JP2006343418A - 表示装置,表示素子および表示装置の表示方法 - Google Patents

表示装置,表示素子および表示装置の表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 多様な画像表現が可能な表示装置,表示素子および表示方法を提供すること。
【解決手段】 3次元表面表示装置10に設けられた各ピクセル100は,自己のピクセルが表示する色情報および位置情報を外部コントローラ40から受信する通信部605と,受信された色情報に応じた色を表示する表示部105と,3次元表面表示装置10の表示面に略垂直な高さ方向に表示部105を支持する支持部610と,受信された位置情報に応じて支持部610を所定の位置まで駆動することにより表示部105の位置を変化させる駆動部615と,により示される機能をそれぞれ備えている。3次元表面表示装置10は,このように構成された各ピクセル100をそれぞれ単独で動作させることにより,3次元表面表示装置10の表示面に現れる色と凹凸とによって,人の目を引きつける画像を表現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は,画像を表現する表示装置,表示素子および表示装置の表示方法に関する。
近年のディスプレイに関する技術は,主に,レゾリューションを高く,画面を広く,明るく,そして,薄型で軽量なディスプレイを目指して進展している。一方,この方向とは別に,形状および画像の両方を提示できる表示装置も従来から提案されている。このような表示装置では,高さ方向に移動可能な表示要素(表示素子)が多数配列されていて,各表示要素に表示する色をそれぞれ変化させることにより所望の画像を表面に映し出すとともに,各表示要素の高さをそれぞれ変化させることにより表面に現れる凹凸によって所望の形状を表現する(たとえば,特許文献1を参照。)。
特開2004−347897号公報
しかし,多数の表示要素が表示する色や高さは,入力ユニットから入力された画像データや高さデータ,または,I/Fユニットから受信された画像データや高さデータに応じて,表示装置に設けられた一の制御部により統括して制御されていた。このため,各表示要素が,独立して外部とそれぞれ通信し,これにより得られたデータを用いて独立してそれぞれ動作することはできなかった。
また,今後,家庭やオフィス,公共の場所等に設置されるディスプレイが増加してくることを想定すると,現在,主流となっているディスプレイの薄型化および軽量化という方向の発展とは一線を画した,たとえば,「ライトテラピー」なる効果により心を癒すような新しい特徴を有するディスプレイが望まれている。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,より多様な画像表現が可能な表示装置,表示素子および表示方法を提供することにある。
上記課題の少なくとも一つを解決するために,本発明のある観点によれば,複数の表示素子により表示面に画像を表現する表示装置が提供される。この表示装置に設けられた各表示素子は,自己の表示素子が表示する色に関する情報および/または自己の表示素子の位置に関する情報を外部装置から受信する通信部と,上記受信された色に関する情報に応じた色を表示する表示部と,上記表示装置の表示面に略垂直な高さ方向に上記表示部を支持する支持部と,上記受信された位置に関する情報に応じて上記支持部を所定の位置まで駆動することにより上記表示部の位置を変化させる駆動部と,をそれぞれ備えている。
このように,各表示素子(各ピクセル)は,一つの独立したユニットになっている。これにより,本発明の表示装置は,一つの制御機構がすべての表示素子を統括して制御していたことから生じる従来の表示装置に存在する数量的な制約を離れて,複数の表示素子をそれぞれ単独に動作させることができる。
また,本発明の表示装置によれば,各表示素子が,それぞれ独立して外部装置と通信することができる。これにより,各表示素子は,外部装置から色に関する情報や表示素子の位置に関する情報をそれぞれ単独に受信することができる。
この結果,本発明の表示装置では,表示素子毎に受信した所望の色を表示素子毎にそれぞれ表現することにより,各表示素子に表現された色の集合によって画像を表現することができる。
また,本発明の表示装置では,表示素子毎に受信した所定の位置まで上記支持部を駆動することにより上記表示部の位置を表示素子毎にそれぞれ変化させることによって,表示装置の表示面に所望の凹凸を設けることができる。この結果,人の目を引きつけ,人の視覚に訴える画像を表現することができる。
また,表示装置の各表示素子は,簡単な構造のみから構成される。このため,複数の表示素子を有する表示装置を容易に製造できるとともに,表示装置の製造コストを下げることができる。
通信部には,複数の外部装置が接続されていて,複数の外部装置と通信するようにしてもよい。これにより,複数の機器を使用する複数の使用者が,共有して一つの表示素子を使用することも可能となる。なお,上記通信部は,IPプロトコルに基づいて外部と通信するようにしてもよい。
ここで,表示素子が表示する色に関する情報は,たとえば,輝度,彩度,明度,色相などの情報であってもよい。また,表示素子の位置に関する情報は,表示素子の位置情報自体(すなわち,表示部の高さ情報)であってもよく,表示素子の位置を示す情報を抽出することが可能な情報(たとえば,2次元画像情報)であってもよい。2次元画像情報から高さ情報を抽出する一例としては,画像データの特徴部分をズームする画像処理を行う場合,特徴部分をズームするときに生じる画像の歪み量を高さ情報として抽出する場合が挙げられる。なお,この表示素子の高さの情報は,支持部の絶対的位置を示す情報であってもよく,支持部の現在の位置からの相対的位置を示す情報であってもよい。
さらに,上記表示素子は,上記表示装置に設けられた平面または曲面のいずれかの面に自己を固定する固定部を有していてもよい。この場合,上記表示装置は,上記各表示素子を上記表示装置に着脱させることにより,自表示装置の表示面の形状を自由に変化させることができる。
