JP2006194275A - 密封シール付き転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高気密性を確保しつつ、高速回転させることができる密封シール付き転がり軸受を提供する。
【解決手段】 外輪3の軸方向両端部に、内輪4に向かって延びるシール部材2が取り付けられる密封シール付き転がり軸受1であって、シール部材2は、内輪4の外周面に対して径方向に締め代Sを有する接触型シールで、内輪4とシール先端部12の接触点をシール芯金高さXの範囲内に形成すると共に、シール先端部12の角度を60〜150°に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高気密性が要求される高速回転用の密封シール付き転がり軸受に関する。
従来、転がり軸受において、内輪及び外輪に形成された軌道輪と、玉やころ等の転動体との間の潤滑性を長期にわたって維持するために、グリースや潤滑油等の潤滑剤を軌道面に付与している。このような転がり軸受の一種に、潤滑剤が漏れることを防止すると共に、軌道面にゴミや埃等が付着することを防止するシール部材を備えたシール付き転がり軸受がある。
このシール付き転がり軸受に組み付けるシール部材として、従来では、非接触型の金属シールド板や、シールリップを撓み易い形状にすることにより内輪との摩擦力を小さくした軽接触型ゴムシール(例えば、特許文献1参照)等が使用されている。
特開2000−110842号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、これら従来のシール部材を、高気密性が要求される高速回転用のシール付き転がり軸受に使用した場合、非接触型の金属シールド板では、気密性を確保できず、また、軽接触型ゴムシールでは、ある程度の低圧力に対しては気密性を確保できるが、高圧になるに従いシールリップの撓みが大きくなり、内輪シール溝とシールリップの間の摩擦力が増大して、このままの状態で高速回転させると、内輪シール溝と接触するシールリップに著しい磨耗が生じて、気密性が低下する可能性がある。
本発明はこのような問題を改善するためになされたものであり、その目的は、高気密性を確保しつつ、高速回転させることができる密封シール付き転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に軌道面を有する外輪と、外周面に軌道面を有する内輪と、前記外輪と前記内輪の両軌道面間に転動自在に介挿される複数の転動体と、前記外輪の軸方向両端部に取り付けられ、前記内輪に向かって延びるシール部材と、を備える密封シール付き転がり軸受であって、
前記シール部材は、前記内輪の外周面に対して径方向に締め代を有する接触型シールで、前記内輪とシール先端部の接触点をシール芯金高さの範囲内に形成すると共に、前記シール先端部の角度を60〜150°に形成することを特徴とする密封シール付き転がり軸受。
本発明の密封シール付き転がり軸受によれば、内輪の外周面に対して径方向に締め代を有するシール部材に、内輪とシール先端部の接触点をシール芯金高さの範囲内に形成すると共に、シール先端部の角度を60〜150°に形成するので、転がり軸受を高速回転させたとしても、高気密性を確保できる。
以下、本発明の密封シール付き転がり軸受の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態である密封シール付き転がり軸受を説明するための断面図、図2は図1に示す密封シール付き転がり軸受の要部拡大図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態である密封シール付き転がり軸受1は、内周面に軌道面3aを有する外輪3と、外周面に軌道面4aを有する内輪4と、外輪3と内輪4の両軌道面3a,4a間に転動自在に介挿される複数の玉(転動体)5と、転動体5を円周方向に等間隔に保持する打ち抜き保持器6と、外輪3の軸方向両端部に取り付けられるシール部材2と、から構成される。なお、図中20は、回転軸である。
外輪3には、内周面側の軸方向両端部にシール部材2を取り付けるための凹溝7が円周方向に沿って形成される。
シール部材2は、図2に示すように、一枚の環状の金属を所要の形状に加工してなるシール芯金8に、ゴム製のシール9を被覆したもので、径方向内端部には、内輪4の外周面に当接するシールリップ10が形成され、径方向外端部には、外輪3の凹溝7に嵌入させる嵌入部11が形成される。従って、外輪3の凹溝7に嵌入部11を嵌入させることによりシール部材2は転がり軸受1に取り付けられ、内輪4の外周面に締め代Sを持って当接する。
シール芯金8は、径方向内端部を軸方向内側に略「く」字状に屈曲させて芯金先端部8aを形成し、また、径方向外端部をクランク状に形成する。
シール芯金8の材質としては、スチール、アルミ等の各種金属が使用され、用途に応じて適宜選択される。また、シール9の材質としては、NBR(合成ゴム)等の樹脂が使用されるが、特に限定するものではなく、用途に応じてフッソゴム等も適宜選択される。
シールリップ10は、シール芯金8の内側面8bと連続し、芯金先端部8aを覆うように形成される傾斜面10a及び傾斜面10bと、シール9の外側面9aから軸方向内側に向くように形成される傾斜面10cとを有し、この傾斜面10bと傾斜面10cとでシール先端部12を形成する。
シール先端部12は、傾斜面10bと傾斜面10cの頂点で、内輪4と接触するシール先端接触点(接触点)13を有し、このシール先端接触点13をシール芯金高さXの範囲内に形成し、また、シール先端接触点13を中心点に、傾斜面10bと傾斜面10cとを、シール先端角度θ=60〜150°となるように形成する。
ここで、このシール芯金高さXとは、シール芯金8の外側面から芯金先端部8aまでの軸方向の幅のことである。
