JP2006341819A - 車両の後部配置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両後部のエンジンルーム内の車幅方向中心部に配設されたエンジンの側方に排ガス浄化触媒内蔵の排気マフラを配設してなる車両において、全長の長い排気マフラを装備することによる車両の全長増加を抑制し得る車両の後部配置構造を提供する。
【解決手段】 排気マフラ70は車両前方側に排気入口を車両後方側に排気出口をそれぞれ配置してなり、エンジン1の排ガス出口と排気マフラの排気入口とを接続する第1排気管8を、排気マフラの上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させてから排気マフラの近傍にて車両後方に向けて屈曲させて該排気マフラの排気入口に接続し、排気マフラの排気出口に接続される第2排気管10を、排気マフラからエンジンに対して車幅方向において排気マフラとは反対側の部位まで延設してから車両後部に開口したことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 排気マフラ70は車両前方側に排気入口を車両後方側に排気出口をそれぞれ配置してなり、エンジン1の排ガス出口と排気マフラの排気入口とを接続する第1排気管8を、排気マフラの上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させてから排気マフラの近傍にて車両後方に向けて屈曲させて該排気マフラの排気入口に接続し、排気マフラの排気出口に接続される第2排気管10を、排気マフラからエンジンに対して車幅方向において排気マフラとは反対側の部位まで延設してから車両後部に開口したことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、大型バス等に適用され、車両の後部に形成されたエンジンルーム内の車幅方向中心部にエンジンを車両前後方向に配設するとともに、該エンジンの側方に排ガス浄化触媒が内蔵された排気マフラを配設してなる車両における後部配置構造に関する。
車両の後部に形成されたエンジンルーム内の車幅方向中心部にエンジンを車両前後方向に配設した大型バスにおいては、たとえば特許文献1(実開平6−37073号公報)に開示されているように、エンジンの一方側の側方に排ガス浄化触媒内蔵マフラを含む排ガスマフラ等の排気系装置、エンジンの他方側の側方にラジエータ、ラジエータ用ファン等のエンジン冷却系装置が配置されている。
また、特許文献2(特開平10−272939号公報)の技術においては、エンジンの一方側の側方に排ガス触媒内蔵マフラを含む排ガスマフラ等の排気系装置及びラジエータ、ラジエータ用ファン等のエンジン冷却系装置を配置し、エンジンの他方側の側方にエアクリーナ等の吸気系装置を配置している。
また、特許文献2(特開平10−272939号公報)の技術においては、エンジンの一方側の側方に排ガス触媒内蔵マフラを含む排ガスマフラ等の排気系装置及びラジエータ、ラジエータ用ファン等のエンジン冷却系装置を配置し、エンジンの他方側の側方にエアクリーナ等の吸気系装置を配置している。
そして、かかる大型バスにおいては、エンジンルームにおいてエンジンの一方側の側方に排ガス浄化触媒内蔵マフラを含む排ガスマフラ等の排気系装置を配置するとともに、該エンジンルームの前部に隣接し後輪の後部に形成される後輪後方スペースに、車内排出の汚物等を収容する車内排出物収容タンク、トランクルーム、車椅子用リフト等の本来の車内附帯設備に加えて、排ガス浄化規制の強化に伴ないユリア水タンク等の排ガス浄化触媒用の附帯設備を配設するようにした後部配置構造を採る車両が多くなっている。
前記のように、大型バス等のリアエンジン車両においては、近年、エンジンルームにおいてエンジンの一方側の側方に排ガス浄化触媒内蔵の排ガスマフラを配置し、エンジンに対して排ガスマフラと同じ側の前記後輪後方スペースに、車内排出の汚物等を収容する車内排出物収容タンク、トランクルーム、車椅子用リフト等の本来の車内附帯設備に加えて、排ガス浄化規制の強化に伴いユリア水タンク等の排ガス浄化触媒用の附帯設備を配設するようにした後部配置構造を採る車両が多くなっている。
