低減が可能になる。従って、生産性向上により、陰極線管の低コスト化を実現できる。
上記の本発明の陰極線管が、更に、前記パネルのスカート部の外周面に装着された金属バンドと、前記有効部の外面を少なくとも覆うように貼付された樹脂シートとを備え、以下の式(2)を満たすことが好ましい。
0.012≦Tc/D≦0.016 ・・・(2)
これにより、仮に陰極線管の外囲器が爆縮しても、パネルのガラス片がパネルより前方に飛散するのを防止でき、その結果、電気用品取締法、UL(Underwriters Laboratories Inc.)規格、CSA(Canadian Standards Association)規格等の厳しい安全規格を十分に満足させることができる。さらには、これらの安全規格を満足させるためにパネルの厚みを厚くする必要がない。従って、十分な安全性を確保しながら、パネルの大幅な軽量化と低コスト化が可能になる。更に、パネルの大幅な軽量化の結果、封着工程及び排気工程において、昇温時間の大幅な短縮化、供給熱量の大幅な低減化が可能になり、更なる低コスト化が可能になる。
前記樹脂シートの厚みが50μm以上であることが好ましい。これにより、各種安全規格を十分に満足させることができる。
また、前記樹脂シートの厚みが25μm以上であり、前記樹脂シートが、前記有効部から前記金属バンドの前記X軸に平行に配置された部分の少なくとも一部までを覆うように貼付されていることが好ましい。あるいは、前記樹脂シートの厚みが25μm以上であり、前記樹脂シートが、前記有効部から前記金属バンドの前記Y軸に平行に配置された部分の少なくとも一部までを覆うように貼付されていることが好ましい。これらの場合にも、各種安全規格を十分に満足させることができる。
前記有効部の対角軸方向寸法が略41cm以上であることが好ましい。このような、パネルが重く、コスト高となりやすい中型以上の陰極線管に本発明を適用すれば、本発明の効果が顕著に発現される。
本発明の陰極線管は、以下の説明するガラス製のパネル及びその周辺の構成を除いて特に制限はなく、例えば図9に示した従来の陰極線管と同様であっても良い。従って、重複する説明を省略し、本発明の特徴的構成を以下に説明する。
本発明を、有効部の対角軸方向寸法が51cmの陰極線管を例(以下、「実施例」という)に説明する。
図1は、この実施例に係る陰極線管用のパネル3の前面側から見た斜視図である。図2は、このパネル3を、蛍光体2(図9参照)が形成された面を上にして載置した状態を示した斜視図である。ガラス製のパネル3は、略矩形状の有効部31を含むフェースプレート30と、このフェースプレート30に対して屈曲して、その周囲に設けられたスカート部33とを備える。以下の説明の便宜のために、陰極線管の管軸をZ軸、Z軸と直交し有効部31の長辺方向と平行な軸をX軸、Z軸と直交し有効部31の短辺方向と平行な軸をY軸とする。図3はパネル3のX軸及びZ軸を含む面(XZ面)に沿った断面図、図4はパネル3のY軸及びZ軸を含む面(YZ面)に沿った断面図である。
本発明において「有効部31」とは、パネル3の内面上の蛍光体2が形成された領域、又はこの領域に対応するパネル3の外面上の領域を意味する。有効部31の外面はほぼ平らである。具体的には、有効部31においてZ軸が通過する点を中央Pc、有効部31の対角軸及びZ軸を含む面と有効部31の周縁とが交差する点を対角軸端Pdとしたとき、対角軸方向に並ぶ2つの対角軸端Pdと中央Pcによって定義される円弧の曲率半径は8,000mm以上であることが好ましい。有効部31の外面がほぼ平らであることにより、表示画像の視認性が向上する。図1〜図4では、図面を簡略化するために、有効部31を含むフェースプレート30の外面は平面として図示されている。
