JP2006350178A - 光学シートの製造方法、光学シート、面状照明装置、電気光学装置 - Google Patents

光学シートの製造方法、光学シート、面状照明装置、電気光学装置 Download PDF

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JP2006350178A JP2005178971A JP2005178971A JP2006350178A JP 2006350178 A JP2006350178 A JP 2006350178A JP 2005178971 A JP2005178971 A JP 2005178971A JP 2005178971 A JP2005178971 A JP 2005178971A JP 2006350178 A JP2006350178 A JP 2006350178A
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Hironobu Hasei
宏宣 長谷井
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Abstract

【課題】 光学的機能のバラツキを低減した光学シートの製造方法、光学シート、面状照
明装置、及び電気光学装置を提供する。
【解決手段】 シート部材を切抜き可能にしたマザーシートM1の貼着面M1bに、導光
板22を切抜き可能にしたマザー基板M2の支持面M2aを貼着した。そして、マザーシ
ートM1の吐出面M1aに、レンズ形成材料の液滴Dを撥液する撥液層M1cを形成した
後に、その吐出面M1aに液滴Dを吐出し、吐出面M1aに着弾した液滴Dを硬化させて
マイクロレンズ26を形成するようにした。そして、マザーシートM1のシート部材に相
対する領域を切抜くときに、マザー基板M2の導光板22に相対する領域を切抜き、導光
板22に位置決めされた状態の拡散シートを形成するようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、光学シートの製造方法、光学シート、面状照明装置及び電気光学装置に関す
る。
従来、液晶表示装置には、液晶パネルの裏面側に、平面状の光を照明する面状照明装置
としてのバックライトが備えられている。バックライトには、照明する光の輝度ムラを解
消するために、一般的に、LED等の光源からの光を前記液晶パネルの裏面全体に拡散し
て照明させる光学シートとしての拡散シートを備えられている。
その拡散シートの製造方法には、シート部材の一側面に、拡散微粒子(例えば、金属微
粒子や樹脂ビーズ等)を含有した樹脂を塗布し、塗布した樹脂膜を硬化させる塗布方法が
知られている。しかし、上記する塗布方法では、塗布した樹脂内の拡散微粒子が凝集し易
いために、拡散微粒子の濃度分布を制御する、すなわち拡散シートの光学的機能(例えば
拡散した光の強度分布や拡散効率)を制御することが困難であった。
そこで、上記する拡散シートの製造方法では、従来より、その光学的機能の制御性を向
上させる提案がなされている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、インクジェット
法によって、前記シート部材の一側面に樹脂の液滴を吐出し、吐出した液滴を乾燥硬化す
ることによって、光拡散性を有した凸部としてのドットを形成するようにしている。そし
て、ドットの形成位置やサイズ、密度分布を、液滴の容量や吐出する位置によって制御し
、シート部材の一側面に所望の光学的機能を付与できるようにしている。
特開2004−157430号 公報
しかしながら、上記する拡散シートは、液晶表示装置(バックライト)の輝度の低下を
抑制するために、そのシート部材の厚さを、数十μm〜数百μmにしている。そして、上
記するインクジェット法では、こうした厚さの薄いシート部材を、前記液滴を吐出する吐
出位置に順次移動搬送させて、枚葉式に処理している。そのため、特許文献1では、以下
の問題を生じていた。
すなわち、上記するインクジェット法では、シート部材の移動搬送等によって、そのシ
ート部材に外部からの応力や振動等が加えられると、シート部材の位置ズレや機械的変形
(例えば、撓みやカール、歪み等)を生じて、液滴の着弾位置の位置精度を低下させる。
そのため、上記するインクジェット法では、前記ドットの形成位置の位置ズレや形状のバ
ラツキ等によって、その光学的機能のバラツキを来たす問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、光学的機能の
バラツキを低減した光学シートの製造方法、光学シート、面状照明装置及び電気光学装置
を提供することである。
本発明の光学シートの製造方法は、シート部材の一側面に、前記一側面からの光を屈折
して出射する凸部を有した光学シートの製造方法において、複数の前記シート部材を切抜
き可能にしたマザーシートの貼着面に前記マザーシートを支持する支持基板を貼着する貼
着工程と、前記支持基板を貼着した前記マザーシートの前記貼着面と相対向する吐出面に
