JP2006337826A - ルックアップテーブル作成方法,ルックアップテーブル作成装置,ルックアップテーブル作成プログラム,記録媒体,画像出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶プロジェクタの輝度出力機能を十分に生かしながら、色出力の精度を向上させることができるルックアップテーブル作成方法を提供すること。
【解決手段】 液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxが、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αのL軸上における最大輝度点δmaxよりも大きな輝度位置に設定されているので、点δmaxを最大輝度出力点に設定した場合に比べて液晶プロジェクタ1の輝度出力機能を生かすことができ、また、液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxが、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αの最大輝度点βよりもsRGBの色域αにおける最大輝度点βに近く、当該点βとの色差が小さく設定されているので、最大輝度点βを液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点に設定した場合に比べて高い精度でsRGBに則った色出力を行うことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ルックアップテーブル作成方法,ルックアップテーブル作成装置,ルックアップテーブル作成プログラム,記録媒体,画像出力装置に関する。
従来、画像出力装置として、制御部による制御の下でRGB各色の液晶パネル(画像出力部)から出力されるRGB各色の画像を合成して出力する3板式の液晶プロジェクタが知られている。液晶プロジェクタでは、制御部への入力信号(Rin,Gin,Bin)を、RGB各色の液晶パネルへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)に補正するためのルックアップテーブルが、制御部におけるメモリに格納されている。RGB各色の液晶パネルは駆動信号(Rd,Gd,Bd)に応じてRGB各色の画像を出力し、その合成画像が液晶プロジェクタから出力される。ここで、液晶プロジェクタの出力画像の三刺激値を(Xout,Yout,Zout)とする。ルックアップテーブルは、液晶プロジェクタが入力信号(Rin,Gin,Bin)に応じて所望の画像出力(Xout,Yout,Zout)を行うことができるように、制御部への入力信号(Rin,Gin,Bin)とRGB各色の液晶パネルへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)との関係を記録してメモリに格納されている。
sRGB(standard RGB)のような色空間の規格においては、入力信号(Rin,Gin,Bin)に対する画像出力(Xout,Yout,Zout)の関係が規定されているので、当該関係を忠実に再現するようなルックアップテーブルを作成すれば、液晶プロジェクタにsRGBに正確に則った画像出力を行わせることができる。
図8に、液晶プロジェクタの出力可能色域αとsRGBの色域αとをL色空間において示す。なお、L色空間とは、CIE(Commission Internationale de l'Eclairage:国際照明委員会)によって定められた均等色空間である。明度指数Lは明度を表し、値が大きくなるほど明度が増す。クロマティクネス指数u,vは色度を表し、絶対値が大きくなるほど彩度が増す。
図8に示されるように、液晶プロジェクタの出力可能色域αとsRGBの色域αとは若干ずれていることが多い。そのため、液晶プロジェクタの出力可能色域αにおける最大輝度点βおよび最小輝度点γと、sRGBの色域αにおける最大輝度点βおよび最小輝度点γとは、それぞれ互いに一致していないことが多い。
図8において、sRGBに忠実なルックアップテーブルに基づいて液晶プロジェクタに無彩色(黒色(最小輝度)〜灰色〜白色(最大輝度))の画像出力を行わせる場合を考える。なお、無彩色は彩度が0なのでu=0,v=0(L軸(無彩色軸)上)である。ここで、液晶プロジェクタは出力可能色域α内においてのみ画像出力を行うことができるので、出力可能な無彩色(黒色〜灰色〜白色)の画像の範囲は、図8に示される矢印のようになる。ここで、矢印の各端点を構成するL軸(無彩色軸)と出力可能色域αの境界との2つの交点のうち、輝度が大きい交点δmaxにおけるLが液晶プロジェクタによって出力される画像の最大輝度を表しており、輝度が小さい交点δminにおけるLが液晶プロジェクタによって出力される画像の最小輝度を表している。
ところで、輝度に関してみれば、液晶プロジェクタは、本来、出力可能色域αにおける最大輝度点βに対応する最大輝度と、最小輝度点γに対応する最小輝度と、の間の範囲の輝度を有する画像を出力することが可能である。したがって、sRGBに忠実なルックアップテーブルを用いる図8の例においては、液晶プロジェクタの輝度出力機能を十分に生かしていない。
このような問題に鑑みて、液晶プロジェクタの輝度出力機能を十分に生かすことを目的とするルックアップテーブル作成方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
図9に、特許文献1に記載のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルに基づいて液晶プロジェクタが出力可能な無彩色(黒色〜灰色〜白色)画像の範囲を矢印によって示す。この図に示されるように、液晶プロジェクタは、出力可能色域αにおける最大輝度点βに対応する最大輝度で白色画像を出力することができるとともに、最小輝度点γに対応する最小輝度で黒色画像を出力することができる。したがって、特許文献1に記載のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルによれば、液晶プロジェクタの輝度出力機能を十分に生かすことができる。
特開2003−18415号公報
しかしながら、色度に関してみれば、明度指数Lに関する2つの閾値L th1とL th2とに挟まれる領域においては図8の例と同様に液晶プロジェクタにsRGBに忠実な色出力を行わせることができるものの、Lが当該領域から外れてしまうと(L>L th1、または、L<L th2)、液晶プロジェクタの色出力はsRGBからずれてしまう。特に、液晶プロジェクタが出力する最大輝度の白色画像(最大輝度点βに対応)の色度は、sRGBによって規定されている白色画像(最大輝度点βに対応)の色度と大きくずれており、また、液晶プロジェクタが出力する最小輝度の黒色画像(最小輝度点γに対応)の色度は、sRGBによって規定されている黒色画像(最小輝度点γに対応)の色度と大きくずれている。このように、特許文献1に記載のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルでは、特に大輝度領域および小輝度領域においてsRGBに則った正確な色出力を行うことができないという問題が生じていた。
なお、以上の説明では、画像出力装置として液晶プロジェクタを用いた場合を例にとっていたが、画像出力装置として液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,有機ELディスプレイ,CRTディスプレイなどの画像表示装置を用いた場合にも同様の問題が生じる。また、以上の説明では、sRGBに合わせてルックアップテーブルを作成する場合を例にとっていたが、他の色空間の規格に合わせてルックアップテーブルを作成する場合にも同様の問題が生じる。
