JP2006344016A - 電話催告システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 滞納者毎の電話番号を示す発信情報で架電するので、同一世帯に複数の滞納者が存在すると、多重架電となり、通信コストが増大。
【解決手段】 滞納者を識別するための滞納者識別データと滞納状況を示す滞納状況データ、電話番号データ、滞納者の属する世帯を識別するための世帯識別データとを対応づけた滞納者情報テーブルを備え、滞納者情報テーブルから世帯の共通情報の一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報に基づく架電を行うと共に、該世帯識別データの一致する各滞納者の滞納者識別データに基づいて、前記滞納者情報テーブルから各滞納者の対応する滞納状況データを世帯滞納状況データとして取得し、該データに基づく世帯滞納状況を示す世帯催告業務画面を表示。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自治体等で滞納者に対して電話催告を行う電話催告システムに関し、特に、複数の滞納者が存在する世帯への架電制御を行う電話催告システムに関する。
自治体等で税金などの滞納者に対して電話催告を行う電話催告システムが知られている(特許文献1参照)。このような電話催告システムは、例えば、予め付与された滞納者を識別するための個人番号データと、氏名、住所、電話番号等を示す滞納者データおよび各滞納者の滞納状況を示す滞納状況データとが対応づけられた滞納者情報テーブルが格納されたデータベースを備えており、まず、管理者から端末を介して発信情報生成指示を受けると、滞納者情報テーブルから、個人番号データと、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データを抽出した滞納者毎の電話番号を示す発信情報を生成すると共に、該発信情報をメモリに登録する。そして、オペレータから端末を介して催告指示を受けると、該登録された発信情報に基づいて架電すると共に、オペレータの端末には架電された滞納者の個人番号に対応する滞納者データおよび滞納状況データに基づいた催告業務画面を表示させ、オペレータは、該表示された催告業務画面にしたがって各滞納者に対して電話催告を行っていた。
特開平5−48776号公報
しかしながら、上記した電話催告システムには次のような解決すべき課題があった。即ち、生成された発信情報が示す電話番号に基づいて、各滞納者に対して個別に架電が行われることから、同一世帯に複数の滞納者が存在する場合、該世帯に対して多重架電を行うこととなり通信コストが増大する問題があった。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
滞納者の電話番号を示す発信情報に基づいて架電を行う架電部を備える電話催告システムにおいて、滞納者を識別するための滞納者識別データと、少なくとも、各滞納者の属する世帯を識別するための世帯識別データ、各滞納者の滞納状況を示す滞納状況データおよび各滞納者の電話番号を示す電話番号データとが対応づけられた滞納者情報テーブルと、前記滞納者情報テーブルから世帯共通情報の一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力する発信情報生成部と、前記世帯識別データの一致する各滞納者の滞納者識別データに基づいて、前記滞納者情報テーブルから各滞納者の対応する滞納状況データを世帯滞納状況データとして取得するデータ取得部と、取得した世帯滞納状況データに基づく世帯滞納状況を示す世帯催告業務画面を表示部に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
〈構成2〉
構成1の電話催告システムにおいて、前記発信情報生成部は、前記滞納者情報テーブルから世帯識別データおよび電話番号データの一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力することを特徴とする。
〈構成3〉
構成1の電話催告システムにおいて、前記発信情報生成部は、前記滞納者情報テーブルから電話番号データの一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力することを特徴とする。
〈構成4〉
構成1の電話催告システムにおいて、前記発信情報生成部は、前記滞納者情報テーブルから世帯識別データの一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力することを特徴とする。
本発明の電話催告システムでは、滞納者を識別するための滞納者識別データと、滞納者の滞納状況を示す滞納状況データ、滞納者の電話番号データ、各滞納者の属する世帯を識別するための世帯識別データとが対応づけられた滞納者情報テーブルを備え、滞納者情報テーブルから世帯共通情報の一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成すると共に、架電先となる世帯を示す世帯識別データの一致する各滞納者の各滞納状況を世帯滞納状況として世帯催告業務画面に表示するようにしたので、生成された発信情報が示す代表電話番号に架電すると共に、オペレータは世帯催告業務画面にしたがって同一世帯の各滞納者に対して一度に催告することができる。従って、複数の滞納者が存在する同一世帯に多重架電することなく通信コストを軽減することができる。
以下、本発明の一実施形態を図を用いて詳細に説明する。
〈実施例の構成〉
図1は、本発明の電話催告システムの一実施形態を示すブロック構成図である。
図1に示すように、本発明の電話催告システムは、自治体等の庁舎内に設けられ、オペレータ端末100〜N、DBサーバ200、滞納者DB200A、滞納状況DB200B、折衝記録DB200C、収容DB200D、架電サーバ300、管理者端末400およびネットワーク500から構成されている。
ネットワーク500は、後述するように、オペレータ端末100〜N、DBサーバ200、架電サーバ300および管理者端末400を接続するための通信回線である。
滞納者DB200Aは、図2に示すように、滞納者を識別するための個人番号データと、各滞納者の属する世帯を識別するための世帯番号、各世帯を構成する世帯員を識別するための世帯員番号、氏名、住所、続柄、電話番号を示す滞納者データとが対応づけられた滞納者情報テーブルが格納されたデータベースであり、後述するDBサーバ200に接続されている。
滞納状況DB200Bは、滞納者を識別するための個人番号データと、滞納している税金等の種別、納付期限、各滞納者の滞納額を示す滞納額データとが対応づけられた滞納状況テーブルが格納されたデータベースであり、後述するDBサーバ200に接続されている。
折衝記録DB200Cは、滞納者を識別するための個人番号データと、各滞納者との交渉状況を示す折衝記録データとが対応づけられた折衝記録テーブルが格納されたデータベースであり、後述するDBサーバ200に接続されている。
収容DB200Dは、滞納者を識別するための個人番号データと、各滞納者の収納額等の収容明細を示す収容データとが対応づけられた収容状況テーブルが格納されたデータベースであり、後述するDBサーバ200に接続されている。
