JP2006345247A - Ponシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置端末の設置を効率的に行なうことができ、作業時間を短縮することができると共に、サービス開始時の設定作業を加入者自身ですることができ、設定時間を短縮することが可能なPONシステムを提供する。
【解決手段】 局装置OLTに接続された光カプラ3に複数の装置端末4a〜4dを接続したPONシステムにおいて、上記各装置端末に接続された第1の物理層終端部7と、複数の加入者端末12a〜12dに接続し得るようにされた第2の物理層終端部10と、上記加入者端末からの認証手続きにより、上記加入者端末と未使用装置端末とのパスを形成する切替制御部8と、上記切替制御部に搭載された認証用サーバ9とを有する自動端子盤装置を設けた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 局装置OLTに接続された光カプラ3に複数の装置端末4a〜4dを接続したPONシステムにおいて、上記各装置端末に接続された第1の物理層終端部7と、複数の加入者端末12a〜12dに接続し得るようにされた第2の物理層終端部10と、上記加入者端末からの認証手続きにより、上記加入者端末と未使用装置端末とのパスを形成する切替制御部8と、上記切替制御部に搭載された認証用サーバ9とを有する自動端子盤装置を設けた構成とする。
【選択図】 図1
Description
この発明はPON(Passive Optical Network )システム、特に装置端末と加入者端末との接続及び設定を容易にすると共に、装置端末の設置、接続、設定に要する時間を短縮することができるPONシステムに関するものである。
図3及び図4は、従来のPONシステムを集合住宅設備に適用した場合の機器設置形態及び認証方法を説明するためのブロック図である。
図3は、局装置OLTに接続された光ファイバOF及びこの光ファイバOFに接続された光カプラOCを有し、この光カプラOCに複数の分岐回路を構成する光ファイバOF1〜OF4が接続され、更に、必要に応じて設けられる端子盤T及びそれに接続された光ファイバOF5〜OF8を介して各家庭となる例えば1号室〜4号室に設置された装置端末ONUに接続され、各装置端末ONUに加入者端末PCが接続されている。また、認証用サーバASは局装置OLTに接続されている。
認証方法については、装置端末ONUに固有のアドレスであるMACアドレスを使用し、このアドレスを局装置OLTもしくは認証用サーバASに予め登録しておき、各家庭で装置端末ONUを接続した時にMACアドレスを照合して登録する方法がとられている。
図4は、図3とは異なる従来システムの例を示すもので、局装置OLTに接続された光ファイバOF及びこの光ファイバOFに接続された光カプラOC並びに光カプラOCに光ファイバOFを介して接続された装置端末ONUを有し、この装置端末ONUで光/電気変換が行なわれる。
装置端末ONUにはUTPケーブルUCを介して第1の変換器CAが接続され、ここで集線機能を搭載したスイッチ及び既存の電話線を利用したデータ方式に変換される。
代表的な変換方式としてはVDSL( Very high-bit-rate Digital Subscriber Line )などがある。
代表的な変換方式としてはVDSL( Very high-bit-rate Digital Subscriber Line )などがある。
第1の変換器CAには複数の電話線TL1〜TL4及び端子盤T並びに電話線TL5〜TL8を介して各家庭に設置された第2の変換器CBが接続され、第2の変換器CBにはそれぞれ加入者端末PCが接続されている。
認証方法については、第1及び第2の変換器CA、CBを設置し、接続、設定することでサービス開通となる。装置端末ONUには各加入者のデータが集約されるため、予め認証を完了し通信可能な状態にしておくことになる。(例えば非特許文献1参照)。
アライドテレシス社のホームページ URL:http://www.allied-telesis.co.jp/solution/mdu_mtu/network.html
従来のPONシステムは上記のように構成され、図3に示すシステムにおいては、サービス開始時に各家庭に設置業者が装置端末ONUを設置し、光ファイバの融着による配線接続を行なう必要があるため、時間的、コスト的な問題があった。
また、認証方法については、各家庭に設置する装置端末ONUのMACアドレスを予め局装置OLTもしくは認証用サーバASに登録しておく必要があるため、サービス開始に際してアドレス管理などの手間を要するという問題点もあった。
