JP2006341809A - 車両用ニープロテクター部構造 - Google Patents

車両用ニープロテクター部構造 Download PDF

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Yorito Okuda
頼人 奥田
Keigo Hayata
圭吾 早田
Norihiro Nagata
宣博 永田
Makoto Mogi
真 茂木
Yoshiharu Nakamura
吉晴 中村
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Abstract

【課題】 小柄な乗員の膝入力エネルギーを下側吸収用ブラケットのみに対して伝達させ得るようにする。
【解決手段】 小柄な乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な下側吸収用ブラケット13と、平均的体格の乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な上側吸収用ブラケット14とを備え、下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14とがその入力側端部18,20間を連結ブラケット21で連結された車両用ニープロテクター部構造であって、連結ブラケット21を、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能に構成するようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用ニープロテクター部構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このようなインストルメントパネルに対し、緊急時に乗員の膝を保護するために、ニープロテクターを設置することが検討されている。
このような、ニープロテクターとして、小柄な乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な下側吸収用ブラケットと、平均的体格の乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な上側吸収用ブラケットとを上下に分けて備えると共に、下側吸収用ブラケットと上側吸収用ブラケットとが入力側を連結ブラケットで連結されたものが開発されている。
そして、ニープロテクターに対して小柄な乗員の膝が進入した場合には、連結ブラケットを介して低い位置にある下側吸収用ブラケットが変形することにより、小柄な乗員の膝入力エネルギーを吸収することができる。また、ニープロテクターに対して平均的体格の乗員の膝が進入した場合には、連結ブラケットを介して高い位置にある上側吸収用ブラケットが変形することにより、平均的体格の乗員の膝入力エネルギーを吸収することができる。このように、下側吸収用ブラケットと上側吸収用ブラケットとの2つの吸収用ブラケットに分けて使い分けるようにすることにより、身長や体格の異なる様々な乗員に対応させることが可能となる。
特開平10−217881号公報
しかしながら、上記したニープロテクターでは、小柄な乗員の膝が進入した場合に、入力側の連結ブラケットの強度が高いと、膝入力エネルギーが上側吸収用ブラケットへも伝達されてしまい、上側吸収用ブラケットがこれを受けてしまうこととなるため、下側吸収用ブラケットがうまく使われなくなるので、小柄な乗員の膝入力エネルギーをうまく吸収できなくなるおそれがあった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、小柄な乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な下側吸収用ブラケットと、平均的体格の乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な上側吸収用ブラケットとを備え、前記下側吸収用ブラケットと上側吸収用ブラケットとがその入力側端部間を連結ブラケットで連結された車両用ニープロテクター部構造において、前記連結ブラケットを、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能に構成した車両用ニープロテクター部構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、連結ブラケットを、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能に構成したことにより、膝入力エネルギーが上側吸収用ブラケットへ伝達されることが防止されるため、下側吸収用ブラケットと上側吸収用ブラケットとをうまく使い分けられるようになり、小柄な乗員の膝入力エネルギーをうまく吸収することが可能となる。
小柄な乗員の膝入力エネルギーを下側吸収用ブラケットのみに対して伝達させ得るようにするという目的を、連結ブラケットを、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能となるように構成する、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの内部には、ほぼ車幅方向へ延びて左右の車体パネル間を連結するステアリングサポートメンバなどの車体側メンバ1が設けられている。
この車体側メンバ1は、例えば、金属製のパイプで構成されており、強度を必要とする運転席側の部分が太く、強度をあまり必要としない中央部と助手席側の部分が細く形成されている。車体側メンバ1の両端部には、左右の車体パネルに取付けるための車体取付ブラケット2が取付けられており、車体側メンバ1の中央部には、フロアパネルに支持させるためのステー3が取付けられている。車体側メンバ1の運転席側の部分には、ステアリングコラムを取付けるためのコラムブラケット4が取付けられている。
この車体側メンバ1に対し、緊急時に乗員の膝を保護するためのニープロテクター11,12を設置する。このニープロテクター11,12は、運転席側の部分と助手席側の部分とにそれぞれ別個に設けられている。
このうち、運転席側のニープロテクター11は、標準体格よりも小柄な乗員で、例えば、米国成人女性の体格の小さい方から5%をカバーする体形(AF05相当)の人(即ち、小柄な女性)の膝入力エネルギーを吸収可能な下側吸収用ブラケット13と、標準体格(平均的体格)の乗員で、例えば、米国成人男性の体格の小さい方から50%をカバーする体形(AM50相当)の人(即ち、平均的体格の男性)の膝入力エネルギーを吸収可能な上側吸収用ブラケット14とを、上下に分けて備えている。なお、下側吸収用ブラケット13は膝入力エネルギーを受ける際に発生する反力が相対的に小さくなり、上側吸収用ブラケット14は膝入力エネルギーを受ける際に発生する反力が相対的に大きくなるように、その強度に差が付けられている。