XZ面と有効部31の周縁とが交差する点(以下、「X軸端」という)Pxでのパネル3のZ軸方向に沿った厚みをTx(mm)、YZ面と有効部31の周縁とが交差する点(以下、「Y軸端」という)Pyでのパネル3のZ軸方向に沿った厚みをTy(mm)、有効部31の中央Pcでのパネル3のZ軸方向に沿った厚みをTc(mm)、対角軸端Pdでのパネル3のZ軸方向に沿った厚みをTd(mm)とする。また、パネル3の対角軸方向の寸法をD(mm)とする。これらパネル3の各部の寸法と、陰極線管の製造工程のうちの一工程である排気工程においてパネル3とファンネル5との封着部に発生する応力との関係を解析により検討した。
排気工程においては、パネル3の封着部には、外気圧による応力と熱による応力とを合成した応力が作用する。一般的にパネル3の厚みが薄くなると、外気圧による応力は大きくなるが、熱による応力は小さくなる。
図2に示すように、スカート部33のうちX軸に平行な部分(長辺スカート部33x)及びY軸に平行な部分(短辺スカート部33y)の各内壁面の面積をそれぞれSx,Syとしたとき、従来の一般的なパネルではSx>Syであるから、外気圧によって受ける総荷重は、短辺スカート部33yより長辺スカート部33xの方が大きくなる。従って、外気圧によって封着部に発生する応力の最大値は、短辺スカート部33y側ではなく、長辺スカート部33x側に存在する。その結果、排気工程では、封着部は短辺スカート部33y側より長辺スカート部33x側においてより割れやすい。
そこで、本発明では、Y軸端Pyでのパネル3の厚みTyに対するX軸端Pxでのパネル3の厚みTxの比Tx/Tyを小さくすることにより、面積Sxと面積Syとの差を小さくする。これにより、長辺スカート部33x側と短辺スカート部33y側とで封着部に発生する応力を略均等化することができる。即ち、長辺スカート部33x側の封着部に発生する応力を緩和することができる。更に、封着部に発生する応力の最大値が小さくなるので、パネル3の厚みを薄くすることが可能となる。これは、パネル3の軽量化及び低コスト化を可能にする。また、パネル3を薄肉化することにより、排気工程での熱による応力を低下させることができるので、封着部の割れの可能性を一層低減できる。
表1に、排気工程時に封着部に作用する最大応力を、パネル3の各部の寸法を種々に変更して解析により求めた結果を示す。表1において、「従来品」は、従来の代表的なパネルを示す。「長辺側L」は、排気工程時に長辺スカート部33x側の封着部に作用する応力の最大値を示し、「短辺側S」は、排気工程時に長辺スカート部33x側の封着部に作用する応力の最大値を示し、これらはいずれも相対値として示している。「L/S」は、「長辺側L」と「短辺側S」との比を意味する。また、「重量比」は、パネル3の重量を、「従来品」に対する相対値として示している。図5は、表1のパラメータ「(100×Tc/D)2×(Tx/Ty)」と比「L/S」との関係を示している。
Figure 2006351429
表1及び図5より、
(100×Tc/D)2×(Tx/Ty)≦2.2 ・・・(1)
を満足する場合(サンプルT−1〜T−6)には、長辺スカート部33x側の応力L及び短辺スカート部33y側の応力Sは均等化されており、且つ、その値は「従来品」の長辺スカート部33x側の応力Lに比べて小さい。従って、排気工程での応力に十分に耐えることができ、パネル3の割れ発生の可能性を低減できる。実際に、表1に示したサンプルT−1〜T−6の全ての陰極線管を試作してみたところ、いずれも「従来品」と同じ製造条件で割れなく製造できることを確認した。
また、上記式(1)を満足する場合には、「従来品」に比べて、パネル3が薄肉化され、且つ軽量化されている。従って、排気工程の時間短縮及び供給熱量の低減が可能になる。更に、封着工程においても、パネル3を均一に昇温させるのに必要な時間の短縮及び供給熱量の低減が可能になる。
例えば、表1のサンプルT−5について、封着工程での封着部の熱応力を解析したところ、「従来品」に比べて約23%小さかった。実際に封着工程の時間を「従来品」の場合に比べて20%短縮化したところ、問題なく封着を行えることを確認した。更に、パネル3の重量は「従来品」に比べて約20%軽いため、排気工程での供給熱量を約10%低減できた。