液滴を吐出し、前記吐出面に着弾した前記液滴を硬化して前記凸部を形成する凸部形成工
程と、前記凸部を形成した前記マザーシートから前記シート部材の領域を切り抜く切抜き
工程と、を備えた。
本発明の光学シートの製造方法によれば、液滴を吐出するときに、マザーシート及び支
持基板の重量増加分だけ、液滴を吐出するシートの位置ズレを回避することができ、支持
基板を貼着した分だけ、液滴を吐出するシートの機械的変形(歪みや撓み等)を軽減する
ことができる。その結果、吐出面の所望する位置に液滴を着弾させることができ、シート
部材に形成する凸部の位置ズレや形状のバラツキを低減することができる。従って、光学
シートの製造工程において、光学的機能(例えば、凸部による拡散効率や拡散した光の強
度分布等)のバラツキを低減することができる。
しかも、マザーシートのシート部材に対応する各領域に、それぞれ均一な凸部を形成す
ることができるため、1枚のマザーシートから、光学的機能を同じくする複数の光学シー
トを製造することができ、その生産性を向上することができる。
この光学シートの製造方法において、前記支持基板は、光源から導入される光を前記シ
ート部材の前記一側面に向かって出射面から導出可能にする導光板を切抜き可能にしたマ
ザー基板であって、前記貼着工程は、前記マザーシートの前記シート部材の領域を前記マ
ザー基板の前記導光板の領域に相対させて、前記マザーシートの前記貼着面に前記マザー
基板の前記出射面に相対する側面を貼着し、前記切抜き工程は、前記マザーシートから前
記シートの領域を切り抜くときに前記マザー基板から前記導光板の領域を切り抜くように
してもよい。
この光学シートの製造方法によれば、マザーシートを支持基板から剥離することなく、
導光板を有した光学シートを製造することができる。その結果、光学シートと導光板との
位置整合性を向上させることができ、光学シートの光学的機能のバラツキを、さらに低減
することができる。
しかも、1枚のマザーシート及びマザー基板から、光学的機能を同じくする複数の光学
シートと導光板を製造することができ、その生産性を向上することができる。
この光学シートの製造方法において、前記凸部形成工程は、前記液滴を吐出する前に、
前記吐出面に、前記液滴を撥液する撥液性を付与するようにしてもよい。
この光学シートの製造方法によれば、吐出面に撥液性を付与する分だけ、吐出面に着弾
した液滴形状の制御性を向上することができ、光学的機能のバラツキを、さらに低減する
ことができる。
この光学シートの製造方法において、前記凸部は、前記マザーシートの屈折率と異なる
屈折率を有してもよい。
この光学シートの製造方法によれば、凸部の形状に関わらず、一側面からの光を、その
一側面側で屈折する凸部の位置ズレを低減することができる。
この光学シートの製造方法において、前記凸部は、前記一側面からの光を屈折して拡散
させるマイクロレンズであってもよい。
この光学シートの製造方法によれば、一側面からの光を拡散させるマイクロレンズの形
成位置の位置ズレや形状のバラツキを低減することができる。
この光学シートの製造方法において、前記マザーシートは、前記シート部材に入射した
光を前記一側面側に拡散可能にする拡散微粒子を含有してもよい。
この光学シートの製造方法によれば、拡散微粒子によって光を拡散するシート基板の吐
出面に、形成位置の位置ズレと形状のバラツキを低減した凸部を形成することができる。
本発明の光学シートは、上記する光学シートの製造方法によって製造した。
本発明の光学シートによれば、その光学的機能のバラツキを低減することができる。
本発明の面状照明装置は、光源と、前記光源から導入された光を屈折して出射する光学
シートを備えた面状照明装置において、前記光学シートは、上記する光学シートである。
本発明の面状照明装置によれば、面状照明装置の光学的機能のバラツキを低減すること
ができ、面状照明装置の照明する光の輝度やその均一性を向上することができる。
本発明の電気光学装置は、面状照明装置からの光を変調して出射する電気光学装置にお
いて、上記する面状照明装置を備えた。
本発明の電気光学装置によれば、面状照明装置の照明する光の輝度やその均一性を向上
した電気光学装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。まず、本発明の
電気光学装置としての液晶表示装置について説明する。図1は、液晶表示装置の概略斜視
図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。
図1において、液晶表示装置1は、液晶パネル2と面状照明装置としてのバックライト
3を備えている。
液晶パネル2は、前記バックライト3側に備えられた四角板状のガラス基板(対向基板
4)と、前記対向基板4と相対向するガラス基板(素子基板5)とが、シール部材6(図
2参照)を介して貼り合わされることによって形成されて、これら対向基板4と素子基板
5の間の間隙に、液晶7(図2参照)が封入されている。
図2に示すように、対向基板4の素子基板5側(上側)の側面には、透明導電膜からな
