JP2009044389A - 無線通信システムおよび送信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信システムにおいて送受信されるデータの信頼性を向上させる。
【解決手段】コントロールMAC部の送信側では、送信用データが、ロングトレーニング信号生成部301において生成されたロングトレーニング信号と、データ合成部302において合成される。無線通信システムにおいて、データは、マルチキャリア変調方式で変調され、送受信される。なお、各サブキャリアのフレームには、ロングトレーニング信号が複数回付加される。直列並列変換部303は、データ合成部302において合成されたデータを12に分割し、それらを3回繰返して、サブキャリア変調部3001〜3036のそれぞれに出力する。
【選択図】図2
【解決手段】コントロールMAC部の送信側では、送信用データが、ロングトレーニング信号生成部301において生成されたロングトレーニング信号と、データ合成部302において合成される。無線通信システムにおいて、データは、マルチキャリア変調方式で変調され、送受信される。なお、各サブキャリアのフレームには、ロングトレーニング信号が複数回付加される。直列並列変換部303は、データ合成部302において合成されたデータを12に分割し、それらを3回繰返して、サブキャリア変調部3001〜3036のそれぞれに出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線通信システムおよび送信端末に関し、特に、マルチキャリア信号の送受信が行なわれる無線通信システムおよび送信端末に関する。
従来から、無線通信システムにおいて、送受信されるデータの信頼性について種々検討がなされてきた。
たとえば、特許文献1(特開2004−88268号公報)には、受信データの誤り率を向上させるために、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)−CDMA(Code Division Multiple Access)通信方式において、受信側で伝送誤りが検出された場合に送信側から再度送信する信号(再送信号)について、再送回数が増えるにつれて再送信号に割り当てる拡散符号の数を増加させる技術が開示されている。
特開2004−88268号公報
なお、携帯電話を含め、種々の携帯通信機器の普及が進む現代では、無線通信システムにおいて送受信されるデータの信頼性を向上させることは、常に要求されることである。
本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、無線通信システムにおいて送受信されるデータの信頼性を向上させることである。
本発明に従った無線通信システムは、送信するべきデータである送信用データを送信する送信端末と、前記送信端末が送信したデータを受信する受信端末とを備えた無線通信システムであって、前記送信端末は、送信用データを分割して出力する出力手段と、前記出力手段が出力したデータを複数のサブキャリアに変調する変調手段と、前記変調手段により変調されたデータをマルチキャリア信号の時間波形に変換する変換手段とを含み、前記変調手段は、各サブキャリアに複数回ロングトレーニング信号を付加することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムでは、前記変調手段は、各サブキャリアの所定シンボルごとに、ロングトレーニング信号を付加することが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記出力手段は、送信用データを分割し、それらを所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のサブキャリアに対応する数になるように、前記送信用データを分割しかつ分割したものを前記所定の回数コピーして前記変調手段に出力することが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記変換手段は、前記変調手段により変調されたデータに、パイロット信号を合成して、前記マルチキャリア信号を生成し、前記出力手段は、分割後の前記送信用データを前記所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のサブキャリアの数から前記変換手段が1の前記マルチキャリア信号に合成するパイロット信号の数を差し引いた数となるように、前記送信用データを分割することが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記所定の回数は、3であることが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記変換手段は、1の前記マルチキャリア信号に16のパイロット信号を合成することが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記変換手段は、1の前記マルチキャリア信号に16のパイロット信号を合成することが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記送信端末は、前記変換手段によって変換されたマルチキャリア信号の所定時間ごとに前記所定時間の半分の時間分のガードインターバルを付加する付加手段をさらに含むことが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記所定時間は、3.2μ秒であることが好ましい。
