JP2006343039A - ヒートポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】受液器の小型化、凝縮器における熱交性能比の改善を可能としたヒートポンプを提供する。
【解決手段】圧縮機11、空気熱交換器12、受液器13、膨張弁14、及び、水熱交換器15を含む閉じた冷媒循環流路Lを形成するヒートポンプ1において、空気熱交換器12からの冷媒を冷却する冷却媒体を通す管路19が熱交換可能に貫通する過冷却器18を空気熱交換器12と受液器13との間に介在させた構成としてある。
【選択図】 図1
【解決手段】圧縮機11、空気熱交換器12、受液器13、膨張弁14、及び、水熱交換器15を含む閉じた冷媒循環流路Lを形成するヒートポンプ1において、空気熱交換器12からの冷媒を冷却する冷却媒体を通す管路19が熱交換可能に貫通する過冷却器18を空気熱交換器12と受液器13との間に介在させた構成としてある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ヒートポンプに関するものである。
従来、ヒートポンプ、例えば空冷式のヒートポンプは公知である(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平7−63427号公報
特開平7−120086号公報
特許文献1及び2に記載のヒートポンプは、冷房運転時を考えた場合、基本的には図4のヒートポンプ10の構成のように表される。このヒートポンプ10は、圧縮機11、凝縮器である空気熱交換器12、受液器13、膨張弁14及び蒸発器である水熱交換器15を含む閉じた冷媒循環流路Lを形成し、空気熱交換器12は冷却ファン16を備え、水熱交換器15には、冷水を通すための管路17が熱交換可能に貫通している。
一般的に、斯かるヒートポンプ10では、冷房負荷が変動すると、圧縮機11の容量が制御され、冷媒循環流路Lにおける冷媒の循環流量が冷房負荷に合うように変化させられる。この場合、この循環流量が小さくなると、空気熱交換器12及び水熱交換器15での冷媒保有量が大きくなる故、冷房負荷の変動時における空気熱交換器12及び水熱交換器15での冷媒保有量を適正にバランスさせるために、特許文献1及び2にも記載のように、冷媒保有量の変動を吸収する受液器13が設けられている。なお、この受液器13に代えて、冷媒保有量の変動を吸収するために液配管が工夫される場合、或いは圧縮機11の吸込み側に冷媒を溜めるタンクが設けられる場合もある。
図4に示すヒートポンプ10について得られた、冷房負荷に対応する圧縮機容量が100%のときを基準とした圧縮機容量比と、圧縮機容量100%のときの所要冷媒量を100%とし、これを基準とした所要冷媒量比との関係の測定結果によれば、特に圧縮機容量比50%以下では、所要冷媒量比が急増する。この所要冷媒量比の変動量を吸収するために受液器13を大きくする必要があるという問題が生じる。ちなみに、冷媒保有量は一般的に低負荷時には、空気熱交換器12及び水熱交換器15において増大する傾向にあるが、水熱交換器15での所要冷媒量比の変動幅は10%前後であるのに対して、空気熱交換器12での所要冷媒量比の変動幅は40%前後にもなり、この変動幅の方が支配的となる。
また、図4に示すヒートポンプ10について得られた、上述した圧縮機容量比と、圧縮機容量100%のときの空気熱交換器の性能、即ち空気熱交性能(凝縮器における熱交性能)を100%とし、これを基準とした空気熱交性能比との関係の測定結果によれば、後に図示するように、上述したような低負荷時には、空気熱交性能比は、圧縮機容量比50%以下で、大幅に低下し、ヒートポンプ10の部分負荷性能、ひいては、このヒートポンプ10を利用したシステムの部分負荷性能も同様に低下するという問題が生じる。
本発明は、上述した問題をなくすことを課題としてなされたもので、受液器の小型化、凝縮器における熱交性能の改善を可能としたヒートポンプを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、圧縮機、凝縮器、受液器、膨張弁、及び、蒸発器を含む閉じた冷媒循環流路を形成するヒートポンプにおいて、上記凝縮器からの冷媒を冷却する冷却媒体を通す管路が熱交換可能に貫通する過冷却器を上記凝縮器と上記受液器との間に介在させた構成とした。
本発明に係るヒートポンプによれば、受液器内の圧力が、過冷却器出口の液温度に対応した飽和圧力とバランスするようになり、凝縮器内の圧力よりも十分に低下するため、過冷却器がない場合には、凝縮器内に保有されていた冷媒液が、この過冷却器を設けることにより、円滑に受液器に導かれる。この結果、冷房負荷に対応して圧縮機容量比が変動しても、所要冷媒量比の変動幅は小さくなり、受液器の小型化が可能になるという効果を奏する。また、凝縮器内に保有されていた冷媒液が排出されることにより、凝縮器における熱交性能が改善され、ヒートポンプの部分負荷性能、ひいては、ヒートポンプを利用したシステムの部分負荷性能も向上させることが可能になるという効果を奏する。
次に、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明に係るヒートポンプ1を示し、このヒートポンプ1は、図4に示すヒートポンプ10とは、機器構成上、空気熱交換器12と受液器13との間に過冷却器18を介在させた点を除き、他は実質的に同一である。
図1は、本発明に係るヒートポンプ1を示し、このヒートポンプ1は、図4に示すヒートポンプ10とは、機器構成上、空気熱交換器12と受液器13との間に過冷却器18を介在させた点を除き、他は実質的に同一である。