本発明の目的は、画像出力装置の輝度出力機能を十分に生かしながら、色出力の精度を向上させることができるルックアップテーブル作成方法,ルックアップテーブル作成装置,ルックアップテーブル作成プログラム,記録媒体,画像出力装置を提供することである。
本発明のルックアップテーブル作成方法は、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成方法であって、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最大輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最大の交点と前記目標色域の最大輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最大輝度点と前記目標色域の最大輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最大輝度出力点に設定する最大輝度出力点設定工程と、前記画像出力装置に最大輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最大輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、を備えることを特徴とする。
このような構成のルックアップテーブル作成方法では、入力信号に対して画像出力装置が出力すべき画像を規定する目標色域(図8および図9におけるsRGBの色域αに相当)の最大輝度点(図8および図9における最大輝度点βに相当)との色差が、以下で具体的に述べる所定範囲内にある点を画像出力装置の最大輝度出力点(図8における点δmaxおよび図9における点βに相当)に設定している。ここで、図8および図9に示されるLv色空間では、色差が当該色空間における距離(ΔL*2+Δu*2+Δv*21/2に等しいので、画像出力装置の最大輝度出力点は、目標色域の最大輝度点から所定距離内にある点に設定される。図8および図9の例に関して具体的に説明すると、画像出力装置の出力可能色域α内の点であって、図8における最大輝度出力点δmax(無彩色軸(L軸)と出力可能色域αの境界との交点のうち輝度が最大の交点)、および、図9における最大輝度出力点β(出力可能色域αの最大輝度点)、のいずれの最大輝度出力点よりも目標色域αの最大輝度点βに近い点が画像出力装置の最大輝度出力点に設定される。ここで、設定された最大輝度出力点が図8における最大輝度出力点δmaxよりも目標色域αの最大輝度点βに近いので、図8の例に比べて画像出力装置の輝度出力機能を生かすことができ、また、設定された最大輝度出力点が図9における最大輝度出力点βよりも目標色域αの最大輝度点βに近く、当該最大輝度点βとの色差が小さいので、図9の例に比べて高い精度で目標色域αに則った色出力を行うことができる。
また、本発明のルックアップテーブル作成方法では、前記最大輝度出力点設定工程では、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、前記目標色域の最大輝度点との色差が最小の点を、前記最大輝度出力点に設定する、ことが好ましい。
このような構成のルックアップテーブル作成方法によれば、画像出力装置の最大輝度出力点を、目標色域の最大輝度点との色差が最小の点に設定しているので、より高い精度で目標色域に則った色出力を行うことができる。
また、本発明のルックアップテーブル作成方法は、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成方法であって、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最小輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最小の交点と前記目標色域の最小輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最小輝度点と前記目標色域の最小輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最小輝度出力点に設定する最小輝度出力点設定工程と、前記画像出力装置に最小輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最小輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、を備えることを特徴とする。
このような構成のルックアップテーブル作成方法では、目標色域の最小輝度点(図8および図9における最小輝度点γに相当)との色差が、以下で具体的に述べる所定範囲内にある点を画像出力装置の最小輝度出力点(図8における点δminおよび図9における点γに相当)に設定している。図8および図9の例に関して具体的に説明すると、画像出力装置の出力可能色域α内の点であって、図8における最小輝度出力点δmin(無彩色軸(L軸)と出力可能色域αの境界との交点のうち輝度が最小の交点)、および、図9における最小輝度出力点γ(出力可能色域αの最小輝度点)、のいずれの最小輝度出力点よりも目標色域αの最小輝度点γに近い点が画像出力装置の最小輝度出力点に設定される。ここで、設定された最小輝度出力点が図8における最小輝度出力点δminよりも目標色域αの最小輝度点γに近いので、図8の例に比べて画像出力装置の輝度出力機能を生かすことができ、また、設定された最小輝度出力点が図9における最小輝度出力点γよりも目標色域αの最小輝度点γに近く、当該最小輝度点γとの色差が小さいので、図9の例に比べて高い精度で目標色域αに則った色出力を行うことができる。
また、本発明のルックアップテーブル作成方法では、前記最小輝度出力点設定工程では、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、前記目標色域の最小輝度点との色差が最小の点を、前記最小輝度出力点に設定する、ことが好ましい。
このような構成のルックアップテーブル作成方法によれば、画像出力装置の最小輝度出力点を、目標色域の最小輝度点との色差が最小の点に設定しているので、より高い精度で目標色域に則った色出力を行うことができる。
また、本発明のルックアップテーブル作成装置は、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成装置であって、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最大輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最大の交点と前記目標色域の最大輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最大輝度点と前記目標色域の最大輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最大輝度出力点に設定する最大輝度出力点設定手段と、前記画像出力装置に最大輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最大輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のルックアップテーブル作成装置は、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成装置であって、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最小輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最小の交点と前記目標色域の最小輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最小輝度点と前記目標色域の最小輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最小輝度出力点に設定する最小輝度出力点設定手段と、前記画像出力装置に最小輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最小輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成手段と、を備えることを特徴とする。
