JP2006346148A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 特定の遊技開始時から特定期間経過した時、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していないときに、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段(100)と、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段(110)と、特定期間到達信号の入力を条件に、遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する演出データテーブル(130)を、複数種類の演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)に変更するための演出データテーブル変更手段(120)とを備えた。
【選択図】 図5

Description

この発明は、演出内容を遊技媒体の投入数に応じて変更可能な遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳しくは、演出データテーブル変更手段等として機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、遊技者に閉店時間が近づいていることを認識させ、食事を摂るるように促し、或いは回転時の演出を通常と異ならせる等、時刻又は所定時刻からの経過時間に応じた演出を行う遊技機を提供するようなものが知られている(例えば、特許文献1。)。
特開2001−327653号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、スロットマシン等の遊技機を、遊技ホールに設置した設置期間に関係なく、抽選が行われ、また、演出が決定されていた。そして、演出内容は、遊技者が遊技に飽きないように、予め複数の種々の演出内容が用意されていた。しかし、新たな遊技機を、遊技ホールに設置して、一定期間の遊技を重ねると、全ての演出内容が出現するため、遊技を行った遊技回数が多くなると、その遊技回数に比例して、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味が薄れてしまうといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定の遊技開始時から特定期間経過したときに、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、遊技回数が増加するに伴って、遊技者の当該遊技機に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を増加させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、日数を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を日を跨いでカウントすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、時間を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を1日の中の途中に設定させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、タイマー手段の特定期間を、外部より入力することができて、遊技機外部から特定期間を設定することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、演出データテーブルの変更の基準とされる遊技媒体カウント数を外部より個別に入力することができて、遊技機毎に、遊技機外部からテーブル変更の基準となる遊技媒体カウント数を設定することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項7) 請求項7記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の発明は、実際の遊技ホールの複数の遊技機の稼働状況から考慮して、演出データテーブルを変更することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項8) 請求項8記載の発明は、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載の発明は、演出データテーブルの変更を決定する遊技媒体カウント数に対して、現在の遊技状態をより多くの割合で反映させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項9) 請求項9記載の発明は、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項9記載の発明は、連続する所定の特定期間毎の投入された媒体合計数の変化で、演出内容を変化させることができる遊技機を提供しようとするものである。
(請求項10) 請求項10記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項10記載の発明は、特定の遊技開始時から特定期間経過したとき、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
(請求項11) 請求項11記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項11記載の発明は、特定の遊技開始時から特定期間経過したとき、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
(請求項1) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)と、前記図柄表示手段(41)の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、前記図柄表示手段(41)の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段(31)と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の前記図柄表示手段(41)を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段(51)と、複数の前記図柄表示手段(41)の前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(70)と、前記当選抽選手段(70)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)と、演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段(25)と、演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段(66)と、前記演出データ記憶手段(25)からの演出パターンデータを、前記遊技制御手段(27)からの制御信号に基づいて、前記報知手段(66)に出力し、前記報知手段(66)を制御するための演出制御手段(26)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(70)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機(10)において、前記演出データ記憶手段(25)は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブル(130)を、複数種類備え、予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段(100)と、予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段(110)と、前記タイマー手段(110)からの前記特定期間到達信号の入力を条件に、前記投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブル(130)を、前記演出データ記憶手段(25)の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)に変更するための演出データテーブル変更手段(120)とを備えたことを特徴とする。
また、ここで、「図柄表示手段(41)」とあるのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転する、いわゆる回転リール(40)のようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、例えば、上述したスロットマシンと同様に、スタートスイッチ(30)、ストップスイッチ(50)及び回転リール(40)を有するが、遊技媒体として、球状のパチンコ球を使用するような遊技機、すなわちスロットマシンとパチンコとが融合したような遊技機を含むものである。
また、ここで「遊技媒体」とは、遊技機(10)内部への投入により遊技開始の条件となり、また、入賞により所定数が遊技者へ払い出される価値物であって、具体的には、例えば、円板状の遊技メダルであるが、それに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、球状のボール球でもよいものである。また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(40)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。また、当選役毎に、かかる当選役が入賞した場合の予め定めた所定数の遊技媒体の払い出し数が設定されてあるものを含む。
また、ここで、「予め定めた特定の遊技開始時」とは、予め定めた特定の契機を意味するものであって、具体的には、当該遊技機(10)を所定の遊技ホールに設置した時に定めているものを含む。もちろん、この特定の遊技開始時を、別の特定の時に設定しても良く、例えば、当該遊技機(10)の製造時や、当該遊技機の工場出荷時に定めても良い。
また、ここで、「前記演出データ記憶手段(25)は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブル(130)を、複数種類備え、」とは、演出データテーブル(130)が、複数の演出パターンデータを有していること、そして、演出データ記憶手段(25)が、複数種類の演出データテーブル(130)を有していることを意味する。具体的には、図3に示すように、例えば、演出データ記憶手段(25)は、第1の演出データテーブル(131)と、第2の演出データテーブル(132)と、第3の演出データテーブル(133)と、第4の演出データテーブル(134)との4種類の演出データテーブル(130)を有し、第1の演出データテーブル(131)は、1000個の演出パターンデータを有し、第2の演出データテーブル(132)は、2000個の演出パターンデータを有し、第3の演出データテーブル(133)は、3000個の演出パターンデータを有し、第4の演出データテーブル(134)は、4000個の演出パターンデータを有しているようなものを含む。なお、ここで、「演出パターンデータ」とは、1つの(1種類の)演出を行うために必要なデータを意味する。そして、「複数の演出パターンデータ」とは、かかる演出パターンデータが複数個あることを意味し、演出の種類が複数個あることを意味する。
(作用) 本発明は、投入遊技媒体カウント手段(100)が、予め定めた特定の遊技開始時からの投入された遊技媒体の合計数をカウントする。そして、タイマー手段(110)は、特定の遊技開始時から特定期間到達時毎に、特定期間到達信号を出力する。
そして、演出データテーブル変更手段(120)は、特定期間到達信号の入力を条件に、投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、使用する演出データテーブル(130)を、演出データ記憶手段(25)の複数種類の演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)へ変更する。すなわち、当該遊技機(10)では、特定の遊技開始時から特定期間到達したときに、遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、演出データテーブル(130)を変更することができて、演出内容を変更することができる。このため、新たな遊技機(10)を、遊技ホールに設置して、特定期間が経過して、全ての演出内容が略出現し尽くして、遊技者に演出が飽きられ、稼働率が低下してきても、演出データテーブル変更手段(120)により演出データテーブル(130)が変更されて、演出パターンデータを異なるものにすることができる。したがって、特定の期間で演出が飽きられて、稼働率が下がってきても、遊技者の当該遊技機(10)の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出データ記憶手段(25)は、保有する演出パターンデータのデータ個数が異なる演出データテーブル(130)を複数個、備え、前記演出データテーブル変更手段(120)は、前記タイマー手段(110)による予め定めた特定の遊技開始時からの特定期間経過したとき、投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、前記演出データテーブル(130)の前記演出パターンデータのデータ個数がより多いデータ個数を有する前記演出データテーブル(130)へ変更するようにしたことを特徴とする。
なお、ここで、「演出パターンデータ」とは、1つの演出を行うために必要なデータを意味する。そして、「演出パターンデータのデータ個数」とは、かかる演出パターンデータの数を意味し、かかるデータ個数が、演出の種類の数と一致することになるものである。
具体的には、例えば、図3に示すように、第1の演出データテーブル(131)の演出パターンデータのデータ個数が1000個ある場合には、第1の演出データテーブル(131)には、1000種類の演出のデータが記憶されていることを意味する。そして、本発明は、特定の遊技媒体カウント数に到達したときに、演出の個数が多い演出データテーブル(130)へ移行することを意味する。