これにより,前表示装置は,複数の表示素子を好きな場所に好きな個数だけ自由に配置することができる。このようにして,各表示素子を並べ替えることにより,表示装置は,ディスプレイの形状を変化させることができる。この結果,本発明の表示装置は,従来の表示装置に存在する位置的な制約を離れて,各表示素子を用いて自由な形状を創作することができる。
さらに,上記各表示素子は,自己の表示素子への接触の有無を検知する検知部をそれぞれ有し,上記表示装置は,上記検知された接触の有無に応じて,上記表示部に表示させる色および/または上記表示部の高さを変化させるようにしてもよい。
これによれば,ユーザがいずれかの表示素子に触れた場合,これに反応して表示素子の色が変化したり,表示素子の高さが変化する。この結果,ユーザは,自らの動作に反応して表示装置が表示する色がどのように変化するのかを楽しむだけでなく,自らの動作に反応して表示装置がどのように動き,それによって表示装置の表面の凹凸がどのように変化するのかを楽しむことができる。すなわち,本発明の表示装置によれば,ユーザは,自己の動作に対応した表示装置の静的変化と動的変化とを楽しむことができる。
なお,表示素子への接触の有無を検知する検知部の一例としては,表示素子に設置された接触検出電極などの接触センサや,表示素子に加えられた力の有無を検知する力センサまたは張力センサが挙げられる。しかし,検知部は,これに限られず,表示素子への接触の有無を検知することができれば,どんなセンサであってもよい。
さらに,上記各表示素子は,自己の表示素子の隣に他の表示素子が存在するか否かを検出する自動位置検出部をそれぞれ有していてもよい。この場合,上記通信部は,位置を検出するための発信信号を発信し,自動位置検出部は,上記発信された発信信号に応答して応答信号を受信した場合,上記応答信号を受信した方向の自己の表示素子の隣に他の表示素子が存在することを検出するよいにしてもよい。また,上記自動位置検出部は,赤外線を用いて上記発信信号および応答信号を送受信してもよい。
これによれば,各表示素子が,赤外線などを用いてそれぞれ通信することにより,自己の表示素子の隣に他の表示素子が存在するか否かが検出される。これにより,表示装置に設けられたすべての表示素子は,各表示素子の隣に存在する他の表示素子の位置を外部装置にそれぞれ通知する。これにより,外部装置は,表示装置を構成するすべての表示素子によって形成される形状を特定することができる。この結果,外部装置は,表示装置を構成する各表示素子の位置をメモリ等に予め記憶しておくことが不要になるだけでなく,特定された形状が考慮された,最適な色情報や位置情報をコンテンツとして生成することができる。
このようにして,表示装置は,各表示素子の検出情報に基づいて特定された表示素子全体の形状を考慮して最適化されたコンテンツに基づいて,自己の形状に合わせて最適化された色と凹凸により画像を表現することができる。
また,本発明の他の観点によれば,上記表示素子が表示する色に関する情報と上記表示素子の位置に関する情報とを外部から受信する通信部と,上記受信された色に関する情報に応じた色を表示する表示部と,上記表示面に略垂直な高さ方向に上記表示部を支持する支持部と,上記受信された位置に関する情報に応じて上記支持部を所定の位置まで駆動することにより,上記表示部の位置を変化させる駆動部と,を備えることを特徴とする表示素子が提供される。
これによれば,各表示素子が,外部装置とそれぞれ独立して通信する。これにより,各表示素子は,外部装置から色に関する情報や表示素子の位置に関する情報をそれぞれ単独に受信することができる。表示装置は,受信された各情報に基づいて,自己の形状に合わせて最適化された色と形状により画像を表現することができる。
また,本発明の他の観点によれば,表示装置を形成する複数の表示素子へ各表示素子の位置を検出するための検出信号を発信し,前記発信した検出信号に応じて,前記各表示素子により検出された自己の表示素子の隣に存在する他の表示素子の位置を各表示素子から受信し,前記各表示素子から受信した前記各表示素子の隣に存在する表示素子の位置から前記表示装置が有する複数の表示素子によって形成される形状を特定する情報処理装置が提供される。
これによれば,情報処理装置(外部機器)は,各表示機器により自動に検出される隣の表示素子の位置情報を各表示素子からそれぞれ受信することにより,表示装置が有するすべての表示素子によって形成される表示面の形状を知ることができる。これにより,機器は,表示装置を構成する各表示素子の位置をメモリ等に予め記憶しておくことが不要になるだけでなく,特定した形状を考慮して,最適な色情報や位置情報をコンテンツとして各表示素子に送信することができる。
また,本発明の他の観点によれば,複数の表示素子により表示面に画像を表現する表示装置の表示方法が提供される。具体的には,各表示素子の表示部が表示する色に関する情報と前記各表示素子の位置に関する情報とを外部装置から各表示素子にそれぞれ受信させる動作と,前記受信された色に関する情報に応じた色を前記各表示素子にそれぞれ表示させる動作と,前記受信された位置に関する情報に応じて前記各表示素子の位置をそれぞれ変化させる動作と,の3つの動作を前記複数の表示素子にそれぞれ単独に実行させることにより,前記表示面に現れる色および前記表示装置の表示面に現れる凹凸によって画像を表現することを特徴とする表示装置の表示方法が提供される。
これによれば,従来の表示装置に存在する数量的な制約を離れて,複数の表示素子を用いてその表示面に所望の色を現し,各表示素子に現された色の集合によって画像を表現するとともに,表示装置の表示面に現れる凹凸によって,人の目を引きつけ,人の視覚に訴える画像を表現することができる。
以上説明したように,本発明によれば,各表示素子をそれぞれ独立して動作することにより,多様な画像表現が可能な表示装置,表示素子および表示方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
まず,本発明の第1実施形態にかかる3次元表面表示装置について,図1を参照しながら説明する。
(3次元表面表示装置)
