JP2006331918A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池の絶縁抵抗の測定精度を高める。
【解決手段】 燃料電池システムは、燃料電池100と、燃料電池100と外部導体との間の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定部340と、燃料電池100の発電状態を制御する制御部400とを備えている。この絶縁抵抗測定部340は、制御部が燃料電池100の出力電圧の変動が所定の許容範囲内となる略定常状態に燃料電池100を維持している条件下において、絶縁抵抗の測定を実行する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、燃料電池システムにおける燃料電池の絶縁抵抗を測定する技術に関する。
循環する冷却水により燃料電池を冷却する水冷式の燃料電池システムでは、冷却水に溶出するイオンにより時間とともに冷却水の導電率が上昇する。冷却水の導電率が高くなると、燃料電池で発生した電流が冷却水中を流れ、発生した電力を有効に取り出すことができなくなるおそれがある。また、冷却水中を流れる電流により冷却水が電気分解されると、冷却水流路中に気泡が発生し、発生した気泡によりセルから冷却水への熱伝達が妨げられて燃料電池の冷却が不十分となるおそれがある。そこで、従来、冷却水の導電率上昇に伴う種々の障害の発生を抑制するため、冷却水の導電率の上昇を燃料電池の絶縁抵抗として検出し、必要に応じて冷却水中のイオンを除去するイオン除去フィルタや冷却水等の交換することが行われている。
特開2002−27206号公報 特開2002−352824号公報 特開平6−223859号公報 特開2004−55384号公報
しかしながら、燃料電池の絶縁抵抗を測定する際に燃料電池の出力電圧が変動すると、絶縁抵抗の測定結果に誤差が生じ、検出すべき冷却水の導電率の上昇が検出されない場合や、実際には導電率が上昇していない冷却水の導電率が上昇しているものとして検出される場合など、導電率上昇の誤検出が発生しうる。このような問題は、絶縁抵抗により冷却水の導電率上昇を検知する水冷式の燃料電池システムにおいて顕著であるが、一般に、絶縁抵抗を測定して漏電等の燃料電池システムの不具合を検出する燃料電池システムに共通する。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池の絶縁抵抗の測定精度を高めることを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の燃料電池システムは、負荷に電力を供給する燃料電池システムであって、燃料電池と、前記燃料電池と外部導体との間の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定部と、前記燃料電池の発電状態を制御する制御部と、を備え、前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部が前記燃料電池の出力電圧の変動が所定の許容範囲内となる略定常状態に前記燃料電池を維持している条件下において前記絶縁抵抗の測定を行うことを特徴とする。
この構成によれば、絶縁抵抗の測定は、絶縁抵抗の測定誤差の原因となる出力電圧の変動が所定の許容範囲内となる略定常状態で行われる。そのため、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記制御部は、前記燃料電池の電流出力を停止する出力停止モードを有し、前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部による前記出力停止モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定するものとしてもよい。
この構成によれば、出力停止モードの実行により燃料電池を出力電圧が安定した略定常状態とすることができる。そのため、出力停止モードの実行中に絶縁抵抗の測定を行なうことにより、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記燃料電池システムは、さらに、蓄電装置を備えており、前記制御部は、前記負荷への供給電力の変動を前記蓄電装置の充放電により補償して前記燃料電池を前記略定常状態にする負荷変動補償モードを有し、前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部による前記負荷変動補償モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定するものとしてもよい。
この構成によれば、負荷変動補償モードの実行により燃料電池を出力電圧が安定した略定常状態とすることができる。そのため、負荷変動補償モードの実行中に絶縁抵抗の測定を行うことにより、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記制御部は、前記燃料電池の出力電流の範囲が前記燃料電池の出力可能な電流範囲のうち前記燃料電池の出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さい所定の電流範囲となるように制御する出力電流設定モードを有し、前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部による前記出力電流設定モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定するものとしてもよい。
