JP2006350180A - 光学基板、光学基板の製造方法、面状照明装置及び電気光学装置 - Google Patents

光学基板、光学基板の製造方法、面状照明装置及び電気光学装置 Download PDF

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JP2006350180A
JP2006350180A JP2005178973A JP2005178973A JP2006350180A JP 2006350180 A JP2006350180 A JP 2006350180A JP 2005178973 A JP2005178973 A JP 2005178973A JP 2005178973 A JP2005178973 A JP 2005178973A JP 2006350180 A JP2006350180 A JP 2006350180A
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Hironobu Hasei
宏宣 長谷井
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Abstract

【課題】 出射面から出射する光の輝度の均一性を向上させ、電気光学装置の生産性を向
上した光学基板、光学基板の製造方法、前記光学基板を備えた面状照明装置及び液晶表示
装置を提供することである。
【解決手段】 導光板22の出射面22bに、下地層形成材料の液滴を吐出して液状膜を
形成し、その液状膜を常温硬化する、あるいは加熱硬化することによって、レンズ形成材
料の液滴を撥液可能にして、出射面22bから入射した光を屈折して拡散する下地層24
を形成するようにした。そして、下地層24のレンズ形成面24aに、レンズ形成材料の
液滴を吐出し、吐出した液滴に紫外線を照射して、マイクロレンズ25を形成するように
した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光学基板、光学基板の製造方法、面状照明装置及び電気光学装置に関する。
従来、電気光学装置としての液晶表示装置には、液晶パネルの裏面側に、平面状の光を
照明する面状照明装置としてのバックライトが備えられている。バックライトには、薄型
化を容易にするために、液晶パネルの側面近傍にLED等の光源を設け、光源からの光を
液晶パネルの裏面に導いて拡散する、いわゆるエッジライト型バックライトと、大型化を
容易するために、液晶パネルの裏面側に複数の冷陰極蛍光灯等の光源を設け、光源からの
光を拡散して液晶パネルに照射する、いわゆる直下型バックライトが知られている。
これらのバックライトには、液晶パネルに照射する光の輝度ムラを解消するために、光
源からの光を拡散させる光学基板が備えられている。例えば、エッジライト型バックライ
トには、光学基板を構成する導光板及び拡散シートが液晶パネルの裏面側に備えられて、
液晶パネルの側面側から導入される光を、導光板によって液晶パネルの裏面側に導き、導
光板から出射される光を、拡散シートで拡散するようになっている(例えば、特許文献1
)。また、直下型バックライトには、光学基板を構成する拡散板が液晶パネルの裏面側に
備えられて、液晶パネルの裏面側から導入される光を拡散して液晶パネルに照射するよう
になっている。そして、これら光学基板が光源からの光を拡散して液晶パネルを照明する
ことにより、液晶表示装置の表示画質を向上することができる。
特開2000−076915号 公報
しかしながら、エッジライト型の拡散シートは、バックライトの薄型化と高輝度化を実
現するために、一般的に、そのシート部材の厚さを、数十μm〜数百μmにしている。そ
のため、薄いシート部材の表面を加工処理するための製造工程や製造コストを要して、バ
ックライトの生産性、ひいては液晶表示装置の生産性を損なう問題を招いていた。
こうした問題は、上記する直下型の拡散板に、導光板としての光学的機能を付与するこ
とによって解決可能と考えられる。ところが、上記する拡散板では、基板の表面に、光を
拡散させるための微細な光学素子等を形成するため、光学素子の形状や数量に制約があり
、その拡散効率に限りがあった。しかも、上記する拡散板では、厚さが数mm程度のガラ
ス基板やポリカーボネート基板をフォトリソグラフィ法等によって表面加工する、あるい
は拡散板の金型を形成して射出成形することによって製造している。そのため、表面加工
に要する製造工程数の増加や、拡散板の設計変更毎に金型を成形するための製造コストの
増加を招いて、バックライトや液晶表示装置の生産性の向上には結びつかない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、出射面から出
射する光の輝度の均一性を向上させ、電気光学装置の生産性を向上した光学基板、光学基
板の製造方法、前記光学基板を備えた面状照明装置及び電気光学装置を提供することであ
る。
本発明の光学基板は、基板の入射面から前記基板内に入射した光を、前記基板の出射面
から出射して拡散する光学基板において、前記基板の屈折率と異なる屈折率を有して前記
基板の前記出射面に堆積され、前記出射面の出射する光を前記出射面で屈折させて導入し