る対向電極8が積層されて、図示しない電源回路からの所定の共通電位が供給されるよう
になっている。対向電極8の上側には、配向処理の施された配向膜9aが積層されて、前
記対向電極8の近傍で、前記液晶7の配向を所定の配向に設定するようになっている。
図1に示すように、素子基板5の対向基板4側(下側)の側面には、一方向(X矢印方
向)に延びる複数の走査線11が形成されて、図示しない走査線駆動回路からの走査信号
が、所定のタイミングで出力されるようになっている。走査線11と直交する方向(Y矢
印方向)には、複数のデータ線12が形成されて、図示しないデータ線駆動回路からの表
示データに基づくデータ信号が、所定のタイミングで入力されるようになっている。
これら走査線11とデータ線12の交差する位置には、対応する走査線11及びデータ
線12に接続されて、マトリックス状に配列される複数の画素領域13が形成されて、各
画素領域13内には、それぞれTFT等の図示しない制御素子と、透明導電膜からなる画
素電極14が形成されている。これらデータ線12(走査線11)及び画素電極14の下
側には、図2に示すように、配向処理の施された配向膜9bが積層されて、前記画素電極
近傍で、液晶7の配向を所定の配向に設定するようになっている。
尚、本実施形態では、対向基板4の上側であって、その法線方向をZ矢印方向という。
そして、走査線11が線順次走査に基づいて1本ずつ順次選択されると、画素領域13
の制御素子が順次、選択期間中だけオン状態となり、対応するデータ線12及び制御素子
を介して、対応する前記画素電極14にデータ信号が出力される。すると、画素電極14
と対向電極8の電位差に応じて、液晶7の配向状態が、後述するバックライト3からの照
明光Lを変調するように維持されて、変調された照明光Lが、図示しない偏光板を通過す
るか否かによって、液晶パネル2に、所望する画像が表示される。
尚、本実施形態の液晶表示装置1は、画素領域13にTFT等を備えた、いわゆるアク
ティブマトリックス方式の液晶表示装置であるが、例えばパッシブ方式の液晶表示装置で
あってもよい。また、本実施形態の液晶表示装置1は、バックライト3側に対向基板4を
配設する構成にしたが、これに限らず、例えばバックライト3側に素子基板5を配設する
構成であってもよい。
図1に示すように、バックライト3には、その反X矢印方向側に、LED等の光源21
が備えられて、光源21から出射された光が、図示しないリフレクタ等を介して、そのX
矢印方向側に配設される導光板22に向かって出射されるようになっている。すなわち、
バックライト3は、エッジライト型のバックライトである。
導光板22は、Z矢印方向から見て略四角形状に形成された光透過性の板部材であって
、例えばアクリル系樹脂やポリカーボネート、ポリエステル等の透明樹脂材料、あるいは
ガラスや石英等の無機透明材料によって形成されている。導光板22のZ矢印方向の厚さ
は、前記光源21から離間する方向(X矢印方向)に、徐々に薄くなるように形成されて
いる。詳述すると、導光板22は、その上面(出射面22a)が、Z矢印方向に対して垂
直に形成されて、下面(反射面22b)が、前記光源21から離間する方向(X矢印方向
)に向かって、Z矢印方向に傾斜するように形成されている。
本実施形態の導光板22の平均厚さ(Z矢印方向の幅の平均値)は、上記する光学的機
能を得るために、約1mmで形成されているが、これに限られるものではない。
その導光板22の反射面22bには、出射面22aから出射する光の輝度分布を均一化
するための図示しない反射ドットや反射溝等が形成されて、その下側には、光反射性を有
したアルミニウム等からなる反射シート23が配設されている。
そして、光源21からの光が導光板22に出射されると、光源21からの光は、出射面
22aと反射面22bに反射屈折されて導光板22の内部を伝播し、反射面22bから漏
れる漏れ光が反射シート23によって出射面22a側に反射され、出射面22aに対する
臨界角を超える成分の光が、順次出射面22aから出射される。
そのため、光源21からの光の中で、その進行方向がZ矢印方向(反Z矢印方向)に近
くなる光は、出射面22aの光源21側(反X矢印方向側)から出射されるようになって
いる。一方、光源21からの光の中で、その進行方向がX矢印方向に近くなる光は、反射
面22bの反射によって、出射面22aのX矢印方向側から出射されるようになっている
。つまり、光源21からの光は、出射面22aの略全面から出射されるようになっている
導光板22の出射面22aには、光学シートとしての拡散シート24が貼着されている
。拡散シート24は、導光板22と略同じサイズの四角形状に形成されたシート部材25
と、そのシート部材25の上面(レンズ形成面)25aに形成された多数の凸部としての
マイクロレンズ26を有している。
シート部材25は、その下面(入射面25b)が前記導光板22の出射面22aに貼着
された光透過性のシート部材である。シート部材25は、例えばアクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、ノボラ