DBサーバ200は、上記した各データベースとのデータ授受を管理するサーバであり、制御部20、認証部21、データ取得部22およびデータ更新部23を有している。
管理者端末400は、管理者が本システムのメンテナンスおよび発信情報の生成を行うために操作する端末である。この管理者端末400は、制御部40、キーボード及びマウスにより構成される入力部41、発信情報生成部42、表示制御部43および液晶からなる表示部44を有しており、DBサーバ200および架電サーバ300にネットワーク500を介して接続されている。
オペレータ端末100は、オペレータが電話催告を行うために操作する端末である。このオペレータ端末100は、制御部10、キーボード及びマウスにより構成される入力部11、表示制御部12および液晶からなる表示部13を有しており、DBサーバ200および架電サーバ300にネットワーク500を介して接続されている。
架電サーバ300は、オペレータ端末100からの指示により、後述するように生成される滞納者の電話番号を示す発信情報に基づいて滞納者へ架電を行うサーバであり、制御部30、認証部31および架電部32を有している。
以下、架電対象となる滞納者の電話番号を示す発信情報が生成されるまでのDBサーバ200、滞納者DB200A、滞納状況DB200B、架電サーバ300、管理者端末400の相互関連について説明を行う。
管理者端末400の制御部40は、いわゆるCPUとして管理者端末400を統括制御する部であり、図示しないメモリの制御プログラムにより、初期画面として、図3に示すように、ログイン画面を表示部44に表示させている。
このログイン画面は、管理者が端末を操作する権限を有するか否かを判定するのに必要なログインIDおよびパスワードからなる認証データを入力するための画面である。管理者がログイン画面にしたがって、入力部41を介して所定の認証データの入力を行い、[Enter]ボタン(図3参照)を押下すると、制御部40は、入力された認証データを架電サーバ300に送信する。この際、制御部40は、認証データを図示しないメモリに保持する。
架電サーバ300の制御部30は、いわゆるCPUとして架電サーバ300を統括制御する部であり、認証データを受信すると、認証データを認証部31に転送する。
認証部31は、管理者の権限認証を行うための部であり、認証データを受けると、認証データと、図示しないメモリに予め保持されている管理者の登録認証データと比較し、両データが不一致であると、認証不可を示す認証不可信号を管理者端末400に送信し、両データが一致すると、認証可を示す認証可信号を管理者端末400に送信する。
管理者端末400の制御部40は、認証不可信号を受信すると、認証不可信号を表示制御部43に転送する。
表示制御部43は、表示部44の表示画面制御を行う部であり、認証不可信号を受けると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、認証失敗を示すログイン失敗画面情報を生成し、ログイン失敗画面情報を表示部44に転送する。
表示部44は、ログイン失敗画面情報を受けると、ログイン失敗画面情報に基づいたログイン失敗画面を表示する。
管理者端末400の制御部40は、認証可信号を受信すると、引き続き、メモリに保持された認証データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、いわゆるCPUとしてDBサーバ200を統括制御する部であり、認証データを受信すると、認証データを認証部21に転送する。
認証部21は、管理者の権限認証を行うための部であり、認証データを受けると、認証データと、図示しないメモリに予め保持されている管理者の登録認証データとを比較し、両データが不一致であると、認証不可信号を管理者端末400に送信し、両データが一致すると、操作許可を示す操作許可信号を管理者端末400に送信する。
管理者端末400は、認証不可信号を受信すると、上記同様に、表示部44にログイン失敗画面を表示させる。
管理者端末400の制御部40は、操作許可信号を受信すると、管理者が端末を操作する権限を有すると判定し、操作許可信号を表示制御部43に転送する。
表示制御部43は、操作許可信号を受けると、管理者の操作メニュー画面を表示する。そして、管理者により操作メニュー画面から発信情報生成が指示されると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行して、管理者から発信情報の生成条件を受け付けるための発信情報生成画面情報を生成し、発信情報生成画面情報を表示部44に転送する。
表示部44は、発信情報生成画面情報を受けると、発信情報生成画面情報に基づいて、図4に示すような発信情報生成画面を表示する。
この発信情報生成画面は、管理者が発信情報の生成条件として、世帯毎の共通情報すなわち同一世帯番号、同一電話番号、同一世帯・同一電話番号のいずれかを示す条件データを入力するための画面である。管理者が発信情報生成画面にしたがって、入力部41を介して所望の条件データの入力を行い、[Enter]ボタンを押下すると、まず、制御部40は、入力された条件データを図示しないメモリに保持すると共に、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、滞納者情報テーブル要求信号をDBサーバ200に送信する。
尚、必ず同じ生成条件を使用する場合には、生成条件を定義ファイルに保持しておき、画面指定させずに該定義ファイル中の生成条件を送信するようにすれば、さらに業務効率を向上できる。また、生成条件の指定前および指定後のいずれかに、対象条件入力画面を表示して、架電対象とする滞納者を絞り込めるようにしてもよい。対象条件としては、例えば、税(科)目(普通徴収、特別徴収、自動車税、固定資産税、国保等)、納付期限、滞納額、住所(行政区、町名等)がある。対象条件入力画面では、これらの対象条件をそれぞれ選択可能に表示して、指定された対象条件は、該条件データに付与される。この場合、後述の発信情報生成部42では、対象条件を考慮して発信情報を生成する。すなわち、発信情報生成部42では、必要に応じて滞納状況テーブルをDBサーバ200を介して取得して、対象条件に合致するものを発信情報に追加していく。
DBサーバ200の制御部20は、滞納者情報テーブル要求信号を受信すると、滞納者情報テーブル要求信号をデータ取得部22に転送する。
データ取得部22は、滞納者情報テーブル要求信号を受けると、滞納者DB200Aから滞納者情報テーブルを取得し、取得した滞納者情報テーブルを管理者端末400に送信する。
管理者端末400の制御部40は、滞納者情報テーブルを受信すると、滞納者情報テーブルおよびメモリに保持されている条件データを発信情報生成部42に転送する。
発信情報生成部42は、架電対象となる滞納者の電話番号を示す発信情報を生成する部であり、滞納者情報テーブルおよび条件データを受けると、受け付けた条件データに基づいて、滞納者情報テーブルから抽出される滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データからなる発信情報を生成する。
ここで、発信情報生成部42が発信情報を生成する処理について説明する。説明を簡便にするため、受け付けた滞納者情報テーブルは、図2に示すものと同様とする。