(作用) 本発明は、特定の遊技開始時から特定期間経過したとき、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合、演出データテーブル変更手段(120)は、演出データテーブル(130)を、演出パターンデータのデータ個数が、より多い演出データテーブル(130)へ変更する。このため、特定期間経過したとき、遊技媒体カウント数が所定の数値に到達していない場合、演出パターンデータのデータ個数を増やすことができ、新たな演出内容を増やすことができる。したがって、特定期間経過時に、遊技媒体カウント数が低下していても、遊技者の当該遊技機(10)に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を増加させることができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記タイマー手段(110)は、前記特定期間の計測に際して、日数を単位数にしていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、日数を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を日を跨いでカウントすることができる。これより、日時を跨いだ期間において、遊技者の当該遊技機(10)の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記タイマー手段(110)は、前記特定期間の計測に際して、時間を単位数にしていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、時間を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を1日の中の途中に設定させることができる。すなわち、朝から遊技を開始し、数時間経過して、遊技媒体カウント数が低下しているような場合に、演出データテーブル(130)を変更することができて、演出の種類を増加させることができるものである。これより、1日の中で、演出内容を単調なものに感じさせることなく、遊技者の当該遊技機(10)の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機(10)は、前記タイマー手段(110)における前記特定期間を、外部より入力するための期間入力手段(140)を備え、前記タイマー手段(110)の前記特定期間は、前記期間入力手段(140)による外部からの入力により設定可能に形成されていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、期間入力手段(140)により、タイマー手段(110)の特定期間を、外部より入力することができて、遊技機外部から特定期間を設定することができる。これにより、遊技ホールの管理者等が、自由に、各遊技ホールの特徴に見合った特定期間を設定することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機(10)は、前記演出データテーブル変更手段(120)によって、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値を外部より入力するための特定カウント数入力手段(150)を備え、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値は、前記特定カウント数入力手段(150)による外部からの入力により設定可能に形成されていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、特定カウント数入力手段(150)が、演出データテーブル(130)の変更の基準とされる遊技媒体カウント数を外部より個別に入力することができて、遊技機毎に、遊技機外部からテーブル変更の基準となる遊技媒体カウント数を設定することができる。これにより、遊技ホールの管理者等が、自由に、当該遊技ホール毎に、或いは、遊技機毎に、それぞれの特徴に見合ったテーブル変更基準である遊技媒体カウント数を設定することができる。
(請求項7) 請求項7記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機(10)は、予め定めた特定期間に複数の遊技機(10)で投入された遊技媒体の合計投入数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶する特定期間媒体数記憶手段(160)と、前記特定期間媒体数記憶手段(160)により記憶した合計投入数に所定の係数を掛けた数値を基準媒体数として算出する基準媒体数算出手段(170)とを備え、前記演出データテーブル変更手段(120)は、前記投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数が、前記タイマー手段(110)による予め定めた特定の遊技開始時から特定期間が経過したとき、前記基準媒体数算出手段(170)により算出された基準媒体数に到達していない場合に、前記演出テーブル記憶手段の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちから、いずれか1つの前記演出データテーブル(130)を、使用する演出データテーブル(130)として変更するようにしたことを特徴とする。
なお、ここで、「複数の遊技機で投入された遊技媒体の合計投入数」の「複数の遊技機」のなかには、本発明の当該遊技機(10)を含めるようにしても良く、或いは、当該遊技機(10)を含めない他の遊技機に設定しても良い。要するに、複数の遊技機における平均的な遊技媒体投入数を算出するために、遊技ホール等の当該遊技機の周囲の遊技機の遊技媒体投入数の合計を取得しているものである。具体的には、複数の遊技機の投入遊技媒体カウント手段(100)からの投入遊技媒体数のデータを取得し、それらの投入数を合計することにより、合計投入数を取得しているものである。
また、ここで、「合計投入数に所定の係数を掛けた」の所定の係数とは、具体的には、例えば、係数値=1/(採取した遊技機の数)のようなものを含む。これにより、データを採取した遊技機の平均的な投入枚数を算出することができるものである。そして、かかる複数の遊技機の平均的な遊技媒体カウント数に到達していない場合に、演出データテーブル(130)を変更することができるものである。もちろん、かかる計数値は、これに限定されるものではなく、他の数値でも良い。例えば、係数値=(0.7)/(採取した遊技機の数)のようなものに設定しても良い。これにより、データを採取した遊技機の平均的な投入枚数の70%に到達していない場合に、当該遊技機(10)の演出データテーブル(130)を変更することができるものである。
(作用) 本発明は、演出データテーブル(130)の変更の条件となる基準媒体数を、複数の遊技機の合計投入数から算出している。これにより、実際の遊技ホールの複数の遊技機の稼働状況から考慮して、演出データテーブル(130)を変更することができる。そして、遊技ホールの実情に見合った基準媒体数を算出することが可能となって、各遊技ホールの特徴に見合った演出データテーブル(130)の変更タイミングを得ることができる。
(請求項8) 請求項8記載の発明は、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記投入遊技媒体カウント手段(100)は、前記タイマー手段(110)からの特定期間到達信号を入力すると、それまでの遊技媒体の合計数を遊技媒体カウント数として設定するとともに、その後の遊技媒体の合計数を0に戻してから再度、次の特定期間到達信号が入力されるまでに投入された遊技媒体の合計数のカウントを開始することを特徴とする。
(作用) 本発明は、特定期間到達信号の入力の度に、投入遊技媒体カウント手段(100)がカウントする遊技媒体の合計数を0にクリアする。すなわち、投入遊技媒体カウント手段(100)が、遊技媒体の合計数をカウントするカウント開始の時点を、所定の遊技開始時点、例えば、遊技機(10)の導入の初期設定時等に固定するものではなく、特定期間到達信号の入力時に設定している。これにより、特定期間到達信号が入力される期間内の遊技で、演出データテーブル(130)の変更の有無の対象となる遊技媒体カウント数がカウントされる。これにより、演出データテーブル(130)の変更を決定する遊技媒体カウント数に対して、現在の遊技状態をより多くの割合で反映させることができる。
具体的には、タイマー手段(110)が、特定期間到達信号を、例えば、1週間等の一定期間に出力するように設定したような場合、1週間毎の遊技媒体の合計数によって、演出データテーブル(130)を変更することが可能となるものである。したがって、現在から過去に遡った1週間の遊技状態によって、演出データテーブル(130)の変更の有無を決定することができる。
(請求項9) 請求項9記載の発明は、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記投入遊技媒体カウント手段(100)は、予め定めた特定の遊技開始時から第1の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第1の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、更に、第1特定期間経過から第2の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第2の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、前記演出データテーブル変更手段(120)は、前記第2の媒体合計数が、前記第1の媒体合計数に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブル(130)を、前記演出データ記憶手段(25)の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)に変更することを特徴とする。
(作用) 本発明は、第2の媒体合計数が、第1の媒体合計数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段(120)は、演出データテーブル(130)を変更する。これにより、連続する所定期間毎の投入された媒体合計数を比較して、投入された媒体合計数が減少してきたような場合に、異なる演出内容や、演出内容の数が多い演出データテーブル(130)へ変更することができる。したがって、当該遊技機(10)で、所定期間、遊技が実施され、演出内容が殆ど一巡して、遊技者の演出内容への興味が減少してきたようなときに、演出データテーブル(130)を別の演出データテーブル(130)に変更して、再度、遊技者の当該遊技機(10)への興味を増加させることができる。
(請求項10) 請求項10記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)、前記図柄表示手段(41)の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、前記図柄表示手段(41)の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段(31)、前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の前記図柄表示手段(41)を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段(51)、複数の前記図柄表示手段(41)の前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(70)、前記当選抽選手段(70)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)、演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段(25)、演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段(66)、前記演出データ記憶手段(25)からの演出パターンデータを、前記遊技制御手段(27)からの制御信号に基づいて、前記報知手段(66)に出力し、前記報知手段(66)を制御するための演出制御手段(26)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(70)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機(10)用プログラムにおいて、前記演出データ記憶手段(25)は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブル(130)を、複数種類備え、前記遊技機(10)を、予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段(100)、予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段(110)、前記タイマー手段(110)からの前記特定期間到達信号の入力を条件に、前記投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブル(130)を、前記演出データ記憶手段(25)の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)に変更するための演出データテーブル変更手段(120)として機能させるための遊技機用プログラムである。
(作用) 本発明の作用は、請求項1記載の発明と同一であるため、その記載を省略する。
更に、前記演出データ記憶手段(25)は、保有する演出パターンデータのデータ個数が異なる演出データテーブル(130)を複数個、備え、前記演出データテーブル変更手段(120)は、前記タイマー手段(110)による予め定めた特定の遊技開始時から特定期間が経過したとき、投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、前記演出データテーブル(130)の前記演出パターンデータのデータ個数がより多いデータ個数を有する前記演出データテーブル(130)へ変更するように形成することができる。
このように形成すると、特定期間経過したとき、遊技媒体カウント数が所定の数値に到達していない場合、演出パターンデータのデータ個数を増やすことができ、新たな演出内容を増やすことができる。したがって、特定期間経過時に、遊技媒体カウント数が低下していても、遊技者の当該遊技機(10)に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を増加させることができる。
更に、前記タイマー手段(110)は、前記特定期間の計測に際して、日数を単位数にするように形成することができる。
