JP2006347504A - オープンカー - Google Patents

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Noriyuki Nakamura
憲幸 中村
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Toyota Motor East Japan Inc
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Abstract

【課題】 オープンカーのルーフの開閉に連動して、ハイマウントストップランプの位置が切り替わる、オープンカーを提供する。
【解決手段】 室内の上方を開閉するようにボディに回動可能に取り付けたルーフ10を備え、室内の上方を開放させたオープン状態においてルーフが車両後部で略水平の外板面を構成するオープンカー1であって、ハイマウントストップランプ50をルーフ10に取り付けている。ルーフは、第1ルーフ部材と第2ルーフ部材と第3ルーフ部材とから構成し、オープン状態において第1ルーフ部材が外板面を構成し、ハイマウントストップランプを、第1ルーフ部材に取り付ける。ハイマウントストップランプの発光体の照射角度は照射角度調節手段により調節できる。
【選択図】 図1

Description

本発明はハイマウントストップランプを取り付けたオープンカーのルーフ構造に関し、特に、ルーフを使用するクローズ時とルーフを収容して室内(車室,キャビン)上方を開放したオープン時の何れの時にもルーフの天井に付けたランプをハイマウントストップランプとして活用できることを特徴としたオープンカーに関する。
近年の車両には、ブレーキランプと連動して点灯するハイマウントストップランプが装着されている。この種のハイマウントストップランプは、ブレーキランプの位置よりも高い位置に配置されているため、車両後方からの視認性が非常に高い。
例えば、ワンボックスタイプの車両であれば、ハイマウントストップランプは、ルーフの後端部やルーフ後端部に装着されたルーフスポイラーなどに取り付けられており、また、セダンタイプの車両であれば、ルーフの外板面(即ち表面)、トランクの後端部に装着されたリヤスポイラー、車体内部のリヤウィンドウの上部又は下部などに取り付けられていたりする。
一方、オープンカーでは、オープン時にルーフや幌が収納されてしまうので、ルーフなどにハイマウントストップランプを取り付けたとしてもクローズ時にランプの機能を果たすことができないことから、従来のオープンカー100におけるハイマウントストップランプ110の設置位置としては、図11(A)に示すクローズ時や図11(B)に示すオープン時でも、ランプ110が常に外部に現れる車両後端の上部、例えばトランクの背面の位置が選定されている。
また、幌を車体の凹部内に収納することができ、凹部の開口にカバー用ガーニッシュを配設したオープンカーにおいて、該ガーニッシュにハイマウントストップランプを配設した技術が、特許文献1に開示されている。
実公平08−001972号公報
しかしながら、図11に示すオープンカー100においては、ハイマウントストップランプ110の位置が、通常のブレーキランプ111との位置と近接した高さ位置に設定されてしまうので、ハイマウントストップランプ110の効果が半減してしまう。
また、オープンカー100においてもクローズ時にハイマウントストップランプ110がルーフ120に取り付けられていれば、視認性を高めることができるが、ルーフ120に取り付けたハイマウントストップランプをオープン時にも活用することができないことから、現在において、オープンカー100のルーフ120にハイマウントストップランプ110は取り付けられていない。
本発明は、このような事情を鑑みて創作されたものであり、オープンカーのルーフの開閉に連動して、ハイマウントストップランプの位置が切り替わるようにしたオープンカーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、室内の上方を開閉するようにボディに回動可能に取り付けたルーフを備え、上記室内の上方を開放させたオープン状態において上記ルーフが車両後部で略水平の外板面を構成するオープンカーであって、ハイマウントストップランプがこのルーフに取り付けられている。
本発明のオープンカーにおいては、好ましくは、前記ルーフが第1ルーフ部材と第2ルーフ部材と第3ルーフ部材とから構成され、クローズ状態において、第1、第2及び第3ルーフ部材が車両前後方向に連なって配置されて室内の上方を覆い、オープン状態において、第1ルーフ部材が外板面を構成し、ハイマウントストップランプが第1ルーフ部材に取り付けられている。
本発明のオープンカーにおいては、好ましくは、ハイマウントストップランプの発光体の照射角度を調節する照射角度調節手段が備えられる。
本発明のオープンカーにおいては、ハイマウントストップランプは、例えば、第1ルーフ部材に取り付けられ車両後方に向けて開設した開口を有する外ケースと、外ケースに収容される内ケースと、内ケースに支持された発光体と、外ケースの開口を閉塞するレンズと、を備え、内ケースの端部が外ケースに回転軸を介して連結されており、回転軸は外ケースに対して回転自在に支持されている。
さらに、本発明のオープンカーにおいては、前記照射角度調節手段は、第1ルーフ部材を貫通したボルトと、ボルトの室内側に取り付けたハンドルと、を備え、ハンドルを回転させると第1ルーフ部材から外側へのボルト突出量が変化することで、発光体の第1ルーフ部材の表面からの高さが変わって発光体の照射角度が変えられる。
このように、本発明のオープンカーによれば、室内の上方をルーフが覆ったクローズ状態からオープン状態に変わると、ハイマウントストップランプが、室内の上方を覆ったルーフの上面の位置から車両後部の外板面の上面の位置に移動する。
したがって、本発明によれば、ルーフのクローズ状態とオープン状態とに拘わらず、ルーフの第1ルーフ部材が常に外部に露呈しており、その露呈する部位にハイマウントストップランプ50が取り付けられている。
それゆえ、オープンカーのルーフのクローズ状態及びオープン状態の何れのときでも、ハイマウントストップランプを活用することができる。特に、ルーフのクローズ状態において、第1ルーフ部材の上面にハイマウントストップランプが配置された状態では、視認性が非常に高く有効である。
また、本発明においては、ルーフの開閉動作によってハイマウントストップランプの土台をなす第1ルーフ部材の傾斜角度が変わり、発光体の照射角度が変化したとしても、照射角度調節手段によって、例えば、室内側からハンドルを操作することで、発光体の照射角度を容易に調節することができる。このように発光体の照射角度を調節することができることから、ルーフのクローズ状態、オープン状態の何れのときでも、発光体の照射角度を最適な向きに設定することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態に係るオープンカー1を示す斜視図であり、それぞれ車両後部左側からの斜視図であって、図1が室内Rの上側をルーフ10が覆ったクローズ状態を示し、図2が室内Rが開放されたオープン状態を示している。なお、図中のFrは車両前方を、Upは車両上方を、Wは車幅方向を示し、Rは室内であり、G1及びG2はボディに昇降自在に支持された窓ガラスである。
本発明の実施形態に係るオープンカー1においては、図1及び図3に示すように、クローズ時に室内Rの上側に拡がるルーフ10が、第1ルーフ部材11と第2ルーフ部材12と第3ルーフ部材13の三部材で構成されている。これらの第1〜第3ルーフ部材11〜13は、クローズ時において、フロントガラスG3のフレームの上端部14から車両後部にわたって連なって配置され、室内Rの上方を覆う。具体的には、クローズ時に、第1ルーフ部材11がフロントガラスG3のフレームの上端部14から水平に車両後方に延出して車室前部を覆い、第2ルーフ部材12が第1ルーフ部材11の後端から車両後方に向けて延びて車室前部よりも後方の車室中間部を覆い、第3ルーフ部材13が第2ルーフ部材12の後端から延びて車室中間部よりもさらに後方の車室後部を覆う。なお、図3において、S1はフロントシート、S2はリヤシートを示す。
そして、このように室内Rの上側を覆うように第1〜第3ルーフ部材11〜13が展開したクローズ状態(図1)から室内Rの上側を開放させたオープン状態(図2)に変わるときに、ルーフ10が折り畳まれて、第2ルーフ部材12と第3ルーフ部材13とが車両後部の収納部としてのラゲッジルーム20に収容され、さらに、ラゲッジルーム20の開口を閉塞するように第1ルーフ部材11が第2ルーフ部材12の上側に移動する。
このようなルーフ10の開閉動作を可能にするために、本発明の実施形態に係るオープンカー1においては、ルーフ10の第1ルーフ部材11,第2ルーフ部材12,第3ルーフ部材13が移動可能にボディ、即ち車両の側壁を構成するボディ2に取り付けられている。なお、各第1ルーフ部材11〜第3ルーフ部材13の移動の妨げにならないように、車両後部のバックドア15もボディ2に回動可能に取り付けられている。
以下、ルーフ10の構造について先ず説明する。
第1ルーフ部材11は、図3に示すように、一対の第1リンク21を介してボディ2に連結されている。具体的には、各第1リンク21の自由端部が第1ルーフ部材11の後部において車体幅方向の端部に第1連結軸31を介して連結されている。なお、第1ルーフ部材11と第1リンク21とは相互に自由に動くことができるように、即ち相対回動可能に連結されている。
