JP2006334634A - 梁材の製造方法及び梁材の製造設備 - Google Patents

梁材の製造方法及び梁材の製造設備 Download PDF

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伸 中島
Norio Nakajima
教雄 中島
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Abstract

【課題】使用する鋼材料の重量を重くすることなく、曲げモーメント値を上げた梁材を能率良く得られる梁材の製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板1を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段20により、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部7を成形する。次いで後段のロール式成形手段30により、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げて、中央部分の下フランジ部3と、下フランジ部の左右側端からコーナ部4を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部5と、少なくとも一方のウエブ部の端からコーナ部6を介して外向き直角状に連設した上フランジ部とからなる梁材2を得る。鋼板を、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に成形して、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行え、梁材を能率良く安価に製造できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば鉄骨構造物に使用される梁材の製造方法及び梁材の製造設備に関するものである。
従来、この種の梁材としては、次のような構成が提供されている。すなわち、梁(梁材)としては、上下一対のフランジとウエブ部とからなるI型鋼(H型鋼)が使用されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平9−111872号公報(第2−3頁、図1) 特開平5−148894号公報(第2頁、図1)
上記した従来構成によると、I型鋼(H型鋼)として、たとえば、フランジ板厚が22mm、ウエブ部板厚が12mm、フランジ幅が250mm、両フランジの外面間の高さが600mmのものを採用したとき、[フランジ板厚>ウエブ部板厚]の構成により、すなわちウエブ部の板厚を薄く形成したことにより、使用材料の重量を軽くしながらも、所定(規格)の強度などを確保できる。そしてI型鋼(H型鋼)は、圧延により製造されている。
しかし、上記した従来構成によると、曲げモーメント値を上げたり、横揺れを少なくするために強度などを向上させようとしたとき、ウエブ部の板厚を厚くするなどしなければならず、使用する鋼材料の重量が重くなって材料コストが高いものになる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、曲げモーメント値を上げた梁材を能率良く得られる梁材の製造方法を提供することを目的としたものである。
また請求項8,9記載の発明は、全体を簡素に構成し得る梁材の製造設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の梁材の製造方法は、鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段により、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部を成形し、次いで後段のロール式成形手段により、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、中央部分の下フランジ部と、この下フランジ部の左右側端からコーナ部を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部と、少なくとも一方のウエブ部の端からコーナ部を介して外向き直角状に連設した上フランジ部とからなる梁材を得ることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に成形し得、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行えることになる。そして梁材は、上端に横向きの上フランジ部を有するU字型枠状に形成したことで、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく形成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得る。
また本発明の請求項2記載の梁材の製造方法は、上記した請求項1記載の構成において、前段のロール式成形手段により、鋼板の両側部分を同方向に直角状に曲げて、両方のウエブ部の端からそれぞれコーナ部を介して外向き直角状に連設した上フランジ部を有する梁材を得ることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、両ウエブ部の上端に外横向きの上フランジ部を有するU字型枠状の梁材を製造し得、この梁材は、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく形成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得る。
そして本発明の請求項3記載の梁材の製造方法は、上記した請求項1記載の構成において、前段のロール式成形手段により、鋼板の一側部分を直角状に曲げて、一方のウエブ部の端からコーナ部を介して外向き直角状に連設した上フランジ部を有する梁材を得ることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、一方のウエブ部の上端に外横向きの上フランジ部を有するU字型枠状の梁材を製造し得、この梁材は、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく形成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得る。さらに梁材を、鋼管柱の梁材連結部に対して偏心した状態で溶接結合し得ることで、鉄骨構造物における外壁相当部分の構成に採用し得る。