また、また、本発明の無線通信システムでは、前記受信端末は、受信したデータをサブキャリアごとに分離する分離手段と、前記分離手段によって分離されたサブキャリアごとのデータを復調する復調手段と、前記復調手段によって復調されたサブキャリアごとのデータの、前記出力手段によるコピーにおける同じコピー元のデータごとに平均値を算出する平均値算出手段手段と、前記平均値算出手段によって算出された、前記出力手段によるコピーにおける同じコピー元のデータについての平均値を統合する統合手段とを含むことが好ましい。
また、本発明の無線通信システムでは、前記受信端末は、前記統合手段で統合されたデータを、ビタビ参照データ数を40シンボルとして誤り訂正を行なう誤り訂正手段をさらに含むことが好ましい。
本発明に従った送信端末は、送信するべきデータである送信用データを送信する送信端末であって、送信用データを分割して出力する出力手段と、前記出力手段が出力したデータを複数のサブキャリアに変調する変調手段と、前記変調手段により変調されたデータをマルチキャリア信号の時間波形に変換する変換手段とを備え、前記変調手段は、各サブキャリアに複数回ロングトレーニング信号を付加することを特徴とする。
また、本発明の送信端末では、前記変調手段は、各サブキャリアの所定シンボルごとに、ロングトレーニング信号を付加することが好ましい。
また、本発明の送信端末では、前記出力手段は、送信用データを分割し、それらを所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のキャリアに対応する数になるように、前記送信用データを分割しかつ分割したものを前記所定の回数コピーして前記変調手段に出力することが好ましい。
また、本発明の送信端末では、前記変換手段は、前記変調手段により変調されたデータに、パイロット信号を合成して、前記マルチキャリア信号を生成し、前記出力手段は、分割後の前記送信用データを前記所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のサブキャリアの数から前記変換手段が1の前記マルチキャリア信号に合成するパイロット信号の数を差し引いた数となるように、前記送信用データを分割することが好ましい。
また、本発明の送信端末では、前記所定の回数は、3であることが好ましい。
また、本発明の送信端末では、前記変換手段は、1の前記マルチキャリア信号に16のパイロット信号を合成することが好ましい。
また、本発明の送信端末では、前記変換手段は、1の前記マルチキャリア信号に16のパイロット信号を合成することが好ましい。
また、本発明の送信端末は、前記変換手段によって変換されたマルチキャリア信号の所定時間ごとに前記所定時間の半分の時間分のガードインターバルを付加する付加手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明の送信端末では、前記所定時間は、3.2μ秒であることが好ましい。
本発明によれば、送信端末においてデータが複数のサブキャリアに変調される際に、各サブキャリアに、複数回ロングトレーニング信号を付加される。
これにより、データ送信中の周波数位相誤差を、受信端末においてより確実に調整できる。
したがって、本発明によれば、無線通信システムにおいて、送受信されるデータの信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の無線通信ネットワークの一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態の無線通信ネットワークは、OFDM方式で通信を行なうものである。
図1は、無線通信ネットワークで情報の送受信を行なう端末のハードウェア構成を模式的に示す図である。図1を参照して、端末1は、主に、アプリケーションの実行等を行なうホストシステム100と、アプリケーションで利用されるデータ等の送受信を行なう通信回路200とを含む。
図1は、無線通信ネットワークで情報の送受信を行なう端末のハードウェア構成を模式的に示す図である。図1を参照して、端末1は、主に、アプリケーションの実行等を行なうホストシステム100と、アプリケーションで利用されるデータ等の送受信を行なう通信回路200とを含む。
ホストシステム100は、当該ホストシステム100の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)を含む。
ホストシステム100で実行される各アプリケーションのプログラムは、HD(ハードディスク)102に格納されている。また、ホストシステム100は、CPU101のワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)103、情報を表示するディスプレイ104、音声を出力するスピーカ105、キーやボタンなどの外部からの情報の入力に用いられる入力部106、および、通信回路200との間で情報(データ)のやり取りを行なうインターフェイス107を含む。
