JP2006334820A - 成形機及びその制御方法 - Google Patents

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博之 水野
Masahito Sakurai
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Abstract

【課題】駆動部に加わる負荷に対応させて駆動部の駆動を確実に停止させることができるようにする。
【解決手段】固定金型を取り付けるための固定プラテンと、固定プラテンに対向させて配設され、可動金型を取り付けるための可動プラテンと、可動プラテンを進退させるために駆動される駆動部と、固定金型と可動金型とが近接する位置に設定された監視区間において、実績値が所定の関数で表される制限値を超えたときに、駆動部の駆動を停止させる異常判定処理手段とを有する。固定金型と可動金型とが近接する位置に設定された監視区間において、実績値が所定の関数で表される制限値を超えたときに、駆動部の駆動を停止させるので、異常が発生したときに、駆動部に加わる負荷に対応させて駆動部の駆動を確実に停止させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形機及びその制御方法に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機は、射出装置、金型装置及び型締装置を備える。前記射出装置は、加熱シリンダ、スクリュー等を備え、前記加熱シリンダ内において溶融させられた樹脂は、スクリューを回転させることによってスクリューの前方に溜められ、スクリューを前進させることによって、金型装置のキャビティ空間に射出されて充填される。そして、該キャビティ空間内の樹脂を冷却し、固化させることによって、成形品を得ることができる。
また、前記金型装置は固定金型及び可動金型を備え、前記型締装置は、固定金型が取り付けられた固定プラテン、可動金型が取り付けられた可動プラテン、可動プラテンを進退させるためのトグル機構、及び該トグル機構を作動させるための型締用の駆動部としての型締用モータを備え、前記トグル機構を作動させ、前記可動プラテンを進退させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
前記型締用モータを駆動するために制御部が配設されるとともに、型閉じ、型締め及び型開きを行うのに必要な可動プラテンの推力が可動プラテンの各位置ごとに設定され、前記推力に基づいて、型締用モータの目標となるトルクを表す目標トルクが設定され、前記制御部において、型締用モータによって発生させられた実際のトルク、すなわち、実トルクが目標トルクと等しくなるようにトルク制御が行われる。
また、型閉じ及び型締めを行う際に、例えば、固定金型と可動金型との間に異物が挟まれたときに、型締用モータに加わる負荷が大きくなるので、制限値をあらかじめ設定し、実トルクが制限値を超えると、型締用モータの駆動を停止させるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記型締用モータを駆動してトグル機構を作動させると、トグル機構を構成する各要素間に発生する摩擦力が変動し、該摩擦力による摺動抵抗も変動する。また、キャビティ内にコアを嵌入させることによって型閉じ及び型締めを行うようにした金型装置においては、キャビティとコアとの間に発生する摩擦力が変動し、該摩擦力による摺動抵抗も変動する。さらに、前記固定金型と可動金型との心合せを行うために、固定プラテンと可動プラテンとの間にガイドピン及びガイドブシュを配設し、ガイドブシュにガイドピンを嵌入させるようにした金型装置においては、ガイドブシュとガイドピンとの間に発生する摩擦力が変動し、該摩擦力による摺動抵抗も変動する。
そこで、前記制限値を、可動プラテンの位置、すなわち、型開閉位置ごとに摺動抵抗を考慮して設定するようにしている。その場合、半自動運転で射出成形機が運転されて実トルクが算出され、該実トルクに基づいて制限値が設定されるようになっている。
特開2002−292712号公報
しかしながら、前記従来の射出成形機においては、可動プラテンの主要な位置ごとに前記制限値が設定されるので、制限値はステップ状に変化するパターンを描くことになる。したがって、可動プラテンの位置によって、実トルクと制限値との差が大きい部分と小さい部分とが形成されてしまう。
図2は従来の制限値のパターンを示す図である。なお、図において、横軸に型開閉位置を、縦軸に型締用モータのトルクを採ってある。
図において、Tpは実トルクを、Tmxは制限値を表す。まず、可動プラテンが位置s1から前進を開始すると、所定の変化率で実トルクTgが大きくなり、例えば、位置s2でキャビティ内にコアが嵌入されると、位置s3にかけて実トルクTpは更に大きくなり、変化率も大きくなる。そこで、制限値Tmxは、ステップ状に変化するパターンを描き、位置s1、s2間において位置s2の実トルクTpに相当する値T1に、位置s2、s3間において位置s3の実トルクTpに相当する値T2に設定される。
