JP2006332213A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を問題なく検知できるようにする。
【解決手段】 半導体装置の製造装置にプロセスパラメータを指示する工程と、前記プロセスパラメータを基に前記製造装置に設定値を設定する工程と、前記製造装置の稼動時の実測値を取得する工程と、前記設定値と実測値とを用いて、これら設定値と実測値との相対値を算出する工程と、前記相対値を規格管理することにより前記プロセスパラメータの異常検知を行う工程と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に半導体装置の製造時に装置異常の検知を行うようにした半導体装置の製造方法に関する。
従来の半導体製造においては、製品の品質を向上させる為に、製品の出来映え検査のデータをもとに半導体製造装置のプロセスパラメータを自動的に調整する手法を用いている(例えば、特許文献1)。
また、半導体製造装置の異常をいち早く検知して製品異常を未然に防ぐために、半導体製造装置のプロセスデータに対してレシピ毎に異常判定基準(規格)を決め、リアルタイムに自動的な半導体製造装置の異常検知を行っているものもある(例えば、特許文献2)。
以下、図面を参照しながら、上記した従来の製品の出来映え検査のデータをもとに半導体製造装置のプロセスパラメータを自動的に調整する手法の一例について説明する。
図9は、従来の製品の出来映え検査のデータをもとに半導体製造装置のプロセスパラメータを自動的に調整する手法の要部を説明するものである。
図9において、A101は処理実績サーバであって、プロセス処理実績のデータを格納する。A102は検査データサーバであって、製品の検査データの結果を格納する。処理実績サーバA101および検査データサーバA102で格納される各データには、工程、品種、製造装置、レシピといった、製品処理の情報が関連付けてある。A103はプロセスパラメータ調整算出部であって、処理実績サーバA101および検査データサーバA102から工程、品種、製造装置、レシピといった製品処理情報を検索キーとして、必要データを抽出し、半導体製造装置A300でプロセス処理をする際のパラメータの調整値を自動的に算出する。A200は装置オンライン制御部であって、半導体製造装置A300に対して、レシピおよびパラメータ設定を行う。ここでのパラメータとは、プロセスパラメータ調整算出部A103にて算出されたプロセスパラメータを意味する。半導体製造装置A300は、装置オンライン制御部A200にて指示されたレシピおよびパラメータの設定にしたがってプロセス処理を実施する。
次に、図面を参照しながら、上記した従来のリアルタイムに自動的に半導体製造装置の異常検知をする方法の一例について説明する。
図10は、従来のリアルタイムに自動的に半導体製造装置の異常検知をする方法の要部を説明するものである。
図10において、F100は半導体製造装置である。F101〜F10nは、半導体製造装置の構成因子であるセンサー類であって、たとえばマスフローコントローラであったり、マノメータであったりする。F200は、半導体製造装置F100の外部に設置するモニタリング装置であって、半導体製造装置F100からリアルタイムにデータを収集し、異常判定を行う。F201は、モニタリング装置F200の構成因子であって、アナログ/デジタル変換部である。このアナログ/デジタル変換部F201は、センサーF101〜F10nのアナログ出力データをデジタル変換するものである。F202は、モニタリング装置F200の構成因子であって、センサーF101〜F10nのデータを、アナログ/デジタル変換部F201を介してリアルタイムに収集するデータ収集部である。F203は、モニタリング装置F200の構成因子であって、データ収集部F202にて取得したデータの異常判定を行う異常判定部である。異常判定の方法は、処理レシピ毎に各プロセスパラメータにしきい値を設定して行うものである。
特開2000−252179号公報 特開平8−202775号公報
しかしながら、上記した製品の出来映え検査のデータをもとに半導体製造装置のプロセスパラメータを自動的に調整する手法(図9)では、パラメータの設定値を意図的に変化させながら半導体製造装置の異常をいち早く検知して製品異常を未然に防ぐために、リアルタイムに半導体製造装置のプロセスデータに対してレシピ毎に異常判定基準(規格)を決めて自動的な半導体製造装置の異常検知を行う場合に、レシピ毎に決められた異常検知の規格を超えて強制的にプロセスパラメータの調整をしてしまうことがあるという問題点を有していた。
また、従来の半導体製造装置のプロセスパラメータを自動的に調整する手法(図10)を全自動で行う場合は、被調整パラメータが発散する恐れがあった。つまり一例を挙げると、たとえばマスフローコントローラの最大流量を超えたガス流量を流すように指示する危惧があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を問題なく検知できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明の半導体装置の製造方法は、半導体装置の製造装置にプロセスパラメータを指示する工程と、前記プロセスパラメータを基に前記製造装置に設定値を設定する工程と、前記製造装置の稼動時の実測値を取得する工程と、前記設定値と実測値とを用いて、これら設定値と実測値との相対値を算出する工程と、前記相対値を規格管理することにより前記プロセスパラメータの異常検知を行う工程と、を備えたものである。
