JP2006336689A - 防塵装置 - Google Patents

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JP2006336689A JP2005159274A JP2005159274A JP2006336689A JP 2006336689 A JP2006336689 A JP 2006336689A JP 2005159274 A JP2005159274 A JP 2005159274A JP 2005159274 A JP2005159274 A JP 2005159274A JP 2006336689 A JP2006336689 A JP 2006336689A
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Daisuke Kuroiwa
大輔 黒岩
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Abstract

【課題】 回転体と支持体との間の密封性を維持しつつ、回転体の回転トルクを小さくすることができる防塵装置を提供する。
【解決手段】 回転体1と、該回転体1を回転可能に支持する支持体3との間に配置される防塵装置10であって、内側リング11と、該内側リング11の外周側に配置された外側リング12とを備え、外側リング12の内部に、潤滑流体18の充填室20を形成し、内側リング11に、前記充填室20に挿入されるとともに、該挿入時に該充填室20の壁部17が周方向に沿って接触して、前記充填室20と外部との間をシールするシール用挿入部14を形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転体と、該回転体を回転可能に支持する支持体との間に配置される防塵装置に関する。
図9に示すように、回転軸(回転体)1と外輪(支持体)2との間に2列の転動体3が周方向に転動可能に配置されており、外輪2の2列の転動体3の軸方向外方に位置する両端部内周面には、それぞれ従来の防塵装置としての接触式オイルシール4が装着されている。
オイルシール4は、円環状の芯金5と、該芯金5に接着等により固着されたゴム等の弾性材6とを備えており、弾性材6の内周部に形成されたリップ6aがリングばね7により径方向内方に押圧された状態で回転軸1の外周面に摺接するようになっている。
上記従来の防塵装置においては、リップ6aが回転軸1の外周面に摺接するため、回転軸1と外輪2との間の密封性は確保されるものの、リップ6aと回転軸1の外周面との間のすべり摩擦が大きくなり、また、軸受部の摩耗粉によるグリースの劣化等によって、回転軸1の回転トルクが大きくなるという問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、回転体と支持体との間の密封性を維持しつつ、回転体の回転トルクを小さくすることができる防塵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、回転体と、該回転体を回転可能に支持する支持体との間に配置される防塵装置であって、
内側リングと、該内側リングの外周側に配置される外側リングとを備え、該外側リング及び前記内側リングのうちの一方のリングの内部に、潤滑流体の充填室を形成し、他方のリングに、前記充填室に挿入されるとともに、該挿入時に該充填室の壁部が周方向に沿って接触して、前記充填室と外部との間をシールするシール用挿入部を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、外側リング及び内側リングのうちの一方のリングの内部に形成された潤滑流体の充填室に、他方のリングに形成されたシール用挿入部が挿入され、かかる挿入状態においては、シール用挿入部に充填室の壁部が周方向に沿って接触して、充填室と外部との間がシールされるようになっている。
これにより、回転体と支持体との間の密封性を維持することができ、また、シール用挿入部と充填室の壁部との接触部には、充填室内の潤滑流体が供給されるため、回転体の回転トルクを小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である防塵装置を説明するための断面図、図2は内側リングを説明するための断面図、図3は外側リングを説明するための断面図、図4は図1のA部拡大図、図5〜図8は本発明の他の実施の形態である防塵装置を説明するための図である。
本発明の実施の形態の一例である防塵装置10は、図1に示すように、回転軸(回転体)1と、該回転軸1を2列の転動体2を介して回転可能に支持する外輪(支持体)3との間の軸方向両端部にそれぞれ設けられ、また、防塵装置10の軸方向外側には、防塵性をより高めるために、非接触式のシール部材22がそれぞれ設けられている。
防塵装置10は、内側リング11と、該内側リング11の外周側に配置された外側リング12とを備えている。