すなわち、位置s1、s2間においては、実トルクTpと制限値Tmxとの差が小さいが、位置s2、s3間においては、実トルクTpと制限値Tmxとの差が大きくなる。したがって、位置s2、s3間においては、型締用モータに、実トルクTpと制限値Tmxとの差以上の負荷が加わらない限り、型締用モータの駆動を停止させることができないので、例えば、固定金型と可動金型との間に異物が挟まれたときに、制限値Tmxが大きい分だけ実トルクが大きくなってしまう。その結果、異物によって金型装置を傷つけてしまう。
本発明は、前記従来の射出成形機の問題点を解決して、駆動部に加わる負荷に対応させて駆動部の駆動を確実に停止させることができる成形機及びその制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の成形機においては、固定金型を取り付けるための固定プラテンと、該固定プラテンに対向させて配設され、可動金型を取り付けるための可動プラテンと、該可動プラテンを進退させるために駆動される駆動部と、前記固定金型と可動金型とが近接する位置に設定された監視区間において、実績値が所定の関数で表される制限値を超えたときに、前記駆動部の駆動を停止させる異常判定処理手段とを有する。
本発明によれば、成形機においては、固定金型を取り付けるための固定プラテンと、該固定プラテンに対向させて配設され、可動金型を取り付けるための可動プラテンと、該可動プラテンを進退させるために駆動される駆動部と、前記固定金型と可動金型とが近接する位置に設定された監視区間において、実績値が所定の関数で表される制限値を超えたときに、前記駆動部の駆動を停止させる異常判定処理手段とを有する。
この場合、前記固定金型と可動金型とが近接する位置に設定された監視区間において、実績値が所定の関数で表される制限値を超えたときに、前記駆動部の駆動を停止させるので、異常が発生したときに、駆動部に加わる負荷に対応させて駆動部の駆動を確実に停止させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、成形機としての射出成形機について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の概略図である。
図において、51は射出装置、52は第1の金型としての固定金型11及び第2の金型としての可動金型12から成る金型装置、53は射出装置51と対向させて配設された型締装置、54は前記射出装置51を進退自在に支持する可塑化移動装置、55はエジェクタ装置、60はトグル調整装置として機能する型厚調整装置、fr1は前記射出装置51、型締装置53、可塑化移動装置54等を支持する成形機フレームである。
前記射出装置51は、シリンダ部材としての加熱シリンダ56、該加熱シリンダ56内において、回転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材としてのスクリュー57、前記加熱シリンダ56の前端に取り付けられた射出ノズル58、前記加熱シリンダ56の後端の近傍に配設されたホッパ59、前記スクリュー57の後端に突出させて形成されたスクリュー軸61、荷重検出部としてのロードセル70を介して連結された前側支持部71及び後側支持部72を備えるとともに、進退自在に配設され、前記スクリュー軸61を回転自在に支持するプレッシャプレート62、前記前側支持部71に取り付けられ、プーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)65を介してスクリュー軸61と連結された計量用の駆動部としての計量用モータ66、前記成形機フレームfr1に取り付けられ、プーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)68を介してボールねじ75と連結された射出用の駆動部としての射出用モータ69等を備える。前記ボールねじ75は、回転伝達系68と連結された第1の変換要素としてのボールねじ軸73、及び後側支持部72に取り付けられ、前記ボールねじ軸73と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット74によって構成され、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能する。
また、前記可塑化移動装置54は、成形機フレームfr2、該成形機フレームfr2に取り付けられ、可塑化移動用の駆動部としてのモータ77、前記成形機フレームfr2の長手方向に沿って配設され、前側支持部71及び後側支持部72を案内するガイド78、成形機フレームfr2に対して回転自在に配設され、モータ77を駆動することによって回転させられる第1の変換要素としてのボールねじ軸81、該ボールねじ軸81と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット82、前記加熱シリンダ56の後端に取り付けられたブラケット83、前記ボールナット82とブラケット83との間に配設される付勢部材としてのスプリング84等を備える。なお、前記ボールねじ軸81及びボールナット82によってボールねじ86が構成され、該ボールねじ86は、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能する。
