JP2006338341A - ストレージシステム及び構成変更方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 計算機からアクセスされる記憶容量を変更できるストレージシステムを提供する。
【解決手段】 計算機及び管理装置と接続され、計算機がアクセスする記憶装置と記憶領域を制御する制御部とを備えたストレージシステムにおいて、制御部は、記憶装置に論理デバイスを設定し、計算機がアクセスする仮想ボリュームに仮想デバイスを設定し、論理デバイスを仮想デバイスに割り当て、論理デバイスと仮想デバイスとの割り当てを変更して、仮想ボリュームの記憶領域を変更することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、計算機が使用するデータを格納するストレージシステムに関し、特に、計算機からアクセスされる記憶容量を変更できるストレージシステムに関する。
従来のストレージシステムでは、記憶容量は搭載されるディスクドライブ等の物理的なデバイスの容量に依存する。従って、ストレージシステムに要求される記憶容量が大きければ、物理デバイスの搭載量も大きくなる。その一方で、ユーザからは、コストダウンや省スペース化という要望がある。
そのため、ストレージシステムの記憶容量を動的に変更させる仕組み急務となっている。このようなストレージシステムを実現する方法として、ホストから記憶装置の論理ボリュームへアクセスされるリードもしくはライトI/Oの論理ブロックアドレスを監視する。取得された論理ブロックアドレスを元に、論理ボリュームの記憶領域を動的に伸長する。また、ホストの命令部からボリュームサーバへ論理ボリュームの容量縮小/拡張の指示により論理ボリュームの記憶領域を縮小/拡張する記憶装置の容量自動拡張方法が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2003−15915号公報
従来の技術では、ホストからアクセスされるデバイスの容量を動的に変更することは開示されているが、どのように応用するかは開示されていない。特にストレージシステムに仮想ボリュームを利用する場合に、仮想ボリュームにどのように論理ボリュームを設定し、それをどのように利用するかは開示されていない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、仮想ボリュームを利用したストレージシステムの記憶容量を変更できる計算機システムを提供するものである。
本発明は、計算機及び管理装置と接続され、計算機がアクセスする記憶装置と記憶領域を制御する制御部とを備えたストレージシステムにおいて、制御部は、記憶装置に論理デバイスを設定し、計算機がアクセスする仮想ボリュームに仮想デバイスを設定し、論理デバイスを仮想デバイスに割り当て、論理デバイスと仮想デバイスとの割り当てを変更して、仮想ボリュームの記憶領域を変更することを特徴とする。
本発明によると、計算機がアクセスする仮想ボリュームと論理ボリュームとの割り当てを変更して仮想ボリュームの記憶領域を変更することによって、仮想ボリュームの記憶領域を動的に変更することができる。このようにすることによって、ストレージシステムに備えられた物理デバイスの合計記憶容量を超えた容量の仮想ボリュームを設定することができ、計算機システムにおけるデータのアクセスの自由度が高まる。
以下に、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施例の計算機システムの構成ブロック図である。
本実施例の計算機システムは、ホスト計算機10とストレージシステム管理装置20とがストレージシステム30に接続されている。
ホスト計算機10は、ストレージシステム30の記憶領域のデータをアクセスする。ストレージシステム管理装置20は、ストレージシステム30の記憶領域の構成を管理する。ストレージシステム30は、物理デバイス34を備え、物理デバイス34に設定された記憶領域にデータを格納する。
ホスト計算機10は、入力手段110、出力手段120、CPU130、メモリ140、ディスクアダプタ150、ネットワークアダプタ160及びディスクドライブ170を備える。
入力手段110は、ホスト計算機10を操作する管理者等の入力を受け付ける手段である。入力手段110は、例えばキーボードで構成される。出力手段120は、ホスト計算機10の状態や設定項目を表示する手段である。出力手段120は、例えばディスプレイ装置で構成される。
CPU130は、ディスクドライブ170に格納されているプログラムをメモリ140に読み込んで、そのプログラムに規定された処理を実行する。メモリ140は、例えばRAM等で構成され、プログラムやデータ等を格納する。
ディスクアダプタ150は、ストレージシステム30とストレージネットワーク50を介して接続し、ストレージシステム30にデータを送受信する。ストレージネットワーク50は、データ転送に適したプロトコル(例えば、Fibre Channel)で構成される。
ネットワークアダプタ160は、ストレージシステム管理装置20又はストレージシステム30と管理ネットワーク40を介してデータを送受信する。管理ネットワーク40は、例えばEthernet(登録商標)で構成される。
ディスクドライブ170は、例えばハードディスク装置で構成され、データやプログラムを格納する。
ストレージシステム管理装置20は、入力手段210、出力手段220、CPU230、メモリ240、ネットワークアダプタ250及びディスクドライブ260を備える。
入力手段210は、ストレージシステム管理装置20を操作する管理者等の入力を受け付ける手段である。入力手段210は、例えばキーボードで構成される。出力手段220は、ストレージシステム管理装置20の状態や設定項目を表示する手段である。出力手段220は、例えばディスプレイ装置で構成される。
CPU230は、ディスクドライブ260に格納されているプログラムをメモリ240に読み込んで、そのプログラムに規定された処理を実行する。メモリ240は、例えばRAM等で構成され、プログラムやデータ等を格納する。
ネットワークアダプタ250は、ホスト計算機10又はストレージシステム30と管理ネットワーク40を介してデータを送受信する。
ディスクドライブ260は、例えばハードディスク装置で構成され、データやプログラムを格納する。
ストレージシステム30は、コントローラ31、ストレージキャッシュメモリ32、共有メモリ33、物理デバイス(PDEV)34、電源スイッチ35及び電源36を備える。
コントローラ31は、PDEV34に構成された記憶領域へのデータの格納を制御する。
ストレージキャッシュメモリ32は、PDEV34に読み書きされるデータを一時的に格納する。共有メモリ33は、コントローラ31やPDEV34の構成情報を格納する。
PDEV34は、複数のディスク装置によって構成される。
電源36は、ストレージシステム30の各部に電力を供給する。電源スイッチ35は、電源36からの電力の供給をON/OFFするスイッチである。
コントローラ31は、ホストアダプタ310、ネットワークアダプタ320、不揮発性メモリ330、電源制御部340、メモリ350、プロセッサ360、ストレージアダプタ370及び共有メモリアダプタ380によって構成される。
ホストアダプタ310は、ストレージネットワーク50を介してホスト計算機10との間でデータを送受信する。ネットワークアダプタ320は、管理ネットワーク40を介してホスト計算機10又はストレージシステム管理装置20との間でデータを送受信する。
不揮発性メモリ330は、ハードディスクやフラッシュメモリで構成され、コントローラ31で動作するプログラムや構成情報等を格納する。
電源制御部340は、電源36から供給される電力を制御する。
メモリ350は、例えばRAM等で構成され、プログラムやデータ等を格納する。
プロセッサ360は、不揮発性メモリ330に格納されているプログラムをメモリ350に読み込んで、そのプログラムに規定された処理を実行する。
ストレージアダプタ370は、PDEV34及びストレージキャッシュメモリ32との間でデータを送受信する。
共有メモリアダプタ380は、共有メモリ33との間でデータを送受信する。
次に、本実施例のストレージプールについて説明する。
図2は、本実施例の計算機ステムにおける記憶領域の説明図である。
ホスト計算機10は、ストレージシステム30のボリュームをあて先として記憶領域にアクセスする。このボリュームは、何れかのLDEVが設定されている。
ストレージシステム30において、PDEV34からRAID構成によってRAIDグループが構成される。このRAIDグループから仮想デバイス(VDEV)400が構成される(S101)。VDEV400は記憶領域である複数の論理デバイス(LDEV)500に分割されている。
なお、このPDEV34から構成されたVDEVを、以降は「第1種VDEV」と呼ぶ。この第1種VDEVに含まれるLDEVを、以降は「第1種LDEV」と呼ぶ。
ホスト計算機10は、ストレージシステム30のボリュームをあて先としてアクセスする。ホスト計算機10から見えるボリュームを「ターゲットデバイス」と呼ぶ。ターゲットデバイス700は、第1種LDEV500を含むボリュームにホスト計算機10へのパスを定義して設定される(S102)。
なお、ストレージシステム30の外部に接続されている外部物理デバイス600をPDEV34と同様に扱うこともできる。すなわち、RAID構成によって複数の外部物理デバイス(EDEV)600から複数の第1種VDEV400が構成される(S103)。第1種DEV400は一つ以上の記憶領域である第1種LDEV500に分割されている。この第1種LDEV500にホスト計算機10へのパスを設定して、ターゲットデバイス700が設定される(S104)。
また、ストレージシステム30において、第2種VDEV401を設定できる。第2種VDEVとは、PDEV34によって構成される第1種VDEVとは異なり、アドレスと領域を持っているがPDEV34に対応する領域は持っていない仮想的なデバイスである。なお、第2種VDEVに対応するキャッシュメモリの領域は持つことができる。この第2種VDEV401には、一つ以上の記憶領域であるLDEVが構成されている。このLDEVを2種LDEV501と呼ぶ。
この第2種LDEV501にホスト計算機10へのパスを設定して、ターゲットデバイス701が設定される(S110)。このターゲットデバイスを仮想ボリュームと呼ぶ。
第2種VDEV及び第2種LDEVは、物理的な実体を持っていない。これをホスト計算機10が使用するためには、第2種LDEVを、ストレージプールに関連付ける必要がある。
ストレージプールは、前述した第1種LDEV500をストレージプールの属性に設定することで構成される(S112)。このストレージプールに設定された第1種LDEV500を第2種LDEV501に関連付け、アドレスをマッピングする(S111)。これによって、ホスト計算機10が、仮想ボリュームの記憶領域である第2種LDEVを使用できる。また、第1種LDEVと第2種LDEVとのマッピングを変更することで、仮想ボリュームの記憶領域を変更できる。
なお、以降は、「VDEV」とのみ表記したる場合は、第1種VDEV及び第2種VDEVを含むことを意図する。同様に、「LDEV」とのみ表記したる場合は、第1種LDEV及び第2種LDEVを含むことを意図する。
図3は、ストレージシステム30のコントローラ31のメモリ350のブロック図である。
メモリ350には、プロセッサ360によって読み込まれて実行される各種プログラムや、LDEVの設定に関する構成情報351及びストレージプールの設定に関するプール情報352が格納される。
コマンド制御プログラム3501は、ホスト計算機10又はストレージシステム管理装置20からのコマンドを解釈し、そのコマンドに規定された処理を実行する。
パス制御プログラム3502は、ホスト計算機10との間のパスを設定する。
構成制御プログラム3503は、ストレージシステム30の構成を制御する。
ホストアダプタ制御プログラム3504は、ホストアダプタ310の入出力するデータを制御する。
ディスクI/Oプログラム3505は、PDEV34へのアクセスを制御する。
ネットワーク制御プログラム3506は、ストレージネットワーク50又は管理ネットワーク40を介して送受信するデータを制御する。
プール制御プログラム3507は、ストレージプールを設定する。
電源制御プログラム3508は、電源36の供給する電力のON/OFFを制御する。
キャッシュ制御プログラム3509は、ストレージキャッシュメモリ32の領域及びデータを制御する。
ドライブ診断プログラム3510は、PDEV34の各ディスク装置の状態を診断する。
構成情報351は、ストレージシステム30のVDEV及びLDEVに関する設定を格納する。
プール情報352は、ストレージプールに関する設定を格納する。
構成情報351は、アドレス管理テーブル3511、LDEV管理情報3512、ターゲットデバイス情報3513、VDEV管理情報3514を含む。
アドレス管理テーブル3511は、ターゲットデバイスとLDEVとVDEVと物理デバイスとのアドレスのマッピング情報を格納する。アドレス管理テーブル3511は、ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報35111、LDEV−VDEVマッピング情報35112及びVDEV−PDEVマッピング情報35113を含む。
