JP2006349639A - 差量法形赤外線ガス分析装置とその校正方法 - Google Patents

差量法形赤外線ガス分析装置とその校正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
酸化炉の酸化効率を精度よく校正する。
【解決手段】
試料ガスライン1に酸化炉5をバイパスするバイパスガスライン2を切り替え可能に設け、CO2センサ9aに特定の揮発性有機炭素ガスを検出する第2のガスセンサ9bを設け、比較ガスライン3に第2のガスセンサ9bが感度をもたないゼロガスを切り替えて供給できるようにする。酸化炉5の校正を行なうときは、比較ガスライン3にゼロガスを供給し、試料ガスライン1に校正ガスを供給し、酸化炉5を経たときとバイパスガスライン2を経たときとの検出出力から酸化効率を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス分子固有の赤外線吸収効果を利用して、ガス又は蒸気中にある揮発性有機炭素(VOC)濃度を測定する赤外線ガス分析計に関する。特に、化学工場や製鉄所のガス濃度に関するプロセスモニター、ボイラーや酸化炉の燃焼ガス分析、大気汚染の監視又は自動車排ガス測定などに使用される赤外線ガス分析装置に関するものである。
VOCとは、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、2−プロパノール、ジクロロメタン、クロロベンゼンなどの揮発性有機炭素であって、大気中に排出され、又は飛散したときに気体である有機化合物をいう。
サンプルガス中の全揮発性有機炭素(TVOC)測定として、VOCを酸化炉で酸化させてCO2に変換した後、CO2計で測定する方法がある。このとき、酸化前のサンプルガス中にもともとCO2が存在する場合は、差量法の赤外線ガス分析計を使用して測定する。
差量法とは、酸化させないサンプルガスを比較ガス、酸化させたサンプルガスを試料ガスとした場合、比較ガスと試料ガスを透過した赤外線の吸光量の差を測定することで、比較ガス中のCO2濃度と試料ガス中のCO2濃度の差を測定するものである(特許文献1参照。)。
TVOC測定では、VOCを含有するサンプルガスを用い、比較ガスと試料ガスとのCO2濃度の差、すなわち酸化によって増加したCO2濃度を測定する。測定したCO2濃度はTVOCの酸化によって発生したものであるので、TVOC濃度と等しくなる。
このTVOC測定はサンプルガスを酸化させることでTVOC濃度を求めるものであるから、TVOC測定精度は酸化炉での酸化効率に影響される。
このため、通常、標準物質として取り扱いやすい既知濃度のプロパンをサンプルガスとして用い、VOC計全体として校正することで、酸化炉の酸化効率誤差を小さくしていた。
しかし、プロパンとプロパン以外のVOC成分との酸化効率の違いは誤差として残るため、予めVOC成分個々の酸化効率を測定し、プロパンの酸化効率と違いがないことを確認する必要があった。これらVOC成分個々の酸化効率の測定は、既知濃度のVOC成分を個々に酸化炉に導入し、発生したCO2濃度を測定することで行っていた。
特開2004−233308号公報
既知濃度のVOC成分をサンプルガス入口より導入してVOC計を校正することで、酸化炉の酸化効率の誤差をキャンセルしてTVOC測定を行うことができるが、酸化効率が酸化触媒の被毒などで低下した場合、酸化効率がガス流量に敏感になったり変動しやすくなったりして、VOC測定が不安定になる場合があるため、ある程度以上の酸化効率が必要となる。
また、既知濃度のVOC成分を酸化炉に導入し、発生するCO2濃度を測定することで酸化炉の酸化効率を求める場合、用いる標準VOCの値付け濃度の誤差が酸化効率測定の精度に大きく影響する問題点がある。
例えば、標準プロパンガス濃度が真値より2%高い誤差で値付けられている場合、仮に酸化効率が100%であっても、発生するCO2濃度は値付けられたプロパン濃度より2%低くなり、酸化効率は98%と計算されることになる。