発信情報生成部42が同一世帯番号を示す条件データおよび滞納者情報テーブルを受け付けた場合、発信情報生成部42は、図5に示すように、滞納者情報テーブルから、世帯番号が一致する滞納者のうち最先の世帯員番号を有する滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データとを抽出した発信情報を生成する。この際、この発信情報には、初期設定として、各電話番号データに対して未架電を示す架電状況フラグが付与される。
発信情報生成部42が同一電話番号・同一世帯番号を示す条件データおよび滞納者情報テーブルを受け付けた場合、発信情報生成部42は、図6に示すように、滞納者情報テーブルから、電話番号および世帯番号が一致する滞納者のうち最先の世帯員番号を有する滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データを抽出した発信情報を生成する。この際、発信情報には、上記同様に未架電を示す架電状況フラグが付与される。
発信情報生成部42が同一電話番号を示す条件データおよび滞納者情報テーブルを受け付けた場合、発信情報生成部42は、図7に示すように、滞納者情報テーブルから、電話番号が一致する滞納者のうち最先の世帯員番号を有する滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データを抽出した発信情報を生成する。この際、発信情報には、上記同様に未架電を示す架電状況フラグが付与される。
このように、発信情報生成部42は、受け付けた条件データに基づいて、滞納者情報テーブルから発信情報を生成する。この生成される発信情報は、同一世帯に複数の滞納者がいる場合には、世帯の代表である滞納者(=本実施例では、最先の世帯員番号を有する滞納者)の電話番号のみを示すことから、後述する催告業務の際に、同一世帯に対して多重架電するのを防止できる。
制御部10は、発信情報生成部42が上記したように発信情報を生成すると、生成された発信情報を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、発信情報を受信すると、発信情報を架電部32に転送する。
架電部32は、発信情報に基づいて滞納者に対して架電を行う部であり、発信情報を受けると、該発信情報を図示しないメモリに保持する。以降、オペレータは、オペレータ端末100〜Nのいずれかを操作して各滞納者に対して催告業務を行うことができる。
次に、生成された発信情報に基づいて電話催告が行われる際のオペレータ端末100、DBサーバ200、滞納者DB200A、滞納状況DB200B、折衝記録DB200C、収容DB200Dおよび架電サーバ300の相互関連について説明を行う。
オペレータ端末100の制御部10は、いわゆるCPUとしてオペレータ端末100を統括制御する部であり、図示しないメモリの制御プログラムにより、図8に示すように、初期画面としてログイン画面を表示部13に表示させている。
このログイン画面(図8参照)は、オペレータが端末を操作する権限を有するか否かを判定するのに必要なログインIDおよびパスワードからなる認証データを入力するための画面である。オペレータがログイン画面にしたがって、入力部11を介して所定の認証データの入力を行い、[Enter]ボタン(図8参照)を押下すると、制御部10は、入力された認証データを架電サーバ300に送信する。この際、制御部10は、認証データを図示しないメモリに保持する。
架電サーバ300は、認証データを受信すると、上記した管理者端末400における管理者の権限認証と同様の処理を行い、認証可信号および認証不可信号のいずれかをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、認証不可信号を受信すると、上記した管理者端末400と同様の処理を行い、表示部13にログイン失敗画面を表示する。
オペレータ端末100の制御部10は、認証可信号を受信すると、引き続き、メモリに保持された認証データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200は、認証データを受信すると、上記した管理者端末400における管理者の権限認証と同様の処理を行い、認証可信号および認証不可信号のいずれかをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、認証不可信号を受信すると、上記した管理者端末400と同様の処理を行い、表示部13にログイン失敗画面を表示する。
オペレータ端末100の制御部10は、認証可信号を受信すると、オペレータが端末を操作する権限を有すると判定し、認証可信号を表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、表示部13の表示画面制御を行う部であり、認証可信号を受けると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、オペレータが架電方式を選択指示するための架電方式画面情報を生成し、架電方式画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、架電方式画面情報を受けると、図9に示すように、架電方式画面情報に基づいた架電方式画面を表示する。
この架電方式画面は、架電サーバ300に自動的に架電させる自動架電方式および事前に架電対象である滞納者に関する情報を表示部13に画面表示させてから、オペレータの指示により架電サーバ300に架電させるプレビュー架電方式のいずれかを選択指示するための画面である。
オペレータが架電方式画面にしたがって、入力部11を介して自動架電方式を選択し、[Enter]ボタン(図9参照)を押下すると、制御部10は、自動架電方式を示す自動架電指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、自動架電指示信号を受信すると、自動架電指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、自動架電指示信号を受けると、メモリの発信情報を参照し、架電状況フラグが未架電である最先の個人番号を有する滞納者の電話番号データに基づいて架電を行うと共に、架電された滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、個人番号データを受信すると、個人番号データをデータ取得部22に転送する。
データ取得部22は、個人番号データを受けると、まず、個人番号データに基づいて、滞納者DB200Aから架電された滞納者の滞納者データを取得し、次に、個人番号データに基づいて、滞納状況DB200B、折衝記録DB200Cおよび収容DB200Dから、滞納状況データ、折衝記録データおよび収容データをそれぞれ取得する。
引き続き、データ取得部22は、滞納者DB200Aから、架電された滞納者の滞納者データに含まれる世帯番号と同一の世帯番号を有する滞納者の滞納者データを世帯員データとして取得すると共に、取得した各世帯員データに含まれる個人番号に基づいて、滞納状況DB200Bから、架電された滞納者と同一世帯番号を有する滞納者の滞納状況データを世帯滞納状況データとして取得する。