この構成によれば、出力電流設定モードの実行により、燃料電池の出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さくなるので、負荷変動により出力電流が変動しても出力電圧の変動が抑制される。そのため、絶縁抵抗測定値の誤差の原因となる出力電圧の変動が低減されるので、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記制御部は、前記燃料電池を前記出力停止モードの実行が維持される時間より短い所定の時間のみ前記出力停止モードの実行時と同一の状態にする検査モードと、前記検査モードを実行したときの前記燃料電池の出力電圧の低下量が所定の限界値を超える場合に前記燃料電池を前記略定常状態に維持するために実行される前記出力停止モードとは異なる測定制御モードと、を有しており、前記絶縁抵抗測定部は、前記検査モードを実行したときの前記燃料電池の出力電圧の低下量が前記所定の限界値を超える場合には、前記出力停止モードに替えて前記測定制御モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定するものとしてもよい。
この構成によれば、出力停止モードの実行を維持することにより出力停止モードを終了する際の燃料電池の出力電圧の低下によって発生しうる燃料電池システムへの障害を抑制するとともに、出力停止モードとは異なる測定制御モードの実行中の略定常状態において絶縁抵抗の測定ができるので、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記制御部は、前記出力停止モードを実行したときの前記燃料電池の出力電圧の低下量が所定の限界値を超える場合に前記出力停止モードの実行を中断して、前記燃料電池を前記略定常状態に維持するために前記出力停止モードとは異なる測定制御モードを実行し、前記絶縁抵抗測定部は、前記出力停止モードに替えて前記測定制御モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定するものとしてもよい。
この構成によっても、出力停止モードの実行を維持することにより出力停止モードを終了する際の燃料電池の出力電圧の低下によって発生しうる燃料電池システムへの障害を抑制するとともに、出力停止モードとは異なる測定制御モード実行中の略定常状態において絶縁抵抗の測定ができるので、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記燃料電池システムは、さらに、蓄電装置を備えており、前記測定制御モードは、前記負荷への供給電力の変動を前記蓄電装置の充放電により補償して前記燃料電池を前記略定常状態にする負荷変動補償モードであるものとしてもよい。
この構成によれば、負荷変動補償モードの実行により燃料電池を出力電圧が安定した略定常状態とすることができる。そのため、負荷変動補償モードの実行中に絶縁抵抗の測定を行うことにより、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記測定制御モードは、前記燃料電池の出力電流の範囲が前記燃料電池の出力可能な電流範囲のうち前記燃料電池の出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さい所定の電流範囲となるように制御する出力電流設定モードであるものとしてもよい。
この構成によれば、出力電流設定モードの実行により、燃料電池の出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さくなるので、負荷変動により出力電流が変動しても出力電圧の変動が抑制される。そのため、絶縁抵抗測定値の誤差の原因となる出力電圧の変動が低減されるので、燃料電池の絶縁抵抗測定精度をより高めることができる。
前記絶縁抵抗は、前記燃料電池の冷却水を介した前記燃料電池と前記外部導体との間の抵抗であるものとしてもよい。
この構成によれば、絶縁抵抗の低下を検出することにより、冷却水の導電率の上昇を検出することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システムにおける絶縁抵抗の測定装置とその測定装置の制御装置および制御方法、その測定装置と制御装置および制御方法を利用した燃料電池システム、また、その燃料電池システムを利用した発電装置およびその燃料電池を搭載した電気自動車等の態様で実現することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車10の概略構成図である。この電気自動車10は、燃料電池100と、流体ユニット200と、電力ユニット300と、制御ユニット400と、を備えている。燃料電池100は、複数のセル102を積層することにより構成されている。これらの燃料電池100と、流体ユニット200と、電力ユニット300と、制御ユニット400とは、外部導体である電気自動車10の車体12に搭載されている。
流体ユニット200は、酸化剤ガス供給部210と、カソードオフガス排出部220と、燃料ガス供給部230と、循環ポンプ240と、アノードオフガス排出部250と、冷却水循環部260と、を備えている。
酸化剤ガス供給部210は、空気ポンプ212を備えている。この空気ポンプ212は、外気から圧縮空気を生成する。生成された圧縮空気は、燃料電池100で使用される酸素を含む酸化剤ガスとして、酸化剤ガス供給配管214を介して燃料電池100に供給される。燃料電池100に供給された酸化剤ガスは、燃料電池100を構成するセル102内のカソードに供給される。カソードでは、酸化剤ガス中の酸素が燃料電池反応により消費される。燃料電池反応により酸素濃度が低下した酸化剤ガス(一般に、「カソードオフガス」と呼ばれる)は、燃料電池100からカソードオフガス排出配管222を介してカソードオフガス排出部220に排出される。カソードオフガス排出部220は、燃料電池100から排出されたカソードオフガスを大気中に放出する。
