JP2006334730A - 工具ホルダー - Google Patents

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JP2006334730A JP2005162833A JP2005162833A JP2006334730A JP 2006334730 A JP2006334730 A JP 2006334730A JP 2005162833 A JP2005162833 A JP 2005162833A JP 2005162833 A JP2005162833 A JP 2005162833A JP 2006334730 A JP2006334730 A JP 2006334730A
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Junichi Takeuchi
順一 竹内
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Abstract

【課題】 バックテーパ付きのドリルのドリル部分を掴んだ状態でも求芯度を得られる工具ホルダーの提供。
【解決手段】 工具ホルダー1は、筒状のホルダー本体2と、ホルダー本体2の先端部にねじ込まれて取り付けられるナット5とから構成される。ホルダー本体2の先端部内側には、先端側へ行くに従って拡径する円錐台状の穴3が形成されている。穴3の傾斜角zは、コレット10の基端側外周部の傾斜角xより大きい角度とされ、コレット10の傾斜角xに、ドリル20のバックテーパの傾斜角yを加えた角度とされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドリルやエンドミルなどの工具を保持するためのホルダー(アダプター)に関するものであり、特にバックテーパ付きの工具を保持するのに好適に使用される工具ホルダーに関するものである。
ドリルの刃先を研削機で研削する際など、ドリルを各種工作機械に装着するには、ドリルのストレートなシャンク部分をホルダーで掴み、このホルダーを工作機械に装着している。
図4は、従来のホルダーにドリルが取り付けられた状態を示す断面図である。
この図に示すように、従来、ホルダー50は、例えば筒状とされ、その先端部には、コレット60が差し込まれる円錐台状の穴52が形成されている。この穴52は、その傾斜角がコレット60の外周壁の傾斜角と同じとなるように形成されており、コレット60の傾斜角が例えば8度の場合には、ホルダー50の穴の傾斜角も8度とされていた。つまり、コレット60およびホルダー50の穴52の先端角α、βは、共に16度とされていた。
そして、ホルダー50にドリル65を取り付ける際には、図4に示すように、ドリル65のストレートなシャンク66がコレット60に通された状態でホルダー50のナット55がねじ込まれる。これにより、コレット60がホルダー50に対して基端側へ押し込まれ、これに伴ってコレット60の外周壁が径方向内側へ押し込まれてドリル65がホルダー50に固定される。このように、ドリル65が取り付けられたホルダー50を研削機に取り付けることで、ドリル65の切刃部65aの再研削を行うことができる。
ところで、ドリル部分が長いドリルの場合、できるだけ刃先に近い部分をホルダー50で掴むほうが切刃部を研削する際にドリルが振れることがなく、研削の精度があがる。そこで、シャンクではなく、ドリル部分をコレット60に差し込み、ホルダー50に取り付けることが考えられる。
しかしながら、ドリルにはドリル部分に基端側へ行くに従って縮径する傾斜が付けられたバックテーパ付きドリルがある。そして、このようなドリル70をコレット60に差し込んでホルダー50に固定しようとすると、図5に示すようにコレット60の基端部において、コレット60とドリル70のドリル部分72との間に、ドリル70のバックテーパの傾斜角度分の隙間Sが生じる。この場合、コレット60に差し込まれたドリル部分72全体がコレット60の内周面に接触しておらず、研削する際に、ドリル70がホルダー50に対して振れる場合があり、研削精度が悪くなるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、バックテーパ付きのドリルのドリル部分を掴んだ状態でも求芯度を得られる工具ホルダーを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、コレットを介して工具を保持するホルダーであって、先端部には、コレットが収容される円錐状の穴が設けられ、この穴の傾斜角は、コレットの傾斜角より大きいことを特徴とする工具ホルダーである。
請求項2に記載の発明は、前記穴の傾斜角は、コレットの傾斜角に工具のバックテーパの傾斜角を加えた角度とされることを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダーである。
