JP2006338187A - 監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発煙装置の自動起動による誤作動の可能性を低減しつつ、かつ、犯罪に対して迅速に対応することのできる信頼性の高い監視装置を提供すること
【解決手段】 画像センサ2から「人検出」信号を受信(S201;Yes)、または「侵入確定1」信号(S204;Yes))を受信したときは、対応する異常信号を監視センタ装置31へ送信し(S202、S205)するとともに、監視センタ装置31に画像データを送信する(S203,S206)。画像データが送信されると、画像送信フラグがONとなる。画像センサ2から侵入可能性の極めて高い「侵入確定2」信号を受信すると(S204;No)、「侵入確定2」信号を監視センタ装置31に送信するとともに(S207)、画像フラグの状態がOFFのときには(S208;Yes)、威嚇手段3を自動起動し、画像送信フラグがONのときには(S208;No)、自動起動を行わない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、監視対象に設置された撮像装置、各種センサ、及び侵入者を威嚇する威嚇装置が接続されている監視装置を、通信回線を介して遠隔の監視センタから監視している警備システムに関し、特に、監視対象に設置された威嚇装置を、監視センタから遠隔起動することと、監視装置が独自に自動起動することができる監視装置に関する。
近年、住宅などの監視対象内で発生した異常を、遠隔の監視センタにおいて監視する警備システムが普及している。このような警備システムでは、監視対象内に設置された扉開閉検知センサ、人体検知センサ、ガラス破壊センサ、壁破壊センサ等の各種センサ(以下、単に「センサ」と称する)、及びCCDカメラ等の撮像装置を監視装置に接続し、異常が発生したら監視装置から通信回線を介して遠隔の監視センタに異常信号や画像データを送信している。監視装置には所定のデータを記録した警備用カード(磁気カードまたはICカード等)を読み取るカードリーダが備えられており、利用者が警備用カードを操作することにより、監視対象を監視する監視セットモード、または監視を行なわない監視解除モードに設定を切り換えている。
特許文献1に記載のシステムでは、さらに、大量の煙を放射して侵入者を威嚇することができる発煙装置を設けており、発煙装置を起動させて侵入者を威嚇することにより犯罪行為を抑止している。このシステムでは、発煙装置を手動で遠隔起動する場合と、監視装置が自動で起動する場合とがある。手動による遠隔起動の動作は次の通りである。監視セットモード中にセンサが侵入者を検知すると、CCDカメラにより撮影された画像データを、遠隔地に設けられた監視センタ装置に送信する。監視センタでは、監視員が表示手段を常時モニタして、監視対象に異常がないかどうかを監視している。監視員は監視装置から受信した異常信号及び画像データに基づいて状況を判断し、必要に応じて、監視センタに設けられている起動操作部を操作して発煙装置を起動させる。
起動操作部が操作されると、発煙装置を遠隔起動させる遠隔起動信号が監視装置に送信される。監視装置は、遠隔起動信号を受信すると発煙装置を起動させる。これにより、侵入領域において煙が噴出されて、侵入者の犯罪行為を阻止または牽制することができる。この場合、監視員がCCDカメラの画像により監視対象の状況を確認して手動により発煙装置を起動するので、発煙装置の正確かつ確実な起動が可能となる。
また、特許文献1には監視装置が独自に発煙装置を起動することも記載されている。監視装置は、建物破壊を検知するガラス破壊センサ、壁破壊センサ等の特定のセンサが検知すると、監視センタからの遠隔起動信号によらず、監視装置が独自に発煙装置を起動させる。これにより、監視センタに回線接続をして画像データを送信する時間、及び監視員が画像を確認する時間を待たなくとも発煙装置を起動することができるので、短時間で行われる犯行に対して迅速な対応することが可能となる。
特開2004−171235号公報
上述の通り、特許文献1の警備システムは、監視員が監視対象の状況を確かめた上で監視センタから発煙装置を起動させる遠隔起動機能と、監視装置が独自に発煙装置を起動させる自動起動機能を備えている。
しかしながら、遠隔起動機能による発煙装置の起動は、正確かつ確実な起動が可能となる反面、監視センタで監視員が画像を確認できる状態となるためには、回線接続をして画像データを送信する時間が必要である。従って、短時間での犯行を目的とする犯罪に迅速に対処することができない。一方、監視装置による発煙装置の自動起動機能は、遠隔起動機能に比べて迅速に犯罪に対処することができるものの、建物破壊センサ等の検出装置の精度に依存するものであるため、侵入者以外の要因による強い振動またはセンサの誤作動を建物破壊であると誤認識して、発煙装置を誤起動させてしまう可能性を完全に排除することは困難である。このような誤作動による発煙装置の起動は、監視サービスの提供先に甚大な迷惑をかけてしまうおそれがある。特に監視対象となる建物がATMブースやオフィスである場合には、発煙装置の誤起動は、提供先の営業や業務を妨害してしまう可能性が高い。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、監視装置の自動起動による誤作動の可能性を低減しつつ、かつ、犯罪に対して迅速に対応することのできる信頼性の高い監視装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の実施態様に係る監視装置は、監視領域を撮像する撮像手段と、侵入者を検知し異常信号を送信する検知手段と、侵入者を威嚇する威嚇手段とが接続され、さらに、通信回線を介して監視センタ装置と接続される監視装置であって、前記検知手段から前記異常信号を受信すると前記撮像手段により撮像された画像データを前記監視センタ装置に送信を開始するとともに当該送信した旨を記憶し、前記監視センタ装置から前記威嚇手段の遠隔起動信号を受信する通信制御部と、前記検知手段から受信した前記異常信号における異常の種類を判定して前記威嚇手段を起動するか否かを判断する監視制御部と、前記遠隔起動信号の受信、または、前記画像データを送信したことを記憶していないときに前記監視制御部が前記威嚇手段を起動すると判断すれば前記威嚇手段を起動する起動制御手段とを具備した特徴とする。