このように形成すると、日数を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を日を跨いでカウントすることができる。これより、日時を跨いだ期間において、遊技者の当該遊技機(10)の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
更に、前記タイマー手段(110)は、前記特定期間の計測に際して、時間を単位数にするように形成することができる。
このように形成すると、時間を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を1日の中の途中に設定させることができる。すなわち、朝から遊技を開始し、数時間経過して、遊技媒体カウント数が低下しているような場合に、演出データテーブル(130)を変更することができて、演出の種類を増加させることができるものである。これより、1日の中で、演出内容を単調なものに感じさせることなく、遊技者の当該遊技機(10)の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
更に、前記遊技機(10)は、前記タイマー手段(110)における前記特定期間を、外部より入力するための期間入力手段(140)を備え、前記タイマー手段(110)の前記特定期間は、前記期間入力手段(140)による外部からの入力により設定可能に形成することができる。
このように形成すると、期間入力手段(140)により、タイマー手段(110)の特定期間を、外部より入力することができて、遊技機外部から特定期間を設定することができる。これにより、遊技ホールの管理者等が、自由に、各遊技ホールの特徴に見合った特定期間を設定することができる。
更に、前記遊技機(10)は、前記演出データテーブル変更手段(120)によって、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値を外部より入力するための特定カウント数入力手段(150)を備え、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値は、前記特定カウント数入力手段(150)による外部からの入力により設定可能に形成することができる。
このように形成すると、特定カウント数入力手段(150)が、演出データテーブル(130)の変更の基準とされる遊技媒体カウント数を外部より個別に入力することができて、遊技機毎に、遊技機外部からテーブル変更の基準となる遊技媒体カウント数を設定することができる。これにより、遊技ホールの管理者等が、自由に、当該遊技ホール毎に、或いは、遊技機毎に、それぞれの特徴に見合ったテーブル変更基準である遊技媒体カウント数を設定することができる。
更に、前記遊技機(10)は、予め定めた特定期間に複数の遊技機(10)で投入された遊技媒体の合計投入数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶する特定期間媒体数記憶手段(160)と、前記特定期間媒体数記憶手段(160)により記憶した合計投入数に所定の係数を掛けた数値を基準媒体数として算出する基準媒体数算出手段(170)とを備え、前記演出データテーブル変更手段(120)は、前記投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数が、前記タイマー手段(110)による予め定めた特定の遊技開始時から特定期間が経過したとき、前記基準媒体数算出手段(170)により算出された基準媒体数に到達していない場合に、前記演出テーブル記憶手段の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちから、いずれか1つの前記演出データテーブル(130)を、使用する演出データテーブル(130)として変更するように形成することができる。
このように形成すると、実際の遊技ホールの複数の遊技機の稼働状況から考慮して、演出データテーブル(130)を変更することができる。そして、遊技ホールの実情に見合った基準媒体数を算出することが可能となって、各遊技ホールの特徴に見合った演出データテーブル(130)の変更タイミングを得ることができる。
更に、前記投入遊技媒体カウント手段(100)は、前記タイマー手段(110)からの特定期間到達信号を入力すると、それまでの遊技媒体の合計数を遊技媒体カウント数として設定するとともに、その後の遊技媒体の合計数を0に戻してから再度、次の特定期間到達信号が入力されるまでに投入された遊技媒体の合計数のカウントを開始するように形成することができる。
このように形成すると、特定期間到達信号の入力の度に、投入遊技媒体カウント手段(100)がカウントする遊技媒体の合計数を0にクリアする。すなわち、投入遊技媒体カウント手段(100)が、遊技媒体の合計数をカウントするカウント開始の時点を、所定の遊技開始時点、例えば、遊技機(10)の導入の初期設定時等に固定するものではなく、特定期間到達信号の入力時に設定している。これにより、特定期間到達信号が入力される期間内の遊技で、演出データテーブル(130)の変更の有無の対象となる遊技媒体カウント数がカウントされる。これにより、演出データテーブル(130)の変更を決定する遊技媒体カウント数に対して、現在の遊技状態をより多くの割合で反映させることができる。
更に、前記投入遊技媒体カウント手段(100)は、予め定めた特定の遊技開始時から第1の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第1の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、更に、第1特定期間経過から第2の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第2の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、前記演出データテーブル変更手段(120)は、前記第2の媒体合計数が、前記第1の媒体合計数に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブル(130)を、前記演出データ記憶手段(25)の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)に変更するように形成することができる。
このように形成すると、連続する所定期間毎の投入された媒体合計数を比較して、投入された媒体合計数が減少してきたような場合に、異なる演出内容や、演出内容の数が多い演出データテーブル(130)へ変更することができる。したがって、当該遊技機(10)で、所定期間、遊技が実施され、演出内容が殆ど一巡して、遊技者の演出内容への興味が減少してきたようなときに、演出データテーブル(130)を別の演出データテーブル(130)に変更して、再度、遊技者の当該遊技機(10)への興味を増加させることができる。
(請求項11) 請求項11記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、 遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)、前記図柄表示手段(41)の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、前記図柄表示手段(41)の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段(31)、前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の前記図柄表示手段(41)を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段(51)、複数の前記図柄表示手段(41)の前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(70)、前記当選抽選手段(70)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)、演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段(25)、演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段(66)、前記演出データ記憶手段(25)からの演出パターンデータを、前記遊技制御手段(27)からの制御信号に基づいて、前記報知手段(66)に出力し、前記報知手段(66)を制御するための演出制御手段(26)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(70)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記演出データ記憶手段(25)は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブル(130)を、複数種類備え、前記遊技機(10)を、予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段(100)、予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段(110)、前記タイマー手段(110)からの前記特定期間到達信号の入力を条件に、前記投入遊技媒体カウント手段(100)の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブル(130)を、前記演出データ記憶手段(25)の複数種類の前記演出データテーブル(130)のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル(130)に変更するための演出データテーブル変更手段(120)として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の作用は、請求項1及び9の発明と同一であるため、その記載を省略する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、特定の遊技開始時から特定期間経過したとき、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技回数が増加するに伴って、遊技者の当該遊技機に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を増加させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、日数を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を日を跨いでカウントすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれば、時間を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を1日の中の途中に設定させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1から4までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれば、タイマー手段の特定期間を、外部より入力することができて、遊技機外部から特定期間を設定することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明によれば、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によれば、演出データテーブルの変更の基準とされる遊技媒体カウント数を外部より個別に入力することができて、遊技機毎に、遊技機外部からテーブル変更の基準となる遊技媒体カウント数を設定することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項7) 請求項7記載の発明によれば、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項7記載の発明によれば、実際の遊技ホールの複数の遊技機の稼働状況から考慮して、演出データテーブルを変更することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項8) 請求項8記載の発明によれば、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項8記載の発明によれば、演出データテーブルの変更を決定する遊技媒体カウント数に対して、現在の遊技状態をより多くの割合で反映させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項9) 請求項9記載の発明によれば、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項9記載の発明によれば、連続する所定の特定期間毎の投入された媒体合計数の変化で、演出内容を変化させることができる遊技機を提供することができる。
(請求項10) 請求項10記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項10記載の発明によれば、特定の遊技開始時から特定期間経過した時、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していないときに、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項11) 請求項11記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項11記載の発明によれば、特定の遊技開始時から特定期間経過した時、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していないときに、遊技者の当該遊技機の演出に対する興味を薄れさせることなく、演出に対する興味を継続させることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(第1の形態)
(図面の説明) 図1乃至図10は、本発明の第1の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は当選抽選手段のブロック図、図3は演出データ記憶手段のブロック図、図4は遊技機の外観正面図、図5及び図6は初期導入期間と演出データテーブルとの関係の概略図、図7から図10までは遊技機の通常遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、図4に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