LDEV管理情報3512は、LDEVに関する情報を格納する。
ターゲットデバイス管理情報3513は、ホスト計算機10とでパスの設定されたボリュームのLDEVの情報を格納する。
VDEV管理情報3514は、仮想論理ボリュームに関する情報を格納する。
プール情報352は、POOL管理情報3521、POOL−VOL管理情報3522、VVOL−DIR3523、PSCB3524及びSYS領域情報3525を含む。
POOL管理情報3521は、ストレージプールの設定を格納する。POOL−VOL管理情報3522は、ストレージプールのボリュームの情報を格納する。VVOL−DIR3523は、ストレージプールのLDEVのアドレスの割り当てを格納する。PSCB情報は、ストレージプールのLDEVのアドレスの情報を格納する。SYS領域情報3525は、ストレージシステム30の構成情報を格納するLDEVの情報を格納する。
図4は、ストレージシステム管理装置20の構成のより詳細なブロック図である。
ストレージシステム管理装置20は、前述のように入力手段210、出力手段220、CPU230、メモリ240、ネットワークアダプタ250及びディスクドライブ260を備える。
入力手段210は入力装置211を備える。また出力手段220は出力装置221を備える。
メモリ240は、半導体メモリ241を備える。またディスクドライブ260は、光ディスクドライブ242、磁気ディスクドライブ243を備える。
CPU230は、光ディスクドライブ242又は磁気ディスクドライブ243からプログラムや構成情報を半導体メモリ241に読み出して、そのプログラムに規定された処理を実行する。
これら入力手段210、出力手段220、CPU230、メモリ240、ネットワークアダプタ250及びディスクドライブ260は、バス270によって接続されている。
メモリ240には、ストレージシステム構成情報2401、記憶装置システム管理プログラム2402、ストレージ構成管理プログラム2403、POOL管理プログラム2404、ストレージシステム保守プログラム2405及びOS2406が読み込まれて動作している。
OS2406は、ストレージシステム管理装置20の基本プログラムである。その他のプログラムはこのOS2406上で動作する。
ストレージシステム構成情報2401は、ストレージシステム30の構成に関する情報を格納する。
記憶装置システム管理プログラム2402は、ストレージシステム30に設定される論理ボリュームによって構成される記憶装置の構成を管理する。
記憶装置システム管理サーバプログラム2403は、ストレージシステム30に設定される論理ボリュームによって構成される記憶装置の構成の管理を受け付ける。
ストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30の構成を管理する。そしてその構成情報をストレージシステム構成情報2401に格納する。
POOL管理プログラム2405は、ストレージシステム30のストレージプールの
構成を管理する。
ストレージシステム保守プログラム2406は、ストレージシステム30の保守をする。
ストレージシステム管理装置20は、これらのプログラムによって、ストレージシステム30に構成の設定や変更、保守を実行する。
なお、このメモリ240に格納される各プログラムや情報は、ホスト計算機10のメモリ140に備えられていてもよい。すなわちホスト計算機10のメモリ140に格納されたプログラムによって、ストレージシステム30の構成の設定や変更を実行してもよい。
このとき、ホスト計算機10は、ストレージシステム30のコマンドデバイスをあて先としてコマンドを送信する。コマンドデバイスとは、ストレージシステム30のターゲットデバイスの何れかに予め設定される。ストレージシステム30は、ホスト計算機10からコマンドデバイスをあて先とするI/O要求を受け取ると、それを指示コマンドと解釈する。
図5は、ターゲットデバイスとLDEV及びPDEVとの説明図である。
ホスト計算機10は、ストレージシステム30に設定されたターゲットデバイス700をアクセスする。ターゲットデバイス700の記憶領域は、ターゲットデバイス700として設定された第1種LDEV500である。
第1種LDEV500は、物理ボリュームからRAID構成によって構成された第1種VDEV400の領域である。第1種VDEV400が一つ以上の第1種LDEV500に分割されている。
また、ホスト計算機10は、ストレージシステム30に設定された仮想ボリュームをターゲットデバイス701としてアクセスする。このターゲットデバイス701の記憶領域は第2種LDEV501である。
第2種LDEV501は、ストレージプールとして設定されている第1種LDEV500に関連付けられている。
ホスト計算機10が、仮想ボリュームであるターゲットデバイス701にアクセスする。この仮想ボリュームの記憶領域は第2種LDEV501である。ストレージシステム30は、第2種LDEV501へのアクセスを受け付けると、アドレス管理テーブル3511を参照して、第2種LDEV501に関連付けられている第1種LDEV500をアクセス先に変換する。
図6は、VDEVの設定のフローチャートである。
まず、ストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム構成情報2401を検索して、未定義のVDEVの番号(VDEV#)を取得する(S1001)。
管理者は、入力手段210を操作して、VDEVの情報を設定する。管理者は、第1種VDEV又は第2種VDEVの設定に必要な情報を設定する。第1種VDEVを設定する場合は、第1種VDEVに設定するPDEV34のRAIDグループの情報及びそのエミュレーションタイプを指示する。また、第2種VDEVを設定する場合は、エミュレーションタイプ及びそのサイズを指示する(S1002)。
ストレージ構成管理プログラム2404は、設定された情報を含むVDEV作成の指示コマンドを生成する。生成した指示コマンドをネットワークアダプタ250を介してストレージシステム30に送信する(S1003)。
ストレージシステム30において、ストレージシステム管理装置20から送信された指示コマンドは、ネットワークアダプタ320を介してコマンド制御プログラム3501が受信する(S1004)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容を確認する。指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S1005)。
コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがVDEVの設定である場合は、構成制御プログラム3503に受信した指示コマンドを渡す。構成制御プログラム3503は指示コマンドを受け取って、VDEV作成処理を実行する(S1006)。
構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るVDEV番号が、既に使われているVDEV番号ではないか確認する(S1007)。指示コマンドに係るVDEV番号が既に使われている場合は、その指示コマンドを拒否する。
次に、構成制御プログラム3503は、VDEV管理情報3514にVDEV固有情報を新たに作成する。このVDEV固有情報に、指示コマンドに係るVDEVの情報を設定する。具体的には、指示コマンドに係るVDEVが第1種VDEVである場合は、指示されたRAIDグループの容量に基づいて総サイズ、残サイズ及びエミュレーションタイプを、VDEV固有情報に設定する。また指示コマンドに係るVDEVが第2種VDEVである場合は、指示されたサイズ及びエミュレーションタイプを設定し、デバイス属性に「仮想ボリューム」を設定する(S1008)。これによって、指示コマンドに係るVDEVが設定される。当該VDEVを仮想ボリュームに設定する場合は、デバイス属性を「仮想ボリューム」に設定する。
コマンド制御プログラム3501は、VDEV作成処理が完了すると、ストレージシステム管理装置20に、コマンド成功の応答を送信する(S1009)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S1010)、処理を終了する。
この処理によってVDEVが設定される。
図7は、LDEV設定のフローチャートである。
この処理は、VDEVに、記憶領域であるLDEVを設定する。なお、この処理のVDEVは、図6の処理で設定されたVDEVでもよいし、既に設定されているVDEVでもよい。また、設定するLDEVは、第1種LDEVでもよいし、第2種LDEVでもよい。
まず、ストレージ構成管理プログラム2404は、LDEVを設定するVDEVの番号(VDEV#)を取得する(S1101)。このVDEV番号は、図6の処理で設定したVDEV番号をストレージ構成管理プログラム2404が自動的に設定する。また、管理者が、既に設定されているVDEV番号を指定してもよい。
次に、管理者は、入力手段210を操作して、設定するLDEVの情報を指定する。具体的には、設定するLDEV番号、VEDV番号、VDEVの先頭スロット番号及び終了スロット番号の情報を設定する(S1102)。
ストレージ構成管理プログラム2404は、管理者によって設定された情報を含むLDEV設定の指示コマンドを生成する。生成した指示コマンドをネットワークアダプタ250を介してストレージシステム30に送信する(S1103)。
ストレージシステム30において、ストレージシステム管理装置から送信された指示コマンドは、ネットワークアダプタ320を介してコマンド制御プログラム3501が受信する(S1104)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容を確認する。指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S1105)。
コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがLDEV設定である場合は、構成制御プログラム3503に受信した指示コマンドを渡す。構成制御プログラム3503は指示コマンドを受け取って、LDEV設定処理を実行する(S1106)。
構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るVEDV番号が、既に使われているVEDV番号ではないかを確認する(S1107)。指示コマンドに係るVEDV番号が既に使われている場合は、その指示コマンドを拒否する。
次に、構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るVDEVの総サイズを、VDEV管理情報3512から取得する。そして、指定コマンドに係るLDEVのサイズが、そのVDEVに定義可能であるかを確認する(S1108)。LDEVのサイズは指示コマンドの先頭スロット番号と終了スロット番号とから算出する。LDEVが定義不可能である場合はコマンドを拒否する。
次に。構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るVDEVのエミュレーションタイプ、VDEV固有情報から取得する。このエミュレーションタイプを、指示コマンドに係るLDEVのエミュレーションタイプに設定する(S1109)。
ステップS1108又はステップ1109において、
次に、構成制御プログラム3503は、指定コマンドに係るLDEV番号のLDEV固有情報を設定する。また、指定コマンドに係るVDEV番号のVDEV固有情報を設定する。(S1110)。
具体的には、構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るLDEV番号のLDEV固有情報を新たに作成する。そのLDEV固有情報に、LDEV番号、先頭スロット番号、終了スロット番号及びデバイス属性を定義する。第2種LDEVの場合は、デバイス属性を「第2種LDEV」に設定する。また、LDEV固有情報を設定した後に、指示コマンドに係るVDEV番号のVDEV固有情報を設定する。具体的には、設定したLDEV数を加算し、指示コマンドに係るLDEV番号、残サイズ、先頭LDEVスロット及び終了LDEVスロットを設定する。これによって、指示コマンドに係るLDEVが、VDEVに設定される。
コマンド制御プログラム3501は、LDEV設定の処理が完了すると、ストレージシステム管理装置20に、コマンド成功の応答を送信する(S1111)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S1112)、処理を終了する。
この処理によってVDEVにLDEVが設定される。
図8は、VDEV管理情報の説明図である。
VDEV管理情報は、VDEV固有情報35141から構成される。
VDEV固有情報35141は、VDEV番号(VDEV#)35142、エミュレーションタイプ35143、総サイズ35144、残サイズ35145、デバイス属性35146、デバイス状態35147、設定LDEV数35148、LDEV番号35149、先頭VDEV−SLOT#35150及び終了VDEV−SLOT#35151で構成される。