さらに本発明の請求項4記載の梁材の製造方法は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、鋼板は、幅方向において、少なくとも一側部と中央部分とが厚肉鋼板部で残部が薄肉鋼板部として形成されており、この鋼板を長さ方向に搬送しながら前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して、厚肉の下フランジ部と薄肉のウエブ部と厚肉の上フランジ部とからなる梁材を得ることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、上下のフランジ部が厚肉で、かつ両ウエブ部が薄肉の梁材を製造し得、この梁材は、左右一対の薄肉のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく形成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得る。
しかも本発明の請求項5記載の梁材の製造方法は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、鋼板は、幅方向において均一状の板厚に形成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項5の発明によると、上下のフランジ部と両ウエブ部を均一状の板厚とした梁材を製造し得、この梁材は、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、曲げモーメント値を上げ得る。
また本発明の請求項6記載の梁材の製造方法は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、鋼板を、所定温度、またはその近辺にまで全体加熱したのち、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して熱間成形することを特徴としたものである。
したがって請求項6の発明によると、加熱した鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に熱間成形し得、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行えることになる。そして梁材は、上端に横向きの上フランジ部を有するU字型枠状に熱間形成したことで、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく形成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得る。また梁材は、複数箇所のコーナ部を熱間成形することで、残留応力の除去と靭性の回復とを図り、捩れ、曲がり、変形が殆ど生じない均質なものにし得るとともに、能率よく安価に得られる。
そして本発明の請求項7記載の梁材の製造方法は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、鋼板を、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して冷間成形することを特徴としたものである。
したがって請求項7の発明によると、鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に冷間成形し得、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行えることになる。そして梁材は、上端に横向きの上フランジ部を有するU字型枠状に冷間形成したことで、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく形成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得、さらに熱間形式に比べて、より安価に製造し得る。
さらに本発明の請求項8記載の梁材の製造設備は、鋼板を、所定温度、またはその近辺にまで全体加熱して取り出す加熱手段と、この鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部を熱間成形する前段のロール式成形手段と、鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、中央部分の下フランジ部と、この下フランジ部の左右側端からコーナ部を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部とを熱間成形する後段のロール式成形手段とからなることを特徴としたものである。
したがって請求項8の発明によると、請求項1〜6の梁材の製造方法を容易に実現して、熱間成形した梁材を製造し得る梁材の製造設備を、全体を簡素に構成して提供し得る。
しかも本発明の請求項9記載の梁材の製造設備は、鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部を冷間成形する前段のロール式成形手段と、鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、中央部分の下フランジ部と、この下フランジ部の左右側端からコーナ部を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部とを冷間成形する後段のロール式成形手段とからなることを特徴としたものである。
したがって請求項9の発明によると、請求項1〜5、7の梁材の製造方法を容易に実現して、冷間成形した梁材を製造し得る梁材の製造設備を、全体を簡素に構成して提供し得る。
上記した本発明の請求項1によると、鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に成形することで、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行うことができ、以て梁材を能率良く安価に製造することができる。そして梁材は、上端に横向きの上フランジ部を有するU字型枠状に形成したことで、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できるとともに、曲げモーメント値を上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保できる。
また上記した本発明の請求項2によると、両ウエブ部の上端に外横向きの上フランジ部を有するU字型枠状の梁材を製造でき、この梁材は、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できるとともに、曲げモーメント値を上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、一方のウエブ部の上端に外横向きの上フランジ部を有するU字型枠状の梁材を製造でき、この梁材は、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できるとともに、曲げモーメント値を上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保できる。さらに梁材を、鋼管柱の梁材連結部に対して偏心した状態で溶接結合できることで、鉄骨構造物における外壁相当部分の構成に好適に採用できる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、上下のフランジ部が厚肉で、かつ両ウエブ部が薄肉の梁材を製造でき、この梁材は、左右一対の薄肉のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できるとともに、曲げモーメント値を上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保できる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、上下のフランジ部と両ウエブ部を均一状の板厚とした梁材を製造でき、この梁材は、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、曲げモーメント値を上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保できる。
