JP2006345064A - 符号化装置および符号化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の構成は、入力画像を分割する処理を含む前処理を行う前処理部201、分割画像をスライスとして並列に符号化し、符号化されたスライスごとの部分ストリームを出力し、分割画像を符号化したときの発生符号量情報を出力する符号化部202〜204、分割ストリーム結合するストリーム結合部205、出力されたストリームの合計長を取得し、ストリームのビットレートを一定に保つように、次回符号化の量子化パラメータを決定するレート制御部206、分割画像の送信バッファを行う送信バッファ部201A、分割画像の受信バッファを行う受信バッファ部202B〜204B、残りバッファを推定する残りバッファ推定部207、符号化部202〜204から出力される発生符号量情報を受信する符号量情報受信部208を有する。
【選択図】 図1
Description
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本発明の第1の符号化の構成を図示したものである。101は、第1の装置であり、前処理部などを含む。102は、第2の装置であり、第1の符号化部などを含む。103は、第3の装置であり、第2の符号化部などを含む。104は、第4の装置であり、第3の符号化部などを含む。105は、第5の装置であり、ストリーム結合部などを含む。
本発明の第1の符号化のフロー(特にレート制御のフロー)を説明する。
図1において、前処理部201は、入力した画像に1ずつ増加する画像番号を付加し、1枚の画像226(図3)を3分割し、分割画像227〜分割画像228(図3)に画像番号とレート制御部206が決定した量子化パラメータを含む画像符号化条件を付加して送信バッファ部201Aに出力する。また、前処理部201は、画像を入力し、この画像の複雑度を計算する。前処理[S1]は、後述される前処理[S1]、前処理[S1]を含む処理である。
図1において、送信バッファ部201Aは、入力される画像とは非同期に、受信バッファ202B、受信バッファ203B、受信バッファ204Bへ分割画像を送信する。
図1において、第1の符号化部202は、受信バッファ202Bに画像データが存在しない状態では受信バッファ202Bが画像を受信するまでに符号化処理を待ち、受信バッファ202Bに画像データが存在する状態では分割画像に付随した符号化条件で分割画像をスライスとして符号化、作成した分割ストリームを送信バッファ部202Aへの出力し、第1の発生符号量情報に画像番号を付加して、符号量情報受信部208へ非同期にフィードバックする。送信バッファ部202Aは、第1の符号化部202の符号化とは非同期に受信バッファ部205Bへ部分ストリームを送信する。
図1において、符号量情報受信部208は、分割画像の発生符号量情報(第1の発生符号量情報、第2の発生符号量情報、第3の発生符号量情報)と画像番号を非同期で受信する。一画像の全体発生符号量は、符号量情報受信部208に受信された分割画像の発生符号量情報(第1の発生符号量情報、第2の発生符号量情報、第3の発生符号量情報)から計算される。
[ステップ:S5]レート制御処理
図1において、レート制御部206は、符号量情報受信部208に対して残りバッファ量を推定させ、推定残りバッファ量を元に、量子化パラメータを決定する。
符号化処理[S11](図4)は、符号化処理[S2]の処理より、第1の発生符号量情報、第2の発生符号量情報、第3の発生符号量情報を出力する。
符号量情報受信処理[S12](図4)は、符号量情報受信部208(図1)にて、非同期に複数の分割ストリームの発生符号量情報を受信し、図5のように、内部バッファに格納する。格納の仕方は、図5の左図(a)のように、各発生符号量情報毎(分割ストリーム1に関する第1の発生符号量情報242、分割ストリーム2に関する第2の発生符号量情報243、分割ストリーム3に関する第3の発生符号量情報244)に格納し、各発生符号量情報は、受信した発生符号量情報毎に格納し、図5の左図(a)では、受信した画像番号順となっている。
複雑度計算処理[S13](図4)は、前処理部201(図1)にて、画像を入力、複雑度を計算し、残りバッファ量推定処理[S15](図4)と、一時量子化パラメータ計算処理[S16](図4)に出力し、画像情報を画像分割処理[S19](図4)に出力する。