表1のサンプルT−6は、有効部31の中央Pcでの厚みTcが「従来品」に比べて約40%薄肉化されており、パネル3は「従来品」に比べて30%以上軽量化されているにもかかわらず、排気工程での封着部の応力は「従来品」の長辺スカート部33x側の応力Lより小さく抑えられている。従って、排気工程でパネル3が割れることはない。
但し、排気工程での割れに加えて、陰極線管の外囲器10の爆縮破壊を考慮する必要がある。爆縮破壊は、排気工程を経て内部が真空に維持された外囲器10が、外部から激しい衝撃が加えられることにより大気圧により破壊される現象である。爆縮破壊時にパネル3のガラス片が飛散しないことを規定する安全規格が存在する。上記のように、有効部31の中央Pcでの厚みTcが薄くなると、一般に、陰極線管の外囲器10は大気圧により爆縮破壊されやすくなる。爆縮防止の観点からは、パネル3の対角軸方向寸法Dに対する有効部31の中央Pcでの厚みTcの比Tc/Dが大きいほうが好ましい。Tc/D≧0.012を満足し、更に、図6に示すように、パネル3のスカート部33の外周面に金属バンド12を装着し、且つ、パネル3の有効部31の外面を少なくとも覆うように樹脂シート15を貼付すれば、爆縮発生の可能性を低減でき、且つ、仮に爆縮が生じても、ガラス片がパネル3より前方に飛散する可能性を低減できる。本発明者らは、この条件を満足する場合に、電気用品取締法、UL(Underwriters Laboratories Inc.)規格、CSA(Canadian Standards Association)規格等の安全規格を十分に満足することを実験により確認した。
なお、比Tc/Dが大きくなると、一般に爆縮防止特性は向上するが、パネル3の重量は増加する。本発明者らの実験によれば、Tc/D>0.016であると、樹脂シート15を貼付しなくても各種安全規格を十分に満足することができることが分かった。従って、パネル3の軽量化、低コスト化、工程時間及び供給熱量の低減の観点からは、Tc/D≦0.016が好ましい。
金属バンド12としては、特に制限はなく、外囲器10が大気圧により爆縮するのを防止するために従来から陰極線管に使用されている周知のものを使用できる。防爆バンド12は、大気圧がフェースプレート30に作用することにより、スカート部33が外方向に拡大しようとする歪みを抑えることで、パネル3の爆縮を防止する。
また、樹脂シート15も特に制限はなく、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)等からなるシートを用いることができる。樹脂シート15のパネル3に貼り合わされる側の面には粘着剤が付与されていることが好ましい。粘着剤としては、特に制限はないが、例えばアクリル系粘着剤を使用できる。樹脂シート15は、そのパネル3とは反対側の面に反射防止層及び/又は帯電防止層等が設けられた機能性フィルムであっても良い。
樹脂シート15の厚みは、貼付領域、材料、機械的特性、貼付作業性などに応じて適宜決定される。
例えば、図6に示すように、樹脂シート15を、フェースプレート30の領域内のみに貼付する場合は、樹脂シート15の厚みは50μm以上であると、各種安全規格を十分に満足することを確認した。
また、図7に示すように、樹脂シート15を、有効部31からフェースプレート30の両長辺を越えて、金属バンド12のX軸に平行に配置された部分の少なくとも一部までを覆うように貼付する場合、及び、図8に示すように、樹脂シート15を、有効部31からフェースプレート30の両短辺を越えて、金属バンド12のY軸に平行に配置された部分の少なくとも一部までを覆うように貼付する場合は、樹脂シート15の厚みは25μm以上であると、各種安全規格を十分に満足することを確認した。