さらに各第1リンク21の基端部が第2連結軸32に固定され、第2連結軸32がボディ2に回転可能に支持されていることで、第1リンク21はボディ2に対して回動可能に支持されている。なお、図示を省略する第1リンク用の駆動モータによって第2連結軸32が回転駆動されて、第1リンク21が回動するようになっている。
第2ルーフ部材12は、図3に示すように、一対の第2リンク22を介してボディ2に連結されている。具体的には、各第2リンク22の中間部位、即ち自由端部と基端部との間の一部分が第2ルーフ部材12の車体幅方向の端部に固定されていて、さらに、この端部から前方へ突出した各第2リンク22の自由端部が第3連結軸33を介して第1ルーフ部材11の端部に連結されている。なお、第2リンク22の自由端部と第1ルーフ部材11とは相互に自由に動くことができるように、即ち相対回動可能に連結されている。
さらに、各第2リンク22の基端部が第4連結軸34に固定され、この第4連結軸34がボディ2に回転可能に支持されていることで、第2リンク22はボディ2に対して回動可能に支持されている。尚、第1ルーフ部材11における第1連結軸31の配置位置は、第3連結軸33よりも車両前方側に選定されており、ボディ2における第2連結軸32の配置位置は、第4連結軸34よりも車両前方側に選定されている。
第3ルーフ部材13は、図3に示すように、その下部に取り付けたブラケット13Aを介してボディ2に連結されている。このブラケット13Aは駆動軸35に固定されており、駆動軸35はボディ2に対して回転自在に支持されている。なお、図示を省略する第3ルーフ部材用の駆動モータによって駆動軸35が回転して、ブラケット13A、即ち第3ルーフ部材13が回動するようになっている。
これらの第1ルーフ部材11,第2ルーフ部材12,第3ルーフ部材13と同様に、バックドア15は、図4に示すようにボディ2に対して回動可能に支持されている。具体的には、バックドア15は、その下部が枢軸36を介して矢印A,B方向(図3参照)に回動可能にボディ2に連結されており、この枢軸36はバックドア15に固定されているが、ボディ2には回転自在に支持されている。さらに、この枢軸36は、図示省略するバックドア用の駆動モータによって回転駆動されるようになっている。
なお、バックドア15は、図4に示すように、切欠部15Aを有しており、この切欠部15Aは、図示例では略U字状に形成されている。そして、U字状の切欠部15Aを形成するように、バックドア15は、車両の後部の縦壁を構成するバックドア本体部15Bと、バックドア本体部15Bの上側の左右の端部から車両前方に向けて延出したリヤフェンダー部15R,15Lと、から構成されており、各リヤフェンダー部15R,15Lの内側の縁とバックドア本体部15Bの上側の縁とから、切欠部15Aは略U字状に形成されている。なお、切欠部15Aの形状は、図1に示すように、オープンカー1のクローズ状態において、第3ルーフ部13の側壁13S,後壁13Bの輪郭に一致するように形成されている。
また、オープンカー1のオープン状態において、バックドア15の切欠部15Aの縁部分が、詳細は後述するが、ラゲッジルーム20を閉塞するように展開した第1ルーフ部材11の縁部の上に重なるように、バックドア15が回転して第1ルーフ部材11を部分的に覆う。その状態において、バックドア15の切欠部15Aを介して、第1ルーフ部材11が部分的に車両の外板面を形成するようになっている。
このように、第1ルーフ部材11,第2ルーフ部材12,第3ルーフ部材13は、ボディ2に対して回動可能に支持されており、オープンカー1は、図1に示すクローズ状態から図2に示すオープン状態に、或いはオープン状態からクローズ状態へ切り替わるように、ルーフ10が開閉する。
さらに、本発明の実施形態に係るオープンカー1では、ルーフ10の第1ルーフ部材11の上面に、ハイマウントストップランプ50が取り付けられている。このハイマウントストップランプ50は、図5に示すように、第1ルーフ部材11の外板面11Aに取り付けられ車両後方に向けて開設した開口51Aを有する外ケース51と、外ケース51に収容される内ケース52と、内ケース52に支持された発光体53と、外ケース51の開口51Aを閉塞する透光部材としてのレンズ54とを備えている。尚、発光体53として、例えばLEDや電球などを用い、図示を省略するワイヤーハーネスに接続されている。
内ケース52は、発光体53からの光が開口51Aからケース外に放射されるように、向きが選定されて外ケース51内に収容されている。さらに、内ケース52の端部は、外ケース51に回転軸55を介して連結されており、回転軸55は外ケース51に対して回転自在に支持されている。そして、この回転軸55によって内ケース52は外ケース51内で回動することができて、内ケース52の回動に連動して、外ケース51の開口51Aに対する発光体53の位置が変わる。