また、前記型締装置53は、成形機フレームfr1に取り付けられた第1のプラテンとしての固定プラテン91、ベースプレートとしてのトグルサポート92、前記固定プラテン91とトグルサポート92との間に架設されたタイバー93、固定プラテン91と対向させて、かつ、タイバー93に沿って進退自在に配設された第2のプラテンとしての可動プラテン94、及び該可動プラテン94とトグルサポート92との間に配設されたトグル機構95、前記可動プラテン94を進退させるための、型締用の駆動部としての型締用モータ96、該型締用モータ96を駆動することによって発生させられた回転をトグル機構95に伝達するプーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)97、該回転伝達系97と連結された運動方向変換部としてのボールねじ98、該ボールねじ98と連結されたクロスヘッド99等を備える。そして、前記固定プラテン91及び可動プラテン94に、互いに対向させて固定金型11及び可動金型12がそれぞれ取り付けられる。
前記ボールねじ98は、回転伝達系97と連結された第1の変換要素としてのボールねじ軸101、及びクロスヘッド99に取り付けられ、前記ボールねじ軸101と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット102によって構成され、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能する。
また、前記トグル機構95は、クロスヘッド99に対して揺動自在に支持されたトグルレバー105、トグルサポート92に対して揺動自在に支持されたトグルレバー106、及び可動プラテン94に対して揺動自在に支持されたトグルアーム107を備え、トグルレバー105、106間、及びトグルレバー106とトグルアーム107との間がそれぞれリンク結合される。
前記トグル機構95は、図示されないサーボモータによってクロスヘッド99をトグルサポート92と可動プラテン94との間で進退させることによって可動プラテン94をタイバー93に沿って進退させ、可動金型12を固定金型11に対して接離させて、型閉じ、型締め及び型開きを行う。
また、前記エジェクタ装置55は、可動プラテン94の後端面に配設され、可動プラテン94に対して進退自在に配設されたクロスヘッド111、突出し用の駆動部としての突出し用モータ112、前記クロスヘッド111に対して回転自在に配設された第1の変換要素としてのボールねじ軸113、前記クロスヘッド111に取り付けられ、前記ボールねじ軸113と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット114、前記突出し用モータ112を駆動することによって発生させられた回転をボールねじ軸113に伝達するプーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)116、前記クロスヘッド111の進退に伴って進退させられる図示されないエジェクタロッド及びエジェクタピン等を備える。なお、前記ボールねじ軸113及びボールナット114によってボールねじ115が構成され、該ボールねじ115は、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能する。
そして、前記型厚調整装置60は、各タイバー93の後端に形成されたねじ部と螺合させられ、トグル調整部材としての、かつ、型厚調整部材としての調整ナット121、トグル調整用の、かつ、型厚調整用の駆動部としての型厚モータ122、該型厚モータ122を駆動することによって発生させられた回転を各調整ナット121に伝達する伝動部材としてのタイミングベルト123等を備え、トグルサポート92を固定プラテン91に対して進退させて型厚調整を行う。
前記構成の射出装置51において、モータ77を駆動すると、該モータ77の回転はボールねじ軸81に伝達され、ボールナット82が進退させられる。そして、ボールナット82の推力がスプリング84を介してブラケット83に伝達され、射出装置51が進退させられる。
そして、計量工程において、計量用モータ66を駆動すると、該計量用モータ66の回転は、回転伝達系65を介してスクリュー軸61に伝達され、スクリュー57が回転させられる。一方、ホッパ59から供給された成形材料としての樹脂は、加熱シリンダ56内において加熱されて溶融させられ、前方に移動して、スクリュー57の前方に溜められる。これに伴って、スクリュー57は、所定の位置まで後退させられる。
次に、射出工程において、射出ノズル58を固定金型11に押し付け、射出用モータ69を駆動すると、該射出用モータ69の回転は、回転伝達系68を介してボールねじ軸73に伝達され、ボールねじ軸73が回転させられる。このとき、ロードセル70はボールねじ軸73の回転に伴って移動し、スクリュー57を前進させるので、スクリュー57の前方に溜っている樹脂は、射出ノズル58から射出され、固定金型11と可動金型12との間に形成されたキャビティ空間に充填される。そのときの反力を、ロードセル70が受け、該ロードセル70によって圧力検出される。