制御部20は、データ取得部22が架電された滞納者の滞納者データ、滞納状況データ、折衝記録データ、収容データ、世帯員データおよび世帯滞納状況データを取得すると、各データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、上記各データを受信すると、各データを表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、上記各データを受信すると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、各データに基づいた世帯催告業務画面情報を生成させ、世帯催告業務画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、世帯催告業務画面情報を受けると、世帯催告業務画面情報に基づいて、図10に示すような世帯催告業務画面を表示する。この世帯催告業務画面には、架電された滞納者の収容状況、折衝記録が表示されている。また、各世帯員(架電された滞納者を含む)の氏名、生年月日、滞納状況等を示す世帯滞納状況が選択可能に表示されており、オペレータは、後述するように、この世帯滞納状況を参照して、他の滞納者を選択することで、選択された滞納者の収容状況、折衝記録を示す世帯催告業務画面に切替表示できる。
そして、オペレータが世帯催告業務画面を参照しながら、架電された世帯の各滞納者と通話を行い、入力部11を介して[折衝入力]ボタン(図10参照)を押下すると、制御部10は、折衝入力指示を示す折衝入力信号を表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、折衝入力信号を受けると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、滞納者との交渉内容を示す折衝内容データを入力するための折衝入力画面情報を生成し、折衝入力画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、折衝入力画面情報を受けると、折衝入力画面情報に基づいた折衝入力画面を表示する。
オペレータが折衝入力画面にしたがって、入力部11を介して、折衝内容データを入力し、入力を確定すると、制御部10は、折衝内容データおよび滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、滞納者の個人番号データおよび折衝内容データを受信すると、上記した両データをデータ更新部23に転送する。
データ更新部23は、各DBの更新を行う部であり、上記した両データを受けると、個人番号データに基づいて、折衝記録DB200Cを参照し、対応する折衝記録データを折衝内容データに基づいて更新する。
制御部20は、データ更新部23が折衝記録データを更新すると、更新された折衝記録データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、更新された折衝記録データを受信すると、折衝記録データを表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、更新された折衝記録データを受信すると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、折衝記録データに基づいて、折衝記録を更新させた世帯催告業務画面情報を生成させると共に、生成された世帯催告業務画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、世帯催告業務画面情報を受けると、世帯催告業務画面情報に基づいて、更新された世帯催告業務画面を表示する。
オペレータは、世帯催告業務画面の更新を確認した後、同一世帯に他の滞納者が存在する場合、同一世帯の滞納者に対する催告業務を継続すべく、入力部11を介して、世帯催告業務画面上の世帯滞納状況を参照し、他の滞納者を選択する。
制御部10は、他の滞納者が選択されると、選択された滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、個人番号データを受信すると、個人番号データをデータ取得部22に転送する。
データ取得部22は、受け付けた個人番号データに基づいて、滞納者DB200A、折衝記録DB200C、収容DB200Dから対応する滞納者データ、折衝記録データ、収容データをそれぞれ取得し、取得した各データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、上記各データを受信すると、各データを表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、各データを受けると、図示しないメモリの画像情報生成プログラムを実行し、各データに基づいた世帯催告業務画面情報を生成し、世帯催告業務画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、世帯催告業務画面情報を受けると、世帯催告業務画面情報に基づいて、選択された滞納者の収容状況、折衝記録を示す世帯催告業務画面に切替表示する。
オペレータは、表示された世帯催告業務画面を参照しながら、同一世帯の各滞納者と通話を行い、上記同様の催告業務を行った後、催告業務終了する場合、入力部11を介して、世帯催告業務画面の[業務終了]ボタン(図10参照)を押下する。引き続き、他の世帯の滞納者に対して催告業務を行う場合、世帯催告業務画面の[次滞納者]ボタン(図10参照)を押下する。
オペレータ端末100の制御部10は、[業務終了]ボタンが押下されると、業務終了を示す業務終了指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、業務終了指示信号を受信すると、業務終了指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、業務終了指示信号を受けると、通話を切断すると共に、発信情報に含まれる切断された電話番号に付与された架電状況フラグを未架電から架電済に変更し、催告業務が終了される。
一方、オペレータ端末100の制御部10は、[次滞納者]ボタンが押下されると、業務継続を示す業務継続指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、業務継続指示信号を受信すると、業務継続指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、業務継続指示信号を受けると、通話を切断すると共に、発信情報に含まれる切断された電話番号に付与された架電状況フラグを未架電から架電済に変更し、引き続き、発信情報の架電状況フラグが未架電である最先の個人番号を有する滞納者の電話番号データに基づいて架電を行う。これにより、オペレータは、他の世帯の滞納者に対して、上記同様に催告業務を継続できる。