従って、本実施形態の本発明の密封シール付き転がり軸受1では、内輪4の外周面に対して径方向に締め代Sを有するシール部材2で、内輪4とシール先端部12とが接触するシール先端接触点13をシール芯金高さXの範囲内に形成し、また、シール先端部12を、シール先端角度θ=60〜150°となるように形成するので、軸受外部からの圧力によるシールリップ10の撓みが低減される。これにより、シールリップ10と内輪4との間の接触力及び摩擦力も低減できるので、転がり軸受1を高速回転させたとしても、シールリップ10の摩耗を生じ難くできると共に、高気密性を確保することができる。
以下に、本発明品と従来品(軽接触型ゴムシール)とを比較するために行った試験の一例を示す。
本試験では、本発明品と従来品のそれぞれに正圧0.30MPaを印加して、所定時間回転試験をした後に、それぞれの軸受側面の一方に正圧0.05〜0.30MPaを印加して、空気漏れの有無を確認する。結果を表1に示す。
Figure 2006194275
(試験条件)
[試験軸受サイズ] 軸受型番 6000(外径φ26mm、内径φ10mm、幅8mm)
[回転試験時の印加圧] 正圧0.30MPa
[回転試験条件] 内輪回転数18000r/min
回転時間500時間
雰囲気温度150℃
[試験個数] 本発明品:5個、従来品:5個
[回転試験後の空気漏れ判定条件] 瞬間的な空気漏れも不合格(×)とした。
表1から明らかなように、従来品は正圧0.05MPaまでしか気密性が確保できなかったが、本発明品は、正圧0.30MPaまで印加しても空気漏れは発生しなかった。
なお、図3及び図4には、本発明品と従来品の無印加時の状態と0.30MPa印加時の状態が示されており、図3(b)に示すように、本発明に0.3MPa印加した場合、シール部材が少し内側に変形するのみで、シールリップと内輪外周面との接触面積はほとんど変化しないことがわかる。一方、図4(b)に示すように、従来品に0.3MPa印加した場合は、シールリップが大きく内側に撓んで、シールリップと内輪シール溝との接触面積が増大していることがわかる。
次に、空気漏れへのシール先端接触点の影響を確認するために行った試験について説明する。
本試験では、軸受側面の一方に正圧0.30MPaを印加して、他方の側面からの空気漏れ量(ml/min)を測定する。また、軸受は、シール先端接触点の位置を、芯金高さに対して−40〜140までの範囲で変更し、残りの仕様を本発明と同一としたものを使用する。結果を図5のグラフ1に示す。
(試験条件)
[試験軸受サイズ] 軸受型番 6000(外径φ26mm、内径φ10mm、幅8mm)
[回転試験時の印加圧] 正圧0.30MPa
[空気漏れ判定条件] 1ml/min以上は不合格とした。
図5から明らかなように、芯金高さに対してシール先端接触点の位置が0〜100の範囲内、即ち、芯金高さの範囲内にシール先端接触点が形成される場合では、空気漏れは確認されなかった。
次に、空気漏れへのシール先端角度θの影響を確認するために行った試験について説明する。
本試験では、軸受側面の一方に正圧0.30MPaを印加して、他方の側面からの空気漏れの有無を確認する。また、軸受は、シール先端角度θを40〜170°の範囲で変更し、残りの仕様を本発明と同一としたものを使用する。結果を表2に示す。
Figure 2006194275
(試験条件)
[試験軸受サイズ] 軸受型番 6000(外径φ26mm、内径φ10mm、幅8mm)
[回転試験時の印加圧] 正圧0.30MPa
[空気漏れ判定条件] 瞬間的な空気漏れも不合格(×)とした。
表2から明らかなように、シール先端角度θが60〜150°の範囲の場合では、空気漏れは全く確認されなかった。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
例えば、転動体として、本実施形態では玉を使用したが、その他に円筒ころ、円すいころ、針状ころなどを使用してもよい。
また、保持器として、本実施形態では打ち抜き保持器を使用したが、その他に冠型保持器を使用してもよい。
その他、上記実施の形態において例示した内輪、外輪、軌道面、転動体、保持器、シール部材、シール芯金及びシールリップ等の材質、形状、寸法、形態、数、配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の一実施形態である密封シール付き転がり軸受を説明するための断面図である。 図1に示す密封シール付き転がり軸受の要部拡大図である。 (a)は本発明品の無印加時の状態を示すモデル図である。(b)は本発明品の0.30MPa印加時の状態を示すモデル図である。 (a)は従来品の無印加時の状態を示すモデル図である。(b)は従来品の0.30MPa印加時の状態を示すモデル図である。 本実施例の試験結果を示す図である。
符号の説明
1 密封シール付き転がり軸受
2 シール部材
3 外輪
4 内輪
5 玉(転動体)
6 保持器
7 凹溝
8 シール芯金
9 シール
10 シールリップ
11 嵌入部
12 シール先端部
13 シール先端接触点
20 回転軸

Claims (1)

  1. 内周面に軌道面を有する外輪と、外周面に軌道面を有する内輪と、前記外輪と前記内輪の両軌道面間に転動自在に介挿される複数の転動体と、前記外輪の軸方向両端部に取り付けられ、前記内輪に向かって延びるシール部材と、を備える密封シール付き転がり軸受であって、
    前記シール部材は、前記内輪の外周面に対して径方向に締め代を有する接触型シールで、前記内輪とシール先端部の接触点をシール芯金高さの範囲内に形成すると共に、前記シール先端部の角度を60〜150°に形成することを特徴とする密封シール付き転がり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007492A (ja) * 2012-10-11 2013-01-10 Nsk Ltd 転がり軸受
JP2013210083A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Keihin Corp シール付き転がり軸受

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