更に、図4に示すシステムにおいては、サービス開始時に設置業者が各家庭に設置する第2の変換器CBと、第1の変換器CAとを接続して設定する必要があり、また図4の例では4つの加入者が1台の装置端末ONUの帯域をシェアすることになり、更に上位では同一の光カプラOCの配下に接続される装置端末ONUの台数にて帯域をシェアすることになるため、加入者が利用可能な帯域がある程度制約を受けるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、装置端末ONUの設置を効率的に行なうことができ、作業時間を短縮することが出来ると共に、サービス開始時の設定作業を加入者自身ですることができ、設定時間を短縮することが可能なPONシステムを提供することを目的とする。
この発明に係るPONシステムは、局装置に接続された光カプラに複数の装置端末を接続したPONシステムにおいて、上記各装置端末に接続された第1の物理層終端部と、複数の加入者端末に接続し得るようにされた第2の物理層終端部と、上記加入者端末からの認証手続きにより、上記加入者端末と未使用装置端末とのパスを形成する切替制御部と、上記切替制御部に搭載された認証用サーバとを有する自動端子盤装置を設けたものである。
この発明に係るPONシステムは上記のように構成されているため、装置端末ONUの設置を効率的に行なうことができ、作業時間を短縮することができる。また、サービス開始時の設定作業を加入者自身で行なうことができるため、効率的で設定時間の短縮が可能となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1によるPONシステムの構成の例を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1によるPONシステムの構成の例を示すブロック図である。
図1に示すように、局装置OLTに光ファイバ2が接続され、この光ファイバ2に光カプラ3が接続されている。また、この光カプラ3には複数の分岐用光ファイバOF1〜OF4が接続され、これらの分岐用光ファイバOF1〜OF4にそれぞれ装置端末ONU4a〜4dが接続されている。なお、この図では装置端末が4台接続された例を示しているが、実際はPONシステムの接続可能台数まで接続できることは云うまでもない。
各装置端末ONU4a〜4dにて光/電気変換された信号はケーブル5a〜5dを介して自動端子盤装置6に接続されている。自動端子盤装置6は、装置端末ONU4a〜4dとのインタフェースとなる第1の物理層終端部7及び各家庭となるA号室〜F号室とUTPケーブル11a〜11fで接続された第2の物理層終端部10並びに各終端部7と10との間でケーブル5a〜5dのうちの所定のケーブル及びUTPケーブル11a〜11fのうちの所定のケーブルを選択して接続する経路選択及び接続された経路の開放制御を実施する切替制御部8とを有する。
また、切替制御部8には認証用サーバ9が搭載されており、各家庭に加入者端末であるPC12a〜12d等が設置、接続された場合に認識できるようにされている。
また、切替制御部8には認証用サーバ9が搭載されており、各家庭に加入者端末であるPC12a〜12d等が設置、接続された場合に認識できるようにされている。
このような構成において、家庭の一つ、例えばA号室で加入者端末PC12dが接続された場合、自動端子盤装置6の第2の物理層終端部10が加入者端末の接続を検出し、認証用サーバ9と加入者端末PC12dとの間で認証手続きが実行される。
認証手続きが完了すると、切替制御部8にて未使用の装置端末ONU4cと加入者端末PC12dとの間のパスを接続する。ここで、未使用の装置端末というのは、第1の物理層終端部7と第2の物理層終端部10との間にパスが接続されていない装置端末ONUのことをいう。これにより、加入者端末PC12dからのユーザデータは、装置端末ONU4cを経由して局装置OLTへ転送される。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、データの開通について説明したが、実施の形態2は、図1においてA号室に加入者端末PC12dが接続された際、認証用サーバ9と加入者端末PC12dとの間で認証手続きが正常に完了しない場合には、第1の物理層終端部7と第2の物理層終端部10との間のパスを接続しないようにした機能を実施の形態1に追加したものである。この結果、不要なサービス開通を防止することができる。
次に、この発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、データの開通について説明したが、実施の形態2は、図1においてA号室に加入者端末PC12dが接続された際、認証用サーバ9と加入者端末PC12dとの間で認証手続きが正常に完了しない場合には、第1の物理層終端部7と第2の物理層終端部10との間のパスを接続しないようにした機能を実施の形態1に追加したものである。この結果、不要なサービス開通を防止することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。実施の形態1では、加入者側からの設定でサービス開通となることを説明したが、この時の認証データは自動端子盤装置6に記憶されている。