尚、発信情報の架電状況フラグがすべて架電済を示していた場合、架電部32は、全世帯に架電済みであることを検知し、架電済信号をオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、架電済信号を受信すると、架電済信号を表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、架電済信号を受けると、図示しない画面情報生成プログラムを実行し、催告対象である全世帯に架電済であることを示す架電済画面情報を生成し、架電済画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、架電済画面情報を受けると、架電済画面情報に基づいて、架電済画面を表示する。オペレータは、架電済画面により全ての滞納者に対して催告を行ったことを確認し、催告業務を終了させる。
一方、オペレータが架電方式画面にしたがって、入力部11を介して、プレビュー架電方式を選択し、[Enter]ボタン(図9参照)を押下すると、プレビュー架電方式を示すプレビュー架電指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、プレビュー架電指示信号を受信すると、プレビュー架電指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、プレビュー架電指示信号を受けると、メモリの発信情報を参照し、架電状況フラグが未架電である最先の個人番号を有する滞納者の電話番号データに基づいて架電を行うべく架電待機すると共に、架電される滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200は、上記同様に、架電された滞納者の滞納者データ、滞納状況データ、折衝記録データ、収容データ、世帯員データおよび世帯滞納状況データを取得し、各データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100は、各データを受信すると、上記同様に、各データに基づいた世帯催告業務画面を表示部13に表示する。
そして、オペレータが入力部11を介して、表示された世帯催告業務画面の[架電]ボタン(図10参照)を押下すると、制御部10は、架電待機中の電話番号への架電指示を示す架電指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、架電指示信号を受信すると、架電指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、架電指示信号を受けると、架電待機していた電話番号データに基づいて架電を行う。以降、オペレータは、上記したと同様に、オペレータ端末100を操作して催告業務或いは催告業務終了指示を行う。
〈実施例の動作〉
以下、電話催告システムの動作について説明を行う。
まず、架電対象となる滞納者の電話番号を示す発信情報が生成される動作について説明を行う。
図11は、発信情報を生成する動作フローチャートである。
管理者端末400の制御部40は、図示しないメモリの制御プログラムにより、初期画面として、図3に示すように、ログイン画面を表示部44に表示させている。
このログイン画面は、管理者が端末を操作する権限を有するか否かを判定するのに必要なログインIDおよびパスワードからなる認証データを入力するための画面である。管理者がログイン画面にしたがって、入力部41を介して所定の認証データの入力を行い、[Enter]ボタン(図3参照)を押下する(S1)と、制御部40は、入力された認証データを架電サーバ300に送信する。この際、制御部40は、認証データを図示しないメモリに保持する。
架電サーバ300の制御部30は、認証データを受信すると、認証データを認証部31に転送する。
認証部31は、認証データを受けると、認証データと、図示しないメモリに予め保持されている管理者の登録認証データと比較し、両データが不一致であると、認証不可を示す認証不可信号を管理者端末400に送信し、両データが一致すると、認証可を示す認証可信号を管理者端末400に送信する(S2)。
管理者端末400の制御部40は、認証不可信号を受信すると、認証不可信号を表示制御部43に転送する。
表示制御部43は、認証不可信号を受けると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、認証失敗を示すログイン失敗画面情報を生成し、ログイン失敗画面情報を表示部44に転送する。
表示部44は、ログイン失敗画面情報を受けると、ログイン失敗画面情報に基づいたログイン失敗画面を表示する(S8)。
管理者端末400の制御部40は、認証可信号を受信すると、引き続き、メモリに保持された認証データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、認証データを受信すると、認証データを認証部21に転送する。
認証部21は、認証データを受けると、認証データと、図示しないメモリに予め保持されている管理者の登録認証データとを比較し、両データが不一致であると、認証不可信号を管理者端末400に送信し、両データが一致すると、操作許可を示す操作許可信号を管理者端末400に送信する。
管理者端末400は、認証不可信号を受信すると、上記同様に、表示部44にログイン失敗画面を表示させる(S8)。
管理者端末400の制御部40は、操作許可信号を受信すると、管理者が端末を操作する権限を有すると判定し、操作許可信号を表示制御部43に転送する。
表示制御部43は、操作許可信号を受けると、管理者の操作メニュー画面を表示する。そして、管理者により操作メニュー画面から発信情報生成が指示されると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行して、管理者から発信情報の生成条件を受け付けるための発信情報生成画面情報を生成し、発信情報生成画面情報を表示部44に転送する。
表示部44は、発信情報生成画面情報を受けると、発信情報生成画面情報に基づいて、図4に示すような発信情報生成画面を表示する(S3)。
この発信情報生成画面は、管理者が発信情報の生成条件として、同一世帯番号、同一電話番号、同一世帯・同一電話番号のいずれかを示す条件データを入力するための画面である。管理者が発信情報生成画面にしたがって、入力部41を介して所望の条件データの入力を行い、[Enter]ボタンを押下する(S4)と、まず、制御部40は、入力された条件データを図示しないメモリに保持すると共に、図示しないメモリの制御プログラムを実行し、滞納者データ要求信号をDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、滞納者データ要求信号を受信すると、滞納者情報テーブル要求信号をデータ取得部22に転送する。
データ取得部22は、滞納者情報テーブル要求信号を受けると、滞納者DB200Aから滞納者情報テーブルを取得し、取得した滞納者情報テーブルを管理者端末400に送信する。
管理者端末400の制御部40は、滞納者情報テーブルを受信すると、滞納者情報テーブルおよびメモリに保持されている条件データを発信情報生成部42に転送する。
発信情報生成部42は、滞納者情報テーブルおよび条件データを受けると、受け付けた条件データに基づいて、滞納者情報テーブルから抽出される滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データからなる発信情報を生成する(S5)。