さらに前記大型バス等のリアエンジン車両において、排ガス浄化性能を向上させる排気マフラとしては、排ガス浄化コンバータの還元触媒上流側にユリア水(尿素水)等の液体還元剤を噴出せしめて該還元触媒による還元反応を促進するようにした2段型排気マフラが好適とされている。
かかる2段型排気マフラは、排ガス中にユリア水(尿素水)等の液体還元剤を噴出せしめる液体還元剤噴出装置により液体還元剤を噴出後の排ガス中のNOxを除去する還元触媒が装填された触媒コンバータと、NO,HC,CO等を酸化反応により低減する酸化触媒とが排ガス流に対して直列に配置されているため、全長が長くなり、車両前後方向に大きな設置スペースを必要とする。
かかる2段型排気マフラは、排ガス中にユリア水(尿素水)等の液体還元剤を噴出せしめる液体還元剤噴出装置により液体還元剤を噴出後の排ガス中のNOxを除去する還元触媒が装填された触媒コンバータと、NO,HC,CO等を酸化反応により低減する酸化触媒とが排ガス流に対して直列に配置されているため、全長が長くなり、車両前後方向に大きな設置スペースを必要とする。
このため、かかる2段型排気マフラを装備した大型バス等のリアエンジン車両においては、排気マフラの前側に位置する前記後輪後方スペースに本来の車内附帯設備及び排ガス浄化触媒用の附帯設備を配設しているため、前記のような全長の長い2段型排気マフラを設置する場合には、前記後輪後方スペースを排気マフラの設置スペースとして利用できないことから、該2段型排気マフラを極力エンジン側に近接させて配置し、エンジンルームの排気マフラ外側スペースに前記車内附帯設備あるいは排ガス浄化触媒用の附帯設備のうちの機器類を配置可能とするとともに、該2段型排気マフラ後流側の排気管等の車両前後方向の設置長さを可能な限り短縮して、前記2段型排気マフラを装備することによるバスの全長増加を抑制することが要求される。
しかしながら、前記特許文献1(実開平6−37073号公報)の技術にあっては、エンジンの一方側の側方に排ガス浄化触媒内蔵マフラを含む排ガスマフラ等の排気系装置、エンジンの他方側の側方にラジエータ、ラジエータ用ファン等のエンジン冷却系装置が配置する手段が示されているにとどまり、また特許文献2(特開平10−272939号公報)の技術にあっては、エンジンの一方側の側方に排ガス触媒内蔵マフラを含む排ガスマフラ等の排気系装置及びラジエータ、ラジエータ用ファン等のエンジン冷却系装置を配置し、エンジンの他方側の側方にエアクリーナ等の吸気系装置を配置する手段が示されているにとどまり、前記のような課題を解決する手段は開示されていない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、車両後部のエンジンルーム内の車幅方向中心部に配設されたエンジンの側方に排ガス浄化触媒内蔵の排気マフラを配設してなる車両において、全長の長い排気マフラを装備する場合においても、該排気マフラの設置による車内附帯設備あるいは排ガス浄化触媒用の附帯設備の設置スペースに支障を来すことなく、かつ全長の長い排気マフラを装備することによる車両の全長増加を抑制し得る車両の後部配置構造を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、車両の後部に形成されたエンジンルーム内の車幅方向中心部にエンジンを車両前後方向に配設するとともに、該エンジンの側方に排ガス浄化触媒が内蔵された排気マフラを配設してなる車両において、前記排気マフラは車両前方側に排気入口を車両後方側に排気出口をそれぞれ配置してなり、前記エンジンの排ガス出口と前記排気マフラの排気入口とを接続する第1排気管を、前記排気マフラの上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させてから前記排気マフラの近傍にて車両後方に向けて屈曲させて該排気マフラの排気入口に接続し、前記排気マフラの排気出口に接続される第2排気管を、該排気マフラから前記エンジンに対して車幅方向において排気マフラとは反対側の部位まで延設してから車両後部に開口したことを特徴とする。
