JP2006345454A - 画像符号化装置及び画像復号化装置及びそれらの方法及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像符号化装置及び画像復号化装置及びそれらの方法及びプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】電子カメラ等で撮影した画像データを、その電子カメラ等を製造する装置メーカー以外の第3者が提供するソフトウェアによって画像処理されることを防止できるようにする。
【解決手段】画像データを符号化して記録する画像符号化装置であって、画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して符号化データを生成する符号化部68と、符号化部により生成された符号化データから符号化パラメータを除去し、符号化パラメータを特定するコードを暗号化する暗号化部50と、符号化パラメータが除去された符号化データと暗号化されたコードとを記録媒体に記録する記録部20とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は静止画像や動画像を処理する画像処理技術に関するものである。
従来、電子カメラ等の画像処理装置において、撮像素子によって撮影された画像は、デジタルデータにA/D変換され、多くの場合は必要な画像処理を行った後にJPEG符号化等の非可逆圧縮変換を施すことで、記録媒体への効率的な画像の記録を行っている。
また、より画像品質を重視したい場合においては、特開2001−326939号公報(特許文献1)に開示されているように、電子カメラ等の画像処理装置内部では一切の画像処理を行うことなく、撮像素子から得られる全ての情報を最適なパラメータを使用して可逆圧縮処理を行った後、記録媒体に記録し、記録された画像データを、その電子カメラ等を製造する装置メーカーが提供するコンピュータソフトウェア等により、より高品位な画像処理を行うことで、画像品質の優れた画像をユーザーに提供する方法も既に知られている。
特開2001−326939号公報
本来、装置メーカーが提供するコンピュータソフトウェアは、撮影したカメラの特性に対して、最適な画像処理を行うことができるよう構成されており、ユーザーは、その専用コンピュータソフトウェアを使用することで、より高品位な画像データを手にすることができる。しかしながら、特許文献1に開示されている従来の技術では、装置メーカー以外の第3者が提供するソフトウェアを用いても画像処理を行うことができる場合があるため、ユーザーは撮影したカメラに最適なソフトウェアで処理する機会を逸してしまう可能性があり、より高品位な画像データを手に入れたいという、ユーザーの要求を装置メーカーとして満足させることができないという問題があった。
また一方で、装置メーカー以外の第3者が提供するソフトウェアは、装置メーカーが提供するソフトウェアの解析なしに提供することは不可能であり、解析の過程において、装置メーカーが所有する画像処理技術が流出するという問題もあった。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子カメラ等で撮影した画像データを、その電子カメラ等を製造する装置メーカー以外の第3者が提供するソフトウェアによって画像処理されることを防止できるようにすることである。
上述した課題を解決し目的を達成するために、本発明に係わる画像符号化装置は、画像データを符号化して記録する画像符号化装置であって、前記画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して符号化データを生成する符号化手段と、前記符号化手段により生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去し、該符号化パラメータを特定するコードを暗号化する暗号化手段と、前記符号化パラメータが除去された符号化データと前記暗号化されたコードとを記録媒体に記録する記録手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる画像復号化装置は、画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去した符号化データと、前記符号化パラメータを特定するコードを暗号化したデータとを用いて前記画像データを復号化する画像復号化装置であって、前記暗号化されたコードを復号化するコード復号化手段と、該コード復号化手段により復号化されたコードに対応する前記符号化パラメータを特定する特定手段と、該特定手段により特定された前記符号化パラメータを用いて前記画像データを復号化する画像データ復号化手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる画像符号化方法は、画像データを符号化して記録する画像符号化方法であって、前記画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して符号化データを生成する符号化工程と、前記符号化工程において生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去し、該符号化パラメータを特定するコードを暗号化する暗号化工程と、前記符号化パラメータが除去された符号化データと前記暗号化されたコードとを記録媒体に記録する記録工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる画像復号化方法は、画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去した符号化データと、前記符号化パラメータを特定するコードを暗号化したデータとを用いて前記画像データを復号化する画像復号化方法であって、前記暗号化されたコードを復号化するコード復号化工程と、該コード復号化工程において復号化されたコードに対応する前記符号化パラメータを特定する特定工程と、該特定工程において特定された前記符号化パラメータを用いて前記画像データを復号化する画像データ復号化工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わるプログラムは、上記の方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、電子カメラ等で撮影した画像データを、その電子カメラ等を製造する装置メーカー以外の第3者が提供するソフトウェアによって画像処理されることを防止できるようにすることが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の画像符号化装置、画像復号化装置夫々の機能を有する画像処理装置を撮像装置に適用した一実施形態の概略構成を示す図である。
図1において、100は撮像装置であり、本実施形態においてはベースラインJPEG回路におけるハフマン符号・復号回路を利用して、撮像素子により撮影された画像データを一切の画像処理を行うことなく可逆圧縮・記録する場合について説明する。
10は被写体像を光学的に結像させる撮影レンズ、12は被写体像をアナログの電気信号に変換する撮像素子、14は撮像素子12のアナログ出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。ここでA/D変換器14から出力されたデジタルデータを、以下ではCCD−RAWデータと呼ぶ。
16はD/A変換器、18はTFT LCD等から成る画像表示部である。メモリ40に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器16を介してデジタルデータからアナログデータに変換され、画像表示部18により表示される。
20はメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、撮影された画像データ等は、記録媒体20に記録される。
30は画像処理回路であり、撮影、或いは記録されたCCD−RAWデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理等の画像処理からなる現像処理を行う。
40は撮影した静止画像や、動画像を一時的に格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。例えば、A/D変換器14から出力された画像のデジタルデータがメモリ制御回路50、画像処理回路30を介して、或いは直接メモリ制御回路50を介して、メモリ40に書き込まれる。
50はメモリ制御回路であり、A/D変換器14、D/A変換器16、記録媒体20、画像処理回路30、メモリ40、DPCM変換回路80、JPEG回路60へのデータフローを制御する。メモリ制御回路50は、メモリ40へのデータ書き込み専用となる複数のメモリ制御回路と、メモリ40からのデータ読み出し専用となる複数のメモリ制御回路で構成される。
60はベースラインJPEG方式により画像データを圧縮・伸長するJPEG回路であって、DCT変換回路62、量子化回路64、MUX(データセレクタ)66、ハフマン符号・復号回路68で構成される。データセレクタ66は後述する記録モードに応じて、JPEG符号化・復号化する場合か、CCD−RAWデータを可逆圧縮・伸長する場合かの切り替えを行う。
70はMUX(データセレクタ)で、後述する記録モードに応じて、JPEG符号化・復号化する場合か、CCD−RAWデータを可逆圧縮・伸長する場合かの切り替えを行う。
80はJPEG回路60のハフマン符号・復号回路68を使用して、CCD−RAWデータの可逆圧縮伸長処理を行うために、CCD−RAWデータに対してDPCM変換(予測符号化)を行う回路である。DPCM変換回路80は、情報源のエントロピーを小さくし、ハフマン符号化における符号化効率を高めるために、CCD−RAWデータのDPCM変換(予測符号化)を行う。DPCM変換回路80は、10ビットのデータに対してDPCM変換、および11ビットのDPCMデータに対して逆DPCM変換を行う。
DPCM変換は、画像情報が周辺画素との相関関係が強いことを利用し、符号化を行なう画素の画像データを、その画素の画像データと隣接画素(左隣の画素)の画像データの差分値に変換し、情報源のエントロピーを減少させることで、ハフマン符号化における符号化効率を高めることができる。
本実施形態では、図2に示すようなカラーフィルタ配列を考慮し、常に2画素左隣のCCD−RAWデータとの差分値を算出する。従って、DPCM変換回路80は、入力されたCCD−RAWデータと、2つ前に入力されたCCD−RAWデータとの差分を求めるような構成となっている。