、前記導入した光を前記出射面と相対向するレンズ形成面から出射する下地層と、前記レ
ンズ形成面から突出するレンズ面を有して、前記下地層から入射する光を前記レンズ面か
ら出射して拡散するマイクロレンズと、を備えた。
本発明の光学基板によれば、基板の出射面から出射する光を、マイクロレンズによって
拡散させることができる。しかも、出射面とマイクロレンズとの間に、基板の屈折率と異
なる屈折率を有した下地層を介在させる分だけ、基板から出射する光の拡散効率を向上す
ることができる。
従って、光学基板から出射する光を、下地層とマイクロレンズによって拡散することが
でき、出射する光の輝度の均一性を向上することができる。
この光学基板は、前記マイクロレンズが、前記下地層と異なる屈折率を有するものであ
ってもよい。
この光学基板によれば、下地層からの光がマイクロレンズに入射するときに、下地層か
らの光を下地層のレンズ形成面で屈折させることができる。その結果、光学基板の拡散効
率を、さらに向上させることができる。
この光学基板において、前記基板は、前記入射面から入射する光を、前記出射面と、前
記出射面と相対向する前記基板の反射面で反射して、前記出射面に導く導光板であっても
よい。
この光学基板によれば、導光板に、出射する光の拡散機能を付与することができ、導光
板から出射する光の輝度の均一性を向上することができる。
本発明の光学基板の製造方法は、基板の入射面から入射した光を、前記基板の出射面か
ら出射して拡散する光学基板の製造方法において、前記基板の前記出射面に下地層形成材
料を含む第1の液滴を吐出し、前記出射面に着弾した前記第1の液滴を硬化することによ
って、前記出射面の出射する光を前記出射面で屈折して導入し、前記導入した光を前記出
射面と相対向するレンズ形成面から出射する下地層を形成する下地層形成工程と、前記下
地層の前記レンズ形成面にレンズ形成材料を含む第2の液滴を吐出し、前記レンズ形成面
に着弾した前記第2の液滴を硬化することによって、前記下地層から入射する光を出射し
て拡散するマイクロレンズを形成するレンズ形成工程と、を備えた。
本発明の光学基板の製造方法によれば、出射面からの光を屈折して拡散する下地層及び
マイクロレンズを、それぞれ出射面に吐出した第1の液滴及びレンズ形成面に吐出した第
2の液滴の硬化によって形成することができる。そのため、基板と異なる屈折率を有した
シート等を下地層として利用して拡散効率を向上させる場合に比べて、光学基板を製造す
るための部材点数を削減することができる。また、フォトリソグラフィ法等による表面加
工や射出成形等によって光学基板(マイクロレンズ)を製造する場合に比べて、マスクや
レプリカ等を形成する製造工程や製造コストを削減することができる。従って、出射面か
ら入射した光を拡散して輝度の均一性を向上した光学基板を、より簡便な方法で製造する
ことができ、その生産性を向上することができる。
この光学基板の製造方法において、前記下地層は、前記第2の液滴を撥液する撥液性を
備えるようにしてもよい。
この光学基板の製造方法によれば、下地層が第2の液滴を撥液するため、第2の液滴の
濡れ広がりを抑制することができ、所望の形状のマイクロレンズを形成することができる
この光学基板の製造方法において、前記レンズ形成面に着弾した前記第2の液滴に紫外
線を照射して前記第2の液滴を硬化するようにしてもよい。
この光学基板の製造方法によれば、紫外線照射によって第2の液滴を硬化するため、加
熱乾燥処理や減圧乾燥処理等によって第2の液滴を硬化させる場合に比べて、基板の熱的
変形や機械的変形(例えば、熱膨張による変形)を回避することができる。
この光学基板の製造方法において、前記基板は、前記入射面から入射する光を、前記出
射面に導く導光板であってもよい。
この光学基板の製造方法によれば、出射面から入射した光を拡散して輝度の均一性を向
上した導光板を、より簡便な方法で製造することができ、その生産性を向上することがで
きる。
本発明の面状照明装置は、光源と、前記光源から入射面に導入された光を出射面から出
射する光学基板とを備えた面状照明装置において、前記光学基板は、上記する光学基板で
ある。
本発明の面状照明装置によれば、光学基板が、出射する光の拡散機能を有するため、別
途拡散部材(例えば、拡散シート)を配設することなく面状照明装置を構成することがで
きる。従って、面状照明装置の部材点数や製造コスト、製造工程数を削減することができ
、その生産性を向上することができる。
本発明の電気光学装置は、面状照明装置からの光を変調して出射する電気光学装置にお
いて、前記面状照明装置は、上記する面状照明装置である。
本発明の電気光学装置によれば、生産性を向上した電気光学装置を提供することができ
る。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。まず、本発明の
電気光学装置としての液晶表示装置について説明する。図1は、液晶表示装置の概略斜視
図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。
図1において、液晶表示装置1は、液晶パネル2と面状照明装置としてのバックライト
3を備えている。