上記の酸化効率の校正はCO2センサに誤差がないことを前提にしているが、CO2センサの校正に使用する標準CO2ガスにも値付け誤差があるため、測定されたCO2濃度も誤差を持つことになり、酸化効率の測定誤差は更に悪くなる。
本発明は、酸化効率を精度よく測定することができる校正方法とそのような機能を備えた差量法形赤外線ガス分析装置を提供することを目的とする。
本発明の校正方法は、サンプルガスをCO2センサに導くガスラインとして、酸化炉を備えた試料ガスラインと酸化炉を備えない比較ガスラインとを備え、CO2ガスセンサにより両ガスライン中のCO2濃度差を求めてサンプルガス中の全揮発性有機炭素濃度を測定する差量法形赤外線ガス分析装置で酸化炉の酸化効率を求めるものであり、特定の揮発性有機炭素ガスを検出する検出器を用いて、上記揮発性有機炭素ガスを校正ガスとして酸化炉に通して検出器により検出した結果と、校正ガスを酸化炉を通さないで検出器で検出した結果とに基づいて、酸化炉の酸化効率を求める。
ここでゼロガスとは、有機炭素を全く含んでいない窒素などのガスである。
本発明の差量法形赤外線ガス分析装置は、サンプルガスをCO2センサに導くガスラインとして、酸化炉を備えた試料ガスラインと酸化炉を備えない比較ガスラインとを備え、CO2ガスセンサにより両ガスライン中のCO2濃度差を求めてサンプルガス中の全揮発性有機炭素濃度を測定する。すなわち、試料ガスラインに設けられ、酸化炉を切り替え可能にバイパスするバイパスガスラインと、CO2センサにさらに設けられ、特定の揮発性有機炭素ガスを検出する第2のガスセンサと、比較ガスラインに第2のガスセンサが感度をもたないゼロガスを切り替えて供給できるゼロガス供給部と、試料ガスラインに校正ガスとして特定の揮発性有機炭素ガスを流し、比較ガスラインにゼロガスを流したとき、酸化炉を経たときとバイパスガスラインを経たときの第2のガスセンサの検出出力に基づいて酸化炉の酸化効率を求める校正部とを備えている。
本発明の校正方法及び差量法形赤外線ガス分析装置で使用する校正ガスとしては、高純度の標準ガスの入手が容易なプロパンを用いることが好ましい。
本発明の差量法形赤外線ガス分析装置とその校正方法では、酸化炉で酸化されてCO2に変換されたVOCが減少するため、酸化炉での未燃VOC濃度と、酸化炉を通さないVOC濃度を第2のガスセンサで検出することにより、酸化効率を求めることができる。ここで、導入する標準VOCは値付け濃度誤差を含んでいるが、酸化炉を通さない標準VOC濃度も第2のガスセンサで検出するので、酸化炉を通した場合のVOC濃度の低下割合を正確に測定できるため、精度よく酸化効率を求めることができる。
以下に図面を参照して、本発明の差量法形赤外線ガス分析装置及びその校正方法の一実施例を説明する。図1は差量法形赤外線ガス分析装置の一実施例を示す流路図である。図2は同実施例の動作を示すタイミング図である。
この差量法形赤外線ガス分析装置には、上流側から、並列に配置される試料ガスライン1及び比較ガスライン3と、両ガスライン1,3の開閉を周期的に切り替えることができる三方弁SV4と、三方弁SV4を介してガスが導入される検出セル7と、検出セル7中のガス分析を行う検出器9aとが備えられている。
試料ガスライン1には、上流側から順に、VOCを酸化するための酸化炉5と、酸化後のVOCを除湿するためのペルチェ素子を利用した電子クーラ19−1と、ダスト除去のためのフィルタ21−1と、ガス流量を調整するニードル弁23−1と、ガスを吸引するためのポンプ25−1とが備えられている。
また比較ガスライン3には、上流側から順に、電子クーラ19−3と、フィルタ21−3と、ニードル弁23−3と、ポンプ25−3とが備えられている。
検出セル7はガス導入口31とガス排出口33を備えており、ガス導入口31を介して三方弁SV4が検出セル7に接続されている。検出セル7の一端には赤外光を発する光源35が備えられ、他端には検出セル7を透過した赤外光を検出するCO2センサ9aが備えられている。
CO2センサ9aにはCO2が密閉充填されており、CaF2等の赤外線透過窓を介して赤外光が充填ガスに照射される。CO2充填ガスは赤外線の内、CO2の赤外線吸収波長(4.25μm)のみを吸収し、圧力に変換される。
この圧力は、光源35と検出セル7の一端部の間に赤外光をチョッピングするために設けられているセクタ37によって断続に変化し、その変化の大きさは、赤外線のCO2吸収波長の強度に比例する。センサ9a内には圧力変化をセンシングするコンデンサマイクロホンや、圧力によって発生するフローを検知する熱線式のフローセンサが設置されており、圧力変化を電気信号として取り出すことが出来る。
このように、CO2センサ9aには一般にニューマティック検出器と呼ばれるものを用いることができる。
本発明の差量法形赤外線ガス分析装置は、校正ガス及びゼロガスを用いて酸化炉5の酸化効率を校正する機能を備えたものである。
そのため、(1)試料ガスライン1及び比較ガスライン3の上流には、サンプルガス導入部からのサンプルガスと校正ガス貯蔵容器17からの校正ガスを切り替えてガスライン1又は3に導入するための三方弁SV1、(2)試料ガスライン1中の酸化炉5の上流には、試料ガスライン1を酸化炉5に並列に設けられたバイパスガスライン2に切り替え可能に接続するための三方弁SV2、(3)比較ガスライン3中の電子クーラ19−3の上流には、ゼロガス貯蔵容器27から比較ガスライン3にゼロガスを切り替え可能に導入するための三方弁SV3(ゼロガス供給部)、(4)CO2センサ9aの光学的後段には、校正ガス用センサとしての第2のガスセンサ9b、及び(5)両センサ9a,9bには校正ガスの酸化効率を求める校正部41を、さらに備えている。
ここでの三方弁SV1〜4としては、例えば電磁弁などを用いることができる。
校正ガスにプロパンを用いる場合、第2のガスセンサ9bはプロパン濃度計とする。プロパンは4.25μmに赤外線吸収波長を有しているCO2と異なり、約3μm付近に赤外線吸収をもっている。そのため、3μmの波長のみを透過する多層膜フィルタを前置した赤外線センサ(例えば、焦電センサやパイロセンサ等)やプロパンを充填したニューマティックセンサをCO2センサ9aの光学的後段に配置し、CO2センサ9aを透過した赤外光の3μmの波長、すなわちプロパンの赤外線吸収波長の強度を測定することでプロパン濃度計を形成する。
次に、酸化炉5の酸化効率校正を含むガス分析方法を、図1に示す差量法形赤外線ガス分析装置と図2に示す三方弁SV1〜4のタイミング図を参照しながら説明する。
サンプルガスとしては、例えば自動車排気ガスを用いる。校正ガスには標準物質として取り扱いやすいプロパン(エアバランスで1000ppm)を用いる。また有機炭素を含んでいないゼロガスにはN2を用いる。三方弁SV4は20秒周期で切り替えられる。
通常測定時には、三方弁SV1〜3はいずれも「O(常開側)」に設定される。CO2センサ9aは試料ガスと比較ガスの赤外線の吸光量を検出し、両ガス中のCO2濃度の差からサンプルガス中のVOC濃度を求める。
校正時には、三方弁SV1,3は「C(常閉側)」に、三方弁SV2は「O(常開側)」と「C(常閉側)」の間で切り替えられ、(1)酸化炉を通過しないプロパンの測定と、(2)酸化炉を通過したプロパンの測定を続けて行う。以下では、サンプルガスの測定終了後の(1)の測定から説明する。
(1)の測定で三方弁SV1〜3を「C」に切り替えると、試料ガスライン1はバイパスガスライン2につながれ、比較ガスライン3にはゼロガス貯蔵容器27がつながれる。
比較ガスライン3には三方弁SV3を介してN2が供給され、バイパスガスライン2には校正ガス貯蔵容器17から三方弁SV1,2を介してプロパンが供給される。
