JP2006331507A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容量ヒューズの温度マージンによる不良を検出可能とする半導体記憶装置の提供。
【解決手段】温度マージンチェック回路は、第1及び第2のテストモード信号の論理和をとる第1の論理回路(111)と、前記容量ヒューズが書き込み又は未書き込み状態であるかを示す信号を入力し、前記第1の論理回路の出力を入力とし制御されるトランスファゲート(113、114)と、フリップフロップ(115、116)と、第1及び第2のテストモード信号の一方と、インバータ(115)出力の反転信号と、ヒューズ判定信号の反転信号とを入力とし否定論理和演算を行う第2の論理回路(119)と、第1及び第2のテストモード信号の他方と、インバータ(115)の出力と、ヒューズ判定信号とを入力とし否定論理和演算を行う第3の論理回路(120)と、前記第2および第3の論理回路の出力を入力し否定論理和演算を行う第4の論理回路(121)を備えている。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、容量ヒューズによる冗長置き換えを行う半導体記憶装置に関する。
近年、パッケージ状態でリダンダンシ置換可能なアンチヒューズが採用されるようになってきている。組み立て後、不良ビットを内部で切り替えるヒューズ技術であり、組み立て後のホールド劣化不良などに用いられ、また、搭載数を増加させると、チップ面積が増大するため、通常は、少数ビットの救済処理に用いられる。このアンチヒューズの材質に容量構造をとるものが容量ヒューズと呼ばれるものである。
図10は、従来の半導体記憶装置(DDR)の典型的な構成を示す図である。半導体記憶装置は、コマンドデコーダ11、コントロールロジック12、モードレジスタ13、クロックジェネレータ14、DLL(Delay Lock Loop;同期遅延ループ)回路15、ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ16、カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ17、ロウデコーダ18、カラムデコーダ21、センスアンプ20、データコントロール22、ロウリダンダンシ23、カラムリダンダンシ24、メモリセルアレイ19、ラッチ回路25、データアウトバッファ26、データインバッファ27、ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29を有している。
アドレス5は、コマンドデコーダ11、モードレジスタ13、ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ16、カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ17に供給されている。
クロックジェネレータ14は、クロック信号CK6、/CK7(CKの相補信号)、クロックイネーブルCKE8を受信して内部クロック信号304を生成し、半導体記憶装置の各部に供給する。
DLL回路15は、クロック信号CK6、/CK7を受信して、同期信号305を生成し、ラッチ回路25、データアウトバッファ26、データインバッファ27に出力している。
コマンドデコーダ11は、チップセレクト信号/CS1、ロウアドレスストローブ信号/RAS2、カラムアドレスストローブ信号/CAS3、ライトイネーブル信号/WE4、及びアドレス5を受信してデコード結果301をコントロールロジック12に出力する。/CS1、/RAS2等、信号名の前の”/”はLowレベルでアクティブの信号であることを表している。
モードレジスタ13は、アドレス5を受信して動作モード設定信号302をコントロールロジック12に出力する。
コントロールロジック12は、コマンドデコーダ11からの出力301とモードレジスタ13の出力302に基づいて、クロックジェネレータ14からの内部クロック信号304に応答して制御信号303を生成する。
制御信号303は、ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ16、カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ17、ロウデコーダ18、センスアンプ20、ラッチ回路25、ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29に供給され、半導体記憶装置内の各部の動作が制御される。
ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29に供給される制御信号303は、図11におけるプリチャージ(PRE)信号312及びヒューズコントロール信号313である。
ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ16からの出力信号306は、ロウデコーダ18、ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29に供給され、カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ17からの出力信号307は、カラムデコーダ21、ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29に供給される。
ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29からの出力信号であるリダンダンシ判定信号311は、ロウデコーダ18、カラムデコーダ21、ロウリダンダンシ23、カラムリダンダンシ24に供給される。
メモリセルアレイ19からのデータは、センスアンプ20、カラムデコーダ21を介し信号308として、データコントロール22に接続される。
データコントロール22からのデータである信号309は、ラッチ回路25に接続される。
ラッチ回路25からのデータは、信号310として、データアウトバッファ26とデータインバッファ27に接続されている。データアウトバッファ26とデータインバッファ27は、データ信号310と接続し、また、DQS9、DM10、信号305を受け、外部I/Oピン28に接続されている。