液晶パネル2は、前記バックライト3側に備えられた四角板状のガラス基板(対向基板
4)と、前記対向基板4と相対向するガラス基板(素子基板5)とが、シール部材6(図
2参照)を介して貼り合わされることによって形成されて、これら対向基板4と素子基板
5の間の間隙に、液晶7(図2参照)が封入されている。
図2に示すように、対向基板4の素子基板5側(上側)の側面には、透明導電膜からな
る対向電極8が積層されて、図示しない電源回路からの所定の共通電位が供給されるよう
になっている。対向電極8の上側には、配向処理の施された配向膜9aが積層されて、前
記対向電極8の近傍で、前記液晶7の配向を所定の配向に設定するようになっている。
図1に示すように、素子基板5の対向基板4側(下側)の側面には、一方向(X矢印方
向)に延びる複数の走査線11が形成されて、図示しない走査線駆動回路からの走査信号
が、所定のタイミングで出力されるようになっている。走査線11と直交する方向(Y矢
印方向)には、複数のデータ線12が形成されて、図示しないデータ線駆動回路からの表
示データに基づくデータ信号が、所定のタイミングで入力されるようになっている。
これら走査線11とデータ線12の交差する位置には、対応する走査線11及びデータ
線12に接続されて、マトリックス状に配列される複数の画素領域13が形成されて、各
画素領域13内には、それぞれTFT等の図示しない制御素子と、透明導電膜からなる画
素電極14が形成されている。これらデータ線12(走査線11)及び画素電極14の下
側には、図2に示すように、配向処理の施された配向膜9bが積層されて、前記画素電極
近傍で、液晶7の配向を所定の配向に設定するようになっている。
尚、本実施形態では、対向基板4の上側であって、その法線方向をZ矢印方向という。
そして、走査線11が線順次走査に基づいて1本ずつ順次選択されると、画素領域13
の制御素子が順次、選択期間中だけオン状態となり、対応するデータ線12及び制御素子
を介して、対応する前記画素電極14にデータ信号が出力される。すると、画素電極14
と対向電極8の電位差に応じて、液晶7の配向状態が、後述するバックライト3からの照
明光Lを変調するように維持されて、変調された照明光Lが、図示しない偏光板を通過す
るか否かによって、液晶パネル2に所望する画像が表示される。
尚、本実施形態の液晶表示装置1は、画素領域13にTFT等を備えた、いわゆるアク
ティブマトリックス方式の液晶表示装置であるが、例えばパッシブ方式の液晶表示装置で
あってもよい。また、本実施形態の液晶表示装置1は、バックライト3側に対向基板4を
配設する構成にしたが、これに限らず、例えばバックライト3側に素子基板5を配設する
構成であってもよい。
図2に示すように、バックライト3には、その反X矢印方向側に、LED等の光源21
が備えられて、光源21から出射された光が、図示しないリフレクタ等を介して、そのX
矢印方向側に配設される光学基板としての導光板22の外側面(入射面22a)に向かっ
て出射されるようになっている。すなわち、本実施形態のバックライト3は、エッジライ
ト型バックライトである。
導光板22は、Z矢印方向から見て略四角形状に形成された光透過性の板部材であって
、例えばアクリル系樹脂やポリカーボネート、ポリエステル等の透明樹脂材料、あるいは
ガラスや石英等の無機透明材料によって形成されている。導光板22のZ矢印方向の厚さ
は、前記光源21から離間する方向(X矢印方向)に、徐々に薄くなるように形成されて
いる。詳述すると、導光板22は、その上面(出射面22b)が、Z矢印方向に対して垂
直に形成されて、下面(反射面22r)が、前記光源21から離間する方向(X矢印方向
)に向かって、Z矢印方向に傾斜するように形成されている。
本実施形態の導光板22の平均厚さ(Z矢印方向の幅の平均値)は、後述する導光板2
2の光学的機能を得るために、約1mmで形成されているが、これに限られるものではな
い。
その導光板22の反射面22rには、出射面22bから出射する光の輝度分布を均一化
するための図示しない多数の反射ドットや反射溝等が形成されて、その下側には、光反射
性を有したアルミニウム等からなる反射シート23が配設されている。
そして、導光板22の入射面22aから導光板22の内部に導入された光は、出射面2
2bと反射面22rに反射屈折されて導光板22の内部を伝播し、反射面22rから漏れ
る漏れ光が反射シート23によって出射面22b側に反射される。そして、出射面22b
に対する臨界角を超える成分の光が、順次出射面22bから出射されるようになっている
換言すれば、入射面22aから入射した光の中で、その進行方向がZ矢印方向(反Z矢
印方向)に近くなる光は、出射面22bの光源21側(反X矢印方向側)から出射される
ようになっている。一方、入射面22aから入射した光の中で、その進行方向がX矢印方
向に近くなる光は、反射面22rの反射によって、出射面22bのX矢印方向側から出射
されるようになっている。つまり、光源21からの光は、出射面22bの略全面から出射
されるようになっている。
図2に示すように、導光板22の出射面22bには、略全面にわたって均一な膜厚で堆
積された下地層24が形成されている。下地層24は、導光板22と異なる屈折率を有し
