JP2006333526A - 携帯端末付き映像記録装置 - Google Patents

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【課題】 この発明は、映像記録装置に録画されたコンテンツを携帯端末にダウンロードするための操作が簡単となる携帯端末付き映像記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 映像記録装置と携帯端末とを備えており、映像記録装置は、テレビ番組のコンテンツを記録メディアに記録させる記録手段と、記録メディアに記録されたコンテンツの中から予め携帯端末に転送すべきであると指定されたコンテンツを予め指定された日時に携帯端末に転送する転送手段と、携帯端末に電力を供給する電源手段とを備え、携帯端末は、映像記録装置から転送されたコンテンツを格納するための記憶手段と、記憶手段に格納されたコンテンツを視聴可能に出力する手段と、映像記録装置から供給された電力を充電する手段を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、映像記録装置とこの映像記録装置に録画されたコンテンツをダウンロードできる携帯端末とを備えた、携帯端末付き映像記録装置に関する。
近年、ハードディスク(HDD)などの大容量蓄積メディアを搭載した映像記録装置が普及してきた。映像記録装置の蓄積容量は年々増加しているが、実際にテレビを視聴する時間は限られているため、今後は映像記録装置に記録されているコンテンツを携帯端末に取り込んで、電車の待ち時間、通勤時間、待ち合わせ時間などの隙間時間に携帯端末でコンテンツを視聴するといったライフスタイルが普及すると考えられる。
そこで、従来の映像記録装置の中には、半導体メモリカードを介して、映像記録装置に記録された画像データを携帯電話や携帯端末で視聴できる機能を備えたものがある。しかしながら、これらの映像記録装置では、映像記録装置に録画されたコンテンツを半導体メモリカードにダウンロードする際には、その都度、映像記録装置を起動し、ダウンロードの対象となるコンテンツを選択するといった操作を手動で行う必要があり、遣い勝手が悪いという問題がある。
特開2001−169250号公報 特開2002−330376号公報 特開2001−144637号公報 特開2002−271248号公報 特開平10−43463号公報
この発明は、映像記録装置に録画されたコンテンツを携帯端末にダウンロードするための操作が簡単となる携帯端末付き映像記録装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、携帯端末付き映像記録装置であって、映像記録装置と携帯端末とを備えており、映像記録装置は、テレビ番組のコンテンツを記録メディアに記録させる記録手段と、記録メディアに記録されたコンテンツの中から予め携帯端末に転送すべきであると指定されたコンテンツを予め指定された日時に携帯端末に転送する転送手段と、携帯端末に電力を供給する電源手段とを備え、携帯端末は、映像記録装置から転送されたコンテンツを格納するための記憶手段と、記憶手段に格納されたコンテンツを視聴可能に出力する手段と、映像記録装置から供給された電力を充電する手段を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、映像記録装置に録画されたコンテンツを携帯端末にダウンロードするための操作が簡単となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
〔1〕携帯端末付き映像記録装置の概要についての説明
図1は、携帯端末付き映像記録装置の外観を示している。
携帯端末付き映像記録装置は、HDDレコーダ(映像記録装置)1と、モバイル・ビューワ(携帯端末)2とからなる。HDDレコーダ1には、クレードル(携帯設置台)3が接続されている。モバイル・ビューワ2がクレードル3に載せられた状態で、映像記録装置に録画されたコンテンツのモバイル・ビューワ2へのダウンロードが行われるとともに、モバイル・ビューワ2の充電が行われる。モバイル・ビューワ2は、持ち運びが自由にでき、任意の場所において、既に取得しているコンテンツの視聴が可能である。
〔2〕HDDレコーダ、モバイル・ビューワおよびクレードルの構成についての説明
図2は、HDDレコーダ1、モバイル・ビューワ2およびクレードル3の構成を示している。なお、説明の便宜上、映像系統のみ示し、音声系統は省略している。
まず、HDDレコーダ1について説明する。録画時においては、アンテナ10で受信された信号は、TVチューナ11に送られて選局動作が行われる。TVチューナ11から出力されたテレビ番組信号は、A/D変換器12によってA/D変換される。A/D変換器12によって得られたデジタルのテレビ番組データは、メモリ14を備えたエンコーダ13によって圧縮された後、HDD15に記録される。