はじめに、図10に示した従来の半導体記憶装置において、リダンダンシを使用せず、データをリード/ライトする場合について説明しておく。
アドレス5は、ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ16のロウアドレスバッファと、カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ17のカラムアドレスバッファに入力され、おのおの保持されているアドレス306、307に基づいてロウデコーダ18とカラムデコーダ21は、メモリセルアレイ19のアドレスを指定する。ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ16のリフレッシュカウンタはリフレッシュアドレスを生成する。カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ17はバースト長に対応したバーストアドレスを生成する。
リード動作の場合には、メモリセルアレイ19から読み出されたデータは、センスアンプ20でセンスされ、そのセンス情報308はデータコントロール22に入力され、信号309として出力され、信号309がラッチ回路25に入力され、信号310として出力され、信号310はデータアウトバッファ26に入力され、外部I/O28を通してデータとして出力される。
ライト動作の場合には、データインバッファ27に入力される外部I/O28からのデータは、リードの場合とは逆に、ラッチ回路25、データコントロール22を介してセンスアンプ20に供給され、センスアンプ20でセンスされてメモリセルアレイ19のアドレス5により指定されたアドレスに書き込まれる。
次に、図10に示した従来の半導体記憶装置におけるリダンダンシ制御について説明する。リダンダンシ判定信号311が選択されると、そのアドレスに対応したデコーダ回路(ロウ側がロウデコーダ18、カラム側がカラムデコーダ21)のワード線、Yスイッチをストップし、通常のメモリセルアレイ19内のメモリセルへのアクセスを止め、それと同時に、ロウ側がリダンダンシワード線、カラム側がリダンダンシYスイッチを選択し、対応したリダンダンシセル(ロウ側がロウリダンダンシ23、カラム側がカラムリダンダンシ24)にアクセスする。このようにして、不良セルを救済させる仕組みになっている。
次に、図10に示した従来の半導体記憶装置において、リダンダンシ判定信号311を生成させるロウ/カラムリダンダンシデコーダ29の回路動作について、図11を参照して説明する。なお、図11には、ロウ/カラムリダンダンシデコーダが1台しか示されていないが、製品構成に合わせ、複数台配設される。
PRE信号312をLowレベルにすることにより、PチャネルMOSトランジスタ30をオンさせ、リダンダンシ判定信号311をHighレベルにプリチャージする。その後、PRE信号312をHighレベルとし、PチャネルMOSトランジスタ30をオフさせ、インバータ31を介して、信号線314をGNDレベルに固定しておく。
図11において、NチャネルMOSトランジスタ(32、33等)の個数は、リダンダンシ使用の場合に活性化するイネーブルヒューズとリダンダンシ使用のアドレスの数と同数になっている。リダンダンシ使用アドレスと一致した場合のみ、NチャネルMOSトランジスタ32、33等のゲート316、321等がGNDレベルに保持される。このため、リダンダンシ判定信号311は、信号線314のGNDレベルへのパスが絶たれ、その場合においてのみ、Highレベルを保持することになる。
リダンダンシ未使用でイネーブルヒューズが未使用であるか、あるいは、リダンダンシ使用アドレスが一本でも異なると、リダンダンシ判定信号311レベルは、NチャネルMOSトランジスタ32、33等のいずれかを介して、信号線314レベルのGNDレベルに引き落とされる。
図11の容量ヒューズ回路(42、43、44)について、図12、図13を用いて説明する。図12(A)は、図11の容量ヒューズ回路(42、43、44)の構成示す図であり、図12(B)、図12(C)は、図12(A)の容量ヒューズ49の書き込み状態(容量ヒューズコネクト)、未書き込み状態(容量ヒューズ未コネクト)の場合の等価回路を示している。図13は、図12の回路の正常動作時のタイミング波形を示している。容量ヒューズの構造は、メモリセル容量と同構造(サイズは異なっても良い)を備えている。電源1/2VINTSとグランド間に直列に接続され、ゲートに、FPV信号323、FCT信号325の反転信号、FCT信号325をそれぞれ入力するNチャネルMOSトランジスタ46、NチャネルMOSトランジスタ47、NチャネルMOSトランジスタ48と、NチャネルMOSトランジスタ48のドレインノード(節点)327に一端が接続され他端がグランドに接続された容量ヒューズ49と、差動アンプ51と、ラッチ回路53を備え、節点327と差動アンプ51の入力、差動アンプ51の出力とラッチ回路53の入力の間には、ゲートにFTG信号324が入力されオン・オフ制御されるNチャネルMOSトランジスタ50、52が接続されている。図12(A)の容量ヒューズ49をプログラムする場合には、容量の両極に高電界をかけ、高抵抗にて両極をショートさせているか否かとなる。
容量ヒューズがコネクトされている場合には、図12(B)に示すように、高抵抗54の等価回路として表される。引き抜き期間の後のセンス期間において、節点327の電位(GNDレベル)を差動アンプ51を介して受けるラッチ回路53の出力(ヒューズ判定信号315、317、322)はHighレベルとなる(図13の「コネクト時」参照)。なお、特に制限されないが、ラッチ回路53は、入力と出力が相互に接続された2つのインバータで構成され、ラッチ回路データ(図12(B)のLowレベル)を反転した信号(Highレベル)を出力する。
一方、容量ヒューズがコネクトされていない場合(未コネクト時)には、図12(C)に示すように、容量55のままである。なお、回路の構成において、コネクト時の高電界印加の回路は図示されない。この場合、引き抜き期間の後のセンス期間において、節点327の電位(1/2VINTS)を差動アンプ51を介して受けるラッチ回路53の出力(ヒューズ判定信号315、317、322)はLowレベルとなる(図13の「未コネクト時」参照)。
