JP2006332282A - プリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置 - Google Patents

プリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、電子部品の配置の自由度が高く高密度実装が可能であるとともに、生産性の向上が図れるプリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置を提供することにある。
【解決手段】 本発明に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強方法は、プリント回路基板11に接続された電子部品12の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強方法であって、電子部品12が接続されたプリント回路基板11をマスク手段16の下方に配置して、マスク手段16上に置かれたアンダーフィル材14を、マスク手段16に設けた網の目状の開口を有する注入孔16mを介して電子部品12の周縁に沿って落下させ、電子部品12とプリント回路基板11間に充填する工程を含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器におけるプリント回路基板への電子部品の接続を補強するためのプリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置に関する。
昨今、図4に示す携帯電話機100の機能の発達が目覚しく、利用者が操作ボタンbを頻繁に押下する機会が増えている。
これらの操作ボタンbの直下には、携帯電話機100を制御するための多数の大小、様々な電子部品が実装されたプリント回路基板(図示せず)が配設されている。
そのため、操作ボタンbが頻繁に押下された場合、操作ボタンbの直下に配設されたプリント回路基板に、圧縮荷重、曲げモーメント等の負荷が印加され、プリント回路基板に変形が生じる場合がある。
また、利用者が携帯電話機100を落とした場合には、携帯電話機100に衝撃荷重が加わり、プリント回路基板上に実装される電子部品の該回路基板との接続部にクラックが発生し、電子部品が脱落する虞がある。
このような電子部品の脱落は、例えば、半導体チップが一方の面にモールドされ、他方の面にハンダボールがエリア状に形成されたBGA(ball grid array)等の接続の機械的強度が弱い電子部品で起こり易い。
この電子部品の回路基板からの脱落を防止するため、従来、電子部品と回路基板間にアンダフィラーと称される合成樹脂を塗布して接続部の機械的強度を補強している。
上述した電子部品をプリント回路基板に実装し、さらにその接続強度を補強する工程は、以下のように遂行されている。
まず、メイン製造ラインにおいて、図5(a)に示すように、プリント回路基板の電極にハンダ・ペーストを印刷後、この印刷したハンダ・ペースト上に電子部品をマウントする。
そして、電子部品がマウントされたプリント回路基板を、加熱炉に搬送してリフロー加熱してハンダ・ペーストを溶融して電子部品をプリント回路基板にハンダ付けして接続する。
こうして、電子部品が接続された複数のプリント回路基板を、人手によりメイン製造ラインから別のサブアッセンブリラインに運搬し、図5(b)に示すように、接続強度の弱い電子部品、例えばBGAの接続強度を補強するための工程がサブアッセンブリ工程として遂行される。
図6は、サブアッセンブリラインにおけるアンダーフィル塗布工程を示す概念的側面図である。
図6に示すように、人手又はロボットにより、上方の容器sから熱硬化性の樹脂hjを、プリント回路基板101に搭載された矩形状のBGA102周縁の連続した2辺近くに滴下し、塗布する。
すると、BGA102のモールド部102mとプリント回路基板101間の隙間が狭小なため、樹脂hjが毛細管現象でハンダボール102b間に流れ込み、充填される。
続いて、熱硬化性の樹脂hjが塗布されたプリント回路基板101が、オーブンに搬送され100℃前後の温度で樹脂hjが熱硬化される。
なお、本願に係る文献公知発明としては下記の特許文献1がある。
特開2003−17842号公報
ところで、上述の電子部品の接続強度の補強方法は、接続強度の向上は図れるものの、プリント回路基板101に接続される各BGA102毎に順次、図6に示すアンダーフィル塗布工程が行われる個別の塗布のため、生産性が悪い。
