JP2006350917A - 周辺機器管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 適正な代行課金先を指定したジョブのみを処理する周辺機器管理システムを提供する。
【解決手段】 ジョブを処理する周辺機器がネットワークを介してクライアント及びサーバに接続された周辺機器管理システムにおいて、クライアントはサーバからジョブ発行許可証を受け取り該ジョブ発行許可証をジョブに添付して周辺機器に送信する。周辺機器は受信したジョブに添付されたジョブ発行許可証が正式なものであると認められるときに該ジョブを実行して課金先アカウントに課金することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は周辺機器管理システムに関し、詳しくは、ネットワークを介する通信により情報処理装置からジョブを受信して処理する周辺機器及び該周辺機器と通信する情報処理装置に関するものである。
従来、ネットワークを介する通信により情報処理装置からジョブを受信して処理する周辺機器では、ユーザ毎に課金カウンタを保持してジョブの処理によりユーザ毎の課金を行っていた。また、一つ以上のユーザがグループに登録されている場合に、グループ毎に課金カウンタを保持してジョブの処理によりグループ毎の課金カウンタにカウントしていた。
特開2001−125977号公報
しかしながら、ジョブを投入するユーザもしくはユーザの所属するグループは必ずしもそのジョブ処理による課金の直接の対象であるとは限らないという問題があった。例えば、あるユーザAが別のユーザBの依頼によりジョブを投入しそのジョブ処理に対する費用はジョブの依頼者であるユーザBが負担する場合には、ジョブの課金対象はジョブ投入したユーザAではなく、ユーザBの課金カウンタとなるべきである。また、ある特定の業務に必要なジョブ処理を行う場合は、ジョブ投入するユーザの課金カウンタは課金対象ではなく、その業務上の費用を負担すべき課金先に対してカウントを行うことが望ましい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ジョブ処理に対する課金が該ジョブを投入したユーザ以外の課金カウンタに課金されることを可能にする周辺機器管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る第1の発明は、ジョブを受信して処理する周辺機器と、前記周辺機器に対してジョブを送信するクライアントと、前記周辺機器を管理するサーバと、これらを接続するネットワークと、を有する周辺機器管理システムであって、前記サーバは、クライアントに対するジョブ発行許可証であるジョブチケットを発行する手段を有し、前記ジョブは、属性情報として少なくとも前記発行されたジョブチケットを含み、前記周辺機器は、前記ジョブの属性情報に含まれるジョブチケットを解釈する手段と、該ジョブチケットにより該ジョブが前記サーバにより発行許可を受けたものであることを確認する手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る第2の発明は、前記サーバは、ユーザIDと許可された課金先アカウントの対応表を保持しており、前記ジョブチケットは、少なくともジョブ発行を許可したクライアントのユーザIDと、該ジョブ処理に対する課金先アカウントIDとを含むことを特徴とする。
本発明に係る第3の発明は、前記サーバが保持するユーザIDと許可された課金先アカウントの対応表は、ユーザIDと許可された代行課金先アカウントの対応表であり、前記ジョブチケットが含む該ジョブ処理に対する課金先アカウントIDは、代行課金先アカウントIDであることを特徴とする。
本発明に係る第4の発明は、前記ジョブ処理に対する課金は、前記ジョブチケット記載の課金先アカウントに対してカウントされることを特徴とする。
本発明に係る第5の発明は、ジョブを送信する以前に前記サーバに前記ジョブチケットの発行を依頼するステップと、該送信するジョブの属性情報に前記ジョブチケットを含めジョブを送信する手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る第1から第5の発明によれば、ジョブを受信して処理する周辺機器と、前記周辺機器に対してジョブを送信するクライアントと、前記周辺機器を管理するサーバと、これらを接続するネットワークと、を有する周辺機器管理システムにおいて、前記サーバは、ジョブチケット発行要求に対して該要求を発行したクライアントに課金先アカウントへの課金が許可されているか否かを確認してジョブチケットを発行することができ、前記クライアントは、ジョブ発行に先立ち、課金先アカウントを指定してジョブ発行許可証であるジョブチケットを取得しジョブに添付してジョブを発行することが可能となり、また、前記周辺機器では、該ジョブ処理に対する課金を許可された課金先カウンタに対してカウントすることが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す周辺機器管理システムの構成の一例を示す。