この態様では、画像データをすでに監視センタ装置に送信したことを記憶していれば、起動制御手段は、監視制御部が威嚇手段を起動する判断をしても威嚇手段を起動しない。画像データを監視センタ装置に送信開始したことを記憶するタイミングは、監視センタ装置で監視領域の状態を画像にてすぐに確認できる状態であれば、どのようなタイミングでもよい。例えば、画像データのうち、最初の一枚目の画像の送信を開始したときや、最初の一枚目の画像を監視センタ装置が受領したことを示す信号を受信したときとすることが可能である。これにより威嚇手段を迅速に起動する迅速対応性を維持しつつ、監視センタで監視領域の状態をすぐに確認できる場合には、自動起動による誤動作の危険を抑制することが可能となる。
本発明の他の態様に係る監視装置は、前記通信制御部が、前記画像データの送信を停止すると、前記送信した旨の記憶を消去することを特徴とする。この態様は、自動起動の禁止の終了時期を画像データの送信停止時としたものである。画像データの送信を停止すると、再び監視センタ装置にて画像が確認できるようになるまで時間がかかるため、自動起動の禁止を解除し、以後の自動起動を行えるようにしたものである。
本発明の他の態様に係る監視装置は、前記通信制御部が、前記異常信号に基づく異常状態が復旧されると、前記送信した旨の記憶を消去することを特徴とする。この態様では、自動起動禁止の終了時期を異常信号に基づく異常状態が復旧されたときとしたものである。異常状態が復旧してしまうと、検知手段が侵入者を検知したときに再び監視センタにて画像が確認できるようになるまで時間がかかるため、復旧後の自動起動を行えるようにしたものである。
本発明の他の態様に係る監視装置は、前記検知手段が、前記撮像手段により撮像した画像を解析することにより判定して前記異常信号を出力する画像センサであることを特徴とする。この態様では、画像センサが撮像機能を備えるとともに、撮像した画像を解析して侵入者を検知する異常検知機能を有している。画像解析により、より高度の侵入異常判断ができるため、自動起動機能の精度を向上させることが可能となり、自動禁止機能との統合により、より誤動作のリスクを軽減することが可能となる。
本発明の他の態様に係る監視装置は、前記画像データが、現状態画像データであることを特徴とする。この態様では、侵入現場の最新の画像である現状態画像データがすでに送信開始されている場合に限り、自動起動を禁止するものである。画像データには、侵入者を検知したときの検知前後の状態を示す画像を蓄積しておき、この蓄積画像データを送信する場合もある。威嚇手段の起動は、侵入者が威嚇手段の近くに存在するときに起動の効果を発揮できるので、現場の現在の状態を正確に把握できる現状態画像データが送信されていることを、自動起動禁止の条件としたものである。
本発明の監視装置では、画像データが監視センタ装置にすでに送られているとき(送信中を含めてもよい)には、監視装置による威嚇手段の自動起動は禁止され、仮に威嚇手段を起動するべき異常信号を検知したとしても、監視装置は威嚇手段を起動しない。画像データが監視センタ装置にすでに送信されているときは、監視センタ装置では画像データにより迅速に監視対象の状況を確認することができるので、監視センタ装置において迅速かつ正確な状況判断と対処が可能となる。そのため、この間は、威嚇手段の起動の是非は監視センタ装置を監視している監視員の判断に委ねるようにしたものである。したがって、自動起動より正確に威嚇手段を起動させることが可能となり、かつ、誤起動を防止することができる。
本発明に係る監視装置を、図面を用いて説明する。図1は本発明の監視装置1を用いた警備システム10の一例を示す構成ブロック図である。監視装置1は、監視対象となる事業所・ビル・倉庫等に設けられる。監視装置1には、画像センサ2a〜2e、発煙装置3a〜3d、マグネットセンサや熱線センサ等の侵入センサ4、熱感知器や煙感知器等の火災センサ5、利用者が非常時に操作する非常ボタン6が接続されている。また、画像センサ2や侵入センサ4等の監視を有効にする監視セットモードや画像センサ2や侵入センサ4の監視を無効にする監視解除モードを設定するカードリーダ等を備えるモード設定器7も接続されている。図1の各画像センサ2a〜2eは、撮像手段と、撮像画像を解析して侵入者を検知する検知手段とが一体化されたものであり、撮像された画像データを出力するほか、侵入者を検知したときには異常信号を出力する。
発煙装置3は、侵入者に対する威嚇手段の一つであり、煙状物質を大量に噴出させて、侵入者を威嚇して視野を遮り、犯意を喪失または行動不能にするものである。威嚇手段としては、このほか、音声または光による威嚇装置、水、ペンキ、特殊塗料等を噴出する等のその他の物理的な威嚇装置を設置することも可能である。
画像センサ2と発煙装置3は、監視対象内の複数の要所である金庫室やCD/ATMコーナー等の監視領域ごとに対応付けられて設置されている。図中において、破線の枠内の画像センサ2と発煙装置3が対応付けられて設置されていることを示している。図に示すように、「画像センサ2と発煙装置3」の関係は必ずしも1対1で対応づけて設置する必要はなく、1対1(画像センサ2a:発煙装置3a)、複数対1(画像センサ2b、2c:発煙装置3b)、1対複数(画像センサ2d:発煙装置3c、3d))、1対0(画像センサ2e:発煙装置無し)の関係で対応付けて設置しても良い。
画像センサ2と発煙装置3の具体な設置例としては、例えば、同じ部屋に画像センサ2と発煙装置3を1対2で対応づけて設置する場合として、重要な監視対象物(金庫等)を撮影範囲内に納める1台の画像センサ2と、監視対象物の上の天井と監視対象物の近くにそれぞれ1台ずつ、合計2台の発煙装置3を設ける等がある。画像センサ2と発煙装置3を1対複数の関係で設置すると、重要な監視対象物に関しては、複数回発煙装置3を起動することが可能となり、犯罪抑止効果を高めることが可能となる。また、1台の画像センサ2で監視できる広い範囲をカバーできる場合には、1台の画像センサ2に対応付けて複数の発煙装置3を設けることも可能である。
監視装置1は、さらに、ISDN回線等の通信回線20を介して、遠隔の画像監視センタ30に接続されている。画像監視センタ30内には監視センタ装置31が設置されており、監視センタ装置31は、図示しない表示手段および操作手段を備えている。画像監視センタ30には通信回線20を介して複数の監視対象に設置された監視装置1が接続されており、各監視対象の状況が監視センタ装置31の表示手段に表示可能である。監視員は、表示手段により複数の監視対象からの異常信号や画像を監視しており、必要な場合には、操作手段を操作することにより、監視センタ装置31から監視対象に設置されている発煙装置3を起動することができる。画像を確認した結果、異常がないと判断した場合、または異常に対する対応処理が終了した場合には、監視員は監視センタ装置31から監視装置1に復旧信号を送信して、監視装置1の異常状態をリセットし、監視装置1を異常状態でない監視セットモードに復旧させることができる。