実残りバッファ量更新処理[S14](図4)は、レート制御部206(図1)または符号量情報受信部208(図1)にて、後述される残りバッファ量推定処理[S15](図4)から残りバッファ量取得の要求された時点で、図5の左図(a)のように、符号量情報受信処理[S12](図4)で受信した分割発生符号量の合計が取得できる場合には、計算し、1つ以上の一画像の発生符号量情報を取得する。ここでは、1つ目の画像の発生符号量情報として第1の発生符号量情報に関する245、第2の発生符号量情報に関する249、第3の発生符号量情報に関する253の合計と、2つ目の画像の発生符号量情報として第1の発生符号量情報に関する246、第2の発生符号量情報に関する250、第3の発生符号量情報に関する254の合計を取得する。さらに、図5の右図(b)のように、上記発生符号量情報(245、249、253、246、250、254)に関して、内部バッファから破棄させ、実残りバッファを更新する。
残りバッファ量推定処理[S15](図4)は、残りバッファ推定部207(図1)にて、実残りバッファ量更新処理[S14](図4)から実残りバッファ量を要求、取得し、式(1)を用い、図6のように、残りバッファ量を推定し、後述される一時量子化パラメータ計算処理[S16](図4)に出力する。
一時量子化パラメータ計算処理[S16](図4)は、レート制御部206(図1)にて、推定した残りバッファ量と複雑度から、従来の方法を用い、量子化パラメータを算出し、後述される量子化パラメータ抑制処理[S17](図4)へ出力し、画像番号Mと複雑度とを組にして後述される統計データ更新処理[S18](図4)へ出力する。
量子化パラメータ抑制処理[S17](図4)は、レート制御部206(図1)にて、式(2)により量子化パラメータを補正し、後述される統計データ更新処理[S18](図4)と後述される画像分割処理[S19](図4)に画像番号Mと補正後の量子化パラメータを出力する。
統計データ更新処理[S18]は、同一画像番号の複雑度、符号化時の量子化パラメータから符号量を逆算した符号量、一画像の発生符号量を組として、統計データとして更新する。
画像分割処理[S19](図4)は、前処理[S1]の処理より、前処理部201(図1)にて、入力した画像に1ずつ増加する画像番号を付加し、1枚の画像を3分割し、分割画像に画像番号と、量子化パラメータ抑制処理[S17](図4)が決定した量子化パラメータを含む画像符号化条件を付加して、後述される送信バッファ処理[S20](図4)に出力する。
送信バッファ処理[S20](図4)は、送信バッファ処理[S2]の処理より、分割画像を符号化処理[S11](図4)に送信する。
以上のように,第1の実施形態では、符号化部の前後に受信・送信バッファが存在するため、符号化部は受信バッファの画像データを符号化して送信バッファに出力するという他の処理工程に依存しない方法と量子化パラメータを事前に決定しておく方法とにより、各分割画像の符号化開示時刻と符号化時間を示す図Cの例のように、各符号化部が分割画像ごとに、各符号化部間の符号化時間差に依存しない非同期符号化が可能となり、演算器の利用効率の高い符号化が可能となった。各ノードの接続に汎用のネットワーク、符号化部に汎用のコンピュータを利用し、実時間符号化が可能にもかかわらず、コストが安い装置でシステムを構築することができる。送受信バッファ量から符号化速度を検知する機能と量子化パラメータ再設定する機能を持つため、符号化時間が実時間を超える画像を符号化する場合に、次に符号化しようとする画像の量子化パラメータを大きくし、符号化速度を向上させる手段によって、送受信バッファのオーバーフローを抑制し、一時的な、画質の劣化と引き換えに、画像欠落のない符号化が可能となる。
(B−1)第2の実施形態の構成
図7は、本発明の第2の符号化の構成を図示したものである。301は、第1の装置であり、前処理部などを含む。302は、第2の装置であり、第1の符号化部などを含む。303は、第3の装置であり、第2の符号化部などを含む。304は、第4の装置であり、第3の符号化部などを含む。305は、第5の装置であり、ストリーム結合部などを含む。
図8は、本発明の第2の符号化のフロー(特に発生符号量情報の転送のフロー)を図示したものである。
送信バッファ部401A(図7)は、第1の符号化部202(図7)で符号化される分割画像を、受信バッファ402B(図7)に送信する。
第1の符号化部402(図7)は、受信バッファ402B(図7)で受信した分割画像を符号化後、第1の発生符号量情報とその対応する画像番号を、受信バッファ202B(図7)に対して非同期に送信する。
受信バッファ402B(図7)は、第1の発生符号量情報とその対応する画像番号を、発生符号量情報送信バッファに保持させる。受信バッファ402B(図7)は、送信バッファ部401A(図7)が受信バッファ402B(図7)に対する分割画像データ送信直後に、発生符号量情報送信バッファに第1の発生符号量情報が存在すれば、1つ以上のすべての発生符号量情報と画像番号をすべてフィードバックし、フィードバックした発生符号量情報を発生符号量送信から破棄する。受信バッファ402B(図7)は、フィードバックする際、第1の発生符号量情報とその対応する画像番号を、第1の処理[S31](図8)における分割画像を受信したことを示す信号(一例は、ACK信号)に乗せて、送信バッファ部401A(図7)に送信する。送信バッファ部401A(図7)は、第1の発生符号量情報とその対応する画像番号を受信し、受信した第1の発生符号量情報とその対応する画像番号を、適宜、符号量情報受信部408に送信する(図示せず)。