そのため、BGA102の個数に比例して作業時間が増加するので、対象部品が多くなると、生産効率がさらに悪化する。
特に、従来、携帯電話機100のプリント回路基板においては、BGA102が2個程度であったものが、最近では、10個程度用いられるため、生産性の問題が顕著になっている。 例えば、BGA102を1個、アンダーフィル塗布するのに10秒費やす場合、従来は2個で20秒の塗布時間を費やしていたのが、10個では100秒の塗布時間に増加している。
また、プリント回路基板101上にアンダーフィル塗布するために塗布ラインを設けるが、塗布ライン上に電子部品が有る場合には、樹脂hjが塗布すべきでない箇所に毛細管現象により侵入することがある。
そのため、塗布ラインとして、電子部品を搭載しない領域を設けねばならず、高密度実装の障害になっている。
また、他の電子部品間同士を近接して配置せねばならないため、配線間の短絡という不都合を招来する。 従って、電子部品の配置の自由度の低下の起因ともなっている。
なお、特許文献1においては、メタルマスクを介して樹脂hjを塗布しているものの、この構成においては、塗布すべきでない箇所に樹脂hjが侵入する塗布だれが起こり易く、樹脂hjの粘度が低い場合には、過剰に樹脂hjが塗布されてしまう等の問題がある。
従って、これらの問題を回避するためには一定のスペースをとる必要があり、高密度実装に際しては解決すべき課題となっている。
本発明は上記実状に鑑み、電子部品の配置の自由度が高く高密度実装が可能であるとともに、生産性の向上が図れるプリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強方法は、プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強方法であって、電子部品が接続されたプリント回路基板をマスク手段の下方に配置して、マスク手段上に置かれたアンダーフィル材を、マスク手段に設けた網の目状の開口を有する注入孔を介して前記電子部品の周縁に沿って落下させ、前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する工程を含んでいる。
本発明の請求項2に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強方法は、プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強方法であって、電子部品が接続されたプリント回路基板をマスク手段の下方に配置して、
マスク手段上に置かれたアンダーフィル材を、マスク手段の注入孔に設けられた前記電子部品の周縁近傍まで延在したガイド材で案内して下部の開口から前記電子部品の周縁に沿って落下させ、前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する工程を含んでいる。
本発明の請求項3に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強方法は、請求項1または請求項2に記載のプリント回路基板の電子部品の接続補強方法において、前記工程は、加圧室内で行われる。
本発明の請求項4に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強装置は、プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強装置であって、プリント回路基板に接続された電子部品と該プリント回路基板間に充填されるアンダーフィル材と、前記電子部品が接続されたプリント回路基板が下方に配置されるマスク手段と、前記マスク手段の上面に置かれた前記アンダーフィル材を、前記注入孔を介して前記電子部品の周縁に沿って落下させ前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する印刷手段とを備え、前記マスク手段は、電子部品の周縁に沿って配設されるとともに網の目状の開口が形成された注入孔を具えている。
本発明の請求項5に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強装置は、プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強装置であって、プリント回路基板に接続された電子部品と該プリント回路基板間に充填されるアンダーフィル材と、電子部品が接続されたプリント回路基板が下方に配置されるマスク手段と、前記マスク手段の上面に置かれたアンダーフィル材を、前記注入孔のガイド材で案内して前記開口から前記電子部品の周縁に沿って落下させ前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する印刷手段とを備え、前記マスク手段は、前記電子部品の周縁に沿って配設されるとともに該電子部品の周縁近傍まで延在し下部に開口が形成されたガイド材を有する注入孔を具えている。