(画像センサ)
画像センサ2は、CCDやMOS型(CIS等)の撮像手段と、撮像手段が撮像した画像を解析して侵入者を検知する検知手段とを備えている。検知手段は、撮像した画像を解析して、人の侵入可能性の確度を段階的に判定することが可能である。この実施例では、侵入可能性(確度)を3段階のレベルで判定し、確度の低い方から順に第1の異常信号(以下、「人検出」信号と称する)、第2の異常信号(以下、「侵入確定1」信号と称する)、第3の異常信号(以下、「侵入確定2」信号と称する)を監視装置1に出力している。「人検出」信号は、人の侵入と考えられ異常が発生した状態であるがその確度がまだ低い状態である。「侵入確定1」信号は、人の侵入の可能性が「人検出」信号より高いが、まだ確実性に少し懸念が残る程度の場合に出力される。「侵入確定2」信号は、極めて高い確度で人が侵入していると判断される最高レベルの異常信号である。この明細書の例では、「侵入確定2」信号を、発煙装置3を起動させる異常信号として指定している。画像データを解析することにより、人の侵入可能性を正確に判定する画像センサの具体例については、後ほどより詳細に説明する。
また、画像センサ2は、監視装置1からの要求に応じて、撮像手段により撮像した画像データを監視装置1へ送信する。送信する画像データには、現状態画像データと、蓄積画像データとがある。現状態画像データは、撮像手段が撮像した最新の画像をリアルタイムで送信する画像データであり、蓄積画像データとは、検知手段が侵入者を検知した時及びその前後の画像である。例えば、各画像センサ2は、蓄積画像データとして、侵入者を検知した時とその直前2枚の画像フレームと、その直後7枚の画像フレームをセットとして、合計10枚の画像フレームを記憶しており、蓄積画像送信要求に応じて10枚の画像フレームを監視装置1に送信する。
(画像センサによる画像データ及び異常信号の送信)
図2を用いて、監視装置1からの要求に対する各画像センサ2の動作手順を説明する。図2は、監視装置1との通信動作処理手順の一例を示すフローチャートである。画像センサ2は、監視装置1からの要求信号により、監視装置1へ要求に応じた情報を送信する。各画像センサ2は監視装置1の要求信号が自己宛の要求であるかどうかを確認して、自己宛の要求信号であると判断すると(S101;Yes)、受信した要求信号が蓄積画像データの要求信号であるかを判定する(S102)。蓄積画像データの要求信号であれば(S103;Yes)、画像センサ2は、蓄積されている蓄積画像データを監視装置1に送信する(S109)。そうでない場合(S102;No)は、工程S103に進む。工程S103では、受信した要求信号が現状態画像データの要求信号であるかを判定する。現状態画像データの要求信号である場合(S103;Yes)、画像センサ2は撮像手段により撮影した現状態画像データを、監視装置1に送信する(S104)。
現状態画像データの要求信号ではない場合(S103;No)、現状報告要求の信号であるかどうかが確認され(S105)、現状報告要求の信号でない場合には(S105;No)、工程S110に進む。工程S110では、受信した要求信号に応じた処理を行う。例えば、蓄積画像の削除要求の場合は、保持している蓄積画像データを解除し、正常時の循環記憶動作に戻す。あるいは現状態画像の要求を終了する信号を受信した場合は、現状態画像の送信を停止する。
現状報告要求の信号である場合には(S105;Yes)、画像センサ2が保持している異常信号があるか否かを確認し(S106)、保持しているときには、保持している異常信号を監視装置1に送信する(S107)。異常信号を保持していない場合には(S106;No)、正常信号を監視装置1に送信する(S108)。
(監視装置の構成)
図3に、本発明の一実施形態にかかる監視装置1の機能ブロック図を示す。監視装置1は、主制御部100、センサI/F(インタフェース)101、通信I/F102、画像センサI/F105、表示手段103、記憶手段104、操作部106を備えている。主制御部100は、CPUまたはMPU、及び記憶手段104に記憶されている制御プログラム及び制御データ等から構成されており、異常監視手段110及び起動制御手段120を備えている。
センサI/F101は、侵入センサ4、火災センサ5、非常ボタン6からの信号を主制御部100へ入力するためのインタフェースである。通信I/F102は、通信回線20を介して画像監視センタ30の監視センタ装置31からの信号を受信して主制御装置100に入力し、また、各種異常信号及び画像センサ2からの画像データを、通信回線20を介して監視センタ装置31に出力するインタフェースである。画像センサ1/F105は、画像センサ2からの異常信号や画像データを異常監視手段110へ入力し、また、異常監視手段110からの要求信号を画像センサ2へ出力するインタフェースである。
記憶手段104は、主制御部100が動作するための制御プログラム、制御データを記憶している他、モード設定器7によって設定される監視モード、各種センサの異常状態、監視装置1による自動起動を禁止するか否かを判定するための監視センタ装置31への画像送信フラグ、画像センサ2と発煙装置3との対応テーブル等を記憶している。また、画像センサ2から受信した画像の一時記憶エリアとしても使用される。
表示手段103は、監視対象において発生した異常内容や監視モードの表示、モード設定器7による設定操作内容等を表示する液晶ディスプレイである。操作部106は、記憶手段104に記憶された異常状態フラグ、画像送信フラグ等を消去して、監視装置1の異常状態を復旧するためのボタン等のスイッチである。
(主制御部の構成)
主制御部100の異常監視手段110及び起動制御手段120についてより詳細に説明する。主制御部100の異常監視手段110は、監視対象の異常を監視し、異常が発生した場合には発生した異常に対する対応処理を実行する。異常監視手段110は、通信制御部111と監視制御部112を備えている。通信制御部111は、監視制御部112の制御に基づいて、監視センタ装置31との通信回線20を通じたデータ通信を制御する。監視制御部112は、ポーリングにより各画像センサ2の状態を順次確認し、異常が発生した場合には異常の種類を判定して、判定に応じた対応処理をとるようにプログラムされている。
起動制御手段120は、発煙装置3の起動を制御する。起動制御手段120は、起動判定部121と起動部122を備えており、起動判定部121は、「侵入確定2」信号を受信したときに、記憶手段104に記憶されている画像送信フラグに基づいて、発煙装置3を起動させるかどうかの判定を行う。起動判定部121は、判定結果に基づいて、自動起動信号の出力を許可または禁止する。起動部122は、起動判定部121からの出力される自動起動信号または、監視センタ装置31からの送信される遠隔起動信号に基づいて、発煙装置3を起動させる。