3次元表面表示装置10は,多数のピクセル100から構成される。たとえば,図1の3次元表面表示装置10は,40個のピクセル100から構成されている。各ピクセルは正6角形となっており,3次元表面表示装置10は,これらを8×5のマトリックス状に配置したピクセルを有している。各ピクセル100の底面は,ボード20に着脱可能に固定されている。各ピクセル100は,各ピクセルの高さ方向(Z軸方向)に可動可能に配設されている。3次元表面表示装置10の表示面には,各ピクセルの頂上の位置の違いによって凹凸が生じる。このようにして,3次元表面表示装置10は,3次元的表面を形成するようになっている。
また,各ピクセル100は,RGBおよびその合成色を発光する。これにより,3次元表面表示装置10の表示面には,RGBカラーの画像が表示される。このようにして,3次元表面表示装置10は,多数のピクセル100が表示する色の違いにより画像を表現するようになっている。
各ピクセル100には,データ通信機能,アドレス設定機能がそれぞれ備えられていて,ネットワーク30を介して有線(または無線)にてそれぞれ接続された外部コントローラ(PC)40と通信する。このようにして,各ピクセル100は,データ表示,ピクセルのステータスの送信,アドレス設定をそれぞれ単独で行うことができる。
以上の構成により,3次元表面表示装置10は,複数のピクセル100を用いて,色および形状により3次元的形状を持つ画像を表現するようになっている。なお,各ピクセル100は,画像を表現する最小単位であり,それぞれが独立した機能を有し,それらの機能を用いてそれぞれが単独で動作する表示素子に相当する。
(ピクセル)
つぎに,ピクセル100のハードウエア構成について,図2〜図4を参照しながら説明する。図2は,ピクセル100の斜視図である。また,図3は,図2の1−1’にて示した面(XZ面)にてピクセル100を切断した断面図である。図4は,ピクセル100の各構成をブロックにて示した図である。なお,3次元表面表示装置10に設けられた各ピクセル100は,同一形状および同一機能を有しているため,以下の説明では,一つのピクセル100について説明する。
図3にて示したように,ピクセル100は,表示部105,支持部材110,ステッピングモータ115,動力伝達機構120,設置台125,スイッチ130およびマイクロコンピュータ135を含んで構成される。また,ピクセル100には,接触検出電極200が取り付けられている。さらに,図4にて示したように,ピクセル100には,DC電源205およびDC/DCコンバータ210が取り付けられていて,DC電源205から電力が供給されるようになっている。
表示部105は,フルカラーLED(Light Emitting Diode)105aおよび表示ケース105bから構成される。フルカラーLED105aは,発光ダイオードであり,図4に示したLEDドライバ105a1により制御された順方向の電流を図3の電線105a2に流すと,R(Red),G(Green),B(Blue)またはこれらの合成色に発光するようになっている。
表示ケース105bは,樹脂等からなり,ピクセル100の上部にて笠状に設けられている。図2に示したように,表示ケース105bの上面は,中央部にて窪んだ形状を有する6面体である。その窪み部分の中央には,開口が設けられている。その開口には,フルカラーLED105aが差し込まれていて,これにより,開口は閉塞されている。表示ケース105bの外側面は,切り替えしのある6面形状を有している。表示ケース105bは,ピクセル100の各構成部材を覆い隠すとともに,フルカラーLED105aから発光される各色の光を,たとえば,人々が心安らぐように,効果的に演出するために用いられる。よって,表示ケース105bの形状は,本実施形態にて示した形状に限られず,光を効果的に演出する形状であればよい。
図3の支持部材110は,長手方向の矩形部材110aと短手方向の矩形部材110bとが接合されたL字型の部材から構成され,長手方向の矩形部材110aの上端にて表示ケース105bの上面と接合されている。これにより,支持部材110は,表示ケース105bを3次元表面表示装置10の表示面に略垂直な高さ方向に(すなわち,ピクセル100の高さ(Z軸)方向)に支持するようになっている。
ステッピングモータ115は,DC電源205から供給され,図4に示したステッピングモータドライバ115aにより制御される電気信号に応じて,所定の角度を保持するように回転するようになっている。
動力伝達機構120は,ネジ120aおよび連結部材120bから構成される。ネジ120aは,らせん状に凹凸が設けられた棒状部材であり,その長手方向が,支持部材110の近傍にて支持部材110に略並行になるように設けられている。また,ネジ120aの下端にてステッピングモータ115が固定されている。
連結部材120bは,面取りされた長方形の2枚の板から構成されている。両板の一端は,支持部材110の下部にてその両側面にて支持部材110に略垂直に固定されている。なお,図3には,支持部材110の片側面にて固定された連結部材120bのみが図示されている。連結部材120bの両板の内面には,ネジ120aに設けられたらせん状の凹凸に対応する凹凸が設けられていて,その凹凸をネジ120aの凹凸に螺合することにより,ネジ120aの回転を連結部材120bに伝達するようになっている。
以上の構成により,動力伝達機構120は,ステッピングモータ115の力により生じるネジ120aの回転運動を支持部材110の長手方向(z軸方向)の直線運動に変換しながら支持部材110に伝達する。この結果,支持部材110は,所望の高さ(z軸方向の位置)まで移動するようになっている。
設置台125は,フレーム125aおよび取り付けマグネット125bから構成される。フレーム125aは,ピクセル100の下部に設けられ,ピクセル100全体を支持する。取り付けマグネット125bは,図1に示したように,表示装置10に設けられた平面状のボード20や図示しない曲面状のボードや壁面等に自己のピクセル100を固定する。
スイッチ130は,フレーム125aの略中央に配設され,支持部材110の短手方向の矩形部材110bによりその上端が押圧されたとき,「ON」される。スイッチ130が「ON」されたとき,支持部材110の高さが「0」と判定され,ステッピングモータ115は,そのときのステッピングモータ115の回転角を「0」として制御されるようになっている。