本発明の請求項6に関わるプリント回路基板の電子部品の接続補強装置は、請求項4または請求項5に記載のプリント回路基板の電子部品の接続補強装置において、前記アンダーフィル材と前記マスク手段と前記印刷手段とが収容されるアンダーフィル室と、該アンダーフィル室内の圧力を上昇させる圧力上昇手段とをさらに備えている。
以上、詳述した如く、請求項1および請求項3に関わる本発明のプリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置によれば、網の目状の開口が形成された注入孔を介してアンダーフィル材が供給されるため、適量なアンダーフィル材を供給して電子部品とプリント回路基板間に迅速に充填できる。
よって、塗布だれを防止して、高精細な塗布を行うことができる。
また、電子部品を近接して配置でき、高密度実装が可能である。
また、一括してアンダーフィル材の印刷が行えるので、生産時間が短縮され生産性が向上する。
請求項2および請求項4に関わる本発明のプリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置によれば、アンダーフィル材が注入孔のガイド材で案内され開口から供給されるため、適量なアンダーフィル材を所望の位置に供給して電子部品とプリント回路基板間に迅速に充填できる。
よって、塗布だれ等を防止して高精細な塗布を行うことができる。
そのため、電子部品を近接して配置でき、高密度実装が可能である。
また、一括してアンダーフィル材の印刷が行えるので、生産時間が短縮され生産性が向上する。
請求項3およびは請求項6に関わる本発明のプリント回路基板の電子部品の接続補強方法および接続補強装置によれば、アンダーフィル材の印刷が圧力を上昇させて行われるので、供給されたアンダーフィル材の流れが加速され塗布がより円滑に行える。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明を適用した実施例1の電子部品の接続補強装置10(図1参照)は、プリント回路基板11との接続強度が弱い電子部品、ここではBGA12とプリント回路基板11間にアンダーフィル材(後述)14を供給して電子部品の接続強度を補強する装置であり、接続補強装置10は、上記接続強度を補強するアンダーフィル印刷工程が行われるアンダーフィルチャンバー19を具えている。
なお、図1は、アンダーフィルチャンバー19内で行われる接続強度を補強するアンダーフィル工程を示した要部断面を含む概念的側面図である。
このアンダーフィルチャンバー19内に搬送される矩形状のプリント回路基板11上には、前工程にて、上面視矩形状のBGA12が複数のハンダ・バンプ12bを介して接続され、また、その他の各種の電子部品13、13、…が実装されている。
16は、アンダーフィル印刷工程において、下方に配置されたプリント回路基板11のBGA12にアンダーフィル材14を塗布するためのメタルマスクであり、メタルマスク16は、例えばステンレス、ニッケル等で製造された厚さ約0.1mmの金属板である。
このメタルマスク16には、図1に示すように、プリント回路基板11が下方に配置された場合に、プリント回路基板11に接続されたBGA12の周縁の各辺に沿った位置にアンダーフィル材の注入孔16mが、エッチング加工等によりメッシュ状(網の目状)の開口を有して形成されている。
メタルマスク16には、配置されるプリント回路基板11とのスペーサとなる、例えばアルミ製の円柱様のスペーサ材16sが、複数本貼り付けられており、このスペーサ材16sにより、メタルマスク16とプリント回路基板11間の距離k1が所定値に設定されている。 例えば、メタルマスク16とプリント回路基板11間の距離k1を、5〜6mmに設定することにより、アンダーフィル材の塗布が好適に行われる。
アンダーフィル材14は、BGA12のプリント回路基板11への接続強度を補強する熱硬化性樹脂であり、このアンダーフィル材14は、メタルマスク16上に載置された後にスキージ15によって注入孔16mを介してプリント回路基板11のBGA12周縁に沿って落下され、毛細管現象によりBGA12とプリント回路基板11間に注入され充填されている。
