JP2006342928A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピニオンとピニオンシャフトとの間の潤滑性能を向上させることができ、かつ生産性に優れるディファレンシャル装置を提供すること。
【解決手段】回転するデフケース4と、一対のドライブシャフト6と、一対のサイドギヤ5と、一対のピニオン3と、ピニオンシャフト2とを有するディファレンシャル装置1。ピニオンシャフト2は、ピニオン3の中央孔30の内周面に沿った円弧形状の円周面部21と、該円周面部21よりもピニオンシャフト2の中心軸に近い面取り部22とによって外周表面20を構成してなる。円周面部21及び面取り部22は、それぞれ、ピニオンシャフト2の長さ方向全体にわたって連続して形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両に使用するディファレンシャル装置に関する。
ディファレンシャル装置9は、図8に示すごとく、例えば、自動車においてエンジンからの駆動力をドライブシャフト96に伝達すると共に左右のドライブシャフト96の間に生じた回転差に対応するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。上記ディファレンシャル装置9においては、左右のドライブシャフト96に回転差が生じたとき、これら左右のドライブシャフト96にそれぞれスプライン結合された一対のサイドギヤ95が回転すると共に、この一対のサイドギヤ95にそれぞれ噛合されたピニオン93がピニオンシャフト92に対して回転して、上記回転差に対応する。
また、上記ピニオンシャフト92は、図8、図9に示すごとく、上記ピニオン93を回転可能に支持する摺動面920の外周表面に、上記ピニオンシャフト92の軸方向に沿って凹状に形成した単純な形状のオイル溜り922と、ピニオンシャフト92の軸方向に対して傾斜したオイル供給用の傾斜油溝921とを有している。
しかしながら、上記ピニオンシャフト92は、ピニオンシャフトの本体部を形成した後に上記摺動面920にオイル溜り922及び傾斜油溝921を設けるため、ピニオンシャフト92の加工工数が多くなり、ひいてはディファレンシャル装置9の生産性が低くなってしまうおそれがある。
また、上記オイル溜り922及び上記傾斜油溝921をピニオンシャフト92の全周にまんべんなく形成することは生産性の観点から困難であるため、ピニオンシャフト92全体にわたってオイルを行き渡らせることが困難となる。その結果、ピニオンシャフト92とピニオン93との間の潤滑性能向上を図ることが困難となるおそれがある。
そして、その結果、ピニオンシャフト92とピニオン93との間で磨耗、焼き付き等の不具合が生じるおそれがある。
特開2003−207022号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ピニオンシャフトとピニオンとの間の潤滑性能を向上させることができ、かつ生産性に優れるディファレンシャル装置を提供しようとするものである。
本発明は、エンジンからの駆動力を受けて回転するデフケースと、該デフケースに回転可能に保持された一対のドライブシャフトと、該一対のドライブシャフトとそれぞれスプライン結合された一対のサイドギヤと、該一対のサイドギヤに対してそれぞれ直交する方向に回転するよう噛合されると共に回転軸と同軸状の中央孔を有する一対のピニオンと、上記中央孔に遊嵌して上記一対のピニオンを摺動回転可能に支持すると共に上記デフケースに保持されたピニオンシャフトとを有し、
上記ピニオンシャフトは、上記ピニオンの上記中央孔の内周面に沿った円弧形状の円周面部と、該円周面部よりも上記ピニオンシャフトの中心軸に近い面取り部とによって外周表面を構成してなり、
上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ、上記ピニオンシャフトの長さ方向全体にわたって連続して形成されていることを特徴とするディファレンシャル装置にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記ピニオンシャフトは、上記面取り部を構成してなり、該面取り部は、上記ピニオンシャフトの長さ方向全体にわたって連続して形成されている。そして、上記面取り部と上記ピニオンの中央孔との間にオイル溜りが形成される。それ故、左右の上記ドライブシャフトに回転差が生じて、上記ピニオンシャフトに対して上記ピニオンが摺動回転したとき、上述したオイル溜りにより、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間の全体にわたってオイルを行き渡らせることができる。したがって、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間の潤滑性能を向上させることができる。そして、その結果、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間における耐摩耗性、耐焼き付き性を向上させることができる。
また、上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ、上記ピニオンシャフトの長さ方向全体にわたって連続して形成されている。そのため、上記ピニオンシャフトを作製するに当たっては、例えば、引き抜き加工や押し出し加工によって上記円周面部と上記面取り部とを同時に形成することができる。それ故、上記ピニオンシャフトを容易に作製することができる。