燃料ガス供給部230は、燃料ガスタンク232を備えている。この燃料ガスタンク232には、燃料ガスとして用いられる水素ガスが充填されている。燃料ガスタンク232に充填されている水素ガスは、燃料ガス供給部230に設けられた減圧装置(図示しない)により圧力が調整される。圧力が調整された水素ガスは、第1の燃料ガス供給配管234を介して第2の燃料ガス供給配管236に供給される。第2の燃料ガス供給配管236には、アノードオフガス(後述する)が供給され、水素ガスとアノードオフガスとが混合された燃料ガスが燃料電池100に供給される。
燃料電池100に供給された燃料ガスは、セル102内のアノードに供給される。アノードでは、燃料電池反応により燃料ガス中の水素が消費される。燃料電池反応により水素濃度が低下した燃料ガス(一般に、「アノードオフガス」と呼ばれる)は、第1のアノードオフガス排出配管242と第1の還流配管244とを介して循環ポンプ240に供給される。循環ポンプ240は、アノードオフガスを第2の還流配管246を介して第2の燃料ガス供給配管236に還流する。この循環ポンプ240によるアノードオフガスの還流により、燃料ガスは、第2の燃料ガス供給配管236と、燃料電池100と、第1のアノードオフガス排出配管242と、第1の還流配管244と、循環ポンプ240と、第2の還流配管246と、の間で循環する。
アノードオフガス排出部250は、第2のアノードオフガス排出配管252を介して第1のアノードオフガス排出配管242に接続されている。アノードオフガス排出部250は、循環する燃料ガス中の不純物濃度が高くなった場合等、必要に応じてアノードオフガスを大気中に放出する。この際、アノードオフガス排出部250は、アノードオフガス中に含まれる水素を燃焼させる不活性化処理を行う。
冷却水循環部260は、ラジエータ262と、冷却水ポンプ264と、を備えている。冷却水ポンプ264は、冷却水を燃料電池100に供給する。燃料電池100に供給された冷却水は、燃料電池100内に設けられた冷却水流路を通過する際に、燃料電池反応で生じた熱をセル102から受け取る。熱を受け取って温度が上昇した冷却水は、ラジエータ262に供給される。ラジエータ262に供給された冷却水は、熱を大気中に放出することにより温度が低下する。ラジエータ262で熱を放出した冷却水が冷却水ポンプ264に供給されることにより、冷却水は冷却水循環部260と燃料電池100との間を循環する。
なお、循環する冷却水には、冷却水の流路壁からイオンが溶出する。そのため、冷却水のイオン濃度は時間とともに増加して、冷却水の導電率が高くなる。冷却水は、燃料電池100内の冷却水流路を流れる際、燃料電池100を構成するセル102に接触する。セル102に接触する冷却水の導電率が高くなると、各セル102で発生した電流が冷却水中を流れるので、発生した電力を有効に取り出すことができなくなる。また、冷却水中を流れる電流により、冷却水が電気分解されると、燃料電池100内の冷却水流路中に気泡が発生し、発生した気泡によりセル102で発生した熱の冷却水への伝達が妨げられて燃料電池100の冷却が不十分となるおそれがある。
冷却水は、燃料電池100のセル102と、ラジエータ262との双方に接触している。ラジエータ262は、通常、車体12と電気的に接続されているため、冷却水の導電率が上昇すると、燃料電池100と車体12との間の絶縁抵抗が低下する。そこで、第1実施例では、燃料電池100と車体12との間の絶縁抵抗(以下、単に「絶縁抵抗」とも呼ぶ)の低下を検出して、冷却水の導電率の上昇を検知する。
電力ユニット300は、直流電圧計312と、出力スイッチ314と、二次電池320と、高電圧負荷330と、絶縁抵抗測定部340と、を備えている。高電圧負荷330は、コンバータ332と、高圧補機334と、インバータ336と、を備えている。
燃料電池100は、電力ユニット300が備える2つの配線20,22に接続されている。2つの配線20,22の間には、燃料電池100の出力電圧を測定するための直流電圧計312が接続されている。燃料電池100に接続された配線22は、出力スイッチ314を介して配線24に接続されている。配線20と配線24との間には、二次電池320が接続されたコンバータ332と、高圧補機334と、インバータ336と、が互いに並列に接続されている。
二次電池320には、二次電池320の残存容量を検出するための残存容量モニタ322が設けられている。残存容量モニタ322としては、二次電池320における充電・放電の電流値と時間とを積算するSOCメータや、電圧センサを利用することができる。
コンバータ332は、二次電池320の電圧を変換して配線22と配線24との間の電圧Vtを目標電圧に設定する。出力スイッチ314が接続されている状態(オン状態)では、コンバータ332が設定する2つの配線22,24間の設定電圧Vtによって燃料電池100の出力電流が調節される。なお、出力スイッチ314の接続状態と、燃料電池100の出力電流の制御については後述する。
高圧補機334は、2つの配線22,24を介して供給される電力を、電圧変換することなくそのまま利用する。高圧補機334には、例えば、空気ポンプ212と循環ポンプ240と冷却水ポンプ264とをそれぞれ駆動するモータ(図示しない)や、電気自動車10が備える空調装置(エアコン)が含まれる。
インバータ336は、2つの配線22,24を介して供給される直流電力を三相交流電力に変換しモータ(図示しない)に供給する。モータは、インバータ336から供給される電力により、電気自動車10の推進力を発生する。
