JP2006333204A - 光電気変換回路 - Google Patents

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信太郎 柴田
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Abstract

【課題】光電気変換回路において、電源電圧を低下させた場合でも、光検出素子により変換された信号成分に対して十分な利得を得ることを目的とする。
【解決手段】光検出素子1と電圧源2との間に、コイルとコンデンサと負荷抵抗を備えたLC並列共振回路3を直列に接続したことで、コイルとコンデンサにより、回路を共振状態とし電流信号Iの共振周波数成分を電圧信号Vに変換し十分な利得を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出した光信号を電気信号に変換し増幅する光電気変換回路に関する。
光通信システムや、電界を誘起する人体や絶縁体などを媒体とし誘起された電界を、電気光学的手段を用いて検出することで情報の送受信を行う電界通信システム等の受信側においては、検出した光信号を電気信号に変換し増幅する光電気変換回路が使用される(例えば、特許文献1を参照)。
図9は、従来の光電気変換回路の概略的な構成を示す回路図である。同図に示すように、光電気変換回路は、検出した光信号を電流信号に変換する光検出素子1と、光検出素子1にバイアス電圧を供給する電圧源2と、光検出素子1と電圧源2の間に直列に接続された負荷抵抗6と、トランスインピーダンスアンプ4とを有する。ここで負荷抵抗6には高い抵抗値Rを有する抵抗を用いる。
具体的には、負荷抵抗6の一方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続され、他方の端子が光検出素子1のカソード側(陰極)の端子に接続される。そして負荷抵抗6の他方の端子が次段のトランスインピーダンスアンプ4の入力端子42に電気的に接続される。ここで、第1電圧電極40は、電圧源2により正の電源電圧VDDが供給され、光検出素子1のアノード端子(陽極)に電気的に接続される第2電圧電極41は接地される。
ここで例えば、光検出素子1にはフォトダイオードを使用する。フォトダイオードを動作させるために必要な逆バイアス電圧VPDをフォトダイオードの両端に印加する。
このような構成により、光検出素子1により変換された電流信号Iは、抵抗値Rを有する負荷抵抗6により電圧信号に変換されるので、トランスインピーダンスアンプ4の入力端子42に入力される入力電圧Vは、次の式(4)で表すことができる。
V = VDD − I × R ・・・・・・(4)
トランスインピーダンスアンプ4は、入力電圧Vにより、帰還抵抗Rを介して内部に流れ込む電流信号iを電圧信号に変換し増幅した電圧信号Voutを出力端子43に出力する。
式(4)に示すように、電源電圧VDDの値が十分に高ければ入力電圧Vのバイアス成分の値も高いので、光検出素子1の両端に印加される電圧は逆バイアス電圧VPDを確保することができる。
特開2003−110368号公報
しかしながら、電源電圧VDDの値が低ければ、入力電圧Vのバイアス成分も低下するため、逆バイアス電圧の値VPDが確保できなくなり、光検出素子1が正常に動作しなくなるだけでなく、抵抗値Rにより変換される入力電圧Vの信号成分の利得は制限を受けてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、検出した光信号を電気信号に変換する光検出素子を有する光電気変換回路において、電源電圧を低下させた場合でも、光検出素子により変換された信号成分に対して十分な利得を得ることを目的とする。
第1の本発明に係る光電気変換回路は、検出した光信号を電流信号に変換する光検出素子と、光検出素子にバイアス電圧を供給する電圧源と、光検出素子と電圧源との間に直列に接続されたコイル、このコイルに対して並列に接続されたコンデンサ、このコンデンサに対して並列に接続された負荷抵抗を備えたLC並列共振回路と、LC並列共振回路にカスケード接続された増幅回路とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、光検出素子と前記電圧源との間に、コイルとコンデンサと負荷抵抗を備えたLC並列共振回路を直列に接続したことで、コイルとコンデンサにより、回路を共振状態とし電流信号の共振周波数成分を電圧信号に変換し十分な利得を得ることができる。
第2の本発明に係る光電気変換回路は、検出した光信号を電流信号に変換する第1および第2の光検出素子と、第1および第2の光検出素子にバイアス電圧を供給する電圧源と、