かかる発明において好ましくは、前記第2排気管は、前記排気マフラの車両後方側の側面に設けられた接続部から前記排気マフラとは反対側の部位まで延設される。
かかる発明において好ましくは、前記第2排気管は、前記排気マフラの車両後方側の側面に設けられた接続部から前記排気マフラとは反対側の部位まで延設される。
またかかる発明は、後輪の後方部位に形成されて前記排ガス浄化触媒用の附帯設備、車内排出物収容タンク等の車内附帯設備が収納される後輪後方スペースと前記排気マフラとを、前記エンジンに対して車幅方向において同じ側に配置してなる車両に好適である。
さらにかかる発明において、前記車両が、左側通行用車両の場合,前記排気マフラを車両の左側に配置するとともに、前記第2排気管の車両後部への開口部を車両中心に対して右側に配置するように構成するのが好ましい形態である。
本発明によれば、車両前方側に排気入口を車両後方側に排気出口をそれぞれ配置してなる排気マフラの排気入口とエンジンの排ガス出口とを接続する第1排気管を、排ガス出口側から排気マフラの上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させてから、さらに前記排気マフラの近傍にて車両後方に向けて屈曲させて排気マフラの排気入口に接続するので、第1排気管には曲げ方向が車幅方向のスペースを必要とする水平方向の曲げ(いわゆる横曲げ)がなく、該第1排気管を垂直方向あるいは斜め下方への曲げで以って形成できる。
これにより、排気マフラをエンジンの側部に近接させて配置することが可能となって、殊に、ユリア水等の液体還元剤を噴出せしめる液体還元剤噴出装置により液体還元剤を噴出後の排ガス中のNOxを除去する還元触媒が装填された触媒コンバータと、NO,HC,CO等を酸化反応により低減する酸化触媒とを直列に配置してなる2段型排気マフラを備え、後輪の後方部位に形成されて排ガス浄化触媒用の附帯設備、車内排出物収容タンク等の車内附帯設備が収納される後輪後方スペースと排気マフラとをエンジンに対して車幅方向において同じ側に配置してなる車両においては、エンジンルームの排気マフラ外側スペースに前記車内附帯設備あるいは排ガス浄化触媒用の附帯設備のうちの機器類を配置することが可能となって、全長の長い前記2段型排気マフラを用いる場合においても、エンジンルームの排気マフラ外側スペースを有効利用できて、前記車内附帯設備の設置スペースを阻害することなく長尺の2段型排気マフラを使用できる。
また本発明によれば、排気マフラの排気出口に接続される第2排気管を、該排気マフラの側面に設けられた接続部からエンジンに対して車幅方向において排気マフラとは反対側の部位まで車幅方向に延設してから車両後部に開口しているので、排気マフラの排気出口から車両後部の開口部までの間に、第2排気管を車両前後方向から車幅方向に曲げる部分が無くなり、かかる曲げ部分のスペース相当長さだけ排気マフラを車両後方に移動できて、前記車内附帯設備の設置スペースを拡大できる。
また、排気マフラの排気出口から車幅方向反対側の車両後部の開口部までの第2排気管の長さが長くなるので、該第2排気管内を通流中における排ガスの温度低下が大きくなり、高温の排ガスを外部に放出するのを防止でき、安全性が向上する。
また、排気マフラの排気出口から車幅方向反対側の車両後部の開口部までの第2排気管の長さが長くなるので、該第2排気管内を通流中における排ガスの温度低下が大きくなり、高温の排ガスを外部に放出するのを防止でき、安全性が向上する。
また本発明によれば、左側通行用車両の場合に、排気マフラを車両の左側に配置するとともに、前記第2排気管の車両後部への開口部を車両中心に対して右側、つまり道路の中央側に配置すると、車両から降りて車体の左側を歩く乗客や、車体の左側の歩行者に対して高温の排ガスを浴びせるのを回避でき、安全性が向上する。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例に係る大型バスにおける後部配置構造を示す概略側面図、図2は前記実施例における概略平面図である。