即ち、上記ピニオンシャフトの本体部である棒状体を作製した後、改めて面取り加工や溝加工等を行う必要がないため、上記ピニオンシャフトの作製時における加工工数を少なくすることができ、上記ピニオンシャフトの生産性向上を図ることができる。その結果、上記ディファレンシャル装置の生産性を向上させることができる。
また、上記面取り部の数を増やしても加工工数は特に増えないため、多数の面取り部を容易に形成することができる。その結果、オイル溜りを上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間にまんべんなく形成することが可能となり、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間の潤滑性能を容易に向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、ピニオンシャフトとピニオンとの間の潤滑性能を向上させることができ、かつ生産性に優れるディファレンシャル装置を提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記ディファレンシャル装置は、例えば、自動車等において、エンジンからの駆動力をドライブシャフトに伝達すると共に、左右のドライブシャフトの間に生じた回転差に対応するために設けられる。
上記面取り部は、例えば、平面、曲面等とすることができる。
上記ピニオンシャフトは、例えば、引き抜き加工又は押し出し加工等を行うことにより作製することができる。
また、上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ複数形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記円周面部は上記ピニオンシャフトの上記外周表面上に複数形成されているため、上記ピニオンと上記ピニオンシャフトとが接触する部分を周上の複数の位置に確保することができる。その結果、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間に作用する応力を、上記複数の位置に分散させることができ、上記ピニオンを支持する上記ピニオンシャフトの支持強度を確保することができると共に、上記ピニオンを安定して支持することができる。
また、上記面取り部も上記外周表面上に複数形成されているため、オイル溜りを周上の複数の位置に形成することができる。その結果、上記ピニオンと上記ピニオンシャフトとの間の潤滑性能を充分に向上させることができる。
尚、上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ3個以上形成されていることが好ましい。この場合には、上述した支持強度及び潤滑性能向上の効果を充分に発揮することができる。
また、上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ同じ幅及び間隔をもって形成されていることが好ましい(請求項3)。
即ち、上記円周面部同士は全て同じ幅及び間隔で形成されている。それ故、上記円周面部が上記外周表面上に均一に存在することとなるため、上記円周面部と上記中央孔との間には、偏りを生じることなく均等に応力が作用する。即ち、上記ピニオンが摺動回転する際、上記ピニオンシャフトに局所的に過大な応力が作用することがないため、上記ピニオンを支持する上記ピニオンシャフトの支持強度を充分に確保することができる。
また、上記面取り部同士も全て同じ幅及び間隔で形成されている。それ故、上記面取り部も上記外周表面上に均一に存在することとなるため、オイル溜りも上記外周表面上に均一に存在することとなる。その結果、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間に均等にオイルを行き渡らせることができ、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間の潤滑性能を向上させることができる。
また、上記円周面部は、上記外周表面の60〜70%の面積を占有していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記ピニオンシャフトと上記ピニオンとの間にオイル溜りを充分に形成することができると共に、上記ピニオンを支持する上記ピニオンシャフトの支持強度を充分に確保することができる。即ち、上記面取り部においてオイル溜りの機能を発揮するために必要な面積を充分に確保することができる。また、上記ピニオンと上記ピニオンシャフトとの摺動面積を充分に確保することができるため、上述した支持強度を充分に確保することができる。
これに対して、仮に、上記外周表面における上記円周面部の占有面積が60%未満の場合には、上記ピニオンと上記ピニオンシャフトとの摺動面積を充分に確保することができないため、上述した支持強度を充分に確保することができなくなるおそれがある。
一方、上記円周面部が上記外周表面の70%を越える面積を占有する場合には、上記面取り部のオイル溜りの機能を充分に発揮することができなくなるおそれがある。