(異常信号受信時の監視装置の対応処理手順)
図4を用いて、画像センサ2から異常信号を受信したときの監視装置1の主制御部100の処理手順の一例を説明する。
画像センサ2が侵入者を検知すると、監視装置1の主制御部100のポーリングに応答して、監視装置1に対して異常状態に応じた異常信号を送信する。監視装置1は、画像センサ2から異常信号を受信すると、まず、最下位レベルの「人検出」信号であるかどうかを確認する(S201)。「人検出」信号の場合には(S201;Yes)、監視センタ装置31へ「人検出」信号を送信するとともに(S202)、蓄積画像データを送信するための一連の処理を起動する(S203)。本処理手順により、蓄積画像送信処理が起動されると、蓄積画像データの送信処理は本基本処理手順とは別個に独立して実行される。これは、後述する現状態画像データの送信処理も同様である。従って、画像送信中であっても、画像センサへのポーリング及び異常信号受信処理は並行して順次実行される。また、画像送信処理が実行され、監視センタ装置31から画像受信許可信号を受信すると、画像送信フラグが「ON」となる。この画像送信フラグを「ON」にするタイミングについては、後に詳細に説明する。
「人検出」信号ではない場合(S201;No)、次のレベルである「侵入確定1」信号であるかどうかが確認される(S204)。「侵入確定1」信号である場合(S204;Yes)、監視センタ装置31へ「侵入確定1」信号が送信されるとともに(S205)、現状態画像データの送信処理が起動され(S206)、現状態画像データが送信される。
「侵入確定1」信号でもない場合(S204;No)、残りは「侵入確定2」であるので、監視センタ装置31に対して「侵入確定2」信号を送信する(S207)。次に、現在、画像送信フラグがOFFになっているかどうかを確認する(S208)。すでに異常信号を受信して蓄積画像データまたは現状態画像データの送信処理が起動されており、所定レベルまで進んでいると、画像送信フラグは「ON」であるため、発煙装置3を起動することなく、本基本処理を終了する(S208;No)。画像送信フラグが「ON」であるということは、既に監視センタ装置31に何らかの画像データの送信が行われており、画像監視センタで迅速に異常に対応することができる状態と考えられるため、監視装置1による発煙装置3の自動起動を行わないようにしたものである。
画像フラグが「OFF」の場合(S208;Yes)、まだ画像監視センタ30には何らの画像データも送信されていないので、侵入者である可能性が極めて高い「侵入確定2」信号の場合にかぎり発煙装置3を監視装置1により自動起動させる(S209)。また、ただちに現状態画像データの送信処理を起動させて(S206)、監視センタ装置31に現状態画像データを送信する。
以上の説明からわかるように、監視制御部112は、複数の画像センサ2に対して現状要求信号を所定間隔で順次送信し、応答信号を受信することで、各画像センサ2が侵入者を検知していないかどうかを確認している。いずれかの画像センサ2から異常信号を受信すると、異常監視手段110は、画像センサ2が検知した異常信号のレベルを判定して、現状態画像データまたは蓄積画像データを送信するよう画像センサ2に対して要求し、画像センサ2から所定の画像データを取得する。取得した画像データは、監視装置1を介して、監視センタ装置31に送信する。異常監視手段110は、監視センタ装置31への画像データの送信に伴い、記憶手段の画像送信フラグをONにする。
監視センタ装置31には操作手段が設けられており(図示せず)、操作手段を操作することにより、発煙装置3を遠隔起動することができる。操作手段を操作すると、指定された発煙装置3を起動させるための遠隔起動信号が送信される。異常監視手段110は遠隔起動信号を受信すると、遠隔起動信号を起動制御手段120の起動部122に出力する。起動部122は遠隔起動信号を受信すると、自動起動信号とは異なり、無条件に対応する発煙装置3を起動して、大量の煙を噴出させる。
もし、いずれかの画像センサ2から「侵入確定2」信号を受信すると、起動判定部121は、画像送信フラグがONでないかどうかを確認し、画像送信フラグがONでなければ、起動部122に対して自動起動信号を出力する。起動部122は、自動起動信号を受信すると、発煙装置3を起動する。これにより、侵入可能性が極めて高い異常信号を受信したときに、監視センタ装置31の関与なくして、侵入者に対して発煙装置3が迅速に起動される。
「侵入確定2」信号を受信したときに、画像フラグがONであるときには、起動判定部121は自動起動信号の出力を禁止する。これにより、自動起動による発煙装置3の起動は禁止される。従って、起動判定部121により自動起動信号の出力が禁止されている間は、遠隔起動信号のみにより発煙装置3の起動が可能となる。
(全体動作1)
次に、監視セットモードが設定されてから監視解除モードが設定されるまでの各装置間の通信処理手順、および画像送信フラグのON/OFFの制御のタイミングの一例を説明する。図5は、現状態画像データを送信する場合の各装置間の通信手順を示す図である。基本処理手順は図4に示すフローチャートに従うものとする。図4の処理手順によると、現状態画像データの送信は、「侵入確定1」信号、「侵入確定2」信号を受信した際に行われる。これ以外に、監視センタ装置31からの現状態画像データの送信要求があった場合にも、現状態画像データを送信するが、監視センタ装置31にて監視対象についての異常状態を保持していない状態では、現状態画像を要求することはできない。これは監視対象が異常状態でない状況下でむやみに監視員が画像を見ることができないようにして、利用者のプライバシーを守るためである。
まず、警備システム10の利用者が、監視装置1のモード設定器7を操作して監視解除モードから監視セットモードに設定を変更すると、監視が開始される。監視セットモードでは、各画像センサ2に対して監視装置1からのポーリングにより現状報告要求信号が順次出力される。これに対して各画像センサ2は、異常がなければ正常信号を返信し、異常が発生していれば、その異常に応じて異常信号を返信する。
図5では、監視装置1が、画像センサ2の一つから「侵入確定1」信号を受信している。監視装置1は、「侵入確定1」信号を受信すると、通信回線20を補足し、監視センタ装置31に「侵入確定1」信号を送信する。同時に、異常の発生した画像センサ2に対して現状態画像データの送信要求信号を出力する。画像センサ2から要求に対する確認信号を受信すると、監視装置1は監視センタ装置31に現状態画像送信開始信号を送信する。画像センサ2からは、確認信号に続いて現状態画像データが送信されてくるので、現状態画像は監視装置1の記憶手段に一時記憶される。
