JP2006333046A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006333046A
JP2006333046A JP2005153490A JP2005153490A JP2006333046A JP 2006333046 A JP2006333046 A JP 2006333046A JP 2005153490 A JP2005153490 A JP 2005153490A JP 2005153490 A JP2005153490 A JP 2005153490A JP 2006333046 A JP2006333046 A JP 2006333046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subcarrier
diversity
subcarriers
value
tone map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005153490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4650104B2 (ja
Inventor
Hisao Koga
久雄 古賀
Nobutaka Kodama
宣貴 児玉
Taisuke Konishi
泰輔 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005153490A priority Critical patent/JP4650104B2/ja
Priority to US11/573,168 priority patent/US7907509B2/en
Priority to PCT/JP2006/311035 priority patent/WO2006126738A1/en
Publication of JP2006333046A publication Critical patent/JP2006333046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4650104B2 publication Critical patent/JP4650104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • H04B3/56Circuits for coupling, blocking, or by-passing of signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0868Hybrid systems, i.e. switching and combining
    • H04B7/0874Hybrid systems, i.e. switching and combining using subgroups of receive antennas
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/12Frequency diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0002Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate
    • H04L1/0003Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate by switching between different modulation schemes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0004Modulated-carrier systems using wavelets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0044Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2203/00Indexing scheme relating to line transmission systems
    • H04B2203/54Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
    • H04B2203/5429Applications for powerline communications
    • H04B2203/5454Adapter and plugs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】マルチキャリア通信においてはCINR値が最低周波数利用効率で動作する一次変調のしきい値に満たないサブキャリアは使用されないでマスクされるため、伝送効率が劣化するという問題点を有している。
【解決手段】最低しきい値以下となるCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成CINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、前記ダイバーシチ回路からの出力を使って最低一次変調方式に対応したTone Mapを生成するダイバーシチTone Map生成器と、前記しきい値比較器と前記ダイバーシチTone Map生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したTone Mapを生成するTone Map生成器とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝送路推定を行いながらマルチキャリア通信を行う通信装置に関し、特に有線系の伝送路を使用して、マルチキャリア通信を行う通信装置及び通信方法に関する。
マルチキャリア伝送システムでよく使われているマルチキャリア変復調技術としてはFFT(Fast Fourier Transform)ベースOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やWaveletベースのOFDMがある。有線系の伝送路としては、電力線や電話線などが考えられる。マルチキャリア通信技術を有線系に適用した例として電力線通信がある。例えば、(特許文献1)に開示されている。FFTベースOFDMはFFTを使用してマルチキャリア通信を実現できるため、有線無線問わず広く利用されている。例としては無線LANや電力線通信がある。WaveletベースOFDMはFFTベースOFDMよりもキャリア間干渉(Inter−carrier Interference)に耐性があり特性がすぐれている。また、サブキャリア間の直交崩れを回避するためにFFTベースのOFDMではGI(ガードインターバル)が必須であるのに対して、WaveletベースのOFDMでは不要であるという特徴がある。その結果、伝送効率を向上させることができる。FFTベースのOFDMの処理はよく知られているので説明を略す。WaveletベースのOFDMで使用されるWaveletには2つのタイプがあり、一つはComplex−value typeであり、もう一つはReal−value typeである。前者の代表例としてはFiltered OFDMなどがあり、後者の代表例としてはCMFB(Cosine Modulated Filter Bank)などがある。これ以降では、WaveletベースOFDMで用いられているWaveletタイプはReal−valueタイプのものとする。WaveletベースOFDMは実係数ウェーブレットフィルタバンクを用いたディジタル変復調処理による伝送方式である。これは、マルチキャリア方式の一種であり、実係数フィルタバンクにより複数のディジタル変調波を合成して送信信号を生成するものである。各キャリアの変調方式としては、PAM(Pulse Amplitude Modulation)が用いられる。このようなデジタルウェーブレット変調伝送方式(以下DWMC伝送方式と略する。)によるデータ伝送を説明する。図11は、ウェーブレット波形例を示す図である。図11に示すようにデジタルウェーブレット変調伝送方式は、ウェーブレット波形における各サブキャリアのインパルス応答が各サブキャリア内で重なり合いながら伝送されることとなる。