以上のような構成の本発明のルックアップテーブル作成装置は、前述した本発明のルックアップテーブル作成方法を実施するための構成を備えているので、本発明のルックアップテーブル作成方法と同じ各作用・効果を奏することができる。
また、本発明のルックアップテーブル作成プログラムは、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成プログラムであって、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最大輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最大の交点と前記目標色域の最大輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最大輝度点と前記目標色域の最大輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最大輝度出力点に設定する最大輝度出力点設定工程と、前記画像出力装置に最大輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最大輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のルックアップテーブル作成プログラムは、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成プログラムであって、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最小輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最小の交点と前記目標色域の最小輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最小輝度点と前記目標色域の最小輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最小輝度出力点に設定する最小輝度出力点設定工程と、前記画像出力装置に最小輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最小輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体は、前記ルックアップテーブル作成プログラムが記録され、コンピュータによって読み取り可能である、ことを特徴とする。
以上のような構成のルックアップテーブル作成プログラムおよび記録媒体は、前述した本発明のルックアップテーブル作成方法を実施するために利用されるので、本発明のルックアップテーブル作成方法と同じ各作用・効果を奏することができる。
また、本発明の画像出力装置は、入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置であって、前記ルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルを前記制御部に格納している、ことを特徴とする。
このような構成の画像出力装置によれば、本発明のルックアップテーブル作成方法に関して前述した通り、当該画像出力装置の輝度出力機能を十分に生かしながら、色出力の精度を向上させることができる
続いて、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明における画像出力装置としての液晶プロジェクタ1の構成を示すブロック図である。液晶プロジェクタ1は、後述するルックアップテーブルに基づいて信号入力装置2からの入力信号(Rin,Gin,Bin)に応じた駆動信号(Rd,Gd,Bd)を生成可能な制御部11と、駆動信号(Rd,Gd,Bd)に応じたRGB各色の画像を出力可能な画像出力部としての液晶パネル12R,12G,12Bと、各液晶パネル12R,12G,12Bから出力されるRGB各色の画像を合成する合成光学系13と、を備えて構成される3板式の液晶プロジェクタである。液晶プロジェクタ1から出力される画像はスクリーン3などに投影される。制御部11におけるメモリ14には、信号入力装置2から制御部11へ入力される信号(Rin,Gin,Bin)を、RGB各色の液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)に補正するためのルックアップテーブル141が格納されている。ここで、液晶プロジェクタ1の出力画像の三刺激値を(Xout,Yout,Zout)とする。ルックアップテーブル141は、液晶プロジェクタ1が入力信号(Rin,Gin,Bin)に応じて所望の画像出力(Xout,Yout,Zout)を行うことができるように、制御部11への入力信号(Rin,Gin,Bin)とRGB各色の液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)との関係が記録されてメモリ14に格納されている。
本実施形態では、信号入力装置2から制御部11への入力信号(Rin,Gin,Bin)および各液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)は、いずれも8ビットの信号であって、それぞれ0〜255の整数値をとり得るものとする。また、本実施形態では、各液晶パネル12R,12G,12Bは、いわゆるノーマリブラック方式の液晶パネルであり、駆動信号Rd,Gd,Bdの値が大きいほど輝度の大きい画像を出力することができるものとする。すなわち、(Rd,Gd,Bd)=(0,0,0)のときには、液晶プロジェクタ1から最小輝度の黒色画像が出力され、(Rd,Gd,Bd)=(255,255,255)のときには、液晶プロジェクタ1から最大輝度の白色画像が出力される。
なお、図1では、各液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号を、それぞれ、Rd,Gd,Bdと一律に表現しているが、実際には、各駆動信号Rd,Gd,Bdは、各液晶パネル12R,12G,12Bにおける個々の液晶画素ごとに制御されるようになっている。しかしながら、本発明の技術内容を説明する上では本質的ではないので、以下、図1に示されているように、各液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号を一律にRd,Gd,Bdと表現し、説明を簡略化することにする。
図2は、ルックアップテーブル141を作成するための装置構成を示すブロック図である。この図に示されるように、液晶プロジェクタ1から出力される画像の三刺激値(Xout,Yout,Zout)を測定可能な色彩計4と、ルックアップテーブル作成装置5と、を利用してルックアップテーブル141の作成を行う。なお、ルックアップテーブル141の作成の際には、未だルックアップテーブル141がメモリ14に格納されていないので、制御部11は、信号入力装置2からの入力信号(Rin,Gin,Bin)をそのまま駆動信号(Rd,Gd,Bd)として各液晶パネル12R,12G,12Bに入力する。したがって、(Rin,Gin,Bin)=(Rd,Gd,Bd)が成立する。