再生時においては、HDD15に記録された圧縮データが読み出され、メモリ17を備えたデコーダ16によって伸長される。デコーダ16から出力されたテレビ番組データは、ビデオ出力回路18によってD/A変換され、NTSC信号として外部のテレビ(モニタ)に送られて、表示される。
HDDレコーダ1は、上記各部の他、全体を制御するCPU21、プログラム等を記憶するメモリ22、HDDレコーダ本体に設けられた操作部からの操作信号をCPU21に取り込むための操作入力インタフェース23、リモコン送信機からのリモコン信号をCPU21に取り込むためのリモコンインタフェース24、電源回路25を備えている。さらに、HDDレコーダ1は、モバイル・ビューワ2の制御およびHDD15に蓄積された圧縮データのモバイル・ビューワ2への転送を行うための端末インタフェース26を備えている。
端末インタフェース26および電源回路25は、ケーブルを介してクレードル3に接続されている。クレードル3は、クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されているか否かを判別するための端末設置判別回路31を含んでいる。端末設置判別回路31は、端末インタフェース26に接続されている。端末設置判別回路31は、クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されたときに押し下げられるスイッチ等によって簡単に実現できる。
モバイル・ビューワ2について説明する。モバイル・ビューワ2は、モバイル・ビューワ2がクレードル3に設置されたときに、クレードル3に接続される端末インタフェース41および充電ブロック54を備えている。より具体的には、モバイル・ビューワ2がクレードル3に設置されたときに、クレードル3を介して、HDDレコーダ1内の端末インタフェース26とモバイル・ビューワ2内の端末インタフェース41とが接続され、HDDレコーダ1内の電源回路25とモバイル・ビューワ2内の充電ブロック54とが接続される。
ダウンロードは、モバイル・ビューワ2がクレードル3に設置された状態で行われる。ダウンロード時には、HDDレコーダ1からクレードル3および端末インタフェース41を介して送られてきた圧縮データ(録画データ)は、録画データ蓄積用メモリ42に蓄積される。録画データ蓄積用メモリ42の代わりにハードディスク等の蓄積メディアを使用してもよい。
モバイル・ビューワ2は、自由に持ち運びができ、任意の場所で、録画データ蓄積用メモリ42に蓄積されているコンテンツを視聴することが可能である。視聴時には、録画データ蓄積用メモリ42に蓄積された圧縮データが読み出され、メモリ44を備えたデコーダ43によって伸長される。デコーダ43から出力されたテレビ番組データは、表示回路45を介して表示部(液晶ディスプレイ)46に送られて、表示される。
モバイル・ビューワ2は、上記各部の他、全体を制御するCPU51、プログラム等を機能するメモリ52、モバイル・ビューワ本体に設けられた操作部からの操作信号をCPU51に取り込むための操作入力インタフェース53を備えている。
〔3〕HDDレコーダに対する予約録画操作についての説明
この実施例では、HDDレコーダに対する予約録画操作時に、当該録画予約によって録画されるデータ(録画データ)をモバイル・ビューワ2にダウンロードさせるべきか否かの設定を行うようになっている。
図3は、録画予約画面の一例を示している。この録画予約画面では、通常の録画予約のための設定項目(チャンネル,録画を行う日付、録画開始時刻,録画終了時刻,録画モード)の他、当該録画予約によって録画されるデータ(録画データ)をモバイル・ビューワ2にダウンロード(転送)させる日付および転送開始時刻を設定するための項目(項目名”転送日”,”転送時間”)が設けられている。なお、録画予約画面で設定された情報は、メモリ22に録画予約テーブルとして記憶される。
ユーザは、録画予約操作時に、当該録画データをモバイル・ビューワ2にダウンロード(転送)させる日付および転送開始時刻を設定する。
図4は、録画予約画面の他の例を示している。この録画予約画面では、通常の録画予約のための設定項目(チャンネル,録画を行う日付、録画開始時刻,録画終了時刻,録画モード)の他、当該録画予約によって録画されるデータ(録画データ)をモバイル・ビューワ2にダウンロード(転送)させるか否かを設定するためのチェック項目(項目名”転送”)が設けられている。なお、録画予約画面で設定された情報は、メモリ22に録画予約テーブルとして記憶される。
モバイル・ビューワ2にダウンロード(転送)すべき録画データのモバイル・ビューワ2への転送開始時刻は、初期設定を行うためのメニュー画面で総括的に設定される。例えば、初期設定を行うためのメニュー画面上で、録画データのモバイル・ビューワ2への転送開始時刻が、午前4:00と設定された場合には、録画終了時刻が午前零時(00:00)〜午前3時59分(03:59)の間に設定されかつモバイル・ビューワ2へ転送すべきとの設定が行われた録画予約番組については、当該録画が終了する日の午前4:00にモバイル・ビューワ2への録画データのダウンロードが開始され、モバイル・ビューワ2へ転送すべきとの設定が行われたそれ以外の録画予約番組については当該録画が終了する日の翌日の午前4:00にモバイル・ビューワ2への録画データのダウンロードが開始される。