なお、これらの高圧補機334とインバータ336は、燃料電池100と、流体ユニット200と、電力ユニット300と、制御ユニット400とからなる燃料電池システムの負荷となっている。
電力ユニット300の配線20には、絶縁抵抗測定部340が接続されている。絶縁抵抗測定部340は、燃料電池100と車体12との間の絶縁抵抗を測定する。なお、絶縁抵抗測定部340による絶縁抵抗の測定については後述する。
制御ユニット400は、CPU,ROM,RAM,タイマなどを備えるマイクロコンピュータとして構成されている。制御ユニット400は、直流電圧計312や残存容量モニタ322の出力信号や、電気自動車10の起動スイッチのオン・オフ信号や、電気自動車のシフト位置やアクセル開度等の操作信号等の各種の信号を取得する。これらの各種の信号に基づいて種々の制御処理を実行し、流体ユニット200と電力ユニット300とを構成する各機器に駆動信号を出力する。
また、制御ユニット400は、絶縁抵抗測定部340が出力する絶縁抵抗測定値を取得する。取得した絶縁抵抗測定値が所定の絶縁抵抗下限値よりも小さくなった場合、冷却水の導電率が上昇したと判断する。冷却水の導電率が上昇したと判断された場合、制御ユニット400は、例えば、電気自動車10の表示パネル(図示しない)に冷却水の交換を促す警告表示を行う。
図2は、絶縁抵抗測定部340による燃料電池100の絶縁抵抗測定の様子を示す説明図である。図2に示す回路は、図1に示す燃料電池100と電力ユニット300とで構成される回路と等価である。なお、図2では、燃料電池100と電気自動車10(図1)の車体12との間の絶縁抵抗を単一の絶縁抵抗Rxとして図示している。
絶縁抵抗測定部340は、交流電源342と、検出抵抗Rsと、コンデンサCsと、バンドパスフィルタ(BPF)344と、交流電圧計346と、を備えている。バンドパスフィルタ344は、交流電源342の発信周波数fsを中心周波数とするバンドパスフィルタである。交流電圧計346に到達するノイズは、このバンドパスフィルタ344により低減される。
図2から分かるように、交流電源342の発信周波数fsにおけるコンデンサCsのインピーダンスが十分小さく、燃料電池100の出力電圧が変動しない場合、絶縁抵抗の抵抗値Rxは、交流電源342の測定信号電圧Vsと、交流電圧計346での検出電圧Vmと、検出抵抗の抵抗値Rsとを用いて以下の式(1)で求められる。
Rx=Rs×Vm/(Vs−Vm) …(1)
検出抵抗の抵抗値Rsと、交流電源342の測定信号電圧Vsとは、予め設定された値となっている。そのため、絶縁抵抗の抵抗値Rxは、交流電圧計346での検出電圧Vmを用いて算出される。
燃料電池100の出力電圧が変動すると、出力電圧の変動に応じて配線20の電圧が変動する。配線20の電圧変動が交流電源342の発信周波数fsに近い周波数の交流成分(以下、単に「交流成分」とも呼ぶ)を含んでいる場合、配線20の電圧の交流成分はバンドパスフィルタ344を通過して交流電圧計346に到達する。このように、配線20の電圧の交流成分が交流電圧計346に印加されると検出電圧Vmが変動し、算出される絶縁抵抗の抵抗値が実際の抵抗値Rxとは異なった値となる。そのため、第1実施例では、燃料電池100の出力電圧VFCの変動が所定の許容範囲内となる略定常状態に燃料電池100を維持した状態で絶縁抵抗の測定が行われる。なお、出力電圧VFCの変動の所定の許容範囲は、出力電圧VFCの交流成分による絶縁抵抗の測定誤差の発生が抑制されるように、絶縁抵抗測定部340の構成と検出する絶縁抵抗の値に応じて算出することができる。
図3は、第1実施例における燃料電池100の絶縁抵抗測定ルーチンを示すフローチャートである。この絶縁抵抗測定ルーチンは、例えば、電気自動車10の運転中に所定の時間間隔で実行される。
図4は、第1実施例における燃料電池100の運転状態の時間変化を示す説明図である。図4に示す各グラフの横軸は、それぞれ時間を表している。図4(a)のグラフの縦軸は、燃料電池100の運転モードを表している。図4(b)のグラフの縦軸は、燃料電池100への酸化剤ガスと燃料ガス(以下、これらを併せて「反応ガス」と呼ぶ)の供給状態を表している。また、図4(c)のグラフの縦軸は、出力スイッチ314(図1)の接続状態を表している。図4(d)のグラフの実線は、燃料電池100の出力電圧VFCの時間変化の様子を示し、図4(d)の破線は、コンバータ332(図1)が設定する2つの配線22,24(図1)間の設定電圧Vtを示している。図4(e)のグラフの縦軸は、燃料電池100の出力電流IFCを表している。
図3のステップS100において、制御ユニット400は、燃料電池100が出力電圧の安定する出力停止モード(後述する)で運転されているか否かを判断する。燃料電池100の運転モードが出力停止モードでないと判断された場合、制御はステップS100に戻される。そして、燃料電池100の運転モードが出力停止モードとなるまでステップS100が繰り返し実行される。
図4の例では、時刻t0以前において、燃料電池100は通常運転モードで運転されている。図4(b)に示すように、通常運転モードでは、燃料電池100に反応ガスが供給されている。このとき、出力スイッチ314は、図4(b)に示すように、燃料電池100が発生する電力を高電圧負荷330(図1)に供給するためオン状態に維持されている。出力スイッチ314がオン状態となっているため、燃料電池100の出力電圧VFCは、コンバータ332が設定する設定電圧Vtに等しくなる。この設定電圧Vtは、高電圧負荷330が要求する電力に応じて調整される。燃料電池100の出力電流IFCは、図4(d)および図4(e)に示すように、出力電圧VFCが高くなると減少し、出力電圧VFCが低くなると増加する。