18は、アンダーフィルチャンバー19内に配設される加圧袋であり、アンダーフィル印刷工程に際して、加圧袋18に空気がポンプ(図示せず)により供給され膨らませることでアンダーフィルチャンバー19内部の容積を狭め、チャンバー19内の圧力を上昇させてアンダーフィル材の毛細管現象による侵入を促進し、アンダーフィル材の充填を円滑化している。
次に、プリント回路基板11にBGA12、その他の電子部品13を接続した後、BGA12の接続を補強する一連の工程について、接続工程のフローを示す図2を用いて説明する。
なお、この接続工程は、ベルトコンベアで流れるインラインで遂行される。
図2に示すように、まず、プリント回路基板11上に、ハンダ・ペーストを印刷して電極等を形成する(はんだ印刷工程s1)。
続いて、プリント回路基板11に印刷されたハンダ・ペーストの所定位置にBGA12およびその他の電子部品13、13、…を、マウンタで搭載する(部品マウント工程s2)。
続いて、BGA12、電子部品13、13、…が搭載されたプリント回路基板11を、
リフロー炉にて、加熱してハンダを溶融させてハンダ付けを行い、BGA12、電子部品13、13、…をプリント回路基板11に接続する(リフロー加熱工程s3)。
続いて、プリント回路基板11への接続強度が弱いBGA12の接続強度を補強するための(アンダーフィル印刷工程s4)が以下のように行われる。
BGA12、その他の電子部品13、13、…が接続されたプリント回路基板11を、
図1に示すアンダーフィルチャンバー19内に搬送する。 そして、プリント回路基板11を、矢印Aに示すようにメタルマスク16下に貼り付けられたスペーサ材16sの下端に押し付け、メタルマスク16との間に所定距離とるとともに、メタルマスク16の注入孔16mがプリント回路基板11上のBGA12の周縁に沿う位置に配置する。
そして、加圧袋18に空気を供給して膨張させ、アンダーフィルチャンバー19内の容積を狭めてチャンバー19内の圧力を上昇させる。
そして、メタルマスク16上にアンダーフィル材14を所定量のせて、このアンダーフィル材14をスキージ15で注入孔16mのメッシュ状の開口内へ押し込み落下させ、印刷する。
図1に示すように、アンダーフィル材14は、注入孔16mのメッシュ状の開口を挿通して落下する際、メッシュにより抵抗を受けて除々にBGA12周縁に沿って落下され、
プリント回路基板11上に落下したアンダーフィル材14は、BGA12下部のハンダ・バンプ12b間に毛細管現象により侵入して充填される。
この際、チャンバー19内の圧力を、加圧袋18により上昇させているため、アンダーフィル材14のBGA12、プリント回路基板11間への侵入が促進されて充填され、アンダーフィル材14の塗布がより円滑に行われる。
また、アンダーフィル材14が挿通する注入孔16mが、メッシュ状の開口をもって形成されているので、アンダーフィル材14が適当な抵抗を受けて除々に落下することにより、高精細な塗布が行える。
従って、粘度の低いアンダーフィル材14であっても、単なる注入孔のように一気に過度な量、落下することが防止され、適度な時間をかけて適量の塗布が行える。
なお、注入孔16mにおけるメッシュの開口の密度を低下することにより、アンダーフィル材14の落下を促進し、逆に、開口の密度を上昇させることにより、アンダーフィル材14の落下を抑制でき、メッシュの開口の密度を加減することにより、アンダーフィル材14の落下を調節することができる。
このようにして、アンダーフィル材14がBGA12のハンダ・バンプ12b間に充填されたプリント回路基板11は、メタルマスク16下の所定位置から外され、アンダーフィルチャンバー19内から搬出される。
続いて、アンダーフィル材14が塗布されたプリント回路基板11は、オーブン(図示せず)に入れられ、例えば、100℃で30分以上加熱され、アンダーフィル材14が熱硬化され (オーブン硬化工程s5)、接続工程が終了する。
上記構成によれば、アンダーフィル材14が注入孔16mのメッシュ状の開口から落下することで適度な抵抗を受け、アンダーフィル材14の粘度が低い場合にも、過度に供給されることが防止される。 そのため、適量なアンダーフィル材14を適切な時間をかけて塗布することが可能である。
また、注入孔16mのメッシュ状の開口を調整して、所望の箇所にピンポイントでアンダーフィル材14を供給することができる。
このように、アンダーフィル材14を所定量、所定の箇所に供給できるので、塗布すべきでない箇所にアンダーフィル材14が塗布される塗布だれを防止できるとともに、BGA12とプリント回路基板11間への浸透時間を短くできる。