第1の光検出素子と前記電圧源との間に直列に接続された第1のLC並列共振回路と、この第1のLC並列共振回路に並列に接続された第1の負荷抵抗と、第2の光検出素子と電圧源との間に直列に接続された第2のLC並列共振回路と、この第2のLC並列共振回路に並列に接続された第2の負荷抵抗と、第1および第2のLC並列共振回路にカスケード接続された増幅回路とを有することを特徴とする光電気変換回路。
本発明にあっては、第1および第2の光検出素子と前記電圧源との間に第1および第2のLC並列共振回路を直列に接続したことで、回路を共振状態とし電流信号の共振周波数成分を電圧信号に変換し十分な利得を得ることができる。
上記光電気変換回路の光検出素子は、フォトダイオードと、pinフォトダイオードと、アバランシフォトダイオードと、フォトトランジスタのうちの少なくとも1つであることが望ましい。
本発明の光電気変換回路によれば、電源電圧を低下させた場合でも、光検出素子により変換された信号成分に対して十分な利得を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る光電気変換回路の概略を示す回路図である。同図の光電気変換回路は、検出した光信号を電流信号に変換する光検出素子1と、光検出素子1にバイアス電圧を供給する電圧源2と、光検出素子1と電圧源2との間に直列に接続されたLC並列共振回路3(図中の破線で囲んだ部分)と、LC並列共振回路3及び負荷抵抗にカスケード接続されたトランスインピーダンスアンプ4で構成される。
LC並列共振回路3は、インダクタンスLを有するコイル、コイルに対して並列に接続されキャパシタンスCを有するコンデンサ、コンデンサに対して並列に接続され抵抗値Rを有する負荷抵抗を備える。ここでコイルは抵抗値Rの内部抵抗を有する。
具体的には、コイルの一方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続され、他方の端子が光検出素子1のカソード側(陰極)の端子に接続される。さらにコイルの他方の端子がキャパシタンスCを有するコンデンサの一方の端子に並列に接続され、コンデンサの他方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続される。さらにコイルの他方の端子が抵抗値Rを有する負荷抵抗の一方の端子に並列に接続され、負荷抵抗の他方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続される。そしてコイルの他方の端子が次段のトランスインピーダンスアンプ4の入力端子42に電気的に接続される。ここで、第1電圧電極40は、電圧源2により正の電源電圧VDDが供給され、光検出素子1のアノード端子(陽極)に電気的に接続される第2電圧電極41は接地される。
ここで例えば、光検出素子1にはフォトダイオードを使用する。フォトダイオードの両端には逆バイアス電圧VPDを印加する。VPDはフォトダイオードを正常に動作させるために必要な逆バイアス電圧であり、電源電圧VDDとは以下の関係式(1)を満たす。
PD < VDD ・・・・・・(1)
次にトランスインピーダンスアンプ4について図2の回路図を用いて説明する。トランスインピーダンスアンプは、一般的には微弱な電流信号を電圧信号に変換する電流−電圧変換回路として使用される。
図2は、トランスインピーダンスアンプ4の構成を示す回路図である。同図に示すように、トランスインピーダンスアンプ4は、入力段のソース接地増幅回路と、出力段のnMOSソースフォロワとで構成される。ここで、入力端子INと出力端子OUTには抵抗値Rを有する帰還抵抗が接続される。ソース接地増幅回路は、nMOSトランジスタQ1と抵抗値Rを有する負荷抵抗で構成される。nMOSソースフォロワは、nMOSトランジスタQ2と負荷用定電流源で構成される。入力端子INに供給された電圧信号によって、抵抗値Rの帰還抵抗を介して流れる電流信号は電圧信号に変換され、変換された電圧信号をソース接地増幅回路により増幅し、nMOSソースフォロワにより増幅された電圧信号を出力する。
これにより、トランスインピーダンスアンプ4は、入力端子42に供給される電圧信号Vにより、トランスインピーダンスアンプ4内部へ流れ込む電流信号iを電圧信号に変換し増幅した電圧信号Voutを出力端子43に出力する。ここで例えばトランスインピーダンスアンプ4は、1mAの入力電流に対して2Vの出力電圧を作り出すことが可能な2kΩの利得を有する。
光電気変換回路において、光検出素子1が光を検出して発生させた電流信号Iは、LC並列共振回路3により電圧信号に変換されるので、トランスインピーダンスアンプ4の入力端子42から入力される入力電圧Vは、LC並列共振回路3のアドミタンスYを用いて次の式(2)で表すことができる。ここでωは信号成分の角周波数である。
V = VDD − I × 1 / Y ・・・・・・(2)