〔4〕HDDレコーダによるモバイル・ビューワ2への録画データのダウンロード処理についての説明
図5および図6は、HDDレコーダによるモバイル・ビューワ2への録画データのダウンロード処理手順を示している。
まず、現在時刻を確認する(ステップS1)。モバイル・ビューワ2への転送開始時刻の所定時間前(この例では5分前)か否かを判別する(ステップS2)。ここで、モバイル・ビューワ2への転送開始時刻とは、図3の録画予約画面が表示されるHDDレコーダでは、録画予約画面で設定された転送開始時刻(転送時間)をいい、図4の録画予約画面が表示されるHDDレコーダでは、初期設定を行うためのメニュー画面上で設定された転送開始時刻をいう。ただし、図4の録画予約画面において、ダウンロードを行うための設定が全く行われていない場合には、ステップS2でNOと判別される。
なお、図3および図4のいずれの場合も、ダウンロードが既に行われた場合には、録画データをモバイル・ビューワ2にダウンロードさせるために設定された設定情報は非アクティブ(無効状態)にされる。
モバイル・ビューワ2への転送開始時刻の所定時間前(この例では5分前)でないと判別された場合には、ステップS1に戻る。モバイル・ビューワ2への転送開始時刻の所定時間前(この例では5分前)であると判別された場合には、所定時間後(この例では5分後)に転送すべき録画データ(以下、今回転送すべき録画データという)に関して、以下の処理が行われる。なお、この場合においても、転送開始時刻が異なる他の録画予約を考慮して、ステップS1の処理とS2の処理は、継続して行われる。
クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されているか否かを判別する(ステップS3)。この判別は、端末設置判別回路31からの判別結果情報に基づいて行われる。
クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されていると判別した場合には、モバイル・ビューワ2内の録画データ蓄積用メモリ42の空き容量を確認する(ステップS6)。そして、今回転送すべき録画データを蓄積するための空き容量があるか否かを判別する(ステップS7)。今回転送すべき録画データを蓄積するための空き容量がある場合には、今回転送すべき録画データをモバイル・ビューワ2に転送する(ステップS9)。今回転送すべき録画データを蓄積するための空き容量がない場合には、録画データ蓄積用メモリ42内に記録されている録画データを消去した後に(ステップS8)、今回転送すべき録画データをモバイル・ビューワ2に転送する(ステップS9)。
ステップS9の後、転送途中でエラーが発生することなく、転送が完了したか否かを判別する(ステップS10)。転送途中でエラーが発生することなく、転送が完了した場合には、今回のダウンロード処理を終了する。転送途中でエラーが発生した場合には、ステップ11以降のエラー処理に移行する。
なお、上記ステップS3において、クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されていないと判別した場合には、所定時間経過後(この例では30分後)に再度、確認を行う(ステップS4)。そして、クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されていると判別した場合には(ステップS5でYES)、ステップS6に移行する。クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されていないと判別した場合には(ステップS5でNO)、ステップ11以降のエラー処理に移行する。
エラー処理について説明する。エラー処理の回数Nを1だけインクリメントする(ステップS11)。Nの初期値は0であり、最初にステップS11に移行してきたときには、N=1とされる。
エラー処理の回数Nを更新した後、所定時間経過後(この例では30分後)にクレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されているか否かを再度確認する(ステップS12)。クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されていないと判別した場合には(ステップS13でNO)、今回のダウンロード処理を終了する。この場合には、今回転送すべき録画データは、転送されないことになる。
クレードル3にモバイル・ビューワ2が設置されていると判別した場合には(ステップS13でYES)、モバイル・ビューワ2内の録画データ蓄積用メモリ42の空き容量を確認する(ステップS14)。そして、今回転送すべき録画データを蓄積するための空き容量があるか否かを判別する(ステップS15)。今回転送すべき録画データを蓄積するための空き容量がある場合には、今回転送すべき録画データをモバイル・ビューワ2に転送する(ステップS17)。今回転送すべき録画データを蓄積するための空き容量がない場合には、録画データ蓄積用メモリ42内に記録されている録画データを消去した後に(ステップS16)、今回転送すべき録画データをモバイル・ビューワ2に転送する(ステップS17)。