ここで、発信情報生成部42が発信情報を生成する処理について説明する。説明を簡便にするため、受け付けた滞納者情報テーブルは、図2に示すものと同様とする。
発信情報生成部42が同一世帯番号を示す条件データおよび滞納者情報テーブルを受け付けた場合、発信情報生成部42は、受け付けた条件データに基づいて、図5に示すように、滞納者情報テーブルから、世帯番号が一致する滞納者のうち最先の世帯員番号を有する滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データとを抽出した発信情報を生成する。この際、この発信情報には、初期設定として、各電話番号データに対して未架電を示す架電状況フラグが付与される。
発信情報生成部42が同一電話番号・同一世帯番号を示す条件データおよび滞納者情報テーブルを受け付けた場合、発信情報生成部42は、図6に示すように、滞納者情報テーブルから、電話番号および世帯番号が一致する滞納者のうち最先の世帯員番号を有する滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データを抽出した発信情報を生成する。この際、発信情報には、上記同様に未架電を示す架電状況フラグが付与される。
発信情報生成部42が同一電話番号を示す条件データおよび滞納者情報テーブルを受け付けた場合、発信情報生成部42は、図7に示すように、滞納者情報テーブルから、電話番号が一致する滞納者のうち最先の世帯員番号を有する滞納者の個人番号データ、該個人番号に対応する氏名データおよび電話番号データを抽出した発信情報を生成する。この際、発信情報には、上記同様に未架電を示す架電状況フラグが付与される。
このように、発信情報生成部42は、受け付けた条件データに基づいて、滞納者情報テーブルから発信情報を生成する。この生成される発信情報は、同一世帯に複数の滞納者がいる場合には、世帯の代表である滞納者(=本実施例では、最先の世帯員番号を有する滞納者)の電話番号のみを示すことから、後述する催告業務の際に、同一世帯に対して多重架電するのを防止できる。
制御部10は、発信情報生成部42が上記したように発信情報を生成すると、生成された発信情報を架電サーバ300に送信する(S6)。
架電サーバ300の制御部30は、発信情報を受信すると、発信情報を架電部32に転送する。
架電部32は、発信情報を受けると、該発信情報を図示しないメモリに保持する(S7)。以降、オペレータは、オペレータ端末100〜Nのいずれかを操作して各滞納者に対して催告業務を行うことができる。
次に、生成された発信情報に基づいて催告業務を行う動作について説明を行う。
図12は、催告業務の動作フローチャートである。
オペレータ端末100の制御部10は、図示しないメモリの制御プログラムにより、図8に示すように、初期画面としてログイン画面を表示部13に表示させている。
このログイン画面(図8参照)は、オペレータが端末を操作する権限を有するか否かを判定するのに必要なログインIDおよびパスワードからなる認証データを入力するための画面である。オペレータがログイン画面にしたがって、入力部11を介して所定の認証データの入力を行い、[Enter]ボタン(図8参照)を押下する(S1)と、制御部10は、入力された認証データを架電サーバ300に送信する。この際、制御部10は、認証データを図示しないメモリに保持する。
架電サーバ300は、認証データを受信すると、上記した管理者端末400における管理者の権限認証と同様の処理を行い、認証可信号および認証不可信号のいずれかをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、認証不可信号を受信すると、上記した管理者端末400と同様の処理を行い、表示部13にログイン失敗画面を表示する(S15)。
オペレータ端末100の制御部10は、認証可信号を受信すると、引き続き、メモリに保持された認証データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200は、認証データを受信すると、上記した管理者端末400における管理者の権限認証と同様の処理を行い、操作許可信号および認証不可信号のいずれかをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、認証不可信号を受信すると、上記した管理者端末400と同様の処理を行い、表示部13にログイン失敗画面を表示する(S15)。
オペレータ端末100の制御部10は、操作許可信号を受信すると、オペレータが端末を操作する権限を有すると判定し(S2)、操作許可信号を表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、操作許可信号を受けると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、オペレータが架電方式を選択指示するための架電方式画面情報を生成し、架電方式画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、架電方式画面情報を受けると、図9に示すように、架電方式画面情報に基づいた架電方式画面を表示する(S3)。
この架電方式画面は、架電サーバ300に自動的に架電させる自動架電方式および事前に架電対象である滞納者に関する情報を表示部13に画面表示させてから、オペレータの指示により架電サーバ300に架電させるプレビュー架電方式のいずれかを選択指示するための画面である。
オペレータが架電方式画面にしたがって、入力部11を介して自動架電方式を選択し、[Enter]ボタン(図9参照)を押下する(S4)と、制御部10は、自動架電方式を示す自動架電指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、自動架電指示信号を受信すると、自動架電指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、自動架電指示信号を受ける(S5)と、メモリの発信情報を参照し、架電状況フラグが未架電である最先の個人番号を有する滞納者の電話番号データに基づいて架電を行う(S6)と共に、架電された滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、個人番号データを受信すると、個人番号データをデータ取得部22に転送する。
データ取得部22は、個人番号データを受けると、まず、個人番号データに基づいて、滞納者DB200Aから架電された滞納者の滞納者データを取得し、次に、個人番号データに基づいて、滞納状況DB200B、折衝記録DB200Cおよび収容DB200Dから、滞納状況データ、折衝記録データおよび収容データをそれぞれ取得する。
引き続き、データ取得部22は、滞納者DB200Aから、架電された滞納者の滞納者データに含まれる世帯番号と同一の世帯番号を有する滞納者の滞納者データを世帯員データとして取得すると共に、取得した各世帯員データに含まれる個人番号に基づいて、滞納状況DB200Bから、架電された滞納者と同一世帯番号を有する滞納者の滞納状況データを世帯滞納状況データとして取得する(S7)。