図12は、Wavelet OFDMを用いたマルチキャリア通信装置における送信波形例を示す図である。図12において、各伝送シンボルは、各サブキャリアのインパルス応答が合成された時間波形となる。
図13は、Wavelet OFDMを用いたマルチキャリア通信装置における送信スペクトル例を示す図である。DWMC伝送方式では、図12に示したような伝送シンボルを数十個〜数百個程度集めて1つの伝送フレームを構成する。図14はWavelet OFDMを用いたマルチキャリア通信装置における送信フレーム内の構成例を示す図である。この送信フレームには、情報データ伝送用シンボルの他にキャリア検出や同期や等化などに使用されるプリアンブルシンボルなどが含まれる。
次に有線系伝送路の特徴を示すために、ここで電力線通信を例として、電力線伝送路について説明する。図15は電力線伝送路の減衰特性を示す図であり、また図16は電力線伝送路の群遅延特性を示す図である。図15、図16に示すように、電力線伝送路は周波数帯域によって減衰量や、群遅延量の差があることがわかる。上述した理由により、電力線のような伝送路を用いるマルチキャリア通信装置においては、使える周波数帯域と使えない周波数帯域が発生する。
これまでは、FFTベースOFDMにおいてはBPSK(Binary Phase Shift Keying)が最低周波数利用効率(1bps/Hz)の一次変調として使用され、BPSKのしきい値を下回るサブキャリアの通信品質値しか得られないサブキャリアはマスクされて使用されないため、伝送効率が劣化するという問題があった。
ここで、サブキャリアの通信品質とは、例えば、搬送波電力対(干渉波+雑音)電力比(以下、CINR)であるとか、搬送波電力対雑音電力比(Carrier To Noise Ratio)(以下、CNR)等により表されるものとする。
WaveletベースOFDMにおいては2PAMが最低周波数利用効率(2bps/Hz)の一次変調方式として使用され、2PAMのしきい値を下回るCINR値しか得られないサブキャリアはマスクされて使用されなかった。よって伝送路環境が悪い場合は、多くのサブキャリアが使用されないため、伝送効率が劣化するという同様な問題があった。その問題に加えてWaveletベースOFDMでは2PAMが最低周波数利用効率(2bps/Hz)の一次変調であり、FFTベースOFDMでのBPSKに相当する一次変調方式がなかった。そのため、FFTベースOFDMよりも使用されないでマスクされるサブキャリア数の割合が増加するという問題もあった。
特開平11−163807号公報
以上述べたように使用されるマルチキャリア通信においてはCINR値が最低周波数利用効率で動作する一次変調(BPSKあるいは2PAM)のしきい値に満たないサブキャリアは使用されないでマスクされるため、伝送効率が劣化するという問題点を有していた。また、WaveletベースOFDMではBPSKに相当する一次変調方式がないために、使用されないでマスクされるサブキャリア数の割合が増加するという問題点もあった。マルチキャリア通信装置においては、伝送路状態を把握し、伝送効率をさらに高めることが要求されている。
本発明は上記問題を解決し、伝送路特性を把握して、マスクされるサブキャリアの数を減らして、複数のサブキャリアを使用してダイバーシチを行うことによって伝送効率を高めることができる通信装置を提供することにある。
本発明は、マルチキャリア通信を行う通信装置であって、受信装置の伝送路推定器には、各サブキャリアの通信品質値を演算する通信品質値演算器と、前記通信品質値演算器から出力される各サブキャリアの通信品質値を用いて各サブキャリアで使用される変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する変調方式を決定するしきい値比較器と、前記しきい値比較器において最低しきい値以下となる通信品質値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成した通信品質値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、前記ダイバーシチ回路からの出力を使って最低変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、前記しきい値比較器と前記ダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有することを特徴とする。
本発明の通信装置は、伝送路における伝送路状態を把握し、通常はマスクして通信には使用しないようなサブキャリアでも複数使用してダイバーシチを行うことにより、伝送効率を高めることが可能となる。
本発明の第1の発明は、マルチキャリア通信を行う通信装置であって、受信装置の伝送路推定器には、各サブキャリアの通信品質値を演算する通信品質値演算器と、通信品質値演算器から出力される各サブキャリアの通信品質値を用いて各サブキャリアで使用される変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する変調方式を決定するしきい値比較器と、しきい値比較器において最低しきい値以下となる通信品質値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成した通信品質値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、ダイバーシチ回路からの出力を使って最低変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、しきい値比較器とダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有することにより、低い通信品質値によって通常はマスクして通信に使用しなかった周波数帯域を有効利用できるので、結果として伝送効率を高めることができる。
本発明の第2の発明は、ダイバーシチ回路は、合成した通信品質値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリア同士を選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項1記載の通信装置であり、全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の第3の発明は、ダイバーシチ回路は、合成した通信品質値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、一つのグループを作成するサブキャリア数をより少なくなるように各ダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項1に記載の通信装置であり、全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の第4の発明は、ダイバーシチ回路は、合成した通信品質値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリアを使用して、かつ最も多くのダイバーシチサブキャリアグループができるように各サブキャリアをグループ化することを特徴とする請求項1記載の通信装置であり、全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の第5の発明は、ダイバーシチ回路は、最低しきい値以下のサブキャリアにおいて周波数の低いサブキャリアあるいは周波数の高いサブキャリアから順に選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項1記載の通信装置であり、ダイバーシチ回路の回路規模を削減することができる。
