JP2006338533A - Ecc回路を有するマルチレイヤバスシステム - Google Patents

Ecc回路を有するマルチレイヤバスシステム Download PDF

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Abstract

【課題】回路規模を抑制しストレージに格納するデータの信頼性を向上するマルチレイヤバスシステムを得ること。
【解決手段】スレーブ機能モジュールとして書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成するとともに、ECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施してデータ誤りを訂正しECCコードを削除した読み出しデータを生成するECC回路16を備え、CPU10からの指示がHD3へのデータライトの場合、DMAC12はDMA転送する書き込みデータをECC回路16に出力し、ECC回路16が生成したECC付き書き込みデータをHD3に格納し、CPU10からの指示がHD3からのデータリードの場合、DMAC12はHD3から読み出したECC付き読み出しデータをECC回路16に出力し、ECC回路16が生成した読み出しデータをSRAMに書き込む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CPU(Central Processing Unit)やDMAC(Direct Memory Access Controller)、周辺機能モジュール若しくは周辺機能モジュールを接続するバス・インタフェースを含んだマルチレイヤバスシステムに関するものであり、特に、このマルチレイヤバスシステムを用いた製品で処理されるデータの信頼性に関するものである。
近年、半導体製造技術の向上により、半導体集積回路が微細化され、同一半導体内に搭載されるゲート規模が大きくなり、システム・オン・チップ化が進展している。CPUや種々の周辺機能モジュールが搭載されるシステム・オン・チップ化された半導体集積回路では、CPUで実行されるプログラムが大規模化すると共に、処理されるデータ量も飛躍的に増大している。そのため、データの信頼性を向上することが重要な課題となっている。
一般的に、データの信頼性を向上するためにデータに冗長データ(ECC:Error Correcting Code)を付加するECC回路を用いることが多い。ECC回路を用いてデータの信頼性を向上する従来技術として特許文献1がある。特許文献1に記載の従来技術には、ECCを用いて、CPUの介在なしに高速で主記憶部のデータの誤りを訂正することができるメモリデータ誤り訂正方式に関する技術が開示されている。
特開2002−259229号公報
ここで、システム・オン・チップ化された半導体集積回路を構成するマルチレイヤバスシステムについて考える。従来のマルチレイヤバスシステムは、プログラムによって所望の処理を実行するCPU、上位装置や他のCPUで、前記CPU以外のマスタ、CPUまたはマスタの動作指示および動作開始指示によってデータ転送処理を実行するダイナミック・メモリ・アクセス・コントローラ(以下、DMACとする)がバスマスタとして接続され、さらに、マルチレイヤバスシステムとのインタフェース機能を有する複数のバス・インタフェース・ユニット(以下、BIUとする)が接続され、各BIUにはCD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disc)、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量ストレージデバイスや、CPUが実行するプログラムの格納やプログラム実行時のワーク領域として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、フラッシュ・メモリなどのメモリデバイス(以下、BIUに接続されるストレージデバイスおよびメモリデバイスをストレージということがある)が接続されている。各ストレージは特許文献1に開示されるごとくECC回路を有し、ストレージへのデータの書き込みやストレージからのデータの読み出しは、このECC回路を介して行われる。ストレージへの/からのデータの書き込み/読み出し動作は、それぞれのストレージ用のコントローラの制御の元に実行される。これらのコントローラの例として、フラッシュ・メモリ用のフラッシュ・メモリ・コントローラ、SDRAM用のSDRAMC(SDRAM Controller)、HDD用のHDC(Hard Disk Controller)がある。なお、CPU、マスタ、およびDMACはバスマスタであり、複数のBIUおよびBIUに接続されたストレージがバススレーブである。
このマルチレイヤバスシステムで、マスタから送られてくる書き込みデータや送信元のデータが格納されているストレージからDMACを使用して転送されてくる書き込みデータを、書き込み対象のストレージに書き込む場合、書き込み用データは書き込み対象ストレージが存在するBIUを介して書き込み対象ストレージのECC回路に入力される。ECC回路は、書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成する。書き込み対象ストレージ用のコントローラは、書き込み用ストレージアドレス、およびストレージ書き込み制御信号を生成してストレージに出力する。また、書き込み対象ストレージ用のコントローラは、BIUを介して送られてくる書き込みデータに対して、ECC回路に取り込む入力タイミング制御、ECC回路によって生成されたECC付き書き込みデータを書き込み対象ストレージに出力する出力タイミング制御、およびマスタやDMACとの間で書き込み時のウエイト制御も行う。
このマルチレイヤバスシステムで、マスタやDMACにより読み出し対象ストレージから読み出しデータを読み出す場合、マスタやDMACから読み出し対象ストレージが存在するBIUを介して、読み出しアドレスおよび読み出し制御信号が読み出し対象ストレージ用のコントローラに出力される。読み出し対象ストレージ用コントローラは読み出しアドレスおよび読み出し制御信号に基づいて読み出し用ストレージアドレスおよびストレージ読み出し制御信号を生成してストレージに出力し、ストレージに格納されているECC付き読み出しデータ(書き込み時に格納したECC付き書き込みデータ)を読み出し、ECC回路に出力する。ECC回路は、ECC付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施して読み出しデータに誤りがある場合には誤り訂正を行い、ECCを削除した読み出しデータを生成する。このとき、読み出し対象ストレージ用コントローラは、BIUを介してECC回路で生成されたECCを削除した読み出しデータを、読み出しデータを出力することを示す読み出し応答信号とともに、マスタやDMACに出力する。