本発明の実施例にかかるディファレンシャル装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
尚、本例は、自動車において、エンジンからの駆動力をドライブシャフト6に伝達すると共に、左右のドライブシャフト6の間に生じた回転差に対応するよう構成したディファレンシャル装置1の例である。
本例のディファレンシャル装置1は、図1に示すごとく、エンジンからの駆動力を受けて回転するデフケース4と、該デフケース4に回転可能に保持された一対のドライブシャフト6と、該一対のドライブシャフト6とそれぞれスプライン結合された一対のサイドギヤ5とを有する。更に、図1〜図3に示すごとく、該一対のサイドギヤ5に対してそれぞれ直交する方向に回転するよう噛合されると共に回転軸と同軸状の中央孔30を有する一対のピニオン3と、中央孔30に遊嵌して一対のピニオン3を摺動回転可能に支持すると共にデフケース4に保持されたピニオンシャフト2とを有する。
ピニオンシャフト2は、図3に示すごとく、ピニオン3の中央孔30の内周面に沿った円弧形状の円周面部21と、該円周面部21よりもピニオンシャフト2の中心軸に近い面取り部22とによって外周表面20を構成してなる。
図2、図4に示すごとく、円周面部21及び面取り部22は、それぞれ、ピニオンシャフト2の長さ方向全体にわたって連続して形成されている。
また、円周面部21及び面取り部22は、図2〜図4に示すごとく、それぞれ複数形成されている。本例においては、それぞれ4個ずつ形成した。そして、面取り部22は平面よりなる。
また、円周面部21及び面取り部22は、図3に示すごとく、それぞれ同じ幅及び間隔をもって形成されている。
更に、本例において、円周面部21は、外周表面20の60〜70%の面積を占有している。
次に、左右のドライブシャフト6の差動時におけるディファレンシャル装置1の動作について説明する。
図1に示すごとく、デフケース4はケーシング10に回転可能に設けてあり、左右のサイドギヤ5及び一対のピニオン3は、デフケース4の内部に設けてある。また、左右のサイドギヤ5及び一対のピニオン3は、デフケース4の内部において、互いに噛合して回転するようになっている。ピニオンシャフト2は、デフケース4にピン40により固定されている。また、ピニオン3は、その中央に設けた中央孔30にピニオンシャフト2のピニオン支持部200が挿入されて、ピニオン支持部200に回転可能に支持されている。
ディファレンシャル装置1を設けた自動車が直進するときには、エンジン及びトランスミッションからの駆動力である回転力が推進軸71に伝達され、推進軸71が回転する。このとき、推進軸71に設けられた減速小ギヤ72が回転すると共に減速大ギヤ41が回転し、デフケース4が回転する。そして、このデフケース4には、ピニオンシャフト2が固定されているため、このピニオンシャフト2、一対のピニオン3、左右のサイドギヤ5及び左右のドライブシャフト6がデフケース4とほぼ一体的に回転する。
そして、自動車がカーブを曲がるとき、又はドライブシャフト6に取り付けられた車輪の片方が空転したとき等には、左右のドライブシャフト6の間に回転差が生じる。この回転差により、一対のピニオン3がピニオンシャフト2に対して摺動し、一方のドライブシャフト6及びサイドギヤ5の回転数が増加した分だけ、他方のドライブシャフト6及びサイドギヤ5の回転数が減少して、ディファレンシャル装置1は上記の回転差に対応することができる。
また、上記ピニオンシャフト2は、引き抜き加工を行うことによって作製することができる。即ち、得ようとするピニオンシャフト2の断面形状に対応する形状のダイス孔を有するダイスを用いて引き抜き加工を行う。
また、上記ダイス孔の形状を適宜変更することにより、図5〜図7に示すごとく、面取り部22の形状及び数量を容易に変化させることができる。尚、図7に示すごとく、面取り部22を平面ではなく、曲面として形成することも可能である。
次に、本例の作用効果につき説明する。
ピニオンシャフト2は、図2、図3に示すごとく、面取り部22を構成してなり、該面取り部22は、ピニオンシャフト2の長さ方向全体にわたって連続して形成されている。そして、面取り部22とピニオン3の中央孔30との間にオイル溜りが形成される。それ故、左右のドライブシャフト6に回転差が生じて、ピニオンシャフト2に対してピニオン3が摺動回転したときは、上述したオイル溜りにより、ピニオンシャフト2とピニオン3との間の全体にわたってオイルを行き渡らせることができる。したがって、ピニオンシャフト2とピニオン3との間の潤滑性能を向上させることができる。そして、その結果、ピニオンシャフト2とピニオン3との間における耐摩耗性、耐焼き付き性を向上させることができる。
また、円周面部21及び面取り部22は、図4に示すごとく、それぞれ、ピニオンシャフト2の長さ方向全体にわたって連続して形成されている。そのため、ピニオンシャフト2を作製するに当っては、引き抜き加工によって円周面部21と面取り部22とを同時に形成することができる。それ故、ピニオンシャフト2を容易に作製することができる。
即ち、ピニオンシャフト2の本体部である棒状体を作製した後、改めて面取り加工や溝加工等を行う必要がないため、ピニオンシャフト2の作製時における加工工数を少なくすることができ、ピニオンシャフト2の生産性向上を図ることができる。その結果、ディファレンシャル装置1の生産性を向上させることができる。