90はモードダイヤルスイッチ92および記録モードスイッチ94による設定に従い、またROM96(読み出し専用メモリ)に格納された内容に従い、撮像装置100全体及び撮像装置100を構成する各回路の動作制御を行うシステム制御回路である。
システム制御回路90は、メモリ40に保持された、CCD−RAWデータを可逆圧縮して得られた可逆圧縮データ中から、ハフマン符号化の際に用いたハフマンテーブルに関する情報を削除し、削除したハフマンテーブルに対応する所定のID番号を、メモリ40に書き込む。
さらにシステム制御回路90は、メモリ40に保持されたハフマン符号化の際に用いたハフマンテーブルに対応するID番号を、撮影情報の全て或いは一部を使用して所定の規則に従って暗号化し、メモリ40に書き込む。
92はモードダイヤルスイッチで、電源オフ、撮影モード、再生モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
94は記録モードスイッチで、CCD−RAWモードとJPEG記録モードのいずれかを設定することができる。また、JPEG記録モードの場合にはその圧縮効率等も設定することができる。
96は読み出し専用のメモリ(ROM)で、システム制御回路50が使用するプログラムおよび、JPEG回路60に設定する量子化テーブル、ハフマンテーブルとそのID番号等があらかじめ記録されている。
撮像装置100は、例えばモードダイヤルスイッチ92が撮影モードになっているとき、撮影レンズ10を介して撮像素子12で撮影され、A/D変換器14においてデジタル化されたCCD−RAWデータに対して、記録モードスイッチ94で設定したモードに応じた処理を施し、記録媒体20への記録処理を行う。
以下、図3に示した撮像装置100により撮像したデジタルデータの記録処理のフローチャートに従い、同処理についての説明を行う。
記録モードスイッチ94に従い、記録モードがJPEGモードであるならば(ステップS100)、システム制御回路90は、JPEG圧縮に好適なハフマンテーブルおよび量子化テーブルを、JPEG回路60に設定する(ステップS101,S102)。なお、ハフマンテーブルおよび量子化テーブルは、メモリ96に予め複数記録されている。
メモリ40に保持されたCCD−RAWデータは、メモリ制御回路50を介して画像処理回路30に転送され(ステップS103)、画像処理回路30において色処理等の画像処理を施される(ステップS104)。その結果、画像処理されたデータは、メモリ制御回路50を介してJPEG回路60に転送され、DCT変換回路62においてDCT変換され(ステップS105)、量子化回路64においてステップS102で設定された量子化テーブルを用いて量子化処理が行われ(ステップS106)、ハフマン符号・復号回路68においてステップS101で設定されたハフマンテーブルを用いてハフマン符号化処理が行われる(ステップS107)。ハフマン符号化されたデータはメモリ制御回路50を介してメモリ40に転送される(ステップS108)。
一方、記録モードスイッチ94に従い、記録モードがCCD−RAWモードであるならば(ステップS100)、システム制御回路90は、DPCM変換−ハフマン符号化に好適なハフマンテーブルのうちの一つを、JPEG回路60に設定する(ステップS109)。メモリ96には、あらかじめ複数のハフマンテーブルが記録されている。複数のハフマンテーブルはそれぞれ類似性の高い特徴をもった画像データの平均的なヒストグラムから生成されたハフマンテーブルであって、同様の類似性を持つ画像データに対して効率的な符号化処理を行うことができる。
なお、上記のステップS109から以下で説明するステップS116までのステップでは、同一のCCD−RAWデータに対して、上記の複数のハフマンテーブルを1つ1つ当てはめてハフマン符号化を行ない、それらのうちでハフマン符号化後の符号量が最も少ない符号化データをメモリ40に記憶する動作を行なう。
ステップS110では、メモリ40に保持されたCCD−RAWデータは、メモリ制御回路50を介して、DPCM変換回路80に転送される。転送されたCCD−RAWデータは、DPCM変換回路80においてDPCM変換を施され(ステップS111)、JPEG回路60におけるベースラインJPEGのハフマン符号・復号回路68において、ハフマン符号化処理を行い(ステップS112)、メモリ制御回路50を介してメモリ40に転送される(ステップS113)。
システム制御回路90は、メモリ40に保持されたハフマン符号化されたデータの符号量と、同じCCD−RAWデータに対して異なるハフマンテーブルを用いてハフマン符号化された前回のデータの符号量の比較を行う(ステップS114)。そして符号量の比較の結果、符号量の小さい符号化データを選択し(ステップS115)、選択された符号化データをそのままメモリ40に保持する。
一方、選択されなかったデータは削除するかもしくは、選択されなかったデータが保持されている領域を、次のハフマンテーブルにより符号化されたデータを転送する領域として指定する。ただし、一回目のハフマン符号化時においては比較する符号化データが存在しないため、符号化されたデータをそのままメモリ40に保持することは明白である。