また上記した本発明の請求項6によると、加熱した鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に熱間成形することで、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行うことができ、以て梁材を能率良く安価に製造することができる。そして梁材は、上端に横向きの上フランジ部を有するU字型枠状に熱間形成したことで、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できるとともに、曲げモーメント値をより一層上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保できる。また梁材は、複数箇所のコーナ部を熱間成形することで、残留応力の除去と靭性の回復とを図り、捩れ、曲がり、変形が殆ど生じない均質なものにできるとともに、能率よく安価に得ることができる。
そして上記した本発明の請求項7によると、鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して徐々(段階的)に冷間成形することで、鋼板から梁材への成形を流れ作業的に行うことができ、以て梁材を能率良く安価に製造することができる。そして梁材は、上端に横向きの上フランジ部を有するU字型枠状に冷間形成したことで、左右一対のウエブ部による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できるとともに、曲げモーメント値をより一層上げることができ、以て所定(規格)の強度などを十分に確保でき、さらに熱間形式に比べて、より安価に製造できる。
さらに上記した本発明の請求項8によると、請求項1〜6の梁材の製造方法を容易に実現して、熱間成形した梁材を好適に製造できる梁材の製造設備を、全体を簡素に構成して提供できる。
しかも上記した本発明の請求項9によると、請求項1〜5、7の梁材の製造方法を容易に実現して、冷間成形した梁材を好適に製造できる梁材の製造設備を、全体を簡素に構成して提供できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、鋼板1は、所定幅Wでかつ所定長さLとされている。ここで鋼板1は、幅方向において、両側部分と中央部分が厚肉鋼板部1A,1Bで残部の2箇所が薄肉鋼板部1Cとして形成されている。その際に鋼板1は、両側部分の厚肉鋼板部1Aの板厚Tに対して中央部分の厚肉鋼板部1Bの板厚Tが等厚もしくは薄く[T≧T]形成されるとともに、厚肉鋼板部1A,1Bの板厚T,Tに対して両薄肉鋼板部1Cの板厚tが等厚状もしくは薄く[T≧T≧t]形成されている。そして鋼板1は、両側部分の厚肉鋼板部1Aの幅Wが同等状[W≒W]に形成されるとともに、両厚肉鋼板部1Aの幅Wの加算値に対して中央部分の厚肉鋼板部1Bの幅Wが同等状[W+W≒W]に形成されている。さらに、中央部分の厚肉鋼板部1Bの幅Wに対して、両薄肉鋼板部1Cの幅Wが同等状もしくは長く[W+W≒W≦W]形成されている。
図2に示すように、前記鋼板1を長さ方向に搬送する搬送経路10中には、上手から下手へと順に、加熱手段15と、前段のロール式成形手段20と、後段のロール式成形手段30と、放冷部17とが設けられている。そして両ロール式成形手段20,30には、それぞれ2段(複数段)の成形部21,25、31,35が配設されている。
前記鋼板1を搬送経路10上で長さ方向に搬送しながら、すなわち図3(a)に示すように、ローラコンベア11により支持しかつ左右の幅決めロール12群により幅決めをして搬送経路10上で搬送しながら、たとえば加熱炉に入れての燃焼加熱方式からなる加熱手段15に通して、所定温度の一例であるA変態点(たとえば850〜1050℃)、またはその近辺(前後)にまで全体加熱する。そして加熱した鋼板1を長さ方向に搬送しながら、いずれもロール駆動形式の前段のロール式成形手段20から後段のロール式成形手段30に通して熱間成形する。
すなわち図3(b)に示すように、前段のロール式成形手段20における上手成形部21においては、下位の直状の受けロール22と上位の直状の押しロール23とにより両薄肉鋼板部1Cを上下から挟持するとともに、左右一対の直状の規制ロール24により両側部分の厚肉鋼板部1Aを上側から加圧規制し、以て両側部分の厚肉鋼板部1Aと薄肉鋼板部1Cの境界部を折り目として熱間成形する。ここで、上手成形部21において規制ロール24は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の水平状態から下手側へと次第に傾斜角度を鋭角に変化させることで熱間成形するものであり、図3(b)は出口部分が示されている。
次いで下手成形部25においては、鋼板1を長さ方向に搬送しながら、図3(c)に示すように、鋼板1の両側部分を同方向に直角状に曲げて、両薄肉鋼板部1Cの両端にコーナ部6を介して外向き直角状に連設した上フランジ部7を熱間成形する。その際に下手成形部25においては、下位の直状の受けロール26と上位の直状の当てロール27とにより両薄肉鋼板部1Cを上下から挟持するとともに、下位の左右一対で直状の押しロール28を両側部分の厚肉鋼板部1Aの遊端に下方から当接させて押し上げ力PUを作用させ、さらに両側部分の厚肉鋼板部1Aの外面に上下方向向きで直状の規制ロール29を当接させた状態で熱間成形している。
すなわち、受けロール26と当てロール27とにより両薄肉鋼板部1Cを上下から挟持した状態で、規制ロール29により外面を規制した厚肉鋼板部1Aに対して、押しロール28により押し上げ力PUを作用させることで、上フランジ部7の熱間成形を安定して精度よく行える。ここで、下手成形部25において規制ロール29は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の傾斜状態から下手側の垂直状態へと次第に傾斜角度を変化させることで熱間成形するものであり、図3(c)は出口部分が示されている。
以上のように、鋼板1を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段20により段階的に曲げ成形して、その両側部分(少なくとも一側部分)を直角状に曲げて上フランジ部7を成形し得る。