このように、燃料電池100が通常運転モードの場合、燃料電池100の出力電圧VFCの変動により絶縁抵抗測定結果に誤差が生じるおそれがある。そのため、第1実施例では、燃料電池100が出力停止モードとなるまで、図3のステップS100が繰り返し実行され、燃料電池100の絶縁抵抗の測定は実行されない。
次に、図4の例では、燃料電池100の運転状態が時刻t0で通常運転モードから出力停止モードに切り替えられる。そして、時刻t0から時刻t1までの期間、燃料電池100の運転状態は出力停止モードに維持される。なお、出力停止モードでの燃料電池100の運転は、例えば、二次電池320(図1)の残存容量が多く、高電圧負荷330の要求電力が少ない場合に行われる。この出力停止モードでの燃料電池100の運転は、一般に、間欠運転とも呼ばれる。
出力停止モードでは、図4(b)に示すように、燃料電池100への反応ガスの供給を停止される。具体的には、制御ユニット400は、空気ポンプ212(図1)と循環ポンプ240(図1)との駆動を停止するとともに、燃料ガス供給部230からの水素ガスの供給と、アノードオフガス排出部250から外部へのアノードオフガスの排出とを停止する。また、制御ユニット400は、反応ガスの供給の停止とともに、出力スイッチ314をオフ状態にする。出力スイッチ314がオフ状態になると、燃料電池100の出力電流IFCが0となるので、燃料電池100の出力電圧VFCは開回路電圧OCVとなる。なお、燃料電池100が出力停止モードで運転されている場合、コンバータ332は、電力ユニット300での損失を抑制するように、設定電圧Vtを例えば二次電池320の両端電圧に設定する。
図3のフローチャートに示すように、燃料電池100が出力停止モードになると、制御は、ステップS100からステップS110に移される。ステップS110では、制御ユニット400が絶縁抵抗測定部340に絶縁抵抗の測定を開始する指示を与える。そして、絶縁抵抗の測定が終了すると、図3の絶縁抵抗測定ルーチンは終了する。
図4の例では、時刻tSに絶縁抵抗の測定が開始される。絶縁抵抗の測定は、ノイズなどによる誤差の発生を抑制するため所定の時間TM(例えば、30秒)継続される。時刻tSから時刻tE(tS+TM)の期間では、出力スイッチ314はオフ状態となっているので、燃料電池100の出力電圧VFCはほぼ開回路電圧OCVに維持される。そのため、燃料電池100の出力電圧VFCの変動により絶縁抵抗の測定値に誤差が発生することを抑制できる。
図4の例では、時刻t1において、燃料電池100の運転状態が出力停止モードから通常運転モードに切り替えられる。このとき、制御ユニット400は、図4(b)に示すように、燃料電池100への反応ガスの供給を再開する。反応ガスの供給の再開とともに、制御ユニット400は、出力スイッチ314をオン状態にする。出力スイッチ314がオン状態になると、燃料電池100の出力電圧VFCは、コンバータ332が設定する設定電圧Vtとなる。時刻t1以降においては、時刻t0以前と同様に、燃料電池100の出力電流IFCは出力電圧VFCの変化に応じて変化する。
このように、第1実施例では、燃料電池100の絶縁抵抗の測定を燃料電池100の運転状態が出力停止モードである期間に実行する。出力停止モードの期間では、燃料電池100の出力電圧VFCがほぼ開回路電圧OCVとなる。そのため、燃料電池100の出力電圧VFCの変動により、絶縁抵抗測定値に誤差が生じることを抑制することができる。
B.第2実施例:
図5は、第2実施例における燃料電池100の絶縁抵抗測定ルーチンを示すフローチャートである。図5に示す第2実施例の絶縁抵抗測定ルーチンは、燃料電池100が出力停止モードで運転可能か否かを判断するステップS200と、出力停止モードとは異なる運転状態で絶縁抵抗を測定するステップS210〜S250とが付加されている点で、図3に示す第1実施例の絶縁抵抗測定ルーチンと異なっている。
ステップS200では、制御ユニット400は、燃料電池100が出力停止モードで運転可能か否かを判断する。燃料電池100が出力停止モードで運転可能と判断された場合、制御はステップS100に移される。そして、第1実施例と同様に、出力停止モードで絶縁抵抗が測定される。一方、燃料電池100が出力停止モードで運転可能でないと判断された場合、制御はステップS210に移される。
燃料電池100が出力停止モードで運転可能か否かの判断は、所定の時間、燃料電池100を出力停止モードの実行中と同一の条件で運転したとしたときの燃料電池100の出力電圧VFCの低下量が所定の限界値を超えるか否かによって判断される。出力電圧VFCの低下量が所定の限界値を超える場合には、出力停止モードから通常運転モードへの切替の際に、燃料電池100と流体ユニット200と電力ユニット300とのいずれかに障害を発生させるおそれがあるため、出力停止モードで運転できないものと判断される。出力停止モードで運転できない燃料電池としては、例えば、燃料電池100の電解質膜が劣化してアノードからカソードへの水素の漏れ(クロスリーク)がある燃料電池がある。
図6は、クロスリークがある燃料電池を出力停止モードで運転した場合の状況を示す説明図である。図6は、図6(d)の実線で示す出力電圧VFCの時間変化が、図4(d)の実線で示す出力電圧VFCの時間変化と異なっている点で、図4と異なっている。他は、図4と同様である。
上述のように、出力停止モードでは、空気ポンプ212(図1)が停止されて燃料電池100への酸化剤ガスの供給が停止する。酸化剤ガスの供給が停止すると、クロスリークによりアノードからカソードに漏れた水素は、電解質膜のカソード側に滞留する。電解質膜のカソード側に水素が滞留すると、電解質膜のカソード側での酸素濃度が低下し、燃料電池の出力電圧VFCは開回路電圧OCVから低下する。