このように、ストレージへの書き込みデータはECC回路によってECCコードが付加されるため、ECC機能モジュールに入力される書き込みデータよりもストレージ内ではデータ量が増加し、ストレージからのECC付き読み出しデータはECC回路によってECCエラーチェック処理が施されて誤り訂正を行なった後にECCコードが削除されるため、ストレージからのECC付き読み出しデータより読み出しデータのデータ量は減少する。ストレージへの/からのデータの書き込み/読み出しを制御するストレージに対応したコントローラは、このデータ量の差異に対応して、アドレス(書き込みアドレスおよび読み出しアドレス)を管理するとともに、書き込みおよび読み出しのタイミングを制御する必要があり、処理が複雑になるという問題があった。すなわち、システム・オン・チップ化された半導体集積回路の回路、特にストレージのリード・ライトを制御する回路が複雑になり、回路規模が増大するという問題があった。
また、ストレージが異なる場合、たとえば、HDDやDVD、CD、SDRAMでは、ECCコードのビット数や、ECCコードを生成するためのデータサイズが異なる。したがって、ストレージ毎に対応するECC回路を備える必要があり、接続するストレージが増えるほどECC回路の数が増え、半導体集積回路の回路規模が増大するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回路規模を抑制してストレージに格納する大量のデータの信頼性を向上するマルチレイヤバスシステムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、バスマスタとして動作する1〜複数のマスタ機能モジュールと、バススレーブとして動作する複数のスレーブ機能モジュールと、前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示によってデータをダイナミック・メモリ・アクセス(DMA)転送する1〜複数のDMAコントローラとが、前記マスタ機能モジュール毎のバスと、前記DMAコントローラのリード用バスおよびライト用バスとで接続されるマルチレイヤバスシステムにおいて、前記スレーブ機能モジュールの1つとして、書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成するとともに、ECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施してデータ誤りを訂正してECCコードを削除した読み出しデータを生成するECC機能モジュール、を備え、前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が前記スレーブ機能モジュールの1つから他のスレーブ機能モジュールへのデータライトの場合、前記DMAコントローラは、前記1つのスレーブ機能モジュールから他のスレーブ機能モジュールにDMA転送する書き込みデータを前記ECC機能モジュールに出力し、前記ECC機能モジュールによって生成されたECC付き書き込みデータを前記他のスレーブ機能モジュールに格納し、前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が前記他のスレーブ機能モジュールから1つのスレーブ機能モジュールへのデータリードの場合、前記DMAコントローラは、DMA転送する前記他のスレーブ機能モジュールから読み出したECC付き読み出しデータを前記ECC機能モジュールに出力し、前記ECC機能モジュールによって生成された読み出しデータを前記1つのスレーブ機能モジュールに出力すること、を特徴とする。
この発明によれば、スレーブ機能モジュールの1つとして、書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成するとともに、ECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施してデータ誤りを訂正してECCコードを削除した読み出しデータを生成するECC機能モジュールを備え、マスタ機能網ジュールからの動作指示および動作開始指示がスレーブ機能モジュールの1つから他のスレーブ機能モジュールへのデータライトの場合、DMAコントローラは、1つのスレーブ機能モジュー
ルから他のスレーブ機能モジュールにDMA転送するために1つスレーブ機能モジュールから読み出した書き込みデータをECC機能モジュールに出力し、ECC機能モジュールによって生成されたECC付き書き込みデータを他のスレーブ機能モジュールに格納し、マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が他のスレーブ機能モジュールから1つのスレーブ機能モジュールへのデータリードの場合、DMAコントローラは、他のスレーブ機能モジュールから読み出したECC付き読み出しデータをECC機能モジュールに出力し、ECC機能モジュールによって生成された読み出しデータを1つのスレーブ機能モジュールに出力するようにしているので、マルチレイヤバスシステム内に1つのECC機能モジュールを備えるだけでよく、スレーブ機能モジュール毎に個別のECC機能モジュールを備える必要がなくなり、回路規模を削減してデータの信頼性を向上することができる。
以下に、本発明にかかるマルチレイヤバスシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図5を用いてこの発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態1のマルチレイヤバスシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示したマルチレイヤバスシステムは、ハードディスク(以下、HDとする)3、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、SDRAMとする)5、およびプログラムによって所望の処理を実行するCPU10と、上位装置であるホストや他のCPUであるマスタ11と、CPU10またはマスタ11の動作指示および動作開始指示によってデータ転送処理(DMA転送)を実行するダイナミック・メモリ・アクセス・コントローラ(以下、DMACとする)12と、DMAリードバスBUS1、DMAライトバスBUS2、サードバスBUS3、CPUバスBUS4からなるマルチレイヤバスと、マルチレイヤバスとのインタフェース機能を有する複数(この場合は3つ)のバス・インタフェース・ユニット(以下、BIUとする)13−1〜13−3とを備え、CPU10がCPUバスBUS4に接続され、マスタ11がサードバスBUS3に接続され、DMAC12がCPU10からの設定用にCPUバスBUS4に、マスタ11からの設定用にサードバスBUS3に、スレーブ機能モジュールの読み出し用にDMAリードバスBUS1に、スレーブ機能モジュールへの書き込み用にDMAライトバスBUS2にそれぞれ接続され、BIU13−1〜13−3はバスマスタからの読み出しおよび/または書き込み用にCPUバスBUS4、サードバスBUS3、DMAリードバスBUS1、DMAライトバ
スBUS2に接続され、BIU13−1にはHD3への/からの書き込み/読み出しを制
御するハードディスク・コントローラ(以下、HDCとする)14が接続され、BIU13−2にはSDRAM5への/からの書き込み/読み出しを制御するSDRAMコントローラ(以下、SDRAMCとする)15が接続され、BIU13−3にはECCコードの付加およびECCコードによる誤り訂正を行なうECC回路16が接続される半導体集積回路1を備えている。
なお、CPU10、マスタ11、およびDMAC12がバスマスタとして動作する特許請求の範囲でいうところのマスタ機能モジュールであり、BIU13−1とBIU13−1に接続されるHDC14、およびBIU13−2とBIU13−2に接続されるSDRAMC15がバススレーブとして動作する特許請求の範囲でいうところのスレーブ機能モジュールであり、BIU13−3とBIU13−3に接続されるECC回路16がバススレーブとして動作する特許請求の範囲でいうところのスレーブ機能モジュールの1つであるECC機能モジュールである。
CPUバスBUS4はCPU10がバスマスタとして動作する際のアドレス、データ、および制御信号の伝達に用いられ、サードバスBUS3はマスタ11がバスマスタとして動作する際のアドレス、データ、および制御信号の伝達に用いられ、DMAリードバスBUS1はDMAC12がバスマスタとして動作する際にDMAC12の出力するアドレスおよび制御信号に対応するバススレーブからDMAC12に入力されるデータおよび制御信号の伝達に用いられ、DMAライトバスBUS2はDMAC12がバスマスタとして動作する際にDMAC12から出力されるデータ、アドレス、および制御信号の伝達に用いられる。
また、図1においては、ストレージとしてHD3、およびSDRAM5を接続しているが、ストレージはこれに限るものではなく、たとえば、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などのストレージデバイスや、フラッシュ・メモリなどのメモリデバイスなどでもかまわない。この場合、接続するストレージデバイスやメモリデバイスに応じた制御回路を備えるようにすればよい。
図2は、図1に示したDMAC12の構成を示すブロック図である。DMAC12は、転送モードが設定される転送モードレジスタ121と、転送すべきデータのサイズが設定される転送データサイズレジスタ122と、転送するデータの先頭アドレスが設定されるアドレスレジスタ123とを有する制御レジスタ120、転送データを格納するデータバッファ127、および制御レジスタ120に設定された情報(転送モード、転送データサイズ、および先頭アドレス)に基づいてデータ転送を制御する転送制御部126を備えている。
さらに詳細には、転送モードレジスタ121には、バスマスタから設定可能なDMA転送の開始を指示する転送開始ビット、DMA転送中を表示する転送ステータスビット、DMA転送の終了を表示する転送終了ビット、DMA転送のディスティネーションがECC回路16の書き込み用入力バッファ161である第一のモードか、DMA転送のソースがECC回路16の書き込み用出力バッファ163である第二のモードか、DMA転送のディスティネーションがECC回路16の読み出し用入力バッファ165である第三のモードか、DMA転送のソースがECC回路16の読み出し用出力バッファ167である第四のモードかを指定するECCモードビットが存在する。
また、転送データサイズレジスタ122は、DMAで転送されるデータサイズとこのデータサイズに対応するECCビットサイズの各データが保持される。転送データサイズレジスタ122の内容および転送開始ビット、ECCモードビットはECC制御信号の一部としてDMAC12からECC回路16へ伝達される。制御レジスタ120は、バスマスタ(CPU10およびマスタ11)から設定のための書き込みや内容確認のための読み出しができる。
図3は、図1に示したECC回路16の構成を示すブロック図である。ECC回路16は、HD3またはSDRAM5に格納する書き込みデータを一時保持する書き込み用入力バッファ161と、書き込み用入力バッファ161に保持された書き込みデータのECCコードを生成し、生成したECCコードを書き込み用データに付加したECCコード付き書き込みデータを生成するECCコード生成部162と、ECCコード生成部162によって生成されたECCコード付き書き込みデータを一時保持する書き込み用出力バッファ163と、HD3またはSDRAM5から読み出されたECC付き読み出しデータを一時保持する読み出し用入力バッファ165と、読み出し用入力バッファ165に保持されているECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施して読み出しデータの誤りを訂正した後にECCコードを削除した読み出しデータを生成するECCエラー検出訂正部166と、ECCエラー検出訂正部166によって生成されたECCコードを削除した読み出しデータを一時保持する読み出し用出力バッファ167と、DMAC12から入力される制御レジスタ120に保持されている情報やDMAC12の処理状態を示すECC制御信号に基づいて、ECC回路16内の各構成要素の動作設定と動作制御を行うと共に、ECC回路16内の処理状態とデータ転送タイミングを示すDMA制御信号を生成しDMAC12に出力するするタイミング制御部164とを備えている。