ルックアップテーブル作成装置5は、出力可能色域判定手段51と、最大輝度出力点設定手段52と、最小輝度出力点設定手段53と、ルックアップテーブル作成手段54と、を備えて構成されている。
図3は、図2に示される装置構成によって行われるルックアップテーブルの作成手順を示すフローチャートである。
出力可能色域判定工程S1(Sは工程の意。以下同様)は、出力可能色域判定手段51が液晶プロジェクタ1の出力可能色域を判定する工程である。出力可能色域判定工程S1では、出力可能色域判定手段51が、図4に示されるように、まず、各液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)を(0,0,0)に設定する(S11)。S12では、(Rd,Gd,Bd)=(0,0,0)のときに液晶プロジェクタ1から出力される画像の三刺激値(Xout,Yout,Zout)を色彩計4によって測定する。S13では、出力可能色域判定手段51が、測定された三刺激値(Xout,Yout,Zout)をL色空間における座標(Lout,uout,vout)に変換する。なお、この変換は、(X,Y,Z)を(L,u,v)に変換する次の公知の変換式(1)にしたがって行われる。
Figure 2006337826
なお、式(1)において、(Xn,Yn,Zn)は、完全拡散反射面の三刺激値を表している。
S14では、S11(またはS16)において設定された駆動信号(Rd,Gd,Bd)と、S13において算出されたL座標(Lout,uout,vout)と、の関係がメモリ14に記録される。ここで記録された関係は、後の工程において読み出されて利用される。
以降、全ての(Rd,Gd,Bd)について(Lout,uout,vout)が記録されるまで、駆動信号(Rd,Gd,Bd)が順次変更されて(S15:No,S16)、S12〜S14が繰り返し行われる。Rd,Gd,Bdは、それぞれ、0〜255の256通りの整数値をとり得るので、S12〜S14は、合計256回行われる。このように、全ての(Rd,Gd,Bd)について(Lout,uout,vout)の記録が終わると(S15:Yes)、出力可能色域判定手段51は、S13において算出された256個の(Lout,uout,vout)のデータがLv色空間において占める領域に基づいて、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αを判定する(S17)。以下、本実施形態においては、従来のルックアップテーブル作成方法との比較のため、当該従来のルックアップテーブル作成方法の説明に用いた図8および図9と同じ出力可能色域αが判定されたものとして説明を行う。すなわち、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αは、sRGBの色域α(本発明における目標色域に相当)とはずれており、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αにおける最大輝度点βおよび最小輝度点γと、sRGBの色域αにおける最大輝度点βおよび最小輝度点γとは、それぞれ互いに一致していない。
最大輝度出力点設定工程S2は、最大輝度出力点設定手段52が、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αにおいて最大輝度出力点εmax(L out,u out,v out)を設定する工程である。具体的には、最大輝度出力点設定手段52が、図5に示されるように、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αに属する点であって、sRGBの色域αにおける最大輝度点βとの色差ΔEuv={(ΔL+(Δu+(Δv1/2が最小の点を、最大輝度出力点εmax(L out,u out,v out)に設定する。ここで、L色空間は均等色空間であり、色差が距離として表されるので、最大輝度出力点εmaxは、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αに属する点のうち、sRGBの色域αにおける最大輝度点βに最も近い点(距離が最小の点)である。したがって、図5に示されるように、点βから色域αに下ろした垂線の足が最大輝度出力点εmaxとして設定される。なお、最大輝度出力点εmaxの各座標L out,u out,v outに付されている添え字「w」は、white(白色)を表し(以下同様)、最大輝度出力点εmaxに対応する液晶プロジェクタ1の出力画像が略白色であることを表している。
最小輝度出力点設定工程S3は、最小輝度出力点設定手段53が、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αにおいて最小輝度出力点εmin(L out,u out,v out)を設定する工程である。具体的には、最小輝度出力点設定手段53が、図5に示されるように、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αに属する点であって、sRGBの色域αにおける最小輝度点γとの色差ΔEuv={(ΔL+(Δu+(Δv1/2が最小の点を、最小輝度出力点εmin(L out,u out,v out)に設定する。ここで、L色空間は均等色空間であり、色差が距離として表されるので、最小輝度出力点εminは、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αに属する点のうち、sRGBの色域αにおける最小輝度点γに最も近い点(距離が最小の点)である。したがって、図5に示されるように、点γから色域αに下ろした垂線の足が最小輝度出力点εminとして設定される。なお、最小輝度出力点εminの各座標L out,u out,v outに付されている添え字「k」は、black(黒色)を表し(以下同様)、最小輝度出力点εminに対応する液晶プロジェクタ1の出力画像が略黒色であることを表している。
ルックアップテーブル作成工程S4は、ルックアップテーブル作成手段54が、液晶プロジェクタ1のメモリ14に格納されるルックアップテーブル141を作成する工程である。ルックアップテーブル作成工程S4では、ルックアップテーブル作成手段54が、図6に示されるように、まず、sRGBにおいて規定されている入力信号(Rin,Gin,Bin)に対するL色空間における座標(L ,u ,v )(添え字「s」は、sRGBに関係することを表す。以下同様)の関係に基づいて、最小輝度の黒色画像出力用の入力信号(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)に対応するL座標(L ks,u ks,v ks)と、最大輝度の白色画像出力用の入力信号(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)に対応するL座標(L ws,u ws,v ws)と、を算出する(S41)。なお、(L ks,u ks,v ks)および(L ws,u ws,v ws)は、それぞれ、図5に示されるsRGBの色域αにおける最小輝度点γのL座標および最大輝度点βのL座標である。ここで、最小輝度点γおよび最大輝度点βは、いずれも無彩色を表すのでu ks=v ks=u ws=v ws=0である。なお、ここで算出された(L ks,u ks,v ks)および(L ws,u ws,v ws)は、後の計算で用いられる。