て、後述するレンズ形成材料F2(図6参照)からなる液滴Dを撥液する撥液性を有した
フッ素系の透明樹脂材料で形成されている。例えば、本実施形態における導光板22の屈
折率は1.4から1.6であって、下地層24の屈折率は1.3から1.6の中で、導光
板22の屈折率と異なる値である。
そして、下地層24は、出射面22bから入射する光を出射面22bで屈折し、そのZ
矢印方向の側面(レンズ形成面24a)の面方向に拡散して出射するようになっている。
この下地層24は、後述する下地層形成工程において、前記導光板22の出射面22b
に、後述する下地層形成材料F1の液滴D1(図4参照)を吐出し、出射面22bに着弾
した液滴D1からなる液状膜24L(図4及び図5参照)を硬化させることによって形成
されている。
上記する下地層24のレンズ形成面24aには、多数のマイクロレンズ25が形成され
ている。マイクロレンズ25は、レンズ形成面24aの全体にわたり均一に形成された半
球面状の凸レンズである。詳述すると、マイクロレンズ25は、図3に示すように、その
外径(レンズ径Wa)が、約50μmで形成されて、隣り合うマイクロレンズ25との間
の距離(離間距離Wb)が、約3.5μmとなるように、レンズ形成面24aの全面にわ
たり、正三角形の格子パターン状に最密に形成されている。各マイクロレンズ25は、前
記下地層24と異なる屈折率を有して、前記レンズ形成面24aから入射する光を、前記
レンズ形成面24aとマイクロレンズ25の表面(レンズ面25a:図3及び図7参照)
で屈折して拡散するようになっている。例えば、本実施形態における下地層24の屈折率
は1.3から1.6であって、マイクロレンズ25の屈折率は1.4から1.7の中で、
下地層24の屈折率と異なる値である。また、各マイクロレンズ25は、拡散した光の最
大強度の方向を、後述するプリズムシート26に対して最適な方向に導くレンズ係数を有
している。
本実施形態では、上記する各マイクロレンズ25の中心位置を、目標吐出位置Paとい
う。
このマイクロレンズ25は、後述するレンズ形成工程において、前記下地層24のレン
ズ形成面24aに、後述するレンズ形成材料F2の液滴D(図6参照)を吐出して、吐出
した液滴Dを硬化させることによって形成されている。
そして、レンズ形成面24aからの光が各マイクロレンズ25に出射されると、各マイ
クロレンズ25に入射する光は、出射面22bで屈折されて、マイクロレンズ25から出
射するときに、さらにマイクロレンズ25のレンズ面25aで屈折される。すなわち、マ
イクロレンズ25に入射した光は、出射面22bとレンズ面25aで拡散(均一化)され
て、反射面22rの反射等によって形成された輝点や輝線、ムラ等を拡散させる。そして
、均一化された光は、その最大強度の方向が、後述するプリズムシート26に対して最適
な方向に導かれる。
図2に示すように、マイクロレンズ25の上側には、プリズムシート26が配設されて
いる。プリズムシート26は、X矢印方向に沿ってアレイ状に配列された微小なリニアプ
リズムを有する第1プリズムシート26aと、Y矢印方向に沿ってアレイ状に配列された
微小なリニアプリズムを有する第2プリズムシート26bを重ね合わせたシートである。
このプリズムシート26は、第1プリズムシート26a及び第2プリズムシート26bに
よる屈折によって、マイクロレンズ25からの光の最大強度の方向を、Z矢印方向に導く
ようになっている。
そして、マイクロレンズ25からの光がプリズムシート26に出射されると、プリズム
シート26に入射した光は、プリズムシート26による屈折によって、その最大強度の方
向をZ矢印方向にした照明光Lとして、液晶パネル2を照明する。
この際、液晶パネル2を照明する照明光Lは、出射面22bに堆積した下地層24と、
下地層24のレンズ形成面24aに形成したマイクロレンズ25による拡散分だけ、その
輝度の均一性を向上している。さらに、液晶パネル2を照明する照明光Lは、マイクロレ
ンズ25からの光をプリズムシート26に対して最適な方向に導いている分だけ、その輝
度を向上するようになる。これによって、バックライト3は、その照明光Lの輝度と均一
性を向上して、液晶表示装置1の表示画質を向上している。
次に、上記する導光板22の製造方法について説明する。図4〜図7は、導光板22の
製造方法を説明する説明図である。
まず、導光板22の出射面22bに、液滴D1を吐出して、その液滴D1からなる液状
膜24Lを硬化させて下地層24を形成する下地層形成工程を行う。まず、液滴D1を吐
出するための液滴吐出装置30の構成について説明する。
図4に示すように、液滴吐出装置30には、基板ステージ31が備えられている。基板
ステージ31は、その上面(載置面31a)の所定の位置に、前記出射面22bを上側に
した導光板22を載置固定するようになっている。その基板ステージ31には、ステージ
駆動機構32が連結されている。ステージ駆動機構32は、例えばX軸方向に延びるネジ
軸と、そのネジ軸と螺合するボールナットを備えたネジ式直動機構であって、制御装置3
3に駆動制御されて、基板ステージ31(導光板22)をX矢印方向及び反X矢印方向に
搬送するようになっている。
そして、ステージ駆動機構32が、制御装置33からの駆動信号を受けると、基板ステ