つぎに、図4および図5のフローチャートを参照して、この発明にかかるマルチレイヤバスシステムの動作を説明する。まず、図4のフローチャートを参照して、CPU10がECCコードを付加されていないデータの保管に使用するワーク用のデバイス(図示せず)、たとえば本発明のマルチレイヤバスに接続される図示されないBIUを介してアクセスできるSRAMやCPU10内に配置されるSRAMなどの半導体集積回路1内のメモリデバイスからHD3にデータをDMA転送する場合を例に挙げて、マルチレイヤバスシステムのDMA転送動作を説明する。
CPU10は、CPUバスBUS4を介してDMAC12の制御レジスタ120を設定する(ステップS100)。具体的には、前記SRAMからECC回路16にデータを転送するために、CPU10は、転送データサイズレジスタ122に転送すべきデータサイズを設定し、アドレスレジスタ123に転送すべきデータが格納されている転送元のSRAMの先頭アドレスを設定し、転送モードレジスタ121のECCモードビットに第一の転送モードを設定するとともに転送開始ビットをDMA転送開始に設定する。
DMAC12の転送制御部126は、転送元のデバイスであるSRAMから書き込みデータをDMAリードバスBUS1に読み出して一旦データバッファ127に格納した後、データバッファ127内の書き込みデータをDMAライトバスBUS2に出力しBIU13−3を介してECC回路16に転送し、書き込み用入力バッファ161に格納する(ステップS101)。
具体的には、転送制御部126は、アドレスレジスタ123に設定された転送元のデバイスであるSRAMの先頭アドレス、制御信号(チップセレクト、リード信号など)を含むデータ読み出しに必要な情報をアドレス信号としてDMAリードバスBUS1を介して出力する。この時転送ステータスビットはDMA転送中を表示する。そして、選択された転送元のデバイスであるSRAMから読み出された書き込みデータをDMAリードバスBUS1を介してデータバッファ127に保持する。その後、データバッファ127に保持している書き込みデータをDMAライトバスBUS2およびBIU13−3を介してECC回路16に出力するとともに、書き込み用入力バッファ161を制御するECC制御信号をECC回路16に出力する。ECC回路16のタイミング制御部164は、ECC制御信号に基づいて書き込み用データを書き込み用入力バッファ161に保持させる。転送制御部126は、アドレスレジスタ123に格納された先頭アドレスを順次インクリメントし、転送データサイズレジスタ122に設定されたデータサイズ分のデータ(書き込みデータ)が全て転送元のデバイスであるSRAMから書き込み用入力バッファ161に転送されるまで上記動作を繰り返す。
転送元のデバイスであるSRAMからからECC回路16の書き込み用入力バッファ161へ転送データサイズレジスタ122が持つデータサイズ分のデータが書き込まれDMA転送が終了すると、転送ステータスビットはDMA転送中の表示をクリアし、転送終了ビットはDMA転送の終了を表示し、転送データサイズレジスタ122の内容と共にECC制御信号としてDMAC12からECC回路16のタイミング制御部164に伝達される。
タイミング制御部164は、このECC制御信号に基づいて書き込み用入力バッファ161、ECCコード生成部162、および書き込み用出力バッファ163を制御して、書き込みデータのECCコードを生成させ、生成されたECCコードを書き込みデータに付加したECCコード付き書き込みデータを生成させる(ステップS102)。
ECC回路16のタイミング制御部164は、ECC制御信号に基づいてECCコード付き書き込みデータを書き込み用出力バッファ163に保持させる。タイミング制御部164は、書き込み用出力バッファ163へのECCコード付き書き込みデータの格納完了を示すDMA制御信号を生成してDMAC12の転送制御部126に出力する。転送制御部126はこのDMA制御信号の情報をバスマスタのCPU10に割り込み信号として伝達する。
バスマスタ(CPU10またはマスタ11)へのECCコード付き書き込みデータの格納完了情報の伝達手段として、DAMC12は割り込み信号を出力する。割り込み信号出力先バスマスタ(CPU10またはマスタ11)は、MDAC12にDMA転送要求を行うため制御レジスタ120を設定するステップS100の実行以前に、自身へ割り込み信号が出力されるよう設定を終えている。
DMAC12の転送制御部126から割り込み信号を受けたCPU10は、CPUバスBUS4を介してDMAC12の制御レジスタ120を設定する(ステップS103)。具体的には、ECC回路16の書き込み用出力バッファ163からHD3にデータを転送するために、CPU10は、転送データサイズレジスタ122に転送すべきデータ(ECC付き書き込みデータ)のサイズを設定し、アドレスレジスタ123に転送すべきデータを格納する転送先のHD3の先頭アドレスを設定し、転送モードレジスタ121にECC回路16の書き込み用出力バッファ163を用いる第二の転送モードを設定すると共に転送開始ビットをDMA転送開始に設定する。
DMAC12の転送制御部126は、ECC回路16の書き込み用出力バッファ163に保持されているECCコード付き書き込みデータをDMAリードバスBUS1に読み出して一旦データバッファ127に格納した後、データバッファ127内の書き込みデータをDMAライトバスBUS2に出力しBIU13−1、HDC14を介してHD3に格納する(ステップS104)。具体的には、転送制御部126は、DMA制御信号に基づいてECC回路16の書き込み用出力バッファ163に保持されているECC付き書き込みデータを出力させるためのECC制御信号を生成し、生成したECC制御信号をDMAライトバスBUS2およびBIU13−3を介してECC回路16のタイミング制御部164に出力する。この時転送ステータスビットはDMA転送中を表示する。
タイミング制御部164は、ECC制御信号に基づいて書き込み用出力バッファ163に保持されているECC付き書き込みデータをBIU13−3を介してDMAリードバスBUS1に出力すると共にDMAリードバスBUS1にデータを出力したことを示すDMA制御信号を転送制御部126へ送出する。
転送制御部126は、DMAリードバスBUS1に出力されたECC付き書き込みデータをデータバッファ127に格納する。転送制御部126は、アドレスレジスタ123に設定されているHD3の先頭アドレスと制御信号(チップセレクト、ライト信号など)を含むデータ書き込みに必要な情報をアドレス信号としてデータバッファ127に格納されているECC付き書き込みデータとともにDMAライトバスBUS2およびBIU13−1を介してHDC14に出力する。
