JP2006331709A - 異方導電性材料、機械要素及び素子 - Google Patents
異方導電性材料、機械要素及び素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006331709A JP2006331709A JP2005150480A JP2005150480A JP2006331709A JP 2006331709 A JP2006331709 A JP 2006331709A JP 2005150480 A JP2005150480 A JP 2005150480A JP 2005150480 A JP2005150480 A JP 2005150480A JP 2006331709 A JP2006331709 A JP 2006331709A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive material
- group
- anisotropic conductive
- molecule
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
【解決手段】 電位差を有する二面間に介在する、円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子を少なくとも含む薄膜からなる異方導電性材料であって、1MPa以上の圧力下、剪断を加えることによって、剪断面と垂直な方向の電気伝導率が増加する異方導電性材料である。
【選択図】 なし
Description
金属セッケン増粘剤の存在にも拘らず、従来のセッケン基濃縮潤滑グリースは絶縁体に分類される。これは、使用中、軸受の表面に形成される油膜の電気抵抗が高いことに起因すると考えられる(オーム計で1010以上)。
まず、導電性グリースは当初は転がり軸受の軌道輪の軌道面と転動体との接触面に十分に存在していて、その導電性グリース中のカーボンブラックにより、軌道輪と転動体との間の導電性が確保されるが、軌道輪と転動体との相対運動により、時間の経過とともに導電性グリースが前記接触面から排除されたり、また、カーボンブラック粒子のチェーンストラクチャーが破壊されたりするため、導電性が低下して軸受抵抗値が経時的に大きくなるという現象が生じるのである。
また、特許文献3にも記載されているように、長時間にわたって転がり軸受を回転させた場合には、転がり軸受の軌道面に生じる酸化被膜が内外輪間の電気抵抗値を上昇させるとも言われている。この対策としては、転がり軸受の転がり接触面を保護するために極圧添加剤や摩耗防止剤を用いる方法(特許文献3を参照)や、無機化合物微粒子を配合する方法(特許文献4を参照)がある。しかしながら、極圧添加剤は、一般的には高温では効果が小さい場合が多い。また、単に無機化合物微粒子を添加した場合は、グリースが経時的に硬化又は軟化したり、長期的に離油度が安定しないことが多い。
さらに、複写機、レーザービームプリンタ等の事務機器のヒートローラ支持部や定着部などは、約200℃の高温となる場合がある。よって、該部分に使用される転がり軸受に用いる導電性グリースは、通常の潤滑油を基油として用いたものでは耐熱性が十分ではないため、長期にわたって十分な導電性を確保することは困難であった。
さらに、特許文献5には、フタル酸ジブチル吸収量(以降はDBP吸収量と記す)の小さいカーボンブラックを比較的多量に配合して、長期間にわたる導電性の安定化を図った導電性グリースが記載されている。事務機器や情報機器には、グリースや油分により劣化が促進されやすい樹脂部品が多用されているため、転がり軸受からのグリース漏れや油分の分離は極力少ない方が好ましいが、特許文献5に記載の導電性グリースは、増ちょう剤でもあるカーボンブラックのDBP吸収量が小さいため、特に高温において離油度が高くなるおそれがある。
また、特許文献6及び7には、高温耐久性を考慮してフッ素油及びカーボンブラックを基本成分とする導電性グリースが記載されているが、離油度や転がり軸受に封入して使用した場合のグリース漏洩の問題について、改善の余地がある。
上記のように帯電防止のために摩擦摺動部位の導電性の必要は明白であるが、有機化合物基油自体にその導電性が付与された潤滑剤という概念はこれまでなかった。
キャリア輸送層として導電性液晶を用いた例が知られている。例えば、非特許文献1には長鎖トリフェニレン系化合物である、ディスコティック液晶の液晶相(Dh相)の移動度が10-3〜10-2cm2/Vsecであり、メゾフェーズでの移動度が10-1cm2/Vsecであることが報告されている。
このような液晶をエレクトロルミネッセンスに利用する試みとしては、非特許文献2には、トリフェニレン系のディスコティック液晶を用いた有機EL素子が報告されている。他に、非特許文献3や、非特許文献4にも示されている。
しかし、本発明者等の実験によると、スピンコート法により成膜した導電性液晶層は、膜厚ムラや、ミクロな液晶の均一配向性、膜の均質性に問題がある。均一配向性に関しては、クロスニコル下の偏光顕微鏡で観察すると、液晶の複屈折による光漏れの有無により配向性の良し悪しが判定できる。スピンコート法による導電性液晶層は、配向性の良い部分と悪い部分が混在し、これは溶媒の蒸発時の不均一性を反映したものと考えられる。スピンコート法によって比較的配向性のムラの小さい液晶層を形成したとしても、電流特性や発光特性は満足できるものではない。
[1] 電位差を有する二面間に介在する、円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子を少なくとも含む薄膜からなる異方導電性材料であって、1MPa以上の圧力下、剪断を加えることによって、剪断面と垂直な方向の電気伝導率が増加する異方導電性材料。
[2] 前記円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子が、その分子構造中にπ電子共鳴構造を有する[1]の異方導電性材料。
[3] 前記円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子の40℃での粘度圧力係数が20GPa-1以下である[1]又は[2]の異方導電性材料。
[4] 互いに異なる周速で運動する二面間に介在して剪断をうけている際に、前記円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子が、その拡散断面積が最も大きくなる分子面を前記二面に対して平行にして配向した分子集合体を形成する[1]〜[3]のいずれかの異方導電性材料。
[5] 電気伝導率が、光照射の強度に応じて増減する[1]〜[4]のいずれかの異方導電性材料。