このようにして熱間成形された逆U字型状の鋼板1は、次いで後段のロール式成形手段30に移されて、中間部の2箇所を上フランジ部7の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げるべく熱間成形される。
すなわち図4(a)に示すように、後段のロール式成形手段30における上手成形部31においては、下位の直状の受けロール32と上位の直状の押しロール33とにより中央部分の厚肉鋼板部1Bのほぼ全幅を上下から挟持するとともに、左右一対の直状の規制ロール34により両薄肉鋼板部1Cを下側から加圧規制し、以て中央部分の厚肉鋼板部1Bと薄肉鋼板部1Cとの境界部を折り目として熱間成形する。ここで、上手成形部31において規制ロール34は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の水平状態から下手側へと次第に傾斜角度を鋭角に変化させることで熱間成形するものであり、図4(a)は出口部分が示されている。
次いで下手成形部35においては、鋼板1を長さ方向に搬送しながら、図4(b)に示すように、鋼板1の両側部分を同方向に直角状に曲げて、厚肉鋼板部1Bの両端にコーナ部4を介して直角状に連設したウエブ部5を熱間成形する。その際に下手成形部25においては、下位の直状の受けロール36と中間位の直状の当てロール37とにより中央部分の厚肉鋼板部1Bを上下から挟持するとともに、上位の左右一対で直状の押しロール38を両上フランジ部7の遊端に上方から当接させて押し下げ力PDを作用させ、さらに両薄肉鋼板部1Cの外面に上下方向向きで直状の規制ロール39を当接させた状態で熱間成形している。
すなわち、受けロール36と当てロール37とにより中央部分の厚肉鋼板部1Bを上下から挟持した状態で、規制ロール39により外面を規制した薄肉鋼板部1Cに対して、押しロール38により押し下げ力PDを作用させることで、ウエブ部5の熱間成形を安定して精度よく行える。ここで、下手成形部35において規制ロール39は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の傾斜状態から下手側の垂直状態へと次第に傾斜角度を変化させることで熱間成形するものであり、図4(b)は出口部分が示されている。
このように、鋼板1を長さ方向に搬送しながら、後段のロール式成形手段30により段階的に曲げ成形して、中間部の2箇所を上フランジ部7の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、下フランジ部3(厚肉鋼板部1B)と、この下フランジ部3の左右側端からコーナ部4を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部5(薄肉鋼板部1C)とを熱間成形し得る。
以上のように、鋼板1を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段20から後段のロール式成形手段30に通して熱間成形することで、図5、図6に示すように、厚肉の下フランジ部3と、この下フランジ部3の左右側端からコーナ部4を介して直角状に連設した左右一対の薄肉のウエブ部5と、両ウエブ部5の端からコーナ部6を介して外向き直角状に連設した厚肉の上フランジ部7とからなる梁材2を得るものである。
その際に、加熱されて搬送される鋼板1は、ロール式成形手段20,30群によって折り曲げ状に熱間成形され、このとき熱間成形は、両ロール式成形手段20,30によって徐々(段階的)に曲げ状に行われる。すなわち、鋼板1を長さ方向に搬送しながら両ロール式成形手段20,30により熱間成形することで、鋼板1から梁材2への熱間成形を流れ作業的に行えることになる。
このようにして熱間成形された梁材2は、図2に示すように、放冷部(冷却床)17に受け取られる。この放冷部17は、たとえばローラコンベヤ形式であって、梁材2を搬送しながら放冷し、以て常温状(大気温度、若しくは大気温度よりも少し高い温度)とする。これにより梁材2は、同じ雰囲気温度下で徐冷されることになり、以て冷却時の曲がりを少なくし得る。なお搬送中に、梁材2を空冷形式で徐冷してもよい。また製造された梁材2は、必要に応じて、図示していない矯正装置、先端切断装置、後端切断装置、洗浄装置、防錆装置へと搬送され、それぞれで処理されたのち、製品としてストレージされる。
すなわち、製品としての梁材2は、図5、図6に示すように、下フランジ部3と、この下フランジ部3の左右側端からコーナ部4を介して上向き直角状に連設した左右一対のウエブ部5と、両ウエブ部5の上端からそれぞれコーナ部6を介して外側の方向(互いに異なる方向)へ向けて横向き直角状に連設した上フランジ部7とにより、上面側と長さ方向の両端側とが開放された凹所8を内部に有し、かつ上端に外横向きの上フランジ部7を有するU字型枠状に形成されている。その際に4箇所のコーナ部4,6は、外面R状の曲率半径で曲げ成形している。
ここで梁材2は、前述したように、左右の上フランジ部7の板厚Tに対して下フランジ部3の板厚Tが等厚もしくは薄く[T≧T]形成されるとともに、フランジ部7,3の板厚T,Tに対して左右のウエブ部5の板厚tが等厚状もしくは薄く[T≧T≧t]形成されている。そして梁材2は、左右の上フランジ部7の幅Wが同等状[W≒W]に形成されるとともに、両上フランジ部7の幅Wの加算値に対して下フランジ部3の幅Wが同等状[W+W≒W]に形成されている。さらに、左右のウエブ部5の外面間の幅外寸に相当する下フランジ部3の幅Wに対して、上下のフランジ部7,3の外面間の高さ外寸Hが同等状もしくは長く[W+W≒W≦H]形成されている。
なお梁材2としては、たとえば、ウエブ部5の板厚tが6mm〜22mm、フランジ部7,3の板厚T,Tが9mm〜40mm、両上フランジ部7の幅Wの加算値[W+W]や両ウエブ部5の外面間の幅外寸Wが150mm〜500mm、上下のフランジ部7,3の外面間の高さ外寸Hが200mm〜1000mmに形成されている。これにより、左右のウエブ部5の板厚tの加算値2tである12mm〜44mmに対して、フランジ部7,3の板厚T,Tが9mm〜40mmと薄く形成され、そして幅外寸Wの150mm〜500mmよりも、高さ外寸Hの200mm〜1000mmが長く形成されることになる。
したがって梁材2は、上端に外横向きの上フランジ部7を有するU字型枠状に形成したことで、左右一対のウエブ部5による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく強固に形成し得るとともに、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて曲げモーメント値を上げ得、以て所定(規格)の強度などを十分に確保し得る。しかも梁材2は、4箇所のコーナ部4,6を熱間成形していることで、残留応力の除去と靭性の回復とを図り、捩れ、曲がり、変形が殆ど生じない均質なものにし得る。