転送制御部126は、アドレスレジスタ123に格納された先頭アドレスを順次インクリメントし、転送データサイズレジスタ122に設定されたデータサイズ分のデータ(書き込みデータ)が全て転送元の書き込み用出力バッファ163からHDC14に転送されるまで上記動作を繰り返す。
書き込み用出力バッファ163からHDC14へ転送データサイズレジスタ122に設定されたデータサイズ分のデータ(書き込みデータ)のDMA転送が終了すると、転送ステータスビットはDMA転送中の表示をクリアし、転送終了ビットはDMA転送の終了を表示する。転送終了ビットの変化情報は制御信号としてHDC14に伝えられる。
HDC14は、転送制御部126からのアドレス、制御信号の情報に基づいてHD3にECC付き書き込みデータを書き込む制御信号を生成し、書き込み用出力バッファ163からDMA転送された全てのECC付き書き込みデータをHD3に格納する。
なお、CPU10からの動作指示および動作開始指示によってSRAMなどの半導体集積回路1内のメモリデバイスからSDRAM5にデータを書き込む場合の動作は、SRAMなどの半導体集積回路1内のメモリデバイスからHD3にデータを書き込む動作と同様であり、マスタ11からの動作指示および動作開始指示によってSRAMなどの半導体集積回路1内のメモリデバイスからHD3またはSDRAM5にデータを書き込む動作は、DMAC12の制御レジスタ120の設定をマスタ11が行なうだけであるので、ここではその説明を省略する。
つぎに、図5のフローチャートを参照して、HD3からCPU10がECCコードを付加されていないデータの保管に使用するワーク用のデバイス(図示せず)、たとえば本発明のマルチレイヤバスに接続される図示されないBIUを介してアクセスできるSRAMやCPU10内に配置されるSRAMなどの半導体集積回路1内のメモリデバイスにデータを書き込む場合を例に挙げて、マルチレイヤバスシステムのDMA転送動作を説明する。なお、HD3には図4のフローチャートを参照して説明したECC付き書き込みデータが格納されているものとする。
CPU10は、CPUバスBUS4を介してDMAC12の制御レジスタ120を設定する(ステップS200)。具体的には、HD3からECC回路16にデータを転送するために、CPU10は、転送データサイズレジスタ122に転送すべきデータサイズを設定し、アドレスレジスタ123に転送すべきデータが格納されている転送元のHD3の先頭アドレスを設定し、転送モードレジスタ121のECCモードビットに第三の転送モードを設定すると共に転送開始ビットをDMA転送開始に設定する。
DMAC12の転送制御部126は、HD3に格納されているECC付き読み出しデータをDMAリードバスBUS1に読み出して一旦データバッファ127に格納した後、データバッファ127内の書き込みデータをDMAライトバスBUS2に出力しBIU13−3を介してECC回路16に転送し、読み出し用入力バッファ165に格納する(ステップS201)。
具体的には、転送制御部126は、アドレスレジスタ123に設定された転送元のデバイスであるHD3の先頭アドレス、制御信号(チップセレクト、リード信号など)を含むデータ読み出しに必要な情報をアドレス信号としてDMAリードバスBUS1を介して出力する。この時転送ステータスビットはDMA転送中を表示する。このアドレス信号を受けてBIU13−1とBIU13−1に繋がるHDC14が選択され、HDC14は、送られたアドレスに対応したHD3のセクタからECC付き読み出しデータをHDC14に読み出す。簡単のため、読み出すべきECC付き読み出しデータのデータサイズは、HD3の1セクタのデータサイズより小さいものとする。
HDC14はHD3から読み出したECC付き読み出しデータをDMAリードバスBUS1に出力する。転送制御部126はDMAリードバスBUS1上のECC付き読み出しデータをデータバッファ127に保持する。その後、転送制御部126はデータバッファ127に保持している書き込みデータをDMAライトバスBUS2およびBIU13−3を介してECC回路16に出力するとともに、読み出し用入力バッファ161を制御するECC制御信号をECC回路16に出力する。ECC回路16のタイミング制御部164は、ECC制御信号に基づいてECC付き読み出しデータを読み出し用入力バッファ165に保持させる。転送制御部126は、アドレスレジスタ123に格納された先頭アドレスを順次インクリメントしてHDC14に送り、転送データサイズレジスタ122に設定されたデータサイズ分のデータ(ECC付き読み出しデータ)が全て読み出し用入力バッファ161に転送されるまで、上記動作を繰り返す。
転送元のデバイスであるHD3からからECC回路16の読み出し用入力バッファ165へ転送データサイズレジスタ122が持つデータサイズ分のデータが書き込まれDMA転送が終了すると、転送ステータスビットはDMA転送中の表示をクリアし、転送終了ビットはDMA転送の終了を表示し、転送データサイズレジスタ122の内容と共にECC制御信号としてDMAC12からECC回路16のタイミング制御部164に伝達される。
ECC回路16のタイミング制御部164は、このECC制御信号に基づいてECC付き読み出しデータを読み出し用入力バッファ165、ECCエラー検出訂正部166および読み出し用出力バッファ167を制御してECC付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施して、データの誤りを訂正した後にECCコードを削除した読み出しデータを生成する(ステップS202)。
ECC回路16のタイミング制御部164は、ECC制御信号に基づいて読み出しデータを読み出し用出力バッファ167に保持させる。タイミング制御部164は、読み出し用出力バッファ167への読み出しデータの格納完了を示すDMA制御信号を生成してDMAC12の転送制御部126に出力する。転送制御部126はこのDMA制御信号の情報をバスマスタのCPU10に割り込み信号として伝達する。
バスマスタ(CPU10またはマスタ11)への読み出しデータの格納完了情報の伝達手段として、DAMC12は割り込み信号を出力する。割り込み信号出力先バスマスタ(CPU10またはマスタ11)は、MDAC12にDMA転送要求を行うため制御レジスタ120を設定するステップS200の実行以前に、自身へ割り込み信号が出力されるよう設定を終えている。