ック樹脂等の光透過性樹脂によって形成されて、前記導光板22の屈折率及び大気の屈折
率と異なる屈折率を有している。
本実施形態のシート部材25の厚さ(Z矢印方向の幅)は、光源21からの光による熱
変形(撓みやカール等)を回避して、液晶表示装置1の輝度の低下を抑制するために、約
100μmで形成されているが、これに限られるものではない。
そのシート部材25の内部には、全体にわたって均一に分散した拡散微粒子27が含有
されている。拡散微粒子27は、前記光透過性樹脂の屈折率と異なる屈折率を有して、そ
の粒径が、例えば200〜500nmで形成される微粒子である。拡散微粒子27は、例
えばシリカ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アクリル樹脂
、有機シリコーン樹脂、ポリスチレン、尿素樹脂、ホルムアルデヒド縮合物等の微粒子で
あって、これらの混合物であってもよい。
そのシート部材25のレンズ形成面25aには、後述する撥液処理によって、後述する
レンズ形成材料Fの液滴D(図6参照)を撥液する撥液性(撥液基)の付与された撥液層
25c(図5参照)が形成されている。
そして、導光板22(出射面22a)からの光がシート部材25に出射されると、導光
板22からの光は、入射面25bで屈折されて、シート部材25内に拡散される。シート
部材25内に拡散された光は、拡散微粒子27によって、さらに拡散されて、シート部材
25のレンズ形成面25a側に導かれる。
マイクロレンズ26は、レンズ形成面25aの全体にわたり均一に形成された半球面状
の凸レンズであって、前記レンズ形成面25aからの光を屈折して拡散するようになって
いる。詳述すると、マイクロレンズ26は、図3に示すように、その外径(レンズ径Wa
)が、約50μmで形成されて、隣り合うマイクロレンズ26との間の距離(離間距離W
b)が、約3.5μmとなるように、レンズ形成面25aの全体にわたり、正三角形の格
子パターン状に最密に形成されている。各マイクロレンズ26は、シート部材25と異な
る屈折率を有して、拡散した光の最大強度の方向を、後述するプリズムシート28に対し
て最適な方向に導くレンズ係数を有している。
本実施形態では、各マイクロレンズ26の中心位置を目標吐出位置Paという。
このマイクロレンズ26は、後述するレンズ形成工程において、複数の前記シート部材
25を切抜き可能にしたマザーシートM1の吐出面M1aに、後述するレンズ形成材料F
の液滴D(図6参照)を吐出して、吐出した液滴Dを硬化させることによって形成されて
いる。
そして、レンズ形成面25aからの光が各マイクロレンズ26に出射されると、各マイ
クロレンズ26に入射した光は、マイクロレンズ26による屈折によって、さらに拡散(
均一化)されて、反射面22bの反射等によって形成された輝点や輝線、ムラ等を拡散さ
せる。そして、均一化された光は、その最大強度の方向が、後述するプリズムシート28
に対して最適な方向に導かれる。
図2に示すように、拡散シート24の上側には、プリズムシート28が配設されている
。プリズムシート28は、X矢印方向に沿ってアレイ状に配列された微小なリニアプリズ
ムを有する第1プリズムシート28aと、Y矢印方向に沿ってアレイ状に配列された微小
なリニアプリズムを有する第2プリズムシート28bを重ね合わせたシートである。この
プリズムシート28は、第1プリズムシート28a及び第2プリズムシート28bによる
屈折によって、拡散シート24からの光の最大強度の方向を、Z矢印方向に導くようにな
っている。
そして、拡散シート24からの光がプリズムシート28に出射されると、プリズムシー
ト28に入射した光は、プリズムシート28による屈折によって、その最大強度の方向を
Z矢印方向にして、液晶パネル2を照明する。
この際、液晶パネル2を照明する照明光Lは、均一な形状のマイクロレンズ26を、レ
ンズ形成面25a上に最密に形成した分だけ、その輝度の均一性を向上している。さらに
、液晶パネル2を照明する照明光Lは、拡散シート24(マイクロレンズ26)からの光
を、プリズムシート28に対する最適な角度に導いている分だけ、その輝度を向上するよ
うになる。これによって、液晶表示装置1は、バックライト3から出射される照明光Lの
輝度とその均一性の向上によって、その表示画質を向上している。
尚、プリズムシート28は、拡散シート24からの光を液晶パネル2側に屈折して、液
晶パネル2を照明する光の輝度を向上しているが、拡散シート24によって十分な輝度が
得られる場合には、このプリズムシート28を省略する構成であってもよい。
次に、上記する拡散シート24の製造方法について説明する。図4〜図8は、拡散シー
ト24の製造方法を説明する説明図である。
まず、複数の前記導光板22を切抜き可能にした支持基板としてのマザー基板M2に、
複数の前記シート部材25を切抜き可能にしたマザーシートM1を貼り合わせる貼着工程
を行う。
すなわち、図4に示すように、各導光板22の出射面22aに相対するマザー基板M2
の上面(支持面M2a)に、所定の接着剤を塗布し、その支持面M2aに、シート部材2