図1において、MFP101、PRINTER102は共に周辺機器管理システムにおいて管理対象となるネットワーク110に接続された周辺機器を示す。101はプリントジョブ及びスキャナジョブ及びコピージョブ及びFAX送信ジョブ及びFAX受信ジョブを処理可能なマルチ・ファンクション・ペリフェラルを示し、102はプリントジョブを処理可能なプリンタを示す。本発明においては、周辺機器管理システムを構成する周辺機器は、101や102のようなMFPやプリンタであってもよいし、FAXやスキャナもしくはそれ以外のネットワークに接続可能な周辺機器であっても良い。PC103およびPC104はユーザが周辺機器管理システムを使用する場合に利用するクライアントとなるパーソナルコンピュータなどのネットワーク110に接続された情報処理装置を示す。SERVER105は周辺機器管理システム全体を管理・制御するサーバなどのネットワーク110に接続された情報処理装置を示す。
本実施例では、図1において、ユーザがPC103またはPC104を用いて、ネットワーク110を介して周辺機器101または102にジョブ処理の依頼を行う。また、SERVER105が、サーバとして周辺機器101及び102及びPC104及びPC105とネットワーク110を介して通信を行い、周辺機器管理システムを動作させる。
図2は、図1のMFP101及びPRINTER102で示す周辺機器のハード構成を示す。
図2において、CPU201とRAM202とLCD203とキーボード204とROM205と通信インターフェース206とスキャナエンジン207とプリンタエンジン208とFAXボード209とDISK210とがシステムバス220を介して相互に接続されている。周辺機器を制御するプログラムは、ROM205もしくはDISK210に記憶されており、必要に応じてRAM202に読み出され、CPU201によって実行される。
また、ROM205、DISK210には制御プログラム以外にも周辺機器や当該周辺機器で処理されるジョブの、機能及び状態を示す属性情報や出力の対象となるジョブデータやジョブ処理の結果を記録するジョブログなどを記憶している。また、CPU201が通信インターフェース206を通じて外部と通信を行う。
本実施例では、特に断らない限り、図2に示した周辺機器では、CPU201がシステムバス220を介してキーボード204からユーザの入力を受け取り、且つ、RAM202と、LCD203と、ROM205と、通信インターフェース206と、スキャナエンジン207と、プリンタエンジン208と、FAXボード209と、DISK210とを制御し実施する。
以上のような構成を有する周辺機器は、スキャナエンジン207を選択させて、スキャンジョブの発行を可能にする。また、プリンタエンジン208を選択させて、プリントジョブの発行を可能にする。また、プリンタエンジン208とスキャナエンジン207とを選択させて、コピージョブの発行を可能にする。また、スキャナエンジン209とプリンタエンジン208とFAXボード209とを選択させてFAX送信ジョブ及び、FAX受信ジョブの発行を可能にする。
図3は、図1のPC103及びPC104またはSERVER105で示す情報処理装置のハード構成を示す。
図3において、CPU301とRAM302とLCD303とキーボード304とROM305とDISK306と通信インターフェース307とがシステムバス320を介して相互に接続されている。情報処理装置を制御するプログラムは、ROM305もしくはDISK306に記憶されており、必要に応じてRAM302に読み出され、CPU301によって実行される。また、CPU301が通信インターフェース307を通じて外部と通信を行う。
本実施例では、図3に示した情報処理装置では、CPU301がシステムバス320を介してキーボード304からユーザの入力を受け取り、且つ、RAM302と、LCD303と、ROM305と、DISK306と、通信インターフェース307とを制御し実施する。
図4は、図1のSERVER105が保持するユーザIDと許可された代行課金先アカウントの対応表の一例を示す。図4において、401では、アカウントID0001に対して402で示すようにユーザID1234と1111と2222のユーザが課金先として使用することが許可されている。同様に、403及び404ではアカウントID0002に対してユーザID ABCDと1234のユーザが課金先として使用することが許可されている。また、該対応表は、必要に応じて外部から参照したり、アカウントIDや許可されたユーザIDの追加・削除を行い更新することができる。