ージ31は、導光板22の出射面22bを反X矢印方向に搬送移動して、その出射面22
bを、後述する吐出ノズルNの直下に順次通過させるようになっている。
出射面22bの上側には、液滴吐出ヘッド(以下単に、吐出ヘッドという。)34が配
置される。吐出ヘッド34には、その下側にノズルプレート35が備えられて、ノズルプ
レート35の下面(ノズル形成面35a)には、Z矢印方向に貫通形成された多数の吐出
ノズル(以下単に、ノズルという。)Nが、Y矢印方向(図4において紙面に垂直方向)
に沿って配列されている。
本実施形態では、出射面22b上であって各ノズルNと相対する位置を、着弾位置Pn
という。
各ノズルNのZ矢印方向には、それぞれ図示しない液状体タンクに連通するキャビティ
36が形成されて、液状体タンクの導出する下地層形成材料F1が導入されるようになっ
ている。そして、キャビティ36は、導入された下地層形成材料F1を、それぞれ対応す
るノズルNに供給するようになっている。
キャビティ36のZ矢印方向には、Z矢印方向及び反Z矢印方向に振動可能に貼り付け
られた振動板37が備えられて、キャビティ36内の容積を拡大・縮小可能にしている。
振動板37のZ矢印方向には、各ノズルNに対応する圧電素子PZが配設されている。圧
電素子PZは、制御装置33からの駆動信号を受けて収縮・伸張し、前記振動板37をZ
矢印方向及び反Z矢印方向に振動させて、キャビティ36内を加圧・減圧するようになっ
ている。
本実施形態の下地層形成材料F1は、フッ素系の透明樹脂材料であるが、これに限らず
、硬化した状態で、導光板22と異なる屈折率を有する材料であればよい。
フッ素系の透明樹脂材料としては、例えばフッ化ビニリデン単位を主成分とする重合体
(フッ化ビニリデン重合体)を利用することができ、フッ化ビニリデン単位を50質量%
以上含む重合体であって、フッ化ビニリデン単位を100質量%で含むフッ化ビニリデン
単独重合体であってもよいし、フッ化ビニリデンと共重合し得る単量体との共重合体であ
ってもよい。
フッ化ビニリデンと共重合し得る単量体としては、例えばトリフロロエチレン、テトラ
フロロエチレン、ヘキサフロロエチレン、ヘキサフロロイソブテン、ヘキサフロロプロピ
レン、パーフロロアルキルビニルエーテル、クロロトリフロロエチレン、エチレンなどが
挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
また、重合体としては、主鎖に脂肪族環構造を有する非晶質パーフルオロ重合体が好適
である。非晶質パーフルオロ重合体の具体例としては、CF=CFO(CFCF
=CF(n=1〜3)の環化重合体、パーフルオロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キソール)、パーフルオロ−1,3−ジオキソールの単独重合体を挙げることができる。
これらのモノマーの複数を用いた共重合体も好適である。また、これらのモノマーをテト
ラフルオロエチレンなどのモノマーとの共重合体も用いることができる。
また、主鎖に脂肪族環構造を有していなくても、結晶化度が小さければ(=副屈折が小
さい)使用することができる。例えば、テトラフルオロエチレンとポリフルオロアルキル
ビニルエーテルとの共重合体であって、ビニルエーテル含有量を増やして結晶化度を小さ
くした重合体が挙げられる。
このうち、ポリフルオロアルキルビニルエーテルには、パーフルオロプロピルビニルエ
ーテルなどのパーフルオロアルキルビニルエーテルやパーフルオロ(3,6−ジオキサ−
5−メチル−1−ノネン)などのパーフルオロオキシアルキルビニルエーテル、メチルパ
ーフルオロ(4−ビニロキシ−ブタノエート)、メチルパーフルオロ(4,7−ジオキサ
−5−メチル−8−ノネノエート)などのエステル含有ビニルエーテル、パーフルオロ(
3,6−ジオキサ−4−メチル−7−ヘプテニルスルホニルフルオリド)などのフルオロ
スルホニル基含有ビニルエーテル、パーフルオロ(4,7−ジオキサ−5−メチル−8−
ノネノニトリル)などのシアノ基含有ビニルエーテルを例示することができる。また、テ
トラフルオロエチレンの代わりにフッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレン、トリ
フルオロエチレンなどを用いることができる。
そして、吐出ヘッド34が制御装置33からの駆動信号を受けると、対応するキャビテ
ィ36が減圧・加圧されて、対応するノズルN内の下地層形成材料F1の界面(メニスカ
スM)がZ矢印方向及び反Z矢印方向に振動する。そして、下地層形成材料F1のメニス
カスMが振動することによって、圧電素子PZの伸張幅に相対する所定容量の下地層形成
材料F1が、対応するノズルNから、液滴D1として吐出され、対応するノズルNの反Z
矢印方向に沿って飛行して、出射面22b上の着弾位置Pnに着弾する。出射面22bに
着弾した液滴D1は、隣接する液滴D1と合一して、下地層形成材料F1からなる液状膜
24Lを形成する。
このとき、基板ステージ31に載置される導光板22は、その厚みが十分厚いために、
位置ズレや機械的変形(歪みや撓み等)を来たすことなく、基板ステージ31に対する相
対位置を維持する。従って、導光板22の出射面22bには、出射面22bの全面にわた