また本発明は、上記において、制御されるパラメータに依存する非制御パラメータを監視する工程を備えたものである。
さらに本発明は、上記において、設定値と実測値と相対値とについて半導体装置のウェーハ毎の挙動傾向を統計的に管理することにより製造装置の異常を検知する工程を備えたものである。
本発明によれば、半導体製造装置の各構成因子への設定値データを取得する工程と、上記各構成因子において処理を行った実測値データを取得する工程と、上記設定値データと実測値データとの相対値を算出する工程と、上記相対値を規格管理する工程とを備えたことにより、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において装置構成因子の動作異常を問題なく検知することができる。
また本発明によれば、レシピ等で設定されないパラメータを監視し、規格管理を行うことにより、半導体製造装置の能力許容範囲内でのプロセス処理のみを実現することができる。すなわち、被調整パラメータの挙動に依存するパラメータ挙動を同時に管理することにより半導体製造装置をより高精度に監視することができる。ここでいう被調整パラメータとそれに依存するパラメータの関係とは、たとえばマスフローコントローラで制御されるガス流量とスロットルバルブの開度との関係のようなものをいい、ガス流量の設定値がマスフローコントローラの最大流量を超過しないように、スロットルバルブが正常な圧力制御が可能な状態であるかどうかを管理することを目的として、スロットルバルブの開度を監視するようなものをいう。
また本発明によれば、設定値と実測値と相対値との統計的な傾向管理を行う工程を備えることにより、すなわち、半導体製造装置のプロセスパラメータを調整する場合に、被調整パラメータの設定値が許容値を超えないように、その設定値の傾向管理を行う工程を備えることにより、パラメータの挙動の異常を、統計的な予測に基づき未然に防止することができる。これは、たとえば上述の例では、ガス流量の設定値がマスフローコントローラの最大流量を超過しないように傾向管理するようなものをいう。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態であって、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において装置構成因子の動作異常を検知する方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、本発明に基づき装置構成因子の動作異常を検知する方法を実現するための構成を示すものである。
図1において、100は装置オンライン制御部であって、ホストコンピュータなどにより構成され、半導体製造装置200に対して、処理レシピの転送およびプロセスパラメータの転送を行うものである。
半導体製造装置200において、201はその制御をつかさどる装置本体制御部であり、装置構成因子211〜21nへの処理の設定値を指示し、また、装置制御の為に装置構成因子211〜21nおよび装置構成因子221〜22mから処理時の実測値データをリアルタイムに収集する。
ここで、装置構成因子211〜21nは、半導体製造装置200を構成する因子の内、装置本体制御部201によって制御される因子であって、たとえばマスフローコントローラであったり、Rfパワーの電源であったりする。
これに対し、装置構成因子221〜22mは、装置本体制御部201によって直接制御されない因子であり、例えばスロットルバルブであったりする。
301は、半導体製造装置200の外部に設置されたデータ収集部であって、装置本体制御部201から装置構成要因211〜21nの設定値データと実測値データとを収集するとともに、装置構成因子221〜22mの処理データおよびプロセスデータの実測値を収集する。
302はデータ演算部、303は異常判定部である。異常判定部303は、データ演算部302の結果を基に異常判定を行う。
半導体製造装置200で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子211〜21n、221〜22mの動作異常を検知する方法について、以下に説明する。
図2は、第1の実施の形態にもとづく動作のフローチャートを示す。ここでS100は装置オンライン制御部100の動作であって、半導体製造装置200に対してレシピ転送および可変パラメータ指示を行う工程である。なお、レシピ管理システムのようなレシピボディを調整するシステムを使用している場合は、このレシピ管理システムから半導体製造装置200に対してパラメータの指示を行っても構わない。また、ここで述べている可変パラメータとは、処理の対象とするウェーハ特性の出来映えを調整することが可能なパラメータをいう。
S200は、装置本体制御部201が装置オンライン制御部100よりレシピおよび可変パラメータを受け取る工程である。
S300は、装置本体制御部201がS201にて受け取ったレシピおよび可変パラメータに基づいて装置構成因子211〜21nに設定値を設定する工程である。
S400は、装置構成因子211〜21nの動作であって、これら装置構成因子211〜21nは、S300にて設定された設定値に基づくプロセス処理を行う。