S42では、ルックアップテーブル作成手段54が、明度指数Lに関する2つの閾値L th1,L th2を設定する。ここで設定されたL th1,L th2も、以下での計算に用いられる。なお、閾値L th1,L th2は、それぞれ、自由に設定することができる。例えば、L th1>L th2と設定しても、L th1<L th2と設定しても、L th1=L th2と設定しても構わない。
続いて、図7においては、ルックアップテーブル作成手段54が、液晶プロジェクタ1の制御部11への入力信号(Rin,Gin,Bin)とRGB各色の液晶パネル12R,12G,12Bへの駆動信号(Rd,Gd,Bd)との関係をルックアップテーブル141として記録してメモリ14に格納する。
ルックアップテーブル作成手段54は、まず、(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)に設定し(S43)、当該入力信号(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)に対応する駆動信号(Rd,Gd,Bd)を設定して両者の関係を記録する(S44〜S47)。
S44では、sRGBにおいて(Rin,Gin,Bin)に対応するL座標(L ,u ,v )が算出される。ここで、(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)に対応するL座標(L ,u ,v )=(L ks,u ks,v ks)は、S41において既に算出されているので、S43の直後に行われる(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)についてのS44では、実際に計算は行われない。なお、後に行われる(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)についてのS44でも同様に、実際の計算は行われず、S41において既に算出されている(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)に対応するL座標(L ,u ,v )=(L ws,u ws,v ws)がそのまま用いられる。
S45では、ルックアップテーブル作成手段54が、以下の各式(3)〜(7)によって定義される各量,各関数を含む以下の式(2)に基づいて、入力信号(Rin,Gin,Bin)に対して液晶プロジェクタ1に出力させるべき画像のL座標(Lout,uout,vout)を算出する。
Figure 2006337826
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ここで、式(3)〜(7)に現れる各量のうち、式(3)に現れる(Lout,uout,vout)のみが未知量であり、他の各量はこれまでの工程において算出あるいは設定されている。すなわち、式(3),(6),(7)において現れる(L ,u ,v )はS44において算出されており、式(4)において現れる(L out,u out,v out)はS2において設定されており、式(4),(6)において現れる(L ws,u ws,v ws)はS41において算出されており、式(5)において現れる(L out,u out,v out)はS3において設定されており、式(5),(7)において現れる(L ks,u ks,v ks)はS41において算出されており、式(6)において現れるL th1はS42において設定されており、式(7)において現れるL th2はS42において設定されている。したがって、式(3)〜(7)によって定義される各量,各関数を含む式(2)における未知量は(Lout,uout,vout)のみであり、式(2)によって算出することができる。なお、ここで算出される(Lout,uout,vout)については、後で詳細に説明する。
S46では、ルックアップテーブル作成手段54が、S45において算出された画像出力(Lout,uout,vout)を各液晶パネル12R,12G,12Bに行わせるための駆動信号(Rd,Gd,Bd)を、S14(図4)においてメモリ14に記録された(Rd,Gd,Bd)と(Lout,uout,vout)との関係から読み出す。
S47では、ルックアップテーブル作成手段54が、S43(またはS49)において設定された入力信号(Rin,Gin,Bin)と、S46において読み出された駆動信号(Rd,Gd,Bd)と、の関係をルックアップテーブル141として記録してメモリ14に格納する。
以降、全ての(Rin,Gin,Bin)について(Rd,Gd,Bd)との関係が記録されるまで、入力信号(Rin,Gin,Bin)が順次変更されて(S48:No,S49)、S44〜S47が繰り返し行われる。Rin,Gin,Binは、それぞれ、0〜255の256通りの整数値をとり得るので、S44〜S47は、合計256回行われる。このように、全ての(Rin,Gin,Bin)について(Rd,Gd,Bd)との関係の記録が終わると(S48:Yes)、ルックアップテーブル141の作成が完了する。
続いて、以上のように作成されたルックアップテーブル141に基づく画像出力について、図5を参照しながら説明する。ここで、ルックアップテーブル141に基づく画像出力とは、前記の式(2)を満たす画像出力と同義である。そこで、以下の説明では、液晶プロジェクタ1への入力信号(Rin,Gin,Bin)に対してS45と同様に式(2)によって算出される(Lout,uout,vout)に着目して、液晶プロジェクタ1の画像出力について説明する。
なお、従来のルックアップテーブル作成方法との比較のため、当該従来のルックアップテーブル作成方法の説明に用いた図8および図9と同様に、液晶プロジェクタ1に無彩色(黒色〜灰色〜白色)の画像出力を行わせる場合を例にとって説明する。すなわち、液晶プロジェクタ1への入力信号(Rin,Gin,Bin)においてRin=Gin=Binとし、(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)→(1,1,1)→・・・→(255,255,255)のように、256段階に変化させる場合について説明する。なお、以下の説明では、S42において閾値L th1,L th2を、L ws>L th1>L th2>L ksと設定した場合を例にとって説明する(図5参照)。なお、L wsはsRGBの色域αにおける最大輝度点βの明度指数であり、L ksはsRGBの色域αにおける最小輝度点γの明度指数である。
(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)のとき、液晶プロジェクタ1からは最小輝度の黒色画像が出力される。ここで、S41またはS44に関して説明したように、sRGBにおいて(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)に対応するL座標は(L ,u ,v )=(L ks,u ks,v ks)である。今、L =L ks<L th2<L th1であるので、式(6)によりF(L )=0,式(7)によりF(L )={(L th2−L ks)/(L th2−L ks)}=1,である。これらを式(2)に代入すると、(ΔL,Δu,Δv)=(ΔL ,Δu ,Δv )が成立する。さらに、式(3)および式(5)を代入すれば、(Lout,uout,vout)=(L out,u out,v out)が成立する(∵(L ,u ,v )=(L ks,u ks,v ks))。ここで、右辺の(L out,u out,v out)は、S3において設定された最小輝度出力点εminのLv座標であるので、(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)のときは、液晶プロジェクタ1から最小輝度出力点εminに対応する最小輝度の黒色画像が出力されることがわかる。