って膜厚を均一にした液状膜24Lが形成される。
出射面22bに液状膜24Lを形成すると、導光板22を、液滴吐出装置30から搬出
して、液状膜24L(フッ素系透明樹脂材料)を常温硬化、あるいは加熱硬化させる。そ
して、図5に示すように、出射面22bの全面に、均一な膜厚を有した下地層24を形成
する。
上記する下地層形成工程を終了すると、前記下地層24のレンズ形成面24aに、レン
ズ形成材料F2の液滴Dを吐出してマイクロレンズ25を形成するレンズ形成工程を行う
まず、図6に示すように、前記液滴吐出装置30のキャビティ36にレンズ形成材料F
2を導入して、基板ステージ31に、下地層24(目標吐出位置Pa)を上側にした導光
板22を載置する。
本実施形態のレンズ形成材料F2は、有機溶剤を含まない無溶媒材料であって、例えば
紫外線硬化性アクリル系樹脂や紫外線硬化性エポキシ樹脂等の紫外線硬化性樹脂である。
詳述すると、紫外線硬化性樹脂は、プレポリマー、オリゴマー及びモノマーの中で少なく
とも1種類と、光重合開始剤を含んだものである。
そのプレポリマー又はオリゴマーには、例えばエポキシアクリレート類、ウレタンアク
リレート類、ポリエステルアクリレート類、ポリエーテルアクリレート類、スピロアセタ
ール系アクリレート類等のアクリレート類や、エポキシメタクリレート類、ウレタンメタ
クリレート類、ポリエステルメタクリレート類、ポリエーテルメタクリレート類等のメタ
クリレート類等を利用することができる。
また、モノマーには、例えば2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、N−ビニル−2−ピロリドン、カルビトールアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、イソボニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、1,3−ブ
タンジオールアクリレート等の単官能基モノマーや、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールメタクリレート、ネオペンチグリコールアクリレート
、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
等の多官能性モノマーを利用することができる。
また、光重合開始剤には、例えば2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等
のアセトフェノン類、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イソプロピル−α−ヒド
ロキシイソブチルフェノン等のブチルフェノン類、p−tert−ブチルジクロロアセト
フェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、α,α−ジクロル−4−フ
ェノキシアセトフェノン等のハロゲン化アセトフェノン類、ベンゾフェノン、N,N−テ
トラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンジ
ルジメチルケタール等のベンジル類、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル等のベン
ゾイン類、1−フェニルー1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オ
キシム等のオキシム類、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のキサ
ントン類、ミヒラーケトン類のラジカル発生化合物等を利用することができる。
そして、基板ステージ31及び吐出ヘッド34を駆動すると、レンズ形成材料F2のメ
ニスカスMの振動によって、所定容量のレンズ形成材料F2が、対応するノズルNから、
液滴D(第2の液滴)として吐出されて、対応するノズルNの反Z矢印方向に沿って飛行
し、前記着弾位置Pnに着弾する。
このとき、基板ステージ31に載置される導光板22は、その厚みが十分厚いために、
位置ズレや機械的変形(歪みや撓み等)を来たすことなく、基板ステージ31に対する相
対位置を維持する。従って、下地層24のレンズ形成面24aは、予め設定された各目標
吐出位置Paを、基板ステージ31の搬送移動によって、位置ズレ等を来たすことなく、
順次前記着弾位置Pnに配置させる。着弾位置Pnに配置される各目標吐出位置Paには
、それぞれ吐出ヘッド34から吐出された所定容量のレンズ形成材料F2が、液滴Dとし
て着弾する。そして、各目標吐出位置Paに着弾した液滴Dは、前記下地層24の撥液性
によって撥液されて、所定の形状(本実施形態では半球面状)を呈するようになる。
各目標吐出位置Paに液滴Dを吐出すると、導光板22を、液滴吐出装置30から搬出
して、図7に示すように、レンズ形成面24aの略全面に紫外線Luを照射する。すなわ
ち、各目標吐出位置Paの液滴Dに紫外線Luを照射し、液滴Dを硬化してレンズ形成面
24aに固着させる。これによって、下地層24(レンズ形成面24a)の各目標吐出位