S500は、装置構成因子211〜21nの処理において実測値のデータを装置本体制御部201へ報告する工程である。なお、ここでは装置構成因子211〜21nが装置本体制御部201へデータを報告するという記述を行っているが、装置本体制御部201が装置構成因子211〜21nから積極的にデータを取得しても構わない。また、装置本体制御部201と装置構成因子211〜21nとのデータの受け渡しの形式は、直接的なデータの受け渡しのみでなく、たとえばデバイスネットを介してのデータの受け渡しでも構わない。
S600は、データ収集部301の動作であって、S300にて装置本体制御部201が装置構成因子211〜21nに設定した設定値データと、S500にて装置構成因子211〜21nが装置本体制御部201に報告した処理時の実測値データとを収集する工程である。データ収集の方法としては、SEMIスタンダードにて規定されている半導体製造装置のオンライン通信プロトコルを介しての通信でデータを取得してもよいし、上記データを取得するための特別なデータ収集ポートからの通信によりデータを取得しても構わない。
S700は、データ演算部302において、S600にて得られた設定値データと実測値データとから相対値を算出する工程である。たとえば、
(実測値)−(設定値)=(相対値)
と定義して、実測値と設定値の差を算出する。
S800は、S700にて算出された相対値データの規格判定により異常判定を行う工程である。異常判定を行う規格は、m±αという上限値および下限値を与えてもよいし、X−RS管理図のような統計手法からもとめた管理値を与えてもよい。本第1の実施の形態によれば、このS800の工程により、実測値の直接的な規格判定ではなく、実測値と設定値との相対値による規格判定を行うことが可能となる為に、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法においても、パラメータの異常判定が可能となる。
図3に、可変パラメータの設定値を変化させる様子の概念図を示す。縦軸はパラメータAの実測値、横軸はプロセス時間である。ここでのパラメータAとは処理対象としてのウェーハ特性の出来映えを調整することが可能なパラメータであり、3σ=1.5であるとする。図3において、T2はパラメータAの中心条件の設定値=13での挙動である。T1はパラメータAを上方に制御して設定値=10とした場合の挙動、T3はパラメータAを下方に制御して設定値=7とした場合の挙動である。実測値の直接的な規格判定によってT1、T2、T3の状態をすべて正常とするためには、図示のR1の規格幅で管理をしなければならなくなり、この場合は上限14.5、下限5.5となる。すると、パラメータAの実際の挙動に対して、十分に精度よく異常検知を行うことができない。
図4は、実測値と設定値との差を相対値として算出してプロットした場合の概念図で、図3におけるT1、T2、T3の実測値からそれぞれの設定値を引いた場合の挙動を示す。縦軸はパラメータAの(実測値)−(設定値)の値、横軸はプロセス時間である。この場合、T1、T2、T3の値は類似しており、規格幅をR2とすることが可能となる。規格幅R2は、上限1.5、下限−1.5となり、図3のように実測値の直接的な規格判定を行うものと比較して、高精度に異常を検知することが可能となる。
以上のように第1の実施の形態によれば、半導体製造装置の各構成因子への設定値データを取得する工程と、上記各構成因子において処理をした実測値データをリアルタイムに取得する工程と、上記設定値データと実測値データとの相対値を算出する工程と、上記相対値を規格管理する工程とを設けることにより、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において装置構成因子の動作異常を検知することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、半導体製造装置200で制御するパラメータを全自動化してウェーハ毎に変化させた場合に、ハードウェアの許容範囲を超えた設定値を設定してしまう場合が考えられる。また、制御するパラメータは許容範囲内であるが、制御するパラメータに従属するパラメータの許容範囲を超えてしまう場合が考えられる。
そこで次に、本発明の第2の実施の形態として、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を検知しながら、同時に、制御されるパラメータに依存する非制御パラメータの挙動を監視することにより、上記の課題を解決する方法について、図面を参照しながら説明する。
なお、第2の実施の形態において、その装置構成は、図1に示した第1の実施の形態の場合と同じである。よって、同様に図1を用いて説明する。
図5は、第2の実施の形態に基づく動作のフローチャートを示す。ここでS100〜S400は、図2に示したものと同様の工程であるため、その詳細な説明は省略する。
S1500は、図1における装置構成因子211〜21nおよび装置構成因子221〜22mの処理において実測値のデータを装置本体制御部201へ報告する工程である。なお、ここでは装置構成因子211〜21nおよび装置構成因子221〜22mが装置制御部1201へデータを報告するという記述を行っているが、装置本体制御部201が装置構成因子211〜21nおよび装置構成因子221〜22mから積極的にデータを取得しても構わない。また、装置本体制御部201と装置構成因子211〜21nおよび装置構成因子221〜22mのデータの受け渡しの形式は、直接的なデータの受け渡しのみでなく、たとえばデバイスネットを介してのデータの受け渡しでも構わない。