図1〜2において、1はエンジン、2は車体、2aは車幅方向の車両中心線、4は後輪、4aは該後輪4の回転中心、5は車室フロア、12は車両の後部に形成されたエンジンルームで、前記エンジン1はエンジンルーム12内の車幅方向中心部に前後方向に延在したクランク軸を車両中心線2aに沿わせて配設されている。3は該エンジン1のクランク軸に連結される変速装置である。
図1〜2において、1はエンジン、2は車体、2aは車幅方向の車両中心線、4は後輪、4aは該後輪4の回転中心、5は車室フロア、12は車両の後部に形成されたエンジンルームで、前記エンジン1はエンジンルーム12内の車幅方向中心部に前後方向に延在したクランク軸を車両中心線2aに沿わせて配設されている。3は該エンジン1のクランク軸に連結される変速装置である。
6は第1マフラ、7は第2マフラで、該第1マフラ6及び第2マフラ7を直列に接続して2段型の排気マフラ70を構成する。
前記排気マフラ70は、NOx除去用の還元触媒が充填された還元触媒コンバータからなる前記第2マフラ7の上流に、後述するユリア水タンク11bから導入されたユリア水(尿素水)を噴射することにより該ユリア水を霧化してこの霧化ユリア水を前記第2マフラ7上流の排ガス中に噴出せしめて前記第2マフラ7における還元触媒還元反応を促進せしめる還元剤噴出装置と、第1排気管8内を通る排気中のNO,HC,CO等を酸化反応により低減する前記第1マフラ6を接続して構成され、車両前方側に前記第1マフラ6の排気入口が配置され、車両後方側に前記第2マフラ7の排気出口が配置されている。
前記第1マフラ6及び第2マフラ7からなる排気マフラ70は、前記エンジンルーム12内において前記エンジン1の側方(この例では左側方)に、車両前後方向に配設される。
前記排気マフラ70は、NOx除去用の還元触媒が充填された還元触媒コンバータからなる前記第2マフラ7の上流に、後述するユリア水タンク11bから導入されたユリア水(尿素水)を噴射することにより該ユリア水を霧化してこの霧化ユリア水を前記第2マフラ7上流の排ガス中に噴出せしめて前記第2マフラ7における還元触媒還元反応を促進せしめる還元剤噴出装置と、第1排気管8内を通る排気中のNO,HC,CO等を酸化反応により低減する前記第1マフラ6を接続して構成され、車両前方側に前記第1マフラ6の排気入口が配置され、車両後方側に前記第2マフラ7の排気出口が配置されている。
前記第1マフラ6及び第2マフラ7からなる排気マフラ70は、前記エンジンルーム12内において前記エンジン1の側方(この例では左側方)に、車両前後方向に配設される。
8は前記エンジン1からの排ガスを排気マフラ70の第1マフラ6に導入するための第1排気管で、エンジン1の排気出口(具体的には該エンジン1の排気マニホールド出口)と前記排気マフラ70における第1マフラ6の排気入口とを接続している。該第1排気管8は、図1、2のように前記排気マフラ70の上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させて、前記第1マフラ6の排気入口に方向づけてから、さらに、車両後方に向けて屈曲させて該第1マフラ6の排気入口に接続される。
かかる形状においては、少なくとも上側の屈曲部と下側の屈曲部とが同一平面に存在するように近づけることにより、排気マフラ70をエンジン側面に近づけることができる。
10は前記第2マフラ7において前記ユリア水の噴出により還元触媒反応を促進せしめられてNOxが除去された浄化排ガスを、大気中に排出するための第2排気管で、図2のように前記第2マフラ7の車両後方側でエンジン1に対向する側面7aに設けられた接続部10aと大気中への排出口10bとを接続している。
かかる形状においては、少なくとも上側の屈曲部と下側の屈曲部とが同一平面に存在するように近づけることにより、排気マフラ70をエンジン側面に近づけることができる。