VDEV#35142は、VDEVの識別子である。エミュレーションタイプ35143はVDEVのエミュレーションタイプの識別子である。総サイズ35144は、VDEVに設定されている総サイズである。残サイズ35145はVDEVの未使用の領域のサイズである。
デバイス属性35146は、VDEVに定義されている属性の識別子である。そのVDEVが第1種VDEVである場合には第1種VDEVを示す識別子が格納され、そのVDEVが第2種VDEVであり、仮想ボリュームに設定されている場合には第2種VDEVを示す識別子が格納される。
デバイス状態35147は、VDEVの状態を示す識別子である。VDEVの状態は、正常、閉塞、障害閉塞等がある。閉塞は、パンク閉塞など、障害の発生意外の要因によって閉塞されていることを示す。障害閉塞は、デバイスの何れかに障害が発生しておりそのために閉塞されていることを示す。
設定LDEV数35148は、VDEVに設定されているLDEVの総数である。LDEV番号35149はVDEVに設定されているLDEVの番号が格納される。先頭VDEV−SLOT#35150は、設定されているLDEVの物理的な先頭のスロット番号の識別子である。終了VDEV−SLOT#35151は、設定されているLDEVの物理的な最終のスロット番号である。このLDEV番号35149、先頭VDEV−SLOT#35150及び終了VDEV−SLOT#35151は、LDEV数と同じ数だけLDEV番号毎に設定される。
図9は、LDEV管理情報の説明図である。
LDEV管理情報は、VDEV固有情報35121から構成される。
LDEV固有情報35121は、LDEV番号(LDEV#)35122、エミュレーションタイプ35123、サイズ35124、先頭スロット番号35125、終了スロット番号35126、パス定義情報35127、デバイス属性35128、デバイス状態35129、プログラム使用状況351300及びPOOL−ID351301で構成される。
LDEV#35122は、LDEVの識別子である。エミュレーションタイプ35123はLDEVのエミュレーションタイプの識別子である。サイズ35124は、LDEVに設定されている総サイズである。
先頭スロット番号35125は設定されたLDEVの先頭のスロット番号の識別子である。終了スロット番号35126は設定されたLDEVの最終のスロット番号である。パス定義情報35127は、ホスト計算機10に定義されたパスの識別子である。
デバイス属性35128は、LDEVの属性の識別子である。LDEVが第1種LDEVである場合には第1種LDEVを示す識別子が格納され、LDEVが第2種LDEVである場合には第2種LDEVを示す識別子が格納される。また、LDEVがストレージプールに設定されている場合は、プール属性を示す識別子が格納される。
デバイス状態35129は、そのLDEVが所属するVDEVの状態を示す識別子である。VDEVの状態は、正常、閉塞、障害閉塞等がある。閉塞は、パンク閉塞など、障害の発生意外の要因によって閉塞されていることを示す。障害閉塞は、デバイスの何れかに障害が発生しておりそのために閉塞されていることを示す。
プログラム使用状況351300は、LDEVが何れかのプログラムによって処理中である場合に、そのプログラムの識別子が格納される。POOL−ID351301は、LDEVがストレージプールに設定されている場合に、その識別子が格納される。
図10は、アドレス管理テーブルの説明図である。
アドレス管理テーブル3511は、ターゲットデバイスとLDEVとVDEVと物理デバイスとのアドレスのマッピング情報を格納する。
アドレス管理テーブル3511は、ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報35111、LDEV−VDEVマッピング情報35112及びVDEV−PDEVマッピング情報35113を含む。
ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報35111は、ターゲットデバイスのアドレスとLDEVのアドレスとの対応が格納される。
LDEV−VDEVマッピング情報35112は、LDEVのアドレスとVDEVのアドレスが格納される。
VDEV−PDEVマッピング情報35113は、VDEVのアドレスとそのRAIDグループ番号(又はパリティグループ)とPDEVのアドレスか格納される。
ストレージシステム30は、このアドレス管理テーブルを参照することによって、ターゲットデバイスのアドレスがどのLDEVのどのアドレスであるかを知ることができる。また、LDEVのアドレスがどのVDEVのどのアドレスであるかを知ることができる。また、VDEVのアドレスがどのRAIDグループに属しており、どのPDEVのどのアドレスであるかを知ることができる。
図11A及び図11Bは、VDEV及びLDEVの設定の他の例のフローチャートである。
このフローチャートは、前述した図6及び図7の処理を一括して実行して、仮想ボリューム属性のVDEV及びLDEVを設定する処理である。
まず、管理者は、入力手段210を操作して、VDEV番号、LDEV番号、VDEVに設定するエミュレーションタイプ、LDEVのサイズ、先頭スロット番号、終了スロット番号及び第1種又は第2種であるかを設定する(S1201)。
ストレージ構成管理プログラム2404は、設定された情報を含むLDEV作成の指示コマンドを生成する。生成した指示コマンドをネットワークアダプタ250を介してストレージシステム30に送信する(S1202)。
ストレージシステム30において、ストレージシステム管理装置から送信された指示コマンドは、ネットワークアダプタ320を介してコマンド制御プログラム3501が受信する(S1203)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容を確認する。指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S1204)。
コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがVDEVの設定である場合は、構成制御プログラム3503に受信した指示コマンドを渡す。構成制御プログラム3503は指示コマンドを受け取って、VDEV作成処理を実行する(S1205)。
図11Bに移行し、構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るVDEV番号を確認する。無効なVDEV番号である場合は、指示コマンドを拒否する(S1206)。
次に構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るLDEV番号を確認する。無効なLDEV番号である場合は、指示コマンドを拒否する(S1207)。
次に、構成制御プログラム3503は、LDEV管理情報3512を参照して、指示コマンドに係るLDEV番号のLDEV固有情報が定義されているかを確認する。既にそのLDEV固有情報が定義されている場合は、コマンドを拒否する(S1208)。
次に、構成制御プログラム3503は、VDEV管理情報3514を参照して、指示コマンドに係るVDEV番号のVDEV固有情報から残サイズを確認する。そのサイズは指示コマンドに係るLDEVを定義可能な十分な容量があるか確認する。容量が不足している場合はコマンドを拒否する(S1209)。
次に、構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係る先頭スロット番号及び終了スロット番号を確認する。そして、指示コマンドに係るVDEVのアドレス範囲内にLDEVを定義可能であるか確認する。LDEVが範囲内に定義できない場合はコマンドを拒否する(S1210)。
次に、構成制御プログラム3503は、指定コマンドに係るLDEV番号のLDEV固有情報を設定する(S1211)。具体的には、構成制御プログラム3503は、指示コマンドに係るLDEV番号のLDEV固有情報を新たに作成する。そのLDEV固有情報に、LDEV番号、先頭スロット番号、終了スロット番号及びデバイス属性を定義する。第2種LDEVの場合は、デバイス属性を「第2種LDEV」に設定する。
LDEV固有情報を設定した後に、指示コマンドに係るVDEV番号のVDEV固有情報を設定する(S1212)。具体的には、設定したLDEV数を加算し、指示コマンドに係るLDEV番号、残サイズ、先頭LDEVスロット及び終了LDEVスロットを設定する。
これによって指示コマンドに係るLDEVが、VDEVに設定される。
図11Aに戻り、コマンド制御プログラム3501は、LDEV設定の処理が完了すると、ストレージシステム管理装置20に、コマンド成功の応答を送信する(S1215)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S1216)、処理を終了する。
この処理によって仮想ボリューム属性のVDEV及びLDEVが設定される。
次に、ストレージプールの設定を説明する。
前述のように、ストレージシステム30は、LDEVをストレージプールに設定して、それを仮想ボリュームの記憶領域に設定する。
図12A及び図12Bは、ストレージプールの設定のフローチャートである。
ストレージプールの設定は、ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404によって実行される。
まず、管理者は、ストレージプールに設定する第1種LDEVの情報を入力する。管理者、ストレージプールの識別子であるPOOL−ID、閾値、LDEV数及びLDEV番号を設定する。そして、管理者は、入力手段210を操作して、POOL−ID、閾値、LDEV数及びLDEV番号の情報を設定する(S2001)。なお、ストレージプールに設定するLDEVは、物理デバイスである第1種LDEVである必要がある。
ストレージ構成管理プログラム2404は、入力された情報を含むストレージプール設定の指示コマンドを生成してネットワークアダプタ250を介してストレージシステム30に送信する(S2002)。
ストレージシステム30において、ストレージシステム管理装置から送信された指示コマンドは、ネットワークアダプタ320を介してコマンド制御プログラム3501が受信する(S2003)。
コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容を確認する。指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S2004)。
コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがストレージプールの設定である場合は、プール制御プログラム3507に受信した指示コマンドを渡す。プール制御プログラム3507は指示コマンドを受け取って、ストレージプール設定処理を実行する(S2005)。
図12Bに移り、プール制御プログラム3507は、まず、指示コマンドに係るPOOL−IDが有効であるかを確認する。かつ、そのPOOL−IDは未だ未定義であるかを確認する(S2006)。
次に、プール制御プログラム3507は、POOL管理情報3521から、指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報を取得し、状態をPOOL未定義からPOOL定義中に設定する(S2007)。
次に、プール制御プログラム3507は、指示コマンドに係るLDEV番号が使用可能であるか否かを確認する(S2008)。具体的には、指示コマンドに係るLDEV番号が閉塞している又はフォーマット中である場合は、当該LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する(S2009)。また、指示コマンドに係るLDEVが既に使用中である場合(例えば、LDEVがパス定義済みである場合、コピー機能等によって使用中である場合又はコピー先として予約中に設定されている場合)は、当該LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する(S2010)。
次に、プール制御プログラム3507は、POOL固有情報に、容量、空き容量、閾値、POOL−VOL数、POOL−VOLデバイスリストを設定する(S2011)。次に、ストレージプールに設定した第1種LDEVにPSCB3524を割り当てる(S2012)。このPSCB3524は図14で説明する。
このプール制御プログラム3507の処理によって第1種LDEVがストレージプールに設定される。
ストレージプールの設定後、構成制御プログラム3503は、LDEV管理情報3512を設定する(S2013)。具体的には、LDEV管理情報3512を参照して、ストレージプールを設定したLDEVに対応するLDEV固有情報を取得する。取得したLDEV固有情報のデバイス属性35128にストレージプールであることを示す識別子(POOL−VOL属性)を設定する。また、POOL−ID351301に、指示コマンドに係るPOOL−IDを設定する。