制御部20は、データ取得部22が架電された滞納者の滞納者データ、滞納状況データ、折衝記録データ、収容データ、世帯員データおよび世帯滞納状況データを取得すると、各データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、上記各データを受信すると、各データを表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、上記各データを受信すると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、各データに基づいた世帯催告業務画面情報を生成させ、世帯催告業務画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、世帯催告業務画面情報を受けると、世帯催告業務画面情報に基づいて、図10に示すような世帯催告業務画面を表示する(S8)。この世帯催告業務画面には、架電された滞納者の収容状況、折衝記録が表示されている。また、各世帯員(架電された滞納者を含む)の氏名、生年月日、滞納状況等を示す世帯滞納状況が選択可能に表示されており、オペレータは、後述するように、この世帯滞納状況を参照して、他の滞納者を選択することで、選択された滞納者の収容状況、折衝記録を示す世帯催告業務画面に切替表示できる。
そして、オペレータが世帯催告業務画面を参照しながら、架電された世帯の各滞納者と通話を行い、入力部11を介して[折衝入力]ボタン(図10参照)を押下する(S9)と、制御部10は、折衝入力指示を示す折衝入力信号を表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、折衝入力信号を受けると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、滞納者との交渉内容を示す折衝内容データを入力するための折衝入力画面情報を生成し、折衝入力画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、折衝入力画面情報を受けると、折衝入力画面情報に基づいた折衝入力画面を表示する(S10)。
オペレータが折衝入力画面にしたがって、入力部11を介して、折衝内容データを入力し、入力を確定する(S11)と、制御部10は、折衝内容データおよび滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、滞納者の個人番号データおよび折衝内容データを受信すると、上記した両データをデータ更新部23に転送する。
データ更新部23は、上記した両データを受けると、個人番号データに基づいて、折衝記録DB200Cを参照し、対応する折衝記録データを折衝内容データに基づいて更新する(S12)。
制御部20は、データ更新部23が折衝記録データを更新すると、更新された折衝記録データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、更新された折衝記録データを受信すると、折衝記録データを表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、更新された折衝記録データを受信すると、図示しないメモリの画面情報生成プログラムを実行し、折衝記録データに基づいて、折衝記録を更新させた世帯催告業務画面情報を生成させると共に、生成された世帯催告業務画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、世帯催告業務画面情報を受けると、世帯催告業務画面情報に基づいて、更新された世帯催告業務画面を表示する。
オペレータは、世帯催告業務画面の更新を確認した後、同一世帯に他の滞納者が存在する場合、同一世帯の滞納者に対する催告業務を継続すべく、入力部11を介して、世帯催告業務画面上の世帯滞納状況を参照し、他の滞納者を選択する(S13)。
制御部10は、他の滞納者が選択されると、選択された滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200の制御部20は、個人番号データを受信すると、個人番号データをデータ取得部22に転送する。
データ取得部22は、受け付けた個人番号データに基づいて、滞納者DB200A、折衝記録DB200C、収容DB200Dから対応する滞納者データ、折衝記録データ、収容データをそれぞれ取得し(S7)、取得した各データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、上記各データを受信すると、各データを表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、各データを受けると、図示しないメモリの画像情報生成プログラムを実行し、各データに基づいた世帯催告業務画面情報を生成し、世帯催告業務画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、世帯催告業務画面情報を受けると、世帯催告業務画面情報に基づいて、選択された滞納者の収容状況、折衝記録を示す世帯催告業務画面に切替表示する(S8)。
このように、オペレータは、表示された世帯催告業務画面を参照しながら、同一世帯の各滞納者と通話を行い、上記同様の催告業務を行った後、催告業務終了する場合、入力部11を介して、世帯催告業務画面の[業務終了]ボタン(図10参照)を押下する。引き続き、他の世帯の滞納者に対して催告業務を行う場合、世帯催告業務画面の[次滞納者]ボタン(図10参照)を押下する(S14)。
オペレータ端末100の制御部10は、[業務終了]ボタンが押下されると、業務終了を示す業務終了指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、業務終了指示信号を受信すると、業務終了指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、業務終了指示信号を受けると、通話を切断すると共に、発信情報に含まれる切断された電話番号に付与された架電状況フラグを未架電から架電済に変更し、催告業務が終了される。
一方、オペレータ端末100の制御部10は、[次滞納者]ボタンが押下されると、業務継続を示す業務継続指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、業務継続指示信号を受信すると、業務継続指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、業務継続指示信号を受けると、通話を切断すると共に、発信情報に含まれる切断された電話番号に付与された架電状況フラグを未架電から架電済に変更し、引き続き、発信情報の架電状況フラグが未架電である最先の個人番号を有する滞納者の電話番号データに基づいて架電を行う。これにより、オペレータは、他の世帯の滞納者に対して、上記同様に催告業務を継続できる。
尚、発信情報の架電状況フラグがすべて架電済を示していた場合、架電部32は、全世帯に架電済みであることを検知し、架電済信号をオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100の制御部10は、架電済信号を受信すると、架電済信号を表示制御部12に転送する。