ここで、アドミタンスYは、コイルの内部抵抗の抵抗値Rは無視できるほど小さいことから、コイルが有するインダクタンスL、コンデンサが有するキャパシタンスC、負荷抵抗が有する抵抗値Rを用いて次の式(3)で表すことができる。
Y = 1/R + j(ωC − (1 / ωL)) ・・・・・・(3)
ここで信号成分の周波数fを以下の式(4)に示す共振周波数fLCとし、LC並列共振回路3を共振状態にすれば、式(3)は第1項のみになる。
LC = 1 / 2π√(LC) ・・・・・・(4)
このように、光電気変換回路において、LC並列共振回路3を共振状態とすることで、電流信号Iが共振周波数fLCにおける電圧信号Vの信号成分に変換され十分な利得を得ることができる。
したがって、第1の実施の形態によれば、光検出素子1と電圧源2との間に、コイルとコンデンサと負荷抵抗を備えたLC並列共振回路3を直列に接続したことで、コイルとコンデンサにより、回路を共振状態とし電流信号Iの共振周波数成分を電圧信号Vに変換し十分な利得を得ることができる。
尚、第1の実施の形態において、光電気変換回路を構成するトランスインピーダンスアンプ4は、図2の回路図で示したようにnMOSトランジスタを用いて構成したが、これに限られるものではなく、例えば、双対なpチャネルMOSトランジスタを使用してトランスインピーダンスアンプを構成してもよい。
図3は、このようなトランスインピーダンスアンプ4´を使用した光電気変換回路の概略を示した構成図である。図1の光電気変換回路と異なる点は、同図の光電気変換回路において、トランスインピーダンスアンプ4の入力段を構成するpチャネルMOSトランジスタへ負の電圧を入力するために、光検出素子1と、LC並列共振回路3との接続が逆に、電圧源2からは負の電源電圧−VDDが供給される点である。尚、作用、効果については図1の光電気変換回路と同様であるので説明は省略する。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、電界を誘起する人体や絶縁体などを媒体とし誘起された電界を検出することで情報の送受信を行う電界通信システム等の受信側において、本発明の光電気変換回路を適用することを想定したものである。
このようなシステムにおいては、偏光ビームスプリッタでS波成分とP波成分からなる逆相の光信号に分離したレーザ光をそれぞれ受光するので、2つの光検出素子を用いて光電気変換回路を構成する。
図4は、第2の実施の形態に係る光電気変換回路の概略を示す回路図である。同図に示すように、光電気変換回路は、検出した光信号を電流信号に変換する第1の光検出素子1a及び第2の光検出素子1bと、光検出素子1a及び1bにバイアス電圧VDDを供給する電圧源2と、光検出素子1aと電圧源2との間に直列に接続された第1のLC並列共振回路3aと、LC並列共振回路3aに並列に接続された第1の負荷抵抗と、光検出素子1bと電圧源2との間に直列に接続されたLC並列共振回路3bと、このLC並列共振回路3bに並列に接続された第2の負荷抵抗と、LC並列共振回路3a及び3bにカスケード接続された差動型トランスインピーダンスアンプ5とを有する。
具体的には、LC並列共振回路3aにおいて、コイルの一方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続され、他方の端子が光検出素子1aのカソード側(陰極)の端子に接続される。さらにコイルの他方の端子がキャパシタンスCを有するコンデンサの一方の端子に並列に接続され、コンデンサの他方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続される。さらにコイルの他方の端子が抵抗値Raを有する負荷抵抗の一方の端子に並列に接続され、負荷抵抗の他方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続される。そしてコイルの他方の端子が次段の差動型トランスインピーダンスアンプ5の入力端子42aに電気的に接続される。
LC並列共振回路3bにおいて、コイルの一方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続され、他方の端子が光検出素子1bのカソード側(陰極)の端子に接続される。さらにコイルの他方の端子がキャパシタンスCを有するコンデンサの一方の端子に並列に接続され、コンデンサの他方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続される。さらにコイルの他方の端子が抵抗値Rbを有する負荷抵抗の一方の端子に並列に接続され、負荷抵抗の他方の端子が第1電圧電極40に電気的に接続される。そしてコイルの他方の端子が次段の差動型トランスインピーダンスアンプ5の入力端子42bに電気的に接続される。負荷抵抗の抵抗値Rbは変更可能な可変抵抗とする。