次に、構成制御プログラム3503は、POOL管理情報3521のPOOL−IDの状態を「POOL有効」に設定する(S2014)。そして、ストレージシステム管理装置20に、コマンドが成功した旨の応答を送信する(S2015)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S2016)、処理を終了する。
この処理によって第1種LDEVがストレージプールに設定される。
図13は、POOL管理情報の説明図である。
POOL管理情報3521は、POOL固有情報35211から構成される。
POOL固有情報35211は、POOL−ID35212、属性/用途35213、エミュレーションタイプ35214、容量35215、空き容量35216、閾値35217、状態35218、POOL−VOL数35219、POOL−VOLデバイス番号リスト35220、POOLを利用しているデバイス数35221及びPOOLを利用しているデバイス番号35222で構成される。
POOL−ID35212は、POOLの識別子である。属性/用途35213は、そのストレージプールの属性及び用途を示す識別子である。属性は、PSCB3524の連結の形態(図15及び図16で後述)である。用途は、例えばスナップショットやSYS領域など、運用形態の用途である。
エミュレーションタイプ35214はストレージプールのエミュレーションタイプの識別子である。容量35215は、ストレージプールの総容量である、空き容量35216はストレージプールの未使用の領域のサイズである。
閾値35217は、ストレージプールが許容する最大のデータ格納容量である。状態35218は、ストレージプールの現在の状態である。例えば、定義中、拡張中、有効等である。POOL−VOL数35219は、ストレージプールとして設定されているLDEVの総数である。POOL−VOLデバイス番号リスト35220はストレージプールとして設定されているLDEV番号の一覧である。POOLを利用しているデバイス数35221は、ストレージプールのLDEVが関連付けられている第2種LDEVの数である。POOLを利用しているデバイス番号35222は、ストレージプールのLDEVが関連付けられている第2種LDEV番号の一覧である。
図14は、VVOL−DIR3523及びPSCB3524の説明図である。
VVOL−DIR3523は、仮想ボリュームの記憶領域である第2種LDEVの構成の情報である。PSCB(POOL Slot Control Brock)3524は、ストレージプールに設定された第1種LDEVの構成の情報である。
前述のように、ストレージシステム30は、PDEV34からRAID構成によって第1種VDEVを構成する。この第1種VDEVを、記憶領域である第1種LDEVに分割する。前述の図11の処理によって、第1種LDEVがストレージプールに設定される。このストレージプールに設定された第1種LDEVによって構成されるボリュームをPOOL−VOL900とする。
また、ストレージシステム30は、仮想ボリューム(VVOL)を設定する。第2種VDEVを構成する。この第2種VDEVを記憶領域である第2種LDEVに分割する。
ストレージシステム30は、VVOL800の第2種LDEVを、POOL−VOL900の第1種LDEVに割り当てる。これによって、ホスト計算機10がアクセスする仮想ボリュームの記憶領域が、物理デバイスであるPDEV34から構成された第1種LDEVに設定される。
VVOLの構成は、VVOL−DIR3523に格納される。
VVOL−DIR3523は、LDEV番号(LDEV#)35231及びエントリ35232によって構成される。
LDEV番号(LDEV#)35231は第2種LDEVの識別子である。エントリ35232は、第2種LDEVの構成情報である。このエントリ35232は、第2種LDEVアドレス35233及びPSCBポインタ35234から構成される。
第2種LDEVアドレス35233は、VVOLの第2種LDEVのアドレスが格納される。
PSCBポインタ35234は、第2種LDEVがPOOL−VOL900の第1種LDEVに割り当てられている場合に、その第1種LDEVの領域のポインタが格納される。なお、初期状態では第2種LDEVは第1種LDEVに割り当てられていないので、PSCBポインタ35234には「NULL」が格納される。
PSCB(POOL Slot Control Brock)3524は、ストレージプールに設定されている第1種LDEVの情報である。このPSCB3524は、ストレージプールに設定されている第1種LDEVのスロット毎に設定される。
PSCB3524は、LDEV番号(LDEV#)35241、POOL−VOLアドレス35242、PSCB前方ポインタ35243及びPSCB後方ポインタ35244から構成される。
LDEV番号(LDEV#)35241は、POOL−VOLでの第1種LDEVの識別子である。POOL−VOLアドレス35242は、POOL−VOL900における第1種LDEVのアドレスである。
PSCB前方ポインタ35243及びPSCB後方ポインタ35244は、POOL−VOL900内の第1種LDEVの前後のスロットの識別子である。
また、POOL−VOL900の領域のうち、未使用の領域は、その先頭がフリーPSCBキュー35240で示される。フリーPSCBキュー35240は、次のスロットを示すPSCB3524へのポインタを含む。
ストレージシステム30は、フリーPSCBキュー35240に示されたポインタを参照して、次のPSCB3524を得る。さらに、次のPSCB3524のPSCB後方ポインタ35245を参照して、段階的にPSCB3524を辿る。そして、その未使用の領域の最終のスロットに対応するPSCB3524を得る。この最後のPSCB3524のPSCB後方ポインタ35244はフリーPSCBキュー35240である。ストレージシステム30は、フリーPSCBキュー35240を辿り、PSCB3524のポインタによって連結された集合によって、ストレージプールのPOOL−VOL900の未使用の領域を知ることができる。
前述した図12のステップ2012において、ストレージプールに設定された第1種LDEVに対応するPSCB3524を設定する。具体的には、ストレージプールに設定された第1種LDEVの各スロットに対応するPSCB3524を設定し、さらにフリーPSCBキュー35240を設定する。初期状態ではストレージプールは全て未使用であるため、フリーPSCBキュー35240によって連結される集合は、ストレージプールに設定された第1種LDEVの全ての領域に対応する。
そして、ストレージシステム30は、このストレージプールの領域を使用する場合に、必要なスロット分のPSCB3524を第2種LDEVであるVVOL−DIR3523に割り当てることで、当該領域が使用可能となる。具体的には、ストレージシステム30は、フリーPSCBキュー35240を参照する。そして、第2種LDEVに割り当てる必要な領域分のPSCB3524を取得する。この取得したPSCB3524を、それぞれVVOL−DIR3523のエントリに割り当てる。すなわち、VVOL−DIR3523の各エントリのPSCBポインタ35234に、対応するPSCB3524を示すポインタを格納する。なお、割り当て済みのPSCB3524は、フリーPSCBキュー35240の連結から外す。
これによって、第2種LDEVの各スロットが、VVOL−DIR3523の各エントリのPSCBポインタ35234で示されるPSCB3424に割り当てられる。PSCB3524は第1種LDEVのスロットに対応しているので、結果として、第2種LDEVが第1種LDEVに割り当てられ、ホスト計算機10のアクセス対象である仮想ボリュームが物理デバイスとして使用可能となる。
図15は、PSCB3524の連結の一例の説明図である。
POOL−VOL900の第1種LDEVのPSCB3524の連結にはいくつかの方法がある。
図15の例では、同一のPOOL−VOLの第1種LDEVの各スロットを連続して連結する。この連結方法をシーケンシャルと呼ぶ。このように設定することで、POOL−VOLは、第1種LDEV上の連続した領域となる。このようにすることによって、ホスト計算機10が、複数のLDEVにまたがるような大きなデータを格納した場合には、ストレージシステム30では、一つのPOOL−VOLのみのアクセスとなり、アクセス速度が向上する。
図16は、PSCB3524の連結の他の例の説明図である。
図16の例では、異なるPOOL−VOL900に渡って分散して第1種LDEVの各スロットを連結する。この連結方法をランダムと呼ぶ。このようにすることによって、ホスト計算機10が、LDEVの全体の容量を超えない比較的小さなデータを多数格納する場合には、ストレージシステム30では、異なる第1種LDEVに並列したアクセスとなり、アクセス速度が向上する。
このように、ストレージシステム30は、アクセスされるデータに適したPSCB3524の連結方法を採ることができる。
図17は、第2種LDEVの設定のフローチャートである。
この処理は、仮想ボリュームに設定される第2種LDEVをストレージプールに関連付ける処理である。
この処理は、ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404によって実行される。この処理によってストレージプールに関連付けられた第2種LDEVを、図11の処理によってストレージプールに設定された第1種LDEVに割り当てることで、ホスト計算機10が仮想ボリュームを記憶領域として使用できる。
まず、管理者は、入力手段210を操作して、ストレージプールのPOOL−VOLの識別子であるPOOL−ID及び関連付ける第2種LDEVのLDEV番号を設定する(S3001)。
ストレージ構成管理プログラム2404は、設定された情報を含むストレージプール関連付けの指示コマンドを生成する。生成した指示コマンドをネットワークアダプタ250を介してストレージシステム30に送信する(S3002)。
ストレージシステム30において、ストレージシステム管理装置20から送信された指示コマンドは、ネットワークアダプタ320を介してコマンド制御プログラム3501が受信する(S3003)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容を確認する。指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S3004)。
コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがストレージプール関連付けである場合は、プール制御プログラム3507に受信した指示コマンドを渡す。プール制御プログラム3507は指示コマンドを受け取って、第2種LDEV設定処理を実行する(S3005)。
まず、プール制御プログラム3507は、指示コマンドに係るLDEV番号の第2種LDEVのVVOL−DIR3523を作成する(S3006)。具体的には、VVOL−DIR3523のLDEV#35231に当該LDEV番号を格納する。そして、そのLDEV番号の各スロットに対応するVVOL−DIR3523のエントリ35232作成する。
次に、プール制御プログラム3507は、LDEV管理情報3512を参照して、指示コマンドに係る第2種LDEVのLDEV固有情報を取得する。そして、取得したLDEV固有情報のPOOL−ID351301に、指示コマンドに係るPOOL−IDを設定する(S3007)。
次に、プール制御プログラム3507は、POOL管理情報3521を参照して、指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報を設定する(S3008)。具体的には、POOL固有情報のPOOLを利用しているデバイス数及びPOOLを利用しているデバイス番号に、指示コマンドに係る仮想ボリュームに含まれる第2種LDEVの情報を設定する。
ストレージプールの関連付け後、構成制御プログラム3503は、ストレージシステム管理装置20に、コマンドが成功した旨の応答を送信する(S3009)。ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S3010)、処理を終了する。
この処理によって仮想ボリュームである第2種LDEVがストレージプールに関連付けられる。
図18は、パスの定義のスローチャートである。
この処理は、LDEV(第1種又は第2種)をホスト計算機10のターゲットデバイスとして設定する処理である。第2種LDEVをターゲットデバイスに設定する場合は、そのターゲットデバイスは仮想ボリュームである。
この処理は、ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404によって実行される。
まず、管理者は、入力手段210を操作して、ターゲットデバイスの情報を設定する。具体的には、ターゲットデバイスを利用するホスト計算機10と接続されるホストアダプタ310のポート番号、ターゲットデバイス番号及び一つ以上のLDEV番号を設定する(S4001)。
ストレージ構成管理プログラム2404は、設定された情報を含むパスの定義の指示コマンドを生成する。生成した指示コマンドをネットワークアダプタ250を介してストレージシステム30に送信する(S4002)。