このように構成された梁材2は鉄骨構造物の一部として使用される。すなわち図7〜図9に示すように、鉄骨構造物41は、四角形状の鋼管柱42と、この鋼管柱42の梁材連結部(パネルゾーン)に連結した梁材2などで構成される。前記鋼管柱42は、長尺角形鋼管(長尺の支柱)43と、短尺の梁材連結用角形鋼管(梁材連結部)44とによって構成され、以て鋼管柱42は、その長さ方向において長尺角形鋼管43群と梁材連結用角形鋼管44群とに切断(分断)されている。
そして下部の長尺角形鋼管43の上端に、梁材連結用角形鋼管44の下端が突き合せ方式により溶接結合45aされるとともに、梁材連結用角形鋼管44の上端に、上部の長尺角形鋼管43の下端が溶接結合45aされる。なお、溶接結合45aを行う際に、長尺角形鋼管43の内面側に裏当て材46aが介在される。このようにして形成された鋼管柱42に対する梁材2の連結は、この梁材2の端部(遊端)を梁材連結用角形鋼管44に対して溶接結合45bすることで行われ、この溶接結合45bを行う際にも必要に応じて裏当て材が介在される。なお、長尺角形鋼管43に溶接結合される前の梁材連結用角形鋼管44に対して、短尺の梁材2が予め溶接結合5bされていてもよい。
また梁材2の遊端間の連結、すなわち短尺の梁材2の遊端に対して、所定長さの梁材2の長さ方向での連結は、長さ方向で隣接したウエブ部5の外面間に亘って鋼板状のブラケット47Aを当接させるとともに、ブラケット47Aからウエブ部5に亘って連結具48Aを結合作用させ、そして、長さ方向で隣接した下フランジ部3の外面間に亘って鋼板状のブラケット47Bを当接させるとともに、ブラケット47Bから下フランジ部3に亘って連結具48Bを結合作用させ、さらに、長さ方向で隣接した上フランジ部7の上面間ならびに下面間に亘って鋼板状のブラケット47Cを当接させるとともに、上下のブラケット47Cから上フランジ部7に亘って連結具48Cを結合作用させることで行える。
なお、連結具48A,48B,48Cによる結合としては、ブラケット47Aからウエブ部5に亘って、またはブラケット47Bから下フランジ部3に亘って、または上下のブラケット47Cから上フランジ部7に亘って形成された貫通孔間に通したのち操作することで内端部分が拡径されるアンカー式ボルト、ワンサイドボルト、小径の貫通孔間にねじ込まれる螺合式ボルト、リベットなどが採用される。
このように構成された鉄骨構造物41は、上端に外横向きの上フランジ部7を有するU字型枠状に形成された梁材2が使用されていることで、I型鋼(H型鋼)の梁材が使用された形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく構成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得て所定(規格)の強度などを十分に確保し得、さらに横揺れを少なくした構成とし得る。しかも梁材2が、上下方向で長い長方形状のU字型枠状に形成されていることで、曲げモーメント値をより一層上げ得る。
そして梁材2を鉄骨構造物41に使用するとき、図8の仮想線で示すように、梁材2の内部空間である凹所8内に、鉄筋FとコンクリートCとからなる鉄筋コンクリートFCが打設されている。さらに、鉄骨構造物41に対して波型鋼板状の床体Eが施工される。すなわち、床体Eは上フランジ部7間に亘って載置され、その上面側には鉄筋コンクリートFCからなる床層(スラブ)が形成されている。なお上フランジ部7上にはスタットボルトBが設けられている。
このように梁材2としては、凹所8を利用して鉄筋コンクリートFCを打設したことで、強度などをより一層向上し得、左右のウエブ部5の板厚tをより薄くして、使用材料の重量を重くすることなく形成しながらも、十分な強度を確保し得る。
また4箇所のコーナ部4,6を熱間成形した梁材2は、残留応力の除去と靭性の回復とを図り、捩れ、曲がり、変形が殆ど生じない均質なものにし得るとともに、この梁材2は能率よく安価に得られ、以て鉄骨構造物40を大幅なコストダウンで構成し得ることになる。なお、鋼管柱41を構成する長尺角形鋼管42と梁材連結用角形鋼管43としては、両方とも熱間成形鋼管を使用した形式、両方とも冷間成形鋼管を使用した形式、いずれか一方を熱間成形鋼管とし、他方を冷間成形鋼管とした形式であってもよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図10〜図16に基づいて説明する。
すなわち図10に示すように、鋼板51は、所定幅Wでかつ所定長さLとされている。ここで鋼板51は、幅方向において、一側部分と中央部分が厚肉鋼板部51A,51Bで残部の2箇所が薄肉鋼板部51C,51Dとして形成されている。その際に鋼板51は、一側部分の厚肉鋼板部51Aの板厚Tに対して中央部分の厚肉鋼板部51Bの板厚Tが等厚もしくは薄く[T≧T]形成されるとともに、厚肉鋼板部51A,51Bの板厚T,Tに対して両薄肉鋼板部51C,51Dの板厚tが等厚状もしくは薄く[T≧T≧t]形成されている。そして鋼板51は、一側部分の厚肉鋼板部51Aの幅Wに対して中央部分の厚肉鋼板部51Bの幅Wが同等状もしくは長く[W≦W]形成されるとともに、厚肉鋼板部51A,51B間の薄肉鋼板部51Cの幅Wに対して他側部分の薄肉鋼板部51Dの幅Wが同等状もしくは長く[W≦W]形成されている。
前記鋼板51を搬送経路10上で長さ方向に搬送しながら(図2参照)、加熱手段16に通して、所定温度の一例であるA変態点(たとえば850〜1050℃)、またはその近辺(前後)にまで全体加熱する。そして加熱した鋼板51を長さ方向に搬送しながら、いずれもロール駆動形式の前段のロール式成形手段60から後段のロール式成形手段70に通して熱間成形する。
すなわち図11(a)に示すように、前段のロール式成形手段60における上手成形部61においては、下位の直状の受けロール62と上位の直状の押しロール63とにより両薄肉鋼板部51C,51Dを上下から挟持するとともに、直状の規制ロール64により一側部分の厚肉鋼板部51Aを上側から加圧規制し、以て一側部分の厚肉鋼板部51Aと薄肉鋼板部51Cの境界部を折り目として熱間成形する。ここで、上手成形部61において規制ロール64は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の水平状態から下手側へと次第に傾斜角度を鋭角に変化させることで熱間成形するものであり、図11(a)は出口部分が示されている。
次いで下手成形部65においては、鋼板51を長さ方向に搬送しながら、図11(b)に示すように、鋼板51の一側部分を直角状に曲げて、薄肉鋼板部51Cの外端にコーナ部56を介して外向き直角状に連設した上フランジ部57を熱間成形する。その際に下手成形部65においては、下位の直状の受けロール66と上位の直状の当てロール67とにより両薄肉鋼板部51C,51Dを上下から挟持するとともに、下位の直状の押しロール68を一側部分の厚肉鋼板部51Aの遊端に下方から当接させて押し上げ力PUを作用させ、さらに一側部分の厚肉鋼板部51Aの外面に上下方向向きで直状の規制ロール69を当接させた状態で熱間成形している。