[6] 前記薄膜の膜厚が、10MPa以上の圧力と剪断のかかった状態で1μm以下である[1]〜[5]のいずれかの異方導電性材料。
[7] 相対運動し且つ電位差を有する二面と、該二面間に配置された[1]〜[6]のいずれかの異方導電性材料とを有する機械要素。
[8] 少なくとも一方がピエゾ素子であり且つ電位差を有する二面と、該二面間に配置された[1]〜[6]のいずれかの異方導電性材料とを有する素子。
[9] 電位差を有し対向配置された二面間に、少なくとも一種の円盤状メソゲン骨格を有する有機化合物を含有する組成物を供給して、前記有機化合物の分子を配向させて薄膜を形成する工程と、前記二面を相対運動させることによって、前記組成物に1MPa以上の圧力と、剪断とを加えて、前記薄膜の剪断面と垂直な方向の電気伝導率を増加させる工程とを含む摺動面の摩擦および帯電を防止する方法。
[10] 電位差を有し対向配置された二面間に、少なくとも一種の有機化合物を含有する組成物を供給して、前記有機化合物の分子を会合させて円盤状構造の分子集合体からなる薄膜を形成する工程と、前記二面を相対運動させることによって、前記組成物に1MPa以上の圧力と、剪断とを加えて、前記薄膜の剪断面と垂直な方向の電気伝導率を増加させる工程とを含む摺動面の摩擦および帯電を防止する方法。
本発明は、電位差を有する二面間に介在する、円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子を少なくとも含む薄膜からなる異方導電性材料に関する。該薄膜に、1MPa以上の圧力下、剪断を加えることによって、剪断面と垂直な方向の電気伝導率が増加する。本発明に使用可能な有機化合物は、円盤状メソゲン骨格を有する化合物であるか、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する化合物であれば、いずれも使用することができる。液晶・非液晶いずれであってもよい。したがって、材料の選択の幅が広がり、導電(or電荷輸送)性に優れた性能を具備した化合物から選択できる。また、本発明では、円盤状メソゲン骨格を有する分子の動力学的な配向を利用しているので、高速の剪断速度にも容易に追随することができる。さらに、動力学的配向の秩序度は、熱力学的配向秩序の最高秩序度を実現する場合もあり、温度の影響を受けず、しかも条件を調整することでサーモトロピック液晶系での最高値を常に得ることができ、最高度の導電性を発現することができる。さらに、本発明は、光照射の有無、その強度によって光伝導性の機能を発現させ、電気伝導度をさらに自由に制御することができる。また、ピエゾ素子の素早い駆動速度に追随して、分子配向を生じさせることができるので、高速なアクティブ制御が可能となる。
なお、本発明において「有機化合物」の用語は、有機化合物を配位子とする金属錯体を含む意味で用いるものとする。
1)該分子につき、できる限り平面に近い、好ましくは平面分子構造を構築する。この場合、結合距離、結合角としては、軌道の混成に応じた標準値を用いることが好ましく、例えば日本化学会編、化学便覧改訂4版基礎編、第II分冊15章(1993年刊 丸善)を参照することができる。
2)前記1)で得られた構造を初期値として、分子軌道法や分子力場法にて構造最適化する。方法としては例えば、Gaussian98、MOPAC2000、CHARMm/QUANTA、MM3が挙げられ、好ましくはGaussian98である。
3)構造最適化によって得られた構造の重心を原点に移動させ、座標軸を慣性主軸(慣性テンソル楕円体の主軸)にとる。
4)各原子にファンデルワールス半径で定義される球を付与し、これによって分子の形状を記述する。
5)ファンデルワールス表面上で各座標軸方向の長さを計測し、それらそれぞれをa、b、cとする。
以上の手順により求められたa、b、cを用いて円盤状の形態を定義すると、c≦b<aかつa/2≦b≦a、好ましくはc≦b<aかつ0.7a≦b≦aと表すことができる。また、b/2>cであることが好ましい。
一つの側鎖に含まれる炭素原子の数は1以上40以下が好ましく、1以上30以下がさらに好ましい。
但し、40℃で固体の化合物の場合は、測定条件で液体を呈する2以上の温度で粘度圧力係数を求め、それらの値を低温側に外挿して求めた40℃の値と定義する。
また、前記組成物にキャリヤとよばれる電荷を運搬する化合物(ドーパント)を微量添加して異方導電性材料を調製することにより、その導電性を飛躍的に高めることも可能である。ドーパントとしては、ルイス酸を用いることが一般的であるが、TCNQとの電荷移動錯体の形成による導電性の向上も可能である。
かかる摩擦摺動する二面の周速度については特に限定されず、大きい周速度をu1(>0)、小さい周速度をu2、即ち|u1|>|u2|と定義すると、平均速度(u2+u1)/2はゼロより大きく無限に可能であるが、通常は二面の平均速度は1000m/s以下であり、好ましくは1cm/s以上50m/s以下である。2×(u2−u1)/(u2+u1)で定義される滑り率Σの絶対値もゼロより大きく無限に可能であるが、u2がゼロすなわち停止している機械要素では−2となり、−2≦Σ<0の範囲で用いられるが、通常は−2以上で−0.01以下の範囲で用いられる機械要素が多い。
2本の銅製電極(10mm離す)に、500Vの電圧を印加し、該電極間に下記表1に示す例示化合物を介在させて、静的電気抵抗を測定した。この方法は、DIN 53482に規定されている標準的手法に似たものである(DIN 53482は電気用途に用いる材質の試験方法であり、非金属物質の電気抵抗を測定する国際基準・規格である)。
被験軸受 SKF 6205 2RZ/C3
速度(回転数/分) 速度漸増の場合 250、500、2500
速度漸減の場合 2000、500、250
負荷 2100N
軸受中の素材量 1.6g
すなわち、現行の脂肪族化合物の潤滑油基油は絶縁性であるため、摺動によって発生する静電気の防止が大きな課題になっているが、本発明によれば、より厳しい摩擦摺動条件下で導電性が増加するために、効果的に帯電防止を行うことができる。
技術革新によるハイテク化が進む中、摩擦摺動部材の樹脂化またセラミックス化および有機無機複合材料化は加速度的に進んでおり、その帯電防止策が求められている。その用途には、従来導電性フィラーや導電性微粒子を含有する導電性グリースが開発されてきたが、激しい摩擦摺動条件での二面間の膜厚は数十ナノメートルのオーダーに及び、上記微粒子がその間隙に入り込み有効に機能することは困難である。
一方、本発明では、所定の有機化合物を基油そのものとして使用することができるので、その間隙に入り込み、そこでより高秩序に分子が配向するため導電性も向上し、帯電防止と高潤滑性を同時に発現することができる。