容量ヒューズのコネクト状態を判別するために、容量ヒューズ49の一方の電極をGNDに固定し、他方の電極にある電位をかけ、それがコネクト状態なら引き抜かれ、未コネクト状態ならその電位が残ることで判別を行う。
具体的には、容量ヒューズの一側電極328をGND固定しておき、図11のヒューズコントロール信号313を動作させる。図12(A)のFPV信号323をHighレベルに、FTG信号324とFCT信号325をLowレベルとし、NチャネルMOSトランジスタ46、47をオンさせ、NチャネルMOSトランジスタ48、50、52はオフにしておく。1/2VINTSレベル(メモリセルに通常印加される電圧レベルの半分)が、オン状態のNチャネルMOSトランジスタ46、47を介して、容量ヒューズ49の他側電極327に印加されることになる。この印加期間を「チャージ期間」と呼ぶ。
容量ヒューズ49の電極327が1/2VINTSレベルにチャージされた後、FPV信号323をLowレベルとし、容量ヒューズ49の状態(コネクト又は未コネクト)により、電極327に印加された1/2VINTSレベルがそのまま保持されるか、GNDに引き抜かれるかが決定される。この期間を、「引き抜き期間」と呼ぶ。
十分な引き抜き期間の経過後、FTG信号324をHighレベルとし、トランスファスイッチをなすNチャネルMOSトランジスタ50、52をオンし、容量ヒューズ49の電極レベル327を、差動アンプ51に入力し、差動アンプ51の出力をラッチ回路53に伝えるように制御する。差動アンプ51により、容量ヒューズ49の電極327の微小電位をセンスし、最終的に、ラッチ回路53が、ヒューズコネクト情報をラッチする。この期間を「センス期間」と呼ぶ。
再び図11を参照して、ヒューズ判定信号315、317、322は、それぞれの容量ヒューズ42、43、44のコネクト状態によって、コネクト時には、Highレベル、未コネクト時にはLowレベルとなっている。図11に示されるロウ/カラムリダンダンシデコーダ(図10の29)において、前述のヒューズ判定信号315、317、322と、アドレス情報を比較し、リダンダンシ判定信号311が活性化される。
イネーブルヒューズの論理は、単純に、イネーブルヒューズの判定信号315の情報が用いられている。すなわち、ヒューズ使用のコネクト時に、NチャネルMOSトランジスタ32のゲート316の電位をLowレベルとし、リダンダンシ判定信号311の信号314のレベル(GNDレベル)への引き抜きを停止する。
次に、アドレスヒューズ側の論理としては、単純に、ヒューズ判定信号と、アドレス信号の排他的論理和(Exclusive OR)をとっている。
容量ヒューズ回路43において、アドレスA0にHighがプログラムされており、ヒューズ判定信号317がHighレベルとなっているものとする。この場合、ヒューズ判定信号317をゲートに入力するNチャネルMOSトランジスタ41がオンし、ヒューズ判定信号317を入力とするインバータ39の出力である信号線318がLowレベルであるため、PチャネルMOSトランジスタ35もオン状態となり、トランスファゲート(NチャネルMOSトランジスタ37、PチャネルMOSトランジスタ38よりなるCMOSトランスファゲート)はオフしている。アドレス信号A0がHighレベルのときは、A0T信号306、307はHighレベルとなり、A0T信号をゲートに入力するNチャネルMOSトランジスタ40がオンするため、信号線321は、Lowレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ33がオフとなる。そのため、リダンダンシ判定信号311は、信号314のGNDレベルに引き抜かれない。
次に、容量ヒューズ回路43において、アドレスA0にLowレベルがプログラムされており、ヒューズ判定信号317はLowレベルとなっているものとする。この場合、NチャネルMOSトランジスタ41はオフであり、インバータ39を介して信号線318がHighレベルであるため、PチャネルMOSトランジスタ35はオフ状態であり、トランスファゲート(37、38)はオンしている。
アドレス信号A0がLowレベルのときは、A0T信号306、307はLowレベルとなり、トランスファゲート(37、38)がオンしているため、信号線321は、Lowレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ33がオフとなる。このため、リダンダンシ判定信号311は、信号314のGNDレベルに引き抜かれない。
ヒューズ判定信号317とアドレス信号A0が逆の場合は、それぞれの前述の場合と逆となり、信号線321がHighレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ33がオンし、リダンダンシ判定信号311は、信号314のGNDレベルに引き抜かれる。
このように、
・ヒューズ使用(コネクト)時に、アドレス信号がHighレベルの場合、
・ヒューズ未使用(未コネクト)時に、アドレス信号がLowレベルの場合に、
リダンダンシ判定信号311のGNDレベルへの引き抜きは停止される。
すなわち、容量ヒューズにプログラムされた情報(ヒューズ判定信号の値)と、外部アドレスとが一致する場合のみ、リダンダンシ判定信号311がHighレベルとなる。
以上、図10の半導体記憶装置における、容量ヒューズを用いたリダンダンシ技術について説明した。
次に、テストモードにおいて容量ヒューズの状態変化をチェックする回路について、説明する。これは、図10において、アドレス5、コントロールロジック12からの制御信号303を受け、テストモード信号としてTMODE信号375を入力するものであり、TMODE信号375は、テストモードエントリ回路128より出力される。なお、テストモードとは、評価・選別等にメーカー側が使用するものであり、ユーザーの誤エントリを防ぐため、特殊タイミング及び、その際のアドレスによりエントリするモードである。
図11(図10のロウ/カラムリダンダンシデコーダ29)において、TMODE信号375は、動作マージンチェック回路129、130、131に入力される。動作マージンチェック回路129、130、131から、それぞれTOUT信号(イネーブル)382、TOUT信号(A0)383、TOUT信号(Aj)384が出力される。