さらに、第1ルーフ部材11には、室内側から外側に向けてボルト56が貫通し、このボルト56の室内側にハンドル57が取り付けられていて(図5参照)、室内側からハンドル57を何れか一方の方向に回転させることにより、第1ルーフ部材11の外板面11Aからのボルト端部の突出量が変わる。
また、ボルト端部は、外ケース51の底面に開設した穴51Bから外ケース51内に入り、内ケース52の底部に当接している。内ケース52の底面において、回転軸55と反対側の発光体53寄りに、凹部52Aが形成されており、この凹部52Aにボルト端部が入っている。
このように構成されたオープンカー1の作用について説明する。
先ず、ルーフ10が室内の上側を覆ったクローズ状態からルーフ10が収容されて室内が開放したオープン状態に変わる場合について説明する。
第1〜第3ルーフ部材11〜13をラゲッジルーム20に収納するには、先ず図示していないバックドア用の駆動モータを作動させて、図3に示した枢軸36を時計方向に回転駆動し、その枢軸36に固定連結されたバックドア15を矢印A方向に回動させ、バックドア15を図6に示す閉位置に移動させる。
次に、同じく図示していない第3ルーフ部材13用の駆動モータを作動させて、図3に示した駆動軸35を時計方向に回転駆動する。これにより、第3ルーフ部材13は、図6に符号Cを付して示した軌跡を描きながら、駆動軸35回りに回動して車体後部のラゲッジルーム20内へ移動する。そして、図示例では、第3ルーフ部材13は、クローズ状態における姿勢から180度回転して反転した状態で、ラゲッジルーム20内の底部に収容される。
次いで、図示しない第1リンク21用の駆動モータを作動させて、図3に示した第2連結軸32を時計方向に回転駆動する。これにより、第2連結軸32に固定された第1リンク21が、その第2連結軸32の軸線のまわりに、図3における時計方向に回動する。
このとき、第1リンク21の自由端側と基端側は、第2リンク22の自由端側と基端側よりも前方の位置で第1ルーフ部材11とボディ2とにそれぞれ連結されていて、さらに、第2リンク22の自由端も第1ルーフ部材11に相互に回転自在に連結され、この第2リンク22に第2ルーフ部材12が固定されているので、第1リンク21が上述のように回動すると、第1リンク21の回動に連動して第1及び第2ルーフ部材11,12及び第2リンク22も回動する。即ち、第1及び第2ルーフ部材11,12及び第2リンク22は、第1リンク21と共に、図7に二点鎖線で示したように順次回動する。
この回動の途中で、第2リンク22の自由端部は第3連結軸33を介して第1ルーフ部材11の端部と相対回動可能に連結され、該第3連結軸33から車両前方寄りの第1ルーフ部材11の端部に第1連結軸31を介して、第1リンク21が相対回動可能に連結されている。よって、第1リンク21が回動すると、それに連動して第2リンク22も回動する。このとき、第1リンク21の自由端部と第2リンク22の自由端部との相対的な距離は一定で、それらの位置関係も第1リンク21と第2リンク22の回動の全過程で相対的に略同じ位置に有るため、これらの第1,第2リンク21,22の回動の全般において、第1ルーフ部材11はほぼ同じ姿勢を維持する。
一方、第2ルーフ部材12は、第2リンク22に固定されている為、第2リンク22の回動と共にその姿勢が変わる。即ち、図3に示すようにクローズ状態において略水平に延びた第2ルーフ部材12は、第2リンク22が回動してオープン状態における第2リンクの位置迄移動すると、図7に示すように上下が反転した状態でラゲッジルーム20内に収容される。この収容状態において、第2ルーフ部材12は、第3ルーフ部材13の上に重なる。また、この第2ルーフ部材12の上に、第1ルーフ部材11が重なる。
次いで、図8に示すように、バックドア15をその閉位置に回動させる。バックドア15が閉位置まで回動すると、図9に示すように、バックドア15の切欠部15Aの縁部分が、ラゲッジルーム20の上側に移動した第1ルーフ部材11の縁部分の上に重なる。このとき、バックドア15の切欠部15Aを介して、第1ルーフ部材11が外部に露呈する。この露呈している第1ルーフ部材11の外板面11Aに上述したハイマウントストップランプ50が固定されており、オープンカー1がクローズ状態からオープン状態に変わると、ハイマウントストップランプ50の位置も、車両の天井の役割を果たすルーフ10の上面からラゲッジルーム20の所謂リッドの役割を果たす第1ルーフ部材11の上面に移動する。
さらに、ハイマウントストップランプ50の土台となる第1ルーフ部材11が図10に実線で示すクローズ状態の位置から図10に点線で示すオープン状態の位置へ移動すると、オープン状態における第1ルーフ部材11の傾斜角度がクローズ状態における第1ルーフ部材11の傾斜角度と異なるため、ハイマウントストップランプ50の発光体53からの照射角度も変化する。このように、オープンカー1がオープン状態になったとき、ハイマウントストップランプ50の視認方向、即ち発光体の照射角度α(図10参照)が下がる。