予めメモリ40に格納された複数のハフマンテーブルの全てに対して、上述の符号化処理が終了しているか否かを判断し(ステップS116)、全て終了していなければ、メモリ40内の次のハフマンテーブルをJPEG回路60に設定し(ステップS109)、以上のステップS109以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS116においてすべてのハフマンテーブルに対して符号化処理が終了したと判断された場合、システム制御回路90は、メモリ40に保持された符号化データからハフマンテーブルに関する情報を削除し、このハフマンテーブルに対応するID番号をメモリ40に書き込む(ステップS117)。
ここで、本実施形態におけるハフマンテーブルに関する情報とは、たとえばJPEGファイル中に含まれる図4に示すようなデータ列のことである。JPEGファイルの場合には、同図における先頭のデータ列である“FFC4”からはじまるデータ列から、符号化に用いたハフマンテーブルに関する情報を完全に復元し、圧縮されたファイルを伸長することが可能となっている。
ステップS117でメモリ40に書き込まれたID番号は、システム制御回路90において後述するような暗号化処理を行い、メモリ40に書き込まれる(ステップS118)。
本実施形態における暗号化処理とは、撮影情報の全て或いは一部を使用して、所定の規則に従って暗号化処理を行うものであり、例えばID番号と撮影に使用したカメラの機種を特定する識別コードを使用して、
ID番号×(ID番号+識別コード)
とする場合や、或いは、撮影に使用したカメラを特定する製造番号を使用して、
ID番号×(ID番号+製造番号)
とする場合や、さらにはカメラの絞り値(Av)或いはシャッタースピード(Tv)を使用して、
ID番号×(ID番号+識別コード+製造番号)×(Tv+Av)
とすることもできる。もちろん、撮影情報に関する全ての情報を用いての暗号化処理でもかまわない。また、暗号化における演算方法は他の方法であってもかまわない。
これら暗号化されたデータの復号アルゴリズムは、装置メーカーの提供する電子カメラ及び、装置メーカーの提供するコンピュータソフトウェアのみが保有することができる。
JPEGモードにおける上述のデータ転送処理(ステップS108)、もしくはCCD−RAWモードにおけるハフマンテーブルのID化処理(ステップS117)およびID番号の暗号化処理(ステップS118)が終了したら、システム制御回路90は記録モードスイッチ94により設定された記録モード、あるいは撮影条件等のデータをヘッダとして作成し、メモリ40に書き込む(ステップS119)。
システム制御回路90は、メモリ制御回路50を介して、メモリ40に書き込まれたヘッダおよび符号化データを記録媒体20に記録する(ステップS120)。
ステップS120において記録媒体20に記録するヘッダ及び符号化データを有するデータのフォーマットの一例を図5に示す。ヘッダ情報としては、記録モード、シャッター速度・絞り値等の撮影条件、及び、符号化に使用したハフマンテーブルID番号を暗号化したコード等を記録する。一方、符号化データとしては、JPEGモードの場合にはJPEGデータ、CCD−RAWモードの場合には上述の符号化を行ったデータのうちハフマンテーブルを除いたデータが記録されている。
モードダイヤルスイッチ92が再生モードになっているとき、撮像装置100は記録媒体20に記録されたJPEGファイル、或いは圧縮記録されたCCD−RAWデータに対して、伸長処理およびCCD−RAWデータに対しては画像処理を行い、画像表示部18を用いて画像表示を行う。
以下、図6に示した撮像装置100の画像データの再生処理のフローチャートに従って、同処理についての説明を行う。
図6において、記録媒体20に記録されたデータは、メモリ制御回路50を介してメモリ40に読み込まれる(ステップS200)。メモリ40に読み込まれたデータが有するヘッダに対して、システム制御回路90はヘッダ解析を行う(ステップS201)。
ステップS201におけるヘッダ解析の結果、記録モードがJPEGモードであった場合(ステップS202)、メモリ40に保持されたデータ(JPEGファイル)は、メモリ制御回路50を介してJPEG回路60に転送される(ステップS203)。JPEG回路60に転送されたJPEGファイルは、ハフマン符号・復号回路68においてハフマン復号化処理が行われ(ステップS204)、量子化回路64において逆量子化処理が行われ(ステップS205)、DCT変換回路62において逆DCT変換が行われる(ステップS206)。
以上の各処理によって伸長された画像データは、メモリ制御回路50を介してメモリ40に転送される(ステップS207)。メモリ40に転送された画像データは、メモリ制御回路50およびD/A変換器16を介して画像表示部18に転送され、画像表示される(ステップS215)。
一方、ステップS201におけるヘッダ解析の結果、記録モードがCCD−RAWモードであった場合(ステップS202)、暗号化してヘッダに記録されたハフマンテーブルID番号を、前述した暗号化処理の逆の処理を行なって復号化する(ステップS208)。そして、復号化されたハフマンテーブルID番号から符号化データを生成する際に使用したハフマンテーブルを特定し、特定したハフマンテーブルをメモリ96からメモリ40に読み込む(ステップS209)。