下側吸収用ブラケット13は、中央連結部と両端フランジ部とを有する上向き或いは後向きコ字断面を有しており、図2に示すように、車体側メンバ1から下方へ延びる垂直部15と、この垂直部15の下端部からほぼ車両後方(乗員側)へ向けて延びる後方延長部16とを備えている。そして、垂直部15と後方延長部16との境界部分(屈曲部)には弱部17が形成されている。この弱部17は、両端フランジ部をくびれさせることによって形成されている。また、後方延長部16の後端部には入力側端部18が形成されている。
一方、上側吸収用ブラケット14は、中央連結部と両端フランジ部とを有する下向きコ字断面を有しており、下側吸収用ブラケット13の垂直部15の上端部近傍からほぼ車両後方(乗員側)へ向けて延びる後方延長形状部19を備えている。この後方延長形状部19の後端部に入力側端部20が形成されている。
そして、下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14とを、その入力側端部18,20間で連結する連結ブラケット21が設けられる。入力側端部18,20は、連結ブラケット21の下端部と上端部にそれぞれボルトで固定される。この連結ブラケット21は、インストルメントパネル下部の足元空間の形状に対応させて前下がりに傾斜されている。下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14との入力側端部18,20は、この連結ブラケット21の傾斜形状に合わせてそれぞれ上方および下方に屈曲されている。
なお、図1に示すように、下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14とは、コラムブラケット4を挟んで左右に設けられており、左右の下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14との間に膝受板22が設けられる。この膝受板22の左右の両端部に上記連結ブラケット21が形成されている。膝受板22は、ステアリングコラムを迂回するように車両後方へ湾曲する凸形状とされている。また、膝受板22は、所要の強度を持ち得るよう、所要の凹凸形状を呈している。この場合、膝受板22は、上下の縁部に沿って延び乗員側へ突出する突条を有している。
この実施例のものでは、上記した連結ブラケット21を、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能に構成する。そのために、特に、下側吸収用ブラケット13の入力側端部18の上端線と、上側吸収用ブラケット14の入力側端部20の下端線との間に位置する連結ブラケット21の面を凹凸のない平板形状とする。なお、膝受板22における、下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14との入力側端部18,20間に位置する面を平滑面としても良い。また、平板形状の連結ブラケット21を、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能な程度の肉厚の薄板とする。更に必要に応じて、連結ブラケット21に脆弱部を形成する。
次に、この実施例の作用について説明する。
緊急時に、平均的体格の乗員の膝が車両前方へほぼ水平に進入した場合には、膝受板22、連結ブラケット21を介して、高い位置にあって大きな反力を発生する上側吸収用ブラケット14が変形することにより、平均的体格の乗員の膝入力エネルギーを吸収することができる。この際、下側吸収用ブラケット13が変形しても、発生する反力が小さいため特に影響は生じない。
また、緊急時に、小柄な乗員の膝が車両前方へほぼ水平に進入した場合には、膝受板22、連結ブラケット21を介して、図3に示すように、低い位置にあって小さな反力を発生する下側吸収用ブラケット13が変形することにより、小柄な乗員の膝入力エネルギーを吸収する。
この際、入力側の連結ブラケット21の強度が高いと、膝入力エネルギーが連結ブラケット21を介して上側吸収用ブラケット14へも伝達されてしまい、大きな反力を発生する上側吸収用ブラケット14がこれを受けることとなるため、小柄な乗員による膝入力エネルギーをうまく吸収できなくなるおそれがある。
これに対し、この実施例では、連結ブラケット21を、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能に構成したことにより、図3に示すように、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって連結ブラケット21が屈曲されることとなり、膝入力エネルギーが上側吸収用ブラケット14へ伝達されて上側吸収用ブラケット14が変形されることが防止されるため、下側吸収用ブラケット13のみを機能させることができるようになり、小柄な乗員の膝入力エネルギーをうまく吸収することが可能となる。
このように、下側吸収用ブラケット13と上側吸収用ブラケット14との2つの吸収用ブラケットがうまく使い分けられるようになると、身長や体格の異なる様々な乗員に対応させることが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかる車体側メンバ部分の斜視図である。 図1のニープロテクター部分の側面図である。 図2の作動図である。
符号の説明
13 下側吸収用ブラケット
14 上側吸収用ブラケット
18 入力側端部
20 入力側端部
21 連結ブラケット

Claims (1)

  1. 小柄な乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な下側吸収用ブラケットと、平均的体格の乗員の膝入力エネルギーを吸収可能な上側吸収用ブラケットとを備え、前記下側吸収用ブラケットと上側吸収用ブラケットとがその入力側端部間を連結ブラケットで連結された車両用ニープロテクター部構造において、
    前記連結ブラケットを、小柄な乗員の膝入力エネルギーによって屈曲可能に構成したことを特徴とする車両用ニープロテクター部構造。
JP2005171115A 2005-06-10 2005-06-10 車両用ニープロテクター部構造 Withdrawn JP2006341809A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8840142B2 (en) 2010-09-30 2014-09-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle occupant knee protection apparatus

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