プロパンは酸化炉5を通らないため酸化されることなく、ポンプ25−1の吸引により電子クーラ19−1、フィルタ21−1、ニードル弁23−1及び三方弁SV4を介して検出セル7に導入される。
ゼロガスのN2は酸化されることなく電子クーラ19−3、フィルタ21−3、ニードル弁23−3及び三方弁SV4を介して検出セル7に導入される。プロパンとN2の流量は、それぞれニードル弁23−1,23−3で調整されている。
測定はCO2センサ9a及び第2のガスセンサ9bを用いて行う。
CO2センサ9aは検出セル7を通過するガス中のCO2濃度を測定し、第2のガスセンサ9bはプロパン濃度を測定する。(1)の測定では校正ガスのプロパンが全く酸化されていない状態を模擬しており、このときの両ガスセンサ9a,9bの検出値を校正部41に保存する。
(2)の測定で三方弁SV2のみを「O」に切り替え、三方弁SV1,3は「C」に維持すると、試料ガスライン1のバイパスガスライン2への弁が閉じられる。
試料ガスライン1には校正ガスのプロパンが流され、プロパンは酸化炉5を通過することによりCO2に変換される。また比較ガスライン3にはN2がそのまま供給される。
試料ガスライン中のCO2濃度は、プロパンが酸化炉5で酸化することにより増加したCO2の分だけ高くなる。一方、試料ガスライン中のプロパン濃度は、酸化したプロパンの分だけ濃度が低くなる。
CO2センサ9aは増加したCO2濃度を測定して校正部41に保存し、第2のガスセンサ9bは減少したプロパン濃度を測定して校正部41に保存する。
酸化炉5での酸化効率は、(1)の酸化炉を通過しないプロパンの測定結果と(2)の酸化炉5を通過したプロパンの測定結果を比較することにより求める。
すなわち、酸化炉5で減少したプロパン濃度は、酸化炉5での酸化でCO2に変換されるため、酸化炉5での未燃プロパン濃度と酸化炉5を通さないプロパン濃度を測定することで酸化効率を求めることができる。
例えば、標準プロパンガス濃度が真値より2%高い誤差で値付けられている場合、従来は酸化効率が100%であっても発生するCO2濃度は値付けられたプロパン濃度より2%低くなり、酸化効率は98%と計算されることから酸化効率が正確に測定できなかった。本発明では、酸化効率が100%の場合、プロパンは酸化炉5で完全にCO2に変換されるため、試料ガスライン1中のプロパン濃度はゼロとなり、酸化炉5での酸化効率を精度よく求めることができる。
(3)で通常のサンプル測定に戻り、三方弁SV1及び3を「O」に切り替え、三方弁SV2は「C」を維持すると、試料ガスライン1及び比較ガスライン3には校正ガスに代わってサンプルガスが流され、試料ガスライン1のバイパスガスライン2への弁は閉じられる。
サンプルガスは、サンプルガス導入部から三方弁SV1を介して試料ガスライン1と比較ガスライン3を流れ、両ガスライン1,3から検出セル7に導入される。
このとき、セクタ37の回転によってチョッピングされた光源35からの赤外光は検出セル7に照射され、検出セル7を透過した赤外光はCO2センサ9aへ入射される。このCO2センサ9aによりCO2濃度を測定し、サンプルガス中のVOC濃度を求めることができる。
このように、校正時に(1)酸化炉を通過しないプロパンの測定と、(2)酸化炉を通過したプロパンの測定を実行する。
この方法は、プロパンの酸化炉5による低下割合を測定していることになるため、プロパン濃度の値付けの誤差程度では、その大きさにかかわらず同じ酸化効率を求めることができる。
上記の実施例はガス切換え(三方弁SV4)を用いた差量法形赤外線ガス分析装置を用いて説明したが、本発明は他の差量法形赤外線ガス分析装置にも適用することができる。