監視センタ装置31は、監視装置1からの現状態画像送信開始信号を受信し、監視装置1に受信許可信号を送信する。監視装置1は、監視センタ装置31から受信許可信号を受信すると、画像送信フラグを「ON」にし、現状態画像データを監視センタ装置31に送信する。画像送信フラグが「ON」になると、起動判定部121(図3)は、監視装置1による発煙装置3の自動起動を禁止する。現状態画像データは、画像データの要求を終了する旨の現状態画像要求終了信号を監視センタ装置31から受信するまで、画像センサ2から送り続けられ、監視センタ装置31に順次送信される。
前述した通り、画像データの送信と画像センサ2の異常確認処理は並列して行われるので、現状態画像データが送信されているときであっても、各画像センサ2に対して現状報告要求のポーリングは行われている。今、現状態画像データの送信中に、「侵入確定2」信号を受信したとすると、「侵入確定2」信号は発煙装置3を起動する異常信号であるので、通常は監視装置1により発煙装置3を起動させる。しかし、画像送信フラグが「ON」であるので、監視装置1からの自動起動は禁止される。一方、監視センタ装置31からの遠隔起動は可能であるので、監視員の操作により監視センタ装置31から遠隔起動信号が送信されると、監視装置1は発煙装置3を起動させる。
発煙装置3を起動させた後も、現状態画像データは送信されるので、監視員は画像で現場の状態を確認することが可能である。その後、監視員が、これ以上現状態画像は不要であると判断すると、操作手段を操作して監視装置1に対して現状態画像要求終了信号を送信する。監視装置1は監視センタ装置31に対して確認信号を送信するとともに、画像センサ2に現状態画像送信要求終了信号を送信する。画像センサ2は、これにより現状態画像の送信を中止するとともに、確認信号を監視装置1に送信する。
その後、監視員は、異常対応処理がすべて終了すると、操作手段を操作して監視センタ装置31から異常復旧信号を送信し、異常状態をリセットし、異常状態でない監視セットモードに戻すことができる。その後も、監視装置1から画像センサ2に対してポーリングが行われるが、異常が発生していないので画像センサ2から正常信号が返信される。異常復旧信号により、画像送信フラグは「OFF」にされ、発煙装置3の自動起動が再び可能になる。
監視セットモードは、利用者又は画像監視センタ30の要請により急行した対処員がモード設定器7を操作することにより、解除される。尚、監視解除モードにした後、監視装置1の操作部106の異常復旧ボタンを操作することによっても、異常状態をリセットし復旧させることが可能である。
(全体動作2)
次に、図6を用いて、蓄積画像データの送信処理動作時の自動起動について説明する。画像送信の処理手順は、基本的に現状態画像データと同様である。但し、蓄積画像データの送信処理は、「人検出」信号を受信したときに行われるということと、蓄積画像データの送信処理は、侵入発生前後の10フレームの画像送信により終了するという点が異なる。
「人検出」信号を受信すると、通信回線20を補足し、監視センタ装置31に「人検出」信号を送信する。その後、蓄積画像送信開始信号を送信し、受信許可信号が返ってくると、画像送信フラグを「ON」にする。以降、画像送信フラグが「OFF」になるまで発煙装置3の自動起動が禁止される点は、図5の場合と同様である。
蓄積画像データが1フレームから10フレームまで順次送信されると、受信完了信号が監視センタ装置31から監視装置1に送信される。これにより、監視装置1は、画像センサ2に蓄積画像消去要求信号に送信する。画像センサ2はこれを受けて、蓄積画像を消去し、次の異常発生のために蓄積画像を順次更新する。
監視員は、さらに現状態画像の送信を要求することができる。操作手段の操作により監視センタ装置31から現状態画像データの要求があると、監視装置1は、画像センサ2に現状態画像データの送信を要求する。後の処理手順は、先に説明した現状態画像データの送信と同じである。現状態画像の確認の必要がなくなると、監視員による操作手段の操作がなされる。この操作により、監視センタ装置31は、現状態画像要求終了信号を送信し、異常復旧信号を送信する。監視装置1は復旧信号を受信すると、画像送信フラグを「OFF」にする。蓄積画像データの送信の場合も、この画像送信フラグが「OFF」となると、発煙装置2の自動起動が可能となる。
尚、起動判定部121において、自動起動信号の出力を禁止するかどうかの判定に用いる画像送信フラグをONにする条件は、監視センタ装置31により迅速に画像データの確認ができる状況であることを認定する条件を任意に設定することができる。例えば、監視センタ装置31が監視装置1から受信する画像データのうち最初の1枚の画像を受信すると、監視装置へ1枚目の画像の受信通知を送信するようにしておき、この受信通知を監視装置1が受信したときに、画像送信フラグをONにするようにしてもよい。
また、監視装置1が異常信号を受信してから回線接続をして監視センタ装置31に画像が到達するまでの時間を予め計測しておき、監視装置1に異常信号を受信したときにその時間を計時開始するタイマーを設けておく。そして、このタイマーがタイムアップした時点で画像送信フラグをONにすることもできる。さらに、画像送信開始信号を送信したときに画像送信フラグをONにしてもよい。さらに画像フラグをOFFにするタイミングを、監視センタ装置31から図5、図6に示している現状態画像要求終了信号を監視装置1が受信し、監視センタ装置31への現状態画像データの送信を停止したときとしてもよい。このようにすれば監視センタ装置31にて、監視員が監視領域のリアルタイムの画像を実際に確認可能な間は自動起動を禁止し、その他の状況では自動起動を行うことができ、短時間での犯行に迅速に対応することができる。
(画像センサの侵入者検知の実施例)
次に、図7乃至図9を用いて、画像センサ2について説明する。図7は、本発明の一実施形態にかかる画像センサ2を示す機能ブロック図である。図8は、侵入判定処理手順の一例を示すフローチャートである。図9は、人属性値と人以外の属性値との関係に基づく判定結果を示す図である。
画像センサ2は、画像センサ全体を制御する制御手段202、撮像制御手段207、監視対象領域を撮像するCCD、CMOS(CIS)等の撮像部205、撮像範囲を照明する照明部206からなる撮像手段と、撮像した画像データから侵入者を検知するための基礎データを抽出する画像解析部204、抽出された基礎データから侵入者存在の確度を複数段階に判定する侵入判定手段203からなる検知手段と、撮像した画像データを一時記憶する画像データ蓄積手段201、画像データを出力する画像データ出力手段200、及び監視装置1とのデータ通信を行う接続I/F(インタフェース)208とを備えている。