DMAC12の転送制御部126から割り込み信号を受けたCPU10は、CPUバスBUS4を介してDMAC12の制御レジスタ120を設定する(ステップS203)。具体的には、ECC回路16の読み出し用出力バッファ167からSRAMにデータを転送するために、CPU10は、転送データサイズレジスタ122に転送すべきデータ(ECCなし書き込みデータ)のサイズを設定し、アドレスレジスタ123に転送すべきデータを格納する転送先のSRAMの先頭アドレスを設定し、転送モードレジスタ121にECC回路16の読み出し用出力バッファ163を用いる第四の転送モードを設定すると共に転送開始ビットをDMA転送開始に設定する。
DMAC12の転送制御部126は、ECC回路16の読み出し用出力バッファ167に保持されている読み出しデータをDMAリードバスBUS1に読み出して一旦データバッファ127に格納した後、データバッファ127内の書き込みデータをDMAライトバスBUS2に出力し、図示されないBIUを介して転送先のデバイス(SRAM)に格納する(ステップS204)。具体的には、転送制御部126は、DMA制御信号に基づいてECC回路16の読み出し用出力バッファ167に保持されている読み出しデータを出力させるためのECC制御信号を生成し、生成したECC制御信号をDMAライトバスBUS2およびBIU13−3を介してECC回路16のタイミング制御部164に出力する。この時転送ステータスビットはDMA転送中を表示する。
タイミング制御部164は、ECC制御信号に基づいて読み出し用出力バッファ167に保持されている読み出しデータをBIU13−3を介してDMAリードバスBUS1に出力すると共にDMAリードバスBUS1にデータを出力したことを示すDMA制御信号を転送制御部126へ送出する。
DMAC12の転送制御部126は、DMAリードバスBUS1に出力された読み出しデータをデータバッファ127に格納する。転送制御部126は、アドレスレジスタ123に設定されている転送先のデバイス(SRAM)の先頭アドレスと制御信号(チップセレクト、ライト信号など)を含むデータ書き込みに必要な情報をアドレス信号としてデータバッファ127に格納されている読み出しデータと共にDMAライトバスBUS2、図示されないBIUを介してSRAMに書き込む。
転送制御部126は、アドレスレジスタ123に格納された先頭アドレスを順次インクリメントし、転送データサイズレジスタ122に設定されたデータサイズ分のデータ(読み込みデータ)が全て転送元の読み込み用出力バッファ167からSRAMに書き込まれるまで上記動作を繰り返す。
読み出し用出力バッファ167からSRAMへ転送データサイズレジスタ122に設定されたデータサイズ分のデータ(読み出しデータ)のDMA転送が終了すると、転送ステータスビットはDMA転送中の表示をクリアし、転送終了ビットはDMA転送の終了を表示する。
なお、CPU10からの動作指示および動作開始指示によってSRAMから読み出したデータにECCコードを付加し、ECC付きデータとしてSDRAM5に書き込んだり、SDRAM5から読み出したECC付きデータのエラーチェック、誤り訂正を行いECCを削除したデータとしてSRAMに書き込む場合の動作は、上述したSRAMから読み出したデータにECCコードを付加し、ECC付きデータとしてHD3に書き込んだり、HD3から読み出したECC付きデータのエラーチェック、誤り訂正を行いECCを削除したデータとしてSRAMに書き込む動作と同様であり、マスタ11からの動作指示および動作開始指示によってSRAMから読み出したデータにECCコードを付加し、ECC付きデータとしてHD3またはSDRAM5に書き込んだり、HD3またはSDRAM5から読み出したECC付きデータのエラーチェック、誤り訂正を行いECCを削除したデータとしてSRAMに書き込む動作は、DMAC12の制御レジスタ120の設定をマスタ11が行なうだけであるので、ここではその説明を省略する。
このようにこの実施の形態1では、スレーブ機能モジュールの1つとして、書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成するとともに、ECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施してデータ誤りを訂正してECCコードを削除した読み出しデータを生成するECC回路16を備え、CPU11からの動作指示および動作開始指示がSRAMからHD3へのデータライト(DMA転送)の場合、DMAC12は、DMA転送する書き込みデータをECC回路16に出力し、ECC回路16によって生成されたECC付き書き込みデータをHD3に格納し、CPU10からの動作指示および動作開始指示がHD3からSRAMへのデータリード(DMA転送)の場合、DMAC12は、HD3から読み出したECC付き読み出しデータをECC回路16に出力し、ECC回路16によって生成された読み出しデータを出力するようにしているので、マルチレイヤバスシステム内にECC回路16を1つ備えるだけでよく、従来のように各ストレージ毎にECC回路を備える場合と比較して、回路規模を削減してデータの信頼性を向上することができる。
また、この実施の形態1では、DMAC12の制御レジスタ120に転送データサイズレジスタ122を備え、ECC処理またはECCエラーチェック処理を施すデータサイズを設定するようにしているので、1つのECC回路16で異なるデータサイズ単位でのECC処理またはECCエラーチェック処理を実行することができる。具体的には、HD3に書き込む場合とSDRAM5に書き込む場合とで、転送するデータサイズと付加するECCコードサイズが異なる場合でも、1つECC回路16で対応することができ、ECC回路16内の各バッファ161,163,165,167を共通に用いることで、従来のようにストレージ毎にECC回路を備える場合と比較して、回路規模を削減してデータの信頼性を向上することができる。さらに、マルチレイヤバスシステム内でECC処理およびECCエラーチェック処理を行うデータサイズを共通とすれば(HD3とSDRAM5とのECCコードを付加するデータサイズを同じにする)、ECC回路16内のECCコード生成部162およびECCエラー検出訂正部166の回路規模をより小さくすることができる。
なお、この実施の形態1では、DMAC12にデータバッファ127を設けて書き込みデータ、ECC付き書き込みデータ、読み出しデータ、およびECC付き読み出しデータを一時保持するようにしたが、データバッファ127を介することなくDMA転送を行なうようにしてもよい。この場合、データバッファ127を介するか否かは、データバッファ127を介するか否かを設定するレジスタを制御レジスタ120内に設けてCPU10またはマスタ11が設定するようにすればよい。