マイクロコンピュータ135は,図4に示したように,LAN接続を可能とするコネクタ(LANインタフェース135a),CPU135b,ROM135c,RAM135d,EEPROM135eおよび内部インタフェース135fから構成される。ROM135cは,ピクセル100の各機能を実行するためのプログラムをそれぞれ記憶している。CPU135bは,RAM135dおよびEEPROM135eに格納された情報を用いて,ROM135cに記憶された各プログラムを実行することによりピクセル100の機能を達成するようになっている。
つぎに,このような構成を有するピクセル100の動作について説明する。
(色により画像を表現)
まず,各ピクセル100が,色により画像を表現する動作について説明する。具体的には,最初に,LANインタフェース135aが,外部コントローラ40とIPプロトコルベースの通信を行い,ピクセル100が表示する色情報とピクセル100の位置情報とを外部コントローラ40から受信する。たとえば,外部コントローラ40は,支持部材110のZ軸方向の位置情報を送信し,LED105aが発光する光の輝度(点灯レベル情報)を色情報として送信する。
なお,外部コントローラ40との通信に用いられるIPアドレスの変更等は,マイクロコンピュータ135が部品の機能として内臓しており,変更されたIPアドレス値は,たとえば,EEPROM135e等に格納される。また,IPアドレスの変更等は,変更別途制御ソフトにより,通常のパーソナルコンピュータからLAN(インターネット)経由で取得可能である。
RAM135dは,外部コントローラ40から受信した位置情報および色情報を一時的に記憶する。CPU135bは,RAM135dに格納された色情報をデコードして電気信号(LED駆動情報)に変換し,その信号をLEDのスイッチングドライバ105a1に送る。スイッチングドライバ105a1は,変換された信号をPWM(Pulse
Width Modulation)変調および輝度調整し,輝度調整後の電気信号を,電線105a2を介してLED105aに伝送する。このようにして,LED105aは,所望の色を表示する。
(凹凸により画像を表現)
また,CPU135bは,RAM135dに格納された位置情報をデコードして電気信号(モータ駆動情報)に変換し,変換された信号をステッピングモータドライバ115aに送る。ステッピングモータドライバ115aは,変換された信号をPWM変調し,PWM変調後の電気信号をステッピングモータ115に伝達する。ステッピングモータ115は,その動力によりネジ120aを所望の回転角まで回転させる。これにより,表示部105は,支持部材110を介して所望の高さまで移動し,その高さに保持される。
表示装置10には,ピクセル100が多数並べて配置されている。配置された多数のピクセル100は,各ピクセル100が外部コントローラ40から受信する色情報および位置情報にしたがって,それぞれ単独に動作する。これにより,たとえば,図5に示したリボンのように,表示装置10は,各ピクセル100の頂上の高さの相違によって表示面に現れる凹凸および各ピクセル100のLED105aが表示する色の違いによって表示面に現れる色の変化の両方により画像を表現する。
以上に説明したように,本実施形態の3次元表面表示装置10では,各ピクセル100が,1つの機械的独立構造をそれぞれ有し,一つの独立したユニットになっていて,各ピクセル100が,それぞれ独立して外部コントローラ40と通信する。これにより,各ピクセル100は,外部コントローラ40から色情報および/または位置情報をそれぞれ単独に受信することができる。この結果,3次元表面表示装置10では,ピクセル100毎に,各ピクセル100が受信した所望の色をそれぞれ表現し,各ピクセル100に表現された色の集合によって画像を表現することができる。
また,本実施形態の3次元表面表示装置10では,ピクセル100毎に,各ピクセル100がそれぞれ受信した位置情報に応じて支持部材110を所定の位置まで駆動し,これにより,フルカラーLED105aの位置を変化させる。これにより,3次元表面表示装置10の表示面に所望の凹凸を設けることができる。
ここで,一般的に,人の目は,画像の解像度の違いをそれほど精度よく認識することはできない。一方,人の目は,画像の変化や形状の変化を比較的精度よく認識することができる。したがって,人は,3次元表面表示装置10の表示面に現れる凹凸の変化を認識することは得意である。このような原理を利用して,本実施形態の3次元表面表示装置10は,3次元表面表示装置10の表示面に現れる凹凸と色の変化とによって,人の視覚に訴え,人の目を引きつける,今までにない画像表現を実現することができる。
また,本実施形態の表示装置10では,これらのピクセル100の取り付け面に凹凸がある場合や,あるいは,全体として3次元的曲面である場合においても,ピクセル100が取り付けられる場所に局所的スムーズささえあれば,各ピクセル100を設置することができる。たとえば,各ピクセル100は,直角をなす,部屋のコーナーや段差のある面等にも配置可能である。もちろん,各ピクセル100は,凹凸のある球面に取り付けることもできる。また,3次元表面表示装置10に設けることのできるピクセル数に制限がないので,好きな場所に好きな個数だけピクセル100を自由に配置することができる。このように,本実施形態の3次元表面表示装置10では,複数のピクセル100を曲平面に自由に配置することができる。すなわち,ピクセルの組み合わせた結果が自由形状となる。これにより,本実施形態の3次元表面表示装置10では,自己がもつ形状自体と,その形状に映し出される画像の変化と,そして,その形状表面の凹凸の変化という3つの画像表現方法によって,従来にない,人の目を引きつける創作的なディスプレイを実現することができる。
さらに,3次元表面表示装置10の各ピクセル100は,簡単な構造のみから構成される。このため,3次元表面表示装置10を容易に製造することができるとともに,3次元表面表示装置10の製造コストを下げることができる。
なお,一つのピクセル100に複数の外部コントローラ40が接続されていてもよい。これによれば,複数の外部コントローラ40を使用する複数の使用者が,共有して一つのピクセル100を使用することができる。