有効部の対角軸方向寸法が59cmの陰極線管においては、Tc=9mm、Tx=13.4mm、Ty=19.1mm、Td=22.3mm、D=632.2mmであるパネル3を用いた場合、有効部の対角軸方向寸法が68cmの陰極線管においては、Tc=10.5mm、Tx=16.9mm、Ty=23.5mm、Td=27.9mm、D=724mmであるパネル3を用いた場合、いずれも上記と同様の効果が得られることを確認した。また、有効部31のアスペクト比が16:9であるパネル3を用いた場合にも、上記の式(1)を満足する場合には上記と同様の効果が得られることを確認した。
本発明の利用分野は特に制限はなく、各種用途の陰極線管に使用することができる。特に、外面がほぼ平らな有効部を有し、有効部の対角軸方向寸法が略41cm以上の中型〜大型の陰極線管に特に好ましく利用できる。
本発明の一実施例に係る陰極線管用のパネルの前面側から見た斜視図である。 本発明の一実施例に係る陰極線管用のパネルの裏面側から見た斜視図である。 本発明の一実施例に係る陰極線管用のパネルのXZ面に沿った断面図である。 本発明の一実施例に係る陰極線管用のパネルのYZ面に沿った断面図である。 本発明の効果を示すグラフでる。 本発明の一実施形態に係る陰極線管の外観を示した斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る陰極線管の外観を示した斜視図である。 本発明の更に別の実施形態に係る陰極線管の外観を示した斜視図である。 一般的な陰極線管の断面図である。 外気圧に対する機械的強度を向上させる、従来の陰極線管の製造方法を示した断面図である。
符号の説明
1 陰極線管
2 蛍光体
3 パネル
4 導電膜
5 ファンネル
5a ネック部
6 電子銃
7 プラスチック製補強材
8 フリットガラス
10 外囲器
12 金属バンド
15 樹脂シート
30 フェースプレート
31 有効部
33 スカート部
33x 長辺スカート部
33y 短辺スカート部

Claims (6)

  1. ガラス製のファンネルと、略矩形状で外面がほぼ平らな有効部を有するガラス製のパネルとが接続された外囲器を備える陰極線管であって、
    管軸をZ軸、前記Z軸と直交し前記有効部の長辺方向と平行な軸をX軸、前記Z軸と直交し前記有効部の短辺方向と平行な軸をY軸、前記X軸及び前記Z軸を含む面と前記有効部の周縁とが交差する点での前記パネルの厚みをTx(mm)、前記Y軸及び前記Z軸を含む面と前記有効部の周縁とが交差する点での前記パネルの厚みをTy(mm)、前記有効部の中央での前記パネルの厚みをTc(mm)、前記パネルの対角軸方向の寸法をD(mm)としたとき、以下の式(1)を満たすことを特徴とする陰極線管。
    (100×Tc/D)2×(Tx/Ty)≦2.2 ・・・(1)
  2. 更に、前記パネルのスカート部の外周面に装着された金属バンドと、前記有効部の外面を少なくとも覆うように貼付された樹脂シートとを備え、以下の式(2)を満たす請求項1に記載の陰極線管。
    0.012≦Tc/D≦0.016 ・・・(2)
  3. 前記樹脂シートの厚みが50μm以上である請求項2に記載の陰極線管。
  4. 前記樹脂シートの厚みが25μm以上であり、前記樹脂シートが、前記有効部から前記金属バンドの前記X軸に平行に配置された部分の少なくとも一部までを覆うように貼付されている請求項2に記載の陰極線管。
  5. 前記樹脂シートの厚みが25μm以上であり、前記樹脂シートが、前記有効部から前記金属バンドの前記Y軸に平行に配置された部分の少なくとも一部までを覆うように貼付されている請求項2に記載の陰極線管。
  6. 前記有効部の対角軸方向寸法が略41cm以上である請求項1〜5のいずれかに記載の陰極線管。
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