また、この実施の形態1では、書き込みデータとECC付き書き込みデータのデータサイズおよびECC付き読み出しデータと読み出しデータのデータサイズは、CPU10またはマスタ11がDMAC12の制御レジスタ12に設定するようにしたが、DMAC12内で、CPU10またはマスタ11が設定したECCが付かないデータサイズとECCビットサイズよりECC付きデータサイズを生成しDMAC12の制御レジスタ12に設定するようにしてもよい。
さらに、この実施の形態1では、DAMC12の制御レジスタ120内に転送モードレジスタ121を備え、転送モードレジスタ121には、DMA転送のディスティネーションがECC回路16の書き込み用入力バッファ161である第一のモードか、DMA転送のソースがECC回路16の書き込み用出力バッファ163である第二のモードか、DMA転送のディスティネーションがECC回路16の読み出し用入力バッファ165である第三のモードか、DMA転送のソースがECC回路16の読み出し用出力バッファ167である第四のモードかを指定するECCモードビットを設けるようにしたが、第一から第四のモードそれぞれに対応する4つのDMACを備えて、転送経路に応じてCPU10またはマスタ11が指定するようにしてもかまわない。
実施の形態2.
図6を用いてこの発明にかかる実施の形態2を説明する。図6は、この発明にかかる実施の形態2のマルチレイヤバスシステムの構成の一例を示すブロック図である。図6に示したマルチレイヤバスシステムは、図1に示したマルチレイヤバスシステムに、BIU13−1〜13−3と同様にマルチレイヤバスのインタフェース機能を有するBIU13−4が追加され、ECC回路16がBIU13−3およびBIU13−4に接続されている。図1に示したマルチレイヤバスシステムと同じ機能を備える構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
この発明にかかる実施の形態2のマルチレイヤバスシステムと、上述した実施の形態1のマルチレイヤバスシステムとの相違点は、実施の形態1のマルチレイヤバスシステムではBIU13−3にECC回路16を接続してECC回路16をHD3やSDRAM5と同様のスレーブ機能モジュールの1つとしているのに対し、この実施の形態2のマルチレイヤバスシステムでは、BIU13−3とBIU13−4とにECC回路16を接続していることである。具体的には、BIU13−3に書き込み用入力バッファ161および読み出し用出力バッファ167を接続し、BIU13−4に書き込み用出力バッファ163および読み出し用入力バッファ165を接続していることである。すなわち、この発明にかかる実施の形態2のマルチレイヤバスシステムは、ECCコードが付加されていない読み出しデータおよび書き込みデータをBIU13−3を介してやり取りし、ECCコードが付加されているECC付き書き込みデータおよびECC付き読み出しデータをBIU13−4を介してやり取りするようにしている。
この実施の形態2のマルチレイヤバスシステムのDMA転送の動作は、実施の形態1では、BIU13−3を介してECC回路16とのデータ(書き込みデータ、ECC付き書き込みデータ、読み出しデータ、およびECC付き読み出しデータ)のやり取りを行なうのに対して、書き込みデータおよび読み出しデータをBIU13−3を介してやり取りし、ECC付き書き込みデータおよびECC付き読み出しデータをBIU13−4を介してやり取りすることが異なるだけであるので、ここではその説明を省略する。
すなわち、この実施の形態2では、BIU13−3とBIU13−4とにECC回路16を接続し、CPU10からの動作指示および動作開始指示が、半導体集積回路1内のSRAMからHD3へのデータライト(DMA転送)の場合、DMAC12は、書き込みデータをBIU13−3を介してECC回路16に出力し、ECC回路16によって生成されたECC付き書き込みデータをBIU13−4を介して出力させてHD3にデータを格納し、CPU10からの動作指示および動作開始指示がHD3から半導体集積回路1内のSRAMへのデータリード(DMA転送)の場合、DMAC12は、HD3から読み出したECC付き読み出しデータをBIU13−4を介してECC回路16に出力し、ECC回路16によって生成された読み出しデータをBIU13−3を介して出力させて半導体集積回路1内部のデバイスであるSRAMに書き込むようにしているので、スレーブ機能モジュールの1つとしてECC回路16を備える場合と比較して、BIU13−3を通過するデータ転送量が軽減され、システム全体としてのデータ転送のスループットを向上することができる。
以上のように、本発明にかかるマルチレイヤバスシステムは、データにECCコードを付加してデータの信頼性を向上するシステム・オン・チップ化されたマルチレイヤバスシステムを含む半導体集積回路に適している。
この発明にかかる実施の形態1のマルチレイヤバスシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示したDMACの構成を示すブロック図である。 図1に示したECC回路の構成を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態1のマルチレイヤバスシステムの動作を説明するための第一のフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態1のマルチレイヤバスシステムの動作を説明するための第二のフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態2のマルチレイヤバスシステムの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 半導体集積回路
3 HD
5 SDRAM
10 CPU
11 マスタ
12 DMAC
13−1,13−2,13−3,13−4 BIU
14 HDC
15 SDRAMC
16 ECC回路
120 制御レジスタ
121 転送モードレジスタ
122 転送データサイズレジスタ
123 アドレスレジスタ
126 転送制御部
127 データバッファ
161 書き込み用入力バッファ
162 ECCコード生成部
163 書き込み用出力バッファ
164 タイミング制御部
165 読み出し用入力バッファ