ストレージシステム30において、ストレージシステム管理装置20から送信された指示コマンドは、ネットワークアダプタ320を介してコマンド制御プログラム3501が受信する(S4003)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容を確認する。指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S4004)。
コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがパスの定義である場合は、パス制御プログラム3502に受信した指示コマンドを渡す。パス制御プログラム3502は指示コマンドを受け取って、パス定義処理を実行する(S4005)。
パス制御プログラム3502は、まず、指示コマンドに係るLDEV番号の状態を確認する(S4006)。指示コマンドに係るLDEVが閉塞している、又はフォーマット中である場合は、当該LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する。
次に、パス制御プログラム3502は、指示コマンドに係るLDEVのデバイス属性を確認する(S4007)。デバイス属性が「POOL−VOL」である場合は、当該LDEVはストレージプールに設定されており、ホスト計算機10からはアクセスできないので、コマンドを拒否する。
次に、パス制御プログラム3502は、指示コマンドを許可する場合は、まず、ターゲットデバイス情報3513の指示コマンドに係るポート番号のターゲットデバイステーブルを編集する(S4008)。
具体的には、ターゲットデバイステーブルに、指示コマンドに係るLDEV番号を格納する(S4009)。また、ターゲットデバイステーブルに指示コマンドに係るLDEVの容量を格納する(S4010)。また、ターゲットデバイステーブルの状態を「パス定義済み」に変更する(S4011)。また、許可ホスト情報を設定する(S4012)。
このパス制御プログラム3502の処理によってホスト計算機10とターゲットデバイスとのパスが定義される。
パスの定義後、ストレージシステム管理装置20に、コマンドが成功した旨の応答を送信する(S4013)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S4014)、処理を終了する。
この処理によって仮想ボリュームがターゲットデバイスとして設定される。
図19は、ターゲットデバイス情報3513の説明図である。
ターゲットデバイス情報3513は、ポート番号(ポート#)毎に設定されるターゲットデバイステーブル35131から構成される。
ターゲットデバイステーブル35131は、ポート番号35132、ターゲットデバイス番号35133、LDEV数35134、LDEV番号35135、属性35136、状態35137、容量35138及び許可ホスト情報35139を含む。
ポート番号35132は、ホスト計算機10と接続するホストアダプタ310のポート番号である。ターゲットデバイス番号35133は、ホスト計算機10のアクセス先となるターゲットデバイスの識別子である。LDEV数35134は、ターゲットデバイスに設定されたLDEVの総数である。LDEV番号35135は、ターゲットデバイスに設定されたLDEVの番号の一覧である。
属性35136は、ターゲットデバイスの属性を示す識別子である。ターゲットデバイスに設定されているLDEVが第1種LDEVである場合には第1種LDEVを示す識別子が格納され、LDEVが第2種LDEVである場合には第2種LDEVを示す識別子が格納される。またそのターゲットデバイスがコマンドデバイスである場合はコマンドデバイスを示す識別子が格納される。
状態35136は、ターゲットデバイスの状態であり、ターゲットデバイスに対応するVDEVの状態を示す識別子である。状態には、正常、閉塞、障害閉塞等がある。容量35137は、ターゲットデバイスのボリュームの総容量である。許可ホスト情報35138は、ターゲットデバイスへのアクセスを許可されたホスト計算機10の識別子である。
次にストレージプールの変更を説明する。
前述の図12A及び図12Bの処理によって、第1種LDEVがストレージプールに設定される。ストレージシステム管理装置20は、このストレージプールに設定された第1種LDEVを変更できる。変更は、例えば第1種LDEVの拡張、縮小、解除である。
図20は、ストレージプールの拡張のフローチャートである。
ストレージプールの拡張とは、ストレージプールにさらに第1種LDEVを追加して、ストレージプールの第1種LDEVの数を増やして、ストレージプールの容量を拡張する処理である。
ストレージシステム管理装置20の処理及びストレージシステム30のコマンド制御プログラムの処理は、前述した図12Aの処理と同様である。すなわち、まず、管理者は、ストレージプールに拡張して設定する第1種LDEVの情報を入力する。(S2001)。ストレージ構成管理プログラム2404は、入力された情報を含むストレージプール設定の指示コマンドをストレージシステム30に送信する(S2002)。ストレージシステム30において、コマンド制御プログラム3501がこのコマンドを受信する(S2003)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S2004)。
そして、コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがストレージプールの拡張である場合は、プール制御プログラム3507に受信した指示コマンドを渡す。プール制御プログラム3507は指示コマンドを受け取って、ストレージプール拡張処理を実行する(S2005)。
図20に移り、プール制御プログラム3507は、まず、指示コマンドに係るPOOL−IDが有効であるかを確認する。さらに、POOL管理情報3521から指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報を取得して、取得したPOOL固有情報の状態が有効であるかを確認する(S2106)。POOL−IDが無効である場合、又は、POOLの状態が有効でない場合(例えば、無効、拡張中、縮小中等である場合)は、指示コマンドを拒否する。
次に、プール制御プログラム3507は、取得したPOOL固有情報の状態をPOOL拡張中に設定する(S2107)。
次に、指示コマンドに係るLDEV番号が使用可能であるか否かを確認する(S2108)。
具体的には、指示コマンドに係る第1種LDEVが閉塞している、又はフォーマット中である場合は、当該第1種LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する(S2109)。
また、指示コマンドに係るLDEVが、既に使用中である場合(例えば、その第1種LDEVがパス定義済みである場合、コピー機能等によって使用中である場合、又は、コピー先として予約中に設定されている場合)は、当該第1種LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する(S2110)。
プール制御プログラム3507は、指示コマンドを許可する場合は、指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報に、容量、空き容量、閾値、POOL−VOL数、POOL−VOLデバイスリストを設定する(S2111)。POOL−VOL数は、拡張後の第1種LDEVの総数を、POOL−VOLのデバイスリストは、拡張した第1種LDEVの情報を追加して、POOL固有情報を設定する。次に、ストレージプールに設定した第1種LDEVのPSCB3524を割り当てる(S2112)。
このプール制御プログラム3507の処理によって指示コマンドに係る第1種LDEVがストレージプールに追加され、ストレージプールが拡張される。
ストレージプールの拡張後、構成制御プログラム3503は、LDEV管理情報3512を設定する(S2113)。LDEV管理情報3512から、ストレージプールに設定した第1種LDEVに対応するLDEV固有情報を取得する。取得したLDEV固有情報のデバイス属性35128にストレージプールであることを示す識別子(POOL−VOL属性)を設定する。また、POOL−ID351301に指示コマンドに係るPOOL−IDを設定する。
次に、構成制御プログラム3503は、POOL管理情報3521のPOOL−IDの状態をPOOL拡張中からPOOL有効に設定する(S2114)。
図12Aに戻り、以上の処理が完了すると、コマンド制御プログラム3501は、ストレージシステム管理装置20に、コマンドが成功した旨の応答を送信する(S2015)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S2016)、処理を終了する。
この処理によってストレージプールが拡張される。
図21は、ストレージプールの縮小のフローチャートである。
ストレージプールの縮小とは、ストレージプールに設定された第1種LDEVをストレージプールから解除して、ストレージプールの第1種LDEVの数を減らして、ストレージプールの容量を縮小する処理である。
ストレージプールの縮小は、ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404によって実行される。
ストレージシステム管理装置20の処理及びストレージシステム30のコマンド制御プログラムの処理は、前述した図12Aの処理と同様である。すなわち、まず、管理者は、ストレージプールを解除する第1種LDEVの情報を入力する。(S2001)。ストレージ構成管理プログラム2404は、入力された情報を含むストレージプール設定の指示コマンドをストレージシステム30に送信する(S2002)。ストレージシステム30において、コマンド制御プログラム3501がこのコマンドを受信する(S2003)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S2004)。
そして、コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがストレージプールの縮小である場合は、プール制御プログラム3507に受信した指示コマンドを渡す。プール制御プログラム3507は指示コマンドを受け取って、ストレージプール縮小処理を実行する(S2005)。
図21に移り、プール制御プログラム3507は、まず、指示コマンドに係るPOOL−IDが有効であるかを確認する。さらに、POOL管理情報3521から指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報を取得して、取得したPOOL固有情報の状態が有効であるかを確認する(S2206)。POOL−IDが無効である場合、又は、POOLの状態が有効でない場合(例えば、無効、拡張中、縮小中等である場合)は、指示コマンドを拒否する。
またこのとき、ストレージプールを解除する第1種LDEV内にデータが存在し、そのデータを待避するための領域がストレージシステム30の他の記憶領域内に存在しない場合は、コマンドを拒否する。
次に、プール制御プログラム3507は、取得したPOOL固有情報の状態をPOOL縮小中に設定する(S2207)。
次に、プール制御プログラム3507は、指示コマンドに係る第1種LDEVのLDEV固有情報、すなわち、ストレージプールの解除を指示された第1種LDEVのLDEV固有情報を取得する。そして、当該LDEV固有情報のPOOL−IDを削除する(S2208)。次に、指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報に、容量、空き容量、閾値、POOL−VOL数、POOL−VOLデバイスリストを設定する(S2209)。POOL−VOL数は、縮小後の第1種LDEVの総数を、POOL−VOLのデバイスリストは、縮小後の第1種LDEVの情報に設定して、POOL固有情報を設定する。
次に、プール制御プログラム3507は、ストレージプールを解除する第1種LDEVにデータが格納されている場合は、第1種LDEVの空き領域にそのデータをコピーする(S2210)。空き領域は、同じストレージプールに設定されている第1種LDEVでもよいし、その他の第1種LDEVでもよい。次に、ストレージプールを解除する第1種LDEVのPSCB3524を、VVOL−DIR3523から解除する(S2211)。解除したPSCB3524は、未使用に設定する。
このプール制御プログラム3507の処理によってストレージプールのLDEVが解除され、ストレージプールが縮小される。
ストレージプールの縮小後、構成制御プログラム3503は、LDEV管理情報3512を設定する(S2212)。LDEV管理情報3512から、ストレージプールを解除した第1種LDEVに対応するLDEV固有情報を取得する。取得したLDEV固有情報のデバイス属性35128の識別子(POOL−VOL属性)を解除する。また、POOL−ID351301のPOOL−IDを削除する。
次に、構成制御プログラム3503は、POOL管理情報3521のPOOL−IDの状態をPOOL縮小中からPOOL有効に設定する(S2213)。