TOUT信号382、383、384は、論理和(OR)回路132に入力され、TOUT−OR信号381として出力される。TMODE信号375により、図10のデータアウトバッファ26において、ロウ/カラムリダンダンシデコーダ29から出力されたTOUT−OR信号381が通常のデータと切り替えられてI/Oピン28より出力される。
次に、図16を用いて、図11の動作マージンチェック回路129、130、131の構成について説明する。なお、図11の回路は、ヒューズ判定信号315、317、322にそれぞれ対応して設けられており、TOUT信号382、383、384を出力するが、簡単化のため、1つの回路として示されている。
図16を参照すると、この動作マージンチェック回路は、前回のヒューズ判定信号の値をラッチ回路でラッチしておき、ラッチされた値と、今回のヒューズ判定信号の値と一致するか比較し、ヒューズ情報が異なった場合に、Highレベルを出力するものである。TMODE信号375はPチャネルMOSトランジスタ122のゲートに入力され、TMODE信号375をインバータ124で反転した信号378がNチャネルMOSトランジスタ123のゲートに入力される。トランスファゲート(PチャネルMOSトランジスタ122、NチャネルMOSトランジスタ123)は、ヒューズ判定信号315(317、322)と信号379を接続する。
トランスファゲートからの出力信号379は、インバータ125で反転され信号380として出力され、信号380はインバータ126で反転され、インバータ125の入力(信号379)に接続される。
ヒューズ判定信号315(317、322)と信号380は、排他的否定論理和(EX-NOR)回路127に入力され、TOUT信号382(383、384)が出力されている。
図17を参照して、図16の回路の動作について説明を行う。容量ヒューズ判定トリガ信号329(DLLリセット信号等)により、一連の判定動作が開始され、容量ヒューズのコネクト時に、Highレベル、未コネクト時にLowレベルとなる。
この判定動作を、テストモードエントリをはさんで、2回行うことによって、ヒューズ情報が異なった場合にのみ、TOUT信号382(383、384)をHighレベルにする。
最初のヒューズ判定信号315(317、322)の情報を、TMODE信号375をHighにすることで、トランスファゲート(122、123)をオフさせ、ヒューズ判定信号315(317、322)の反転情報を、信号380にてラッチする。
その後、2回目のヒューズ判定を行い、ヒューズ判定信号315(317、322)の情報と信号380のラッチ情報との排他的否定論理和(EX−NOR)をとる。
このようにすることで、TOUT信号382(383、384)のそれぞれのヒューズ判定信号315(317、322)の情報変化を検知する。
これらのTOUT信号382、383、384の論理和(OR)をとったTOUT−OR信号381が、外部I/Oピン28から読み出される。
なお、特許文献1には、不良メモリセルに代えてスペアメモリセルを使用するアドレスをプログラムしておくヒューズ素子を備え、通常モードにおけるよりもテストモードにおいて厳しい条件でヒューズの切断状態を確認し、テストモードと通常モードにおいて結果が異なる場合、検出回路において外部に異常を連絡する構成の半導体記憶装置が開示されている。すなわち、この従来の半導体記憶装置は、テストモードと通常モードのヒューズの切断状態の一致/不一致を検出する、というものである。
特開平2003−263900号公報
容量ヒューズは、コネクト状態時のマージンが大きい、という問題がある。特に、マージンに関する回路が、インバータ・ディレイ等、温度依存の大きな素子で作成されている場合に、温度バンプにおけるコネクト状態の変化による不具合が起こる可能性がある。現状では、これをコネクト状態変化不具合のモード別に分別して検出することは、非常に困難である。ここで、以下の点が問題になってくる。
コネクトヒューズの高抵抗化、または、未コネクトヒューズの低抵抗化による容量ヒューズ自体の動作マージンの信頼性の問題である。
また、チャージ期間、引き抜き期間、センス期間の温度依存が大きいという問題がある。これは、回路面積の増大を避けるため、単純なインバータによるディレイチェーンにより作成されていることに起因している。
これらの問題によって、図14及び図15に、コネクトラッチミス動作時のタイミングチャートとして示したように、容量ヒューズ判定タイプにおいて、
・チャージ時間が短くなった場合に、チャージ不足、
・引き抜き時間が短くなった場合に、引き抜き不足、
が発生し、期待されたヒューズ情報が逆判定(センス時にヒューズ判定信号のLowレベルをHighレベルと誤判定等)となってしまう可能性がある。
特に、高温ビット不良を置換した場合に、低温側のヒューズ情報が変化している場合が顕著である。
これは、低温側において、ディレイチェーンで回路が構成されているため、チャージ時間・引き抜き時間とも短くなってしまうことが大きな要因である。図14、図15のコネクトラッチミスが起きてしまう。
温度バンプによる市場不良すなわち、容量ヒューズの温度マージンによる判定不良が、信頼性を保障する上で大きな問題となってくる。
従来の回路においても、ヒューズの動作マージン状態変化を検出することは可能であったが、容量ヒューズの動作マージン状態変化の2つのモードであるチャージ不足・引き抜き不足のいずれによる不良であるのかを検出することは不可能であった。
本発明の主たる目的は、容量ヒューズの温度マージンによる判定不良をチャージ時間不足による不良なのか、引き抜き時間不足による不良なのかを、テストモードによって、置換アドレスの外部記憶なしに、容易に検出可能とする半導体記憶装置を提供することにある。
本願で開示される発明は、概略以下の構成とされる。
本発明は、容量ヒューズの動作マージンをチェックするチェック回路を備え、前記チェック回路が、前記容量ヒューズの動作マージンによる判定不良について、前記容量ヒューズのチャージ時間の不足による不良であるのか、前記容量ヒューズの電荷引き抜き時間の不足による不良なのかを、テストモードの設定に基づき、検出する回路を備えている。