本発明の第6の発明は、ダイバーシチ回路は、ダイバーシチサブキャリアグループ内のサブキャリア数を一定とすることを特徴とする請求項5記載の通信装置であり、トーンマップ生成器でのトーンマップ作成が容易となる。
本発明の第7の発明は、通信品質値演算器は、各サブキャリアの搬送波電力対(干渉波+雑音)電力比(CINR)を演算することを特徴とし、通信品質値として、各サブキャリアの搬送波電力対(干渉波+雑音)電力比(CINR)を適用することができる。
本発明の第8の発明は、実係数ウェーブレットフィルタバンクを用いたマルチキャリア変復調器を使用した通信装置であって、受信装置の伝送路推定器には各サブキャリアのCINR値を演算するCINR演算器と、CINR演算器から出力される各サブキャリアのCINR値を用いて各サブキャリアで使用される一次変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するしきい値比較器と、しきい値比較器において最低しきい値以下となるCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成したCINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、ダイバーシチ回路からの出力を使って最低一次変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、しきい値比較器とダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有することを特徴とする通信装置であり、低CINRによって通常はマスクして通信に使用しなかった周波数帯域を有効利用できるので、結果として伝送効率を高めることができる。
本発明の第9の発明は、ダイバーシチトーンマップ生成器は、第1サブキャリアと第M(Mはウェーブレット変換ポイント数)サブキャリアを除いて隣同士(第2と第3、第4と第5・・・)をサブキャリアペアとして管理し、トーンマップを作成することを特徴とする請求項8記載の通信装置であり、低CINRによって通常はマスクして通信に使用しなかった周波数帯域を有効利用できるので、結果として伝送効率を高めることができる。
本発明の第10の発明は、受信装置から送信装置に対して伝送路推定に基づく情報を送信し、送信装置は、伝送路推定に基づく情報に対応する変調を各サブキャリアに行うことで、マルチキャリア通信を行う通信装置であって、受信装置の伝送路推定器は更に、各サブキャリアから得られるそれぞれの伝送路状態値と、しきい値とを比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するしきい値比較器と、しきい値比較器において最低しきい値以下となる伝送路状態値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成した伝送路状態値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、ダイバーシチ回路からの出力を使って、合成した伝送路状態値に対応した一次変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、しきい値比較器とダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有し、送信装置は、受信装置から送信されたトーンマップに基づいて、各サブキャリアの変調方式を決定することを特徴とする通信装置であり、低CINRによって通常はマスクして通信に使用しなかった周波数帯域を有効利用できるので、結果として伝送効率を高めることができる。
本発明の第11の発明は、ダイバーシチ回路は、合成した伝送路状態値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリア同士を選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成するようにすることを特徴とする請求項10に記載の通信装置であり、全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の第12の発明は、ダイバーシチ回路は、合成した伝送路状態値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、一つのグループを作成するサブキャリア数をより少なくなるように各サブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項10記載の通信装置であり、全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の第13の発明は、ダイバーシチ回路は、合成した伝送路状態値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリアを使用して、かつ最も多くのダイバーシチサブキャリアグループができるようにサブキャリアをグループ化することを特徴とする請求項10記載の通信装置であり、全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明の第14の発明は、ダイバーシチ回路は、最低しきい値以下のサブキャリアにおいて周波数の低いサブキャリアあるいは周波数の高いサブキャリアから順に選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項10記載の通信装置であり、ダイバーシチ回路の回路規模を削減することができる。
本発明の第15の発明は、ダイバーシチ回路は、ダイバーシチサブキャリアグループ内のサブキャリア数を一定とすることを特徴とする請求項14記載の通信装置であり、トーンマップ生成器でのトーンマップ作成が容易となる。
本発明の第16の発明は、マルチキャリア通信を行う通信方法であって、受信側で各サブキャリアのCINR値を演算するステップと、演算される各サブキャリアのCINR値を用いて各サブキャリアで使用される一次変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するステップと、最低しきい値以下となるCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成したCINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するステップと、ダイバーシチサブキャリアグループに対応した最低一次変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップを生成するステップと、各サブキャリアが使用する一次変調方式とダイバーシチサブキャリアグループに対応する一次変調方式とを合わせて、各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したトーンマップを生成するステップとを有することを特徴とする通信方法であり、低CINRによって通常はマスクして通信に使用しなかった周波数帯域を有効利用できるので、結果として伝送効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を用いて説明する。以下の実施の形態においては、伝送路は有線系の一例である電灯線を使用する。本発明は有線系の伝送路における通信手法として好適であるが、本発明は伝送路を有線系に限定するものではない。本実施の形態で説明する通信装置では、通信開始前あるいは通信中などに必要に応じて伝送路推定を行うものとし、受信装置側で伝送路推定結果から各サブキャリアで使用する一次変調方式を決定してその結果に対応したTone Mapを生成し、送受信装置間で同じTone Mapを保有して、伝送路特性に合った最適な通信を行うものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における通信装置のシステム図である。700は通信装置であり、伝送路として電力線810を用いる。すなわち、通信装置700は、例えば、電灯線通信のモデムやモジュールである。