次に、前記構成の型締装置53及びエジェクタ装置55において、型締用モータ96を駆動すると、該型締用モータ96の回転は、回転伝達系97を介してボールねじ軸101に伝達され、ボールナット102が進退させられ、クロスヘッド99も進退させられる。そして、該クロスヘッド99の前進に伴って、トグル機構95が伸展させられ、可動プラテン94が前進させられて型閉じが行われ、固定金型11に可動金型12が当接させられる。続いて、型締用モータ96を更に駆動すると、トグル機構95において型締力が発生させられ、該型締力で固定金型11に可動金型12が押し付けられ、固定金型11と可動金型12との間にキャビティ空間が形成される。また、クロスヘッド99の後退に伴って、トグル機構95が屈曲させられると、可動プラテン94が後退させられ、型開きが行われる。
続いて、突出し用モータ112を駆動すると、該突出し用モータ112の回転は、回転伝達系116を介してボールねじ軸113に伝達され、クロスヘッド111が進退させられ、前記エジェクタロッドが進退させられる。そして、型開きが行われるのに伴って、突出し用モータ112を駆動してクロスヘッド111を前進させると、前記エジェクタピンが前進させられ、成形品が突き出される。
次に、前記構成の型厚調整装置60において、型厚モータ122を駆動すると、型厚モータ122の回転は、タイミングベルト123を介して各調整ナット121に伝達され、該各調整ナット121は、回転させられるのに伴ってタイバー93に対して進退させられ、トグルサポート92を進退させる。その結果、型厚が調整されるとともに、トグル機構95の基準位置が調整される。
ところで、前記計量用モータ66、射出用モータ69、モータ77、型締用モータ96、突出し用モータ112、型厚モータ122等の各モータは、インバータによって発生させられた3相の電流が供給されて駆動されるようになっている。
次に、前記各モータを駆動するための駆動制御回路について説明する。なお、各モータの駆動制御回路は共通の構造を有するので、型締用モータ96の駆動制御回路について説明し、他のモータの駆動制御回路については説明を省略する。
図1は本発明の第1の実施の形態における駆動制御装置のブロック図、図4は本発明の第1の実施の形態における金型装置の断面図、図5は本発明の第1の実施の形態における制限値のパターンを示す図である。なお、図5において、横軸に型開閉位置sを、縦軸に型締用モータ96のトルクを採ってある。
この場合、型締用モータ96を駆動するために、駆動源としての交流の電源部42、該電源部42から供給される交流の電流を整流する整流回路28、整流された電流を平滑して直流の電流を発生させるコンデンサC、及び直流の電流を受けて各相の電流IU、IV、IWを発生させ、電流IU、IV、IWを型締用モータ96に供給するインバータ29等が配設され、該インバータ29に、6個のスイッチング素子としてのトランジスタが配設される。また、電流IU、IVを検出するために電流検出部としての電流センサ26、27が配設されるとともに、型開閉位置sを検出するための位置検出部としてのエンコーダ30が配設される。なお、該エンコーダ30は、型開閉位置sを型締用モータ96の回転角度ωとして検出するので、回転角度ωに対応して変化する回転速度Npを検出するための回転速度検出部としても機能する。
ところで、前記型締用モータ96の制御を行うために制御部22が配設され、該制御部22の図示されない出力制御処理手段は、出力制御処理を行い、型締め時等において、電流IU、IV、IWを検出し、型締用モータ96のトルクを制御し、型締力を制御するようにしている。
そのために、メモリ39には、操作者が操作部としての操作パネル24を操作することによって、型開閉位置sと型締用モータ96の目標となる回転速度を表す目標回転速度Ntとが対応させて記録される。そして、前記出力制御処理手段の目標トルク算出処理手段は、目標トルク算出処理を行い、型開閉位置s及び回転速度Npを読み込み、メモリ39から型開閉位置sに対応する目標回転速度Ntを読み出し、回転速度Npと目標回転速度Ntとの速度偏差ΔNを算出し、該速度偏差ΔNをPI制御することによって、目標となるトルクを表す目標トルクTtを算出する。
続いて、前記出力制御処理手段の指令値発生処理手段は、指令値発生処理を行い、目標トルクTtに基づいて電流指令値ids、iqsを算出し、電流センサ26、27によって検出された検出電流iu、ivを読み込み、該検出電流iu、ivに基づいて検出電流iw
iw=−iu−iv
を算出する。続いて、前記指令値発生処理手段は、検出電流iu、iv、iwをd−q座標軸上のd軸電流id及びq軸電流iqに変換するとともに、前記電流指令値idsとd軸電流idの偏差Δid、及び電流指令値iqsとq軸電流iqの偏差Δiqを算出し、偏差Δid、Δiqが零になるように電圧指令値vds、vqsを算出する。