本発明の1つのアスペクトに係る半導体記憶装置は、容量ヒューズの一端を第1の時間チャージしたのち前記一端を第2の時間引き抜き前記一端の電位の変化の有無を検出し前記容量ヒューズが書き込み又は未書き込み状態であるかを読み出すヒューズ読み出し回路と、第1のテスト条件での前記ヒューズ読み出し回路による前記容量ヒューズの読み出し結果を記憶する回路と、前記第1のテスト条件での読み出し後、第2のテスト条件での前記ヒューズ読み出し回路による前記容量ヒューズの読み出し結果と、前記第1のテスト条件での読み出し結果の記憶内容との一致/不一致を検出する回路と、不一致が検出された場合、入力される制御信号にしたがって、前記第1の時間が短くなった場合のチャージ不足と前記第2の時間が短くなった場合の引き抜き不足のいずれによるものであるか判別する回路と、を含む。
本発明の別のアスペクトに係る半導体記憶装置は、容量ヒューズの一端を第1の時間チャージしたのち前記一端を第2の時間引き抜き前記一端の電位の変化の有無を検出し前記容量ヒューズが書き込み又は未書き込み状態であるかを読み出すヒューズ読み出し回路と、第1及び第2のテストモード信号を入力して論理和をとる第1の論理回路と、前記ヒューズ判定信号を入力し前記第1の論理回路の出力信号に基づき、オン・オフ制御されるトランスファゲートと、出力と入力が相互に接続される第1及び第2のインバータとを含み、前記第1のインバータが前記トランスファゲートの出力を入力とするラッチ回路と、前記第1及び第2のテストモード信号の一方と、前記第1のインバータの出力の反転信号と、前記ヒューズ判定信号の反転信号とを入力し、入力した信号の否定論理和演算を行う第2の論理回路と、前記第1及び第2のテストモード信号の他方と、前記第1のインバータの出力と、前記ヒューズ判定信号とを入力し、入力した信号の否定論理和演算を行う第3の論理回路と、前記第2の論理回路の出力と前記第3の論理回路の出力とを入力し、入力した信号の否定論理和演算を行う第4の論理回路と、を備えている。
本発明によれば、容量ヒューズの温度バンプ等での市場不良、すなわち、容量ヒューズの温度マージンによる判定不良をチャージ時間不足による不良なのか、引き抜き時間不足による不良なのかを、テストモードによって、置換アドレスの外部記憶なしに、容易に、分別し検出することができる。
本発明についてさらに詳細に説述すべく、添付図面を参照して以下に説明する。本実施例においては、本発明は、容量ヒューズ回路と、容量ヒューズ回路から容量ヒューズが書き込み状態であるか未書き込み状態であるかを示すヒューズ判定信号と、テストモード信号を入力し、1回目の容量ヒューズ判定時における前記ヒューズ判定信号の値と、2回目の容量ヒューズ判定時における前記ヒューズ判定信号の値の組合わせに基づき、判定不良が、前記容量ヒューズのチャージ時間の不足による不良であるのか、前記容量ヒューズの引き抜き時間の不足による不良であるのかを、前記テストモード信号の設定に基づき、検出する。本発明によれば、前記テストモード信号が第1、第2のテストモード信号を備え、前記第1及び第2のテストモード信号が非活性状態で、1回目の容量ヒューズ判定を行い、前記1回目の容量ヒューズ判定結果を保持し、つぎに、前記第1のテストモード信号を活性状態として、2回目の容量ヒューズ判定を行い、その間も、前記第2のテストモード信号は非活性状態に保たれ、前記1回目の容量ヒューズ判定結果の保持内容と、前記2回目の容量ヒューズ判定結果の値から、容量ヒューズのチャージ時間の不足による不良であるかを検出する。あるいは、前記第1及び第2のテストモード信号が非活性状態で、1回目の容量ヒューズ判定を行い、前記1回目の容量ヒューズ判定結果を保持し、つぎに、前記第2のテストモード信号を活性状態として、2回目の容量ヒューズ判定を行い、その間も、前記第1のテストモード信号は非活性状態に保たれ、前記1回目の容量ヒューズ判定結果の保持内容と前記2回目の容量ヒューズ判定結果の値から、前記容量ヒューズの引き抜き時間の不足による不良であるかを検出する。前記1回目、前記2回目の判定を、入力される容量ヒューズ判定トリガ信号に応答して行われる。以下実施例に即して説明する。
本発明に係る半導体記憶装置は、前述したロウカラムリダンダンシデコーダの動作マージンチェック回路において、最初のヒューズ情報と2回目のヒューズ情報が異なった場合に、これを分別して出力するテストモード信号、及び、テストモード回路が追加したものであり、本実施例では、これを「温度マージンチェック回路」と呼ぶ(ただし、動作マージンチェック回路と呼んでもよい)。以下では、本発明の第1の実施例において、図10等に示した従来の回路構成と同一の要素の説明は重複を回避するため適宜省略し、主に、本実施例において新たに追加された構成について、図1、図2、図3を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例の半導体記憶装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施例は、図10の構成とは、テストモードエントリ回路71が相違している。テストモードエントリ回路71は、アドレス60、コントロールロジック67からの制御信号332を受け、TMODE−FL信号341、TMODE−CG信号342の2つのテストモード信号を出力する。
なお、本実施例においても、テストモードとは、前述したように、評価・選別等にメーカー側が使用するもので、ユーザーの誤エントリを防ぐため、特殊タイミング及び、その際のアドレスによりエントリするモードである。
図2は、図1のロウ/カラムリダンダンシデコーダ85の構成を示す図である。図2において、TMODE−FL信号341と、TMODE−CG信号342と、ヒューズ判定信号344の信号群が、温度マージンチェック回路87、88、89に入力される。温度マージンチェック回路87、88、89から、それぞれTOUT信号(イネーブル)345、TOUT信号(A0)346、…、TOUT信号(Aj)347(ただし、jは1以上の所定の整数)が出力される。TOUT信号345、346、347はOR回路90に入力され、TOUT−OR信号343として出力される。なお、図2では、1台の構成が示されているが、製品構成に合わせ、図2の構成が複数台設けられている。
図1において、前述のTMODE−FL信号341、TMODE−CG信号342により、データアウトバッファ82にて、ロウ/カラムリダンダンシデコーダ85から出力されたTOUT−OR信号343が通常のデータと切り替えられて、I/Oピン84より出力される。