そこで、室内側から第1ルーフ部材11の内面に取り付けられたハンドル57(図5参照)を回転させることにより、第1ルーフ部材11の外板面11Aからのボルト56の突出量を変えることで、ハイマウントストップランプ50の発光体53の照射角度αを調節する。
このように、本発明の実施形態に係るオープンカー1は、ルーフ10を室内の上方に拡げたクローズ状態から、ルーフ10を折り畳んでラゲッジルーム20に収容したオープン状態に変更することができ、さらに、ハイマウントストップランプ50がルーフ10の閉動作に連動して配置位置が、ルーフ上面からラゲッジルーム20のリッド上面に切り替わる。
このように本発明の実施形態に係るオープンカー1によれば、ルーフ10のクローズ状態とオープン状態とに拘わらず、ルーフ10の第1ルーフ部材11が常に外部に露呈しており、その露呈する部位にハイマウントストップランプ50が取り付けられている。
それゆえ、オープンカー1のルーフ10のクローズ状態及びオープン状態の何れのときでも、ハイマウントストップランプ50を活用することができる。特に、ルーフ10のクローズ状態において、第1ルーフ部材11の上面にハイマウントストップランプ50が配置された状態では、視認性が非常に高く有効である。
また、本発明の実施形態に係るオープンカー1においては、ルーフ10の開閉動作によってハイマウントストップランプ50の土台をなす第1ルーフ部材11の傾斜角度が変わり、発光体53の照射角度α(図10)が変化したとしても、室内側からハンドル57を操作することで、発光体53の照射角度αを容易に調節することができる。このように発光体53の照射角度αを調節することができることから、ルーフ10のクローズ状態,オープン状態の何れのときでも、発光体53の照射角度αを最適な向きに設定することができる。
以上説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施できる。例えば、ルーフ10を構成する第1ルーフ部材11,第2ルーフ部材12,第3ルーフ部材13の形状,バックドア15の形状,ハイマウントストップランプ50等の形状も上記説明や図示例に限定されるものではない。
また、上記説明では、ハイマウントストップランプ50が、第1ルーフ部材11において、車幅方向で幅中心位置に一つ設けられる場合を例示したが、ハイマウントストップランプ50は、第1ルーフ部材11に複数設置されていてもよい。例えば、第1ルーフ部材11の上面で、車幅方向に2つのハイマウントストップランプを並設することもでき、この場合においても各ハイマウントストップランプ50の発光体53の照射角度αをそれぞれ対応するハンドル57を回転することで調節できるように、構成するのが望ましい。
また、上記説明では、ハイマウントストップランプ50の発光体53の照射角度αの調整がボルト57により行われる場合を例示したが、回転軸55(図5参照)に支持された内ケース52を回動して、内ケース52の外ケース51内での高さを調節することができるものであれば、照射角度調節手段は、ボルト56に限定されるものではない。例えば、上記説明では、内ケース52の回転軸反対側の底部がボルト56に当たり、ボルト56の突出量を変えることで、発光体53の照射角度αを調節しているが、内ケース52を回転軸55に固定し、この回転軸55に例えばピニオンを取り付け、ピニオンの溝と噛合するギヤをハンドルにより回転させることで、回転軸55の回転位置を変えるように構成し、発光体53の照射角度αを調節するようにしてもよい。
なお、第1ルーフ部材11,第2ルーフ部材12,第3ルーフ部材13及びバックドア15は、ハード材料により構成されており、このハード材料としては、例えば、金属,硬質樹脂,ガラスなどの硬質材料、或いは硬質材料を主な原料として合成した材料である。また、第1ルーフ部材11,第2ルーフ部材12,第3ルーフ部材13及びバックドア15を支持する第1リンク21,第2リンク22,ブラケット35,第1〜第4の連結軸31〜35は、例えば、鋼材を材料として構成されている。