ここで、第1電圧電極40は、電圧源2により正の電源電圧VDDが供給され、光検出素子1aおよび1bのアノード端子(陽極)に電気的に接続される第2電圧電極41は接地される。
ここで例えば、光検出素子1aおよび1bにはフォトダイオードを使用する。フォトダイオードの両端には逆バイアス電圧VPDを印加する。VPDはフォトダイオードを正常に動作させるために必要な逆バイアス電圧であり、電源電圧VDDとは以下の関係式(1)を満たす。
PD < VDD ・・・・・・(1)
図5(a)は、図4の差動型トランスインピーダンスアンプ5の構成を示す回路図である。同図の差動型トランスインピーダンスアンプは、基本形を示すものである。pチャネルMOSトランジスタQ1,Q2と、抵抗値R1を有する負荷抵抗と、抵抗値R2を有する負荷抵抗と、定電流源で構成される。各ドレイン端子に入力された電圧信号は、Q1、Q2のドレイン電流に変換され、各負荷抵抗により電圧に変換され各出力端子から出力される。
このような構成としたことで、差動型トランスインピーダンスアンプ5は、入力端子42aに供給される電圧信号Vaと、入力端子42bに供給される電圧信号Vbからなる差動信号を入力電圧とし、差動型トランスインピーダンスアンプ5内部へ流れ込む電流信号ia、ibを電圧信号に変換し増幅した電圧信号Voutを出力端子43aおよび出力端子43bに出力する。
光電気変換回路において、光検出素子1aが光を検出して発生させた電流信号Iaは、LC並列共振回路3aにより電圧信号に変換されるので、差動型トランスインピーダンスアンプ5の入力端子42aから入力される入力電圧Vaは、LC並列共振回路3aのアドミタンスYを用いて次の式(2a)で表すことができる。ここでωは信号成分の角周波数である。
Va = VDD − Ia × 1 / Ya ・・・・・・(2a)
ここで、アドミタンスYは、コイルの内部抵抗の抵抗値Rは無視できるほど小さいことから、コイルが有するインダクタンスL、コンデンサが有するキャパシタンスC、負荷抵抗が有する抵抗値Raを用いて次の式(3a)で表すことができる。
Ya = 1/Ra + j(ωC − (1 / ωL)) ・・・・・・(3a)
ここで信号成分の周波数fを以下の式(4a)に示す共振周波数fLCとし、LC並列共振回路3を共振状態にすれば、式(3a)は第1項のみになる。
LC = 1 / 2π√(LC) ・・・・・・(4a)
このように、光電気変換回路において、LC並列共振回路3aを共振状態とすることで、電流信号Iaが共振周波数fLCにおける電圧信号Vaの信号成分に変換され十分な利得を得ることができる。一方で、式(3a)の第1項の抵抗値Raを調整することで、光検出素子1aに電源電圧VDDとほぼ等しいバイアス電圧を供給することができ、電源電圧VDDが低い場合であっても、光検出素子1aに供給する逆バイアス電圧VPDを確保することができる。
また、同様にして、LC並列共振回路3bを共振状態とすることで、電流信号Ibが共振周波数fLCにおける電圧信号Vbの信号成分に変換され十分な利得を得ることができる。ここで、可変抵抗の抵抗値Rbを調整することで、差動型トランスインピーダンスアンプ5に供給される入力電圧Vaのバイアス成分と、入力電圧Vbのバイアス成分のレベルを合わせることができる。
したがって、第2の実施の形態においては、光検出素子1aと電圧源2との間にLC並列共振回路3aを直列に接続し、光検出素子1bと電圧源2との間にLC並列共振回路3bを直列に接続したことで、回路を共振状態とし電流信号Ia及びIbの共振周波数成分を電圧信号VaおよびVbに変換し十分な利得を得ることができる。
また、負荷抵抗の抵抗値Ra又はRbどちらか一方を調整することで、差動型トランスインピーダンスアンプ5に供給する入力電圧Vaのバイアス成分と、入力電圧Vbのバイアス成分のレベルを合わせることができる。
第2の実施の形態においては、差動型トランスインピーダンスアンプ5は、図5(a)の回路図で示した基本型を使用し構成したが、差動入力信号を増幅して出力することができる増幅回路であれば、これに限られるものではない。
例えば、図5(b)に示すようなpMOSクロスカップル形の差動型トランスインピーダンスアンプ、若しくは(c)に示す抵抗結合形の差動型トランスインピーダンスアンプ、若しくは(d)に示す抵抗結合形を変形させた差動型トランスインピーダンスアンプを用いて構成してもよい。
また、図5(a)、(b)、(c)、(d)で示した差動型トランスインピーダンスアンプ5を構成するMOSトランジスタの双対なMOSトランジスタで構成してもよい。図6は、このような差動型トランスインピーダンスアンプ5´を使用した場合の、光電気変換回路の概略的な構成を示す回路図である。図4の光電気変換回路と異なる点は、同図に示すように、光検出素子1aとLC並列共振回路3aとの接続と光検出素子1b及びLC並列共振回路3bの接続とが逆に、電源電圧2からは負の電源電圧−VDDが供給される点である。