S1600は、データ収集部301の動作であって、S300にて装置本体制御部201が装置構成因子211〜21nに設定した設定値データ、およびS1500にて装置構成因子211〜21nおよび装置構成因子221〜22mが装置本体制御部201に報告した処理時の実測値データを収集する工程である。データ収集の方法としては、第1の実施の形態の場合と同様に、SEMIスタンダードにて規定されている半導体製造装置のオンライン通信プロトコルを介しての通信でデータを取得してもよいし、上記データを取得するための特別なデータ収集ポートからの通信によりデータを取得しても構わない。
S1700は、データ演算部302において、S1600にて得られた設定値データと実測値データとから相対値を算出する工程である。たとえば、実施の形態1と同様に、
(実測値)−(設定値)=(相対値)
と定義して、実測値と設定値の差を算出する。
S1800は、S100にてホストとしての装置オンライン制御部100より指示された可変パラメータについて、S1700にて算出された相対値データの規格判定により異常判定を行う工程である。異常判定を行う規格は、第1の実施の形態と同様に、m±αという上限値および下限値を与えてもよいし、X−RS管理図のような統計手法からもとめた管理値を与えてもよい。本第2の実施の形態によれば、このS1800の工程により、第1の実施の形態と同様に、実測値の直接的な規格判定ではなく、実測値と設定値との相対値による規格判定を行うことが可能となる為に、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法においても、パラメータの異常判定が可能となる。
S1801は、S100にてホストとしての装置オンライン制御部100より指示された可変パラメータに該当しないパラメータ(非可変パラメータ)のデータの異常検知を行う工程である。ここでは、S1600にてデータ収集部301で得られた実測値データの異常判定を行う。異常判定を行う規格は、同様に、m±αという上限値および下限値を与えてもよいし、X−RS管理図のような統計手法からもとめた管理値を与えてもよい。
なお、非可変パラメータの挙動の一例として、スロットルバルブの開度を挙げることができる。図6は、ウェーハ処理中の半導体製造装置200のスロットルバルブの動作例を示す。縦軸はスロットルバルブ開度であり、横軸はプロセス時間である。この場合は、T100の領域がプロセス領域となる。例えば、圧力を600Paで一定に制御している装置において、ガスの流量を増加させると、スロットルバルブは、圧力を保つために、開度を広げる。例えば、全自動で半導体製造装置200にて制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる場合に、製品ウェーハ処理において、ガスの流量をどんどん増加させていくと、プロセス領域T100でのスロットルバルブは、ガス流量の増加に伴い開度が大きくなる方向にシフトしていく。そこで、異常判定を行う規格値として例えばスロットルバルブ開度80%を上限値として与えて、管理を行う。
以上のように第2の実施の形態によれば、半導体製造装置における各装置構成因子への設定値データを取得する工程と、上記各装置構成因子において処理を行った実測値データをリアルタイムに取得する工程と、上記設定値データと実測値データとの相対値を算出する工程と、上記相対値を規格管理する工程と、レシピ等で設定されないパラメータを同時に監視する工程とを有することにより、全自動化した半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を検知しながら、ハードウェアの許容量を超えた設定をすることなく安定したプロセス処理を行うことができる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態においては、全自動化した半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を検知しながら、かつハードウェアの許容量を超えた設定をすることなく安定したプロセス処理をすることができる。ところで、ハードウェアの許容量の限界の管理のみでなく、いつハードウェアの限界に近づくかということを事前に把握することが必要となってくることがある。
そこで、本発明の第3の実施の形態として、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において装置構成因子の動作異常を検知しながら、同時に、制御するパラメータの傾向管理を行い、ハードウェアの限界に到達する時期を統計的に予測することにより、異常の発生を未然に防止する方法について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本第3の実施の形態に基づき、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を検知するとともに異常の発生を未然に防止する方法を実現するための構成を示すものである。
図7の構成において、図1の構成との相違点は、傾向管理部400を有する点である。その他については、図1と同様の構成である。