次に、この発明の実施の形態3について説明する。実施の形態1では、加入者側からの設定でサービス開通となることを説明したが、この時の認証データは自動端子盤装置6に記憶されている。
実施の形態3は局装置OLT等の上位装置から自動端子盤装置6に記憶されているデータを吸い上げ、または変更する機能を実施の形態1に追加したものである。
この結果、加入者側からの設定によるサービス開通後、事業者から正式な手続きを実施するという方法を選ぶことによって、より正確な情報管理を行なうことが可能となる。
この結果、加入者側からの設定によるサービス開通後、事業者から正式な手続きを実施するという方法を選ぶことによって、より正確な情報管理を行なうことが可能となる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。実施の形態1では、上述のように、自動端子盤装置6の切替制御部8によって第1の物理層終端部7と第2の物理層終端部10との間のパスが接続されるが、実施の形態4は上記のパスが接続された後、所定の時間経過後に上記のパスが自動的に開放されるようにし、または上位装置からの指令によりパス開放時間を任意に設定したり、強制的にパスを開放し得るようにした機能を実施の形態1に追加したものである。
次に、この発明の実施の形態4について説明する。実施の形態1では、上述のように、自動端子盤装置6の切替制御部8によって第1の物理層終端部7と第2の物理層終端部10との間のパスが接続されるが、実施の形態4は上記のパスが接続された後、所定の時間経過後に上記のパスが自動的に開放されるようにし、または上位装置からの指令によりパス開放時間を任意に設定したり、強制的にパスを開放し得るようにした機能を実施の形態1に追加したものである。
この結果、加入者側からの設定によるサービス開通を暫定的サービス期間とし、その後、事業者からの正式手続きが所定時間内に終了しなければ、所定時間経過後にデータ通信を停止させることが可能となる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5は、自動端子盤装置6の装置内障害の検出や、装置端末ONUの装置障害、光カプラ3と装置端末ONU間の伝送路障害を検出する機能を実施の形態1に追加したものである。
この結果、障害発生時には自動端子盤装置内の正常なパスを選択して切替える冗長構成とすることができる。
次に、この発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5は、自動端子盤装置6の装置内障害の検出や、装置端末ONUの装置障害、光カプラ3と装置端末ONU間の伝送路障害を検出する機能を実施の形態1に追加したものである。
この結果、障害発生時には自動端子盤装置内の正常なパスを選択して切替える冗長構成とすることができる。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6を図にもとづいて説明する。図2は、実施の形態6によるPONシステムの構成の例を示すブロック図である。
上述した実施の形態1〜5が図1に示すように自動端子盤装置6を主要な構成要素として採用していたのに対し、実施の形態6は図2に示すように通常の端子盤Tを採用して構成したものである。即ち、図2に示すように、局装置OLTに接続された光ファイバOF及びこの光ファイバOFに接続された光カプラOCを有し、この光カプラOCに複数の分岐回路を構成する光ファイバOF1〜OF4が接続され、各光ファイバに装置端末ONUが接続され、光/電気変換を行なっている。
次に、この発明の実施の形態6を図にもとづいて説明する。図2は、実施の形態6によるPONシステムの構成の例を示すブロック図である。
上述した実施の形態1〜5が図1に示すように自動端子盤装置6を主要な構成要素として採用していたのに対し、実施の形態6は図2に示すように通常の端子盤Tを採用して構成したものである。即ち、図2に示すように、局装置OLTに接続された光ファイバOF及びこの光ファイバOFに接続された光カプラOCを有し、この光カプラOCに複数の分岐回路を構成する光ファイバOF1〜OF4が接続され、各光ファイバに装置端末ONUが接続され、光/電気変換を行なっている。
各装置端末ONUはUTPケーブルUC1〜UC4を介して端子盤Tに接続され、端子盤TにはまたUTPケーブルUC5〜UC8を介して各家庭の加入者端末PCが接続されるようになっている。更に、認証用サーバASは局装置OLTに接続されている。
認証方法については、上述した図3の従来例と同様に、装置端末ONUに固有のアドレスであるMACアドレスを使用し、このアドレスを局装置OLTもしくは認証用サーバASに予め登録しておき、装置端末ONUの接続時にMACアドレスを照合し登録する方法がとられる。加入者端末PCは端子盤Tを介して装置端末ONUの一つに接続される。
OLT 局装置、 2 光ファイバ、 3 光カプラ、