図12Aに戻り、以上の処理が完了すると、コマンド制御プログラム3501は、ストレージシステム管理装置20に、コマンドが成功した旨の応答を送信する(S2015)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S2016)、処理を終了する。
この処理によってストレージプールが縮小される。
図22は、ストレージプールの解除のフローチャートである。
ストレージプールの解除とは、ストレージプールに設定されている第1種LDEVを、全て解除して、そのストレージプールを解除する処理である。
ストレージプールの解除は、ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404によって実行される。
ストレージシステム管理装置20の処理及びストレージシステム30のコマンド制御プログラムの処理は、前述した図12Aの処理と同様である。すなわち、まず、管理者は、解除するストレージプールの情報を入力する。(S2001)。ストレージ構成管理プログラム2404は、入力された情報を含むストレージプール設定の指示コマンドをストレージシステム30に送信する(S2002)。ストレージシステム30において、コマンド制御プログラム3501がこのコマンドを受信する(S2003)。コマンド制御プログラム3501は、受信した指示コマンドの内容が無効である場合はこれを拒否する(S2004)。
そして、コマンド制御プログラム3501は、指示コマンドがストレージプールの解除である場合は、プール制御プログラム3507に受信した指示コマンドを渡す。プール制御プログラム3507は指示コマンドを受け取って、ストレージプール解除処理を実行する(S2005)。
図22に移り、プール制御プログラム3507は、まず、指示コマンドに係るPOOL−IDが有効であるかを確認する。さらに、POOL管理情報3521から指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報を取得して、取得したPOOL固有情報の状態が有効であるかを確認する(S2306)。POOL−IDが無効である場合、又は、POOLの状態が有効でない場合(例えば、無効、拡張中、縮小中等である場合)は、指示コマンドを拒否する。
また、指示コマンドに係るPOOL−IDのストレージプールに設定されている第1種LDEVにデータが格納されている場合は、コマンドを拒否する。これは、ストレージプールを解除してしまうとストレージプールに設定されている第1種LDEVのデータが失われてしまうからである。
次に、プール制御プログラム3507は、取得したPOOL固有情報の状態をPOOL解除中に設定する(S2307)。
次に、指示コマンドに係るLDEV番号が使用可能であるか否かを確認する(S2308)。
具体的には、指示コマンドに係る第1種LDEVが閉塞している、又はフォーマット中である場合は、当該第1種LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する(S2309)。
また、指示コマンドに係る第1種LDEVが、既に使用中である場合(例えば、第1種LDEVがパス定義済みである場合、コピー機能等によって使用中である場合、又は、コピー先として予約中に設定されている場合)は、当該第1種LDEVは使用不可であるためコマンドを拒否する(S2310)。
プール制御プログラム3507は、指示コマンドを許可する場合は、指示コマンドに係るPOOL−IDのPOOL固有情報の、容量、空き容量、閾値、POOL−VOL数、POOL−VOLデバイスリストを全て初期化する(S2311)。
このプール制御プログラム3507の処理によってストレージプールが解除される。
ストレージプールの解除後、構成制御プログラム3503は、LDEV管理情報3512を設定する(S2312)。LDEV管理情報3512から、ストレージプールを解除した第1種LDEVに対応するLDEV固有情報を取得する。取得したLDEV固有情報のデバイス属性35128の識別子(POOL−VOL属性)を解除する。また、POOL−ID351301を削除する。
次に、構成制御プログラム3503は、POOL管理情報3521のPOOL−IDの状態をPOOL解除中からPOOL未定義に設定する(S2313)。
図12Aに戻り、以上の処理が完了すると、コマンド制御プログラム3501は、ストレージシステム管理装置20に、コマンドが成功した旨の応答を送信する(S2015)。
ストレージシステム管理装置20のストレージ構成管理プログラム2404は、ストレージシステム30からの応答を受信すると(S2016)、処理を終了する。
この処理によってストレージプールが解除される。
次に、ホスト計算機10からの仮想ボリュームへのアクセスを説明する。
図23A及び図23Bは、ホスト計算機10からストレージシステム30のターゲットデバイスにデータのリード要求があったときの処理のフローチャートである。
ホスト計算機10は、ターゲットデバイスのアドレスを指定して、I/O要求を送信する。このI/O要求は、データのリード要求である。
ストレージシステム30において、コマンド制御プログラム3501がホスト計算機からのI/O要求を受信する。受信したI/O要求の内容が無効である場合はこれを拒否する。そして、そのI/O要求の内容を解析する(S3001)。解析の結果、コマンド制御プログラム3501は、I/O要求がデータのリード要求であることを知る。
次に、コマンド制御プログラム3501は、受信した要求に係るリード対象データのターゲットデバイスのアドレスを取得する(S3002)。
次に、コマンド制御プログラム3501は、キャッシュのヒットミス判定を実行する(S3003)。具体的には、コマンド制御プログラム3501は、ストレージキャッシュメモリ32を参照して、取得したアドレスに対応する領域に要求に係るデータが存在するか否かを判定する。
コマンド制御プログラム3501は、キャッシュヒットと判定した場合は、ストレージキャッシュメモリ32の当該領域からデータを読み出す。そして、そのデータをホスト計算機10に送信する(S3009)。そして、ホスト計算機10にリード要求の完了報告を送信して(S3010)、処理を終了する。
一方、コマンド制御プログラム3501は、キャッシュミスと判定した場合は、まず、要求に係るアドレスに対応するVDEVのスロットにストレージキャッシュメモリ32の領域を割り当てる(S3004)。
次に、コマンド制御プログラム3501は、要求に係るにアドレスに相応するVDEVは、第1種VDEVであるか、第2種VDEVであるかを判定する(S3005)。
VDEVが第1種VDEVであると判定した場合は、S3013(図23B)に移行する。
VDEVが第2種VDEVであると判定した場合は、コマンド制御プログラム3501は、プール制御プログラム3507を介して、その第2種VDEVのPOOL−VOLでのアドレスを取得する(S3006)。
次に、コマンド制御プログラム3501は、取得したアドレスに格納されているデータはリード可能であるかを判定する(S3007)。具体的には、そのアドレスに対応するPOOL−VOLの状態が正常か否かを判定する。状態が障害閉塞であり、データの読み出しができない場合は、コマンド制御プログラム3501は、ホスト計算機10にI/Oエラーを送信する(S3008)。
POOL−VOLの状態が正常、又はパンク閉塞等であってデータの読み出しが可能である場合は、POOL−VOLにおけるキャッシュのヒットミス判定を実行する(S3011)。具体的には、コマンド制御プログラム3501は、ストレージキャッシュメモリ32を参照して、POOL−VOLに対応する領域に要求に係るデータが存在するか否かを判定する。
コマンド制御プログラム3501は、キャッシュヒットと判定した場合は、まず、要求に係るデータが格納されているストレージキャッシュメモリ32のアドレスを、キャッシュ制御プログラム3509に通知する(S3015)。
キャッシュ制御プログラム3509は、要求に係る仮想ボリュームのアドレスに対応する第2種VDEVのスロットに、ストレージキャッシュメモリ32の領域を割り当てる(S3016)。
次に、キャッシュ制御プログラム3509は、要求に係るデータが格納されているPOOL−VOLのアドレスに対応するストレージキャッシュメモリ32にアドレスから、割り当てたストレージキャッシュメモリ32に領域に、データをコピーする(S3017)。データのコピーが完了すると、コマンド制御プログラム3501にデータのコピー完了を通知する(S3018)。
コマンド制御プログラム3501は、この通知を受けて、当該キャッシュメモリの領域からデータを読み出しホスト計算機に送信する(S3009)。そして、ホスト計算機10にリード要求の完了報告を送信して(S3010)、処理を終了する。
一方、コマンド制御プログラム3501は、キャッシュミスと判定した場合は、まず、アドレス管理テーブル3511を参照して、要求に係るデータの格納されているPOOL−VOLのアドレスに対応するPDEV34内のアドレスを取得する。そして、取得したアドレス、要求に係るデータ長及び仮想ボリューム上のアドレスを、ディスクI/Oプログラム3505に通知する(S3012)。
ディスクI/Oプログラム3505は、この通知を受けて、PDEV34のアドレスから要求に係るデータを読み出す。そしてこのデータを、S3004で割り当てたストレージキャッシュメモリ32の領域にコピーする(S3013)。データのコピーが完了すると、コマンド制御プログラム3501にデータのコピー完了を通知する(S3018)。
コマンド制御プログラム3501は、この通知を受けて、当該キャッシュメモリの領域からデータを読み出しホスト計算機に送信する(S3009)。そして、ホスト計算機10にリード要求の完了報告を送信して(S3010)、処理を終了する。
以上の処理によって、ホスト計算機10のデータのリード要求が完了する。
次に、データのライト要求を説明する。
図24A乃至図24Cは、ホスト計算機10からストレージシステム30のターゲットデバイスにデータのリード要求があったときの処理のフローチャートである。
ホスト計算機10は、ターゲットデバイスのアドレスを指定して、I/O要求を送信する。このI/O要求は、データのライト要求である。
ストレージシステム30において、コマンド制御プログラム3501がホスト計算機からのI/O要求を受信する。受信したI/O要求の内容が無効である場合はこれを拒否する。そして、そのI/O要求の内容を解析する(S3101)。解析の結果、コマンド制御プログラム3501は、I/O要求がデータのライト要求であることを知る。
次に、コマンド制御プログラム3501は、受信したライト要求に係るターゲットデバイスのアドレスを取得する(S3102)。
次に、コマンド制御プログラム3501は、取得したアドレスに対応するVDEVが第1種VDEVであるか、第2種VDEVであるかを判定する(S3103)。
VDEVが第1種VDEVであると判定した場合は、S3107に移行する。
VDEVが第2種VDEVであると判定した場合は、そのVDEVに使用されるPOOL−VOLの状態を取得する(S3204)。そして、そのPOOLに対応する第2種VDEVの状態が閉塞であるか否かを判定する(S3205)。第1種VDEVが閉塞である場合は、当該VDEVにはアクセスできないので、コマンド制御プログラム3501は、I/Oエラーをホスト計算機に送信する(S3206)。
第1種VDEVが閉塞していないと判定した場合は、コマンド制御プログラム3501は、要求に係るアドレスに、ストレージキャッシュメモリ32に領域を割り当てる(S3507)。
次に、コマンド制御プログラム3501は、要求送信元のホスト計算機10に、ライトデータの転送が可能である旨送信する(S3508)。ホスト計算機10は、これを受けて、ライトデータをストレージシステム30に送信する。
コマンド制御プログラム3501は、ホスト計算機10が送信したライトデータを受信する(S3109)。そして、このライトデータを、S3507で割り当てたストレージキャッシュメモリ32の領域に書き込む(S3110)。
コマンド制御プログラム3501は、ストレージキャッシュメモリ32にライトデータの書き込みが完了すると、ホスト計算機10にライト要求の完了報告を送信して(S3111)、処理を終了する。
一方で、キャッシュ制御プログラム3509は、ディスク装置(PDEV34)に未書き込みのライトデータがストレージキャッシュメモリ32に存在するかを監視している(S3201、図24B)。
キャッシュ制御プログラム3509は、未書き込みのライトデータを検出した場合は、そのライトデータの書き込み対象は仮想ボリュームであるか否かを判定する(S3202)。具体的には、ストレージキャッシュメモリ32に対応するVDEVのスロット番号が、第1種VDEVであるか第2種VDEVであるかを判定する。
仮想ボリュームでないと判定した場合、すなわち、ライトデータの書き込み対象は第1種VDEVであると判定した場合は、キャッシュ制御プログラム3509は、ディスクI/Oプログラム3505に、PDEV34にそのデータの書き込みを指示する。ディスクI/Oプログラム3505は、これを受けて、当該データをディスクに書き込む(S3203)。