図7に、図5で示した差動型トランスインピーダンスアンプを構成するMOSトランジスタに対して双対なMOSトランジスタで構成した回路図を示す。図7(a)は、図5(a)で示した基本形の差動型トランスインピーダンスアンプを双対なMOSトランジスタで構成した回路図である。図7の(b)は、図5(b)で示したpMOSクロスカップル形の差動型トランスインピーダンスアンプを双対なnMOSトランジスタで構成した回路図である。図7の(c)は、図5(c)で示した抵抗結合型の差動型トランスインピーダンスアンプを構成するnMOSトランジスタに対して双対なpMOSトランジスタで構成した回路図である。図7の(d)は、図5(d)で示した抵抗結合型を変形した差動型トランスインピーダンスアンプを構成するnMOSトランジスタに対して双対なpMOSトランジスタで構成した回路図である。
尚、上述の各実施の形態において、トランスインピーダンスアンプ4若しくは差動型トランスインピーダンスアンプで使用した負荷抵抗は、MOSトランジスタを使用して構成してもよい。図8の(a)は、nチャネル形MOSトランジスタを使用して負荷抵抗を構成した例である。(b)は、pチャネル形MOSトランジスタを使用して負荷抵抗を構成した例である。いずれの場合においても、ドレイン端子T2に対して端子T1が高電位となる条件で使用することが望ましい。一般にMOSトランジスタによる集積回路においては、このようにMOSトランジスタを用いて負荷抵抗を構成する。
第1の実施の形態に係る光電気変換回路の概略的な構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る光電気変換回路が有するトランスインピーダンスアンプの構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る光電気変換回路を双対なMOSトランジスタで構成した構成図である。 第2の実施の形態に係る光電気変換回路の概略的な構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る光電気変換回路が有する差動型トランスインピーダンスアンプの構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る光電気変換回路を双対なMOSトランジスタで構成した構成図である。 第2の実施の形態に係る光電気変換回路が有する差動型トランスインピーダンスアンプを双対なMOSトランジスタで構成した構成図である。 負荷抵抗をMOSトランジスタで代用する例を示す回路図である。 従来の光電気変換回路の概略的な構成を示す回路図である。
符号の説明
1…光検出素子
1a…第1の光検出素子
1b…第2の光検出素子
2…電圧源
3…LC並列共振回路
3a…第1のLC並列共振回路
3b…第2のLC並列共振回路
4…トランスインピーダンスアンプ
4´…pMOSトランジスタで構成したトランスインピーダンスアンプ
5…差動入力型トランスインピーダンスアンプ
6…高い抵抗値を有する負荷抵抗
40…第1電圧電極
41…第2電圧電極
42…入力端子
42a…第1の入力端子
42b…第2の入力端子
43…出力端子
43a…第1の出力端子
43b…第2の出力端子

Claims (3)

  1. 検出した光信号を電流信号に変換する光検出素子と、
    前記光検出素子にバイアス電圧を供給する電圧源と、
    前記光検出素子と前記電圧源との間に直列に接続されたコイル、該コイルに対して並列に接続されたコンデンサ、該コンデンサに対して並列に接続された負荷抵抗を備えたLC並列共振回路と、
    前記LC並列共振回路にカスケード接続された増幅回路と、
    を有することを特徴とする光電気変換回路。
  2. 検出した光信号を電流信号に変換する第1および第2の光検出素子と、
    前記第1および第2の光検出素子にバイアス電圧を供給する電圧源と、
    前記第1の光検出素子と前記電圧源との間に直列に接続された第1のLC並列共振回路と、
    該第1のLC並列共振回路に並列に接続された第1の負荷抵抗と、
    前記第2の光検出素子と前記電圧源との間に直列に接続された第2のLC並列共振回路と、
    該第2のLC並列共振回路に並列に接続された第2の負荷抵抗と、
    前記第1および第2のLC並列共振回路にカスケード接続された差動増幅回路と、
    を有することを特徴とする光電気変換回路。
  3. 前記光検出素子は、フォトダイオードと、pinフォトダイオードと、アバランシフォトダイオードと、フォトトランジスタのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1若しくは2いずれか記載の光電気変換回路。
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