JP2006348444A - 帽子 - Google Patents

Abstract

【課題】 クリップを帽子の内側に付け、そのクリップで地毛（髪の毛）を挟み押えることにより、頭と帽子が一体化するので風に吹き飛ばされることのない帽子を提供する。
【解決手段】 帽子の内側の任意位置に、わん曲して反転可能なベースフレームと、前記ベースフレームの一面側に当接可能に設けられ、前記ベースフレームとの間に地毛（髪の毛）を挟持する櫛歯部とを備えるクリップを複数個備えたことを特徴とする帽子。
【選択図】 図１

Description

本発明は、クリップを帽子の内側に付け、そのクリップで地毛（髪の毛）を挟み押えることにより、頭と帽子が一体化するので、風に吹き飛ばされることのない帽子に関するものである。

従来、帽子を飛ばされない方法として、帽子の両端にゴム紐を付けた物や、帽子のつばに布紐やチェーンを付け、飛ばされても身体から離れないで済む物などが知られている。

そのために、次のような問題点があった。
（イ）自動車や他の乗りものに乗った時、突然の風のため帽子を飛ばされて紛失したりすることがある。
（ロ）自転車に乗っている時、帽子が飛ばされそうになり慌てて手で帽子を押えたためバランスを崩し、危険な経験をすることがある。
（ハ）ゴム紐を帽子の両端からあごの下を通して、飛ばされないようにしているのを見かけることがあるが見た目に良くない。
（ニ）市販で帽子のつばに布紐やチェーンを付けてあるものがあるが、これは帽子が飛ばされても紛失したり身体から離れないというだけのものである。

帽子の内側の任意位置に、わん曲して反転可能なベースフレームと、ベースフレームの一面側に当接可能に設けられ、ベースフレームとの間に地毛（髪の毛）を挟持する櫛歯部とを備えるクリップを複数個備えたことを特徴とする帽子である。

本発明は、帽子が風によって飛ばされないという安心感があり、そのため常に両手が自由に使えるという便利性がある。
また、装着方法も簡単であり、クリップを使用しないで普段のようにかぶる時もクリップが薄く帽子になじむので何の違和感もない。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）弾性変形可能な１枚の薄板材で成形された基片（２）の両端部に２箇所の糸通し孔を形成した連結片（３）（３）がそれぞれ同方向に設けられ、該基片（２）に多数本の櫛歯体（５）を片待ち状となって連結片（３）（３）と同方向に形成し、連結片（３）（３）の先端部に基片（２）を反転可能にわん曲した状態で連結される帯板状の挟着体（４）を連結部（６）（６）でかしめ固定しクリップ本体（１）を構成する。
（ロ）クリップ本体（１）を頭部分（１１）の内側テープ部（９）の前部と左右部位に糸通し孔（７）に糸で縫いつける。
本発明は以上の構成よりなる。
これを使用するときは、帽子本体（８）を頭部に装着し、挟着体（４）に、わん曲したクリップ本体（１）の各櫛歯体（５）と挟着体（４）との間で自体の頭部の地毛（髪の毛）を挟着して帽子を頭部に固定する。

本発明の斜視図 本発明に使用されているクリップ本体が開いている時の斜視図 本発明に使用されているクリップ本体が閉じている時の斜視図

符号の説明

１ クリップ本体
２ 基片
３ 連結片
４ 挟着体
５ 櫛歯体
６ 連結部
７ 糸通し孔
８ 帽子本体
９ テープ部
１０ つば
１０ａ 前面
１０ｂ 後面
１０ｃ 右側面
１０ｄ 左側面
１１ 頭部分

Claims (1)

1. 帽子の内側の任意位置に、わん曲して反転可能なベースフレームと、前記ベースフレームの一面側に当接可能に設けられ、前記ベースフレームとの間に地毛を挟持する櫛歯部とを備えるクリップを複数個備えたことを特徴とする帽子。

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