一方、仮想ボリュームであると判定した場合、すなわち、ライトデータの書き込み対象は第2種VDEVであると判定した場合は、キャッシュ制御プログラム3509は、書き込み対象の第2種VDEVのスロットをPOOL−VOLに割り当てるための割り当て要求をプール制御プログラム3507に通知する(S3204)。
プール制御プログラム3507は、これを受けて、まず、その仮想ボリュームの第2種VDEVにPOOL−VOLが割り当てられているか否かを判定する(S3205)。
既に第2種VDEVにPOOL−VOLが割り当てられていると判定した場合は、そのPOOL−VOLのPSCB3524を参照して、対応する第1種VDEVのスロットを取得する。そして、取得したVDEVスロットを、コマンド制御プログラム3501に通知する(S3206)。
コマンド制御プログラム3501は、その第1種VDEVのスロットが、ストレージキャッシュメモリ32の領域に割り当てられているか否かを判定する(S3207)。
ストレージキャッシュメモリ32が割り当てられていると判定した場合は、コマンド制御プログラム3501は、そのストレージキャッシュメモリ32の領域に、ライトデータをコピーする(S3208)。
ストレージキャッシュメモリ32が割り当てられていないと判定した場合は、コマンド制御プログラム3501は、ストレージキャッシュメモリ32に、第1種VDEVのスロットに対応する領域を割り当てる。そして、割り当てた領域にライトデータをコピーする(S3209)。
一方、S3205において、第2種VDEVにPOOL−VOLが割り当てられていないと判定した場合は、まず、プール制御プログラム3507は、POOL管理情報3521を参照して、POOL−VOLの残サイズを確認する。そして、POOL−VOLに、ライトデータを格納する十分の容量があるかを確認する(S3210)。
POOL−VOLの残サイズが十分にあると判定した場合は、プール制御プログラム3507は、POOL−VOLのPSCB3524を、仮想ボリュームのVVOL−DIR3523に割り当る。これによって仮想ボリュームの領域をPOOL−VOLに新たに割り当てる(S3211)。そして、POOL管理情報3521の残サイズを変更して(S3212)、S3207に移行する。
一方で、POOL−VOLの残サイズが十分にないと判定した場合は、プール制御プログラム3507は、POOL管理情報3521の状態を「パンク閉塞」に変更する(S3213)。そして、I/O要求元のホスト計算機10及びストレージシステム管理装置20に、パンク閉塞を通知して(S3214)処理を終了する。
以上の処理によって、ホスト計算機10のデータのライト要求が完了する。
また、プール制御プログラム3507は、図24BのS3213において、POOL−VOLがパンク閉塞となったことを検出すると(3301、図24C)、まず、そのPOOL−VOLに追加可能な第1種LDEVがあるか否かを判定する(S3302)。具体的には、プール制御プログラム3507は、パンク閉塞状態のPOOL−VOLとは異なるPOOL−VOL(POOL−ID)に設定されている第1種LDEVのうち、未使用のものが存在するか否かを判定する。
追加可能な第1種LDEVがあると判定した場合は、プール制御プログラム3507は、その第1種LDEVをPOOL−VOLに追加してストレージプールの拡張を実行する(S3306)。そして、新たなPOOL−VOLの空き領域を確認する(S3307)。そして、十分な領域が確保できたことを確認して、POOL−VOLのパンク閉塞を解除し、POOL−VOLを回復する(S3308)。
追加可能な第1種LDEVがないと判定した場合は、プール制御プログラム3507は、空き領域のある他のPOOL−VOLに、パンク閉塞状態のPOOL−VOLのデータを移動可能であるか否かを判定する(S3303)。
移動可能でないと判定した場合は、プール制御プログラム3507は、第1種LDEVを新たにストレージプールに設定し(S3304)、S3302に戻る。
移動可能であると判定した場合は、プール制御プログラム3507は、データを空き領域のあるPOOL−VOLに移動する(S3305)。そして、POOL−VOLのパンク閉塞を解除し、POOL−VOLを回復する(S3308)。
以上の処理によって、ストレージプールのPOOL−VOLの記憶領域が足りない場合にも、POOL−VOLの容量を確保することができる。
次に、ディスクドライブ装置(PDEV)の障害の処理を説明する。
図25は、ディスク障害発生時のフローチャートである。
ディスクI/Oプログラム3505は、指示に基づいてPDEV34からデータを読み出す、又はデータを書き込む。このとき、PDEV34からデータの読み出しが失敗した場合は、ディスクI/Oプログラム3505は、データの読み出しをリトライする。所定回数リトライが失敗した場合は、PDEV34に何らかの障害があると判定し、読み出し要求に係るPDEV34のディスク装置に障害を検出したことをドライブ診断プログラム3510に通知する。
同様に、ディスクI/Oプログラム3505は、データの書き込みが失敗した場合は、データの書き込みをリトライする。所定回数リトライが失敗した場合は、書き込み要求に係るPDEV34のディスク装置に障害を検出したことをドライブ診断プログラム3510に通知する。
また一方で、ドライブ診断プログラム3510は、定期的に診断処理を起動し、PDEV34のディスク装置の障害の発生を診断する。
ドライブ診断プログラム3510は、ディスクI/Oプログラム3507からディスク装置の障害の検知を受信した場合、又は、診断処理によってディスク装置の障害を検出した場合は(S4001)、アドレス管理テーブル3511を参照して、当該ディスク装置を含むPDEV34が所属している第1種VDEVのVDEV番号を取得する(S4002)。
次に、アドレス管理テーブルを参照して、取得したVDEV番号の第1種VDEVを構成するPDEV34のディスク装置を取得する。そして、取得した全てのディスク装置の障害の有無を判定する。障害が、そのVDEVに設定されている冗長度を超えて発生している場合は、そのVDEVを閉塞する。例えば、データディスクが二つ、パリティが一つ1のRAID構成において、同一のパリティグループに属する二つのディスク装置に障害が発生していた場合は、そのパリティグループのデータの普及は見込めない。そのため、そのディスク装置が所属するVDEVを閉塞する(S4003)。
次に、プール制御プログラム3507は、構成制御プログラム3503にVDEVの閉塞を指示する。構成制御プログラム3503は、その第1種VDEVのVDEV番号に対応するVDEV固有情報の属性を「閉塞」に設定する。これによってVDEVが閉塞される(S4004)。
次に、プール制御プログラム3507は、構成制御プログラム3503にLDEVの閉塞を指示する。構成制御プログラム3503は、その第1種LDEVのLDEV番号に対応するLDEV固有情報の属性を「閉塞」に設定する。これによってLDEVが閉塞される(S4005)。
次に、そのLDEVがストレージプールに設定されているか否かを判定する。まず、プール制御プログラム3507は、その第1種LDEVのLDEV番号に対応するLDEV固有情報のPOOL−IDを参照する。当該LDEVがPOOL−VOLに設定されていると判定した場合は、構成制御プログラム3503にPOOL−VOLの閉塞を指示する。構成制御プログラム3503は、そのPOOL−IDで示されるストレージプールのPOOL−VOLの状態を「閉塞」に設定する。これによってPOOL−VOが閉塞される(S4006)。
次に、プール制御プログラム3507は、ホスト計算機10及びストレージシステム管理装置20に、障害の発生及びPOOL−VOLの閉塞を通知する(S4007)。
以上の処理によって、ディスク装置に障害があった場合に、ストレージプールが閉塞される。
次に、ディスクドライブ装置(PDEV)の障害の回復処理を説明する。
ストレージシステム管理装置20は、ストレージシステム30から障害の発生及びPOOL−VOLの閉塞の通知を受信すると、管理者にその旨を通知する(S4101)。
管理者は、この通知を受けて、ストレージシステム30の障害発生対象のディスクドライブ装置を交換する(S4102)。
ストレージシステム30の構成制御プログラム3503は、ディスクドライブ装置が交換されてディスクドライブ装置の障害が解消されたことを検出する。そして、閉塞状態の第1種VDEVを回復する(S4103)。また、閉塞状態の第1種LDEVを回復する(S4104)。また、閉塞状態のPOOL−VOLを回復する(S4105)。
以上の処理によって、POOL−VOLの閉塞が回復する。
以上のように、本発明の第1の実施例の計算機システムでは、仮想的な領域である第2種VDEVを設定して第2種LDEVを設定する。そして、この第2種LDEVに物理デバイスであるPDEV34から構成された第1種LDEVを関連付けることによって、第2種LDEVを物理デバイスである記憶領域として利用できる。ホスト計算機10は、この第2種LDEVを仮想ボリュームとしてアクセスする。この第1種LDEVと第2種LDEVとの関連付けは、PSCB3524をVVOL−DIR3523に割り当てることよって設定する。また、このPSCB3524とVVOL−DIR3523との割り当てを変更することで、仮想ボリュームの記憶領域を動的に変更することができる。このようにすることによって、ストレージシステム30に備えられた物理デバイスの合計記憶容量を超えた容量の仮想ボリュームを設定することができ、計算機システムにおけるデータのアクセスの自由度が高まる。
また、ストレージシステム30において、ディスクI/Oプログラム3505は、ホスト計算機10からのI/O要求を受け付けたとき、I/O要求のアクセス先がストレージプールに設定されている第1種LDEVであった場合は、その要求を拒否する。すなわち、仮想ボリュームとして第2種LDEVに割り当てられている第1種LDEVへの外部からのアクセスを遮断する。このようにすることによって、仮想ボリュームに対応する第1種LDEVへの不用意なアクセスを避けることができ、ストレージシステムの安全性を向上する。
また、本発明におけるVDEVというある記憶領域をもつデバイスと、VDEVから定義されるLDEVを用いることで、物理的なPDEVの容量に依存しない形でPOOLの容量をLDEV単位に拡張/縮小できる。
VDEVから定義される、LDEV自体はPDEVの容量に依存せず、任意の容量を持つ論理的な記憶装置として定義可能である。
更に、POOLの拡張/縮小やPOOLの性格(例えば、シーケンシャルアクセスに特化したPOOL等)をデバイス単位に管理可能なストレージシステムの管理ソフトウェアの運用に容易に導入可能となる。
次に、本発明の第2の実施例の計算機システムを説明する。
本実施例では、前述の第1の実施例のように構成された計算機システムにおいて、ストレージシステム30が、電源切断時に管理情報をストレージプールに設定した領域に待避する。この領域をSYS領域と呼ぶ。
図27は、本実施例のストレージプールとSYS領域の説明図である。
SYS領域の構成は、SYS領域情報3525に格納される。
SYS領域情報3525は、POOL使用量カウンタ35251及びエントリ35252によって構成される。
POOL使用量カウンタ35231は、ストレージプールのLDEVに関連付けられているLDEVの情報である。エントリ35252は、PVOL800のLDEVの構成情報である。
エントリ35252は、LDEV番号(LDEV#)35253、PVOLアドレス35254、POOL−VOLアドレス35255、PSCB前方ポインタ35256及びPSCB後方ポインタ35257から構成される。
LDEV番号(LDEV#)35253は、LDEVの識別子である。PVOLアドレス35254は、PVOL中のLDEVのアドレスである。
POOL−VOLアドレス35255は、LDEVがPOOL−VOL900のLDEVに割り当てられている場合、そのPOOL−VOL900の識別子である。
PSCB前方ポインタ35256及びPSCB後方ポインタ35257は、LDEVがPOOL−VOLのLDEVに割り当てられている場合に格納される識別子である。POOL−VOLに割り当てられていない場合は、それぞれ「NULL」が格納される。
SYS領域に待避する管理情報は、ストレージキャッシュメモリ32又は共有メモリ33に格納されている情報である。具体的には、ストレージキャッシュメモリ32に格納されている、未反映のキャッシュデータである。また、ストレージシステム30の記憶領域の構成情報(VDEV、LDEV、ボリューム、ストレージプール、パス定義情報等)である。
ストレージシステム30が、電源を切断するときに、この管理情報をSYS領域に待避する。
ストレージシステム30は、電源の切断時に、PSCB3524からフリーPSCBキューを検索して、ストレージプールの未使用の領域を取得し、これをSYS領域として割り当てる。具体的には、フリーPSCBキューのPSCB3524を、SYS領域情報3524の各エントリに割り当てる。そして、割り当てたSYS領域に管理情報を格納する。このSYS領域の情報(アドレス及びサイズ)は、ストレージシステム30の不揮発メモリ330に格納する。
この後、電源の開通時に、ストレージシステム30は、まず不揮発メモリ330を参照して、管理情報が格納されているSYS領域の情報を取得する。そしてそのSYS領域格納されている管理情報を読み込んで、システムを再起動する。システムの再起動後は、SYS領域に設定されたPSCB3524を解除し、フリーPSCBキューに戻す。