通信回路200は、ベースバンド/MAC(Media Access Control)回路250、RF(Radio Frequency)回路205、バラン204、アンテナ203、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)206,207、電源回路201、および、クロック回路202を含む。
クロック回路202は、ベースバンド/MAC回路250とRF回路205にクロック信号を供給する。電源回路201は、ベースバンド/MAC回路250とRF回路205に対する電力の供給を制御する。
RF回路205は、アンテナ203を介してデータの送受信を行なう。アンテナ203とRF回路205との間には、バラン204が設けられている。
ベースバンド/MAC回路250は、CPU251、インターフェイス252、外部バスコントローラ253、プログラムメモリ254、共有メモリ255、タイマ256、コントロールMAC部300、ADC(analog-digital converter)258、および、DAC(digital-analog converter)259を含む。
インターフェイス252は、ホストシステム100に対するインターフェイスである。CPU251は、ホストシステム100から、データをネットワークに対して送信する指示を受けると、インターフェイス252に、ホストシステム100内のメモリ(たとえば、RAM103)に格納された当該データを取出させる。なお、ホストシステム100は、送信を指示するデータを生成し、当該データを上記メモリに格納した後、当該データの送信指示を通信回路200へ送信する。また、インターフェイス252によって取出されたデータは、ネットワークに対して送信するフレームの「ユーザ・データ・ボディ」を構成するデータとして、プログラムメモリ254に一時的に格納される。
そして、CPU251は、プログラムメモリ254に格納されたデータに対してMACヘッダとFCS(Frame Check Sequence)を含む種々のデータを付加することにより、ネットワークに対して送信するフレームを生成し、プログラムメモリ254に格納するとともに、共有メモリ255において当該フレームを生成した旨のフラグを立てる。
通信回路200における、ネットワークを介して送信されてきたデータが受信される際の動作について説明する。アンテナ203およびバラン204を介してRF回路205に送られてきたフレームは、ADC258においてデジタルデータに変換された後、コントロールMAC部300に送られる。コントロールMAC部300は、デジタル信号に変換されたフレームに対して、フレーム先頭検出、時間および周波数の同期処理を行なった後、誤り訂正復号を行なう。そして、コントロールMAC部300は、さらに、当該フレームの送信アドレス(DA)がEEPROM206に格納される当該通信回路200のMACアドレスと一致するか否かを判断し、一致すると判断すると、フレームからMACヘッダとFCSを取除いた後、プログラムメモリ254に、残ったデータ(フレーム・ボディ)を転送する。なお、一致しないと判断すると、コントロールMAC部300は、受信したフレームを破棄する。
また、コントロールMAC部300は、受信したフレーム・ボディをプログラムメモリ254に格納したときに、共有メモリ255において、その旨を示すフラグをセットする。CPU251は、当該フラグがセットされたことに応じて、プログラムメモリ254に格納されたフレーム・ボディ部320を、インターフェイス252を介して、ホストシステム100へ送る。
図2に、コントロールMAC部300の詳細な構成を模式的に示す。なお、図2では、図2(A)に、コントロールMAC部300の中の、通信回路200がデータを送信する際に利用される部分が示され、また、図2(B)に、コントロールMAC部300の中の、通信回路200がデータを受信する際に利用される部分が示されている。
まず、図2(A)を参照して、コントロールMAC部300の送信側には、ロングトレーニング信号生成部(図2(A)では、「LT生成部」と記載)301、データ合成部302、直列並列変換部(図2(A)では、「S/P」と記載)303、パイロット信号生成部304、逆フーリエ変換部(図2(A)では、「Iフーリエ変換部」と記載)305、ガードインターバル付加部(図2(A)では、「GI付加部」と記載)306、並列直列変換部(図2(A)では、「P/S」と記載)307、およびサブキャリア変調部3001〜3036が設けられている。
コントロールMAC部300の送信側では、上記したようにホストシステム100から取得し、プログラムメモリ254に格納されたデータ(図2(A)中の「送信用データ」)が、ロングトレーニング信号生成部301において生成されたロングトレーニング信号と、データ合成部302において合成される。なお、本実施の形態の無線通信システムでは、データは、マルチキャリア変調方式で変調され、送受信される。そして、端末1のコントロールMAC部300では、各サブキャリアのフレームでは、図4に示されるように、ロングトレーニング信号と送信用データとが配列される。
図4を参照して、この図では、ロングトレーニング信号は「LT」で示され、送信用データは「DATA」で示されている。そして、フレーム400には、ヘッダ部401とフレーム・ボディ部402とFCS403が含まれる。そして、フレーム・ボディ部402では、LT402AとDATA402Bとが交互に配列されている。LT402Aは、32シンボル分のDATA402Bごとに付加されている。つまり、各DATA402Bは、32シンボル分のデータである。また、フレーム400では、ロングトレーニング信号が複数回付加されている。