続いて、前記指令値発生処理手段は、電圧指令値vds、vqsを電圧指令値vus、vvs、vwsに変換する。そして、前記出力制御処理手段のパルス幅変調信号発生処理手段は、パルス幅変調信号発生処理を行い、電圧指令値vus、vvs、vwsに対応するパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを算出し、該パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwをドライブ回路25に対して出力する。そして、該ドライブ回路25は、前記パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwに基づいて駆動信号を発生させ、インバータ29に送る。そして、該インバータ29は、前記駆動信号を受けて、各トランジスタをスイッチングし(オン・オフさせ)、電流IU、IV、IWを発生させる。
ところで、型閉じ及び型締めを行う際に、例えば、固定金型11と可動金型12との間に異物が挟まれたときに、型締用モータ96に加わる負荷が大きくなってしまう。そこで、実トルクTpより所定の値だけ大きい制限値Tmxをあらかじめ設定し、実トルクTpが制限値Tmxを超えると、型締用モータ96の駆動を停止させるようにしている。
そして、制御部22の図示されない異常判定処理手段は、異常判定処理を行い、トルクを発生させるのに寄与するq軸電流iqを読み込み、q軸電流iqに所定の定数を乗算することによって実績値としての実トルクTpを算出するとともに、メモリ39から制限値Tmxを読み出し、実トルクTpが制限値Tmxを超えると、金型装置52(図3)又は型締装置53に異常が発生したと判断し、型締用モータ96の駆動を停止させる。
ところで、前記型締用モータ96を駆動してトグル機構95を作動させると、トグル機構95を構成する各要素間に発生する摩擦力が変動し、該摩擦力による摺動抵抗も変動する。また、キャビティ内にコアを嵌入させることによって型閉じ及び型締めを行うようにした金型装置においては、キャビティとコアとの間に発生する摩擦力が変動し、該摩擦力による摺動抵抗も変動する。
さらに、前記固定金型11と可動金型12との心合せを行うために、固定プラテン91と可動プラテン94との間に図示されないガイドピン及びガイドブシュを配設し、ガイドブシュにガイドピンを嵌入させるようにした金型装置においては、ガイドブシュとガイドピンとの間に発生する摩擦力が変動し、該摩擦力による摺動抵抗も変動する。
そこで、制限値Tmxを、型開閉位置sに対応させて、かつ、摺動抵抗を考慮して、実トルクTpより、所定の関係を維持しながら大きくなるように設定するようにしている。例えば、図4に示されるような金型装置52を使用する場合、図5に示されるような実トルクTpに追随するパターンの制限値Tmxが設定される。
すなわち、図4において、51は射出装置、52は金型装置、56は加熱シリンダ、58は射出ノズル、155はスプルーである。また、11は固定金型、12は可動金型であり、前記固定金型11に凹部から成るキャビティ204が、可動金型12に凸部から成るコア205が形成される。そして、固定金型11と可動金型12との間に、キャビティ204及びコア205によってキャビティ空間Cが形成される。そして、206は固定金型11に形成された流路であり、該流路206に図示されない温調器から供給された温調媒体としての温調水が流され、固定金型11が冷却される。なお、可動金型12にも同様に図示されない流路が形成され、該流路に温調水が流され、可動金型12が冷却される。
また、208はキャビティ204の内周面を形成する表層部であり、該表層部208は、キャビティ204の前端の内周面に形成された摺動部210及び該摺動部210以外の非摺動部211から成る。そして、212はコア205の後端の外周面に形成された環状の摺動部である。
前記構成の金型装置52において型閉じ及び型締めを行うに当たり、型締用モータ96において、図5に示されるような実トルクTpが発生させられるように、目標トルクTtが設定される。また、前記固定金型11と可動金型12とが近接する位置に一つ以上の監視区間が設定される。すなわち、型閉じが開始される位置をs1とし、キャビティ204内へのコア205の進入が開始される位置をs2とし、型締めが終了する位置をs3としたとき、位置s1から位置s3までの区間を監視区間とし、該監視区間について制限値Tmxが設定される。なお、トグル機構95のトグル倍率に応じて監視区間を複数の区間に分割することができる。
そのために、本実施の形態においては、半自動運転で射出成形機を運転し、型締装置53によって型閉じ及び型締めを行い、そのとき、q軸電流iqを読み込み、q軸電流iqを換算して実トルクTpを算出し、実トルクTpに基づいて制限値Tmxを設定するようにしている。制限値Tmxは、実トルクTpの関数fで表され、
Tmx=f(Tp)
にされる。この場合、前記実トルクTpは制限値Tmxを算出するための基準トルクを構成する。
前記関数fとして、一次以上の関数、e関数等を設定し、使用することができる。また、制限値Tmxを、実トルクTpに代えて、実トルクTpに基づいて設定された計算値の関数で表したり、射出成形機の所定の部位を構成する弾性体、例えば、固定金型11及び可動金型12のうちの少なくとも一方のヤング率に対応させて設定された関数で表すこともできる。