また、面取り部22の数を増やしても加工工数は特に増えないため、多数の面取り部22を容易に形成することができる。その結果、オイル溜りをピニオンシャフト2とピニオン3との間にまんべんなく形成することが可能となり、ピニオンシャフト2とピニオン3との間の潤滑性能を容易に向上させることができる。
また、円周面部21は、図3、図4に示すごとく、外周表面20上に複数形成されているため、ピニオンシャフト3とピニオン3とが接触する部分を周上の複数の位置に確保することができる。その結果、ピニオンシャフト2とピニオン3との間に作用する応力を、上記複数の位置に分散させることができ、ピニオン3を支持するピニオンシャフト2の支持強度を確保することができると共に、ピニオン3を安定して支持することができる。。
また、面取り部22も外周表面20上に複数形成されているため、オイル溜りを周上の複数の位置に形成することができる。その結果、ピニオン3とピニオンシャフト2との間の潤滑性能を充分に向上させることができる。
本例においては、円周面部21及び面取り部22は、外周表面20上にそれぞれ4個ずつ形成されているため、上述した支持強度及び潤滑性能向上の効果を充分に発揮することができる。
また、円周面部21は、図3に示すごとく、ピニオンシャフト2の外周表面20上に同じ幅及び間隔をもって形成されているため、円周面部21が外周表面20上に均一に存在することとなる。これにより、円周面部21と中央孔30との間には、偏りを生じることなく均等に応力が作用する。即ち、ピニオン3が摺動回転する際、ピニオンシャフト2に局所的に過大な応力が作用することがないため、上述した支持強度を確保することができる。
また、面取り部22も全て同じ幅及び間隔をもって形成されているため、オイル溜りも外周表面20上に均一に存在することとなる。その結果、ピニオンシャフト2とピニオン3との間に均等にオイルを行き渡らせることができ、ピニオンシャフト2とピニオン3との間の潤滑性能を向上させることができる。
また、円周面部21は、外周表面20の60〜70%の面積を占有しているため、ピニオンシャフト2とピニオン3との間にオイル溜りを充分に形成することができると共に、ピニオン3を支持するピニオンシャフト2の支持強度を充分に確保することができる。即ち、面取り部22において、オイル溜りの機能を発揮するために必要な面積を充分に確保することができる。また、ピニオン3とピニオンシャフト2との摺動面積を充分に確保することができるため、上述した支持強度を充分に確保することができる。
以上のごとく、本例によれば、ピニオンシャフトとピニオンとの間の潤滑性能を向上させることができ、かつ生産性に優れるディファレンシャル装置を提供することができる。
実施例における、ディファレンシャル装置の説明図。 実施例における、ピニオンシャフトをピニオンの中央孔に遊嵌した状態を示す説明図。 実施例における、ピニオンシャフトの軸と直交する方向の断面説明図。 実施例における、ピニオンシャフトの斜視説明図。 実施例における、円周面部及び面取り部の他の形態を示す斜視説明図。 実施例における、円周面部及び面取り部の他の形態を示す斜視説明図。 実施例における、円周面部及び面取り部の他の形態を示す斜視説明図。 従来例における、ディファレンシャル装置の説明図。 従来例における、ピニオンシャフトの説明図。
符号の説明
1 ディファレンシャル装置
2 ピニオンシャフト
20 外周表面
21 円周面部
22 面取り部
3 ピニオン
4 デフケース
5 サイドギヤ
6 ドライブシャフト

Claims (4)

  1. エンジンからの駆動力を受けて回転するデフケースと、該デフケースに回転可能に保持された一対のドライブシャフトと、該一対のドライブシャフトとそれぞれスプライン結合された一対のサイドギヤと、該一対のサイドギヤに対してそれぞれ直交する方向に回転するよう噛合されると共に回転軸と同軸状の中央孔を有する一対のピニオンと、上記中央孔に遊嵌して上記一対のピニオンを摺動回転可能に支持すると共に上記デフケースに保持されたピニオンシャフトとを有し、
    上記ピニオンシャフトは、上記ピニオンの上記中央孔の内周面に沿った円弧形状の円周面部と、該円周面部よりも上記ピニオンシャフトの中心軸に近い面取り部とによって外周表面を構成してなり、
    上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ、上記ピニオンシャフトの長さ方向全体にわたって連続して形成されていることを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 請求項1において、上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ複数形成されていることを特徴とするディファレンシャル装置。
  3. 請求項2において、上記円周面部及び上記面取り部は、それぞれ同じ幅及び間隔をもって形成されていることを特徴とするディファレンシャル装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記円周面部は、上記外周表面の60〜70%の面積を占有していることを特徴とするディファレンシャル装置。
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