5の入射面25bに相対するマザーシートM1の下面(貼着面M1b)に貼り合わせる。
この際、マザー基板M2及びマザーシートM1は、それぞれ各シート部材25及び各導
光板22の領域に対応する領域が、カッティングラインCLによって仮想分割されて、各
シート部材25に対応する領域と各導光板22に対応する領域が、それぞれ相対向するよ
うに貼り合わされる。これによって、マザーシートM1の吐出面M1a(各レンズ形成面
25a)が、マザー基板M2の支持面M2a(対応する出射面22a)に沿って位置決め
固定されて、その位置ズレや機械的強度が補強される。
マザー基板M2にマザーシートM1を貼着すると、マザーシートM1の吐出面M1aに
撥液性を付与する撥液処理工程を行う。
すなわち、図5に示すように、マザー基板M2に貼着された状態のマザーシートM1を
、公知のプラズマ装置内に搬送して、マザーシートM1の吐出面M1aの全面を、フッ素
系のプラズマP(例えば、パーフルオロカーボン/酸素系等のフッ素系プラズマ)に晒す
。これによって、吐出面M1aの全面に、フルオロ基やフルオロカーボン基を有した撥液
層M1cが形成される。
吐出面M1aに撥液層M1cを形成すると、貼り合わせた状態の吐出面M1aに液滴D
を吐出し、マイクロレンズ26を形成する凸部形成工程としてのレンズ形成工程を行う。
まず、液滴Dを吐出するための液滴吐出装置30の構成について説明する。
図6に示すように、液滴吐出装置30には、基板ステージ31が備えられている。基板
ステージ31は、その上面(載置面31a)の所定の位置に、前記吐出面M1aを上側に
して、マザー基板M2に貼着された状態のマザーシートM1を載置固定するようになって
いる。その基板ステージ31には、ステージ駆動機構32が連結されている。
ステージ駆動機構32は、例えばX軸方向に延びるネジ軸と、そのネジ軸と螺合するボ
ールナットを備えたネジ式直動機構であって、制御装置33に駆動制御されて、基板ステ
ージ31(マザーシートM1)をX矢印方向及び反X矢印方向に搬送するようになってい
る。
そして、ステージ駆動機構32が、制御装置33からの駆動信号を受けると、基板ステ
ージ31は、吐出面M1aの各目標吐出位置Paに相対する載置面31a上の位置を、そ
れぞれ後述する吐出ノズルNの直下に配置移動するようになっている。
吐出面M1aの上側には、液滴吐出ヘッド(以下単に、吐出ヘッドという。)34が配
置される。吐出ヘッド34には、その下側にノズルプレート35が備えられて、ノズルプ
レート35の下面(ノズル形成面35a)には、Z矢印方向に沿って貫通形成された多数
の吐出ノズル(以下単に、ノズルという。)Nが、Y矢印方向(図6において紙面に垂直
方向)に配列されている。
本実施形態では、吐出面M1a上であって、各ノズルNと相対する位置を、着弾位置P
nという。
各ノズルNのZ矢印方向には、それぞれ図示しない液状体タンクに連通するキャビティ
36が形成されて、前記液状体タンクの導出するレンズ形成材料Fが導入されるようにな
っている。そして、キャビティ36は、導入されたレンズ形成材料Fを、それぞれ対応す
るノズルNに供給するようになっている。
キャビティ36のZ矢印方向には、Z矢印方向及び反Z矢印方向に振動可能に貼り付け
られた振動板37が備えられて、キャビティ36内の容積を拡大・縮小可能にしている。
振動板37のZ矢印方向には、各ノズルNに対応する圧電素子PZが配設されている。圧
電素子PZは、制御装置33からの駆動信号を受けて収縮・伸張し、前記振動板37をZ
矢印方向及び反Z矢印方向に振動させて、キャビティ36内を加圧・減圧するようになっ
ている。
本実施形態のレンズ形成材料Fは、有機溶剤を含まない無溶媒材料であって、例えば紫
外線硬化性アクリル系樹脂や紫外線硬化性エポキシ樹脂等の紫外線硬化性樹脂である。詳
述すると、紫外線硬化性樹脂は、プレポリマー、オリゴマー及びモノマーの中で、少なく
とも1種類と光重合開始剤を含んだものである。
そのプレポリマー又はオリゴマーには、例えばエポキシアクリレート類、ウレタンアク
リレート類、ポリエステルアクリレート類、ポリエーテルアクリレート類、スピロアセタ
ール系アクリレート類等のアクリレート類や、エポキシメタクリレート類、ウレタンメタ
クリレート類、ポリエステルメタクリレート類、ポリエーテルメタクリレート類等のメタ
クリレート類等を利用することができる。
また、モノマーには、例えば2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、N−ビニル−2−ピロリドン、カルビトールアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、イソボニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、1,3−ブ
タンジオールアクリレート等の単官能基モノマーや、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールメタクリレート、ネオペンチグリコールアクリレート
、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