送信バッファ部401A(図7)は、第2の符号化部203(図7)で符号化される分割画像を、受信バッファ403B(図7)に送信する。
第2の符号化部403(図7)は、受信バッファ403B(図7)で受信した分割画像を符号化後、第2の発生符号量情報とその対応する画像番号を、受信バッファ403B(図7)に対して非同期に送信する。
受信バッファ403B(図7)は、第2の発生符号量情報とその対応する画像番号を、発生符号量情報送信バッファに保持させる。受信バッファ403B(図7)は、送信バッファ部401A(図7)が受信バッファ402B(図7)に対する分割画像データ送信直後に、発生符号量情報送信バッファに第2の発生符号量情報が存在すれば、1つ以上のすべての発生符号量情報と画像番号をすべてフィードバックし、フィードバックした発生符号量情報を発生符号量送信から破棄する。受信バッファ403B(図7)は、フィードバックする際、第2の発生符号量情報とその対応する画像番号を、第4の処理[S41](図8)における分割画像を受信したことを示す信号(一例は、ACK信号)に乗せて、送信バッファ部401A(図7)に送信する。送信バッファ部401A(図7)は、第2の発生符号量情報とその対応する画像番号を受信し、受信した第2の発生符号量情報とその対応する画像番号を、適宜、符号量情報受信部408(図7)に送信する(図示せず)。
送信バッファ部401A(図7)は、第3の符号化部204(図7)で符号化される分割画像を、受信バッファ404B(図7)に送信する。
第3の符号化部404(図7)は、受信バッファ404B(図7)で受信した分割画像を符号化後、第3の発生符号量情報とその対応する画像番号を、受信バッファ404B(図7)に対して非同期に送信する。
受信バッファ404B(図7)は、第3の発生符号量情報とその対応する画像番号を、発生符号量情報送信バッファに保持させる。受信バッファ404B(図7)は、送信バッファ部401A(図7)が受信バッファ404B(図7)に対する分割画像データ送信直後に、発生符号量情報送信バッファに第3の発生符号量情報が存在すれば、1つ以上のすべての発生符号量情報と画像番号をすべてフィードバックし、フィードバックした発生符号量情報を発生符号量送信から破棄する。受信バッファ404B(図7)は、フィードバックする際、第3の発生符号量情報とその対応する画像番号を、第7の処理[S51](図8)における分割画像を受信したことを示す信号(一例は、ACK信号)に乗せて、送信バッファ部401A(図7)に送信する。送信バッファ部401A(図7)は、第3の発生符号量情報とその対応する画像番号を受信し、受信した第3の発生符号量情報とその対応する画像番号を、適宜、符号量情報受信部408に送信する(図示せず)。
以上のように,第2の実施形態によれば、発生符号量情報バッファを持つことにより、分割画像データの送受信に対して、符号化処理は非同期、発生符号量情報のフィードバックは同期的に処理する手段が可能となり、発生符号量情報の非同期的なフィードバックにおける通信パケットのコリジョンとその再送処理が発生せず、帯域の圧迫を軽減し、同一の帯域幅であっても、大きい解像度の画像データの転送符号化が可能とある。特に、ノード間の接続が半二重通信方法で接続される場合、効果が大きい。
Claims (10)
- 入力された画像を第1の分割画像と第2の分割画像に分割する前処理部と、
前記第1の分割画像を符号化して、符号化した第1の信号を出力する第1の符号化部と、
前記第2の分割画像を符号化して、符号化した第2の信号を出力する第2の符号化部と、
前記第1の信号と、前記第2の信号とを結合して、第3の信号を出力する結合部と、
前記前処理部と第1の符号化部との間に、前記第1の分割画像のバッファする第1の送信バッファと第1の受信バッファと、
前記前処理部と第2の符号化部との間に、前記第2の分割画像のバッファする前記第1の送信バッファと第2の受信バッファと、
画像1枚以上前の画像の符号化が完了する前に当該画像の量子化パラメータを決定する決定部とを有し、
前記第1の符号化部と前記第2の符号化部は、入力された画像が同一である第1の分割画像と第2の分割画像における符号化を、同一の量子化パラメータを用いて符号化すること
を特徴とする符号化装置。 - 請求項1に記載の符号化装置において、
前記決定部は、
当該画像の推定発生符号量情報を、符号化処理とは非同期に、画像1枚以上前の画像の符号化が完了する前に統計的に推定し、
前記第1の符号化部における符号化と前記第2の符号化部における符号化により推定されるストリーム長から残りバッファを計算し、この残りバッファから量子化パラメータを決定すること