上記回転リール40は、図4の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図4の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20) 上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の報知手段66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21) 遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、ランプやスピーカ等の報知手段66を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
(入力手段) 上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(開始操作手段31)
(5)ストップスイッチ50(停止操作手段51)
(6)期間入力手段140
(7)特定カウント数入力手段150
なお、入力段としては、上述したパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 投入スイッチ15は、図4に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16) ベットスイッチ16は、図4に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17) 精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、図柄表示手段41の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、図柄表示手段41の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段31として形成されているものである。このスタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段70の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、図柄表示手段41の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段51として形成されているものである。このストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(期間入力手段140) 前記期間入力手段140は、タイマー手段110における特定期間を、外部より入力するためのものである。すなわち、タイマー手段110の特定期間は、この期間入力手段140による外部からの入力により設定可能に形成されている。この期間入力手段140は、特定カウント数入力手段150と共通して使用可能なものであって、遊技機10の内部に固定されているものである。この期間入力手段140は、遊技機10の前扉の裏面の中央右下付近に配置されている。この期間入力手段140は、通常、遊技機10の前面側の扉を開放しない限り、遊技者は、触れることができないように設定されている。そして、この期間入力手段140は、前面側に向かってテンキー及び複数の選択キーが配置されている。この選択キーを操作して、期間入力手段140としての機能を選択し、テンキーにより、具体的な期間を入力することができるものである。
なお、通常、期間入力手段140の操作は、当該遊技機10を遊技ホールに設置したときに、すなわち、遊技機10の初期導入時に設定するように形成されている。
(特定カウント数入力手段150) 前記特定カウント数入力手段150は、演出データテーブル変更手段120によって、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値を外部より入力するためのものである。上述した期間入力手段140と共通の部品を使用して、外部からテーブル変更の基準とされる遊技媒体カウント数を外部から入力可能としたものである。すなわち、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値を、この特定カウント数入力手段150による外部からの入力により設定可能に形成している。
なお、この特定カウント数入力手段150は、通常状態では、オフ状態となっており、演出データテーブル変更手段120によって変更の基準とされる遊技媒体カウント数は、基準媒体数算出手段170による複数の周囲の遊技機10の平均的な投入遊技媒体カウント数から算出したものが使用されるものである。そして、特定カウント数入力手段150を使用して、外部から入力したい場合には、特定カウント数入力手段150の選択キーを操作することによって、オフ状態からオン状態に切り換えることにより、操作可能となるものである。
(出力段) 前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)貯留払い出し手段65
(2)リールユニット60
(3)報知手段66(スピーカー67、報知ランプ69及び表示装置68)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(貯留払い出し手段65) 前記貯留払い出し手段65は、いわゆるホッパーユニットであって、遊技機10の下部に配置されて、投入された遊技媒体としての遊技メダルを貯留するとともに、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すためのものである。
(リールユニット60) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この各図柄表示手段41は、図柄を周囲に配列した回転リール40と、この回転リール40を回転駆動させるための回転駆動源としてのステッピングモーターとを備えている。具体的には、前記リールユニット60は、枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。そして、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
(報知手段66) 前記報知手段66は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、報知手段66は、スピーカー67、報知ランプ69及び表示装置68から構成されている。
表示装置68は、図4に示すように、回転リール40の上方に設けられた液晶表示装置であって、入賞の報知その他の演出を表示するものである。なお、表示装置68は、かかる液晶表示装置に限定されることなく、LED、ドットマトリックス等を用いて、表示するようにしても良い。
(遊技制御装置21) 次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(1)遊技制御手段27
(2)当選抽選手段70
(3)投入遊技媒体カウント手段100
(4)タイマー手段110
(5)演出データテーブル変更手段120
(6)特定期間媒体数記憶手段160
(7)基準媒体数算出手段170
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカ67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。そして、この演出制御装置22は、次の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(遊技制御手段27) 前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものであって、当選抽選手段70の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うためのものである。前記遊技制御手段27として、通常遊技を行うための通常遊技制御手段と、特別遊技を行うための特別遊技制御手段とを備えている。
(通常遊技制御手段) 前記通常遊技制御手段は、通常遊技を行わせるためのものである。すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(特別遊技制御手段) 前記特別遊技制御手段は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段は、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段
(2)特定遊技制御手段
(特定導入遊技制御手段)
特定導入遊技制御手段は、BBゲームを制御するためのものである。具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。そして、BBゲームでは、入賞により払い出された払い出しメダル枚数が、予め定めた所定の枚数に到達したときにBBゲームが終了するように設定されている。なお、BBゲームは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームが終了するように設定しても良い。
(特定遊技制御手段)
特定遊技制御手段は、RBゲームを制御するためのものである。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。もちろん、RBゲームの終了条件は、他の条件、例えば最大8回の入賞条件の無いものや、遊技メダルの取得枚数等を制限条件としても良いものである。
(停止制御) いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個(停止図柄も含めると5個)の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個(停止図柄も含めると5個)の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
(蹴飛ばし設定と、引き込み設定) 前記回転リールの回転及び停止を制御する停止制御として、入賞図柄の組み合わせを遊技者が前記ストップスイッチ50を操作して所定位置に停止させようとしても、前記回転リール40が回転して、かかる当選図柄が所定位置に揃わないように設定した蹴飛ばし設定と、ストップスイッチ50を操作した状態から所定の図柄数だけ回転リール40の回転上流側に位置する引き込み可能図柄の中に、当選フラグ成立中の当選図柄が含まれているような場合に、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備えている。
(停止テーブルを使用するテーブル停止制御の場合)
本実施の形態では、停止制御として、上述したような判断停止制御を使用しているが、予め停止位置を定めた停止テーブルにより停止制御を行う、いわゆるテーブル停止制御でも良い。テーブル停止制御は、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順に青セブン、青セブン、青セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後に青セブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して青セブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段70の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれ青セブン、青セブン、青セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
(当選抽選手段70) 上記当選抽選手段70は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段70による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段70は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段71
(2)当選乱数抽出手段72
(3)当選判定テーブル73
(4)当選判定手段74
なお、当選抽選手段70としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(当選乱数発生手段71) 上記当選乱数発生手段71は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「当選乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「当選乱数発生手段」或いは「当選乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選乱数抽出手段72) 上記当選乱数抽出手段72は、当選乱数発生手段71が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル73) 上記当選判定テーブル73は、当選乱数発生手段71がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
(当選判定手段74) 上記当選判定手段74は、当選乱数抽出手段72が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル73の当選率データを基に当選乱数発生手段71がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(投入遊技媒体カウント手段100) 前記投入遊技媒体カウント手段100は、予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントするためのものである。具体的には、投入遊技媒体カウント手段100は、当該遊技機10の製造工場から出荷されて、遊技ホールに設置して導入した時からの投入された遊技媒体の合計数をカウントするものである。そして、この投入遊技媒体カウント手段100は、かかる時点からの投入された遊技媒体の合計数を、複数の遊技を跨いでカウント可能に形成されている。
なお、前記投入遊技媒体カウント手段100は、投入口18から直接投入された場合と、予め遊技機10内部に貯留した貯留メダルから、ベットスイッチ16押下により内部投入された場合とのいずれもカウントするように設定されている。そして、カウントする遊技媒体の数は、かかる直接投入或いは内部投入の合計枚数であって、入賞の結果、払い出された遊技メダルの枚数は減算していないものである。もちろん、上述したものに限定されるものではなく、内部投入だけに限定しても良いし、或いは、入賞の結果、払い出された遊技メダルの枚数を合計枚数から減算するように設定しても良い。