さらに、タイバー93に取り付けられ、タイバー93の伸び量を検出することによって型締力を検出する型締力検出部としての図示されないタイバーセンサを使用してもよい。この場合、タイバーセンサによって検出された実績値としての検出値である型締力に基づいて、監視区間内においてあらかじめ設定された関数を使用して、制限値Tmxを表すことができる。この場合、タイバーセンサは、実際に加わっている荷重を検出するので、一層正確に制限値Tmxを表すことができる。
さらに、可動プラテン94とトグル機構95との間に型締力検出器としてのロードセルを配設することができる。この場合、実際に可動金型12に加わっている荷重を検出することができるので、より正確に制限値Tmxを表すことができる。
本実施の形態においては、一次関数が使用される。まず、可動プラテン94が位置s1から前進を開始すると、所定の変化率で実トルクTpが大きくなり、例えば、位置s2でキャビティ204内にコア205が嵌入されると、位置s3にかけて実トルクTpは更に大きくなり、変化率も大きくなる。そこで、制限値Tmxは、位置s1〜s3における各実トルクTpの値Tp1〜Tp3に所定の値αを加算して、値Tp1+α〜Tp3+αを算出される。したがって、値Tp1+α〜Tp3+αを採る一次関数、すなわち、値Tp1+α、Tp2+αの2点を結ぶ直線、及び値Tp2+α、Tp3+αの2点を結ぶ直線から成る制限値Tmxのパターンを得ることができる。
この場合、実トルクTpと制限値Tmxとの差が位置s1〜s3間において常に一定の値αになるので、例えば、固定金型11と可動金型12との間に異物が挟まれたときに、実トルクTpが無用に大きくなることがない。すなわち、金型装置52に異常が発生したときに、型締用モータ96に加わる負荷に対応させて型締用モータ96の駆動を確実に停止させることができる。その結果、異物によって金型装置52を傷つけてしまうことがなくなる。
本実施の形態においては、制限値Tmxを、型開閉位置sに対応させて設定するようになっているが、時間に対応させて設定することができる。
また、本実施の形態においては、制限値Tmxを、実トルクTpに対応させて設定するようになっているが、目標トルクTtに対応させて設定することができ、その場合、制限値Tmxは、目標トルクTtの関数fで表され、
Tmx=f(Tt)
にされる。この場合、目標トルクTtは制限値Tmxを算出するための基準トルクを構成する。なお、制限値Tmxを、目標トルクTtに代えて、目標トルクTtに基づいて設定された計算値の関数で表すことができる。
次に、キャビティ空間Cに樹脂を充填した後、可動金型12を所定の距離だけ前進させて樹脂を圧縮するようにした圧縮式の射出成形機に適用した本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図6は本発明の第2の実施の形態における金型装置の断面図である。
この場合、第1の金型としての固定金型11の周縁部における第2の金型としての可動金型12と対向する面に、環状の溝221が形成され、該溝221内にキャビティ空間Cの外周縁を画成する堰部材222が進退自在に配設され、前記溝221内に収容された付勢部材としてのスプリング223によって、前記堰部材222は、可動金型12側に向けて付勢される。なお、前記堰部材222が溝221内から完全に抜け出ないように、前記溝221には、堰部材222を係止するための図示されないストッパが形成される。一方、前記可動金型12の外周縁部における固定金型11と対向する面には、前記堰部材222の前端面を受けるための環状の当接部226が形成されるとともに、該当接部226の外周縁に段部225が形成され、該段部225より径方向外方に、所定の量だけ固定金型11側に突出させられた環状の突出部229が形成される。
前記構成の射出成形機において、初期状態で前記堰部材222は所定の量だけ固定金型11の前端面から突出させられている。そして、型締用の駆動部としての型締用モータ96(図1)を駆動することによって可動金型12を前進させ、図に示されるように型閉じを行うと、最初に堰部材222の前端面が当接部226に当接させられ、キャビティ空間Cが形成される。この間、所定の変化率で実トルクTp(図5)が大きくなる。
続いて、可動金型12を所定の量だけ前進させると、堰部材222は、前記可動金型12が前進させられた量だけスプリング223の付勢力に抗して後退させられ、溝221内に進入させられ、前記スプリング223の付勢力によって当接部226に更に押し付けられる。
続いて、前記射出ノズル58から図示されない樹脂が射出されると、樹脂はスプルー155を通り、キャビティ空間Cに充填される。このとき、堰部材222は前記付勢力によって当接部226に押し付けられているので、樹脂がキャビティ空間Cから漏れ出すことはない。