過冷却器18には、冷却媒体を通すための管路19が熱交換可能に貫通しており、空気熱交換器12で凝縮させられた冷媒液がこの冷却媒体により冷却された後、受液器13に導かれるようになっている。そして、斯かる構成により、受液器13内の圧力が、過冷却器18出口の液温度に対応した飽和圧力とバランスするようになり、空気熱交換器12内の圧力よりも十分に低下するため、過冷却器18がない場合には、空気熱交換器12内に保有されていた冷媒液が、この過冷却器18を設けることにより、円滑に受液器13に導かれる。この結果、冷房負荷に対応して圧縮機容量比が変動しても、所要冷媒量比の変動幅は小さくなり、受液器13が小型化される。さらに、空気熱交換器12内に保有されていた冷媒液が排出されることにより、空気熱交性能、即ち凝縮器である空気熱交換器12の熱交性能が改善され、ヒートポンプ1の部分負荷性能も向上させることが可能となっている。
次に、ヒートポンプ1について得られた、圧縮機容量比と所要冷媒量比との関係の測定結果を図2に、圧縮機容量比と空気熱交性能比との関係の測定結果を、それぞれ、上述したヒートポンプ10について得られた測定結果と併せて図3に示す。
図2に示されるように、本発明に係るヒートポンプ1の場合、従来の一般的なヒートポンプ10の場合とは異なり、圧縮機容量比が低下しても、所要冷媒量比は増大することなく、実質的に一定値を保ち、良好な状態となっている。
また、図3に示されるように、本発明に係るヒートポンプ1の場合、従来の一般的なヒートポンプ10の場合に比して、圧縮機容量比の全域にわたって空気熱交性能比は改善され、圧縮機容量が低下する程、空気熱交性能は増大傾向を示し、この空気熱交性能と従来のヒートポンプ10の場合の空気熱交性能との差が増大傾向にあることが明らかとなっている。特に、本発明に係るヒートポンプ1の場合、従来のヒートポンプ10とは異なり、圧縮機容量比が50%以下になっても、空気熱交性能は殆ど低下することなく、全負荷時の約160%と極めて良好な状態となっている。
なお、過冷却器18用の冷却媒体は、ヒートポンプ1の外部からの冷却水、或いは水熱交換器15で冷却された冷水、或いは圧縮機11の吸込側の若干量の冷媒液を伴う冷媒ガスであってもよい。さらに、ヒートポンプ1が、受液器13と膨張弁14との間に、高圧の冷媒液を過冷却するためのエコノマイザを備えている場合には、上記冷却媒体は、このエコノマイザから上記膨張弁14に向かう冷媒循環流路Lの部分から分流させた冷媒液であってもよく、何等限定するものではない。
また、上述した例では、ヒートポンプが空冷式のもの、即ち、凝縮器が空気熱交換器であるものを示したが、凝縮器は水熱交換器であってもよい。さらに、これとは逆に、蒸発器である水熱交換器15に代えて、空気熱交換器を採用してもよい。
1,10 ヒートポンプ
11 圧縮機
12 空気熱交換器
13 受液器
14 膨張弁
15 水熱交換器
16 冷却ファン
17 管路
18 過冷却器
19 管路
L 冷媒循環流路
11 圧縮機
12 空気熱交換器
13 受液器
14 膨張弁
15 水熱交換器
16 冷却ファン
17 管路
18 過冷却器
19 管路
L 冷媒循環流路
Claims (1)
- 圧縮機、凝縮器、受液器、膨張弁、及び、蒸発器を含む閉じた冷媒循環流路を形成するヒートポンプにおいて、
上記凝縮器からの冷媒を冷却する冷却媒体を通す管路が熱交換可能に貫通する過冷却器を上記凝縮器と上記受液器との間に介在させたことを特徴とするヒートポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005169644A JP2006343039A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | ヒートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005169644A JP2006343039A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | ヒートポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006343039A true JP2006343039A (ja) | 2006-12-21 |
Family
ID=37640132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005169644A Pending JP2006343039A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | ヒートポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006343039A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021255790A1 (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
2005
- 2005-06-09 JP JP2005169644A patent/JP2006343039A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021255790A1 (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP7341340B2 (ja) | 2020-06-15 | 2023-09-08 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
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