(タイマー手段110) 前記タイマー手段110は、予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するためのものである。ここで、タイマー手段110が、時間計測を開始する予め定めた特定の遊技開始時とは、当該遊技機10を遊技ホールに導入した時、すなわち、当該遊技機10を遊技ホールに設置して、初期設定のセッティングを施した時である。なお、このタイマー手段110の設置時の初期設定は、期間入力手段140の選択キーを操作することにより可能なものである。そして、このタイマー手段110が時間計測を開始して、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測する場合の予め定めた特定期間とは、かかる初期設定の計測開始時点から1週間、計測開始時点から2週間、計測開始時点から3週間、計測開始時点から4週間、計測開始時点から5週間・・・・となるもので、計測開始時点から1週間毎の期間を、特定期間として設定しているものである。そして、タイマー手段110は、かかる計測開始時点から1週間毎に相当する特定期間に到達する毎に、特定期間到達信号を演出データテーブル変更手段120、特定期間媒体数記憶手段160及び基準媒体数算出手段170へ出力するように形成されている。
本形態では、タイマー手段110は、特定期間の計測に際して、日数を単位数にしているものである。すなわち1日を単位として計測するものである。もちろん、これに限定されるものではなく、タイマー手段110は、特定期間の計測に際して、1時間を単位として計測するように時間を単位数にするように設定しても良いものである。
(演出データテーブル変更手段120) 前記演出データテーブル変更手段120は、予め定めた所定条件を満足したときに、演出データテーブルを変更するものである。すなわち、演出データテーブル変更手段120は、タイマー手段110からの特定期間到達信号の入力を条件に、投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が基準媒体数算出手段170により算出された特定数値に到達していない場合に、使用する演出データテーブル130を、演出データ記憶手段25の複数種類の演出データテーブル130のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル130に変更するためのものである。ここで、テーブル変更の基準となる遊技媒体カウント数の特定の数値は、基準媒体数算出手段170により周囲の遊技機の遊技媒体カウント数により算出された特定数値(基準媒体数)である。
この演出データテーブル変更手段120は、タイマー手段110からの特定期間到達信号が入力されたときに(具体的には、入力したときに実施されている遊技中、又は、入力したとときに実施されている遊技の次の遊技中)、投入遊技媒体カウント手段100から初期設定から現在までの遊技媒体カウント数を採取する。そして、演出データテーブル変更手段120は、投入遊技媒体カウント手段100から採取した遊技媒体カウント数と、基準媒体数算出手段170により算出した特定数値、いわゆる基準媒体数と比較する。そして、演出データテーブル変更手段120は、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合に、演出データテーブル130を、予め定めた所定の順番(第1の演出データテーブル131→第2の演出データテーブル132→第3の演出データテーブル133→第4の演出データテーブル134)で変更するものである。すなわち、演出データテーブル変更手段120は、タイマー手段110による予め定めた特定の遊技開始時から特定期間が経過したとき、投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、演出データテーブル130の演出パターンデータのデータ個数がより多いデータ個数を有する演出データテーブル130へ変更するように形成されている。
(図5の説明) 図5は、いずれの特定期間が経過したときにも、遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170の基準媒体数に到達していない場合を示すものである。具体的には、図5に示すように、前記演出データテーブル変更手段120は、初期設定時、すなわち、遊技ホールに設置した時、演出に使用する演出データテーブル130として、第1の演出データテーブル131が設定されている。そして、タイマー手段110も、かかる初期設定時に計測が開始される。そして、かかる初期設定時、投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数も0枚に設定されている。
そして、当該遊技機の導入から1週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、その際の投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、図5に示すように、演出データテーブル130を、第1の演出データテーブル131から第2の演出データテーブル132へ変更する。
そして、当該遊技機の導入から2週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、その際の投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、図5に示すように、演出データテーブル130を、第2の演出データテーブル132から第3の演出データテーブル133へ変更する。
そして、当該遊技機の導入から3週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、その際の投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、図5に示すように、演出データテーブル130を、第3の演出データテーブル133から第4の演出データテーブル134へ変更する。そして、以後、そのまま第4の演出データテーブル134が使用されることになる。
(図6の説明) 図6は、導入後1週間経過のときに、遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170の基準媒体数以上に到達しているが、その後、導入後2週間、3週間、4週間経過しているときには、遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170の基準媒体数に到達していない場合を示すものである。
具体的には、図6に示すように、前記演出データテーブル変更手段120は、初期設定時、すなわち、遊技ホールに設置した時、演出に使用する演出データテーブル130として、第1の演出データテーブル131が設定されている。そして、タイマー手段110も、かかる初期設定時に計測が開始される。そして、かかる初期設定時、投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数も0枚に設定されている。
そして、当該遊技機の導入から1週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、その信号入力を条件として、そのときの投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達している場合、演出データテーブル変更手段120は、図6に示すように、演出データテーブル130の変更は行わず、今まで使用してきた、第1の演出データテーブル131をそのまま演出データテーブル130として使用する。
そして、当該遊技機の導入から2週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、そのときの投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、図6に示すように、演出データテーブル130を、第1の演出データテーブル131から第2の演出データテーブル132へ変更する。
そして、当該遊技機の導入から3週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、そのときの投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、図6に示すように、演出データテーブル130を、第2の演出データテーブル132から第3の演出データテーブル133へ変更する。
そして、当該遊技機の導入から4週間、経過後、タイマー手段110から特定期間到達信号が出力され、そのときの投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170により算出された基準媒体数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、図6に示すように、演出データテーブル130を、第3の演出データテーブル133から第4の演出データテーブル134へ変更する。
(特定期間媒体数記憶手段160) 前記特定期間媒体数記憶手段160は、予め定めた特定期間に複数の遊技機で投入された遊技媒体の合計投入数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶するためのものである。ここで、複数の遊技機は、当該遊技機と同一機種で、この遊技ホールに導入された遊技機の全てを意味する。すなわち、当該遊技機10と同一機種のものを10台、新台入れ替えにより導入した場合には、かかる10台の遊技機の投入遊技媒体カウント手段100によりカウントされた遊技媒体カウント数を、記憶するものである。特に図示していないが、かかる10台の遊技機は、配線により接続され、互いの遊技媒体カウント数を共有することができるように形成されている。なお、無線LANシステムにより、配線を形成せずにデータを送出力するように形成しても良い。
そして、この特定期間媒体数記憶手段160は、当該遊技機以外の9台の同一機種の他の遊技機の投入遊技媒体カウント手段100とは、常時、データを取得することができるように配線により連結されている。
もちろん、特定期間媒体数記憶手段160が記憶の対象となる複数の遊技機は、上述したような同一機種に限定するものではなく、他の機種も含めて、当該遊技機10が配置されている島全部の遊技機のデータを取得するように設定しても良い。また、島の遊技機だけではなく、当該遊技ホールの全ての遊技機(スロットマシン)の遊技媒体カウント数のデータを取得するように形成しても良いものである。
また、かかる複数の遊技機を配線のし易さから当該遊技機10の前後左右の3台に限定しても良いものである。
本発明に係る遊技機10は、演出データテーブル130の変更の基準となる基準媒体数を上述したように複数の遊技からデータ採取して算出するものに限定されるものではなく、投入遊技媒体カウント手段100からの基準媒体数の入力により予め定めた特定の数値に設定することもできるものである。すなわち、特定期間媒体数記憶手段160は、上述したように複数の遊技からデータを採取するものに限定されるものではなく、投入遊技媒体カウント手段100からの入力により、予め定めた特定の数値に設定して、かかる特定数値を記憶しておいても良いものである。具体的には、特定期間が1週間のときの特定数値としての基準媒体数を10万枚に設定し、特定期間が2週間のときの特定数値としての基準媒体数を20万枚に設定し、特定期間が3週間のときの特定数値としての基準媒体数を30万枚に設定するようなものである。これにより、特定期間経過したときに、予め定めた基準媒体数に到達していない場合に、演出データテーブル130を変更することができる。
(基準媒体数算出手段170) 前記基準媒体数算出手段170は、特定期間媒体数記憶手段160により記憶した合計投入数に所定の係数を掛けた数値を基準媒体数として算出するためのものである。本形態では、特定期間媒体数記憶手段160により周囲の複数の遊技機からデータを採取するような場合は、所定の係数=1/(データを採取した遊技機の台数)に設定してある。これにより、所定期間経過したときの10台の同一機種の遊技機の遊技媒体投入数から見た平均稼働枚数に到達していない場合は、演出データテーブル130が、変更されるものである。ここで、遊技媒体投入数から見た平均稼働枚数とは、所定期間経過したときに、10台の遊技機の遊技媒体カウント数が10万枚の場合、1台の平均稼働枚数は、1万枚となるものである。したがって、平均稼働枚数の1万枚よりも、遊技媒体カウント数が少ない場合は、当該遊技機10の遊技回数が少なく、遊技者に使用されている時間も少なく、稼働率も少ないことが推量されるものである。なお、所定の係数を、所定の計数=0.7/(データを採取した遊技機の台数)として、平均稼働枚数の70%程度に設定しても良いものである。
前記基準媒体数算出手段170は、特定カウント数入力手段150により演出データテーブル130変更の条件となる基準媒体数を入力するような場合は、所定の係数=1に設定している。これにより、基準媒体数そのものの数値を、特定カウント数入力手段150から入力することができるものである。
(演出データ記憶手段25) 上記演出データ記憶手段25は、報知手段66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の報知手段66のスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
そして、演出データ記憶手段25は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブル130を、複数種類備えている。
具体的には、演出データテーブル130は、図3に示すように、第1の演出データテーブル131と、第2の演出データテーブル132と、第3の演出データテーブル133と、第4の演出データテーブル134とを備えている。
前記第1の演出データテーブル131は、演出パターンデータのデータ個数が1000個に設定されている。すなわち、第1の演出データテーブル131は、演出パターンデータを1000個有している。なお、この1個の演出パターンデータは、1種類の演出内容を意味するものであって、1000個の演出パターンデータを有する場合には、合計で1000種類の演出が記憶されているものである。
前記第2の演出データテーブル132は、演出パターンデータのデータ個数が2000個に設定されている。すなわち、第2の演出データテーブル132は、演出パターンデータを2000個有して、2000種類の演出内容が記憶されている。そして、この第2の演出データテーブル132の2000個の演出パターンデータは、第1の演出データテーブル131の1000個の演出パターンデータに、その演出パターンデータの内容と異なる内容の1000個の演出パターンデータを加えることにより形成されているものである。すなわち、第2の演出データテーブル132は、第1の演出データテーブル131の1000種類の演出に、異なる演出内容の1000種類の演出が追加されているものである。