次に、前記可動金型12を更に前進させて型締めを行うと、堰部材222が更に後退させられる。これに伴って、コア205がキャビティ204に向けて前進させられ、突出部229が固定金型11の前端面と当接させられ、キャビティ空間C内の樹脂が圧縮される。その後、キャビティ空間C内の樹脂は冷却されて成形品になる。そして、その間、実トルクTpは更に大きくなり、変化率も大きくなる。
この場合、実トルクTpは図5に示されるように変化するので、制限値Tmxも図5に示されるようなパターンで設定される。
次に、竪型成形機に適用した本発明の第3の実施の形態について説明する。
図7は本発明の第3の実施の形態における竪型成形機の第1の状態を示す図、図8は本発明の第3の実施の形態における竪型成形機の第2の状態を示す図である。
図において、301はフレームfrによって、所定の高さの位置に配設された第1のプラテンとしての下プラテン、302は該下プラテン301より上方において、上下方向に移動自在に配設された第2のプラテンとしての上プラテン、303は、前記上プラテン302とタイバー304を介して連結され、前記下プラテン301より下方において、上下方向に移動自在に配設されたベースプレートとしてのトグルサポートである。
前記下プラテン301とトグルサポート303との間には、クロスヘッド310及びトグル機構311が配設される。また、前記タイバー304における下プラテン301とトグルサポート303との間の部分に、タイバー304に沿って移動自在にウェイト307が配設され、下プラテン301とウェイト307との間には付勢部材としてのスプリング308が配設され、該スプリング308は所定の付勢力でウェイト307を下方に向けて付勢する。
前記トグル機構311は、クロスヘッド310に対して揺動自在に支持されたトグルレバー315、トグルサポート303に対して揺動自在に支持されたトグルレバー316、ウェイト307に対して揺動自在に支持されたトグルアーム317、及び下プラテン301に対して揺動自在に支持されたトグルアーム318を備え、トグルレバー315の先端がトグルレバー316の中央部と連結されるほかに、トグルレバー316の先端とトグルアーム317、318の先端とがそれぞれリンク結合される。
前記トグル機構311は、図示されないサーボモータによってクロスヘッド310を下プラテン301とトグルサポート303との間で上下方向に移動させることにより、上プラテン302を上下方向に移動させ、図示されない可動金型を図示されない固定金型に対して接離させて、型閉じ、型締め及び型開きを行う。
この場合、型開きがされた図7の状態から型閉じが行われ、図8の状態になると、上プラテン302、可動金型、トグルサポート303等の可動部の重量によって、型閉じが終了した後もトグル機構311は伸展しようとする。そこで、前記ウェイト307の重量、及びスプリング308の付勢力によってトグル機構311が伸展しようとする力と反対の方向の力を発生させ、トグル機構311を伸展させる力と屈曲させる力とを相殺するようにしている。
ところで、この種の竪型成形機においては、型閉じが終了した時点においては、トグル機構311を伸展させる力と屈曲させる力とが相殺されるので、可動金型は、固定金型に押し付けられず、単に固定金型上に置かれた状態になる。この過程において、スプリング308の付勢力が前記可動部の重量より大きい場合、スプリング308が可動金型の降下を抑制するために、可動金型に対して上向きに働くように制御されていた型締用の駆動部としての型締用モータ96(図1)の出力は、型締力を発生させるように可動金型に対して下向きに働くように制御される。すなわち、実トルクTpが負から正へ逆転する。また、スプリング308の付勢力が前記可動部の重量より小さい場合、可動金型と固定金型とが接触した型閉状態で、実トルクTpは負から正へ逆転する。したがって、型締めを開始するためには、型締用モータ96のトルクを、型閉じが終了した時点の値より所定の値だけ大きくする必要がある。
すなわち、型閉じが終了した後、型締めが開始されるまでの間、実トルクTp(図5)が大きくなるので、制限値Tmxも実トルクTpに対応させて正負が逆転され、その後、実トルクTpに対応させて大きくされる。したがって、実トルクTpと制限値Tmxとの差が常に一定の値になるので、例えば、固定金型と可動金型との間に異物が挟まれたときに、実トルクTpが無用に大きくなることがない。すなわち、金型装置52に異常が発生したときに、型締用モータ96に加わる負荷に対応させて型締用モータ96の駆動を確実に停止させることができる。これにより、スプリング308を使用したために、型閉じ前に型締用モータ96の出力が変化する場合においても、正確に型締用モータ96の出力を制限することができる。さらに、その結果、異物によってスプリング308を降伏点より大きく変形させて破損させたり、金型装置52を傷つけたりすることがなくなる。
また、この場合、型締用モータ96の実トルクTpが負から正へ変わるところに基づいて、監視区間の設定点を設定することができる。
さらに、監視区間内においてあらかじめ設定された制限値によって型締用モータ96の出力を制限することにより、金型装置52を確実に保護することができるので、スプリング308が不要になる。