さらに、従来、アンダーフィル材14を供給するBGA12近くの他の電子部品13は、BGA12との間に所定のスペースを空けて実装する必要があったが、このスペースを狭めBGA12に近接して配置することができる。
そのため、電子部品の高密度実装が可能であるとともに、電子部品の配置の自由度が高くなる。
また、プリント回路基板11上の全BGA12に一括してアンダーフィル材14を塗布できるので、生産時間が短縮化され生産性が向上する。
また、加圧袋18を用いてチャンバー19内を加圧することにより、アンダーフィル材14の流れが促進され、塗布が円滑に行える。
また、従来、必要であった図5(b)に示すサブアッセンブリ工程が解消し、全工程をインラインで遂行できるため、サブアッセンブリ工程を管理する作業者を削減でき、生産コストの低減が図れる。
図3は、本発明を適用した実施例2の電子部品の接続補強装置20のアンダーフィルチャンバー29内でのアンダーフィル印刷工程を示す要部断面を含む概念的側面図である。
接続補強装置20は、アンダーフィル材24の注入孔26m廻りの構成以外は実施例1の電子部品の接続補強装置10の構成と同様であるので、同様な構成要素には10の位に変えて20の位を付して示し、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、メタルマスク26には、アンダーフィル材24の注入孔26mが、アンダーフィル印刷工程においてプリント回路基板21が下方に配置された際にプリント回路基板21上の矩形状のBGA22の周縁に沿う位置に上下方向に貫通して、穿孔されている。
この注入孔26mには、下方に配置されたプリント回路基板21に向って延在する寸法k2を有するガイド板26bが貼り付けられている。
ガイド板26bは、ステンレス、アルミ等で製造され、側部を閉塞してプリント回路基板21近傍まで延在し、その下部には開放された開口26b1が具わりアンダーフィル材24の注ぎ口が形成されている。
ここで、開口26b1の面積は、アンダーフィル材の種類、充填量等によって適宜調整されるものであり、プリント回路基板21の周縁に沿って1つ形成してもよいし、複数に分けて形成してもよい。
上述の接続補強装置20において、アンダーフィル印刷工程s4を行うに際しては、搬送されたBGA22、その他の電子部品23、23、…が接続されたプリント回路基板21を、図3の矢印A′に示すように、メタルマスク26に貼り付けられたスペーサ材26sの下端に押し付け、メタルマスク26との間に所定距離空けるとともに、プリント回路基板21上のBGA22の周縁がメタルマスク26の注入孔26mに沿うように配置する。
そして、加圧袋28を膨張させ、アンダーフィルチャンバー29内の容積を狭め内部の圧力を所定値に上昇させる。
続いて、メタルマスク26上にアンダーフィル材24を所定量のせて、このアンダーフィル材24をスキージ25で注入孔26m内へ押し込み、アンダーフィル材24をガイド板26bで案内して開口26b1からBGA22の周縁に沿って落下させ、印刷する。
ここで、注入孔26m内に供給されたアンダーフィル材24は、ガイド板26bに案内されて開口26b1を挿通してBGA22周縁に沿って落下するので精密に塗布され、そして、プリント回路基板21上のアンダーフィル材24は、BGA22下部のハンダ・バンプ22b間に毛細管現象により侵入して充填される。
上記構成によれば、アンダーフィル材24が注入孔26mのガイド板26bに案内されて開口26b1から落下するので精密な塗布が行える。 そのため、BGA22に近接してアンダーフィル材24を供給でき、高精細なアンダーフィル材24の塗布が可能である。
また、ガイド板26bのプリント回路基板21への長さ寸法k2および開口26b1の面積を適宜調整して、アンダーフィル材24の粘度等の特性に応じた印刷を行える。
その他、実施例1に記載した作用効果も同様に奏することは言うまでもない。
本発明の活用例として、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、パソコン等の電子機器の回路基板の製造に本発明を有効に活用できる。