710はAV機器、720は通信機器であり、例えばADSLモデム、CATVメディアコンバータ等外部のネットワークであるインターネット820と、家屋800内の内部ネットワークとを接続するものである。
730はドキュメント機器、740はセキュリティ機器、750はパソコン、760は家電機器である。
これら各機器710〜760は通信装置700により、電力線810を介して内部ネットワークを構成しており、各機器710〜760はこれによってネットワークで連携した動作等を行うことが可能である。
本発明はこのようなネットワークシステムにおける各機器710〜760の通信を電力線810を介して行うこととなり、この通信の際にこれから詳述する通信手法を用いるものである。
図2は本発明の実施の形態1における通信装置のブロック図である。
送信装置299においては、シンボルマッパ210によって送信ビットデータをシンボルデータに変換し、各シンボルデータに従ってシンボルマッピング(QAMまたはPAM)を行う。そして、直並列変換器(S/P変換器)220 でシリアル/パラレル変更を行った後、マルチキャリア変調器230でIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)やIDWT(Inverse Discrete Wavelet Transform)を使って周波数領域から時間領域の信号へ変換する。D/A変換器240で、この時間軸波形のサンプル値系列から時間的に連続するベースバンド・アナログ信号波形に変換して送信する。受信装置199においては、受信信号をA/D変換器110でディジタル信号に変換し、マルチキャリア復調器120でFFTやDWTを使って時間領域から周波数領域への変換や同期処理や等化処理など行って受信信号を判定できる状態まで復調し、伝送路推定器150では伝送路の状態を復調された受信信号から推定し、判定器140では復調された受信信号をしきい値を用いて判定する。通信を行う場合は、通信開始前あるいは通信中などに必要に応じて伝送路推定を行い、受信装置側で伝送路推定結果から各サブキャリアで使用する一次変調方式を決定し、その結果に対応したTone Mapを生成し、送受信装置間で同じTone Mapを保有して、伝送路特性に合った最適な通信を行う。
図3は、本発明の実施の形態1における伝送路推定器を示すブロック図である。通信装置のシンボルマッパ210で使用する一次変調方式としては、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAMなどを適用する。また、マルチキャリア変調器ではIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)を使用して周波数領域から時間領域への変換により変調処理が行われ、マルチキャリア復調器ではFFT(Fast Fourier Transform)を使用して時間領域から周波数領域への変換により復調処理が行われるものとする。
図3において、10はマルチキャリア復調器120で復調処理された受信信号から各サブキャリアにおけるCINR値を算出するCINR演算器、20はCINR演算器10から出力される各サブキャリアのCINR値を用いて各サブキャリアで使用される一次変調方式を決定するためのしきい値と比較し、各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するしきい値比較器、25はしきい値比較器20の出力で最低しきい値(ここではBPSKのしきい値)よりもレベルが低いCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成CINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路、30はダイバーシチ回路25からの出力を使って最低一次変調方式に対応したTone Mapを生成するダイバーシチTone Map生成器、40はしきい値比較器20とダイバーシチTone Map生成器30からの出力を使って各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したTone Mapを生成するTone Map生成器である。
本発明の実施の形態1においては、通信品質値演算器として、CINRを演算するものを用いているが、本発明はこのCINRに限定されるものではなく、適切に、サブキャリアの通信品質、伝送路状態が把握できるものであれば良く、そのようなものとしてCINRは好適であるが、例えば、CNR等を適用することも可能である。
このように構成された通信装置について、その動作について図3〜図7を用いて説明する。
まず、図3の伝送路推定器50において、CINR演算器10では受信装置のマルチキャリア復調器120で復調された受信信号を使用して各サブキャリアにおけるCINR値を演算する。図4に受信装置で得られるサブキャリアとCINR値の関係を示す図を示す。図4は各サブキャリアが伝送路特性の影響を受けることにより、各サブキャリアで得られるCINR値がバラツクことを示している。次にしきい値比較器20では各サブキャリアのCINR値と一次変調の各しきい値を比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定する。
図5にCINR値と一次変調方式を決めるためのしきい値との関係を示す図を示す。図5に示すように各サブキャリアのCINR値と各一次変調方式を決定するためのしきい値を比較して、各サブキャリアで使用する一次変調方式を決定する。ただし、最低しきい値(ここではBPSK)以下のサブキャリアの場合は一次変調方式を決定しないで、CINR値をそのまま出力する。次にダイバーシチ回路25ではしきい値比較器20の出力において最低しきい値(ここではBPSKのしきい値)以下のCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成CINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成する。またダイバーシチTone Map生成器30ではダイバーシチ回路25から出力を使って最低一次変調方式に対応したTone Mapを生成する。
ここでダイバーシチサブキャリアグループに適用される最低一次変調方式においては、送信装置299で同じグループに対して同一の情報をマッピングする必要がある。そのため、ダイバーシチサブキャリアグループの最低一次変調方式と一つのサブキャリアで最低しきい値以上となって決定された場合の一次変調方式が区別できるようにダイバーシチTone Map生成器ではダイバーシチTone Mapを生成する必要がある。図6に最低しきい値以下のCINR値を持つサブキャリアを示すブロック図を示す。
図6に示すような最低しきい値以下のサブキャリアを複数使用してダイバーシチサブキャリアグループを作成してダイバーシチTone Mapを生成する。最後にTone Map生成器40では各サブキャリアでしきい値以上でしきい値判定された結果とダイバーシチTone Mapを使用して、通信装置間で使用されるTone Mapを生成する。ここで具体例を示す。図7にサブキャリアと得られたCINR値の例を示す図を示す。また図8にTone Mapの作成例を示す図を示す。図7におけるTone Mapの横軸はサブキャリア番号に対応し、スロット内の数値は一次変調を示す。ここでは、BPSKは1、QPSKは2、16QAMは3、64QAMは4、256QAMは5、ダイバーシチTone Map生成器で生成されたダイバーシチTone MapのBPSKは区別できるように7としている。なお、各ダイバーシチサブキャリアグループ間も区別するためには、7,8,9、・・・とさらに分ける必要がある。ここでは最低しきい値は13dBと仮定し、サブキャリア番号55,56,57および58の各サブキャリアが最低しきい値以下となった場合を考える。通常では最低しきい値以下なので、これらのサブキャリアはマスクされて通信には使用されない。ここでは、まずダイバーシチ回路25で合成CINR値を計算する。今回、サブキャリア55〜58のそれぞれのCINR値は8、9.5、6、3dBであり、これらを電力の真値に戻して和をとった値は13.3dBとなる。したがって、4本のサブキャリアの合成CINR値が最低しきい値を超えるので、これらのサブキャリアで一つのダイバーシチサブキャリアグループを作成して4本に同じ最低効率の一次変調(ここではBPSK変調)を適用してダイバーシチTone Mapが生成される。最後に図8に示すようにTone Map生成器40でダイバーシチTone Mapを合わせたTone Mapが生成される。ここで作成されたTone Mapは、送受信装置間で保有される。この構成により、低CINRによって通常はマスクして通信に使用しなかった周波数帯域を有効利用できるので、結果として伝送効率を高めることができる。