図6の例では、燃料電池の出力電圧VFCは、通常運転モードから出力停止モードに切り替えられた時刻t0から徐々に低下する。そして、出力停止モードから通常運転モードに切り替えられる時刻t1では、出力電圧VFCがコンバータ332が設定する設定電圧Vtよりも低電圧になっている。このように出力電圧VFCが設定電圧Vtよりも低い状態で出力スイッチ314をオンに切り替えると燃料電池に逆電流が流れ、逆電流により燃料電池が破損する可能性がある。
そこで、第2実施例では、出力停止モードへの切替と同様に、反応ガスの供給を停止し、出力スイッチ314をオフにする検査モードを実行する。そして、検査モードの開始から所定の時間T経過した時点での出力電圧VFCを、直流電圧計312(図1)を用いて測定する。検査モードの開始からの出力電圧VFCの低下量である出力電圧VFCと開回路電圧OCVとの差が所定の限界値δVよりも大きい場合、燃料電池は出力停止モードでの運転ができないと判断される。検査モードの開始から所定の時間Tが経過した後、燃料電池は検査モードから通常運転モードに切り替えられる。なお、所定の時間Tと所定の限界値δVとは、出力停止モードの可否の判定が可能であり、出力停止モードの可否の判定によって燃料電池などに障害を与えないような値を実験的に求めて適宜設定することができる。
図5のステップS210において、制御ユニット400は、二次電池320(図1)の残存容量と高電圧負荷330(図1)の要求電力とをそれぞれ取得する。二次電池320の残存容量は、残存容量モニタ322の出力信号を読み取ることにより取得される。また、要求電力は、電気自動車10のシフト位置やアクセル開度等の操作信号等から算出される。
ステップS220において、制御ユニット400は、取得した二次電池320の残存容量と高電圧負荷330の要求電力とに基づいて、電気自動車10の状態が二次電池320の充電が可能か否かを判断する。具体的には、二次電池320の残存容量が所定の残存容量閾値よりも小さく、かつ、高電圧負荷330の要求電力が所定の電力閾値よりも小さい場合に、充電が可能と判断される。二次電池320の充電が可能でないと判断された場合には、制御はステップS210に戻され、二次電池320が充電可能となるまでステップS210とS220とが繰り返し実行される。一方、二次電池320が充電可能であると判断された場合には、制御はステップS230に移される。
ステップS230において、制御ユニット400は、二次電池320を充電する制御(充電制御)を開始する。具体的には、コンバータ332(図1)が設定する設定電圧Vtを、高電圧負荷330の要求電力に応じて設定される目標電圧よりも低くすることにより燃料電池100の出力電流IFCを大きくする。このように設定電圧Vtを低くすることにより、高電圧負荷330が要求する電力を超える電力が燃料電池100から出力され、その超過分が二次電池320の充電に使用される。
図7は、充電制御の開始前後における燃料電池100の出力電流IFCと出力電圧VFCとの関係を示す説明図である。充電可能な状態は高電圧負荷330の要求電力が所定の電力閾値よりも小さい状態であるので、充電制御の開始前の状態では、出力電流IFCは低電流I1となっている。このとき、高電圧負荷330の要求電力が変動し出力電流IFCがΔI変動すると、出力電圧VFCの変動量はΔV1となる。
ここで充電制御を実行して、二次電池320を充電するための電流を取り出すと、出力電流IFCは大きくなり電流値I2まで到達する。この状態で出力電流IFCがΔI変動すると、出力電圧VFCの変動は充電制御前の変動量ΔV1よりも小さいΔV2となる。このように、充電制御の実行により出力電流IFCを大きくすると、同じ出力電流の変動量ΔIに対する出力電圧の変動量は、ΔV1からΔV2まで小さくなる。
図5のステップS240において、制御ユニット400は、絶縁抵抗の測定を開始する。上述のように、出力電流IFCの変動に対する出力電圧VFCの変動が小さくなる。そのため、ステップS230における絶縁抵抗測定値の誤差は、充電制御を行わない状態での誤差よりも小さくなる。なお、ステップS240では、絶縁抵抗測定の完了まで充電制御を続行するため、二次電池320の充電の停止に使用される残存容量上限値を通常の状態よりも高くすることが好ましい。また、出力電流の変動量ΔIを低減するため、高圧補機334(図1)に含まれる各機器のうち停止可能な機器の稼働を止めることが好ましい。
ステップS250において、制御ユニット400は、充電制御の実行を終了する。充電制御の実行は、コンバータ332に設定する設定電圧Vtを高電圧負荷330の要求電力に応じて設定される値とすることにより終了する。そして、ステップS250の後、絶縁抵抗測定ルーチンは終了する。
このように、第2実施例においても、燃料電池100の出力電流IFCの変動に伴う出力電圧VFCの変動が抑制される。そのため、出力電圧VFCの変動により絶縁抵抗測定値に誤差が生じることを抑制することができる。
第2実施例は、燃料電池100を出力停止モードで運転することが好ましくない場合においても、絶縁抵抗測定値の誤差を低減できる点で第1実施例よりも好ましい。一方、第1実施例は、絶縁抵抗を測定するための制御がより容易である点で第2実施例よりも好ましい。
なお、第2実施例では、充電制御が可能か否かの判断を二次電池320の残存容量と高電圧負荷330の要求電力との双方に基づいて判断しているが、充電制御が可能か否かの判断は、例えば、二次電池320の残存容量のみに基づいて判断することも可能である。この場合においても、充電制御を行うことにより、出力電流IFCの変動に伴う出力電圧VFCの変動を低減することができるので、絶縁抵抗測定値に誤差が生じることを抑制することができる。