次に、図3を用いて、図2の温度マージンチェック回路87、88、89の構成について説明する。
TMODE−CG信号342は、インバータ92に入力され反転され信号348として出力される。TMODE−CG信号342は、PチャネルMOSトランジスタ93、NチャネルMOSトランジスタ96のゲートに入力され、信号348は、NチャネルMOSトランジスタ94、PチャネルMOSトランジスタ95のゲートに入力される。
ヒューズ判定信号344は、TMODE−CG信号342がLowレベル、Highレベルのとき、それぞれ、オン、オフされるトランスファゲート(93、94)を介して信号350に接続される。また、ヒューズ判定信号344はインバータ91に入力されて反転され信号349として出力され、信号349は、TMODE−CG信号342がHighレベル、Lowレベルのとき、それぞれオン、オフされるトランスファゲート(95、96)を介して信号350に接続される。
TMODE−FL信号341とTMODE−CG信号342は否定論理和(NOR)回路97に入力され、NOR回路97は信号351を出力する。NOR回路97の出力信号351は、3段のインバータ98、99、100を介して、信号354として出力され、信号350と信号354が2入力の否定論理積(NAND)回路101に入力される。NAND回路101から出力される信号355はインバータ102で反転され、インバータ102の出力信号356は、NチャネルMOSトランジスタ103のゲートに入力される。NチャネルMOSトランジスタ103のドレインとソースは、それぞれ信号357、GNDレベルに接続されている。
信号350は、PチャネルMOSトランジスタ106、NチャネルMOSトランジスタ108のゲートに入力され、信号357は、PチャネルMOSトランジスタ107のゲートに入力される。PチャネルMOSトランジスタ106のソースは、VCC(内部電源電圧)に接続され、ドレインは信号359に接続されている。
PチャネルMOSトランジスタ107のソースとドレインは、それぞれ信号359、TOUT信号345に接続されている。
NチャネルMOSトランジスタ108のドレインとソースは、それぞれTOUT信号345、GNDレベルとなっている。
信号357とPONA信号361はNOR回路104に入力され、NOR回路104は信号358を出力する。信号358は、インバータ105で反転され、信号357に接続される。
TOUT信号345はインバータ110に入力され、その出力信号360は、PONA信号361と、NOR回路109に入力され、NOR回路109の出力は、TOUT信号345に接続される。
本実施例の温度マージンチェック回路においては、ヒューズ判定信号344を用い、その最初のヒューズ情報と、2回目のヒューズ情報が異なった場合にのみ、それを分別し、出力するテストモード信号、及び、テストモード回路が、図16の動作マージンチェック回路の構成に追加されている。
PONA信号361は、パワーオン時に1ショットパルス(Highレベル)となる信号であり、内部の信号357をHighレベルに、TOUT信号345をLowレベルに初期化する。
ヒューズ判定信号344は、容量ヒューズ回路86(図2)から出力され、図11、図16を参照して説明したヒューズ判定信号315等と同一であり、容量ヒューズコネクト時にHighレベル、容量ヒューズ未コネクト時にLowレベルとなる。
容量ヒューズ判定トリガ信号362(DLLリセット信号等)により、一連の判定動作が開始される。ヒューズ判定信号344は、容量ヒューズコネクト時にHighレベル、容量ヒューズ未コネクト時にLowレベルをとる。
本実施例では、この判定動作を、テストモードエントリを間にはさんで2回行うことによって、ヒューズ情報が異なった場合に、TOUT信号345をHighレベルにする。
まず、TMODE−FL信号341の容量ヒューズの引き抜き不足による不良検知動作について説明する。
図15に示されるように、引き抜き不足は、引き抜き時間不足、コネクトヒューズが高抵抗になった場合に起こるモードである。この場合、ヒューズ判定信号が、本来High判定であるものが、Lowと誤判定されてしまう。
そこで、本実施例において、このテストモード(容量ヒューズの引き抜き不足による不良検知)は、ヒューズ判定信号が、1回目の判定でHighレベル、2回目の判定でLowレベルを検出するテストモードとなる。
ヒューズ判定信号344がHighレベルからLowレベルとなる場合の動作の概略を、図3と、図4及び図5のタイミング図のうちの図5(B)を参照して説明する。なお、図4及び図5は、単に図面作成の都合で分図されたものである。
TMODE−CG信号342はLow固定、TMODE−FL信号341をLowレベル(1回目の判定)からHighレベルとする(2回目の判定)。
初期状態としてPONA信号361はパワーオン時、ワンショットのHighレベルの信号が入力され、節点357はHigh、TOUT信号345はLowレベルとし、ヒューズ判定信号344はLowレベルであるものとする。
図3において、最初、ヒューズ判定信号344はLowレベル、TMODE−CG信号342はLowレベルで、トランスファゲート(93、94)がオン状態であるため、信号350は、Lowレベルとなっている。その後、ヒューズ判定信号344はHighレベルとなり、トランスファゲート(93、94)がオン状態であるため、信号350がHighレベルとなる。
次に、テストモードエントリによって、TMODE−FL信号341がLowレベルからHighレベルとなり、NOR回路97の出力はLowレベルとなり、信号354がHighレベル、NAND回路101の出力355がLowレベルとなり、信号356がHighレベルとなるため、NチャネルMOSトランジスタ103がオンし、信号357はLowレベルに引き抜かれ、PチャネルMOSトランジスタ107がオンとなる。
次に、ヒューズ判定信号344がLowレベルになり、トランスファゲート(93、94)がオン状態であるため、信号350がLowレベルとなり、PチャネルMOSトランジスタ106がオンし、TOUT信号345はHighレベルとなる(図5(B)参照)。
その他の組み合わせの場合(図4(A)、図4(B)、図5(A))は、TOUT信号345はLowレベルのままである。