等の多官能性モノマーを利用することができる。
また、光重合開始剤には、例えば2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等
のアセトフェノン類、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イソプロピル−α−ヒド
ロキシイソブチルフェノン等のブチルフェノン類、p−tert−ブチルジクロロアセト
フェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、α,α−ジクロル−4−フ
ェノキシアセトフェノン等のハロゲン化アセトフェノン類、ベンゾフェノン、N,N−テ
トラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンジ
ルジメチルケタール等のベンジル類、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル等のベン
ゾイン類、1−フェニルー1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オ
キシム等のオキシム類、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のキサ
ントン類、ミヒラーケトン類のラジカル発生化合物等を利用することができる。
そして、吐出ヘッド34が制御装置33からの駆動信号を受けると、対応するキャビテ
ィ36が減圧・加圧されて、対応するノズルN内のレンズ形成材料Fの界面(メニスカス
M)がZ矢印方向及び反Z矢印方向に振動する。そして、レンズ形成材料Fのメニスカス
Mが振動することによって、圧電素子PZの伸張幅に相対する所定容量のレンズ形成材料
Fが、対応するノズルNから、液滴Dとして吐出される。そして、吐出された液滴Dは、
対応するノズルNの反Z矢印方向に沿って飛行して、吐出面M1a上の前記着弾位置Pn
に着弾する。
このとき、基板ステージ31に載置されるマザーシートM1(吐出面M1a)は、マザ
ー基板M2の貼着によって、その機械的強度が補強されている。そのため、マザーシート
M1(吐出面M1a)は、吐出ヘッド34が液滴Dを吐出している間、その位置ズレや機
械的変形(歪みや撓み等)を回避して、基板ステージ31に対する相対位置を維持する。
従って、基板ステージ31に載置されたマザーシートM1は、その吐出面M1aに設定
された各目標吐出位置Paを、基板ステージ31の搬送移動等によって、位置ズレさせる
ことなく、順次前記着弾位置Pnに配置させる。そして、着弾位置Pnに配置される各目
標吐出位置Paには、それぞれ吐出ヘッド34から吐出された所定容量のレンズ形成材料
Fが、液滴Dとして着弾する。各目標吐出位置Paに着弾した液滴Dは、前記撥液層M1
cによって撥液されて、所定の形状(本実施形態では半球面状)を呈する。
各目標吐出位置Paに液滴Dを吐出すると、図7に示すように、各目標吐出位置Paの
液滴Dに紫外線Luを照射して液滴Dを硬化し、硬化した液滴D(マイクロレンズ26)
を吐出面M1aの各目標吐出位置Paに固着させる。これによって、吐出面M1aの各目
標吐出位置Paに、外径が前記レンズ径Waであって、隣り合うマイクロレンズ26との
間の距離が離間距離Wbとなる半球面状のマイクロレンズ26を形成する。
マザーシートM1の各目標吐出位置Paにマイクロレンズ26を形成すると、マザーシ
ートM1及びマザー基板M2から、シート部材25及び導光板22を切り抜く切抜き工程
を行う。
すなわち、図8に示すように、マザー基板M2に貼着された状態のマザーシートM1を
、公知のカッティング装置に搬送して、マザーシートM1及びマザー基板M2を、前記カ
ッティングラインCLに沿ってカッティングする。そして、マザーシートM1及びマザー
基板M2から、マイクロレンズ26の形成された各シート部材25と、そのシート部材2
5に対応する導光板22を、貼着した状態で順次切抜く。これによって、貼着された状態
のマザーシートM1及びマザー基板M2から、導光板22と、その導光板22に貼着(位
置決め)されて、レンズ形成面25aの各目標吐出位置Paに、所定の形状のマイクロレ
ンズ26を有した拡散シート24を形成する。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、シート部材25のマザーシートM1に、導光板22のマ
ザー基板M2に貼着して、マザーシートM1の吐出面M1aに、レンズ形成材料Fの液滴
Dを吐出するようにした。
その結果、シート部材25を搬送してレンズ形成面25aに液滴Dを吐出する場合に比
べて、マザーシートM1の重量増加分と、貼着したマザー基板M2の機械的強度の補強分
だけ、吐出面M1aの位置ズレや機械的変形を回避することができる。
従って、所定の形状のマイクロレンズ26を、予め定めた目標吐出位置Paに形成する
ことができ、レンズ形成面25aの全体に最密に形成することができる。そのため、拡散