10は前記第2マフラ7において前記ユリア水の噴出により還元触媒反応を促進せしめられてNOxが除去された浄化排ガスを、大気中に排出するための第2排気管で、図2のように前記第2マフラ7の車両後方側でエンジン1に対向する側面7aに設けられた接続部10aと大気中への排出口10bとを接続している。
前記排出口10bは、前記エンジン1に対して車幅方向において排気マフラ70とは反対側の部位、つまり該車両(バス)が左側通行用車両の場合には車両中心線2aに対して右側に配置されており、前記第2排気管10は、図2のように前記第2マフラ7の接続部10aからエンジン1の下部を通り、前記のようにエンジン1に対して排気マフラ70とは反対側の部位に配置された排出口10bに接続される。
このように、左側通行用車両(バス)の場合において、排気マフラ70を車体2の左側に配置するとともに、前記第2排気管10の車両後部の大気中への排出口10bを車両中心2aに対して右側つまり道路の中央側に配置するように構成したので、車両から降りて車体の左側を歩く乗客や、車体2の左側の歩行者に対して高温の排ガスを浴びせるのを回避でき、安全性が向上する。
このように、左側通行用車両(バス)の場合において、排気マフラ70を車体2の左側に配置するとともに、前記第2排気管10の車両後部の大気中への排出口10bを車両中心2aに対して右側つまり道路の中央側に配置するように構成したので、車両から降りて車体の左側を歩く乗客や、車体2の左側の歩行者に対して高温の排ガスを浴びせるのを回避でき、安全性が向上する。
11は、前記後輪4の後方部位に形成された後輪後方スペースで、前記エンジンルーム12の前側の前記排気マフラ70と同じ側に形成されている。
該後輪後方スペース11には、車内排出の汚物等を収容する車内排出物収容タンク、トランクルーム、車椅子用リフト等の本来の車内附帯設備11aに加えて、ユリア水タンク11b等の排ガス浄化触媒用の附帯設備が配設されている。
また、図示を省略するが、前記排気マフラ70が配設されない側(車両中心線2aを境に逆側)の後輪後方スペースには、ラジエータ、ラジエータファン等のエンジン冷却系装置や、エアクリーナ等のエンジンの吸気系装置が納まっており、スペースに余裕がない状態である。
該後輪後方スペース11には、車内排出の汚物等を収容する車内排出物収容タンク、トランクルーム、車椅子用リフト等の本来の車内附帯設備11aに加えて、ユリア水タンク11b等の排ガス浄化触媒用の附帯設備が配設されている。
また、図示を省略するが、前記排気マフラ70が配設されない側(車両中心線2aを境に逆側)の後輪後方スペースには、ラジエータ、ラジエータファン等のエンジン冷却系装置や、エアクリーナ等のエンジンの吸気系装置が納まっており、スペースに余裕がない状態である。
かかる実施例によれば、車両前方側に排気入口を車両後方側に排気出口をそれぞれ配置してなる排気マフラ70における第1マフラ6の排気入口とエンジン1の排ガス出口とを接続する第1排気管8を、前記エンジン1の排ガス出口側から排気マフラ70の上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させてから第1マフラ6の排気入口に接続するので、該第1排気管8の曲げ方向が車幅方向のスペースを必要とする水平方向の曲げ(いわゆる横曲げ)がなく、垂直方向あるいは斜め下方への曲げで以って形成できる。
これにより、排気マフラ70をエンジン1の側部に近接させて配置することが可能となって、ユリア水等の液体還元剤を噴出せしめる液体還元剤噴出装置により液体還元剤を噴出後の排ガス中のNOxを除去する還元触媒が装填された触媒コンバータと、NO,HC,CO等を酸化反応により低減する酸化触媒とを直列に配置してなる2段型の排気マフラ70を備えるとともに、後輪4の後方部位に形成されて車内排出物収容タンク等の車内附帯設備11a及びユリア水タンク11b等の排ガス浄化触媒用の附帯設備が収納される後輪後方スペース11と前記排気マフラ70とをエンジン1に対して車幅方向において同じ側に配置してなる車両においては、エンジンルーム12の排気マフラ70外側スペースに、たとえば排ガス浄化触媒用の附帯設備のうちのユリア水タンク11bを配置することが可能となって、全長の長い前記2段型の排気マフラ70を用いる場合においても、エンジンルーム12における排気マフラ70の外側スペースを有効利用できて、前記車内附帯設備11aの設置スペースを阻害することなく長尺の排気マフラ70を使用できる。