置Paに、外径が前記レンズ径Waであって、隣り合うマイクロレンズ25との間の距離
が離間距離Wbとなる半球面状のマイクロレンズ25を形成する。
そして、出射面22bから出射する光を拡散可能にした下地層24及びマイクロレンズ
25を、導光板22の出射面22bに形成することができる。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、導光板22の出射面22bに、出射面22bから入射し
た光を屈折して拡散する下地層24を形成し、その下地層24のレンズ形成面24aに、
マイクロレンズ25を形成するようにした。従って、導光板22の出射面22bに、直接
、マイクロレンズ25を形成する場合に比べて、下地層24を介在させる分だけ、出射面
22bからの光を拡散する拡散効率を向上することができ、導光板22から出射する光の
輝度と、その均一性を向上することができる。
その結果、出射面22bから出射した光を拡散するための拡散シートを、別途導光板2
2の液晶パネル2側に配設することなく、バックライト3を構成することができる。その
ため、バックライト3の部品点数や製造工程、製造コストを削減することができ、バック
ライト3の生産性、ひいては液晶表示装置1の生産性を向上することができる。
(2)上記実施形態によれば、導光板22の出射面22bに、下地層形成材料F1の液
滴D1を吐出して液状膜24Lを形成し、その液状膜24Lを常温硬化する、あるいは加
熱硬化することによって、下地層24を形成するようにした。
その結果、導光板22と異なる屈折率を有したシート等によって拡散効率を向上させる
場合に比べて、バックライト3を製造するための部材点数を削減することができ、バック
ライト3を組み立てる組立工程数を削減することができる。
(3)上記実施形態によれば、下地層24のレンズ形成面24aに、レンズ形成材料F
2の液滴Dを吐出し、吐出した液滴Dに紫外線を照射して、マイクロレンズ25を形成す
るようにした。
その結果、フォトリソグラフィ法等による表面加工や射出成形等によって導光板22(
マイクロレンズ25)を製造する場合に比べて、マスクやレプリカ等を形成する製造工程
や製造コストを削減することができる。しかも、紫外線照射によって液滴Dを硬化させる
ため、液滴Dに加熱処理や減圧処理を施してマイクロレンズ25を形成する場合に比べて
、導光板22の熱的変形や機械的変形を回避することができる。
従って、出射面22bから入射した光を拡散可能にした導光板22を、より簡便な方法
で製造することができ、その生産性を向上することができる。
(4)しかも、液滴D1,Dの着弾位置の位置ズレ等を来たすことなく、均一な膜厚の
下地層24を形成することができ、所定の形状のマイクロレンズ25を、予め定めた目標
吐出位置Paに形成することができる。その結果、出射面22bから出射する光の拡散効
率を、確実に向上することができる。
(5)上記実施形態によれば、レンズ形成材料F2からなる液滴Dを撥液するフッ素系
透明樹脂材料によって下地層24を形成するようにした。従って、吐出した液滴Dの濡れ
広がりを制御することができ、所定の形状のマイクロレンズ25を、確実に形成すること
ができる。
(6)上記実施形態によれば、マイクロレンズ25を、導光板22と異なる屈折を有し
た材料で形成するようにした。従って、導光板22の拡散効率を、さらに向上させること
ができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、下地層24を出射面22b上に一層だけ堆積させる構成にしたが
、これに限らず、例えば互いに異なる屈折率を有した下地層24を、2層以上に重ねて積
層する構成にしてもよい。
○上記実施形態では、下地層24をインクジェット法で形成する構成にしたが、これに
限らずスピンコート法やディスペンサ法によって形成してもよい。
○上記実施形態では、マイクロレンズ25を半球面状の凸レンズとして具体化した。こ
れに限らず、例えばマイクロレンズ25を凹レンズやレンチキュラーレンズとして具体化
してもよく、導光板22の出射面22bからの光を出射して拡散するレンズであればよい
○上記実施形態では、出射面22bの全体に、均一な形状のマイクロレンズ25を、最
密に形成するように構成した。これに限らず、例えば導光板22から出射される光の輝度
の高い領域にマイクロレンズ25を最密に形成し、輝度の低い領域に、少数のマイクロレ
ンズ25を形成するようにしてもよい。すなわち、マイクロレンズ25の数量分布や形状
等は、導光板22の出射する光の輝度の均一性を向上するものであればよい。
○上記実施形態では、液滴Dを撥液するフッ素系透明樹脂材料によって下地層24を形
成する構成にした。これに限らず、例えば下地層24を透明樹脂材料によって形成し、そ
の下地層24のレンズ形成面24aに、フッ素系のプラズマ処理等を施して、液滴Dを撥
液する撥液性を付与する構成にしてもよい。
○上記実施形態では、レンズ形成材料F2を紫外線硬化性樹脂によって構成したが、こ
れに限らず、例えばポリアミック酸、ポリアミック酸の長鎖アルキルエステル等のポリイ
ミド前駆体であってもよい。尚、この際、出射面22bに吐出した液滴Dは、加熱キュア
処理によるイミド化反応によって、ポリイミド樹脂として硬化させるのが好ましい。