制御手段202は、画像センサ2の各部及び全体を制御する。撮像制御手段207は、制御手段202の制御の下、照明部206及び撮像部205を制御する。撮像部205は、撮像制御手段207の制御の下、定期的に監視対象領域を撮像し、撮像した画像データを画像データ蓄積部201に一時的に蓄積する。画像データ蓄積部201は、リング構造のバッファからなり、所定の枚数の画像データ(例えば10枚程度)を記憶し、古い画像を順次新しい画像に置き換えて循環記憶可能である。監視装置1が監視解除モードに設定されている場合、または監視セットモードに設定されていても侵入者を検知していない正常時には、このように循環記憶することにより、最新の画像データに更新しながら所定枚数を記憶している。侵入者を検知したときにはこの循環記憶が、その後7枚撮像した時点で停止する。これが蓄積画像データとなる。また、撮像部205が撮像した画像データは、現状態の画像要求があれば画像データ出力手段200に並行出力されることもある。
さらに、撮像部205が撮像した画像データは、画像解析部204にも入力される。画像解析部204は、背景画像記憶手段214、差分抽出手段212、トラッキング手段213、及び画像属性算出手段210を備えており、撮像した最新画像データと背景画像とを比較することで移動物体の存在を検出し、さらに移動物体の検出領域における画像データの持つ人属性、小動物属性、光属性、影属性等の属性を算出する。
画像解析部204の背景画像記憶手段214には、撮像領域の背景画像(侵入者等の移動物体が存在していないときの画像)が予め記憶されている。差分抽出手段212は、撮像部205で得られた入力画像と背景画像記憶手段214に記憶されている背景画像との差分処理を行い、変化のある差分領域を抽出する。トラッキング手段213は差分抽出手段212で得られた差分領域が前フレームでの差分領域と同じ物体によるものであると判定すれば、今回の差分領域に前回までの追跡情報を付与する。同じ物体であるとの判定は、例えば、重心の移動量と差分領域の大きさの変化が一定範囲内である等の条件を用いることにより行う。
画像属性算出手段210は、例えば、人属性算出手段221、小動物属性算出手段222、光属性算出手段223、影属性算出手段224等を備えており、それぞれの属性を算出する。これ以外にも、人の侵入かどうかの判定精度を向上させることのできる他の種類の属性算出手段を用いることも可能である。人属性算出手段221は、差分抽出手段212で得られた差分領域が人である場合に高い値となる「人属性値」を算出する。人属性値は、人らしさを表す特徴量、例えば、差分領域の大きさ、背景画像との正規化関数(背景画像と入力画像との一致度)、背景画像と比較した場合のエッジの変化率等から算出される。
小動物属性算出手段222は、差分領域が小動物である場合に高い値となる「小動物属性値」を算出する。小動物属性値は、小動物らしさを表す特徴量、例えば、差分領域の大きさ、移動方向と長軸の一致度、背景画像と比較した場合のエッジの変化率から算出される。
光属性算出手段223は、差分領域が光である場合に高い値となる「光属性値」を算出する。光属性値は、光らしさを表す特徴量、例えば、無照明画像での差分領域の平均輝度値、背景画像との正規化相関、背景画像と比較した場合にエッジの変化率、から算出される。
影属性算出手段224は、差分領域が影である場合に高い値となる「影属性値」を算出する。影属性値は、影らしさを表す特徴量、例えば、無照明画像での差分領域の平均輝度値、背景画像との正規化相関、背景画像と比較した場合のエッジの変化率から算出される。
侵入判定手段203は、差分抽出手段212およびトラッキング手段213で得られた変化のあった差分領域を、人属性値と光属性値、影属性値、小動物属性値を用いて、人であるかどうかの判定をする。人属性値が高く、光、影、小動物属性値が低いときに、「人」と判定する。閾値は3段階に設定されており、差分領域が侵入者に起因するものであるかどうかの確度を3段階のレベルで判定する。例えば、画像データの解析により差分領域が侵入者に起因する可能性が十分にあるが確度が低い「人検出」レベルと判定したときに最下位の「人検出」信号を出力し、「人検出」のレベルより確度の高い「侵入確定1」レベルと判定したときにその上位レベルの「侵入確定1」信号を出力し、「侵入確定1」レベルよりさらに高い確度であって侵入者であることがほぼ確実である「侵入確定2」レベルと判定したときにその上位レベルの「侵入確定2」信号を出力する。これらの異常信号は、接続インタフェース208を介して、監視装置1に対してフラグ情報またはコード化されたデジタル情報として送信する。
このような判定を行うための各属性値の算出方法及びの判定閾値は、監視領域の地形、背景、天然光及び人工光と影の関係などの監視対象の環境に応じて、自由に設定することができるが、環境に応じた実験データから最適値を確定することが望ましい。例えば、様々な環境(屋内、屋外、天気、昼、夜等の環境)において、人を移動させたり誤報要因を出現させたりする実験またはシミュレーションを繰り返し、実験データまたはシミュレーションデータを集積して解析することにより、より精度の高い属性値の特徴及び閾値情報を得ることが可能となる。
判定結果である異常信号は、制御手段202からの消去要求があるまで、侵入判定手段203内に保持される。最新の画像データに基づいて、より高レベルの判定が出た場合には、旧判定結果は、高レベルの段階の判定結果に置き換えられるように構成している。制御部202は、撮像した画像データ中に侵入者を検出しなくなったとき、侵入判定手段203内に保持している判定結果である侵入検出信号を消去する。
侵入判定手段203により「人検出」、「侵入確定1」または「侵入確定2」と判定され、かつ、監視セットモードになっていれば、制御手段202の制御により、画像データ蓄積手段201に蓄積する画像データを、判定直前の連続する数枚の画像データと、直後の数枚の画像データを記憶し保持する。例えば、画像データ蓄積手段201が10枚の画像データを保持可能だとすると、判定時を含む直前3枚の画像データと、直後の7枚の画像データを記憶し、この画像データを監視装置1から削除要求を受けるまで保持する。
画像データ出力手段200は、監視装置1からの要求に基づいて、画像データ蓄積手段201に記憶している蓄積画像データ、または撮像部205により撮像した現状態画像データを、接続インタフェース208を介して送信する。これらの画像データは監視装置1により監視センタ装置31に送信され、画像監視センタ30の監視員による侵入状況の確認に使用される。