一方、メモリ40に保持された符号化データは、メモリ制御回路50を介してJPEG回路60に転送される(ステップS210)。そして転送されたデータは、ハフマン符号・復号回路68において、前述のステップS209で特定されたハフマンテーブルを用いてハフマン復号化処理を施され(ステップS211)、DPCM変換回路80において逆DPCM変換を施される(ステップS212)。
逆DPCM変換されたデータは、メモリ制御回路50を介してメモリ40にCCD−RAWデータとして転送される(ステップS213)。CCD−RAWデータは、メモリ制御回路50を介して画像処理回路30において色処理等の画像処理を施され(ステップS214)、再びメモリ40に転送される(ステップS215)。ステップS214における画像処理では、ヘッダに記録された撮影情報或いは撮影した撮像装置を特定する情報等を使用して、撮影した撮像装置に最適な画像処理を行う。
そしてメモリ40に転送された画像データは、メモリ制御回路50、D/A変換器16を介して画像表示部18に転送され、画像表示される(ステップS216)。
以上の説明の通り、本実施形態においては、撮像素子からの全ての情報を記録し、画像情報を損なうことなくユーザーに提供する場合において、撮像素子からの画像データ(CCD−RAWデータ)をDPCM変換およびハフマン符号化を用いて可逆圧縮処理し、さらに符号化されたデータに含まれるハフマン符号化の際に使用したハフマンテーブルを、このテーブルを特定するID番号で置換し、かつ撮影情報の全て或いは一部を使用して所定の規則に従ってID番号を暗号化処理する。これにより、暗号化に用いた情報及び復号アルゴリズムを知り得ない第3者はハフマンテーブルを特定することができず、この符号化されたデータを復号化できないことから、この第3者に対する符号化されたデータ及び装置メーカーが有する画像処理技術等のセキュリティーを保持することができる。
また、ユーザーは、装置メーカーが提供するソフトウェアでのみ符号化された画像データを扱うことができ、装置メーカーが提供するソフトウェアを使用することで、常に撮影したカメラに最適な画像処理技術と画像処理パラメータを使用して高品位な画像を手に入れることが可能になる。
また、撮影したカメラに最適な画像処理技術と最適な画像処理パラメータを使用することにより、ユーザーは常に高品位の画像データを入手することが可能になる。
なお、本実施形態の説明においては、画像処理装置を例えば電子カメラのような撮像素子を備えた撮像装置として説明したが、コンピュータ、あるいは画像出力装置等で同様の処理を行わせることもできる。この場合には上述の各処理(画像圧縮・伸長方法)を専用のハードウェア、もしくは、コンピュータ上で動作するソフトウェアにより実現することが可能であることは明白である。なお、ソフトウェアの場合、図3、6に示したフローチャートに従ったプログラムコードをコンピュータ上で実行させることで実現可能である。
また、本実施形態では、画像に対する符号化、復号化を同じ装置(撮像装置)において行ったが、夫々の機能を有する別々の装置間で行っても良い。その際、画像を復号化する装置には、画像を符号化する装置に格納されているハフマンテーブルと同じテーブルが格納され、更に画像を符号化する装置に格納されていた夫々のハフマンテーブルを特定するIDが、画像を復号化する装置にも格納される必要がある。
(他の実施形態)
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
なお本発明を上述の記憶媒体に適応する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の画像符号化装置、画像復号化装置夫々の機能を有する画像処理装置として撮像装置を用いた一実施形態の概略構成を示す図である。 撮像素子のフィルター配列の例を示す図である。 本発明の一実施形態における記録処理ルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるハフマンテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における記録フォーマットの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における再生処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 撮影レンズ
12 撮像素子
14 A/D変換器
16 D/A変換器
18 画像表示部
20 記録媒体
30 画像処理回路
40 メモリ
50 メモリ制御回路
60 JPEG回路
62 DCT変換回路
64 量子化回路
66 データセレクタ
68 ハフマン符号・復号回路
70 データセレクタ
80 DPCM変換回路
90 システム制御回路
92 モードダイヤルスイッチ
94 記録モードスイッチ
96 メモリ
100 撮像装置

Claims (17)

  1. 画像データを符号化して記録する画像符号化装置であって、
    前記画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して符号化データを生成する符号化手段と、
    前記符号化手段により生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去し、該符号化パラメータを特定するコードを暗号化する暗号化手段と、