(Rin,Gin,Bin)が(0,0,0)→(1,1,1)→・・・と順次大きくなって、L <L th2である間は、式(6)によりF(L )=0,式(7)により0<F(L )={(L th2−L )/(L th2−L ks)}<1,である。したがって、式(2)⇔(ΔL,Δu,Δv)=F(L )(ΔL ,Δu ,Δv )に基づいて画像出力(Lout,uout,vout)が液晶プロジェクタ1によって行われる。
(Rin,Gin,Bin)が順次大きくなって、L th2≦L ≦L th1となると、式(6)によりF(L )=0,式(7)によりF(L )=0,である。これらを式(2)に代入すると、(ΔL,Δu,Δv)=(0,0,0)が成立し、式(3)によって、(Lout,uout,vout)=(L ,u ,v )が成立する。ここで、右辺の(L ,u ,v )は、sRGBにおいて規定されているLv座標であるので、L th2≦L ≦L th1のときには、sRGBに忠実な画像が液晶プロジェクタ1から出力されることがわかる。
(Rin,Gin,Bin)が順次大きくなって、L th1<L <L wsとなると、式(6)により0<F(L )={(L −L th1)/(L ws−L th1)}<1,式(7)によりF(L )=0,である。したがって、式(2)⇔(ΔL,Δu,Δv)=F(L )(ΔL ,Δu ,Δv )に基づいて画像出力(Lout,uout,vout)が液晶プロジェクタ1によって行われる。
そして、(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)となると、液晶プロジェクタ1からは最大輝度の白色画像が出力される。ここで、S41またはS44に関して説明したように、sRGBにおいて(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)に対応するL座標は(L ,u ,v )=(L ws,u ws,v ws)である。今、L =L ws>L th1>L th2であるので、式(6)によりF(L )={(L ws−L th1)/(L ws−L th1)}=1,式(7)によりF(L )=0,である。これらを式(2)に代入すると、(ΔL,Δu,Δv)=(ΔL ,Δu ,Δv )が成立する。さらに、式(3)および式(4)を代入すれば、(Lout,uout,vout)=(L out,u out,v out)が成立する(∵(L ,u ,v )=(L ws,u ws,v ws))。ここで、右辺の(L out,u out,v out)は、S2において設定された最大輝度出力点εmaxのLv座標であるので、(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)のときは、液晶プロジェクタ1から最大輝度出力点εmaxに対応する最大輝度の白色画像が出力されることがわかる。
以上の結果をまとめて、図8および図9と同様に、液晶プロジェクタ1が出力可能な無彩色(黒色〜灰色〜白色)の画像の範囲を、図5において矢印によって示す。
なお、以上では、液晶プロジェクタ1による無彩色の画像出力について説明したが、液晶プロジェクタ1は、式(2)に基づいて作成されたルックアップテーブル141に基づいて有彩色の画像出力も行うことができる。
<実施形態の効果>
以上のような実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxが、図8における最大輝度出力点δmaxよりも大きな輝度位置に設定されているので、図8の従来例に比べて液晶プロジェクタ1の輝度出力機能を生かすことができ、また、液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxが、図9における最大輝度出力点βよりもsRGBの色域αの最大輝度点βに近く、当該最大輝度点βとの色差が小さく設定されているので、図9の従来例に比べて高い精度でsRGBに則った色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。
特に、液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxを、sRGBの色域αの最大輝度点βとの色差ΔEuvが最小の点に設定しているので、より高い精度でsRGBに則った色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。
液晶プロジェクタ1の最小輝度出力点εminが、図8における最小輝度出力点δminよりも小さな輝度位置に設定されているので、図8の従来例に比べて液晶プロジェクタ1の輝度出力機能を生かすことができ、また、液晶プロジェクタ1の最小輝度出力点εminが、図9における最小輝度出力点γよりもsRGBの色域αの最小輝度点γに近く、当該最小輝度点γとの色差が小さく設定されているので、図9の従来例に比べて高い精度でsRGBに則った色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。
特に、液晶プロジェクタ1の最小輝度出力点εminを、sRGBの色域αの最小輝度点γとの色差ΔEuvが最小の点に設定しているので、より高い精度でsRGBに則った色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。
液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxが、図9における最大輝度出力点βよりもL軸(無彩色軸)に近く設定されているので、図9よりも閾値L th1を大きく設定しても無理のない色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。同様に、液晶プロジェクタ1の最小輝度出力点εminが、図9における最小輝度出力点γよりもL軸に近く設定されているので、図9よりも閾値L th2を小さく設定しても無理のない色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。このように、本実施形態では、L th1を大きく、L th2を小さく設定することができるので、sRGBに忠実な無彩色画像の出力を行うことができる領域L th2≦L≦L th1を広くすることができ、より高い精度でsRGBに則った色出力を液晶プロジェクタ1に行わせることができる。
ルックアップテーブル作成工程S4のS46において、S45で算出された画像出力(Lout,uout,vout)を各液晶パネル12R,12G,12Bに行わせるための駆動信号(Rd,Gd,Bd)を読み出す場合に、出力可能色域判定工程S1のS14において既にメモリ14に記録されている(Rd,Gd,Bd)と(Lout,uout,vout)との関係を利用することができ、再度(Rd,Gd,Bd)と(Lout,uout,vout)との関係情報を取得する必要がないから、工程の効率化を図ることができる。
<変形例>
本発明は、以上で説明した実施形態によって限定されるものではなく、この実施形態を、本発明の目的を達成できる範囲内において変形したものであれば、本発明の技術的範囲に含まれる。
前記実施形態では、ルックアップテーブル作成対象の画像出力装置を、液晶パネル12R,12G,12Bを画像出力部として有する液晶プロジェクタ1としていたが、ルックアップテーブル作成対象の画像出力装置を、液晶パネルを画像出力部として有する液晶ディスプレイや、PDP(Plasma Display Panel)を画像出力部として有するプラズマディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)パネルを画像出力部として有する有機ELディスプレイや、CRT(Cathode Ray Tube)を画像出力部として有するCRTディスプレイなどとしてもよい。