傾向管理部400は、データ収集部301およびデータ演算部302にて得られる設定値データ、実測値データおよび相対値データを統計的に傾向管理する。そして、データ演算部302の結果を基に、異常判定部303において判定を行う。
以上のように構成された半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を検知する方法について、以下に説明する。
図8は、第3の実施の形態に基づく動作のフローチャートを示す。ここで、S100〜S1801は、図5に示したものと同様の工程であるため、その詳細な説明は省略する。
S2900は、S1600およびS1700にて得られる設定値データ、実測値データおよび相対値データを統計的に傾向管理することにより、半導体製造装置200の能力許容範囲を外れてのプロセス処理を防止する工程である。例えば、ガス流量の設定値がマスフローコントローラの最大流量を超過するような設定を防止する。ここでいう傾向管理とは、ウェーハ毎の代表値として平均値を算出して、その平均値に対して規格を設定しての管理を行うのみならず、平均値が連続する3点中の2点以上が管理限界線近くに現れる場合や、6点以上の点が連続して中心線の上側又は下側に現れる場合や、3点以上の点が連続して上昇又は下降する場合などにおいても異常と判断する、統計的な傾向管理も行う。また、ここでは平均値を代表値としたが、メジアン値や標準偏差といった統計値を算出して上記と同様の傾向管理を行ってもよい。
以上のように第3の実施の形態によれば、半導体製造装置における各装置構成因子への設定値データを取得する工程と、上記各装置構成因子において処理を行った実測値データをリアルタイムに取得する工程と、上記設定値データと実測値データとの相対値を算出する工程と、上記相対値を規格管理する工程と、レシピ等で設定されないパラメータを同時に監視する工程と、上記設定値の傾向管理を行う工程とを有することにより、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法において、装置構成因子の動作異常を検知しながら、同時に制御するパラメータの傾向管理を行うことで、パラメータの挙動の異常を統計的に予測することにより異常を未然に防止することができる。
なお、上記においては、
(実測値)−(設定値)=(相対値)
で定義される相対値を算出して規格管理しているが、相対値としては、他の定義によるものを用いることもできる。たとえば、
(実測値)÷(設定値)=(第二の相対値)
で定義される第二の相対値や、その他の定義による相対値を用いて、規格管理を行ってもよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体製造装置で制御するパラメータをウェーハ毎に変化させる半導体装置の製造方法を実施する場合に、半導体製造における工程を問わず、すべての工程に対して、半導体製造装置のプロセス処理の異常検知方法として有用である。
本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を実現するための構成を示す図 本発明の第1の実施の形態に基づく動作のフローチャート 本発明によらずに可変パラメータの設定値を変化させる様子の概念図 本発明に基づき可変パラメータの設定値を変化させる様子の概念図 本発明の第2の実施の形態に基づく動作のフローチャート 本発明の第2の実施の形態に基づくウェーハ処理中の半導体製造装置のスロットルバルブの動作例を示す図 本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製造方法を実現するための構成を示す図 本発明の第3の実施の形態に基づく動作のフローチャート 従来の製品の出来映え検査のデータをもとに半導体製造装置のプロセスパラメータを自動的に調整する手法の要部を説明する図 従来のリアルタイムに自動的に半導体製造装置の異常検知をする方法の要部を説明する図
符号の説明
100 装置オンライン制御部(ホストコンピュータ)
200 半導体製造装置
201 装置本体制御部
211〜21n 装置構成因子
301 データ収集部
302 データ演算部
303 異常判定部
400 傾向管理部

Claims (3)

  1. 半導体装置の製造装置にプロセスパラメータを指示する工程と、
    前記プロセスパラメータを基に前記製造装置に設定値を設定する工程と、
    前記製造装置の稼動時の実測値を取得する工程と、
    前記設定値と実測値とを用いて、これら設定値と実測値との相対値を算出する工程と、
    前記相対値を規格管理することにより前記プロセスパラメータの異常検知を行う工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 制御されるパラメータに依存する非制御パラメータを監視する工程を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 設定値と実測値と相対値とについて半導体装置のウェーハ毎の挙動傾向を統計的に管理することにより製造装置の異常を検知する工程を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
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