OF1〜OF4 光ファイバ、
4a〜4d 装置端末、 5a〜5d ケーブル、 6 自動端子盤装置、
7 第1の物理層終端部、 8 切替制御部、 9 認証用サーバ、
10 第2の物理層終端部、 11a〜11f UTPケーブル、
12a〜12d 加入者端末。
OF1〜OF4 光ファイバ、
4a〜4d 装置端末、 5a〜5d ケーブル、 6 自動端子盤装置、
7 第1の物理層終端部、 8 切替制御部、 9 認証用サーバ、
10 第2の物理層終端部、 11a〜11f UTPケーブル、
12a〜12d 加入者端末。
Claims (6)
- 局装置に接続された光カプラに複数の装置端末を接続したPON( Passive Optical Network ) システムにおいて、上記各装置端末に接続された第1の物理層終端部と、複数の加入者端末に接続し得るようにされた第2の物理層終端部と、上記加入者端末からの認証手続きにより、上記加入者端末と未使用装置端末とのパスを形成する切替制御部と、上記切替制御部に搭載された認証用サーバとを有する自動端子盤装置を設けたことを特徴とするPONシステム。
- 上記加入者端末と認証用サーバとの認証手続きが正常に完了しない時は、上記切替制御部による上記第1及び第2の物理層終端部間のパスを形成しないようにしたことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
- 上記自動端子盤装置は、上記認証用サーバに記憶されているデータを上記局装置から吸い上げまたは変更し得るようにされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のPONシステム。
- 上記自動端子盤装置は、上記切替制御部による上記第1及び第2の物理層終端部間のパス形成後、所定時間経過時に上記パスを開放し、または上記局装置からの指令によりパス開放時間を設定し、あるいは強制的にパスを開放し得るようにされていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のPONシステム。
- 上記自動端子盤装置は、自動端子盤装置内の障害及び上記装置端末の障害並びに上記光カプラと装置端末間の伝送路障害を検出する手段を有すると共に、障害検出時には上記第1及び第2の物理層終端部間の正常なパスを選択して切り替える冗長構成手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のPONシステム。
- 局装置に接続された光カプラに複数の装置端末を接続すると共に、上記各装置端末と複数の加入者端末とを端子盤を介して接続したことを特徴とするPONシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005169260A JP2006345247A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | Ponシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005169260A JP2006345247A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | Ponシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006345247A true JP2006345247A (ja) | 2006-12-21 |
Family
ID=37641865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005169260A Pending JP2006345247A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | Ponシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006345247A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011130181A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 保守監視システム、及び保守監視方法 |
-
2005
- 2005-06-09 JP JP2005169260A patent/JP2006345247A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011130181A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 保守監視システム、及び保守監視方法 |
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