内側リング11は、図1及び図2に示すように、回転軸1の端部外周部の転動体2の軸方向外方位置に外嵌されて、回転軸1と一体に回転する円環状部13と、該円環状部13の外周面から径方向外方に突出する円環板状のシール用挿入部14とを有している。
外側リング12は、内部空間がグリース等の潤滑流体18(図4参照)が充填される充填室20とされており、図1及び図3に示すように、内側リング11の外周側で、外輪3の端部内周部に形成された大径孔部3aに内嵌される円環状部15と、該円環状部15の軸方向両側からそれぞれ径方向内方に延びる一対の側板16と、該一対の側板16の各先端の軸方向内側からそれぞれ径方向外方に傾斜して延びる一対のシール片17とを有している。
一対のシール片17の各先端間には、円周方向に連続する開口19が形成されており、該開口19の軸方向幅は、内側リング11のシール用挿入部14の軸方向厚さより短く設定されている。
そして、内側リング11のシール用挿入部14を外側リング12の開口19から該外側リング12の充填室20に挿入することにより、シール用挿入部14の軸方向両側部に一対のシール片17の各先端が弾性的に接触する。
これにより、充填室20と外部との間がシールされ、この状態で、図4に示すように、内側リング11の円環状部13を回転軸1の端部外周部の転動体2の軸方向外方位置に圧入等により外嵌するとともに、外側リング12の円環状部15を外輪3の端部内周部に形成された大径孔部3aに圧入等により内嵌することにより、回転軸1と外輪3との間の軸方向端部のシールがなされる。
このとき、シール用挿入部14の軸方向両側部と一対のシール片17の各先端との接触部には、充填室20内の潤滑流体18が供給され、従って、回転軸1の回転時には、シール用挿入部14と一対のシール片17との間のすべり摩擦が大幅に軽減されるようになっている。また、内側リング11のシール用挿入部14の根元部に、図4に示すように、薄肉部21を形成することにより、回転軸1が軸方向に動いた場合に、シール用挿入部14と一対のシール片17との接触状態を安定して維持することができる。
なお、この実施の形態では、真空環境で用いるために、外側リング12の充填室20に充填される潤滑流体18と、回転軸1と外輪3との間の軸受空間23に充填される潤滑剤とを区別している。
即ち、充填室20内の潤滑流体18には、アウトガスが少ないシール性の高い潤滑剤(例えば、10-6Pa高真空オイル又はグリース等)を用い、軸受空間23に充填される潤滑剤には、転がり潤滑性や防錆性に優れた潤滑剤(例えば、10-4Pa真空グリース等)を用いている。
また、充填室20内の潤滑流体18が軸受空間23側に流れ込んで、該軸受空間23内の潤滑剤と混ざらないようにするために、防塵装置10と転動体2との間に非接触のシール部材24が配置されている。
更に、軸受空間23内の圧力変化に対応するために、外輪3の外周部に軸受空間23に連通する通気口25が形成されている。該通気口25は、ねじ26等の栓部材によって閉塞されるようになっている。
このように、この実施の形態では、外側リング12の内部に形成された潤滑流体18の充填室20に、内側リング11に形成されたシール用挿入部14が挿入され、かかる挿入状態においては、シール用挿入部14に充填室20の壁部である一対のシール片17が周方向に沿って接触して、充填室20と外部との間がシールされるようになっている。
これにより、内側リング11が外嵌される回転軸1と外側リング12が内嵌される外輪3との間の軸方向端部の密封性を良好に維持することができる。
また、シール用挿入部14の軸方向両側部と一対のシール片17の各先端との接触部には、充填室20内の潤滑流体18が供給されるので、回転軸1の回転時には、シール用挿入部14と一対のシール片17との間のすべり摩擦が大幅に軽減され、これにより、回転軸1の回転トルクを小さくすることができる。
次に、図5〜図8を参照して、本発明の他の実施の形態である防塵装置を説明する。図5は本発明の他の実施の形態である防塵装置を説明するための断面図、図6は内側リングを説明するための断面図、図7は外側リングを説明するための断面図、図8は図5のA部拡大図である。
本発明の他の実施の形態である防塵装置30は、図5に示すように、固定軸(支持体)1aと、該固定軸1aに2列の転動体2を介して回転可能に外嵌された外輪(回転体)3aとの間の軸方向両端部にそれぞれ設けられている。なお、防塵性をより高めるために、上記実施の形態と同様に、防塵装置30の軸方向外側に、非接触式のシール部材を設けるようにしてもよい。
防塵装置30は、内側リング31と、該内側リング31の外周側に配置された外側リング32とを備えている。
内側リング31は、内部空間がグリース等の潤滑流体38(図8参照)が充填される充填室40とされており、図5及び図6に示すように、転動体2の軸方向外方位置で、固定軸1aの端部外周部に形成された小径部1bに外嵌される円環状部35と、該円環状部35の軸方向両側からそれぞれ径方向外方に延びる一対の側板36と、該一対の側板36の各先端の軸方向内側からそれぞれ径方向外方に傾斜して延びる一対のシール片37とを有している。また、一対のシール片37の各先端間には、円周方向に連続する開口39が形成されている。