166 ECCエラー検出訂正部
167 読み出し用出力バッファ

Claims (4)

  1. バスマスタとして動作する1〜複数のマスタ機能モジュールと、バススレーブとして動作する複数のスレーブ機能モジュールと、前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示によってデータをダイナミック・メモリ・アクセス(DMA)転送する1〜複数のDMAコントローラとが、前記マスタ機能モジュール毎のバスと、前記DMAコントローラのリード用バスおよびライト用バスとで接続されるマルチレイヤバスシステムにおいて、
    前記スレーブ機能モジュールの1つとして、書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成するとともに、ECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施してデータ誤りを訂正してECCコードを削除した読み出しデータを生成するECC機能モジュール、
    を備え、
    前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が前記スレーブ機能モジュールの1つから他のスレーブ機能モジュールへのデータライトの場合、前記DMAコントローラは、前記1つのスレーブ機能モジュールから他のスレーブ機能モジュールにDMA転送する書き込みデータを前記ECC機能モジュールに出力し、前記ECC機能モジュールによって生成されたECC付き書き込みデータを前記他のスレーブ機能モジュールに格納し、
    前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が前記他のスレーブ機能モジュールから1つのスレーブ機能モジュールへのデータリードの場合、前記DMAコントローラは、DMA転送する前記他のスレーブ機能モジュールから読み出したECC付き読み出しデータを前記ECC機能モジュールに出力し、前記ECC機能モジュールによって生成された読み出しデータを前記1つのスレーブ機能モジュールに出力すること、
    を特徴とするマルチレイヤバスシステム。
  2. バスマスタとして動作する1〜複数のマスタ機能モジュールと、バススレーブとして動作する複数のスレーブ機能モジュールと、前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示によってデータをダイナミック・メモリ・アクセス(DMA)転送する1〜複数のDMAコントローラとが、前記マスタ機能モジュール毎のバスと、前記DMAコントローラのリード用バスおよびライト用バスとで接続されるマルチレイヤバスシステムにおいて、
    前記複数のスレーブ機能モジュールの2つに接続され、一方のスレーブ機能モジュールから入力される書き込みデータにECCコードを付加したECC付き書き込みデータを生成し、生成したECC付き書き込みデータを他方のスレーブ機能モジュールに出力し、前記他方のスレーブ機能モジュールから入力されるECCコード付き読み出しデータにECCエラーチェック処理を施してデータ誤りを訂正してECCコードを削除した読み出しデータを生成し、生成した読み出しデータを前記一方のスレーブ機能モジュールに出力するECC機能モジュール、
    を備え、
    前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が、前記ECC機能モジュールが接続されているスレーブ機能モジュールとは異なる読み出し対象スレーブ機能モジュールから書き込み対象スレーブ機能モジュールへのデータライトの場合、前記DMA
    コントローラは、前記読み出し対象スレーブ機能モジュールから前記書き込み対象スレーブ機能モジュールにDMA転送する書き込みデータを前記読み出し対象スレーブ機能モジュールから前記一方のスレーブ機能モジュールに出力し、前記ECC機能モジュールによって前記他方のスレーブ機能モジュールに出力されたECC付き書き込みデータを前記書き込み対象スレーブ機能モジュールに格納し、
    前記マスタ機能モジュールからの動作指示および動作開始指示が、前記ECC機能モジュールが接続されているスレーブ機能モジュールとは異なる読み出し対象スレーブ機能モジュールから書き込み対象スレーブモジュールへのデータリードの場合、前記DMAコントローラは、DMA転送する前記読み出し対象スレーブ機能モジュールから読み出したECC付き読み出しデータを前記他方のスレーブ機能モジュールに出力し、前記ECC機能モジュールによって前記一方のスレーブ機能モジュールに出力された読み出しデータを前記書き込み対象スレーブ機能モジュールに出力すること、
    を特徴とするマルチレイヤバスシステム。
  3. 前記DMAコントローラは、
    前記マスタ機能モジュールによって、前記ECC機能モジュールを用いたDMA転送を行なうか否かを決定する端子もしくは設定用制御レジスタを有し、
    さらに、読み出しデータサイズ、ECCコードサイズを設定する1〜複数の端子もしくは設定用制御レジスタを有すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のマルチレイヤバスシステム。
  4. 前記ECC機能モジュールは、
    前記DMAコントローラを介して前記マスタ機能モジュールから設定されたデータサイズ、ECCコードサイズに基づいて、前記ECCコード生成または前記ECCエラーチェック処理を施すこと、
    を特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のマルチレイヤバスシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011516978A (ja) * 2008-04-01 2011-05-26 アップル インコーポレイテッド 任意の処理機能を有する中央dma
US8566485B2 (en) 2005-09-29 2013-10-22 Apple Inc. Data transformation during direct memory access
KR20210128874A (ko) * 2020-04-17 2021-10-27 인하대학교 산학협력단 Lr-dimm 애플리케이션을 위한 동시 오류-정정 메모리 인터페이스 시스템

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