ステップS17の後、転送途中でエラーが発生することなく、転送が完了したか否かを判別する(ステップS18)。転送途中でエラーが発生することなく、転送が完了した場合には、今回のダウンロード処理を終了する。転送途中でエラーが発生した場合には、Nが所定値(この例では3)に達したか否かを判別する(ステップS19)。N=3でなければ、つまり、N<3であれば、ステップS11に戻る。N=3であれば、今回のダウンロード処理を終了する。この場合には、今回転送すべき録画データの全てが正常に転送されないことになる。
〔5〕変形例についての説明
ところで、録画時のビットレート(録画モード)が高いほど、高画質モードとなるが、録画に必要なメモリ容量が大きくなる。例えば、録画モードがSPモードである場合には、ビットレートが6Mpbsであるが、EPモードではビットレートが2Mpbsとなる。
HDDレコーダ1をテレビ(モニタ)に接続して視聴する場合、低画質モードでも2Mpbs程度必要であるとしても、画面サイズが3〜4インチ程度のモバイル・ビューワ2向けであればビットレートをさらに低くしても、例えば512kpbsでも、充分である。
そこで、録画予約時にモバイル・ビューワ2へのダウンロードが設定されたコンテンツについては、通常の録画( テレビでの視聴を想定した数Mpbsの録画モードでの録画)とは別に、モバイル・ビューワ2向けの低ビットレートでの録画も同時に行い、モバイル・ビューワ2への転送は低ビットレートで録画されたコンテンツを転送するようにする。
この場合には、図7に示すように、HDDレコーダ1には、エンコーダを2系統用意する。つまり、通常録画のための第1エンコーダ13Aと、モバイル・ビューワ2向けの低ビットレートでの録画のための第2エンコーダ13Bとを用意する。各エンコーダ13A、13Bは、それぞれメモリ14Aおよび14Bを備えている。
録画予約時にモバイル・ビューワ2へのダウンロードが設定されたコンテンツについては、その録画時に、各エンコーダ13A、13Bによってテレビ番組データを圧縮させ、各エンコーダ13A、13Bによって得られた録画データを、HDD15に記録させる。
そして、ダウンロード時には、モバイル・ビューワ2向けの低ビットレートでの録画のための第2エンコーダ13Bによって圧縮された録画データをモバイル・ビューワ2に転送する。
なお、2系統のエンコーダ13A、13Bは両方ともMPEG2対応のエンコーダであってもよいし、通常録画用のエンコーダ13AをMPEG2対応のエンコーダとし、モバイル・ビューワ用のエンコーダ13Bを低ビットレートに向いているMPEG4対応のエンコーダとしてもよい。ただし、モバイル・ビューワ用のエンコーダ13BをMPEG4対応のエンコーダとした場合には、モバイル・ビューワ2内のデコーダ43としては、MPEG4対応のデコーダを用いる必要がある。
携帯端末付き映像記録装置の外観を示す模式図である。 HDDレコーダ1、モバイル・ビューワ2およびクレードル3の構成を示すブロック図である。 録画予約画面の一例を示す模式図である。 録画予約画面の他の例を示す模式図である。 HDDレコーダ1によるモバイル・ビューワ2への録画データのダウンロード処理手順を示すフローチャートである。 HDDレコーダ1によるモバイル・ビューワ2への録画データのダウンロード処理手順を示すフローチャートである。 HDDレコーダ1の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
1 HDDレコーダ(映像記録装置)
2 モバイル・ビューワ(携帯端末)
3 クレードル
11 TVチューナ
12 A/D変換器
13、13A、13B エンコーダ
15 HDD
21 CPU
22 メモリ
25 電源回路
26 端末インタフェース
31 端末設置判別回路
41 端末インタフェース
54 充電ブロック
42 録画データ蓄積用メモリ
43 デコーダ
45 表示回路
46 表示部(液晶ディスプレイ)
51 CPU
52 メモリ

Claims (1)

  1. 映像記録装置と携帯端末とを備えており、
    映像記録装置は、テレビ番組のコンテンツを記録メディアに記録させる記録手段と、
    記録メディアに記録されたコンテンツの中から予め携帯端末に転送すべきであると指定されたコンテンツを予め指定された日時に携帯端末に転送する転送手段と、
    携帯端末に電力を供給する電源手段とを備え、
    携帯端末は、映像記録装置から転送されたコンテンツを格納するための記憶手段と、
    記憶手段に格納されたコンテンツを視聴可能に出力する手段と、
    映像記録装置から供給された電力を充電する手段を備えていることを特徴とする携帯端末付き映像記録装置。
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