次に、TMODE−CG信号342の容量ヒューズのチャージ不足による不良検知動作について説明する。図14に示されるように、チャージ不足は、チャージ時間不足、未コネクトヒューズが低抵抗になった場合に起こるモードである。
ヒューズ判定信号344が、本来Low判定であるものが、Highに誤判定されてしまう。そのため、このテストモードは、1回目の判定としてLow、2回目の判定としてHighを検出するテストモードとなる。
ヒューズ判定信号344がLowレベルからHighレベルとなる場合の動作の概略について、図6及び図7のタイミング図のうちの図6(B)を参照して以下に説明する。なお、図6及び図7は単に図面作成の都合で分図されたものである。
TMODE−FL信号341はLow固定、TMODE−CG信号342をLowレベル(1回目の判定)からHighレベルとする(2回目の判定)。
図3において、TMODE−CG信号342、TMODE−FL信号341がLowレベルであるため、NOR回路97、インバータ98〜100を介した信号354はLowレベルとなり、NAND回路101、インバータ102を介した信号356は、Lowレベルとなっている。
また、TMODE−CG信号342がLowレベルであるため、トランスファゲート(93、94)がオンし、ヒューズ判定信号344のLowレベルに接続され、信号350はLowレベルとなっている。
次に、TMODE−CG信号342がHighレベルになると、トランスファゲート(93、94)はオフし、トランスファゲート(95、96)がオンする。そのため、ヒューズ判定信号344をインバータ91で反転した信号349に信号350が接続され、信号350はHighレベルとなる。
また、TMODE−CG信号342のHighレベルを受けるNOR回路97はLowレベルを出力し、信号354がHighレベルになるため、信号350と信号354を入力とするNAND回路101の出力はLowレベルとなり、これをインバータ102で反転した信号356はHighレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ103がオンし、信号357がGNDに引き抜かれる。そのため、PチャネルMOSトランジスタ107はオンする。
次に、ヒューズ判定信号344がHighレベルになると、信号350がLowレベルになり、PチャネルMOSトランジスタ106がオンする。そのため、TOUT信号345はHighレベルとなる(図6(B)参照)。このとき、信号356はLowレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ103はオフとなるが、信号357はLowレベルを保持している。
その他の組み合わせの場合(図6(A)、図7(A)、図7(B))は、TOUT信号345はLowレベルのままである。
図8(A)は、本実施例におけるテストシーケンスを説明する図である。図8(B)は、TBT(テスターバーンイン)装置のテストシーケンスである。
図8(A)に示すように、高温でのホールド不良等を容量ヒューズにより置換を行う(ステップS1)。
その後、上記した本実施例の回路による温度マージンチェックを行う(ステップS2)。例えば図8(B)に示すように、高温状態(約85℃)にてパワーオンし、最初の容量ヒューズ判定トリガ信号362(DLLリセット信号等)を活性化させ、ヒューズ判定信号344(図3参照)の状態をセットする。テストモードエントリにより、TMODE−FL信号341またはTMODE−CG信号342をHighレベルにする。
その後、温度を下降させる(85℃→30℃)。
そして、2回目の容量ヒューズ判定トリガ信号362(DLLリセット信号等)を活性化させ、ヒューズ判定信号344の状態により、TOUT信号345が決定される。
TOUT信号345をセットでまとめあげたTOUT−OR信号343(複数のTOUT信号のOR出力、図2参照)を、データアウトバッファ82(図1参照)を介して外部I/Oピン84より、最後に、一度、リードアウト判定を行う。
容量ヒューズの温度バンプ等での市場不良すなわち、容量ヒューズの温度マージンによる判定不良をチャージ時間不足による不良なのか、引き抜き時間不足による不良なのかを、テストモードによって、置換アドレスの外部記憶なし(置換したアドレスを別途外部に記憶することなく)に容易に分別し検出することが可能になる。
図9(A)は、本発明の第2の実施例の温度マージンチェック回路(図2の87、88、89)の構成を示す図である。図9(B)は、動作を示す真理値表である。本実施例において、TMODE−FL信号363、TMODE−CG信号364を入力して否定論理和をとるNOR回路111と、NOR回路111の出力を反転するインバータ112と、インバータ112の出力とNOR回路111の出力とをそれぞれゲートに入力するPチャネルMOSトランジスタ113とNチャネルMOSトランジスタ114からなるトランスファゲートと、トランスファゲート(113、114)の出力を入力とし、出力と入力が相互に接続されたインバータ115、116よりなるフリップフロップとを備え、トランスファゲート(113、114)とフリップフロップ(115、116)は、ヒューズ判定信号365の1回目の値(TMODE−FL信号363、TMODE−CG信号364がともにLowレベルのときのヒューズ判定信号365の値)をラッチするラッチ回路を構成している。さらに、インバータ115の出力を受け反転するインバータ117と、ヒューズ判定信号365を受け反転するインバータ118と、テストモード信号TMODE−FL信号363とインバータ117とインバータ118の出力を受ける3入力NOR回路119と、TMODE−CG信号364とインバータ115の出力とヒューズ判定信号365を受ける3入力NOR回路120と、3入力NOR回路119の出力と3入力NOR回路120の出力を受ける2入力NOR回路121を備え、2入力NOR回路121からTOUT信号366が出力される。TOUT信号366は、図2のOR回路90に入力される。
図9に示した第2の実施例では、容量ヒューズの不具合であり得ない組み合わせ(図4(A)、(B)、図5(A)等)を除外しておくことで、回路構成を簡易化したものである。実際にあり得る組み合わせは、TMODE−FL信号363においては、判定1回目High、2回目Lowのみである。TMODE−CG信号364においては、判定1回目Low、2回目Highのみである。それ以外の組み合わせは、実際、あり得ないため、その組み合わせの場合のみ、TOUT信号366がHighレベルとなる構成となっている。