なお、フレーム・ボディ部402に含まれるシグナルフィールドのデータの内容を、表1に示す。
表1から理解されるように、シグナルフィールドに「CRC8」という誤り訂正に対応するデータが含まれることから、本実施の形態では、後述するように、ビタビ復号部358において誤り訂正がなされる。
図2に戻って、直列並列変換部303は、データ合成部302において合成されたデータを12に分割する。そして、直列並列変換部303は、12に分割したデータを3回繰返して、サブキャリア変調部3001〜3036のそれぞれに出力する。つまり、直列並列変換部303は、12に分割した後の3回分データについて、12に分割された1回分に相当するデータをサブキャリア変調部3001〜3012のそれぞれに、また、12に分割された1回分に相当するデータをサブキャリア変調部3013〜3024のそれぞれに、そして、12に分割された最後の1回分に相当するデータをサブキャリア変調部3025〜3036のそれぞれに、出力する。
サブキャリア変調部3001〜3036は、サブキャリアごとの変調を行ない、変調後のデータを、逆フーリエ変換部305に出力する。
逆フーリエ変換部305では、サブキャリア変調部3001〜3036のそれぞれから出力されたサブキャリア信号の逆フーリエ変換が行なわれる。これにより、サブキャリア変調部3001〜3036から出力されたサブキャリア信号が合成され、マルチキャリア信号が生成される。なお、逆フーリエ変換部305は、パイロット信号生成部304が生成したパイロット信号を、サブキャリア変調部3001〜3036から出力されたサブキャリア信号と合成させて、マルチキャリア信号を生成する。ここで、生成されるマルチキャリア信号の構成について説明する。
図3は、コントロールMAC部300において送信用データがどのように取扱われるかを説明するための図である。なお、図3(A)は、送信側における取扱いを説明する図であり、図3(B)は、受信側における取扱いを説明する図である。
図3(A)では、52本の矩形が示されている。なお、これらの中には、数字を上方に付記されたものとハッチングを施されたものが含まれている。数字を付記された矩形は、直列並列変換部303において分割された12のデータのいずれかに対応するものであり、数字は分割された12のデータの中のどれに対応するかを示している。ハッチングを施された矩形は、パイロット信号生成部304が生成したパイロット信号に対応している。本実施の形態で生成されるマルチキャリア信号では、52のサブキャリアの中の、16がパイロット信号とされている。本実施の形態では、生成されるマルチキャリア信号において含まれるパイロット信号の数がこのように比較的多い数とされることにより、当該マルチキャリア信号が受信された端末において、長距離通信で生じる位相誤差をより確実に補正することができる。
また、図3(A)に示された52のサブキャリアの中の、16のパイロット信号に割当てられたサブキャリア以外のサブキャリア、つまり、36のサブキャリアでは、直列並列変換部303において12に分割されたデータがそれぞれ3のサブキャリアに割当てられている。これにより、後述するように、受信側では12に分割されたデータのそれぞれについて3つのサブキャリアでデータを取得できるため、これらの平均値を取るなどして、より信頼度の高いデータを取得することができる。
なお、本実施の形態では、マルチキャリア信号において分割されたデータの繰返しの数(コピーされた数)が3とされているが、本発明の無線通信システムにおけるコピーされる数はこれに限定されるものではない。無線通信システム適用されるそれぞれの状況において、必要とされるデータの通信効率と必要とされるデータの送受信における信頼性との兼ね合いにより、コピーされる数は決定されるべきである。
図2に戻って、逆フーリエ変換部305において生成されたマルチキャリア信号は、並列直列変換部307に出力される。並列直列変換部307では、ガードインターバル付加部306によってガードインターバル(冗長信号)が挿入される。ここで、図5を参照して、並列直列変換部307においてどのようにガードインターバルが挿入されるかについて説明する。
図5を参照して、逆フーリエ変換部305から出力されたマルチキャリア信号にガードインターバルが挿入されることにより、OFDMシンボルが生成されるが、当該OFDMシンボルでは、1.6μSのガードインターバルと3.2μSのマルチキャリア信号のデータとが交互に存在している。ガードインターバルは、データが送信された際の符号間の干渉を回避するための冗長信号である。ガードインターバルが挿入されることにより、送信されたデータをマルチパスフェージングから守ることができる。
そして、本実施の形態では、OFDMシンボルにおいて挿入されるガードインターバルのマルチキャリア信号のデータに対する割合が比較的高いことから、本実施の形態の無線通信システムでは、より確実に、送信データをマルチパスフェージングから守ることができる。
なお、図6に、一般的なデータ通信で送受信されるOFDMシンボルを模式的に示す。図6を参照して、一般的に送受信されるOFDMシンボルでは、0.8μSのガードインターバルと3.2のμSマルチキャリア信号のデータが交互に配置されている。