本発明の実施例1に関わる電子部品の接続補強装置におけるアンダーフィルチャンバー内のアンダーフィル印刷工程を示した要部断面を含む概念的側面図。 実施例1の電子部品の接続補強装置を用いたプリント回路基板にBGA、その他の電子部品を接続する工程のフローを示す図。 本発明の実施例2に関わる電子部品の接続補強装置のアンダーフィルチャンバー内のアンダーフィル印刷工程を示した要部断面を含む概念的側面図。 携帯電話機を示す斜視図。 (a)および(b)は、従来の電子部品をプリント回路基板に実装するメイン製造ラインの工程のフローを示す図、およびサブアッセンブリ工程のフローを示す図。 従来のサブアッセンブリラインにおけるアンダーフィル塗布工程を示す概念的側面図。
符号の説明
10…接続補強装置、
11…プリント回路基板、
12…BGA、
14…アンダーフィル材、
15…スキージ、
16…メタルマスク、
16m…注入孔、
18、28…加圧袋、
19、29…アンダーフィルチャンバー、
20…接続補強装置、
21…プリント回路基板、
22…BGA、
24…アンダーフィル材、
25…スキージ
26…メタルマスク、
26b…ガイド板、
26b1…開口、
26m…注入孔。

Claims (6)

  1. プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強方法であって、
    電子部品が接続されたプリント回路基板をマスク手段の下方に配置して、マスク手段上に置かれたアンダーフィル材を、マスク手段に設けた網の目状の開口を有する注入孔を介して前記電子部品の周縁に沿って落下させ、前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する工程を含む
    ことを特徴とするプリント回路基板の電子部品の接続補強方法。
  2. プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強方法であって、
    電子部品が接続されたプリント回路基板をマスク手段の下方に配置して、マスク手段上に置かれたアンダーフィル材を、マスク手段の注入孔に設けられた前記電子部品の周縁近傍まで延在したガイド材で案内して下部の開口から前記電子部品の周縁に沿って落下させ、前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する工程を含む
    ことを特徴とするプリント回路基板の電子部品の接続補強方法。
  3. 前記工程は、加圧室内で行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリント回路基板の電子部品の接続補強方法。
  4. プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強装置であって、
    プリント回路基板に接続された電子部品と該プリント回路基板間に充填されるアンダーフィル材と、
    前記電子部品が接続されたプリント回路基板が下方に配置されるマスク手段と、
    前記マスク手段の上面に置かれた前記アンダーフィル材を、前記注入孔を介して前記電子部品の周縁に沿って落下させ前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する印刷手段とを備え、
    前記マスク手段は、電子部品の周縁に沿って配設されるとともに網の目状の開口が形成された注入孔を具える
    ことを特徴とするプリント回路基板の電子部品の接続補強装置。
  5. プリント回路基板に接続された電子部品の該接続を補強するプリント回路基板の電子部品の接続補強装置であって、
    プリント回路基板に接続された電子部品と該プリント回路基板間に充填されるアンダーフィル材と、
    電子部品が接続されたプリント回路基板が下方に配置されるマスク手段と、
    前記マスク手段の上面に置かれたアンダーフィル材を、前記注入孔のガイド材で案内して前記開口から前記電子部品の周縁に沿って落下させ前記電子部品と前記プリント回路基板間に充填する印刷手段とを備え、
    前記マスク手段は、前記電子部品の周縁に沿って配設されるとともに該電子部品の周縁近傍まで延在し下部に開口が形成されたガイド材を有する注入孔を具えた
    ことを特徴とするプリント回路基板の電子部品の接続補強装置。
  6. 前記アンダーフィル材と前記マスク手段と前記印刷手段とが収容されるアンダーフィル室と、
    該アンダーフィル室内の圧力を上昇させる圧力上昇手段とを
    さらに備える
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプリント回路基板の電子部品の接続補強装置。
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