前記第3の演出データテーブル133は、演出パターンデータのデータ個数が3000個に設定されている。すなわち、第3の演出データテーブル133は、演出パターンデータを3000個有して、3000種類の演出内容が記憶されている。そして、この第3の演出データテーブル133の3000個の演出パターンデータは、第2の演出データテーブル132の2000個の演出パターンデータに、その演出パターンデータの内容と異なる内容の1000個の演出パターンデータを加えることにより形成されているものである。すなわち、第3の演出データテーブル133は、第2の演出データテーブル132の2000種類の演出に、異なる演出内容の1000種類の演出が追加されているものである。
前記第4の演出データテーブル134は、演出パターンデータのデータ個数が4000個に設定されている。すなわち、第4の演出データテーブル134は、演出パターンデータを4000個有して、4000種類の演出内容が記憶されている。そして、この第4の演出データテーブル134の4000個の演出パターンデータは、第3の演出データテーブル133の3000個の演出パターンデータに、その演出パターンデータの内容と異なる内容の1000個の演出パターンデータを加えることにより形成されているものである。すなわち、第4の演出データテーブル134は、第3の演出データテーブル133の3000種類の演出に、異なる演出内容の1000種類の演出が追加されているものである。
上述したように、演出データ記憶手段25は、保有する演出パターンデータのデータ個数が異なる演出データテーブル130を4個、備えている。
(演出制御手段26) 上記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、上記構成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図7乃至図10に示したフローを用いて説明する。
先ず、図7に示すステップ101において、遊技者により、遊技メダルが投入される。かかる遊技メダルの投入は、遊技メダルを直接、投入口18から投入しても良いし、また、予め遊技機10内部に貯留した遊技メダルからベットスイッチ16を押下することにより、遊技メダルを内部投入しても良いものである。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、演出データテーブル130の設定処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、当選抽選手段70により当選抽選処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなって、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。
ステップ108において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、当選図柄に相当する枚数の遊技メダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ105に戻る。
前記ステップ108において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ103の演出データテーブル130の設定処理について、図8のフローを用いて説明する。
ステップ201において、ステップ102のスタートスイッチ30のオンにより、それまでに投入された遊技メダルの枚数が投入メダルの枚数となり、遊技メダルの投入枚数が確定する。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、投入遊技媒体カウント手段100により、初期設定時からの遊技メダルの投入枚数の合計数の演算処理が行われる。すなわち、前回遊技までの遊技媒体カウント数に、今回投入された遊技メダルの投入枚数が加算されて、合計の遊技媒体カウント数が決定される。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、演出データテーブル130の変更の条件となる基準媒体数の採取が行われる。具体的には、演出データテーブル変更手段120が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数を採取するものである。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、演出データテーブル変更手段120により、当該遊技機10を当該遊技ホールに導入して初期設定したときから、特定期間到達信号を入力したか否かが判定される。そして、特定期間到達信号を入力していると判定された場合、次のステップ205に進む。
ステップ205において、特定期間到達信号を前回遊技のチェック時以降に入力したか否かが判定される。そして、特定期間到達信号を前回遊技のチェック時以降に入力していると判定された場合、次のステップ206に進む。
ステップ206において、演出データテーブル変更手段120により、ステップ205で入力したと判定した特定期間到達信号は、最初の特定期間到達信号であり、且つ、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数に到達しているか否かが判定される。そして、両方の条件を満足していないと判定された場合、次のステップ207に進む。
ステップ207において、演出データテーブル変更手段120により、ステップ205で入力したと判定した特定期間到達信号は、第2番目の特定期間到達信号であり、且つ、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数に到達しているか否かが判定される。そして、両方の条件を満足していないと判定された場合、次のステップ208に進む。
ステップ208において、演出データテーブル変更手段120により、ステップ205で入力したと判定した特定期間到達信号は、第3番目の特定期間到達信号であり、且つ、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数に到達しているか否かが判定される。そして、両方の条件を満足していないと判定された場合、次のステップ209に進む。
ステップ209において、演出データテーブル変更手段120により、前回遊技と同じ演出データテーブル130を採取する。そして、演出データテーブル130の設定処理が終了する。
前記ステップ204において、演出データテーブル変更手段120により、当該遊技機10を当該遊技ホールに導入して初期設定したときから、特定期間到達信号を入力していないと判定された場合、次のステップ210に進む。
ステップ210において、演出データテーブル変更手段120により、演出データテーブル130として、第1の演出データテーブル131を採取する。そして、演出データテーブル130の設定処理が終了する。
前記ステップ205において、演出データテーブル変更手段120により、特定期間到達信号を前回遊技のチェック時以降に入力していないと判定された場合、次のステップ211に進む。
ステップ211において、演出データテーブル変更手段120により、演出データテーブル130として、前回遊技と同一の演出データテーブル130を採取する。そして、演出データテーブル130の設定処理が終了する。
前記ステップ206において、演出データテーブル変更手段120により、ステップ205で入力したと判定した特定期間到達信号は、最初の特定期間到達信号であり、且つ、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数に到達していると、すなわち、両方の条件を満足していると判定された場合、次のステップ212に進む。
ステップ212において、演出データテーブル変更手段120により、演出データテーブル130として、第2の演出データテーブル132を採取する。そして、演出データテーブル130の設定処理が終了する。
前記ステップ207において、演出データテーブル変更手段120により、ステップ205で入力したと判定した特定期間到達信号は、第2番目の特定期間到達信号であり、且つ、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数に到達していると、すなわち、両方の条件を満足していると判定された場合、次のステップ213に進む。
ステップ213において、演出データテーブル変更手段120により、演出データテーブル130として、第3の演出データテーブル133を採取する。そして、演出データテーブル130の設定処理が終了する。
前記ステップ208において、演出データテーブル変更手段120により、ステップ205で入力したと判定した特定期間到達信号は、第3番目の特定期間到達信号であり、且つ、当該遊技機10の遊技媒体カウント数が、基準媒体数算出手段170が算出した基準媒体数に到達していると、すなわち、両方の条件を満足していると判定された場合、次のステップ214に進む。
ステップ214において、演出データテーブル変更手段120により、演出データテーブル130として、第4の演出データテーブル134を採取する。そして、演出データテーブル130の設定処理が終了する。
なお、上述したステップ206、207及び208の基準媒体数は、各ステップの特定期間到達信号に対応する期間の基準媒体数を意味する。すなわち、導入後1週間後の特定期間到達信号の場合は、導入から1週間の期間の遊技媒体カウント数に適用する基準媒体数を意味し、導入後2週間後の特定期間到達信号の場合は、導入から2週間の期間の遊技媒体カウント数に適用する基準媒体数を意味するものである。
上述したステップ104の当選抽選処理について、図9のフローを用いて説明する。
ステップ300において、当選抽選手段70の当選乱数発生手段71により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段72により乱数が抽出される。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段72の内部に記憶される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、当選判定手段74により、抽出された乱数と、当選判定テーブル73の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、当選判定手段74により、抽出された乱数が、当選判定テーブル73のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ106の回転リール40の回転停止処理について、図10を用いて説明する。
ステップ600において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段70の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ601に進む。
ステップ601において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ603に進む。
ステップ603において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ600において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ604に進む。
ステップ604において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ605に進む。
ステップ605において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ603に進む。
前記ステップ604において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ603に進む。
前記ステップ605において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ601に進む。
前記ステップ602において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ600に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ601乃至ステップ605で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
(作用) 投入遊技媒体カウント手段100が、予め定めた特定の遊技開始時からの投入された遊技媒体の合計数をカウントする。そして、タイマー手段110は、特定の遊技開始時から特定期間到達時毎に、特定期間到達信号を出力する。
そして、演出データテーブル変更手段120は、特定期間到達信号の入力を条件に、投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、使用する演出データテーブル130を、演出データ記憶手段25の複数種類の演出データテーブル130のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル130へ変更する。すなわち、当該遊技機10では、特定の遊技開始時から特定期間が経過したときに、遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合、演出データテーブル130を変更することができて、演出内容を変更することができる。
このため、新たな遊技機10を、遊技ホールに設置して、特定期間が経過して、全ての演出内容が略出現し尽くして、遊技者に演出が飽きられ、稼働率が低下してきても、演出データテーブル変更手段120により演出データテーブル130が変更されて、演出パターンデータを異なるものにすることができる。したがって、特定の期間で演出が飽きられて、稼働率が下がってきても、遊技者の当該遊技機10の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
そして、特定の遊技開始時から特定期間が経過したときに、遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、演出データテーブル130を、演出パターンデータのデータ個数が、より多い演出データテーブル130へ変更する。このため、特定期間経過したときに、遊技媒体カウント数が、所定の数値に到達していない場合、演出パターンデータのデータ個数を増やすことができ、新たな演出内容を増やすことができる。したがって、特定期間経過したときに、遊技媒体カウント数が低下していても、遊技者の当該遊技機10に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を増加させることができる。