以上説明したように、本実施の形態では、送信用データが送信される場合、データ合成部302においてロングトレーニング信号と合成され、直列並列変換部303で12に分割され、サブキャリア変調部3001〜3036で分割されたデータがコピーされて3回分のデータとしてサブキャリア変調部3001〜3036のおいて変調され、逆フーリエ変換部305でパイロット信号を付加され、そして、並列直列変換部307でガードインターバル付加部306によりガードインターバルを挿入されて、OFDMシンボルとされる。このように生成されたOFDMシンボルは、DAC259、RF回路205、バラン204、およびアンテナ203を介して、ネットワークへ送信される。
次に、コントロールMAC部300の受信側の構成について説明する。
図2(B)を参照して、ADC258(図1参照)でデジタルデータに変換されたデータは、同期処理部351に入力される。そして、同期処理部351において、上記のフレーム先頭検出や、シンボル・タイミング同期やキャリア周波数同期など周知の同期処理が施された後、並列直列変換部353に出力される。直列並列変換部353では、同期処理部351から入力されたデータに対して、GI除去部352により、ガードインターバルが除去されるとともに、受信データがサブキャリアごとに分割されて、フーリエ変換部(図2(B)では、「FFT」と記載)354に出力される。
図2(B)を参照して、ADC258(図1参照)でデジタルデータに変換されたデータは、同期処理部351に入力される。そして、同期処理部351において、上記のフレーム先頭検出や、シンボル・タイミング同期やキャリア周波数同期など周知の同期処理が施された後、並列直列変換部353に出力される。直列並列変換部353では、同期処理部351から入力されたデータに対して、GI除去部352により、ガードインターバルが除去されるとともに、受信データがサブキャリアごとに分割されて、フーリエ変換部(図2(B)では、「FFT」と記載)354に出力される。
フーリエ変換部354では、受信した52のサブキャリアから、図3(A)を参照して説明した、16のパイロット信号以外のサブキャリア(36のサブキャリア)の信号が、サブキャリア検波部3501〜3536に出力される。なお、フーリエ変換部354に出力された52のサブキャリアの信号に対して、パイロット信号検出部355が、パイロット信号の検出を行なう。そして、パイロット信号検出部355は、検出したパイロット信号を、位相補正部356に出力する。
位相補正部356では、サブキャリア検波部3501〜3536のそれぞれから出力される36のサブキャリアの信号に基づいて、(直列並列変換部303で分割された)12のデータの復調が行なわれる。ここでの復調の態様について、図3(B)を参照して説明する。
図3(B)を参照して、位相補正部356では、直列並列変換部303において12に分割されたそれぞれのデータが、マルチキャリア信号に含まれる52のサブキャリアの中の36のサブキャリアに、それぞれ3回ずつ含まれている。位相補正部356では、これらの12のデータのそれぞれについて3つのサブキャリアのデータの平均値を取り(算出し)、当該平均値に基づいて復調を行なう。パイロット信号検出部355から入力されたパイロット信号は、この場合の位相補正に用いられる。
なお、位相補正部356における上記したような平均値の算出およびデータの復調は、制御部356Aによって制御される。
位相補正部356において復調された12のデータは、並列直列変換部357へと出力され、ここで、合成される。
並列直列変換部357で合成されたデータは、ビタビ復号部358へ送られ、ここで、ビタビ復号法により誤り訂正がなされた後、外部バスコントローラ253を介して共有メモリ255へ出力される。
なお、本実施の形態では、上記したように、同じデータを重複して(3回ずつ)サブキャリア変調させていたり、パイロット信号を比較的多く含まれるようにされたり、挿入されるガードインターバルの割合が比較的大きくされたり、付加されるロングトレーニング信号の数を比較的大きくされたりするため、ビタビ復号部358における誤り訂正の際に参照される過去のデータ数を、たとえば「40」等のように、一般的に参照されるデータ数(たとえば「70」)よりも低いものとすることができる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 端末、100 ホストシステム、101,251 CPU、102 HD、103 RAM、104 ディスプレイ、105 スピーカ、106 入力部、107,252 インターフェイス、200 通信回路、201 電源回路、202 クロック回路、203 アンテナ、204 バラン、205 RF回路、206,207 EEPROM、250 ベースバンド/MAC回路、253 外部バスコントローラ、254 プログラムメモリ、255 共有メモリ、256 タイマ、258 ADC、259 DAC、300 コントロールMAC部、301 ロングトレーニング信号生成部、302 データ合成部、303,352 直列並列変換部、304 パイロット信号生成部、305 逆フーリエ変換部、306 ガードインターバル付加部、307,357 並列直列変換部、351 同期処理部、352 GI除去部、354 フーリエ変換部、355 パイロット信号検出部、356 位相補正部、356A 制御部、358 ビタビ復号部。
Claims (18)