を特徴とする符号化装置。 - 請求項1に記載の符号化装置において、
前記決定部は、
符号化速度の低下を検知し、符号化速度の低下が検知された場合、次画像の符号化時の量子化パラメータを大きくすること
を特徴とする符号化装置。 - 請求項1に記載の符号化装置において、
前記決定部は、
送信バッファに出力する画像番号とフィードバックを受けた画像番号の差が大きくなった場合に、符号化速度の低下を検知すること
を特徴とする符号化装置。 - 請求項1に記載の符号化装置において、
前記第1の受信バッファは、前記第1の符号化部から出力される第1の発生符号量情報をバッファする第2の送信バッファを有し、
前記第2の受信バッファは、前記第2の符号化部から出力される第2の発生符号量情報をバッファする第3の送信バッファを有し、
前記第1の送信バッファは、前記第1の発生符号量情報と前記第2の発生符号量情報をバッファする第3の受信バッファを有し、
前記第1の受信バッファは、前記第1の分割画像を受信したことを示す信号に、前記第1の発生符号量情報を乗せ、
前記第2の受信バッファは、前記第2の分割画像を受信したことを示す信号に、前記第2の発生符号量情報を乗せること
を特徴とする符号化装置。 - 入力された画像を第1の分割画像と第2の分割画像に分割する第1のステップと、
前記第1の分割画像を符号化して、符号化した第1の信号を出力する第2のステップと、
前記第2の分割画像を符号化して、符号化した第2の信号を出力する第3のステップと、
前記第1の信号と、前記第2の信号とを結合して、第3の信号を出力する第4のステップと、
前記第1のステップにおいて前記第1の分割画像をバッファする第5のステップと、
前記第2のステップにおいて前記第1の分割画像をバッファする第6のステップと、
前記第1のステップにおいて前記第2の分割画像をバッファする第7のステップと、
前記第3のステップにおいて前記第2の分割画像をバッファする第8のステップと、
画像1枚以上前の画像の符号化が完了する前に当該画像の量子化パラメータを決定する第9のステップとを有し、
前記第2のステップと前記第3のステップは、入力された画像が同一である第1の分割画像と第2の分割画像における符号化を、同一の量子化パラメータを用いて符号化すること
を特徴とする符号化方法。 - 請求項6に記載の符号化方法において、
前記第9のステップは、
当該画像の推定発生符号量情報を、符号化処理とは非同期に、画像1枚以上前の画像の符号化が完了する前に統計的に推定し、
前記第2のステップにおける符号化と前記第3のステップにおける符号化により推定されるストリーム長から残りバッファを計算し、この残りバッファから量子化パラメータを決定すること
を特徴とする符号化方法。 - 請求項6に記載の符号化方法において、
前記第9のステップは、
符号化速度の低下を検知し、符号化速度の低下が検知された場合、次画像の符号化時の量子化パラメータを大きくすること
を特徴とする符号化方法。 - 請求項6に記載の符号化方法において、
前記第9のステップは、
送信バッファに出力する画像番号とフィードバックを受けた画像番号の差が大きくなった場合に、符号化速度の低下を検知すること
を特徴とする符号化方法。 - 請求項6に記載の符号化方法において、
前記第6のステップは、前記第2のステップから出力される第1の発生符号量情報を送信バッファする第10のステップを有し、
前記第8のステップは、前記第3のステップから出力される第2の発生符号量情報を送信バッファする第11のステップを有し、
前記第5のステップは、前記第1の発生符号量情報を受信バッファする第12のステップを有し、
前記第7のステップは、前記第2の発生符号量情報を受信バッファする第13のステップを有し、
前記第10のステップは、前記第1の分割画像を受信したことを示す信号に、前記第1の発生符号量情報を乗せ、
前記第11のステップは、前記第2の分割画像を受信したことを示す信号に、前記第2の発生符号量情報を乗せること
を特徴とする符号化方法。
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JP2009246513A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Canon Inc | 動画像符号化装置及びその制御方法、コンピュータプログラム |
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2005
- 2005-06-07 JP JP2005167021A patent/JP2006345064A/ja active Pending
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