また、第2実施例では、燃料電池100が出力停止モードで運転可能な場合、出力停止モードでの運転中に絶縁抵抗を測定しているが、燃料電池100が出力停止モードで運転可能か否かを判断することなく、常に充電制御を行って絶縁抵抗を測定するものとしてもよい。このようにしても、出力電流IFCの変動に伴う出力電圧VFCの変動が抑制されるので、出力電圧VFCの変動により絶縁抵抗測定値に誤差が生じることを抑制することができる。
第2実施例では、出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さい電流範囲に出力電流IFCを設定するために、充電制御の実行により燃料電池100の出力電流IFCを増加させているが、他の方法により、出力電流IFCを増加させることも可能である。例えば、高圧補機334(図1)に含まれる各機器を稼働させ、高圧補機334の消費電力を大きくすることにより出力電流IFCを増加させるものとしてもよい。このようにしても、出力電流IFCを増加させ、出力電流IFCの変化量に対する出力電圧VFCの変化量が小さい電流範囲に出力電流IFCを設定することができる。
なお、第2実施例では、出力停止モードの可否の判定を行なう検査モードを実行しているが、検査モードの実行を省略することもできる。この場合、出力停止モードの実行中に出力電圧VFCを測定し、出力電圧VFCと開回路電圧OCVとの差が所定の限界値よりも大きくなった場合には、出力停止モードの実行が中断される。そして、出力停止モードの実行の中断の後、充電制御を実行し絶縁抵抗の測定が行われる。
C.第3実施例:
図8は、第3実施例における燃料電池100の絶縁抵抗測定ルーチンを示すフローチャートである。図8に示す第3実施例の絶縁抵抗測定ルーチンは、ステップS300がステップS200の前に付加されている点で、図5に示す第2実施例の絶縁抵抗測定ルーチンと異なっている。他の点は、第2実施例の絶縁抵抗測定ルーチンと同じである。
ステップS300において、制御ユニット400は、燃料電池100の起動の後すでに絶縁抵抗を測定したか否かを判断する。絶縁抵抗が測定済みでない場合、制御はステップS200に移され、第2実施例の絶縁抵抗測定ルーチンと同様に絶縁抵抗の測定が行われる。一方、絶縁抵抗が測定済みの場合、図8に示す絶縁抵抗測定ルーチンは、終了する。
具体的には、制御ユニット400は、電気自動車10の起動スイッチがオフからオンに切り替えられた際に絶縁抵抗測定済みのフラグをリセットする。そして、絶縁抵抗を測定する際に絶縁抵抗測定済みのフラグをセットする。ステップS300では、絶縁抵抗測定済みのフラグがセットされている場合、絶縁抵抗測定済みと判断され絶縁抵抗測定ルーチンは終了する。
第3実施例では、電気自動車10の起動から停止までの間(トリップ)に1回のみ絶縁抵抗の測定が行われる。一般に、冷却水の導電率は時間とともに徐々に上昇していくため、1トリップにつき1回の絶縁抵抗測定によっても、冷却水の導電率上昇による障害の発生を抑制することができる。
なお、第3実施例では、電気自動車10の起動スイッチがオフからオンに切り替えられた際に絶縁抵抗測定済みのフラグをリセットしているが、絶縁抵抗測定済みのフラグは、例えば、所定の時間や所定の走行距離や所定の発電量毎にリセットするものとしてもよい。このようにしても、冷却水の導電率上昇による障害の発生を抑制することができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記各実施例では、出力停止モードと充電制御とのいずれかを実行することにより燃料電池を略定常状態に維持して絶縁抵抗の測定を行っているが、一般に、絶縁抵抗の測定は、出力電圧VFCの変動が所定の許容範囲内となる略定常状態であれば任意の状態でおこなうことができる。例えば、要求電力の変動を二次電池320からの電力で補償し、燃料電池100の出力電流IFCの変動を抑制することによっても、略定常状態とすることができる。
D2.変形例2:
上記各実施例では、燃料電池100とともに使用される二次電力源として二次電池320を使用しているが、二次電力源としては充・放電可能な任意の蓄電装置を用いることができる。蓄電装置としては、例えば、キャパシタを使用することが可能である。
D3.変形例3:
上記各実施例では、本発明の絶縁抵抗測定技術により燃料電池100と電気自動車10の車体12との間の絶縁抵抗を測定しているが、本発明は、一般に、燃料電池100の外部に設けられた導体(外部導体)と、燃料電池100との間の絶縁抵抗測定に適用することができる。本発明は、例えば、ラジエータ262(図1)の金属部分と燃料電池100との間の絶縁抵抗の測定に適用することも可能である。
D4.変形例4:
上記各実施例では、本発明の絶縁抵抗測定技術を水冷式の燃料電池システムに使用しているが、本発明の絶縁抵抗測定技術は、冷却水を使用しない燃料電池システムにて起用することもできる。この場合、燃料電池の絶縁抵抗の低下を検知することにより、燃料電池からの漏電を検出することができる。
本発明の一実施形態としての電気自動車10の構成を示す説明図。 絶縁抵抗測定部340による燃料電池100の絶縁抵抗測定の様子を示す説明図。 第1実施例における燃料電池100の絶縁抵抗測定ルーチンを示すフローチャート。 第1実施例における燃料電池100の運転状態の時間変化を示す説明図。 第2実施例における燃料電池100の絶縁抵抗測定ルーチンを示すフローチャート。 クロスリークがある燃料電池を出力停止モードで運転した場合の状況を示す説明図。 充電制御の開始前後における燃料電池100の出力電流IFCと出力電圧VFCとの関係を示す説明図。 第3実施例における燃料電池100の絶縁抵抗測定ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
10…電気自動車
12…車体
20…配線
22…配線
24…配線
100…燃料電池
102…セル
200…流体ユニット