なお、ダイバーシチ回路25において、合成CINR値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、なるべく周波数的に離れたサブキャリア同士を選択して一つのグループを作成するようにすることにより、グループ内における周波数相関を下げてダイバーシチ効果を高めることができ、その結果伝送効率を高めることが可能となる。
また最も多くダイバーシチサブキャリアグループが作成されるように、言い換えると一つのグループを作成するサブキャリア数をより少なくなるように各グループを作成することにより、伝送効率をさらに高めることができる。これは、各グループの合成CINR値がしきい値付近になるように最適化を行えばよい。
さらに周波数的に離れたサブキャリアを使用して、かつ最も多くのダイバーシチサブキャリアグループができるようにサブキャリアをグループ化することにより、さらに伝送効率を高めることが可能となる。これは、まず周波数的に離れたサブキャリア同士のグループを作成し、ダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に各サブキャリアは周波数的に離れたそれぞれのサブキャリアグループから選択し、各グループの合成CINR値がしきい値付近になるように最適化することにより実現できる。
また、逆にダイバーシチ効果は多少劣化するが、最低しきい値以下のサブキャリアにおいて周波数の低いサブキャリアあるいは周波数の高いサブキャリアから順に選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することにより、複雑な条件分岐などがなくなるため回路規模を削減することができるというメリットがある。この時、ダイバーシチサブキャリアグループ内のサブキャリア数を一定とすれば、さらに処理が簡単化され、ダイバーシチサブキャリアグループ間でこのグループはいくつのサブキャリアで構成されているか区別する必要がなくなるためTone Map作成も容易になる。
上記の説明では、マルチキャリア変調にはIFFTをコアとし、マルチキャリア復調ではFFTをコアとしたマルチキャリア変復調器を使って説明したが、マルチキャリア変調にはIDWT(Inverse Discrete Wavelet Transform)をコアとし、マルチキャリア復調ではDWT(Discrete Wavelet Transform)をコアとしたマルチキャリア変復調器を使った場合についても同様に適用できる。
ここでいうWaveletタイプにはComplex−value type であるFMT(Filtered Multitone)、Filtered OFDM、OFDM/OQAMなどやReal−value typeであるCMMFB(Cosine Modulated Filter Bank)などが含まれる。ただし、Real−value Discrete Wavelet Transformの場合の一次変調方式にはQAMではなくて、PAMが用いられる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2による伝送路推定器を示すブロック図である。なお、通信装置は実施の形態1における通信装置と同じものを使用する。
ただし通信装置のシンボルマッパで使用する一次変調としては、2PAM(Pulse Amplitude Modulation)、4PAM、8PAM、16PAMなどを仮定する。また、マルチキャリア変調器ではIDWT(Inverse Discrete Wavelet Transform)を使用して周波数領域から時間領域への変換が行われて変調処理がなされ、マルチキャリア復調器ではDWT(Discrete Wavelet Transform)を使用して時間領域から周波数領域への変換が行われて復調処理がなされるものとする。また、Wavelet TransformとしてはReal−value typeのCosine Modulated Filter Bankを仮定する。図9において、60はマルチキャリア復調器120で復調処理された受信信号から各サブキャリアにおけるCINR値を算出するCINR演算器、70はCINR演算器60から出力される各サブキャリアのCINR値を用いて各サブキャリアで使用される一次変調方式を決定するためのしきい値と比較し、各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するしきい値比較器、80は2つのサブキャリアを使ったサブキャリアペアでTone Mapを管理して、しきい値比較器70の結果を使ってTone Mapを生成するTone Map生成器である。
このように構成された通信装置について、その動作について図9〜図10を用いて説明する。まず、図9の伝送路推定器90において、CINR演算器60では受信装置のマルチキャリア復調器120で復調された受信信号を使用して各サブキャリアにおけるCINR値を演算する。またしきい値比較器70では各サブキャリアのCINR値と一次変調方式の各しきい値を比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定する。ただし、最低しきい値(ここでは2PAM)以下のサブキャリアの場合は一次変調方式を決定しないで、CINR値をそのまま出力する。次にTone Map生成器80では、2本のサブキャリアをサブキャリアペアとして管理し、しきい値比較器70の出力において、両方のサブキャリアのCINR値が最低しきい値以上である場合は各サブキャリアのCINR値から決定される一次変調方式に対応したTone Mapが独立に生成される。また、片方のサブキャリアのCINR値のみが最低しきい値以下となった場合はそのサブキャリアのみがマスクされる。さらに両方のサブキャリアのしきい値が最低しきい値以下となった場合は、サブキャリアペアでの合成CINR値を求めて最低しきい値と比較して最低しきい値以上であれば両方のサブキャリアに最低効率の一次変調方式(ここでは2PAM)に対応した同じTone Mapを適用する。ここで実施の形態1の図8と同様なやり方で、合成CINR値ではなくて最低効率の一次変調方式を選択された場合と区別できるようにTone Mapを作成する必要がある。もし、合成CINRが最低しきい値以下となる場合はサブキャリアペアはマスクされる。
なお、サブキャリアペアの作成例を示す図を図10に示す。図10は8ポイントWavelet変換を用いた場合のスペクトルを示す。ここで第1サブキャリアと第Mサブキャリアはペアには入れないでマスクする。MはWavelet変換ポイント数(ここでは8)を示す。Wavelet変換ポイント数は一般的に回路を簡潔に構成するために2のべき乗とすることが多い。
そして、第1サブキャリアは、直流となってしまうために、位相情報が乗せられず、サブキャリアとしては利用できない。また、第Mサブキャリアは、マスクの問題もあり、サブキャリアとして利用しづらいので、サブキャリアペアを構成するのは、第2〜第(M−1)サブキャリアとすることが望ましい。
このような構成にすることにより、Waveletを使ったマルチキャリア変復調においても、サブキャリアペアで最低効率の一次変調方式を選択することで周波数利用効率1bps/Hzの一次変調方式を実現することができる。
本発明は、通信装置において、有線系伝送路における伝送路状態を把握し、通常はマスクして通信には使用しないようなサブキャリアでも複数使用してダイバーシチを行うことにより、伝送効率を高めることが可能となり、電灯線通信システム等に適用して好適である。