次に、画像センサ2による判定処理手順の一例を、図9のフローチャートを用いて説明する。画像センサ2では、人属性値と平行して、人以外の属性値(光、影、小動物)を算出し、人属性値が高く、かつ、人以外の属性値が低い場合には、人と判断する。そして、変化領域が人である確度を3段階(侵入確定2>侵入確定1>人検出)のレベルで判定する。なお、「人検出」よりも確度が低い場合は、「人以外」との判定となる。
先ず、撮像制御手段207は、照明部206及び撮像部205を制御し、照明を点灯させたときの照明画像と、照明を消灯したときの無照明画像を取得する(S301、S302)。
取得された入力画像と背景画像記憶手段214に記憶されている背景画像との差分処理を行い、その輝度差分値が所定の閾値以上である画素を結合した差分領域を抽出する(S303)。抽出された差分領域が、トラッキング手段213により、前フレームの差分領域と同じ移動物体によるものであると判定されれば、今回の差分領域に前回までの差分領域情報(追跡情報)を付与する(S304)。同じ移動物体によるものであるかどうかは、重心の移動量と差分領域の大きさの変化が一定の範囲内であるかどうか等の条件により判定する。
これらの前処理が終わると、差分領域の属性算出処理が行われる(S305)。属性算出処理では、種々の属性が算出される。この実施形態では、人属性、小動物属性、光属性、影属性を算出する例を示す。各属性値が算出されると、それらの属性値に基づいて、人の侵入かどうかの判定が行われる(S306)。各属性値を算出する方法、及び人の侵入の判定方法の具体例について、以下に説明する。
(各属性値の算出方法の例示)
差分領域の人属性は、次の(1)〜(3)のような特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(1)差分領域の大きさ(T1)が、一定の範囲であると、人である可能性が高い
(2)差分領域における入力画像と背景画像の類似度が低いと、人の可能性が高い
(3)差分領域における背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が高いと、人の可能性が高い。
これらの特徴量は、人である可能性が高いほど1に近づき、低いほど0に近づくように正規化される。正規化後のこれらの特徴量をa1、a2、a3とし、それぞれの特徴量に対する重み付けをb1、b2、b3として、人属性値を次の式により求める。
・人属性値=a1×b1+a2×b2+a3×b3 但し、b1+b2+b3=1
小動物属性は、例えば、以下の(4)〜(6)の特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(4)差分領域の面積が小さいと、小動物である可能性が高い
(5)差分領域の長軸の傾きと移動方向の一致度合いが高いと、小動物の可能性が高い
(6)差分領域における背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が高いと、小動物である可能性が高い
このような特徴量から小動物属性値を算出する方法は、人属性値を算出する方法と同様の方法を用いる。但し、これらの特徴量に対する重み付けその他の条件は、環境に応じて、実験等を通じて確定する。
光属性値は、例えば、以下の(7)〜(9)の特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(7)無照明画像での差分領域の平均輝度が高いと、光の可能性が高い
(8)差分領域の入力画像と背景画像の類似度が高いと、光の可能性が高い
(9)差分領域の背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が低いと、光の可能性が高い
このような特徴量から光属性値を算出する方法は、人属性値を算出する方法と同様の方法を用いる。但し、これらの特徴量に対する重み付けその他の条件は、環境に応じて、実験等を通じて確定する。
影属性値は、例えば、(10)〜(12)の特徴量に重み付けをして、その総和を求めることにより算出する。
(10)無照明画像での差分領域の平均輝度値が低いと、影である可能性が高い
(11)差分領域での入力画像と背景画像の類似度が高いと、影である可能性が高い
(12)差分領域の背景画像と比較した入力画像のエッジの変化率が低いと、影の可能性が高い
このような特徴量から影属性値を算出する方法は、人属性値を算出する方法と同様の方法を用いる。但し、これらの特徴量に対する重み付けその他の条件は、環境に応じて、実験等を通じて確定する。
(「人の侵入」の判定方法の例示)
上述の方法により算出した各種属性値を用いて差分領域が「人の侵入」であるかどうか
の判定を行う。この判定は、「人の侵入」である場合を3段階のレベルに分けて判定する。人属性値を判定するための閾値X1、X2、X3と、他の属性値(例えば光、影、小動物属性値)を判定するための閾値Y1、Y2、Y3を用いて、「人の侵入」を判定する。これらの閾値は画像センサ2の侵入判定手段203に記憶されている。また、閾値相互はX1<X2<X3、Y1<Y2<Y3の関係を有する。
尚、上述の閾値(X1〜X3、Y1〜Y3)は、監視対象として想定される様々な環境において人を移動させて収集した多数の画像解析データ、及び検出実験により得た誤報データ等に基づいて、人の侵人の確率を統計的に算出して求めることができる。また、トラッキングによって追跡した差分領域の過去の情報に基づき、人属性値、光属性値、影属性値、小動物属性値の過去分を累積して、累積した属性値を用いて侵入可能性の判定を行ってもよい。
図10を参照して「人の侵入」の確度を複数段階に判定する方法について説明する。図10は、人属性値と人以外の属性値との関係に基づく判定結果を示している。なお、人以外の属性値は、算出された「小動物属性値」「光属性値」「影属性値」の中で最大値を用いて判定する。
同図において、「A」は、侵入可能性がないと判定するいわゆる「正常」の場合を示している。すなわち、人属性値がX1より小さい、又は、その他の属性値がY3より大きい場合に、侵入判定手段203が「正常」と判定する。
同図において、「B]は、人以外の要因の可能性も十分に残っており、侵入可能性がないと断定できない場合であって、いわゆる「人検出」の場合を示している。すなわち、人属性値がX1とX2の間、且つその他の属性値がY3より大きい場合または、人属性値がX1より大きく、且つその他の属性値がY2とY3の間である場合に、侵入判定手段203が「人検出」と判定する。