本実施の形態においては、前記ウェイト307の重量、及びスプリング308の付勢力によってトグル機構311を屈曲させようとしているが、ウェイト307を使用することなくトグル機構311を屈曲させることができる。
図9は本発明の第3の実施の形態における他の竪型成形機の第1の状態を示す図、図10は本発明の第3の実施の形態における他の竪型成形機の第2の状態を示す図である。この場合、図7及び8の竪型成形機と構造が同じ部分については、同じ符号を付与することによって説明を省略する。
この場合、トグル機構311は、クロスヘッド310に対して揺動自在に支持されたトグルレバー315、トグルサポート303に対して揺動自在に支持されたトグルレバー316、及び下プラテン301に対して揺動自在に支持されたトグルアーム318を備え、トグルレバー315の先端がトグルレバー316の中央部と連結されるほかに、トグルレバー316の先端とトグルアーム318の先端とがリンク結合される。また、各トグルアーム318の中央間に付勢部材としてのスプリング331が配設される。
この場合、型開きがされた図9の状態から型閉じが行われ、図10の状態になると、トグルサポート303等の可動部の重量によって、型閉じが終了した後もトグル機構311は伸展しようとする。そこで、前記スプリング331の付勢力によってトグル機構311が伸展しようとする力と反対の方向の力を発生させ、トグル機構311を伸展させる力と屈曲させる力とを相殺するようにしている。
この場合も、図7及び8と同様に、型閉じが終了した時点においては、トグル機構311を伸展させる力と屈曲させる力とが相殺されるので、図示されない可動金型は、図示されない固定金型に押し付けられず、単に固定金型上に置かれた状態になる。したがって、型締めを開始するためには、型締用の駆動部としての型締用モータ96(図1)のトルクを、型閉じが終了した時点の値より所定の値だけ大きくする必要がある。
すなわち、型閉じが終了した後、型締めが開始されるまでの間、実トルクTp(図5)が大きくなるので、制限値Tmxも実トルクTpに対応させて大きくされる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における駆動制御装置のブロック図である。 従来の制限値のパターンを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における射出成形機の概略図である。 本発明の第1の実施の形態における金型装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における制限値のパターンを示す図である。 本発明の第2の実施の形態における金型装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態における竪型成形機の第1の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における竪型成形機の第2の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における他の竪型成形機の第1の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における他の竪型成形機の第2の状態を示す図である。
符号の説明
11 固定金型
12 可動金型
22 制御部
51 射出装置
52 金型装置
53 型締装置
91 固定プラテン
94 可動プラテン
95 トグル機構
96 型締用モータ

Claims (7)

  1. (a)固定金型を取り付けるための固定プラテンと、
    (b)該固定プラテンに対向させて配設され、可動金型を取り付けるための可動プラテンと、
    (c)該可動プラテンを進退させるために駆動される駆動部と、
    (d)前記固定金型と可動金型とが近接する位置に設定された監視区間において、実績値が所定の関数で表される制限値を超えたときに、前記駆動部の駆動を停止させる異常判定処理手段とを有することを特徴とする成形機。
  2. 前記制限値は、実トルク又は目標トルクの関数で表される請求項1に記載の成形機。
  3. 前記関数は、型締力検出部によって検出された検出値に基づいて設定される請求項1に記載の成形機。
  4. 前記関数は、成形機における所定の部位の弾性体のヤング率に基づいて設定される請求項1に記載の成形機。
  5. 前記弾性体は、前記固定金型と可動金型との少なくとも一方に配設される請求項4に記載の成形機。
  6. (a)前記駆動部は、トグル機構を作動させることによって前記可動プラテンを進退させ、
    (b)前記監視区間は、前記トグル機構のトグル倍率に対応させて複数の区間に分割される請求項1に記載の成形機。
  7. 固定金型を取り付けるための固定プラテンと、該固定プラテンに対向させて配設され、可動金型を取り付けるための可動プラテンとが近接する位置に設定された監視区間内において、あらかじめ設定された関数が制限値を超えたときに、駆動部の駆動を停止させることを特徴とする成形機の制御方法。
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