また,図3に示した表示ケース105bの頂上部には,接触検出電極200が設けられていてもよい。接触検出電極200は,単純な電極であり,これに人の手などが触れると電源周波数の誘導を発生する。これにより,接触検出電極200は,表示ケース105bの頂上部付近にへの接触の有無を検知する。接触検出電極200が,表示ケース105bの頂上部付近への接触を検知した場合,マイクロコンピュータ135は,図3の電線200a1を介して接触を知らせる検知信号を受信し,検知信号を駆動信号に変換してステッピングモータ115に伝達する。ステッピングモータ115の動力は,ネジ120aの回転を通じて表示ケース105bの高さを変化させる。これに加え,マイクロコンピュータ135は,検知信号を電気信号に変換してスイッチングドライバ105a1に伝達し,これにより,フルカラーLED105aが表示する色を変化させるようにしてもよい。
これによれば,ユーザがいずれかのピクセル100に触れた場合,これに反応してピクセル100の色が変化したり,ピクセル100の高さが変化する。この結果,ユーザは,自らの動作に反応して3次元表面表示装置10が表示する色がどのように変化するのかを楽しむだけでなく,自らの動作に反応して3次元表面表示装置10がどのように動き,それによって3次元表面表示装置10の表面がどのように変化するのかを楽しむことができる。すなわち,本実施形態の3次元表面表示装置10によれば,ユーザは,自己の動作に対応した3次元表面表示装置10の静的変化と動的変化とを楽しむことができる。
なお,上述した色情報は,自己のピクセル100が表示する色に関する情報の一例であり,輝度,彩度,明度,色相などの情報が挙げられる。また,上述した高さに関する情報は,自己のピクセル100の位置に関する情報の一例であり,表示部105の高さデータ自体であってもよく,その高さ情報を抽出することができる情報(たとえば,2次元画像情報)であってもよい。
2次元画像情報から高さに関する情報を抽出する一例としては,画像データの特徴部分をズームする画像処理を行う場合,特徴部分をズームするときに生じる画像の歪み量を高さ情報として抽出する場合が挙げられる。このように高さ情報を抽出して画像の特徴部分を3次元表面表示装置10の表示面の凹凸として立体的に表現することができる。
また,高さに関する情報を抽出する他の一例としては,テーマパークの混雑状態を示す情報から高さ情報を抽出する場合が挙げられる。この場合,3次元表面表示装置10にテーマパークの地図を示した画像を現し,混雑している部分の高さをもり上げるように,その表示面に凹凸を設けることにより,地図に示したテーマパークの混雑状況を視覚的に示すことができる。
なお,ピクセル100は,図6の機能ブロック図に示したように,通信部605,表示部105,支持部610,駆動部615,固定部620,検知部625および自動位置検出部630にて示した各機能により以上に説明した動作を実行する。
通信部605は,ピクセル100が表示する色情報および/またはピクセル100の位置情報を外部コントローラ40から受信する。通信部605は,LANインタフェース135aに相当する。
また,前述したように,表示部105は,受信された色に関する情報に応じた色を表示する。支持部610は,3次元表面表示装置10の表示面に略垂直な高さ方向に表示部105を支持する支持部材110に相当する。
駆動部615は,支持部610を所定の位置まで駆動することにより表示部105の位置を変化させる。本実施形態では,駆動部615として図3のステッピングモータ115を用いたが,通常のDCモータとリードネジの組み合わせ,形状記憶合金によるZ軸動作,リニアモータ等,支持部材110の線型動作を実現する手段であればどのようなものも使用可能である。また,Z軸動作のリニアリティーが重要でない場合には,駆動部615として,人工筋肉等も使用することができる。
固定部620は,3次元表面表示装置10に設けられた平面または曲面の少なくともいずれかの面に自己を固定する。図3の取り付けマグネット125bは,固定部620の一例である。固定部620は,自己を固定する接着機能を備えていればマグネットに限られず,永久固着または着脱可能に固着できる接着剤などであってもよい。
検知部625は,自己への接触の有無を検知する。図3の接触検出電極200などの接触センサは,ピクセル100への接触の有無を検知する検知部625の一例である。検知部625の他の一例としては,ピクセル100に加えられた力の有無を検知する力センサまたは張力センサが挙げられる。しかし,検知部625は,これに限られず,ピクセル100への接触の有無を検知することができればどんなセンサであってもよい。
自動位置検出部630は,第2実施形態にかかる3次元表面表示装置10の機能であるため,次の第2実施形態において説明する。
(第2実施形態)
第1実施形態にかかる3次元表面表示装置10では,各ピクセル100の具体的な配置を予め外部コントローラ40に知らせる必要があった。すなわち,各ピクセル100に振られたIPアドレスの物理的マップ状態を外部コントローラ40に知らせる場合,最初にピクセル100の物理配置を決めておき,その上で,それに応じたピクセル100の物理位置とIPアドレスとの関係を予め外部コントローラ40に設定する必要があった。
これに対して,本実施形態にかかる3次元表面表示装置10では,各ピクセル100の配置を自動検出する点において,ピクセル100の物理位置とIPアドレスとの関係を予め外部コントローラ40に設定する第1実施形態の3次元表面表示装置10と相異する。したがって,その相異点である,3次元表面表示装置10の各ピクセル100がお互いの位置を自律的に検出する方法を中心に,本実施形態にかかる3次元表面表示装置10について説明する。
図7は,各ピクセル100(各ユニット)を5ヶ配置した時の例を示す。各ピクセル100は同一のものであるが,識別するために,以下の説明ではピクセル100a,ピクセル100b,ピクセル100c,ピクセル100dおよびピクセル100eと呼ぶ。なお,各ピクセルの符号は,IPアドレスと等価と考えても差し支えない。