そして、本形態は、日数を単位数にして、特定期間を設定することができて、特定期間を、日を跨いでカウントすることができる。これにより、日時を跨いだ期間において、遊技者の当該遊技機10の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
なお、本形態は、時間を単位数にして、特定期間を設定するようにしても良い。かかる場合には、特定期間を1日の中の途中に設定させることができる。すなわち、朝から遊技を開始し、数時間経過して、遊技媒体カウント数が低下しているような場合に、演出データテーブル130を変更することができて、演出の種類を増加させることができるものである。これより、1日の中で、演出内容を単調なものに感じさせることなく、遊技者の当該遊技機10の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
そして、本形態は、期間入力手段140により、タイマー手段110の予め定める特定期間を、外部より入力することができて、遊技機外部から特定期間を設定することができる。これにより、遊技ホールの管理者等が、上述したような1週間単位ではなく、2週間単位や、1月単位等の各遊技ホールの特徴に見合った特定期間を設定することができる。
そして、本形態は、特定カウント数入力手段150が、演出データテーブル130の変更の基準とされる遊技媒体カウント数を外部より個別に入力することができて、遊技機毎に、遊技機外部からテーブル変更の基準となる遊技媒体カウント数を設定することができる。これにより、遊技ホールの管理者等が、自由に、当該遊技ホール毎に、或いは、遊技機毎に、それぞれの特徴に見合ったテーブル変更基準である遊技媒体カウント数を設定することができる。
そして、本形態は、演出データテーブル130の変更の条件となる基準媒体数を、特定カウント数入力手段150により手入力しない場合には、当該遊技ホールの当該遊技機10の周囲の複数の遊技機の合計投入数から算出している。これにより、実際の遊技ホールの複数の遊技機の稼働状況から考慮して、演出データテーブル130を変更することができる。そして、遊技ホールの実情に見合った基準媒体数を算出することが可能となって、各遊技ホールの特徴に見合った演出データテーブル130の変更タイミングを得ることができる。
上述したように、当該遊技機10では、遊技媒体の合計数が、特定期間経過したときに予め定めた特定の数値に到達していない場合、演出データテーブル130を変更することができて、演出内容を変更することができる。
したがって、新たな遊技機10を、遊技ホールに設置して、一定期間の遊技が遊技者により実施されて、全ての演出内容が略出現し尽くして、当該遊技機10が飽きられて、遊技媒体カウント数が小さい、すなわち稼働率が悪くなっているような場合であっても、演出データテーブル変更手段120により演出データテーブル130が変更されて、演出パターンデータを異なるものにすることができる。これにより、遊技が数多く実施されて、遊技媒体カウント数が増えても、遊技者の当該遊技機10の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
そして、テーブル変更の際、演出パターンデータのデータ個数が、より多い演出データテーブル130へ変更する。これにより、演出パターンデータのデータ個数を増やすことができ、新たな演出内容を増やすことができる。したがって、遊技回数が増加するに伴って、遊技者の当該遊技機10に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を増加させることができる。
そして、投入遊技媒体カウント手段100が、複数の遊技を跨いで、遊技媒体の合計をカウントしている。そして、演出データテーブル130を変更する条件としての予め定めた特定の数値を1回の遊技媒体の投入数を超えるように設定している。これにより、演出データテーブル変更手段120による演出データテーブルの変更条件を、複数の遊技回数にわたるような遊技媒体カウント数に設定することができる。したがって、複数の遊技回数にわたって、遊技が実行されても、遊技者の当該遊技機10の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
そして、演出データテーブル130の変更条件としての遊技媒体カウント数のカウントを、投入遊技媒体カウント手段100が日時を跨いでカウントするように形成されている。これにより、日時を跨いだ遊技間において、遊技者の当該遊技機10の演出に対する興味が薄れることなく、演出に対する興味を継続させることができる。
(第1の形態の他のバリエーション) また、この遊技機10は、複数の図柄61を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段41、図柄表示手段41の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、図柄表示手段41の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段31、図柄表示手段41の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段51、複数の図柄表示手段41の図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段70、当選抽選手段70の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うための遊技制御手段27、演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段25、演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段66、演出データ記憶手段25からの演出パターンデータを、遊技制御手段27からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、報知手段66を制御するための演出制御手段26として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段70の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄61表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機用プログラムにおいて、演出データ記憶手段25は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブル130を、複数種類備え、遊技機10を、予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段100、予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段110、タイマー手段110からの特定期間到達信号の入力を条件に、投入遊技媒体カウント手段100の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していないときに、使用する演出データテーブル130を、演出データ記憶手段25の複数種類の演出データテーブル130のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル130に変更するための演出データテーブル変更手段120として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
また、この図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
(第2の形態)
上述した第1の形態では、投入遊技媒体カウント手段100は、当該遊技機10を遊技ホールに導入して初期設定した時点を、演出データテーブル130の変更の対象となる投入された遊技媒体の合計数、いわゆる遊技媒体カウント数のカウント開示の時点としている。そして、かかる初期設定の導入後から1週間、導入から2週間、導入から3週間、導入から4週間までのそれぞれの合計数を、遊技媒体カウント数に設定しているものである。それに対して、投入遊技媒体カウント手段100が、タイマー手段110からの特定期間到達信号を入力すると、それまでの遊技媒体の合計数を遊技媒体カウント数として設定するとともに、その後の遊技媒体の合計数を0に戻してから再度、次の特定期間到達信号が入力されるまでに投入された遊技媒体の合計数のカウントを開始するように設定しても良いものである。
なお、その際、タイマー手段110からの特定期間到達信号は、投入遊技媒体カウント手段100へも出力されるように形成されている。
このように形成すると、特定期間到達信号の入力の度に、投入遊技媒体カウント手段100がカウントする遊技媒体の合計数を0にクリアする。すなわち、投入遊技媒体カウント手段100が、遊技媒体の合計数をカウントするカウント開始の時点を、所定の遊技開始時点、例えば、遊技機10の導入の初期設定時等に固定するものではなく、特定期間到達信号の入力時に設定している。これにより、特定期間到達信号が入力される期間内の遊技で、演出データテーブル130の変更の有無の対象となる遊技媒体カウント数がカウントされる。これにより、演出データテーブル130の変更を決定する遊技媒体カウント数に対して、現在の遊技状態をより多くの割合で反映させることができる。
具体的には、タイマー手段110が、特定期間到達信号を、1週間等の一定期間に出力するように設定したような場合、1週間毎の遊技媒体の合計数によって、演出データテーブル130を変更することが可能となるものである。したがって、タイマー手段110から投入遊技媒体カウント手段100へ特定期間到達信号が入力されたとき、そのときから過去に遡った1週間の遊技状態によって、演出データテーブル130の変更の有無を決定することができる。これにより、現在の遊技状態により近いデータを基にして、演出データテーブル130の変更の有無を決定することができる。したがって、演出データテーブル130の変更に対して、現在の遊技状態をより多くの割合で反映させることができる。
(第3の形態)
本形態は、連続する所定の期間毎に、投入する遊技媒体の媒体合計数を、比較して、媒体合計数が、減少してきた場合に、演出データテーブル130を変更可能に形成しているものである。
図11は、第3の形態であって、合計媒体数と演出データテーブルとの関係を示す概略図である。
投入遊技媒体カウント手段100は、予め定めた特定の遊技開始時から第1の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第1の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、更に、第1特定期間経過から第2の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第2の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶するものである。
演出データテーブル変更手段120は、第2の媒体合計数が、第1の媒体合計数に到達していない場合に、使用する演出データテーブル130を、演出データ記憶手段25の複数種類の演出データテーブル130のうちからいずれか1つの他の演出データテーブル130に変更するように形成されている。
具体的には、タイマー手段110が、当該遊技機10の遊技ホールへの設置から、時間計測を開始し、以後、1週間毎に、特定期間到達信号を出力するように設定されている。
そして、当該遊技機10を遊技ホールに設置したときから2週間の間に使用する演出データテーブル130として、図11に示すように、第1の演出データテーブル131が設定されている。
そして、現時点が、当該遊技機10の導入から2週間が終了したときである場合、図11に示すように、第1の特定期間は、遊技機10導入から1週間経過したときまでのいわゆる1週目となり、この1週目の1週間に投入された遊技媒体の合計数が第1の媒体合計数となる。そして、第2の特定期間は、かかる1週目経過後から1週間経過したときまでのいわゆる2週目となる。そして、この2週目の1週間に投入された遊技媒体の合計数が第2の媒体合計数となる。そして、かかる場合、第1の媒体合計数よりも第2の媒体合計数が減少した場合に、演出データテーブル130が変更される。すなわち、導入から1週間の投入された遊技媒体の合計数よりも、1週目経過後からの1週間、いわゆる2週目の投入された遊技媒体の合計数が減少した場合、演出データテーブル変更手段120が、演出データテーブル130を、第1の演出データテーブル131から第2の演出データテーブル132へ変更するものである。
そして、現時点が、当該遊技機10の導入から3週間が終了したときである場合、図11に示すように、第1の特定期間は、前記1週目から1週間経過したときまでのいわゆる2週目となり、この2週目の1週間に投入された遊技媒体の合計数が第1の媒体合計数となる。そして、第2の特定期間は、かかる2週目経過後から1週間経過したときまでのいわゆる3週目となる。そして、この3週目の1週間に投入された遊技媒体の合計数が第2の媒体合計数となる。そして、かかる場合、第1の媒体合計数よりも第2の媒体合計数が減少した場合に、演出データテーブル130が変更される。すなわち、1週目経過後から1週間の投入された遊技媒体の合計数よりも、2週目経過後からの1週間、いわゆる3週目の投入された遊技媒体の合計数が減少した場合、演出データテーブル変更手段120が、演出データテーブル130を、第2の演出データテーブル132から第3の演出データテーブル133へ変更するものである。
そして、現時点が、当該遊技機10の導入から4週間が終了したときである場合、図11に示すように、第1の特定期間は、前記2週目から1週間経過したときまでのいわゆる3週目となり、この3週目の1週間に投入された遊技媒体の合計数が第1の媒体合計数となる。そして、第2の特定期間は、かかる3週目経過後から1週間経過したときまでのいわゆる4週目となる。そして、この4週目の1週間に投入された遊技媒体の合計数が第2の媒体合計数となる。そして、かかる場合、第1の媒体合計数よりも第2の媒体合計数が減少した場合に、演出データテーブル130が変更される。すなわち、2週目経過後から1週間の投入された遊技媒体の合計数よりも、3週目経過後からの1週間、いわゆる4週目の投入された遊技媒体の合計数が減少した場合、演出データテーブル変更手段120が、演出データテーブル130を、第3の演出データテーブル133から第4の演出データテーブル134へ変更するものである。