さらにその導電性の強度は膜厚に対応するため、その値を計測しフィードバック制御することで、厳しい摩擦条件を回避することが可能となり、摩耗抑制、機器の長寿命化につなげることが期待される。
Claims (8)
- 電位差を有する二面間に介在する、円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子を少なくとも含む薄膜からなる異方導電性材料であって、1MPa以上の圧力下、剪断を加えることによって、剪断面と垂直な方向の電気伝導率が増加する異方導電性材料。
- 前記円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子が、その分子構造中にπ電子共鳴構造を有する請求項1に記載の異方導電性材料。
- 前記円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子の40℃での粘度圧力係数が20GPa-1以下である請求項1又は2に記載の異方導電性材料。
- 互いに異なる周速で運動する二面間に介在して剪断をうけている際に、前記円盤状メソゲン分子、又は会合によって円盤状構造の分子集合体を形成する分子が、その拡散断面積が最も大きくなる分子面を前記二面に対して平行にして配向した分子集合体を形成する請求項1〜3のいずれか1項に記載の異方導電性材料。
- 電気伝導率が、光照射の強度に応じて増減する請求項1〜4のいずれか1項に記載の異方導電性材料。
- 前記薄膜の膜厚が、10MPa以上の圧力と剪断のかかった状態で1μm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の異方導電性材料。
- 相対運動し且つ電位差を有する二面と、該二面間に配置された請求項1〜6のいずれか1項に記載の異方導電性材料とを有する機械要素。
- 少なくとも一方がピエゾ素子であり且つ電位差を有する二面と、該二面間に配置された請求項1〜6のいずれか1項に記載の異方導電性材料とを有する素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150480A JP4660277B2 (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 異方導電性材料、機械要素及び素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150480A JP4660277B2 (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 異方導電性材料、機械要素及び素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006331709A true JP2006331709A (ja) | 2006-12-07 |
JP4660277B2 JP4660277B2 (ja) | 2011-03-30 |
Family
ID=37553198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005150480A Expired - Fee Related JP4660277B2 (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 異方導電性材料、機械要素及び素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4660277B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017105874A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | ウシオケミックス株式会社 | 耐熱導電性潤滑剤 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005008860A (ja) * | 2003-05-23 | 2005-01-13 | Kanto Chem Co Inc | 側鎖型導電性高分子 |
JP2006257383A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
JP2006257382A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 機械要素 |
JP2006257384A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
JP2006307201A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
JP2006307202A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
-
2005
- 2005-05-24 JP JP2005150480A patent/JP4660277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005008860A (ja) * | 2003-05-23 | 2005-01-13 | Kanto Chem Co Inc | 側鎖型導電性高分子 |
JP2006257383A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
JP2006257382A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 機械要素 |
JP2006257384A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
JP2006307201A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
JP2006307202A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 潤滑剤組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017105874A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | ウシオケミックス株式会社 | 耐熱導電性潤滑剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4660277B2 (ja) | 2011-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bashandeh et al. | Tribological performance of graphene and PTFE solid lubricants for polymer coatings at elevated temperatures | |