すべてのピクセルには,6組のLED/フォトダイオードのペアからなるトランシーバ(たとえば,IrDA(Infrared Data Association)のトランシーバ部分)が設けられている。具体的には,ピクセル100aには,トランシーバ100a1〜トランシーバ100a6が設けられている。また,ピクセル100bには,トランシーバ100b1〜トランシーバ100b6が設けられている。また,ピクセル100cには,トランシーバ100c1〜トランシーバ100c6が設けられ,ピクセル100dには,トランシーバ100d1〜トランシーバ100d6が設けられ,ピクセル100eには,トランシーバ100e1〜トランシーバ100e6が設けられている。
本実施形態にかかる3次元表面表示装置10では,各トランシーバの光は,たとえば,図3に示した表示ケース105bを不透明とするなどの方法により,対向方向以外や1つのピクセルを通過してその隣に達しない工夫がされている。これにより,お互いに対向するトランシーバのみが通信可能となる。たとえば,トランシーバ100a1に対向する位置にはトランシーバ100b1が設けられているので,トランシーバ100a1とトランシーバ100b1とは通信できる。しかし,トランシーバ100a1とその他のトランシーバとは通信できない。
各ピクセル100に対するトランシーバの配置は,あらかじめ決定されていて,この場合は時計まわりに識別可能である。また,各ピクセル100は,LAN等のネットワークにそれぞれ接続されている。この状態で,各ピクセル100に接続された外部コントローラ40は,次のように,トランシーバにて自動検出された各ピクセル100の位置を取得する。
(ピクセル位置の要求)
まず,ピクセル位置の要求方法について説明する。外部コントローラ40は,この時点で,データ(色情報および位置情報)を各ピクセル100に送信するディスプレイモードであるか,各ピクセル100の位置を取得するロケーション検出モードであるかを判定する。ロケーション検出モードの場合,外部コントローラ40は,各ピクセル100の各IPアドレスに対し,1つずつ個別にロケーション検出命令(検出信号)を送信する。なお,外部コントローラ40にLANが接続されていることにより,外部コントローラ40は,各ピクセル100のIPアドレスを取得する。
(ピクセル位置の自動検出)
つぎに,このロケーション検出命令を受信したピクセル100(自動位置検出部630)の具体的動作について,ピクセル100aを用いて以下に説明する。
ステップ1.
まず,ピクセル100aのトランシーバ100a1が,外部コントローラ40から送信されたロケーション検出命令を受信する。
ステップ2.
つぎに,トランシーバ100a1が,自分が放つIP信号を光により変調し,赤外線を用いて送信する。
ステップ3.
送信完了後,トランシーバ100a1は,同一のペアとなっているフォトデバイスからの受信信号(隣のIPアドレス)を検出し続ける。
この場合,トランシーバ100a1は,一定時間内に受信信号を検出する。そこで,トランシーバ100a1は,この受信信号により,トランシーバ100a1のすぐ隣にトランシーバ100b1が存在すると判断する。
同様に,トランシーバ100a2について,ステップ(1)〜(3)の処理を実行する。これにより,トランシーバ100a2は,トランシーバ100a2のすぐ隣にトランシーバ100c1が存在すると判断する。
つぎに,トランシーバ100a3について,ステップ(1)〜(3)の処理を実行する。すなわち,トランシーバ100a3が,外部コントローラ40から送信されたロケーション検出命令を受信すると(ステップ1),これに応じて自分が放つIP信号を光により変調して送信する(ステップ2)。送信完了後,トランシーバ100a3は,同一のペアとなっているフォトデバイスへの受信信号を検出し続ける(ステップ3)。
この場合,トランシーバ100a3は,一定時間内に受信信号を検出しない。そこで,トランシーバ100a3は,このすぐ隣にはデバイスが存在しないと判断する。
同様に,トランシーバ100a4〜トランシーバ100a6に対してステップ(1)〜(3)の動作を繰り返す。この結果,トランシーバ100a4〜トランシーバ100a6のすぐ隣にはデバイスが存在しないと判断される。
トランシーバ100a6によるステップ(1)〜(3)の処理が完了すると,このピクセル100aと隣り合うIPアドレスがすべて分かったので,各ピクセル100(通信部605)は,外部コントローラ40に対して,隣り合うトランシーバ番号とそれに対応するIPアドレスのペアと対応づけて送信し,処理を終了する。
外部コントローラ40は,次のピクセル(ピクセル100b〜ピクセル100e)に対してまったく同様にステップ(1)〜(3)の処理を,すべてのIPアドレス(トランシーバ)に対して順に要求する。外部コントローラ40が,これに対するすべて結果をピクセル100b〜ピクセル100eから受信したとき,外部コントローラ40は,3次元表面表示装置10が有するすべてのピクセル100のIPアドレスとそのお互いの配置関係を把握することができる。
なお,トランシーバ同士の通信は半二重であり,この通信に使用するプロトコルに関しては既存のシリアル通信プロトコル等が流用できる。つまり,ACK等による確認,パリティー等のチェックについては,既存のシリアル通信プロトコル等を流用することができる。あるいは,単純にIPアドレスを何回か繰り返し送信して,多数決により判定するような簡便な方式も使用可能である。
また,各ピクセルのトランシーバの,ロケーション検出モード時以外の動作については,受信の後,適当なタイミング内に自分のIPアドレスをそのトランシーバから送信するだけでよい。
以上に説明したように,本実施形態にかかる3次元表面表示装置10によれば,ピクセル100が,それぞれ単独で通信することにより,自己のピクセルの隣に他のピクセルが存在するか否かを検出することができる。この結果,各ピクセル100の通信部605は,自動位置検出部630により検出された自己のピクセルの隣に存在する他のピクセルの位置を外部コントローラ40に知らせることができる。
そして,3次元表面表示装置10に設けられたすべてのピクセルが,自己の隣に存在するピクセルの位置を外部コントローラ40にそれぞれ知らせることによって,外部コントローラ40は,複数のピクセル100によって形成される,3次元表面表示装置10の表示面の形状を知ることができる。この結果,外部コントローラ40は,3次元表面表示装置10を構成する各ピクセルの位置をメモリ等に予め記憶しておくことが不要になるだけでなく,特定した形状を考慮して,最適な色情報や位置情報をコンテンツとして各ピクセルに送信することができる。