図4で示すように、SERVER105は各アカウントIDを課金先として使用可能なユーザIDの対応表を保持しており、これに従いクライアントが要求する代行課金先アカウントに対するカウント許可の判断を行うことができる。
図5は図1のSERVER105が保持する課金アカウント毎の課金情報の一例を示す。列501は課金先アカウントを示すアカウントIDを示し、列502は列501のアカウントIDに対する現在の課金カウンタの値を示す。また、列503は列501のアカウントIDに対して設定されたカウンタの上限値を示す。列502の課金カウンタの値が503の設定されたカウンタの上限値に達すると該課金アカウントにはカウントできないことを示す。図5の課金情報は一例であり、アカウントIDごとに例えばメディアなどの消耗品のカウントを示す資源カウンタを保持していてもよいし、その他の課金対象を保持していてもよい。
図6は周辺機器が、ジョブを受信して実行し課金処理を行う処理のフローを示す。
図では、ステップをSと示す。
図6において、ステップ601では、図7に示すような構成の持つ受信したジョブからジョブチケットを取り出し、取り出したジョブチケットの内容を解釈し、図8に示すようなジョブ2チケットの構成内容から該ジョブチケットが該ジョブを送信したクライアントに対してサーバが発行した正式なものであることを確認する。ジョブチケットの内容が正式なものであると確認できたら、ステップ602へと進み、ジョブチケットの内容が正式なものと認められない場合には、ステップ605へと進む。ステップ602ではジョブチケットが確認できたのを受けて要求されたジョブを実行する。ステップ603ではジョブの実行が完了した後、ジョブチケット記載のアカウントIDに対する課金処理として、サーバにアカウントIDと該ジョブ処理に対する課金カウントを通知して課金を行う。サーバは、前記課金カウントの通知を受けて、図5の列501から該当するアカウントIDを検索してそのアカウントIDに対応する列502の課金カウンタに対して該ジョブ処理に対する課金をカウントする。ステップ604ではジョブ実行が完了したことを要求元のクライアントに通知して処理を終了する。ステップ605では、ジョブチケットが不正であったためジョブ実行を拒否することをクライアントに通知して処理を終了する。
図6の処理によって周辺機器はジョブチケットを含んだジョブを処理して指定されたアカウントIDに対して課金することができる。
図7はクライアントが送信し周辺機器が処理するジョブの構成の一例を示す。図7において、702は該ジョブを送信したクライアントのユーザIDを示し、703は図8で示すような構成を持ち、図9で示すような処理によってサーバが発行するジョブチケットを示す。701はジョブの処理対象となるジョブデータを示す。図7で示すジョブの構成は一例であり、これ以外にジョブの名称やジョブ処理の詳細な指定などジョブの属性となるあらゆる要素を含んでいてもよい。
図8は図7の702で示したジョブに含まれるジョブチケットの構成の一例を示す。801はジョブチケットであり、このジョブを送信したクライアントの素性を証明する何らかのクライアント証明情報と、クライアントのユーザIDと、該ジョブチケットを発行した日時と、該ジョブ処理に対する課金先を示すアカウントIDと、このジョブチケットによって許可されたジョブ種別とが含まれている。このジョブチケットの構成は一例であり、これ以外の情報が含まれていても良い。また、ジョブチケットの内容は発行されたクライアントが解釈できる必要は無く、該ジョブチケットを含んだジョブを受信し、処理する周辺機器が解釈できればよい。
図9はサーバがクライアントからのジョブチケット発行要求を受信しジョブチケットを発行する処理のフローを示す。図9において、ステップ901ではクライアントからのジョブチケット発行要求を受信する。該ジョブチケット発行要求には、ユーザIDとジョブの課金先アカウントIDとが含まれる。ステップ902では前記ジョブチケット発行要求記載のユーザIDに対してジョブ実行が許可されているかどうかをサーバ内に登録されたユーザ登録情報により判断し、許可されていればステップ903へと進み、許可されていなければステップ906へと進む。ステップ903では図4に示したようなアカウントIDとユーザIDの対応表を参照して該ユーザIDが前記ジョブチケット発行要求に含まれる課金先アカウントIDへの課金が許可されている場合には、ステップ904へ進む。該アカウントIDへの課金が許可されていなければステップ906へと進む。ステップ904では図5で示したアカウントID毎の課金情報を参照して、該アカウントIDの課金カウンタが課金カウンタの上限に達していないかどうかを調べる。上限に達していない場合には、ステップ905へ進み、既に該アカウントIDの課金カウンタが設定された上限値を超えている場合にはステップ906へと進む。ステップ905ではジョブチケット発行要求を行ったクライアントが要求したジョブを送信する権限があるとしてジョブチケットを生成し、要求元のクライアントへ送信し処理を終了する。ステップ906では、要求元クライアントは要求したジョブを送信する権限が無いと判断してジョブチケットの発行を拒否してその旨を該クライアントに通知し処理を終了する。