○上記実施形態では、マイクロレンズ25の液晶パネル2側にプリズムシート26を配
設して、導光板22からの光を、液晶パネル2側に揃えて、液晶パネル2を照明する照明
光Lの輝度を向上する構成にした。これに限らず、例えば導光板22(下地層24及びマ
イクロレンズ25)によって十分な輝度が得られる場合には、プリズムシート26を省略
する構成であってもよい。これによれば、バックライト3の部品点数を、さらに削減する
ことができ、バックライト3の生産性、ひいては液晶表示装置1の生産性を、さらに向上
することができる。
○上記実施形態では、圧電素子PZの伸縮動によって液滴D1,Dを吐出する構成にし
た。これに限らず、例えばキャビティ36内に抵抗加熱素子を設け、その加熱による気泡
生成によって液滴D1,Dを吐出する構成であってもよい。
○上記実施形態では、光学基板をエッジライト型バックライトの導光板22として具体
化した。これに限らず、例えば直下型バックライトの拡散板として具体化してもよい。
本実施形態の液晶表示装置の概略斜視図。 同じく、液晶表示装置の概略断面図。 同じく、マイクロレンズを説明する平面図。 同じく、導光板の製造工程を説明する説明図。 同じく、導光板の製造工程を説明する説明図。 同じく、導光板の製造工程を説明する説明図。 同じく、導光板の製造工程を説明する説明図。
符号の説明
1…電気光学装置としての液晶表示装置、3…面状照明装置としてのバックライト、2
1…光源、22…光学基板としての導光板、22a…入射面、22b…出射面、22r…
反射面、24…下地層、24a…レンズ形成面、25…マイクロレンズ、D,D1…液滴
、F1…下地層形成材料、F2…レンズ形成材料、Lu…紫外線。

Claims (9)

  1. 基板の入射面から前記基板内に入射した光を、前記基板の出射面から出射して拡散する光
    学基板において、
    前記基板の屈折率と異なる屈折率を有して前記基板の前記出射面に堆積され、前記出射
    面から出射する光を前記出射面で屈折させて導入し、前記導入した光を前記出射面と相対
    向するレンズ形成面から出射する下地層と、
    前記レンズ形成面から突出するレンズ面を有して、前記下地層から入射する光を前記レ
    ンズ面から出射して拡散するマイクロレンズと、
    を備えたことを特徴とする光学基板。
  2. 請求項1に記載の光学基板において、
    前記マイクロレンズは、前記下地層と異なる屈折率を有したことを特徴とする光学基板
  3. 請求項1又は2に記載の光学基板において、
    前記基板は、前記入射面から入射する光を、前記出射面と、前記出射面と相対向する前
    記基板の反射面で反射して、前記出射面に導く導光板であることを特徴とする光学基板。
  4. 基板の入射面から入射した光を、前記基板の出射面から出射して拡散する光学基板の製造
    方法において、
    前記基板の前記出射面に下地層形成材料を含む第1の液滴を吐出し、前記出射面に着弾
    した前記第1の液滴を硬化することによって、前記出射面の出射する光を前記出射面で屈
    折して導入し、前記導入した光を前記出射面と相対向するレンズ形成面から出射する下地
    層を形成する下地層形成工程と、
    前記下地層の前記レンズ形成面にレンズ形成材料を含む第2の液滴を吐出し、前記レン
    ズ形成面に着弾した前記第2の液滴を硬化することによって、前記下地層から入射する光
    を出射して拡散するマイクロレンズを形成するレンズ形成工程と、
    を備えたことを特徴とする光学基板の製造方法。
  5. 請求項4に記載の光学基板の製造方法において、
    前記下地層は、前記第2の液滴を撥液する撥液性を備えたことを特徴とする光学基板の
    製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載の光学基板の製造方法において、
    前記レンズ形成面に着弾した前記第2の液滴に紫外線を照射して前記第2の液滴を硬化
    するようにしたことを特徴とする光学基板の製造方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1つに記載の光学基板の製造方法において、
    前記基板は、前記入射面から入射する光を、前記出射面に導く導光板であることを特徴
    とする光学基板。
  8. 光源と、前記光源から入射面に導入された光を出射面から出射する光学基板とを備えた面
    状照明装置において、
    前記光学基板は、請求項4〜7のいずれか1つに記載の光学基板であることを特徴とす
    る面状照明装置。
  9. 面状照明装置からの光を変調して出射する電気光学装置において、
    前記面状照明装置は、請求項8に記載の面状照明装置であることを特徴とする電気光学
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016058325A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置

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