すなわち、受けロール66と当てロール67とにより両薄肉鋼板部51C,51Dを上下から挟持した状態で、規制ロール69により外面を規制した厚肉鋼板部51Aに対して、押しロール68により押し上げ力PUを作用させることで、上フランジ部57の熱間成形を安定して精度よく行える。ここで、下手成形部65において規制ロール69は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の傾斜状態から下手側の垂直状態へと次第に傾斜角度を変化させることで熱間成形するものであり、図11(b)は出口部分が示されている。
以上のように、鋼板51を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段60により段階的に曲げ成形して、その一側部分を直角状に曲げて上フランジ部57を成形し得る。
このようにして熱間成形された逆U字型状の鋼板51は、次いで後段のロール式成形手段70に移されて、中間部の2箇所を上フランジ部57の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げるべく熱間成形される。
すなわち図12(a)に示すように、後段のロール式成形手段70における上手成形部71においては、下位の直状の受けロール72と上位の直状の押しロール73とにより中央部分の厚肉鋼板部51Bのほぼ全幅を上下から挟持するとともに、左右一対の直状の規制ロール74により両薄肉鋼板部51C,51Dを下側から加圧規制し、以て中央部分の厚肉鋼板部51Bと薄肉鋼板部51C,51Dとの境界部を折り目として熱間成形する。ここで、上手成形部71において規制ロール74は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の水平状態から下手側へと次第に傾斜角度を鋭角に変化させることで熱間成形するものであり、図12(a)は出口部分が示されている。
次いで下手成形部75においては、鋼板1を長さ方向に搬送しながら、図12(b)に示すように、鋼板51の両側部分を同方向に直角状に曲げて、厚肉鋼板部51Bの両端にコーナ部54を介して直角状に連設したウエブ部55A,55Bを熱間成形する。その際に下手成形部75においては、下位の直状の受けロール76と中間位の直状の当てロール77とにより中央部分の厚肉鋼板部51Bを上下から挟持するとともに、上位の直状の押しロール78を上フランジ部7と他方の薄肉鋼板部51Dの遊端に上方から当接させて押し下げ力PDを作用させ、さらに両薄肉鋼板部51C,51Dの外面に上下方向向きで直状の規制ロール79を当接させた状態で熱間成形している。
すなわち、受けロール76と当てロール77とにより中央部分の厚肉鋼板部51Bを上下から挟持した状態で、規制ロール79により外面を規制した薄肉鋼板部51C,51D側に対して、押しロール78により押し下げ力PDを作用させることで、ウエブ部55A,55Bの熱間成形を安定して精度よく行える。ここで、下手成形部75において規制ロール79は、搬送経路10の方向で複数配設され、その上手側の傾斜状態から下手側の垂直状態へと次第に傾斜角度を変化させることで熱間成形するものであり、図12(b)は出口部分が示されている。
このように、鋼板51を長さ方向に搬送しながら、後段のロール式成形手段70により段階的に曲げ成形して、中間部の2箇所を上フランジ部57の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、下フランジ部53(厚肉鋼板部51B)と、この下フランジ部53の左右側端からコーナ部54を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部55A,55B(薄肉鋼板部51C,51D)とを熱間成形し得る。
以上のように、鋼板51を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段60から後段のロール式成形手段70に通して熱間成形することで、図13、図14に示すように、厚肉の下フランジ部53と、この下フランジ部53の左右側端からコーナ部54を介して直角状に連設した左右一対の薄肉のウエブ部55A,55Bと、一方のウエブ部55Aの端からコーナ部56を介して外向き直角状に連設した厚肉の上フランジ部57とからなる梁材52を得るものである。
その際に、加熱されて搬送される鋼板51は、ロール式成形手段60,70群によって折り曲げ状に熱間成形され、このとき熱間成形は、両ロール式成形手段60,70によって徐々(段階的)に曲げ状に行われる。すなわち、鋼板51を長さ方向に搬送しながら両ロール式成形手段60,70により熱間成形することで、鋼板51から梁材52への熱間成形を流れ作業的に行えることになる。
そして熱間成形された梁材52を、放冷部で搬送しながら放冷し、以て常温状(大気温度、若しくは大気温度よりも少し高い温度)とする。これにより梁材52は、同じ雰囲気温度下で徐冷されることになり、以て冷却時の曲がりを少なくし得る。なお搬送中に、梁材52を空冷形式で徐冷してもよい。また製造された梁材52は、必要に応じて、図示していない矯正装置、先端切断装置、後端切断装置、洗浄装置、防錆装置へと搬送され、それぞれで処理されたのち、製品としてストレージされる。
すなわち、製品としての梁材52は、図13、図14に示すように、下フランジ部53と、この下フランジ部53の左右側端からコーナ部54を介して上向き直角状に連設した左右一対のウエブ部55A,55Bと、一方のウエブ部55Aの上端からコーナ部56を介して外方向へ向けて横向き直角状に連設した上フランジ部57とにより、上面側と長さ方向の両端側とが開放された凹所58を内部に有し、かつ上端に上フランジ部57を有するU字型枠状に形成されている。その際に3箇所のコーナ部54,56は、外面R状の曲率半径で曲げ成形している。
ここで梁材52は、前述したように、上フランジ部57の板厚Tに対して下フランジ部53の板厚Tが等厚もしくは薄く[T≧T]形成されるとともに、フランジ部57,53の板厚T,Tに対して左右のウエブ部55A,55Bの板厚tが等厚状もしくは薄く[T≧T≧t]形成されている。そして梁材52は、下フランジ部53の幅Wに対して上フランジ部57の幅Wが同等状もしくは短く[W≧W]に形成されている。さらに、左右のウエブ部55A,55Bの外面間の幅外寸に相当する下フランジ部53の幅Wに対して、上下のフランジ部57,53の外面間の高さ外寸Hが同等状もしくは長く[W≦H]形成されるとともに、上下のフランジ部57,53の外面間の高さ外寸Hに対して、他方のウエブ部55Bの高さ外寸LHが同等状もしくは長く[H≦LH]形成されている。
なお梁材52としては、たとえば、ウエブ部55A,55Bの板厚tが6mm〜22mm、フランジ部57,53の板厚T,Tが9mm〜40mm、上フランジ部57の幅Wが200mm〜600mm、両ウエブ部55A,55Bの外面間の幅外寸Wが150mm〜500mm、上下のフランジ部57,53の外面間の高さ外寸Hが200mm〜1000mm、他方のウエブ部55Bの高さ外寸LHが200mm〜1000mmに形成されている。これにより、左右のウエブ部55A,55Bの板厚tの加算値2tである12mm〜44mmに対して、フランジ部57,53の板厚T,Tが9mm〜40mmと薄く形成され、そして幅外寸Wの150mm〜500mmよりも、高さ外寸Hの200mm〜1000mmが長く形成されることになる。
したがって梁材52は、上端に外向きの上フランジ部57を有するU字型枠状に形成したことで、左右一対のウエブ部55A,55Bによる補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく強固に形成し得るとともに、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて曲げモーメント値を上げ得、以て所定(規格)の強度などを十分に確保し得る。しかも梁材52は、3箇所のコーナ部54,56を熱間成形していることで、残留応力の除去と靭性の回復とを図り、捩れ、曲がり、変形が殆ど生じない均質なものにし得る。
このように構成された梁材52は鉄骨構造物の一部として使用される。すなわち図15、図16に示すように、鉄骨構造物41は、前述した実施の形態1と同様に構成されるものであり、その際に梁材連結用角形鋼管(梁材連結部)44の相反する1対の外側面に、梁材52の端部(遊端)が溶接結合45bされる。ここで梁材52は、そのU字型枠状の部分の軸心(幅外寸Wの中心)が鋼管柱42の軸心に対して他方側へ偏心した状態で溶接結合45bされている。そして、梁材連結用角形鋼管44の残る1対の外側面のうち、梁材52が偏心していない側の外側面には、前述した実施の形態1と同様にして梁材2が溶接結合45bされている。
なお、梁材52の遊端間の連結、凹所58を利用しての鉄筋コンクリートFCの打設、床体Eの施工などは、前述した実施の形態1と同様に行われる。その際に、他方のウエブ部55Bの上方突出部分によって鉄筋コンクリートFCの他方端の規制が行われる。
このように構成された鉄骨構造物41は、上端に外向きk上フランジ部57を有するU字型枠状に形成された梁材52が使用されていることで、I型鋼(H型鋼)の梁材が使用された形式に比べて、使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく構成し得るとともに、曲げモーメント値を上げ得て所定(規格)の強度などを十分に確保し得、さらに横揺れを少なくした構成とし得る。しかも梁材52が、上下方向で長い長方形状のU字型枠状に形成されていることで、曲げモーメント値をより一層上げ得る。
そして図15の仮想線に示すように、凹所58を利用して鉄筋コンクリートFCを打設することで、強度などをより一層向上し得、左右のウエブ部55A,55Bの板厚tをより薄くして、使用材料の重量を重くすることなく形成しながらも、十分な強度を確保し得る。さらに梁材52を、鋼管柱2の梁材連結用角形鋼管(梁材連結部)4に対して偏心した状態で溶接結合5bし得ることで、鉄骨構造物1における外壁相当部分を容易に構成し得る。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3を、図17、図18に基づいて説明する。
すなわち図17に示すように、所定幅Wでかつ所定長さLの鋼板81は、幅方向において均一状の板厚Tに形成されている。
このような鋼板81を用いて、前述した実施の形態1と同様にして製造することで、図18(a)に示すように、上下のフランジ部7,3と両ウエブ部5を均一状の板厚Tとした梁材82を製造し得る。この梁材82は、左右一対のウエブ部5による補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、曲げモーメント値を上げ得る。
また、鋼板81を用いて、前述した実施の形態2と同様にして製造することで、図18(b)に示すように、上下のフランジ部57,53と両ウエブ部55A,55Bを均一状の板厚Tとした梁材83を製造し得る。この梁材83は、左右一対のウエブ部55A,55Bによる補強作用によって、I型鋼(H型鋼)の形式に比べて、曲げモーメント値を上げ得る。
なお、鋼板81の板厚を、幅方向において均一状の薄い板厚tに形成したときには、梁材82,83に使用する鋼材料の重量を重くすることなく、すなわち材料コストを上げることなく形成できる。
上記した実施の形態1〜3では、熱間成形により梁材2,52,82,83を製造しているが、これは冷間成形により梁材を製造してもよい。この冷間成形の場合、図2において加熱手段15や放冷部17が省略されることになり、製造効率を向上し得るとともに、製造設備を簡素化し得る。
上記した実施の形態1〜3では、熱間成形前における加熱手段15に通しての全体加熱を、所定温度の一例であるA変態点(たとえば850〜1050℃)の近辺(前後)としているが、加熱手段15による加熱温度は任意に設定されるものである。
上記した実施の形態1(実施の形態2)では、前段のロール式成形手段20(60)に1対の成形部21,25(61,65)が配設され、後段のロール式成形手段30(70)に1対の成形部31,35(71,75)が配設された形式が示されているが、前段のロール式成形手段20(60)や後段のロール式成形手段30(70)における成形部の数は任意に設定されるものである。また各成形部におけるロール群の配置、ロールの数、ロール形状などは任意に決定されるものである。
上記した実施の形態1〜3では、梁材2,52,82,83として、左右のウエブ部の外面間の幅外寸Wよりも、上下のフランジ部の外面間の高さ外寸Hが長く[W<H]形成され、以て上下方向に長い長方形状のU字型枠状に形成されているが、これは[W>H]として幅方向に長い長方形状のU字型枠状に形成されたものや、[W≒H]として正方形状のU字型枠状に形成されたものであってもよい。
上記した実施の形態1、2においては、梁材2,52の凹所8,58内に鉄筋コンクリートFCが打設された形式が示されているが、これは凹所8,58内にコンクリートCのみが打設された形式や、鉄筋コンクリートFCやコンクリートCのいずれも打設されない形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、鋼管柱42として、長尺角形鋼管43群と梁材連結用角形鋼管44群とを溶接結合45aした形式が示されているが、これは鋼管柱42として1本ものを使用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、鋼管柱42の梁材連結用角形鋼管(梁材連結部)44に、梁材2,52を溶接結合45bしているが、これは連結具を介して連結する形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、梁材2,52の遊端間を、ブラケット群と連結具群とを介して連結した形式が示されているが、これは溶接結合した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、鉄骨構造物41の鋼管柱42として角形鋼管の形式が示されているが、これは鋼管柱が丸形鋼管の形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、梁材2,52として、鉄骨構造物41の鋼管柱42に連結して使用した形式が示されているが、これは横断歩道橋や橋梁など、建築以外の構造物にも適用可能である。