表示制御部12は、架電済信号を受けると、図示しない画面情報生成プログラムを実行し、催告対象である全世帯に架電済であることを示す架電済画面情報を生成し、架電済画面情報を表示部13に転送する。
表示部13は、架電済画面情報を受けると、架電済画面情報に基づいて、架電済画面を表示する。オペレータは、架電済画面により全ての滞納者に対して催告を行ったことを確認し、催告業務を終了させる。
一方、オペレータが架電方式画面にしたがって、入力部11を介して、プレビュー架電方式を選択し、[Enter]ボタン(図9参照)を押下する(S4)と、プレビュー架電方式を示すプレビュー架電指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、プレビュー架電指示信号を受信すると、プレビュー架電指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、プレビュー架電指示信号を受けると、メモリの発信情報を参照し、架電状況フラグが未架電である最先の個人番号を有する滞納者の電話番号データに基づいて架電を行うべく架電待機すると共に、架電される滞納者の個人番号データをDBサーバ200に送信する。
DBサーバ200は、上記同様に、架電された滞納者の滞納者データ、滞納状況データ、折衝記録データ、収容データ、世帯員データおよび世帯滞納状況データを取得し(S16)、各データをオペレータ端末100に送信する。
オペレータ端末100は、各データを受信すると、上記同様に、各データに基づいた世帯催告業務画面を表示部13に表示する(S17)。
そして、オペレータが入力部11を介して、表示された世帯催告業務画面の[架電]ボタン(図10参照)を押下する(S18)と、制御部10は、架電待機中の電話番号への架電指示を示す架電指示信号を架電サーバ300に送信する。
架電サーバ300の制御部30は、架電指示信号を受信すると、架電指示信号を架電部32に転送する。
架電部32は、架電指示信号を受けると、架電待機していた電話番号データに基づいて架電を行う(S19)。以降、オペレータは、上記したと同様に、オペレータ端末100を操作して催告業務あるいは催告業務終了指示を行う。
〈実施例の効果〉
本実施例の電話催告システムでは、滞納者を識別するための個人番号データと、滞納者の滞納状況を示す滞納状況データ、滞納者の電話番号データ、各滞納者の属する世帯を識別するための世帯番号データ、各世帯を構成する世帯員を識別するための世帯員番号データとが対応づけられた滞納者情報テーブルを備え、滞納者情報テーブルから世帯毎の共通情報の一致する滞納者の世帯員番号に基づいて特定される電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出した発信情報を生成すると共に、架電先となる世帯を示す世帯番号の一致する各滞納者の各滞納状況を世帯滞納状況として世帯催告業務画面に表示するようにしたので、生成された発信情報が示す代表電話番号に架電すると共に、オペレータは世帯催告業務画面にしたがって同一世帯の各滞納者に対して一度に催告することができる。従って、複数の滞納者が存在する同一世帯に多重架電することなく通信コストを軽減することができる。また、多重架電を行わないことにより、架電先の人物が何度も電話応対する必要がなくなるので、架電先における電話応対の負担が軽減できる。さらに、架電先の人物の心象を損なうことによる不要なトラブルを防止できるので、円滑な催告業務が実施できるようになる。
本実施例では、催告業務はオペレータ端末100〜Nにより行われていたが、管理者端末400に上記と同様の催告業務ができるように構成してもよい。
本実施例では、世帯催告業務画面に滞納している世帯員についての世帯滞納状況が表示される構成であったが、滞納の有無に関わらず、同一世帯の世帯員に関する情報を表示させる構成としてもよい。
本発明の一実施形態を示すブロック構成図。 滞納者情報テーブルを示す図。 ログイン画面(管理者端末用)を示す図。 発信情報生成画面を示す図。 発信情報(同一世帯番号)を示す図。 発信情報(同一世帯番号、同一電話番号)を示す図。 発信情報(同一電話番号)を示す図。 ログイン画面(オペレータ端末用)を示す図。 架電方式画面を示す図。 世帯催告業務画面を示す図。 発信情報を生成する動作フローチャート。 催告業務の動作フローチャート。
符号の説明
100 オペレータ端末
10 制御部
11 入力部
12 表示制御部
13 表示部
200 DBサーバ
20 制御部
21 認証部
22 データ取得部
23 データ更新部
200A 滞納者DB
200B 滞納状況DB
200C 折衝記録DB
200D 収容DB
300 架電サーバ
30 制御部
31 認証部
32 架電部
400 管理者端末
40 制御部
41 入力部
42 発信情報生成部
43 表示制御部
44 表示部
500 ネットワーク

Claims (4)

  1. 滞納者の電話番号を示す発信情報に基づいて架電を行う架電部を備える電話催告システムにおいて、
    滞納者を識別するための滞納者識別データと、少なくとも、各滞納者の属する世帯を識別するための世帯識別データ、各滞納者の滞納状況を示す滞納状況データおよび各滞納者の電話番号を示す電話番号データとが対応づけられた滞納者情報テーブルと、
    前記滞納者情報テーブルから世帯共通情報の一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力する発信情報生成部と、
    前記世帯識別データの一致する各滞納者の滞納者識別データに基づいて、前記滞納者情報テーブルから各滞納者の対応する滞納状況データを世帯滞納状況データとして取得するデータ取得部と、
    取得した世帯滞納状況データに基づく世帯滞納状況を示す世帯催告業務画面を表示部に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする電話催告システム。
  2. 前記発信情報生成部は、前記滞納者情報テーブルから世帯識別データおよび電話番号データの一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力することを特徴とする請求項1記載の電話催告システム。
  3. 前記発信情報生成部は、前記滞納者情報テーブルから電話番号データの一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力することを特徴とする請求項1記載の電話催告システム。
  4. 前記発信情報生成部は、前記滞納者情報テーブルから世帯識別データの一致するいずれかの滞納者の電話番号データを世帯の代表電話番号として抽出し、該抽出した電話番号データを含む発信情報を生成し、該発信情報を前記架電部に出力することを特徴とする請求項1記載の電話催告システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011070563A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Jsol Corp 電話催告システム及び電話催告用プログラム

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