このようにして,3次元表面表示装置10は,自己の形状を自動検出することにより,検出された自己の形状を考慮して最適化されたコンテンツに基づいて,自己の形状に合わせて最適化された色と形状により,さらに人の目を引きつける画像を表現することができる。
なお,ピクセルの配置や数やトランシーバによる通信手段は,自由に定められる。すなわち,ロケーション検出モードでは隣のIDが読めればいいので,トランシーバによる通信手段としては,RFID(Radio Frequency Identification)とRFリーダの組み合わせ(つまり,)を用いることができる。また,トランシーバによる通信手段として,近接通信に用いられる隣電磁界通信手段を用いてもよい。
以上に説明した第1実施形態の3次元表面表示装置10によれば,各ピクセル100がそれぞれ独立して動作することにより,多様な画像表現が可能な表示装置,表示素子および表示方法を提供することができる。また,以上に説明した第2実施形態の3次元表面表示装置10によれば,自己の形状を自動検出し,検出された自己の形状を考慮して最適化された色と形状により,さらに人の目を引きつける画像を表現することができる。
上記実施形態において,各部の動作はお互いに関連しており,互いの関連を考慮しながら,一連の動作として置き換えることができる。そして,このように置き換えることにより,方法の発明の実施形態とすることができる。
また,上記各部の動作を,各部の処理と置き換えることにより,プログラムの実施の形態とすることができる。また,プログラムを,プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで,プログラムに記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
したがって,表示装置の表示方法の実施形態は,複数の表示素子により表示面に画像を表現する表示装置の表示プログラムであって,各表示素子が表示する色に関する情報と上記各表示素子の位置に関する情報とを外部装置から各表示素子にそれぞれ受信させる処理と,上記受信された色に関する情報に応じた色を上記各表示素子にそれぞれ表示させる処理と,上記受信された位置に関する情報に応じて上記各表示素子の位置をそれぞれ変化させる処理と,の3つの処理を上記複数の表示素子のコンピュータにそれぞれ単独に実行させることにより,上記表示装置の表示面に現れる色および上記表示装置の表示面に現れる凹凸によって画像を表現することを特徴とする表示装置の表示プログラム,および,この表示プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態とすることができる。
なお,このプログラムの実施形態およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態における各処理は,コンピュータがプログラムを実行することにより達成される。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば,上述した3次元表面表示装置10では,各ピクセル100は正6角形となっており,これらを8×5のマトリックス状に配置した。しかし,3次元表面表示装置10を構成するピクセル100の数には制限はなく,また,各ピクセル100の外形もこれらピクセルの組み合わせが取りうるどのような外形であってもよい。たとえば,ピクセル100の表示ケース105bは,正四角形や正三角形等であってもよい。
また,各ピクセル100は,単一フルカラーLED105aの代わりに,単色(RGB)LED3ヶを一組として使用してもよい。また,フルカラーに拘れなければ適当な色のLEDを使用してもよい。また,各ピクセル100は,フィルターを用いた白熱光源,蛍光灯,CRT,有機EL等も使用可能である。
また,上記実施形態では,各ピクセル100は,各ピクセル100にアドレスを割り当てて,IPプロトコル(TCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol))を使用して外部コントローラ40と通信した。このように,IP(Internet
Protocol)プロトコルを使用して外部コントローラ40と通信するメリットは大きいが,必ずしもこれである必要はなく,専用プロトコルに基づく制御も可能である。この場合,マイクロコンピュータのみで通信が可能となり,コネクタが不要となるため,装置全体の製造コストを低減することができる。ただし,この場合には,ピクセル100を纏めて制御するマイクロプロセッサ,もしくはPCが必要である。また,制御方法も,たとえば,RC232Cのような古典的なものから,高速シリアル通信まで,ピクセル100の要求する表示速度に応じて最適なものを使用することができる。
また,ピクセル100の通信を,たとえば,802.11のようなワイアレスLANシステムやブルーツース等の方式によりワイアレス化してもよい。この場合,上述したLANデバイスの代わりにワイアレスLANデバイスを用い,かつ電源をバッテリーとすればよい。ただし,完全ワイアレス動作の場合,外部レファレンスレベルがない。このため,各ピクセル100が外部GNDというレファレンスをもち,外部電源動作により接触を検出し,人間に対する電源周波数の誘導が非常に有効に働いていた第1実施形態と比較すると,完全ワイアレス動作の場合には,電源誘導が使用しにくくなる。これの解決手段としては,単純にメカニカルスイッチを使用することや,フォトディテクタとLEDとによる光方式とすることが考えられる。
また,電力供給については,第1実施形態においてはLANと電源という二本のケーブルにより外部との接続を行ったが,Power over Ether方式を使用すれば,一本のLANケーブルだけでも信号接続および電源供給が可能である。
また,外部コントローラ40は,外部装置の一例であり,情報処理装置であれば,携帯電話,PDA等のモバイル機器やPCであってもよい。