前記実施形態では、図5に示されるように、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αやsRGBの色域αをLv色空間において示していたが、色域αやαを示す色空間は、XYZ色空間やLb色空間などの他の色空間であってもよい。
前記実施形態では、目標色域をsRGBの色域αに設定していたが、これに限らず、AdobeRGBなどの他の色空間の規格における色域を目標色域に設定してもよい。
前記実施形態では、sRGBの色域αの最大輝度点βとの色差ΔEuvが最小の点を液晶プロジェクタ1の最大輝度出力点εmaxに設定していたが、液晶プロジェクタ1の出力可能色域α内の点であって、図8における最大輝度出力点δmaxおよび図9における最大輝度出力点βのいずれよりもsRGBの色域αの最大輝度点βに近い点を最大輝度出力点εmaxに設定すれば、従来のルックアップテーブル作成方法に比して前記実施形態と同様の優れた効果を奏することができる。特に、均等色空間であるL色空間においては、εmaxとβとの距離をr,δmaxとβとの距離をr,βとβとの距離をrと置けば、r<min(r,r)を満たす最大輝度出力点εmax(但し、εmax∈α)を設定すればよい。このような最大輝度出力点εmaxを設定するための一つの方法として、色差ΔEuv={(ΔL+(Δu+(Δv1/2を係数p,q,rによって補正して得られる補正色差ΔEuv(p,q,r)={p・(ΔL+q・(Δu+r・(Δv1/2を利用する方法が挙げられる。ルックアップテーブル作成装置5に設けられる所定の係数設定手段によって、係数p,q,rを適当に設定し(係数設定工程)、最大輝度出力点設定手段52によって、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αに属する点であって、sRGBの色域αにおける最大輝度点βとの補正色差ΔEuv(p,q,r)={p・(ΔL+q・(Δu+r・(Δv1/2が最小の点を、最大輝度出力点εmax(L out,u out,v out)に設定すれば、当該最大輝度出力点εmaxが前記の関係r<min(r,r)を満たすようにすることができる。
前記実施形態では、sRGBの色域αの最小輝度点γとの色差ΔEuvが最小の点を液晶プロジェクタ1の最小輝度出力点εminに設定していたが、液晶プロジェクタ1の出力可能色域α内の点であって、図8における最小輝度出力点δminおよび図9における最小輝度出力点γのいずれよりもsRGBの色域αの最小輝度点γに近い点を最小輝度出力点εminに設定すれば、従来のルックアップテーブル作成方法に比して前記実施形態と同様の優れた効果を奏することができる。特に、均等色空間であるL色空間においては、εminとγとの距離をr’,δminとγとの距離をr’,γとγとの距離をr’と置けば、r’<min(r’,r’)を満たす最小輝度出力点εmin(但し、εmin∈α)を設定すればよい。このような最小輝度出力点εminを設定するための一つの方法として、前記の補正色差ΔEuv(p,q,r)={p・(ΔL+q・(Δu+r・(Δv1/2を利用する方法が挙げられる。前記係数設定手段によって、係数p,q,rを適当に設定し(係数設定工程)、最小輝度出力点設定手段53によって、液晶プロジェクタ1の出力可能色域αに属する点であって、sRGBの色域αにおける最小輝度点γとの補正色差ΔEuv(p,q,r)={p・(ΔL+q・(Δu+r・(Δv1/2が最小の点を、最小輝度出力点εmin(L out,u out,v out)に設定すれば、当該最小輝度出力点εminが前記の関係r’<min(r’,r’)を満たすようにすることができる。
なお、最大輝度出力点εmax設定用の係数の組(p,q,r)=(pmax,qmax,rmax)と、最小輝度出力点εmin設定用の係数の組(p,q,r)=(pmin,qmin,rmin)と、は互いに等しくてもよいし、互いに異なっていてもよい。
前記実施形態では、式(2)〜式(7)に基づいてルックアップテーブルを作成していたが、ルックアップテーブルの作成に用いる式はこれらに限られず、本発明の効果を奏することのできる範囲内であれば自由に設定することができる。具体的には、ルックアップテーブルの作成に用いる式は、液晶プロジェクタ1に最大輝度の画像を出力させるための入力信号(Rin,Gin,Bin)=(255,255,255)と、液晶パネル12R,12G,12Bに最大輝度出力点εmaxに対応する画像を出力させるための駆動信号(Rd,Gd,Bd)と、を関係付けるか、または、液晶プロジェクタ1に最小輝度の画像を出力させるための入力信号(Rin,Gin,Bin)=(0,0,0)と、液晶パネル12R,12G,12Bに最小輝度出力点εminに対応する画像を出力させるための駆動信号(Rd,Gd,Bd)と、を関係付ける式であればよい。
前記実施形態のルックアップテーブル作成方法をコンピュータに実行させるルックアップテーブル作成プログラム、および、当該ルックアップテーブル作成プログラムが記録された記録媒体は、本発明の技術的範囲に属する。
本発明は、画像出力装置における制御部に格納するルックアップテーブルの作成に利用することができる。
液晶プロジェクタの構成を示すブロック図である。 液晶プロジェクタに格納されるルックアップテーブルを作成するための装置構成を示すブロック図である。 ルックアップテーブルの作成手順を示すフローチャートである。 出力可能色域判定工程における処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルに基づく画像出力について説明するための図である。 ルックアップテーブル作成工程における処理手順を示すフローチャートである。 ルックアップテーブル作成工程における処理手順を示すフローチャートである。 従来のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルに基づく画像出力について説明するための図である。 従来のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルに基づく画像出力について説明するための図である。
符号の説明
1…液晶プロジェクタ,2…信号入力装置,3…スクリーン,4…色彩計,5…ルックアップテーブル作成装置,11…制御部,12R、12G、12B…液晶パネル,13…合成光学系,14…メモリ,51…出力可能色域判定手段,52…最大輝度出力点設定手段,53…最小輝度出力点設定手段,54…ルックアップテーブル作成手段,141…ルックアップテーブル,S1…出力可能色域判定工程,S2…最大輝度出力点設定工程,S3…最小輝度出力点設定工程,S4…ルックアップテーブル作成工程。

Claims (10)

  1. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成方法であって、
    前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最大輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最大の交点と前記目標色域の最大輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最大輝度点と前記目標色域の最大輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最大輝度出力点に設定する最大輝度出力点設定工程と、