本発明の実施の形態1における通信装置のシステム図 本発明の実施の形態1における通信装置のブロック図 本発明の実施の形態1における伝送路推定器を示すブロック図 受信装置で得られるサブキャリアとCINR値の関係を示す図 CINR値と一次変調方式を決めるためのしきい値との関係を示す図 最低しきい値以下のCINR値を持つサブキャリアを示すブロック図 サブキャリアと得られたCINR値の例を示す図 Tone Mapの作成例を示す図 本発明の実施の形態2による伝送路推定器を示すブロック図 サブキャリアペアの作成例を示す図 ウェーブレット波形例を示す図 Wavelet OFDMを用いたマルチキャリア通信装置における送信波形例を示す図 Wavelet OFDMを用いたマルチキャリア通信装置における送信スペクトル例を示す図 Wavelet OFDMを用いたマルチキャリア通信装置における送信フレーム内の構成例を示す図 電力線伝送路の減衰特性を示す図 電力線伝送路の群遅延特性を示す図
符号の説明
10、60 CINR演算器
20、70 しきい値比較器
25 ダイバーシチ回路
30 ダイバーシチTone Map生成器
40、80 Tone Map生成器
50、90、150 伝送路推定器
110 A/D変換器
120 マルチキャリア復調器
130 並直列変換器(P/S変換器)
140 判定器
199 受信装置
210 シンボルマッパ(QAM or PAM)
220 直並列変換器(S/P変換器)
230 マルチキャリア変調器
240 D/A変換器
299 送信装置

Claims (16)

  1. マルチキャリア通信を行う通信装置であって、受信装置の伝送路推定器には、各サブキャリアの通信品質値を演算する通信品質値演算器と、前記通信品質値演算器から出力される各サブキャリアの通信品質値を用いて各サブキャリアで使用される変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する変調方式を決定するしきい値比較器と、前記しきい値比較器において最低しきい値以下となる通信品質値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成した通信品質値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、前記ダイバーシチ回路からの出力を使って最低変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、前記しきい値比較器と前記ダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記ダイバーシチ回路は、合成した通信品質値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリア同士を選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記ダイバーシチ回路は、合成した通信品質値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、一つのグループを作成するサブキャリア数をより少なくなるように各ダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記ダイバーシチ回路は、合成した通信品質値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリアを使用して、かつ最も多くのダイバーシチサブキャリアグループができるように各サブキャリアをグループ化することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記ダイバーシチ回路は、最低しきい値以下のサブキャリアにおいて周波数の低いサブキャリアあるいは周波数の高いサブキャリアから順に選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 前記ダイバーシチ回路は、ダイバーシチサブキャリアグループ内のサブキャリア数を一定とすることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記通信品質値演算器は、各サブキャリアの搬送波電力対(干渉波+雑音)電力比(CINR)を演算することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通信装置。
  8. 実係数ウェーブレットフィルタバンクを用いたマルチキャリア変復調器を使用した通信装置であって、受信装置の伝送路推定器には各サブキャリアのCINR値を演算するCINR演算器と、前記CINR演算器から出力される各サブキャリアのCINR値を用いて各サブキャリアで使用される一次変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するしきい値比較器と、前記しきい値比較器において最低しきい値以下となるCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成したCINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、前記ダイバーシチ回路からの出力を使って最低一次変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、前記しきい値比較器と前記ダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有することを特徴とする通信装置。
  9. 前記ダイバーシチトーンマップ生成器は、第1サブキャリアと第M(Mはウェーブレット変換ポイント数)サブキャリアを除いて隣同士(第2と第3、第4と第5・・・)をサブキャリアペアとして管理し、トーンマップを作成することを特徴とする請求項8記載の通信装置。
  10. 受信装置から送信装置に対して伝送路推定に基づく情報を送信し、前記送信装置は、前記伝送路推定に基づく情報に対応する変調を各サブキャリアに行うことで、マルチキャリア通信を行う通信装置であって、
    受信装置の伝送路推定器は更に、各サブキャリアから得られるそれぞれの伝送路状態値と、しきい値とを比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するしきい値比較器と、前記しきい値比較器において最低しきい値以下となる伝送路状態値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成した伝送路状態値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するダイバーシチ回路と、前記ダイバーシチ回路からの出力を使って、前記合成した伝送路状態値に対応した一次変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップ生成器と、前記しきい値比較器と前記ダイバーシチトーンマップ生成器からの出力を使って各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したトーンマップを生成するトーンマップ生成器とを有し、
    前記送信装置は、前記受信装置から送信されたトーンマップに基づいて、各サブキャリアの変調方式を決定することを特徴とする通信装置。
  11. 前記ダイバーシチ回路は、合成した伝送路状態値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリア同士を選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成するようにすることを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記ダイバーシチ回路は、合成した伝送路状態値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、一つのグループを作成するサブキャリア数をより少なくなるように各サブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項10記載の通信装置。