- 送信するべきデータである送信用データを送信する送信端末と、前記送信端末が送信したデータを受信する受信端末とを備えた無線通信システムであって、
前記送信端末は、
送信用データを分割して出力する出力手段と、
前記出力手段が出力したデータを複数のサブキャリアに変調する変調手段と、
前記変調手段により変調されたデータをマルチキャリア信号の時間波形に変換する変換手段とを含み、
前記変調手段は、各サブキャリアに複数回ロングトレーニング信号を付加する、無線通信システム。 - 前記変調手段は、各サブキャリアの所定シンボルごとに、ロングトレーニング信号を付加する、請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記出力手段は、送信用データを分割し、それらを所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のサブキャリアに対応する数になるように、前記送信用データを分割しかつ分割したものを前記所定の回数コピーして前記変調手段に出力する、請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
- 前記変換手段は、前記変調手段により変調されたデータに、パイロット信号を合成して、前記マルチキャリア信号を生成し、
前記出力手段は、分割後の前記送信用データを前記所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のサブキャリアの数から前記変換手段が1の前記マルチキャリア信号に合成するパイロット信号の数を差し引いた数となるように、前記送信用データを分割する、請求項3に記載の無線通信システム。 - 前記所定の回数は、3である、請求項3に記載の無線通信システム。
- 前記変換手段は、1の前記マルチキャリア信号に16のパイロット信号を合成する、請求項4または請求項5に記載の無線通信システム。
- 前記送信端末は、前記変換手段によって変換されたマルチキャリア信号の所定時間ごとに前記所定時間の半分の時間分のガードインターバルを付加する付加手段をさらに含む、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の無線通信システム。
- 前記所定時間は、3.2μ秒である、請求項7に記載の無線通信システム。
- 前記受信端末は、
受信したデータをサブキャリアごとに分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離されたサブキャリアごとのデータを復調する復調手段と、
前記復調手段によって復調されたサブキャリアごとのデータの、前記出力手段によるコピーにおける同じコピー元のデータごとに平均値を算出する平均値算出手段手段と、
前記平均値算出手段によって算出された、前記出力手段によるコピーにおける同じコピー元のデータについての平均値を統合する統合手段とを含む、請求項3に記載の無線通信システム。 - 前記受信端末は、前記統合手段で統合されたデータを、ビタビ参照データ数を40シンボルとして誤り訂正を行なう誤り訂正手段をさらに含む、請求項9に記載の無線通信システム。
- 送信するべきデータである送信用データを送信する送信端末であって、
送信用データを分割して出力する出力手段と、
前記出力手段が出力したデータを複数のサブキャリアに変調する変調手段と、
前記変調手段により変調されたデータをマルチキャリア信号の時間波形に変換する変換手段とを備え、
前記変調手段は、各サブキャリアに複数回ロングトレーニング信号を付加する、送信端末。 - 前記変調手段は、各サブキャリアの所定シンボルごとに、ロングトレーニング信号を付加する、請求項11に記載の送信端末。
- 前記出力手段は、送信用データを分割し、それらを所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のキャリアに対応する数になるように、前記送信用データを分割しかつ分割したものを前記所定の回数コピーして前記変調手段に出力する、請求項11または請求項12に記載の送信端末。
- 前記変換手段は、前記変調手段により変調されたデータに、パイロット信号を合成して、前記マルチキャリア信号を生成し、
前記出力手段は、分割後の前記送信用データを前記所定の回数コピーしたものの数が、前記複数のサブキャリアの数から前記変換手段が1の前記マルチキャリア信号に合成するパイロット信号の数を差し引いた数となるように、前記送信用データを分割する、請求項13に記載の送信端末。 - 前記所定の回数は、3である、請求項14に記載の送信端末。
- 前記変換手段は、1の前記マルチキャリア信号に16のパイロット信号を合成する、請求項14または請求項15に記載の送信端末。
- 前記変換手段によって変換されたマルチキャリア信号の所定時間ごとに前記所定時間の半分の時間分のガードインターバルを付加する付加手段をさらに備える、請求項13〜請求項16のいずれかに記載の送信端末。
- 前記所定時間は、3.2μ秒である、請求項17に記載の送信端末。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007206397A JP2009044389A (ja) | 2007-08-08 | 2007-08-08 | 無線通信システムおよび送信端末 |
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