外側リング32は、図5及び図7に示すように、外輪3aの端部内周面に内嵌されて、外輪3aと一体に回転する円環状部33と、該円環状部33の内周面から径方向内方に突出する円環板状のシール用挿入部34とを有している。このシール用挿入部34の軸方向厚さは、内側リング31側の開口39の軸方向幅より厚く設定されている。
そして、外側リング32のシール用挿入部34を内側リング31の開口39から該内側リング31の充填室40に挿入することにより、シール用挿入部34の軸方向両側部に一対のシール片37の各先端が弾性的に接触する。
これにより、充填室40と外部との間がシールされ、この状態で、図8に示すように、外側リング32の円環状部33を外輪3aの端部内周部に圧入等により内嵌するとともに、内側リング31の円環状部35を固定軸1aの小径部1bに圧入等により外嵌することにより、固定軸1aと外輪3aとの間の軸方向端部のシールがなされる。
このとき、シール用挿入部34の軸方向両側部と一対のシール片37の各先端との接触部には、充填室40内の潤滑流体38が供給され、従って、外輪3aの回転時には、シール用挿入部34と一対のシール片37との間のすべり摩擦が大幅に軽減されるようになっている。
このように、この実施の形態では、内側リング31の内部に形成された潤滑流体38の充填室40に、外側リング32に形成されたシール用挿入部34が挿入され、かかる挿入状態においては、シール用挿入部34に充填室40の壁部である一対のシール片37が周方向に沿って接触して、充填室40と外部との間がシールされるようになっている。
これにより、内側リング31が外嵌される固定軸1aと外側リング32が内嵌される外輪3aとの間の軸方向端部の密封性を良好に維持することができる。
また、シール用挿入部34の軸方向両側部と一対のシール片37の各先端との接触部には、充填室40内の潤滑流体38が供給されるので、外輪3aの回転時には、シール用挿入部34と一対のシール片37との間のすべり摩擦が大幅に軽減され、これにより、外輪3aの回転トルクを小さくすることができる。
なお、本発明の回転体、支持体、内側リング、外側リング、潤滑流体、充填室、シール用挿入部等の構成は、上記各実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記各実施の形態では、支持体側に装着されるリングの内部に潤滑流体の充填室を設けた場合を例示したが、回転体側に装着されるリングの内部に潤滑流体の充填室を設けるようにしてもよい。
本発明の実施の形態の一例である防塵装置を説明するための断面図である。 内側リングを説明するための断面図である。 外側リングを説明するための断面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の他の実施の形態である防塵装置を説明するための断面図である。 内側リングを説明するための断面図である。 外側リングを説明するための断面図である。 図5のA部拡大図である。 従来の防塵装置の一例を説明するための断面図である。
符号の説明
1 回転軸(回転体)
1a 固定軸(支持体)
3 外輪(支持体)
3a 外輪(回転体)
10 防塵装置
11 内側リング
12 外側リング
14 シール用挿入部
18 潤滑流体
20 充填室
30 防塵装置
31 内側リング
32 外側リング
34 シール用挿入部
38 潤滑流体
40 充填室

Claims (1)

  1. 回転体と、該回転体を回転可能に支持する支持体との間に配置される防塵装置であって、
    内側リングと、該内側リングの外周側に配置される外側リングとを備え、該外側リング及び前記内側リングのうちの一方のリングの内部に、潤滑流体の充填室を形成し、他方のリングに、前記充填室に挿入されるとともに、該挿入時に該充填室の壁部が周方向に沿って接触して、前記充填室と外部との間をシールするシール用挿入部を形成したことを特徴とする防塵装置。
JP2005159274A 2005-05-31 2005-05-31 防塵装置 Pending JP2006336689A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127700A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Tsubaki Emerson Co 歯車減速機の軸封部構造
JP2013015209A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Jtekt Corp 転がり軸受

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