  13. 前記ダイバーシチ回路は、合成した伝送路状態値を演算してダイバーシチサブキャリアグループを作成する時に、周波数的に相関の少ないサブキャリアを使用して、かつ最も多くのダイバーシチサブキャリアグループができるようにサブキャリアをグループ化することを特徴とする請求項10記載の通信装置。
  14. 前記ダイバーシチ回路は、最低しきい値以下のサブキャリアにおいて周波数の低いサブキャリアあるいは周波数の高いサブキャリアから順に選択してダイバーシチサブキャリアグループを作成することを特徴とする請求項10記載の通信装置。
  15. 前記ダイバーシチ回路は、ダイバーシチサブキャリアグループ内のサブキャリア数を一定とすることを特徴とする請求項14記載の通信装置。
  16. マルチキャリア通信を行う通信方法であって、受信側で各サブキャリアのCINR値を演算するステップと、演算される各サブキャリアのCINR値を用いて各サブキャリアで使用される一次変調方式を決定するためのしきい値と比較して各サブキャリアが使用する一次変調方式を決定するステップと、最低しきい値以下となるCINR値を示すサブキャリアを複数使用して、それらのサブキャリアの合成したCINR値が最低しきい値以上となるようにダイバーシチサブキャリアグループを作成するステップと、前記ダイバーシチサブキャリアグループに対応した最低一次変調方式に対応したトーンマップを生成するダイバーシチトーンマップを生成するステップと、前記各サブキャリアが使用する一次変調方式と前記ダイバーシチサブキャリアグループに対応する一次変調方式とを合わせて、各サブキャリアで使用する一次変調方式に対応したトーンマップを生成するステップとを有することを特徴とする通信方法。
JP2005153490A 2005-05-26 2005-05-26 通信装置及び通信方法 Active JP4650104B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005153490A JP4650104B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 通信装置及び通信方法
US11/573,168 US7907509B2 (en) 2005-05-26 2006-05-26 Communication apparatus, integrated circuit and communication method
PCT/JP2006/311035 WO2006126738A1 (en) 2005-05-26 2006-05-26 Communication apparatus, integrated circuit and communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005153490A JP4650104B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 通信装置及び通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006333046A true JP2006333046A (ja) 2006-12-07
JP4650104B2 JP4650104B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=36889031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005153490A Active JP4650104B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 通信装置及び通信方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4650104B2 (ja)
WO (1) WO2006126738A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259065A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Matsushita Electric Works Ltd 誤差ベクトル評価方法並びに適応サブキャリア変調方法、周波数分割通信方法
JP2009044389A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Rohm Co Ltd 無線通信システムおよび送信端末
JP2009044381A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Rohm Co Ltd 無線通信システム、送信端末、および、受信端末
US8121202B2 (en) 2007-05-30 2012-02-21 Panasonic Corporation Power-line communication method, power-line communication device, and power-line communication system
US8223856B2 (en) 2007-08-08 2012-07-17 Rohm Co., Ltd. Radio communication system carrying out transmission and reception of multicarrier signal, transmission terminal, and reception terminal
JP2016519470A (ja) * 2013-03-14 2016-06-30 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 電力線通信における動的ノッチングのための適応フィルタバンク

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4650104B2 (ja) * 2005-05-26 2011-03-16 パナソニック株式会社 通信装置及び通信方法
JP5128234B2 (ja) 2007-10-25 2013-01-23 パナソニック株式会社 通信装置、及び通信システム
SE535727C2 (sv) * 2007-10-26 2012-11-27 Damian Bonicatto Programmerbar signaluppdelare
JP2014039128A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Sharp Corp 通信システム、通信装置および通信方法
CN104143999B (zh) * 2013-05-08 2016-09-21 上海东软载波微电子有限公司 电力线载波通信方法和装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126738A1 (en) * 2005-05-26 2006-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication apparatus, integrated circuit and communication method

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998010545A1 (en) * 1996-09-02 1998-03-12 Telia Ab Improvements in, or relating to, multi-carrier transmission systems

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126738A1 (en) * 2005-05-26 2006-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication apparatus, integrated circuit and communication method