図9に示す処理によってサーバはクライアントからのジョブチケット発行要求に対してクライアントにジョブ送信の権限があるか否かなどを確認してジョブチケットを発行することができる。
図10はクライアントが周辺機器に対してジョブを送信する処理のフローを示す。図10において、ステップ1001ではサーバに対してユーザIDと該ジョブ処理に対する課金先アカウントIDとを提示してジョブチケットの発行要求を行う。ステップ1002では、ステップ1001のジョブチケット発行要求によってサーバからジョブチケットが得られた場合にはステップ1003へと進み、ジョブチケットが得られなかった場合には処理を終了する。ステップ1003ではステップ1001で得られたジョブチケットを添付して図7に示したようなジョブを生成し、生成したジョブを周辺機器に対して送信してジョブ発行処理を終了する。
本発明の実施例に係る周辺機器管理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る周辺機器の構成の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。 サーバが保持するユーザIDと許可された課金先アカウントの対応表の一例を示す図である。 サーバが保持するアカウントID毎の課金情報の一例を示す図である。 周辺機器がジョブを実行する際の課金カウンタ更新を含む処理のフローチャートである。 クライアントが送信するジョブの構成の一例を示す図である。 クライアントが送信するジョブに含まれるジョブチケットの構成の一例を示す図である。 サーバがジョブチケット発行を発行する際の処理のフローチャートである。 クライアントがジョブを送信する際の処理のフローチャートである。
符号の説明
101 MFP
102 PRINTER
103,104 PC
105 SERVER
201 CPU
202 RAM
203 LCD
204 キーボード
205 ROM
210 DISK
301 CPU
302 RAM
303 LCD
304 キーボード
305 ROM
306 DISK

Claims (5)

  1. ジョブを受信して処理する周辺機器と、前記周辺機器に対してジョブを送信するクライアントと、前記周辺機器を管理するサーバと、これらを接続するネットワークと、を有する周辺機器管理システムであって、
    前記サーバは、クライアントに対するジョブ発行許可証であるジョブチケットを発行する手段を有し、
    前記ジョブは、属性情報として少なくとも前記発行されたジョブチケットを含み、
    前記周辺機器は、前記ジョブの属性情報に含まれるジョブチケットを解釈する手段と、
    該ジョブチケットにより該ジョブが前記サーバにより発行許可を受けたものであることを確認する手段と、を有することを特徴とする周辺機器管理システム。
  2. 前記サーバは、ユーザIDと許可された課金先アカウントの対応表を保持しており、
    前記ジョブチケットは、少なくともジョブ発行を許可したクライアントのユーザIDと、
    該ジョブ処理に対する課金先アカウントIDとを含むことを特徴とする請求項1記載の周辺機器管理システム。
  3. 前記サーバが保持するユーザIDと許可された課金先アカウントの対応表は、ユーザIDと許可された代行課金先アカウントの対応表であり、
    前記ジョブチケットが含む該ジョブ処理に対する課金先アカウントIDは、代行課金先アカウントIDであることを特徴とする請求項2記載の周辺機器管理システム。
  4. 前記ジョブ処理に対する課金は、前記ジョブチケット記載の課金先アカウントに対してカウントされることを特徴とする請求項2または3記載の周辺機器管理システム。
  5. ジョブを送信する以前に前記サーバに前記ジョブチケットの発行を依頼するステップと、該送信するジョブの属性情報に前記ジョブチケットを含めジョブを送信する手段とを有することを特徴とする請求項4記載の周辺機器管理システム。
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