シート24の光学的機能のバラツキを低減することができ、バックライト3から出射され
る照明光Lの輝度とその均一性を向上することができる。
しかも、マザーシートM1のシート部材25に対応する各領域に、それぞれ均一なマイ
クロレンズ26を形成することができるため、1枚のマザーシートM1から、光学的機能
を同じくする複数の拡散シート24を製造することができ、その生産性を向上することが
できる。
(2)また、マザーシートM1(貼着面M1b)のシート部材25に対応する領域を、
マザー基板M2(支持面M1a)の導光板22に対応する領域に相対させて、マザーシー
トM1を、マザー基板M2に貼着するようにした。そして、マザーシートM1のシート部
材25に相対する領域を切抜くときに、マザー基板M2の導光板22に相対する領域を切
抜き、導光板22に位置決めされた状態の拡散シート24を形成するようにした。
従って、拡散シート24の製造工程において、マイクロレンズ26を形成したシート部
材25を、支持基板(マザー基板M2)から剥離することなくバックライト3を製造する
ことができ、拡散シート24と導光板22の位置整合性を向上することができる。
その結果、1枚のマザーシートM1及びマザー基板M2から、光学機能を同じくする複
数個の拡散シート24と導光板22を製造することができ、その生産性を向上することが
できる。
(3)上記実施形態によれば、液滴Dを吐出する前に撥液処理工程を行い、マザーシー
トM1の吐出面M1aに、撥液層M1cを形成するようにした。従って、吐出した液滴D
の濡れ広がりや形状を制御することができ、所定の形状のマイクロレンズ26を、確実に
形成することができる。
(4)上記実施形態によれば、マイクロレンズ26を、シート部材25と異なる屈折を
有した材料で形成するようにした。従って、拡散シート24の拡散効率を向上させること
ができる。
(5)上記実施形態によれば、マザーシートM1(シート部材25)に拡散微粒子27
を含有させるようにした。従って、導光板22から出射された光を、さらに拡散させるこ
とができ、バックライト3から出射される照明光Lの輝度の均一性を、より向上すること
ができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、支持基板を導光板22のマザー基板M2として具体化した。これ
に限らず、例えば支持基板は、マザー基板M2の下面(支持面M2aと相対向する側面)
に、各導光板22に対応する反射シート23を貼着したものであってもよい。あるいは、
マザーシートM1の位置ズレや機械的変形を回避して、マザーシートM1を支持可能な基
板を、別途支持基板として使用する構成にしてもよい。この際、支持基板に貼着したマザ
ーシートM1の吐出面M1aに、マイクロレンズ26を形成し、その後、支持基板からマ
ザーシートM1を剥離してカッティングする、あるいは支持基板に貼着した状態のマザー
シートM1をカッティングして剥離し、拡散シート24を形成するのが好ましい。
○上記実施形態では、マザーシートM1のシート部材25に対応する領域を、マザー基
板M2の導光板22に対応する領域に相対させて、マザーシートM1とマザー基板M2を
貼着する構成にした。これに限らず、例えばマザーシートM1の外縁に枠状に形成された
支持基板を貼着するようにしてもよく、マザーシートM1の位置ズレや機械的変形を回避
可能に貼着する構成であればよい。
○上記実施形態では、マザーシートM1の吐出面M1aに、撥液層M1cを形成する構
成にした。これに限らず、例えば液滴Dを撥液する撥液性材料によってマザーシートM1
(シート部材25)を構成してもよい。あるいは、レンズ形成材料Fの表面張力等によっ
て、吐出面M1aに着弾した液滴Dの形状制御性が十分に得られる場合には、吐出面M1
aに撥液性を付与しない構成にしてもよい。
○上記実施形態では、凸部を半球面状のマイクロレンズ26として具体化した。これに
限らず、例えば凸部を、凹レンズやレンチキュラーレンズとして具体化してもよく、ある
いは矩形状の凸部として具体化してもよい。つまり、凸部は、シート部材25からの光を
屈折して、光学基板の光学的機能を制御する凸部であればよい。
○上記実施形態では、レンズ形成面25aの全体に、均一な形状のマイクロレンズ26
を、最密に形成するように構成した。これに限らず、例えば導光板22から出射される光
の輝度の高い領域にマイクロレンズ26を最密に形成し、輝度の低い領域に、少数のマイ
クロレンズ26を形成するようにしてもよい。すなわち、マイクロレンズ26は、拡散シ
ート24の光学的機能に相対させて、その数量分布や形状を変更するのが好ましい。
○上記実施形態では、マザーシートM1に拡散微粒子を含有させる構成にしたが、これ
に限らずマザーシートM1の吐出面M1aに、拡散微粒子を含有した硬化性樹脂を塗布す
る構成にしてもよい。あるいは、マイクロレンズ26によって十分な光学的機能を得るこ
とができる場合には、拡散微粒子を含有させない構成であってもよい。
○上記実施形態では、レンズ形成材料Fを紫外線硬化性樹脂によって構成したが、これ
に限らず、例えばポリアミック酸、ポリアミック酸の長鎖アルキルエステル等のポリイミ