またかかる実施例によれば、第2マフラ7の排気出口に接続される第2排気管10を、該第2マフラ7の側面に設けられた接続部10aからエンジン1に対して車幅方向において第2マフラ7とは反対側の部位まで車幅方向に延設してから排出口10bに接続しているので、第2マフラ7の排気出口(接続部10a)から車両後部の排出口10bまでの間に、第2排気管10を車両前後方向から車幅方向に曲げる部分が無くなる。
従って、かかる曲げ部分のスペース相当長さだけ排気マフラ70を車両後方に移動できて、前記車内附帯設備11aやユリア水タンク11b等の排ガス浄化触媒用の附帯設備の設置スペースを拡大できる。
従って、かかる曲げ部分のスペース相当長さだけ排気マフラ70を車両後方に移動できて、前記車内附帯設備11aやユリア水タンク11b等の排ガス浄化触媒用の附帯設備の設置スペースを拡大できる。
また、第2マフラ7の排気出口(接続部10a)から車幅方向反対側にある車両後部の排出口10bまでの第2排気管10の長さが長くなるので、該第2排気管10内を通流中における排ガスの温度低下が大きくなり、高温の排ガスを外部に放出するのを防止でき、安全性が向上する。
本発明によれば、車両後部のエンジンルーム内の車幅方向中心部に配設されたエンジンの側方に排ガス浄化触媒内蔵の排気マフラを配設してなる車両において、全長の長い排気マフラを装備する場合においても、該排気マフラの設置による車内附帯設備あるいは排ガス浄化触媒用の附帯設備の設置スペースに支障を来すことなく、かつ全長の長い排気マフラを装備することによる車両の全長増加を抑制し得る車両の後部配置構造を提供できる。
1 エンジン
2 車体
2a 車両中心
3 変速装置
4 後輪
6 第1マフラ
7 第2マフラ
70 排気マフラ
8 第1排気管
10 第2排気管
10b 排出口
11a 車内附帯設備
11b ユリア水タンク
12 エンジンルーム
2 車体
2a 車両中心
3 変速装置
4 後輪
6 第1マフラ
7 第2マフラ
70 排気マフラ
8 第1排気管
10 第2排気管
10b 排出口
11a 車内附帯設備
11b ユリア水タンク
12 エンジンルーム
Claims (3)
- 車両の後部に形成されたエンジンルーム内の車幅方向中心部にエンジンを車両前後方向に配設するとともに、該エンジンの側方に排ガス浄化触媒が内蔵された排気マフラを配設してなる車両において、前記排気マフラは車両前方側に排気入口を車両後方側に排気出口をそれぞれ配置してなり、前記エンジンの排ガス出口と前記排気マフラの排気入口とを接続する第1排気管を、前記排気マフラの上方において車両前方向で且つ下方に向けて屈曲させてから前記排気マフラの近傍にて車両後方に向けて屈曲させて該排気マフラの排気入口に接続し、前記排気マフラの排気出口に接続される第2排気管を、該排気マフラから前記エンジンに対して車幅方向において排気マフラとは反対側の部位まで延設してから車両後部に開口したことを特徴とする車両の後部配置構造。
- 前記第2排気管は、前記排気マフラの車両後方側の側面に設けられた接続部から前記排気マフラとは反対側の部位まで延設されたことを特徴とする請求項1記載の車両の後部配置構造。
- 前記車両は、後輪の後方部位に形成されて前記排ガス浄化触媒用の附帯設備、及び車内附帯設備等が収納される後輪後方スペースと前記排気マフラとを、前記エンジンに対して車幅方向において同じ側に配置してなることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の車両の後部配置構造。
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