図3は比較流通セルを用いた差量法形赤外線ガス分析装置に適用した実施例の試料セル周辺を示した図である。試料ガスライン1、比較ガスライン3及びそれらの上流の構成は図1の実施例と同じであるが、三方弁SV4は設けられていない。試料セル7aはガス導入口31aとガス排出口33aを有し、試料ガスライン1からのガスがガス導入口31aから試料セル7a内に供給されガス排出口33aから排出される。比較流通セル7bはガス導入口31bとガス排出口33bを有し、比較ガスライン3からのガスがガス導入口31bから試料セル7b内に供給されガス排出口33bから排出される。CO2センサ9aと第2の赤外線センサ9bはそれぞれ、両セル7a,7bのための検出窓を備えている。
通常測定時には、三方弁SV1〜3はいずれも「O(常開側)」に設定される。CO2センサ9aは試料ガスと比較ガスの赤外線の吸光量を検出し、両ガス中のCO2濃度の差からサンプルガス中のVOC濃度を求める。
校正時には、三方弁SV1,3は「C(常閉側)」に、三方弁SV2は「O(常開側)」と「C(常閉側)」の間で切り替えられ、(1)試料ガスライン1からの校正ガスの測定と、(2)比較ガスライン3からのゼロガスの測定を行う。
上記の実施例では校正ガスとしてプロパンを用いた場合の酸化効率測定の例を説明したが、種々のVOCを校正ガスとして用いることもできる。
また両ガスライン1,3において、電子クーラ19、フィルタ21、ポンプ25及びニードル弁23などの接続順序等の関係は上記実施例に限定されるものではなく、請求項の範囲内で変更可能である。
ガス分子固有の赤外線吸収効果を利用して、ガス及び蒸気中にある有機体炭素や揮発性有機炭素など特定成分の濃度の酸化効率を求めることに利用することができる。
差量法形赤外線ガス分析装置の一実施例を示す流路図である。 同実施例の動作を示すタイミング図である。 差量法形赤外線ガス分析装置の他の実施例を示す流路図である。
符号の説明
SV1〜4 三方弁
1 試料ガスライン
2 バイパスガスライン
3 比較ガスライン
5 酸化炉
7 検出セル
9 検出器
9a CO2センサ
9b 第2の赤外線センサ
17 校正ガス貯蔵容器
19 電子クーラ
21 フィルタ
23 ニードル弁
25 ポンプ
27 ゼロガス貯蔵容器
31 ガス導入口
33 ガス排出口
35 光源
37 セクタ
39 コントローラ
41 校正部

Claims (3)

  1. サンプルガスをCO2センサに導くガスラインとして、酸化炉を備えた試料ガスラインと酸化炉を備えない比較ガスラインとを備え、前記CO2ガスセンサにより両ガスライン中のCO2濃度差を求めてサンプルガス中の全揮発性有機炭素濃度を測定する差量法形赤外線ガス分析装置で前記酸化炉の酸化効率を求める校正方法において、
    特定の揮発性有機炭素ガスを検出する検出器を用いて、前記揮発性有機炭素ガスを校正ガスとして前記酸化炉に通して前記検出器により検出した結果と、
    前記校正ガスを前記酸化炉を通さないで前記検出器で検出した結果と、
    に基づいて前記酸化炉の酸化効率を求める校正方法。
  2. 前記校正ガスとしてプロパンを用いる請求項1に記載の校正方法。
  3. サンプルガスをCO2センサに導くガスラインとして、酸化炉を備えた試料ガスラインと酸化炉を備えない比較ガスラインとを備え、前記CO2ガスセンサにより両ガスライン中のCO2濃度差を求めてサンプルガス中の全揮発性有機炭素濃度を測定する差量法形赤外線ガス分析装置において、
    前記試料ガスラインに設けられ、前記酸化炉を切り替え可能にバイパスするバイパスガスラインと、
    前記CO2センサにさらに設けられ、特定の揮発性有機炭素ガスを検出する第2のガスセンサと、
    前記比較ガスラインに前記第2のガスセンサが感度をもたないゼロガスを切り替えて供給できるゼロガス供給部と、
    前記試料ガスラインに校正ガスとして前記特定の揮発性有機炭素ガスを流し、前記比較ガスラインにゼロガスを流したとき、前記酸化炉を経たときと前記バイパスガスラインを経たときの前記第2のガスセンサの検出出力に基づいて前記酸化炉の酸化効率を求める校正部と、を備えた差量法形赤外線ガス分析装置。
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