本発明の実施形態に係るオープンカーのルーフをクローズした状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのルーフをラゲッジルームに収容してオープンにした状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのルーフの構造例を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのバックドアを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのハイマウントストップランプの構造例を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのルーフの開閉動作を説明するための概略断面図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのルーフの開閉動作を説明するための概略断面図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーのルーフの開閉動作を説明するための概略断面図である。 図8のA−A′線端面図である。 本発明の実施形態に係るオープンカーにおいて、クローズ状態とオープン状態とで、ハイマウントストップランプの発光体の照射角度が異なることを説明するための概略側面図である。 (A)は従来のオープンカーのクローズ状態を、(B)はオープン状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 オープンカー
2 ボディ
10 ルーフ
11 第1ルーフ部材
12 第2ルーフ部材
13 第3ルーフ部材
13A ブラケット
13S 側壁
13B 後壁
14 フロントガラスフレームの上端部
15 バックドア
15A 切欠部
15B バックドア本体部
15L,15R リヤフェンダー部
20 ラゲッジルーム(収納部)
21 第1リンク
22 第2リンク
31 第1連結軸
32 第2連結軸
33 第3連結軸
34 第4連結軸
35 駆動軸
36 枢軸
50 ハイマウントストップランプ
51 外ケース
51A 開口
51B 穴
52 内ケース
52A 凹部
53 発光体
54 レンズ
55 回転軸
56 ボルト
57 ハンドル
α 照射角度
G1,G2 窓ガラス
R 室内
S1 フロントシート
S2 リヤシート

Claims (5)

  1. 室内の上方を開閉し得るようにボディに回動可能に取り付けたルーフを備え、
    上記室内の上方を開放させたオープン状態において上記ルーフが車両後部で略水平の外板面を構成するオープンカーであって、
    ハイマウントストップランプが上記ルーフに取り付けられている、オープンカー。
  2. 前記ルーフが第1ルーフ部材と第2ルーフ部材と第3ルーフ部材とから構成され、
    前記クローズ状態において、上記第1、第2及び第3ルーフ部材が車両前後方向に連なって配置されて前記室内の上方を覆い、
    前記オープン状態において、上記第1ルーフ部材が前記外板面を構成し、
    前記ハイマウントストップランプが上記第1ルーフ部材に取り付けられている、請求項1に記載のオープンカー。
  3. 前記ハイマウントストップランプの発光体の照射角度を調節する照射角度調節手段を備える、請求項1又は2に記載のオープンカー。
  4. 前記ハイマウントストップランプが、前記第1ルーフ部材に取り付けられ車両後方に向けて開設した開口を有する外ケースと、該外ケースに収容される内ケースと、該内ケースに支持された発光体と、上記外ケースの開口を閉塞するレンズと、を備え、
    上記内ケースの端部が、上記外ケースに回転軸を介して連結されており、該回転軸は上記外ケースに対して回転自在に支持されている、請求項1〜3の何れかに記載のオープンカー。
  5. 前記照射角度調節手段が、前記第1ルーフ部材を貫通したボルトと、該ボルトの室内側に取り付けたハンドルと、を備え、
    上記ハンドルを回転させると前記第1ルーフ部材から外側へのボルト突出量が変化することで、前記発光体の前記第1ルーフ部材の表面からの高さが変わって前記発光体の照射角度が変えられる、請求項3又は4に記載のオープンカー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101025587B1 (ko) 2010-06-15 2011-04-06 주식회사 엠투오 오픈카용 프레임 구조
ES2357932A1 (es) * 2008-10-08 2011-05-04 Juan Pedro Arjona Ramírez Indicador de frenada fronto-lateral para vehículos.
JP2013159119A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Mazda Motor Corp 車両用ルーフの開閉装置
US11594963B2 (en) 2019-09-04 2023-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Switching power circuit

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