Xiao et al. | Film thickness of ionic liquids under high contact pressures as a function of alkyl chain length | |
Wöhrle et al. | Discotic liquid crystals | |
Xie et al. | Nanoconfined ionic liquids under electric fields | |
Pisula et al. | Relationship between core size, side chain length, and the supramolecular organization of polycyclic aromatic hydrocarbons | |
Sanes et al. | Effect of the addition of room temperature ionic liquid and ZnO nanoparticles on the wear and scratch resistance of epoxy resin | |
Yu et al. | Synthesis of dicationic symmetrical and asymmetrical ionic liquids and their tribological properties as ultrathin films | |
Huang et al. | Highlighting the effect of interfacial interaction on tribological properties of supramolecular gel lubricants | |
JP2006257382A (ja) | 機械要素 | |
Luo et al. | Tribological properties of nanoliquid film under an external electric field | |
Xu et al. | Dipole-controlled self-assembly of 2, 7-Bis (n-alkoxy)-9-fluorenone: odd–even and chain-length effects | |
Terasawa et al. | Strong tendency towards homeotropic alignment in a hexagonal columnar mesophase of fluoroalkylated triphenylenes | |
Wu et al. | Tribological properties of lubricating oil with micro/nano-scale WS2 particles | |
JP2006257383A (ja) | 潤滑剤組成物 | |
Yang et al. | Ultralow friction of 5CB liquid crystal on steel surfaces using a 1, 3-diketone additive | |
Zhang et al. | Tribological behavior of 1-methyl-3-hexadecylimidazolium tetrafluoroborate ionic liquid crystal as a neat lubricant and as an additive of liquid paraffin | |
JP4660277B2 (ja) | 異方導電性材料、機械要素及び素子 | |
Dold et al. | Influence of structural variations on imidazolium‐based ionic liquids | |
Gao et al. | Effect of alkyl chain length on the orientational behavior of liquid crystals nano-film | |
Kawada et al. | Friction control by applying electric potential under lubrication with ionic liquids | |
Xie et al. | Supramolecular Gel Lubricants with Excellent Lubricity and Load‐Carrying Performances Act Synergistically via Two Layers of Tribofilm | |
Zhang et al. | Relationship between viscosity and resistance of oil film: A new way to investigate the controllable friction between charged interfaces lubricated by ionic lubricating oil | |
Zhang et al. | Ordering of the 7CB liquid crystal induced by nanoscale confinement and boundary lubrication | |
Niu et al. | Investigation of the way to enhance the synergistic effect between polyimide and graphene on the tribological performance of polytetrafluoroethylene composites | |
Ge et al. | Microstructure and lubrication properties of lamellar liquid crystal in Brij30/[Bmim] PF 6/H 2 O system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061208 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101228 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |