JP2006333251A - データ放送システム及びデータ放送方法 - Google Patents

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大介 森本
Kunitaka Nakamura
州孝 中村
Takashi Hiraoka
隆 平岡
Hirotaka Higuchi
浩貴 樋口
Hiroko Noda
裕子 野田
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Abstract

【課題】データ放送番組のトランスポートストリームを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることができるとともに、放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することができるデータ放送システム及びデータ放送方法を提供する。
【解決手段】ローカル局200は、ネットデータ放送番組TSA−1とローカルデータ放送番組TSB−1の切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を有し、その監視期間内においてデータイベントIDの変化を検出した場合にはデータイベントIDを同一の値に付け替えるとともに、その監視期間内に空カルーセルが存在した場合にはその空カルーセルを削除又はNULLパケットに置き換える。これにより、チラ見えを最小限に抑えることが可能となり、また系統間でのデータイベントIDの整合をとることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ放送番組の切れ目を検出することで、シームレスに番組の切り替えが可能なデータ放送システム及びデータ放送方法に関する。
従来、例えば2つの放送局の一方が、他方の放送局からネット配信されたキー局データ放送番組のトランスポートストリーム(以下、TSと呼ぶ)と自局ローカルのデータ放送番組のTSを切り替えて放送する運用を実現するものとして、あるTS入力について切り替えタイミングで明示的にセクションの切れ目を示すパケットを送出した後、他のTSのセクションの切れ目から送出を開始するとともに、データイベントIDが連続してしまわないように、データイベントIDを付け替える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−204482号公報
しかしながら、従来のデータ放送方法においては、他の放送局からネット配信されたキー局データ放送番組のTSと自局ローカルのデータ放送番組のTSを切り替えて放送する運用を実施した場合、それぞれのTSに含まれる番組の切り替えタイミングが少しでもずれると、1つ前の番組の末尾が一瞬だけ放送されてしまう所謂チラ見えが発生するという問題がある。
また、通常放送局においては放送の信頼性を上げるために複数系統の送出設備を備えており、放送ではそのうちの1つを切り替えて使用することが多いが、各系統の送出設備は、コンテンツという観点では同一内容のデータが送出されるものの、微小な時間単位では全く同一のタイミングでセクションが送出されている訳ではなく、夫々の系統でセクションの切り替えタイミングが異なる。このため、データ放送番組の切り替えタイミングを表すデータイベントIDの変更点も夫々の系で同一時刻にはならず、データ放送番組のTSを切り替えて放送する場合に各系統でデータイベントIDが異なってしまうことがあるという問題もある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、データ放送番組のTSを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることができるとともに、放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することができるデータ放送システム及びデータ放送方法を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成及び方法により達成される。
(1) データ放送番組のトランスポートストリームを放送する放送局において、他の放送局から配信されるデータ放送番組のトランスポートストリームを受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記他の放送局からのトランスポートストリームと自局独自のデータ放送番組のトランスポートストリームとを切り替える切替手段と、前記切替手段の切り替え動作により選択されたトランスポートストリームを放送波に変換して送信する送信手段とを備え、前記切替手段は、前記自局における番組切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を設定し、その監視期間内において前記データイベントIDの変化を検出すると該データイベントIDを変化前の値のまま保持し続け、またその監視期間内において空カルーセルを検出するとその空カルーセルをヌルパケットに置き換える。
(2) データ放送システムにおいて、第2の放送局としての上記(1)に記載の放送局と、前記第2の放送局にキー局データ放送番組のトランスポートストリームを配信する第1の放送局と、を備えている。
(3) データ放送番組のトランスポートストリームを放送する放送局におけるデータ放送方法において、第1の放送局から配信されるデータ放送番組のトランスポートストリームを第2の放送局が受信することで、前記第2の放送局独自のデータ放送番組のトランスポートストリームと切り替えて放送を行い、トランスポートストリームの切り替え時に、前記第2の放送局における番組切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を設定し、その監視期間内において前記データイベントIDの変化を検出した場合には該データイベントIDを変化前の値のまま保持し続け、またその監視期間内において空カルーセルが存在した場合にはその空カルーセルをヌルパケットに置き換える。
上記(1)に記載の放送局では、他の放送局から配信されたトランスポートストリームに対し、切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を設定し、その監視期間内においてデータイベントIDの変化を検出した場合にはデータイベントIDを変化前の値即ち変化前と同一の値に付け替え、またその監視期間内において空カルーセルが存在した場合にはその空カルーセルをヌルパケットに置き換えるので、データ放送番組のトランスポートストリームを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることが可能となり、また放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することが可能となる。
上記(2)に記載のデータ放送システムでは、上記(1)に記載の放送局を備えるので、データ放送番組のTSを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることが可能となり、また放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することが可能となる。
上記(3)に記載のデータ放送方法では、第2の放送局が、第1の放送局から配信されたトランスポートストリームに対し、切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を設定し、その監視期間内においてデータイベントIDの変化を検出した場合にはデータイベントIDを変化前の値即ち変化前と同一の値に付け替え、またその監視期間内において空カルーセルが存在した場合にはその空カルーセルをヌルパケットに置き換えるので、データ放送番組のトランスポートストリームを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることが可能となり、また放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することが可能となる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るデータ放送システムの概略構成を示すブロック図である。この図において、本実施の形態のデータ放送システム10は、キー局である第1の放送局(以下、キー局と呼ぶ)100と、その他の局(各地方に所在するローカル放送局)である第2の放送局(以下、ローカル局と呼ぶ)200とを備え、これらの局間でデータ放送の連携サービスが行われる。以下、キー局100、ローカル局200の順でそれぞれについて説明する。
(キー局100)
図1に示すように、キー局100は、データ放送製作設備101と、データ放送送出設備102と、放送波送出設備103と、放送アンテナ104とを備えている。データ放送制作設備101は、データ放送番組コンテンツContAを出力する。データ放送番組コンテンツとは、1つのデータ放送サービスの番組を作る上で必要な全てのデータ放送番組部品の集まりであり、番組内のデータの更新時間や更新内容も定義されている。データ放送送出設備102は、データ放送制作設備101からのデータ放送コンテンツContAをMPEG(Moving Picture Expert Group)−2トランスポートストリーム(以下、TSと略す)に変換し、データ放送番組TSAとして出力する。
放送波送出設備103は、データ放送送出設備102からのデータ放送番組TSAを放送電波に変換して放送アンテナ104から視聴者宅110へ向けて送信する。この場合、図1では視聴者宅110を一戸のみ示しているが、実際は複数戸あり、その他は図示を省略する。視聴者宅110には受信アンテナ111とテレビ受信機112があり、テレビ受信機112が受信アンテナ111を通じてキー局100から送信された放送電波を受信し放送を映し出す。実際の放送では映像情報及び音声情報についてもデータ放送送出装置102によりMPEG−2トランスポートストリームに変換されてデータ放送番組TSAに重畳されて出力されるが、ここではその説明を省略する。
(ローカル局200)
図1に示すように、ローカル局200は、データ放送製作設備201と、データ放送送出設備202及び222と、分配器301と、データ放送連携設備203及び223と、切替装置204と、放送波送出設備205と、放送アンテナ206とを備えている。データ放送製作設備201は、データ放送番組コンテンツContB−1及びContB−2を出力する。なお、本実施の形態では、データ放送製作設備201からの出力を2系統としたが、それは放送局から放送を送出するにあたり確実な送出を確保するという点で高度な信頼性を実現するため、機器を複数系統用意し冗長性を持たせるためである。データ放送送出設備202は、データ放送製作設備201から入力されるデータ放送番組コンテンツContB−1をTSに変換し、ローカルデータ放送番組TSB−1としてデータ放送連携設備203に入力する。なお、上記データ放送連携設備203及び223は、それぞれ受信手段と切替手段に対応する。また、上記放送波送出設備205は送信手段に対応する。
ここで、キー局100は、データ放送番組TSAをネットワーク回線156経由でローカル局200に配信するようにしており、そのデータ放送番組TSAはローカル局200の分配器301にて複数に分配されて、ネットデータ放送番組TSA−1及びネットデータ放送番組TSA−2として、ネットデータ放送番組TSA−1がデータ放送連携設備203に、ネットデータ放送番組TSA−2がデータ放送連携設備223にそれぞれ入力される。データ放送連携設備203は、キー局100のデータ放送送出設備102から出力されたデータ放送番組TSAを分配したネットデータ放送番組TSA−1とローカル局200のデータ放送送出設備202より出力されたローカルデータ放送番組TSB−1とを択一的に切り替えて、データ放送番組となるローカルデータ放送番組TSC−1を出力する。同様に、データ放送連携設備223は、キー局100のデータ放送送出設備102から出力されたデータ放送番組TSAを分配したネットデータ放送番組TSA−2とローカル局200のデータ放送送出設備222より出力されたローカルデータ放送番組TSB−2とを択一的に切り替えて、データ放送番組となるローカルデータ放送番組TSC−2を出力する。
上述したように、ローカル局200は、各機器を複数系統用意して信頼性の向上を図っており、通常いずれか一方の系統を用いることになる。このため、ローカルデータ放送番組TSC−1とローカルデータ放送番組TSC−2を切替装置204に入力して、いずれか一方の系統のローカルデータ放送番組を選択してそれをローカルデータ放送番組TSDとして出力する。放送波送出設備205は、切替装置204から出力されたローカルデータ放送番組TSDを放送電波に変換して放送アンテナ206から視聴者宅210へ向けて送信する。この場合、図1では視聴者宅210を一戸のみ示しているが、実際は複数戸あり、その他は図示を省略する。視聴者宅210には受信アンテナ211とテレビ受信機212があり、テレビ受信機212は受信アンテナ211を通じてローカル局200から送信された放送電波を受信し放送を映し出す。
ここで、データ放送サービスにおけるローカル局の番組連携の方法について簡単に説明する。図2及び図3は、放送局から出力される番組の構成を表したものであり、図2はキー局100から放送される番組構成、図3はローカル局200から放送される番組構成を表している。これらは図中の太線で示されているエレメンタリストリーム(以後、ESと略す)と呼ばれる符号化済みの映像や音声、データのパケット列により構成されている。
図2において、映像ES301は映像放送を伝送するESであり、音声ES302は音声放送を伝送するESである。データカルーセルES303は、データ放送を伝送するためのESであって、図1におけるデータ放送番組TSAの内容を表しており、データ放送サービスに使用するコンテンツを伝送するためのものである。ここで、映像ES301と音声ES302とデータカルーセルES303が時刻t0から時刻t3にかけて流れているとする。番組期間Aにおいては、時刻t0から時刻t1の間、番組映像A、番組音声A及び番組データAが送出され、同様に番組期間Bにおいては、時刻t1から時刻t2の間、番組映像B、番組音声B及び番組データBが送出され、さらに番組期間Cにおいては、時刻t2から時刻t3の間、番組映像C、番組音声C及び番組データCが送出される。この際、実際のテレビ受信機側の動作を説明すると、時刻t0から時刻t1までは番組Aの映像音声とその番組に関するデータがテレビ受信機に表示される。その後、時刻t1のタイミングで番組Bに切り替わり、さらに時刻t2のタイミングで番組Cに切り替わることになる。
ローカル局200においては、キー局100からネットワーク回線156を通じて送られたデータ放送番組TSAを分配したネットデータ放送番組TSA−1と、ローカル局200のデータ放送送出設備202より出力されたローカルデータ放送番組TSB−1を時刻とともに切り替え、ローカル局独自の番組として出力する。
図3において、映像ES401、音声ES402はキー局100と同様の目的のものである。データカルーセルES403は、図1におけるローカルデータ放送番組TSDの内容を表しており、データ放送サービスに使用するコンテンツを伝送するためのものである。ローカル局200において、映像ES401と音声ES402とデータカルーセルES403が時刻t0から時刻t3にかけて流れているとする。番組期間Aにおいては、時刻t0から時刻t1の間、キー局100から送られてきた番組映像A、番組音声A及び番組データAが送出される。このときデータ放送連携設備203では、キー局100からのネットデータ放送番組TSA−1を出力している。
時刻t1においてローカル局200にてローカル番組に切り替える運用を行う場合、番組期間Xにおいては、時刻t1のタイミングで、データ放送連携設備203における出力を、ネットデータ放送番組TSA−1からローカルデータ放送番組TSB−1に切り替える。これによって時刻t1から時刻t2の間、ローカル局200の設備から送出される番組映像X、番組音声X及び番組データXが送出される。その後、時刻t2のタイミングにて再度ネットデータ放送番組TSA−1に切り替え、番組Cが開始される。番組期間Cにおいては、時刻t2から時刻t3の間、番組映像C、番組音声C及び番組データCが送出される。この際、実際のテレビ受信機側の動作を説明すると、時刻t0から時刻t1まではネット配信される番組Aの映像音声とその番組に関するデータがテレビ受信機212に表示され、その後、時刻t1のタイミングでローカル番組Xに切り替わり、さらに時刻t2のタイミングで再度ネット配信される番組Cに切り替わることになる。
ところで、ローカル局200において、ローカル番組とネット番組を切り替える場合、キー局100とローカル局200で時刻が全く同一であれば良いが、前述のようにキー局100とローカル局200での制御時刻が僅かに異なることから、ローカル局200を基準に考えると、キー局100からのネットデータ放送番組TSA−1における番組の切り替えタイミングが僅かにずれる場合がある。また、ネットワーク回線156による遅延等のためネットデータ放送番組TSA−1における番組の切り替えタイミングがずれる場合もある。
図5は、キー局100とローカル局200におけるタイミングずれを表す図である。この図において、左側はキー局100から出力されるネットデータ放送番組TSA−1の内容とローカル局200から出力されるローカルデータ放送番組TSB−1の時間的関係を示すものである。枠内の左側の数字はデータイベントID(data_event_id)を表している。右側のDII(Download Info Indication:以後DIIと略す)及びDDB(Download Data Block:以後DDBと略す)はセクションと呼ばれるデータ放送を送出するためのパケット列の集合であって、特にDDBセクションはデータ放送コンテンツ自体を伝送するためのもの、DIIセクションは複数のDDBセクションを組み合わせて1つのコンテンツとして構成させるための補助情報を伝送するためのものである。これら2つのセクションを組み合わせることで、データ放送のコンテンツを伝送するが、データ放送コンテンツの伝送の際は、DIIを先に送信し、その後DDBが必要な数、連続して送信され、その後も同じDII及びDDBが繰り返し送出される。これはカルーセル送出と呼ばれる方法であり、データ放送の送出規格として制定されているものである。
次に、ローカル局200において、番組X(ローカル番組)から番組C(ネット番組)に番組を切り替える場合について説明する。まず、ネットからのネットデータ放送番組TSA−1は、図5の左側のように当初番組Bが伝送されており、その後ローカル局200における番組の変更時刻直後で番組Cに切り替わる。また、ローカル局200からのローカルデータ放送番組TSB−1は、当初番組Xが伝送されており、その後ローカル局200における番組の変更時刻直前で空カルーセルと呼ばれるデータの送出に切り替わる(図中ではDII(空)と表記)。空カルーセルとは、データ放送コンテンツが「何もない」ということを表すためのセクション情報であって、PMT(Program Map Table)の整合性を取るため、通常、データ放送番組が無い時間帯についてはデータ放送送出設備202から出力される。
ローカル局200における番組の変更時刻と、番組Bから番組Cへの変更時刻及び番組Xから空カルーセルへの変更時刻が異なるのは前述の理由による。このようなデータ放送番組TSが入力されているとし、ローカル局200の番組構成が番組X(ローカル番組)から番組C(ネット番組)に切り替わった際のデータ放送連携設備203の出力を表したものが図5の右側部分である。このように、当初番組XのデータであるDII(C)とDDB(C)が順に送信されており、その後、短時間だけDII(空)が出力される。そして、ローカル局200における番組の変更時刻にてデータ放送連携設備203の入力側TSが切り替わり、短時間だけ番組BのDDB(A)が出力された後、番組CのDII(B)及びDDB(B)が出力される。極短時間であっても前述のように不要なデータを送出すると、場合によっては本来の番組に関係ない番組が瞬間的にテレビ受信機212に表示される(所謂「チラ見え」と呼ばれる)可能性がある。また、この例では、データイベントIDが本来変更すべきタイミング以外で2回変更されており、これについてもコンテンツの記述によっては制作者の意図に反した表示をしてしまう可能性がある。
このような問題に対し、ローカル局200のデータ放送連携設備203及び223は、図4に示すように、番組切り替えタイミングを含む前後の期間においてTSを監視する監視期間を有し、この監視期間内で入力TSに含まれる空カルーセルを削除するとともに、監視期間内におけるデータイベントIDは変化させない構成を採っており、この構成により、データ放送連携設備203から出力されるTS即ちローカルデータ放送番組TSC−1において、データイベントIDはローカル局200における番組の変更時刻で1回だけ更新される。これにより、各系統におけるデータイベントIDの更新回数が一定となることから、ネットデータ放送番組TSA−1及びローカルデータ放送番組TSB−1のデータイベントIDの変化点が監視期間内に入るように設定すれば、一旦系統間においてデータイベントIDを合わせることで、以降は系統間においてデータイベントIDが異なるという現象は発生しない。この際、監視期間はデータイベントIDを送出するDIIの送出周期よりも長く設定しておけば良い。このとき、番組Bのチラ見えについては課題が残存することになるが、データ放送は前述のようにカルーセル方式で送出され、テレビ受信機がデータ放送コンテンツを受信するためにはDIIと少なくとも1つのDDBが必要である。従って、監視期間をDIIの送出周期より少しだけ長い時間に設定しておけば、通常問題とはならない。なお、空カルーセルを削除する以外に、空カルーセルをNULL(ヌル)パケットに置き換えることも可能である。
このように本実施の形態のデータ放送システムによれば、ローカル局200は、ネットデータ放送番組TSA−1とローカルデータ放送番組TSB−1(又はネットデータ放送番組TSA−2とローカルデータ放送番組TSB−2)の切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を有し、その監視期間内においてデータイベントIDの変化を検出した場合にはデータイベントIDを同一の値に付け替えるとともに、その監視期間内に空カルーセルが存在した場合にはその空カルーセルを削除又はNULLパケットに置き換えるので、データ放送番組のTSを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることができるとともに、放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、二重化されたシステムで説明したが、それより多数の系統であっても同様の動作を行うことは言うまでもない。
また、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当事者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことは勿論である。
本発明は、データ放送番組のトランスポートストリームを切り替えて放送する場合に、切り替えタイミングに差があってもチラ見えを最小限に抑えることができるとともに、放送波を送出する送出設備の系統間でデータイベントIDが異なる値になるのを防止することができるといった効果を有し、データ放送番組のデータ放送システムなどへの適用が可能である。
本発明の一実施の形態に係るデータ放送システムの概略構成を示すブロック図 図1のデータ放送システムにおけるキー局の番組構成の一例を示す図 図1のデータ放送システムにおけるローカル局の番組構成の一例を示す図 図1のデータ放送システムにおけるTS出力のセクション及びデータイベントIDを説明するための図 従来のTS出力のセクション及びデータイベントIDを説明するための図
符号の説明
10 データ放送システム
100 キー局
101、201 データ放送製作設備
102、202、222 データ放送送出設備
103、205 放送波送出設備
104、206 放送アンテナ
110、210 視聴者宅
111、211 受信アンテナ
112、212 テレビ受信機
156 ネットワーク回線
200 ローカル局
203、223 データ放送連携設備
204 切替装置
301 分配器

Claims (3)

  1. 他の放送局から配信されるデータ放送番組のトランスポートストリームを受信する受信手段と、
    前記受信手段にて受信された前記他の放送局からのトランスポートストリームと自局独自のデータ放送番組のトランスポートストリームとを切り替える切替手段と、
    前記切替手段の切り替え動作により選択されたトランスポートストリームを放送波に変換して送信する送信手段と、
    を備え、
    前記切替手段は、前記自局における番組切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を設定し、その監視期間内において前記データイベントIDの変化を検出すると該データイベントIDを変化前の値のまま保持し続け、またその監視期間内において空カルーセルを検出するとその空カルーセルをヌルパケットに置き換える放送局。
  2. 第2の放送局としての請求項1に記載の放送局と、
    前記第2の放送局にキー局データ放送番組のトランスポートストリームを配信する第1の放送局と、
    を備えたデータ放送システム。
  3. 第1の放送局から配信されるデータ放送番組のトランスポートストリームを第2の放送局が受信することで、前記第2の放送局独自のデータ放送番組のトランスポートストリームと切り替えて放送を行い、トランスポートストリームの切り替え時に、前記第2の放送局における番組切り替えタイミングの前後にデータイベントIDの監視期間を設定し、その監視期間内において前記データイベントIDの変化を検出した場合には該データイベントIDを変化前の値のまま保持し続け、またその監視期間内において空カルーセルが存在した場合にはその空カルーセルをヌルパケットに置き換えるデータ放送方法。
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