同図において、「C」は、人以外の要因の可能性が若干残っており、人の侵入が確実であると断定できない場合であって、いわゆる「侵入確定1」の場合を示している。すなわち、人属性値がX2とX3の間、且つその他の属性値がY2より小さい場合または、人属性値がX3より大きく、且つその他の属性値がY1とY2の間である場合に侵入判定手段203が「侵入確定1」と判定する。
同図において、「D」は、確実に侵入者であると断定できる場合であって、いわゆる「侵入確定2」の場合を示している。すなわち、人属性値がX3より大きく、且つその他の属性値がY1より小さい場合に侵入判定手段203が「侵入確定2」と判定する。
(その他の実施例)
上述の実施形態では、撮像手段と検知手段とが一体に構成された画像センサ2を用いた例を説明したが、前述した通り、撮像手段と検知手段は別体のものであってもよい。例えば、通常の監視カメラと赤外線センサと発煙装置(威嚇装置)とを対応づけて設置するように構成することもできる。この場合は、赤外線センサを複数設置しておいて、赤外線センサが1つだけ侵入者を検知したとき、監視装置1の監視制御部112は、上述の「人検出」信号を受信したときと同様の判定と処理をし、2つの赤外線センサが侵入者を検知したときには、上述の「侵入確定1」信号を受信したときと同様の処理をし、さらに3つ以上の赤外線が侵入者を検知したときには、上述の「侵入確定2」信号を受信したときと同様の処理を行うようにする。この際、1つまたは2つの赤外線センサが侵入者を検知したときには、「人検出」信号または「侵入確定1」信号を受信したときと同様に、発煙装置3を自動起動しないように構成する。
もっとも、1つの赤外線センサだけが侵入者を検知したときには監視装置1は発煙装置3を自動起動しないが、2つ以上の赤外線センサが侵入者を検知したときには、上述の「侵入確定2」の処理と同様に、原則として発煙装置3を自動起動し、所定の場合には自動起動を禁止するように構成することもできる。また、上述の実施形態では、蓄積画像データ、現状態画像データの種別に関係なく、画像送信フラグをONとしていたが、現状態画像データの場合のみ画像送信フラグをONにする構成としてもよい。
さらに、侵入者を検知したときの発煙装置3の自動起動を禁止する制御については、
(1)いずれか1つの画像センサ2により侵入者を検知した場合には代表の画像送信フラグをONにして、すべての画像センサ2に対応する発煙装置3の起動を禁止するように構成すること、
(2)画像センサ2ごとに画像送信フラグを持つ構成とし、いずれか1つの画像センサ1が侵入以上を検知したときには、当該画像センサ2に対応する発煙装置3のみに対して自動起動を禁止する構成すること、
のいずれの構成も可能である。
本発明の監視装置1を用いた警備システム10の一例を示す構成ブロック図である。 監視装置1と画像センサ2との通信動作処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる監視装置1の機能ブロック図である。 画像センサ2が異常を検出したときの監視装置の基本処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像センサが侵入者を検知したときに現状態画像データを送信する場合の各装置間の通信手順を示す図である。 画像センサ2が侵入者を検知したときに蓄積画像データを送信する場合の各装置間の通信手順を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる画像センサ2を示す機能ブロック図である。 画像センサ2の侵入判定処理手順の一例を示すフローチャートである。 人属性値と人以外の属性値との関係に基づく判定結果を示す図である。
符号の説明
1 監視装置 2(2a〜2e) 画像センサ
3(3a〜3d) 発煙装置 4 侵入センサ
5 火災センサ 6 非常ボタン
7 モード設定器 10 警備システム
20 通信回線 30 画像監視センタ
31 監視センタ装置 100 主制御部
101 センサI/F 102 通信I/F
103 表示手段 104 記憶手段
105 画像センサI/F 106 操作部
110 異常監視手段 111 通信制御部
112 監視制御部 120 起動制御手段
121 起動判定部 122 起動部
200 画像データ出力手段 201 画像データ蓄積手段
202 制御手段 203 侵入判定手段
204 画像解析部 205 撮像部
206 照明部 207 撮像制御手段
208 接続I/F 210 画像属性算出手段
212 差分抽出手段 213 トラッキング手段
214 背景画像記憶手段 221 人属性算出手段
222 小動物属性算出手段 223 光属性算出手段
224 影属性算出手段

Claims (5)

  1. 監視領域を撮像する撮像手段と、侵入者を検知し異常信号を送信する検知手段と、侵入者を威嚇する威嚇手段とが接続され、さらに、通信回線を介して監視センタ装置と接続される監視装置であって、
    前記検知手段から前記異常信号を受信すると前記撮像手段により撮像された画像データを前記監視センタ装置に送信を開始するとともに当該送信した旨を記憶し、前記監視センタ装置から前記威嚇手段の遠隔起動信号を受信する通信制御部と、
    前記検知手段から受信した前記異常信号における異常の種類を判定して前記威嚇手段を起動するか否かを判断する監視制御部と、
    前記遠隔起動信号の受信、または、前記画像データを送信したことを記憶していないときに前記監視制御部が前記威嚇手段を起動すると判断すれば前記威嚇手段を起動する起動制御手段と、
    を具備したことを特徴とする監視装置。
  2. 前記通信制御部は、前記画像データの送信を停止すると、前記送信した旨の記憶を消去する請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記通信制御部は、前記異常信号に基づく異常状態が復旧されると、前記送信した旨の記憶を消去する請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記検知手段は、前記撮像手段により撮像した画像を解析することにより判定して前記異常信号を出力する画像センサである請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の監視装置。
  5. 前記画像データは、現状態画像データである請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の監視装置。
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