    前記符号化パラメータが除去された符号化データと前記暗号化されたコードとを記録媒体に記録する記録手段と、
    を具備することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記符号化パラメータと該符号化パラメータに対応する前記コードの組み合わせを複数記憶して保持する記憶手段と、該記憶手段に保持されている前記複数の符号化パラメータから、前記符号化手段により前記符号化データを生成するのに最適な符号化パラメータを選択する選択手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記最適な符号化パラメータとは、前記符号化手段により前記画像データを符号化した場合の符号化データのデータ量が最小となる符号化パラメータであることを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 被写体を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する変換手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  5. 前記画像データは、前記アナログ画像信号を前記変換手段によりデジタル画像信号に変換した直後のデジタル画像データであることを特徴とする請求項4に記載の画像符号化装置。
  6. 前記暗号化手段は、前記撮像手段を有する画像符号化装置の機種、撮影シーン、撮影モード、撮影条件、撮影日時のうちの少なくとも1つを用いて前記コードを暗号化することを特徴とする請求項4に記載の画像符号化装置。
  7. 前記符号化手段は、前記画像データをハフマン符号化することにより前記符号化データを生成し、前記符号化パラメータは、前記ハフマン符号化に用いるハフマンテーブルであることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  8. 前記符号化手段は、前記ハフマン符号化の前に予測符号化を行なうことを特徴とする請求項7に記載の画像符号化装置。
  9. 画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去した符号化データと、前記符号化パラメータを特定するコードを暗号化したデータとを用いて前記画像データを復号化する画像復号化装置であって、
    前記暗号化されたコードを復号化するコード復号化手段と、
    該コード復号化手段により復号化されたコードに対応する前記符号化パラメータを特定する特定手段と、
    該特定手段により特定された前記符号化パラメータを用いて前記画像データを復号化する画像データ復号化手段と、
    を具備することを特徴とする画像復号化装置。
  10. 前記符号化パラメータと該符号化パラメータに対応する前記コードの組み合わせを複数記憶して保持する記憶手段をさらに具備し、前記特定手段は、前記記憶手段に保持されている情報に基づいて、前記コード復号化手段により復号化されたコードに対応する前記符号化パラメータを特定することを特徴とする請求項9に記載の画像復号化装置。
  11. 請求項1に記載の画像符号化装置と、請求項9に記載の画像復号化装置とを具備することを特徴とする画像処理システム。
  12. 画像データを符号化して記録する画像符号化方法であって、
    前記画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して符号化データを生成する符号化工程と、
    前記符号化工程において生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去し、該符号化パラメータを特定するコードを暗号化する暗号化工程と、
    前記符号化パラメータが除去された符号化データと前記暗号化されたコードとを記録媒体に記録する記録工程と、
    を具備することを特徴とする画像符号化方法。
  13. 画像データを所定の符号化パラメータを用いて符号化して生成された符号化データから前記符号化パラメータを除去した符号化データと、前記符号化パラメータを特定するコードを暗号化したデータとを用いて前記画像データを復号化する画像復号化方法であって、
    前記暗号化されたコードを復号化するコード復号化工程と、
    該コード復号化工程において復号化されたコードに対応する前記符号化パラメータを特定する特定工程と、
    該特定工程において特定された前記符号化パラメータを用いて前記画像データを復号化する画像データ復号化工程と、
    を具備することを特徴とする画像復号化方法。
  14. 請求項12に記載の画像符号化方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 請求項13に記載の画像復号化方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 請求項14に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  17. 請求項15に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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