本発明の実施の形態1を示し、梁材の製造に使用される鋼板の一部切り欠き斜視図である。 同梁材の製造方法及びその製造設備における工程を示す概略説明図である。 同梁材の製造方法及びその製造設備において、(a)は鋼板の搬送時の正面図、(b)は前段のロール式成形手段の上手成形部の正面図、(c)は前段のロール式成形手段の下手成形部の正面図である。 同梁材の製造方法及びその製造設備において、(a)は後段のロール式成形手段の上手成形部の正面図、(b)は後段のロール式成形手段の下手成形部の正面図である。 同製造した梁材の要部の斜視図である。 同製造した梁材の正面図である。 同梁材使用の鉄骨構造物の一部切り欠き斜視図である。 同梁材使用の鉄骨構造物の要部の一部切り欠き正面図である。 同梁材使用の鉄骨構造物の要部の一部切り欠き平面図である。 本発明の実施の形態2を示し、梁材の製造に使用される鋼板の一部切り欠き斜視図である。 同梁材の製造方法及びその製造設備において、(a)は前段のロール式成形手段の上手成形部の正面図、(b)は前段のロール式成形手段の下手成形部の正面図である。 同梁材の製造方法及びその製造設備において、(a)は後段のロール式成形手段の上手成形部の正面図、(b)は後段のロール式成形手段の下手成形部の正面図である。 同製造した梁材の要部の斜視図である。 同製造した梁材の正面図である。 同梁材使用の鉄骨構造物の要部の一部切り欠き正面図である。 同梁材使用の鉄骨構造物の要部の一部切り欠き平面図である。 本発明の実施の形態3を示し、梁材の製造に使用される鋼板の一部切り欠き斜視図である。 同製造した梁材の正面図である。
符号の説明
1 鋼板
1A 両側部分の厚肉鋼板部
1B 中央部分の厚肉鋼板部
1C 薄肉鋼板部
2 梁材
3 下フランジ部
4 コーナ部
5 ウエブ部
6 コーナ部
7 上フランジ部
8 凹所
10 搬送経路
15 加熱手段
20 前段のロール式成形手段
21 上手成形部
25 下手成形部
30 後段のロール式成形手段
31 上手成形部
35 下手成形部
41 鉄骨構造物
42 鋼管柱
44 梁材連結用角形鋼管(梁材連結部)
51 鋼板
51A 一側部分の厚肉鋼板部
51B 中央部分の厚肉鋼板部
51C 薄肉鋼板部
51D 薄肉鋼板部
52 梁材
53 下フランジ部
54 コーナ部
55A ウエブ部
55B ウエブ部
56 コーナ部
57 上フランジ部
58 凹所
60 前段のロール式成形手段
61 上手成形部
65 下手成形部
70 後段のロール式成形手段
71 上手成形部
75 下手成形部
81 鋼板
82 梁材
83 梁材
W 所定幅
厚肉鋼板部や上フランジ部の幅
厚肉鋼板部や下フランジ部の幅
薄肉鋼板部やウエブ部の幅
薄肉鋼板部の幅
L 所定長さ
厚肉鋼板部や上フランジ部の板厚
厚肉鋼板部や下フランジ部の板厚
t 薄肉鋼板部やウエブ部の板厚
T 鋼板の板厚
PU 押し上げ力
PD 押し下げ力
H 上下のフランジ部の外面間の高さ外寸
FC 鉄筋コンクリート
E 床体
LH 他方のウエブ部の高さ外寸

Claims (9)

  1. 鋼板を長さ方向に搬送しながら、前段のロール式成形手段により、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部を成形し、次いで後段のロール式成形手段により、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、中央部分の下フランジ部と、この下フランジ部の左右側端からコーナ部を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部と、少なくとも一方のウエブ部の端からコーナ部を介して外向き直角状に連設した上フランジ部とからなる梁材を得ることを特徴とする梁材の製造方法。
  2. 前段のロール式成形手段により、鋼板の両側部分を同方向に直角状に曲げて、両方のウエブ部の端からそれぞれコーナ部を介して外向き直角状に連設した上フランジ部を有する梁材を得ることを特徴とする請求項1記載の梁材の製造方法。
  3. 前段のロール式成形手段により、鋼板の一側部分を直角状に曲げて、一方のウエブ部の端からコーナ部を介して外向き直角状に連設した上フランジ部を有する梁材を得ることを特徴とする請求項1記載の梁材の製造方法。
  4. 鋼板は、幅方向において、少なくとも一側部分と中央部分とが厚肉鋼板部で残部が薄肉鋼板部として形成されており、この鋼板を長さ方向に搬送しながら前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して、厚肉の下フランジ部と薄肉のウエブ部と厚肉の上フランジ部とからなる梁材を得ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の梁材の製造方法。
  5. 鋼板は、幅方向において均一状の板厚に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の梁材の製造方法。
  6. 鋼板を、所定温度、またはその近辺にまで全体加熱したのち、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して熱間成形することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の梁材の製造方法。
  7. 鋼板を、前段のロール式成形手段から後段のロール式成形手段に通して冷間成形することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の梁材の製造方法。
  8. 鋼板を、所定温度、またはその近辺にまで全体加熱して取り出す加熱手段と、
    この鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部を熱間成形する前段のロール式成形手段と、
    鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、中央部分の下フランジ部と、この下フランジ部の左右側端からコーナ部を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部とを熱間成形する後段のロール式成形手段と
    からなることを特徴とする梁材の製造設備。
  9. 鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、少なくとも一側部分を直角状に曲げて上フランジ部を冷間成形する前段のロール式成形手段と、
    鋼板を長さ方向に搬送しながら段階的に曲げ成形して、中間部の2箇所を上フランジ部の成形時の曲げ方向とは逆方向に直角状に曲げることで、中央部分の下フランジ部と、この下フランジ部の左右側端からコーナ部を介して直角状に連設した左右一対のウエブ部とを冷間成形する後段のロール式成形手段と
    からなることを特徴とする梁材の製造設備。
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