ド前駆体であってもよい。尚、この際、吐出面M1aに吐出した液滴Dは、加熱キュア処
理によるイミド化反応によって、ポリイミド樹脂として硬化させるのが好ましい。
○上記実施形態では、圧電素子PZの伸縮動によって液滴Dを吐出する構成にした。こ
れに限らず、例えばキャビティ36内に抵抗加熱素子を設け、その加熱による気泡生成に
よって液滴Dを吐出する構成であってもよい。
○上記実施形態では、支持基板をエッジライト型バックライトの導光板のマザー基板M
2として具体化した。これに限らず、例えば支持基板を直下型バックライトの拡散板用の
基板(例えば、厚さが5mm程度のガラス基板やポリカーボネート基板等)のマザー基板
として具体化し、拡散シート24を前記拡散板の拡散層として具体化してもよい。
○上記実施形態では、光学シートをエッジライト型バックライトの拡散シート24とし
て具体化した。これに限らず、例えば光学シートをプロジェクション用のスクリーンに備
えられる拡散シートや窓ガラス等の建材に備えられる光学シートに具体化してもよい。
本実施形態の液晶表示装置の概略斜視図。 同じく、液晶表示装置の概略断面図。 同じく、マイクロレンズを説明する平面図。 同じく、拡散シートの製造工程を説明する説明図。 同じく、拡散シートの製造工程を説明する説明図。 同じく、拡散シートの製造工程を説明する説明図。 同じく、拡散シートの製造工程を説明する説明図。 同じく、拡散シートの製造工程を説明する説明図。
符号の説明
1…液晶表示装置、3…面状照明装置としてのバックライト、21…光源、22…導光
板、24…光学シートとしての拡散シート、25…シート部材、25a…レンズ形成面、
25b,M1c…撥液層、26…凸部としてのマイクロレンズ、27…拡散微粒子、D…
液滴、M1…マザーシート、M1a…吐出面、M2…マザー基板。

Claims (9)

  1. シート部材の一側面に、前記一側面からの光を屈折して出射する凸部を有した光学シート
    の製造方法において、
    複数の前記シート部材を切抜き可能にしたマザーシートの貼着面に前記マザーシートを
    支持する支持基板を貼着する貼着工程と、
    前記支持基板を貼着した前記マザーシートの前記貼着面と相対向する吐出面に液滴を吐
    出し、前記吐出面に着弾した前記液滴を硬化して前記凸部を形成する凸部形成工程と、
    前記凸部を形成した前記マザーシートから前記シート部材の領域を切り抜く切抜き工程
    と、
    を備えたことを特徴とする光学シートの製造方法。
  2. 請求項1に記載の光学シートの製造方法において、
    前記支持基板は、光源から導入される光を前記シート部材の前記一側面に向かって出射
    面から導出可能にする導光板を切抜き可能にしたマザー基板であって、
    前記貼着工程は、前記マザーシートの前記シート部材の領域を前記マザー基板の前記導
    光板の領域に相対させて、前記マザーシートの前記貼着面に前記マザー基板の前記出射面
    に相対する側面を貼着し、
    前記切抜き工程は、前記マザーシートから前記シートの領域を切り抜くときに前記マザ
    ー基板から前記導光板の領域を切り抜くようにしたことを特徴とする光学シートの製造方
    法。
  3. 請求項1又は2に記載の光学シートの製造方法において、
    前記凸部形成工程は、前記液滴を吐出する前に、前記吐出面に、前記液滴を撥液する撥
    液性を付与するようにしたことを特徴とする光学シートの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学シートの製造方法において、
    前記凸部は、前記シート部材の屈折率と異なる屈折率を有したことを特徴とする光学シ
    ートの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光学シートの製造方法において、
    前記凸部は、前記一側面からの光を屈折して拡散させるマイクロレンズであることを特
    徴とする光学シートの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の光学シートの製造方法において、
    前記マザーシートは、前記シート部材に入射した光を前記一側面側に拡散可能にする拡
    散微粒子を含有したことを特徴とする光学シートの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の光学シートの製造方法によって製造した光学シート
  8. 光源と、前記光源から導入された光を屈折して出射する光学シートを備えた面状照明装置
    において、
    前記光学シートは、請求項6に記載の光学シートであることを特徴とする面状照明装置
  9. 面状照明装置からの光を変調して出射する電気光学装置において、
    前記面状照明装置は、請求項8に記載の面状照明装置であることを特徴とする電気光学
    装置。
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