210…酸化剤ガス供給部
212…空気ポンプ
214…酸化剤ガス供給配管
220…カソードオフガス排出部
222…カソードオフガス排出配管
230…燃料ガス供給部
232…燃料ガスタンク
234…第1の燃料ガス供給配管
236…第2の燃料ガス供給配管
240…循環ポンプ
242…第1のアノードオフガス排出配管
244…第1の還流配管
246…第2の還流配管
250…アノードオフガス排出部
252…第2のアノードオフガス排出配管
260…冷却水循環部
262…ラジエータ
264…冷却水ポンプ
300…電力ユニット
312…直流電圧計
314…出力スイッチ
320…二次電池
322…残存容量モニタ
330…高電圧負荷
332…コンバータ
334…高圧補機
336…インバータ
340…絶縁抵抗測定部
342…交流電源
344…バンドパスフィルタ
346…交流電圧計
400…制御ユニット

Claims (9)

  1. 負荷に電力を供給する燃料電池システムであって、
    燃料電池と、
    前記燃料電池と外部導体との間の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定部と、
    前記燃料電池の発電状態を制御する制御部と、
    を備え、
    前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部が前記燃料電池の出力電圧の変動が所定の許容範囲内となる略定常状態に前記燃料電池を維持している条件下において前記絶縁抵抗の測定を行う、燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記燃料電池の電流出力を停止する出力停止モードを有し、
    前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部による前記出力停止モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定する、燃料電池システム。
  3. 請求項1または2記載の燃料電池システムであって、さらに、
    蓄電装置を備えており、
    前記制御部は、前記負荷への供給電力の変動を前記蓄電装置の充放電により補償して前記燃料電池を前記略定常状態にする負荷変動補償モードを有し、
    前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部による前記負荷変動補償モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定する、燃料電池システム。
  4. 請求項1または2記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記燃料電池の出力電流の範囲が前記燃料電池の出力可能な電流範囲のうち前記燃料電池の出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さい所定の電流範囲となるように制御する出力電流設定モードを有し、
    前記絶縁抵抗測定部は、前記制御部による前記出力電流設定モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定する、燃料電池システム。
  5. 請求項2記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、
    前記燃料電池を前記出力停止モードの実行が維持される時間より短い所定の時間のみ前記出力停止モードの実行時と同一の状態にする検査モードと、
    前記検査モードを実行したときの前記燃料電池の出力電圧の低下量が所定の限界値を超える場合に前記燃料電池を前記略定常状態に維持するために実行される前記出力停止モードとは異なる測定制御モードと、
    を有しており、
    前記絶縁抵抗測定部は、前記検査モードを実行したときの前記燃料電池の出力電圧の低下量が前記所定の限界値を超える場合には、前記出力停止モードに替えて前記測定制御モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定する、燃料電池システム。
  6. 請求項2記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、
    前記出力停止モードを実行したときの前記燃料電池の出力電圧の低下量が所定の限界値を超える場合に前記出力停止モードの実行を中断して、前記燃料電池を前記略定常状態に維持するために前記出力停止モードとは異なる測定制御モードを実行し、
    前記絶縁抵抗測定部は、前記出力停止モードに替えて前記測定制御モードの実行中に前記絶縁抵抗を測定する、燃料電池システム。
  7. 請求項5または6記載の燃料電池システムであって、さらに、
    蓄電装置を備えており、
    前記測定制御モードは、前記負荷への供給電力の変動を前記蓄電装置の充放電により補償して前記燃料電池を前記略定常状態にする負荷変動補償モードである、燃料電池システム。
  8. 請求項5または6記載の燃料電池システムであって、
    前記測定制御モードは、前記燃料電池の出力電流の範囲が前記燃料電池の出力可能な電流範囲のうち前記燃料電池の出力電流の変化量に対する出力電圧の変化量が小さい所定の電流範囲となるように制御する出力電流設定モードである、燃料電池システム。
  9. 請求項1ないし8記載の燃料電池システムであって、
    前記絶縁抵抗は、前記燃料電池の冷却水を介した前記燃料電池と前記外部導体との間の抵抗である、燃料電池システム。
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