    前記画像出力装置に最大輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最大輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、
    を備えることを特徴とするルックアップテーブル作成方法。
  2. 請求項1に記載のルックアップテーブル作成方法において、
    前記最大輝度出力点設定工程では、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、前記目標色域の最大輝度点との色差が最小の点を、前記最大輝度出力点に設定する、
    ことを特徴とするルックアップテーブル作成方法。
  3. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成方法であって、
    前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最小輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最小の交点と前記目標色域の最小輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最小輝度点と前記目標色域の最小輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最小輝度出力点に設定する最小輝度出力点設定工程と、
    前記画像出力装置に最小輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最小輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、
    を備えることを特徴とするルックアップテーブル作成方法。
  4. 請求項3に記載のルックアップテーブル作成方法において、
    前記最小輝度出力点設定工程では、前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、前記目標色域の最小輝度点との色差が最小の点を、前記最小輝度出力点に設定する、
    ことを特徴とするルックアップテーブル作成方法。
  5. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成装置であって、
    前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最大輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最大の交点と前記目標色域の最大輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最大輝度点と前記目標色域の最大輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最大輝度出力点に設定する最大輝度出力点設定手段と、
    前記画像出力装置に最大輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最大輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成手段と、
    を備えることを特徴とするルックアップテーブル作成装置。
  6. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成装置であって、
    前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最小輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最小の交点と前記目標色域の最小輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最小輝度点と前記目標色域の最小輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最小輝度出力点に設定する最小輝度出力点設定手段と、
    前記画像出力装置に最小輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最小輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成手段と、
    を備えることを特徴とするルックアップテーブル作成装置。
  7. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成プログラムであって、
    前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最大輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最大の交点と前記目標色域の最大輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最大輝度点と前記目標色域の最大輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最大輝度出力点に設定する最大輝度出力点設定工程と、
    前記画像出力装置に最大輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最大輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするルックアップテーブル作成プログラム。
  8. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置において、前記制御部への入力信号と前記画像出力部への駆動信号との関係が記録され前記制御部に格納されるルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成プログラムであって、
    前記画像出力装置の出力可能色域内の点であって、目標色域の最小輝度点との色差が、無彩色を表す無彩色軸と前記出力可能色域の境界との交点のうち輝度が最小の交点と前記目標色域の最小輝度点との色差、および、前記出力可能色域の最小輝度点と前記目標色域の最小輝度点との色差、のいずれの色差よりも小さい点を、前記画像出力装置の最小輝度出力点に設定する最小輝度出力点設定工程と、
    前記画像出力装置に最小輝度の画像を出力させるための前記制御部への入力信号と、前記画像出力部に前記最小輝度出力点に対応する画像を出力させるための駆動信号と、を関係付けて記録したルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするルックアップテーブル作成プログラム。
  9. 請求項7または請求項8に記載のルックアップテーブル作成プログラムが記録され、コンピュータによって読み取り可能である、
    ことを特徴とする記録媒体。
  10. 入力信号に応じた駆動信号を生成可能な制御部と、当該駆動信号に応じた画像を出力可能な画像出力部と、を備える画像出力装置であって、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のルックアップテーブル作成方法によって作成されたルックアップテーブルを前記制御部に格納している、
    ことを特徴とする画像出力装置。
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