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259065A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Matsushita Electric Works Ltd 誤差ベクトル評価方法並びに適応サブキャリア変調方法、周波数分割通信方法
US8121202B2 (en) 2007-05-30 2012-02-21 Panasonic Corporation Power-line communication method, power-line communication device, and power-line communication system
JP2009044389A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Rohm Co Ltd 無線通信システムおよび送信端末
JP2009044381A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Rohm Co Ltd 無線通信システム、送信端末、および、受信端末
US8223856B2 (en) 2007-08-08 2012-07-17 Rohm Co., Ltd. Radio communication system carrying out transmission and reception of multicarrier signal, transmission terminal, and reception terminal
JP2016519470A (ja) * 2013-03-14 2016-06-30 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 電力線通信における動的ノッチングのための適応フィルタバンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP4650104B2 (ja) 2011-03-16
WO2006126738A1 (en) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4650104B2 (ja) 通信装置及び通信方法
CN102932289B (zh) Ofdm系统中基于循环移位估计移位个数及信道响应的方法
US8265215B1 (en) Method and system for determining symbol boundary timing in a multicarrier data transmission system
Kumbasar et al. Performance comparison of wavelet based and conventional OFDM systems in multipath Rayleigh fading channels
JP2014526201A (ja) フィルタバンク・マルチキャリア・システムにおいてpaprを低減させるための方法および装置
JP2005524278A (ja) 直交周波数分割多重化通信システムにおける部分伝送シーケンスの付加情報を送受信する装置及び方法
US20140161169A1 (en) Joint papr reduction and rate adaptive ultrasonic ofdm physical layer for high data rate through-metal communications
JP2001060936A (ja) 直交周波数分割多重信号の送受信方法及びその装置
WO2009089733A1 (fr) Procédé et dispositif de limitation du rapport valeur de crête sur valeur moyenne dans un système de multiplexage par répartition orthogonale de la fréquence multiporteuses
CN111585688B (zh) 一种基于索引调制的ocdm水声通信方法
US7817730B2 (en) Training sequence for symbol boundary detection in a multicarrier data transmission system
US6603811B1 (en) Low complexity frequency domain equalizer having fast re-lock
JP4138280B2 (ja) Ofdm通信装置
Bielinski et al. Bit-loaded PAPR reduction for high-data-rate through-metal control network applications
Rony et al. Performance analysis of OFDM signal using BPSK and QPSK modulation techniques
EP3782405A1 (en) Method and apparatus for energy efficient transmission and reception of a signal using aliasing
Patel et al. A comparative performance analysis of OFDM using MATLAB simulation with M-PSK and M-QAM mapping
Kobayashi et al. Proposal of OFDM channel estimation method using discrete cosine tramsform
Fathy et al. C8. SLM technique based on particle swarm optimization algorithm for PAPR reduction in wavelet-OFDM systems
CN105049396B (zh) 基于限幅噪声和子载波干扰消除的pts‑ofdm方法
Kattoush et al. AN-Radon Based OFDM Trasceivers Design and Performance Simulation Over Different Channel Models
Gömeç et al. Dual Tree Complex Wavelet Transform based Multi Carrier Communication Systems
Shankar et al. Hadamard based SLM using genetic algorithm fo PAPR reduction in OFDM systems
CN114584435B (zh) 一种基于调制信息的ofdm-noma均衡检测方法
Taha et al. Performance analysis of QAM-modulation parameters on wavelet packet transform (WPT) and FFT-OFDM system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080424

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080513

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101129

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4650104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3