請求項3に記載の発明は、既存のコレットと既存のホルダーと共に使用され、前記コレットを介して工具を保持する前記ホルダーの穴に、前記コレットに被せられた状態で差し込まれ、前記コレットとバックテーパ付き工具との隙間を埋めることを特徴とする補助コレットである。
本発明の工具ホルダーによれば、バックテーパ付きドリルでもきちんと固定した状態で保持することができる。
以下、本発明のホルダーについて、実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、ホルダーにドリルが取り付けられる状態を示す分解断面図である。
図2は、ホルダーにドリルが取り付けられた状態を示す断面図である。
本実施例の工具ホルダー1は、ドリルを保持した状態で、たとえば研削機に取り付けられ、ドリルの刃先部を再研削する場合に使用される。
本実施例の工具ホルダー1にドリルを取り付ける際には、コレットが使用される。
コレット10は、基端部11が基端側へ行くに従って縮径する円錐台状とされると共に、先端部12が先端側へ行くに従って縮径する円錐台状に連続して形成されている。
コレット10の基端部11と先端部12との境界部分には、周方向に沿って径方向外側へ開口する断面コ字状の円環状凹溝13が形成されている。
また、コレット10には、軸方向に沿って円形の貫通穴14が形成されており、基端面中央および先端面中央において開口している。さらに、コレット10の外周壁には、基端面から先端側へ向けて、および先端面から基端側へ向けて、軸方向に沿う複数の切込み15,…,15が周方向等間隔に互い違いに形成されている。
そして、このコレット10には、ドリル20が差し込まれる。本実施例のドリル20は、ドリル部分21が基端側へ行くに従って縮径するバックテーパ付きのツイストドリルとされる。
また、本実施例では、コレット10の基端側外周部の傾斜角(片角)xが8度、ドリル20のバックテーパの傾斜角yが、0.035度の場合について説明する。
なお、このコレット10およびドリル20は、従来公知のものを使用することができ、傾斜角x、yは、各社製品で異なる。
本実施例の工具ホルダー1は、筒状のホルダー本体2と、ホルダー本体2の先端部にねじ込まれて取り付けられるナット5とから構成される。
ホルダー本体2の先端部外周部は、前記ナット5がねじ込まれるネジ部2aとされる。また、ホルダー本体2の先端部内側には、先端側へ行くに従って拡径する円錐台状の穴3が形成されている。なお、この穴3の基端側に連続して、ホルダー本体2には、軸方向に沿って円形の貫通穴2bが形成されている。
前記穴3の傾斜角zは、コレット10の基端側外周部の傾斜角xより大きい角度とされる。本実施例ではコレット10の基端側外周部の傾斜角8度より大きい角度とされ、具体的には、前記穴3の傾斜角zは、8.035度とされる。これは、コレット10の傾斜角x(8度)に、ドリル20のバックテーパの傾斜角y(0.035度)を加えた角度とされる。
本実施例のホルダー本体2と、図4および図5に示す傾斜角8度丁度の穴52が形成された従来の工具ホルダー50とを比較した場合、各穴3,52の軸方向の寸法a1,a2および先端側の内径b1,b2は同じとされる。また、本実施例のホルダー本体2の穴3の基端側の内径c1は、従来の工具ホルダー50の穴52の基端側の内径c2より小径に形成されている。
ナット5は、ホルダー本体2の先端部にねじ込み可能な筒状とされ、先端部5aは先端側へ行くに従って縮径する円錐台状に形成されている。
また、ナット5の内部には、径方向内側へ突出する突部7が環状に形成されている。この突部7は、コレット10の前記凹溝13に差し込み可能とされる。なお、この突部7の一部は切り欠かれており、ナット5に対してコレット10の先端部をねじ込むように差し込むことで、コレット10をナット5に取り付けることができる。そして、コレット10がナット5に取り付けられた状態では、コレット10の凹溝13にナット5の突部7が差し込まれて、コレット10はナット5に回転可能に保持される。
ナット5に取り付けられたコレット10にドリル20を差し込んだ状態で、コレット10の基端部11をホルダー本体2の穴3に差し込み、ナット5をホルダー本体2に対してねじ込むことで、コレット10はホルダー本体2に対して基端側へ押し込まれていく。
コレット10の外周壁には切欠き15が形成されていることから、コレット10が基端側へ押し込まれていくことで、その外周壁が径方向内側へ押し込まれていき、コレット10の貫通穴14は縮径してドリル20の外周面を締め付ける。
また、ホルダー本体2の穴3は、基端側へ行くに従ってコレット10の基端部11に比べて、狭められていることで、コレット10の基端部11の内、その基端11aはその先端11bよりさらに径方向内側へ押し込まれる。