なお、上述したそれぞれの場合において、第2の媒体合計数が、第1の媒体合計数に到達している場合、すなわち、第1の媒体合計数よりも第2の媒体合計数が増加若しくは同一である場合には、いずれも演出データテーブル変更手段120は、演出データテーブル130の変更は行わず、使用している演出データテーブル130を、そのまま使用し続けるように形成されている。すなわち、上述したような説明では、使用する演出データテーブル130の種類が、1つずつ、次週にずれるものである。また、その他の構成は、第1の形態で説明したものと同様であって説明を省略する。
本形態によれば、第2の媒体合計数が、第1の媒体合計数に到達していない場合、演出データテーブル変更手段120は、演出データテーブル130を変更する。これにより、連続する所定期間毎の投入された媒体合計数を比較して、投入された媒体合計数が減少してきたような場合に、異なる演出内容や、演出内容の数が多い演出データテーブル130へ変更することができる。したがって、当該遊技機10で、所定期間、遊技が実施され、演出内容が殆ど一巡して、遊技者の演出内容への興味が減少してきたようなときに、演出データテーブル130を別の演出データテーブル130に変更して、再度、遊技者の当該遊技機10への興味を増加させることができる。
本発明の第1の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、当選抽選手段を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、演出データ記憶手段を示すブロック図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の形態であって、遊技媒体カウント数と演出データテーブルとの関係を示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、遊技媒体カウント数と演出データテーブルとの関係を示す概略図である。 本発明の第1の形態であって、遊技機の通常遊技の動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、演出データテーブルの設定処理を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、当選抽選処理を示すフローである。 本発明の第1の形態であって、回転リールの回転停止処理を示すフローである。 本発明の第3の形態であって、媒体合計数と演出データテーブルとの関係を示す概略図である。
符号の説明
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 投入口
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 25 演出データ記憶手段
26 演出制御手段 27 遊技制御手段
30 スタートスイッチ 31 開始操作手段
40 回転リール 41 図柄表示手段
42 リールテープ 43 左側回転リール
44 中央回転リール 45 右側回転リール
50 ストップスイッチ 51 停止操作手段
60 リールユニット 61 図柄
65 貯留払い出し手段 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 70 当選抽選手段
71 当選乱数発生手段 72 当選乱数抽出手段
73 当選判定テーブル 74 当選判定手段
80 払い出し制御手段 90 払い出し皿
100 投入遊技媒体カウント手段 110 タイマー手段
120 演出データテーブル変更手段 130 演出データテーブル
131 第1の演出データテーブル 132 第2の演出データテーブル
133 第3の演出データテーブル 134 第4の演出データテーブル
140 期間入力手段 150 特定カウント数入力手段
160 特定期間媒体数記憶手段 170 基準媒体数算出手段

Claims (11)

  1. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、前記図柄表示手段の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段と、
    前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段と、
    複数の前記図柄表示手段の前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段と、
    演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段と、
    演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段と、
    前記演出データ記憶手段からの演出パターンデータを、前記遊技制御手段からの制御信号に基づいて、前記報知手段に出力し、前記報知手段を制御するための演出制御手段とを備え、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機において、
    前記演出データ記憶手段は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブルを、複数種類備え、
    予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段と、
    予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段と、
    前記タイマー手段からの前記特定期間到達信号の入力を条件に、前記投入遊技媒体カウント手段の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブルを、前記演出データ記憶手段の複数種類の前記演出データテーブルのうちからいずれか1つの他の演出データテーブルに変更するための演出データテーブル変更手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出データ記憶手段は、保有する演出パターンデータのデータ個数が異なる演出データテーブルを複数個、備え、
    前記演出データテーブル変更手段は、
    前記タイマー手段による予め定めた特定の遊技開始時から特定期間が経過したとき、投入遊技媒体カウント手段の遊技媒体カウント数が特定の数値に到達していない場合に、
    前記演出データテーブルの前記演出パターンデータのデータ個数がより多いデータ個数を有する前記演出データテーブルへ変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記タイマー手段は、
    前記特定期間の計測に際して、日数を単位数にしていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記タイマー手段は、
    前記特定期間の計測に際して、時間を単位数にしていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  5. 前記遊技機は、前記タイマー手段における前記特定期間を、外部より入力するための期間入力手段を備え、
    前記タイマー手段の前記特定期間は、前記期間入力手段による外部からの入力により設定可能に形成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記遊技機は、前記演出データテーブル変更手段によって、変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値を外部より入力するための特定カウント数入力手段を備え、
    変更の基準とされる遊技媒体カウント数の予め定めた特定の数値は、前記特定カウント数入力手段による外部からの入力により設定可能に形成されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記遊技機は、
    予め定めた特定期間に複数の遊技機で投入された遊技媒体の合計投入数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶する特定期間媒体数記憶手段と、
    前記特定期間媒体数記憶手段により記憶した合計投入数に所定の係数を掛けた数値を基準媒体数として算出する基準媒体数算出手段とを備え、
    前記演出データテーブル変更手段は、
    前記投入遊技媒体カウント手段の遊技媒体カウント数が、前記タイマー手段による予め定めた特定の遊技開始時から特定期間が経過したとき、前記基準媒体数算出手段により算出された基準媒体数に到達していない場合に、前記演出テーブル記憶手段の複数種類の前記演出データテーブルのうちから、いずれか1つの前記演出データテーブルを、使用する演出データテーブルとして変更するようにしたことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 前記投入遊技媒体カウント手段は、前記タイマー手段からの特定期間到達信号を入力すると、それまでの遊技媒体の合計数を遊技媒体カウント数として設定するとともに、その後の遊技媒体の合計数を0に戻してから再度、次の特定期間到達信号が入力されるまでに投入された遊技媒体の合計数のカウントを開始することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 前記投入遊技媒体カウント手段は、
    予め定めた特定の遊技開始時から第1の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第1の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、
    更に、第1特定期間経過から第2の特定期間経過までに投入された遊技媒体の第2の媒体合計数を複数の遊技を跨いでカウントして記憶し、
    前記演出データテーブル変更手段は、
    前記第2の媒体合計数が、前記第1の媒体合計数に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブルを、前記演出データ記憶手段の複数種類の前記演出データテーブルのうちからいずれか1つの他の演出データテーブルに変更することを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の遊技機。
  10. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、前記図柄表示手段の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段、
    前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段、
    複数の前記図柄表示手段の前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段、
    演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段、
    演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段、
    前記演出データ記憶手段からの演出パターンデータを、前記遊技制御手段からの制御信号に基づいて、前記報知手段に出力し、前記報知手段を制御するための演出制御手段として機能させ、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機用プログラムにおいて、
    前記演出データ記憶手段は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブルを、複数種類備え、
    前記遊技機を、
    予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段、
    予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段、
    前記タイマー手段からの前記特定期間到達信号の入力を条件に、前記投入遊技媒体カウント手段の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブルを、前記演出データ記憶手段の複数種類の前記演出データテーブルのうちからいずれか1つの他の演出データテーブルに変更するための演出データテーブル変更手段として機能させるための遊技機用プログラム。
  11. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の停止表示を変動表示へ移行させるために遊技者により、前記図柄表示手段の変動表示の開始操作が可能な開始操作手段、
    前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により複数の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段、
    複数の前記図柄表示手段の前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段、
    演出のためのデータからなる演出パターンデータを記憶した演出データ記憶手段、
    演出内容を遊技者に向かって報知するための報知手段、
    前記演出データ記憶手段からの演出パターンデータを、前記遊技制御手段からの制御信号に基づいて、前記報知手段に出力し、前記報知手段を制御するための演出制御手段として機能させ、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の停止態様になることにより入賞となって、賞としての遊技媒体を付与するように設定された遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記演出データ記憶手段は、複数の演出パターンデータを用意した演出データテーブルを、複数種類備え、
    前記遊技機を、
    予め定めた特定の遊技開始時から特定期間経過までに投入された遊技媒体の合計数をカウントする投入遊技媒体カウント手段、
    予め定めた特定の遊技開始時から、予め定めた複数の特定期間までの時間を計測して、特定期間到達時毎に当該特定期間到達信号を出力するタイマー手段、
    前記タイマー手段からの前記特定期間到達信号の入力を条件に、前記投入遊技媒体カウント手段の遊技媒体カウント数を採取して、かかる遊技媒体カウント数が予め定めた特定の数値に到達していない場合に、使用する前記演出データテーブルを、前記演出データ記憶手段の複数種類の前記演出データテーブルのうちからいずれか1つの他の演出データテーブルに変更するための演出データテーブル変更手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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