本発明は,各表示素子がそれぞれ独立して動作することにより,多様な画像表現が可能な表示装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる表示装置を説明するための図である。 同実施の形態における各ピクセルの斜視図である。 同実施の形態における各ピクセルの断面図である。 同実施の形態における各ピクセルの構成図である。 同実施の形態における表示装置が表現する画像の一例を示した図である。 同実施の形態における各ピクセルの機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態にかかる表示装置を説明するための図である。
符号の説明
10 表示装置
40 外部コントローラ
100 ピクセル
105 表示部
110 支持部材
115 ステッピングモータ
120 動力伝達機構
125 設置台
130 スイッチ
135 マイクロコンピュータ
605 通信部
610 支持部
615 駆動部
620 固定部
625 検知部
630 自動位置検出部

Claims (14)

  1. 複数の表示素子により表示面に画像を表現する表示装置であって:
    前記複数の表示素子の各表示素子は;
    自己の表示素子が表示する色に関する情報および/または自己の表示素子の位置に関する情報を外部装置から受信する通信部と;
    前記受信された色に関する情報に応じた色を表示する表示部と;
    前記表示装置の表示面に略垂直な高さ方向に前記表示部を支持する支持部と;
    前記受信された位置に関する情報に応じて前記支持部を所定の位置まで駆動することにより前記表示部の位置を変化させる駆動部と;をそれぞれ備え,
    前記複数の表示素子をそれぞれ単独に動作させることにより,前記表示面に現れる色および前記表示面に現れる凹凸によって画像を表現することを特徴とする表示装置。
  2. 前記各表示素子は,さらに,
    前記表示装置に設けられた平面または曲面のいずれかの面に自己を固定する固定部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載された表示装置。
  3. 前記各表示素子は,
    前記固定部により前記表示装置に着脱可能にそれぞれ固定され,
    前記表示装置は,
    前記各表示素子を前記表示装置に着脱させることにより,自表示装置の表示面の形状を自由に変化させることを特徴とする請求項2に記載された表示装置。
  4. 前記通信部は,
    IPプロトコルに基づいて外部装置と通信することを特徴とする請求項1に記載された表示装置。
  5. 前記各表示素子は,さらに,
    自己の表示素子への接触の有無を検知する検知部をそれぞれ有し,
    前記表示装置は,
    前記検知された接触の有無に応じて,前記表示部に表示させる色および/または前記表示部の高さを変化させることを特徴とする請求項1に記載された表示装置。
  6. 前記各表示素子は,さらに,
    自己の表示素子の隣に他の表示素子が存在するか否かを検出する自動位置検出部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載された表示装置。
  7. 前記通信部は,
    位置を検出するための発信信号を発信し,
    前記自動位置検出部は,
    前記発信された発信信号に応答して応答信号を受信した場合,前記応答信号を受信した方向であって,自己の表示素子の隣に他の表示素子が存在することを検出することを特徴とする請求項6に記載された表示装置。
  8. 前記自動位置検出部は,
    赤外線を用いて前記発信信号および応答信号を送受信することを特徴とする請求項7に記載された表示装置。
  9. 前記通信部は,
    前記自動位置検出部により検出された自己の表示素子の隣に存在する他の表示素子の位置を外部装置に送信し,各表示素子から送信された前記他の表示素子の位置に基づいて外部装置により定められた前記色に関する情報および/または前記位置に関する情報を外部装置から受信し,
    前記表示部は,
    前記受信された色に関する情報に応じた色を表示し,
    前記駆動部は,
    前記受信された位置に関する情報に応じて前記支持部を所定の位置まで駆動することにより前記表示部の位置を変化させることを特徴とする請求項6に記載された表示装置。
  10. 前記表示素子の位置に関する情報は,
    前記表示素子の位置を示す情報自体または前記表示素子の位置を示す情報を抽出することが可能な情報のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載された表示装置。
  11. 前記通信部は,
    前記通信部と接続された複数の外部装置と通信することを特徴とする請求項1に記載された表示装置。
  12. 色に関する情報と位置に関する情報とを外部装置から受信する通信部と;
    前記受信された色に関する情報に応じた色を表示する表示部と;
    前記表示面に略垂直な高さ方向に前記表示部を支持する支持部と;
    前記受信された位置に関する情報に応じて前記支持部を所定の位置まで駆動することにより,前記表示部の位置を変化させる駆動部と;を備えることを特徴とする表示素子。
  13. 表示装置を形成する複数の表示素子へ各表示素子の位置を検出することを要求する検出信号を発信し,
    前記発信された検出信号に応じて前記各表示素子により検出された自己の表示素子の隣に存在する他の表示素子の位置を各表示素子から受信し,
    前記各表示素子から受信した前記各表示素子の隣に存在する表示素子の位置から前記表示装置が有する複数の表示素子によって形成される形状を特定する情報処理装置。
  14. 複数の表示素子により表示面に画像を表現する表示装置の表示方法であって:
    各表示素子の表示部が表示する色に関する情報と前記各表示素子の位置に関する情報とを外部装置から各表示素子にそれぞれ受信させる動作と,前記受信された色に関する情報に応じた色を前記各表示素子にそれぞれ表示させる動作と,前記受信された位置に関する情報に応じて前記各表示素子の位置をそれぞれ変化させる動作と,を前記複数の表示素子にそれぞれ単独に実行させることにより,前記表示装置の表示面に現れる色および前記表示装置の表示面に現れる凹凸によって画像を表現することを特徴とする表示装置の表示方法。
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