そして、本実施例のホルダー本体2の穴3は、コレット10の基端部11の傾斜角に、ドリル20のバックテーパの傾斜角を加えた角度とされていることで、コレット10とドリル部分21との間には隙間が生じず、コレット10に差し込まれたドリル部分21全体がコレット10に接触してホルダー1に締め付けられてドリル20が固定される。
このように、本実施例の工具ホルダー1によれば、コレット10に差し込まれたドリル20のドリル部分21全体がコレット10に締め付けられることで、研削時にドリル20が工具ホルダー1に対して振れることがない。これにより、工具ホルダー1および工具ホルダー1が取り付けられる工作機械に対するドリル20の高精度の心出しが可能となる。つまり、ドリルの求芯度が高くなり、研削精度の向上にも繋がる。
ところで、上記実施例では、ホルダー本体2の穴3の傾斜角を変更することで、バックテーパ付きドリルの保持に対応したが、補助コレット40を使用して対応することも可能である。
図3は、補助コレットを示す断面図である。
補助コレット40は、薄肉の円錐台形状とされ、図5に示す既存のコレット60の基端側に被せられて既存のホルダー50の穴52に差し込まれる。つまり、この補助コレット40の外形は、ホルダー50の穴52の傾斜面に対応している。そして、この補助コレット40は、基端側へ行くに従って厚みを増すように形成されており、基端部41は先端部42より厚肉とされる。この補助コレット40の厚みの増し方は、任意に変更可能であるが、ドリル70のバックテーパの傾斜角に対応させるのが好ましい。
そして、この補助コレット40をコレット60の基端側に被せた状態でホルダー50の穴52に差し込むことで、図5に示す隙間Sを埋めることが可能となる。
つまり、補助コレット40をホルダー50の穴52に配置することで、上記実施例の工具ホルダー1と同様に、ホルダー50の穴52が基端側へ行くに従って、コレット60に対して狭められることとなり、ドリル70とコレット60との間に隙間が生じなくなる。
これにより、上記実施例の工具ホルダー1と同様に、ドリルがホルダーに対して振れることがなくなる。
本発明の工具ホルダーは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、傾斜角8度のコレットおよび傾斜角0.035度のバックテーパを有したドリルを使用する場合について説明したが、その各傾斜角は、任意であり、これに対応してホルダー本体の穴を形成すればよい。
また、工具ホルダーを研削機に取り付けて使用する場合について説明したが、他の機械に装着して使用することも可能である。さらに、工具ホルダーは、ドリルのほかエンドミルなど他の工具を保持することも可能である。
本発明の工具ホルダーの一実施例を示す分解断面図である。 図1の工具ホルダーにドリルが取り付けられた状態を示す断面図である。 補助コレットを示す断面図である。 従来の工具ホルダーにドリルのシャンクが固定された状態を示す断面図である。 従来の工具ホルダーにドリルのドリル部分が固定された状態を示す断面図である。
符号の説明
1 工具ホルダー
2 ホルダー本体
3 穴
5 ナット
7 突部
10 コレット
13 凹溝
40 補助コレット
50 ホルダー
52 穴
60 コレット
65 ドリル
70 ドリル

Claims (3)

  1. コレットを介して工具を保持するホルダーであって、
    先端部には、コレットが収容される円錐状の穴が設けられ、
    この穴の傾斜角は、コレットの傾斜角より大きい
    ことを特徴とする工具ホルダー。
  2. 前記穴の傾斜角は、コレットの傾斜角に工具のバックテーパの傾斜角を加えた角度とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダー。
  3. 既存のコレットと既存のホルダーと共に使用され、
    前記コレットを介して工具を保持する前記ホルダーの穴に、前記コレットに被せられた状態で差し込まれ、前記コレットとバックテーパ付き工具との隙間を埋める
    ことを特徴とする補助コレット。
JP2005162833A 2005-06-02 2005-06-02 工具ホルダー Pending JP2006334730A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2911729A1 (fr) * 2007-01-19 2008-07-25 Airbus France Sas Outil d'aide au reformage et/ou denudage de cables electriques

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