以上のように、本発明の第2の実施例の計算機システムでは、PVOLの記憶領域であるLDEVのうち、未使用のものをSYS領域に設定する。特に、緊急の電源切断時など、SYS領域が予め設定されていない場合にも、VVOL−DIR3524を検索して未使用の記憶領域を取得してSYS情報を格納する。このようにすることで、計算機システムの可用性が高まる。
本発明の第1の実施例の計算機システムの構成ブロック図である。 本発明の第1の実施例の計算機ステムにおける記憶領域の説明図である。 本発明の第1の実施例のメモリのブロック図である。 本発明の第1の実施例のストレージシステム管理装置の構成ブロック図である。 本発明の第1の実施例のボリュームとLDEVとの説明図である。 本発明の第1の実施例のVDEVの設定のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のLDEV設定のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のVDEV管理情報の説明図である。 本発明の第1の実施例のLDEV管理情報の説明図である。 本発明の第1の実施例のアドレス管理テーブルの説明図である。 本発明の第1の実施例のVDEV及びLDEVの設定の別の変形例のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のVDEV及びLDEVの設定の別の変形例のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のストレージプールの設定のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のストレージプールの設定のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のPOOL管理情報の説明図である。 本発明の第1の実施例のVVOL−DIR及びPSCBの説明図である。 本発明の第1の実施例のPSCBの連結の一例の説明図である。 本発明の第1の実施例のPSCBの連結の他の例の説明図である。 本発明の第1の実施例の仮想ボリュームの設定のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のパスの定義のスローチャートである。 本発明の第1の実施例のターゲットデバイス情報の説明図である。 本発明の第1の実施例のストレージプールの拡張のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のストレージプールの縮小のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のストレージプールの解除のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のリード要求のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のリード要求のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のライト要求のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のライト要求のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のライト要求のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のディスク障害処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のディスク回復処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施例のストレージプールとSYS領域の説明図である。
符号の説明
10 ホスト計算機
20 ストレージシステム管理装置
30 ストレージシステム
32 ストレージキャッシュメモリ
33 共有メモリ
34 物理デバイス
35 電源スイッチ
36 電源
40 管理ネットワーク
50 ストレージネットワーク
60 ストレージプール
110 入力手段
120 出力手段
150 ディスクアダプタ
160 ネットワークアダプタ
170 ディスクドライブ
210 入力手段
220 出力手段

Claims (19)

  1. 計算機及び管理装置と接続され、前記計算機がアクセスする記憶装置と前記記憶領域を制御する制御部とを備えたストレージシステムにおいて、
    前記制御部は、
    前記記憶装置に第1の論理デバイスを含む第1の仮想デバイスを設定し、
    前記計算機がアクセスする仮想ボリュームを構成する第2の論理デバイスを含む第2の仮想デバイスを設定し、
    前記第2の論理デバイスに前記第1の論理デバイスのアドレスを割り当て、
    前記第2の論理デバイスと前記第1の論理デバイスとの割り当てを変更して、前記仮想ボリュームの記憶領域を変更することを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記記憶装置は、前記仮想ボリュームに関連付けるプールボリュームを備え、
    前記制御部は、
    前記第1の論理デバイスの属性をプールボリューム属性に設定し、当該プールボリューム属性の第1の論理デバイスのアドレスを前記第2の論理デバイスのアドレスに割り当てることで、第1の論理デバイスを第2の論理デバイスに割り当てることを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記制御部は、前記第1の論理デバイスに前記プールボリュームの識別子を設定することで、前記第1の論理デバイスをプールボリューム属性に設定することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  4. 前記制御部は、
    さらに新たな前記第1の論理デバイスの属性を前記プールボリューム属性に設定して、前記プールボリュームの容量を拡張することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  5. 前記制御部は、
    前記プールボリューム属性の少なくとも一つの第1の論理ボリュームの属性を解除して、前記プールボリュームの容量を縮小することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  6. 前記制御部は、
    前記プールボリューム属性の第1の論理ボリュームの属性を解除する際に、当該第1の論理ボリュームを確認し、
    当該第1の論理ボリュームにデータが格納されている場合は、当該第1の論理デバイスの属性を解除しないことを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  7. 前記制御部は、
    前記プールボリューム属性の全ての第1の論理ボリュームの属性を解除して、前記プールボリュームを解除することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  8. 前記第1の論理デバイスの識別子を含む第1の構成情報と前記第2の論理ボリュームの識別子を含む第2の構成情報とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1の構成情報の識別子を、前記第2の構成情報に格納することで、前記第2の論理デバイスを前記第1の論理デバイスに割り当てることを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  9. 前記第1の構成情報は、前記第1の論理デバイスの識別子と、当該第1の論理デバイスのアドレスと、当該第1の論理デバイスの前後の領域の識別子とを含み、
    前記第2の構成情報は、前記第2の論理デバイスの識別子と、当該第2の論理デバイスのアドレスとを含むことを特徴とする請求項8に記載のストレージシステム。
  10. 前記制御部は、
    前記仮想ボリュームと、当該仮想ボリュームにアクセスする計算機との接続ポート番号と、経路の情報とを対応付けて、当該仮想ボリュームを前記計算機がアクセス可能に設定する特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  11. 前記制御部は、
    前記ホスト計算機からデータの読み出し要求を受信したときに、読み出し要求に係るアドレスに対応する論理デバイスの種類を特定し、
    特定した論理デバイスが第2の論理デバイスであった場合は、当該第2の論理デバイスに割り当てられている第1の論理デバイスを特定し、
    特定した第1の論理デバイスから、読み出し要求に係るデータを読み出すことを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  12. 前記制御部は、
    前記ホスト計算機からデータの書き込み要求を受信したときに、書き込み要求に係るアドレスに対応する論理デバイスの種類を特定し、
    特定した論理デバイスが第2の論理デバイスであった場合は、当該第2の論理デバイスに割り当てられている第1の論理デバイスを特定し、
    特定した第1の論理デバイスに、書き込み要求に係るデータを書き込むことを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  13. 前記制御部は、
    前記ホスト計算機からデータの書き込み要求を受信したときに、書き込み要求に係るアドレスに対応する論理デバイスの種類を特定し、
    特定した論理デバイスが第2の論理デバイスであった場合に、当該第2の論理デバイスに前記第1の論理デバイスが割り当てられていない場合は、当該第2の論理デバイスに前記プールボリューム属性の第1の論理デバイスを割り当てることを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  14. 前記制御部は、
    前記ホスト計算機からの要求を受信したときに、要求に係るアドレスに対応する論理デバイスの種類を特定し、
    特定した論理デバイスがプールボリューム属性の第1の論理デバイスであった場合は、当該要求を拒否することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  15. 前記制御部は、
    前記記憶装置の障害を検出したときに、
    当該記憶装置を含む第1の仮想デバイスを閉塞し、
    当該第1の仮想デバイスに含まれる第1の論理デバイスを閉塞し、
    当該第1の論理デバイスがプールボリューム属性である場合に、当該プールボリュームを閉塞することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  16. 前記制御部は、
    電源切断時に、前記プールボリューム属性の第1の論理デバイスにストレージシステムの管理情報を格納し、
    電源再開時に、前記格納された管理情報を読み出してストレージシステムを起動することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  17. 前記制御部は、
    電源切断時に、前記プールボリューム属性の第1の論理デバイスのうち、データが格納されていない第1の論理デバイスを取得し、取得した当該第1の論理デバイスにストレージシステムの管理情報を格納し、
    電源再開時に、前記格納された管理情報を読み出してストレージシステムを起動することを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  18. 計算機及び管理装置と接続され、前記計算機がアクセスする記憶装置と前記記憶領域を制御する制御部とを備えたストレージシステムの構成変更方法であって、
    前記記憶装置に第1の論理デバイスを含む第1の仮想デバイスを設定する第1のステップと、
    前記計算機がアクセスする仮想ボリュームを構成する第2の論理デバイスを含む第2の仮想デバイスを設定する第2のステップと、
    前記第2の論理デバイスに前記第1の論理デバイスのアドレスを割り当てる第3のステップと、
    前記第2の論理デバイスと前記第1の論理デバイスとの割り当てを変更して、前記仮想ボリュームの記憶領域を変更する第4のステップと、
    を備えることを特徴とする構成変更方法。
  19. 前記記憶装置は、前記仮想ボリュームに関連付けるプールボリュームを備え、
    前記第3のステップは、
    前記第1の論理デバイスの属性をプールボリューム属性に設定し、当該プールボリューム属性の第1の論理デバイスのアドレスを前記第2の論理デバイスのアドレスに割り当てることで、第1の論理デバイスを第2の論理デバイスに割り当てる第5のステップを備えることを特徴とする請求項13に記載の構成変更方法。
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