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施例の半導体記憶装置の全体構成を示す図である。 本発明の一実施例におけるロウカラムリダンダンシデコーダの構成を示す図である。 本発明の一実施例における温度マージンチェック回路の構成を示す図である。 本発明の一実施例における温度マージンチェック回路の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の一実施例のテストシーケンスを示す図である。 (A)は、本発明の別の実施例の構成を示す図であり、(B)はその動作を示す図である。 従来の半導体記憶装置の全体構成を示す図である。 図10のロウカラムリダンダンシデコーダの構成を示す図である。 (A)は図11の容量ヒューズ回路の構成を示す図であり、(B)は、容量ヒューズコネクト時、(C)は容量ヒューズ未コネクト時の状態を示す図である。 図12の容量ヒューズ回路の動作(正常動作)を示すタイミング図である。 図12の容量ヒューズ回路における短チャージ期間によるチャージ不足を説明するための波形図である。 図12の容量ヒューズ回路における短引き抜き期間による引き抜き不足を説明するための波形図である。 図11の動作マージンチェック回路の構成を示す図である。 図16の動作マージンチェック回路の動作を示すタイミング図である。
符号の説明
1、56 /CS
2、57 /RAS
3、58 /CAS
4、59 /WE
5、60 アドレス
6、61 CK
7、62 /CK
8、63 CKE
9、64 DQS
10、65 DM
11、66 コマンドデコーダ
12、67 コントロールロジック回路
13 モードレジスタ
14 クロックジェネレータ
15、70 DLL回路
71、128 テストモードエントリ回路
16、72 ロウアドレスバッファ&リフレッシュカウンタ
17、73 カラムアドレスバッファ&バーストカウンタ
18、74 ロウデコーダ
19、75 メモリセルアレイ
20、76 センスアンプ
21、77 カラムデコーダ
22、78 データコントロール
23、79 ロウリダンダンシ
24、80 カラムリダンダンシ
25、81 ラッチ回路
26、82 データアウトバッファ
27、83 データインバッファ
28、84 I/O
29 ロウ/カラムリダンダンシデコーダ
30、35、36 PチャネルMOSトランジスタ
31、39 インバータ
32、33、37、40、41 NチャネルMOSトランジスタ
42、43、44、86 容量ヒューズ回路
45 インバータ
46、47、48、50、52 NチャネルMOSトランジスタ
49 容量ヒューズ
51 差動アンプ
53 ラッチ回路
54 高抵抗
55 容量
87、88、89、129、130、131 温度マージンチェック回路
85 ロウ/カラムリダンダンシデコーダ
90 OR回路
97、104、109、111、119、120、121、127 NOR回路
91、92、98、99、100、102、105、110、112、115、116、117、118、124〜126 インバータ
93、95、106、107、113、122 PチャネルMOSトランジスタ
94、96、103、108、114、123 NチャネルMOSトランジスタ
101 NAND回路
129〜131 動作マージンチェック回路
132 OR回路
301〜310 信号
311、340 リンダンダンシ判定信号
312 PRE信号
313 ヒューズコントロール信号
314、318 信号
315、317、322 ヒューズ判定信号
316、321 ゲート(信号線)
323 FPV信号
324 FTG信号
325 FCT信号
327 ドレインノード(節点、電極)
328 電極
329、362容量ヒューズ判定トリガ信号
332 制御信号
333〜339 信号
341、363 TMODE−FL信号
342、364 TMODE−CG信号
344、365 ヒューズ判定信号
345、366、382 TOUT信号(イネーブル)
346、383 TOUT信号(A0)
347、384 TOUT信号(Aj)
348〜360、368〜374、378〜380 信号
361 PONA PONA信号
375 TMODE信号

Claims (11)

  1. 容量ヒューズの動作マージンをチェックするチェック回路を備えた半導体装置であって、
    前記チェック回路が、前記容量ヒューズが書き込み又は未書き込み状態であるかを示す信号を入力し、前記容量ヒューズの動作マージンによる判定不良について、前記容量ヒューズのチャージ不足による不良であるのか、あるいは前記容量ヒューズの引き抜き不足による不良であるのかを、テストモード信号の設定に基づき、判別する回路を備えている、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 容量ヒューズの一端を第1の時間チャージしたのち前記一端を第2の時間引き抜き前記一端の電位の変化の有無を検出し前記容量ヒューズが書き込み又は未書き込み状態であるかを読み出すヒューズ読み出し回路と、
    第1のテスト条件での前記ヒューズ読み出し回路による前記容量ヒューズの読み出し結果を記憶する回路と、
    前記第1のテスト条件での読み出し後、第2のテスト条件での前記ヒューズ読み出し回路による前記容量ヒューズの読み出し結果と、前記第1のテスト条件での読み出し結果の記憶内容との一致/不一致を検出する回路と、
    不一致が検出された場合、入力される制御信号にしたがって、前記第1の時間が短くなった場合のチャージ不足と前記第2の時間が短くなった場合の引き抜き不足のいずれによるものであるか判別する回路と、
    を含む、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 容量ヒューズの一端を第1の時間チャージしたのち前記一端を第2の時間引き抜き前記一端の電位の変化の有無を検出し前記容量ヒューズが書き込み又は未書き込み状態であるかを読み出すヒューズ読み出し回路と、
    第1及び第2のテストモード信号を入力して論理和をとる第1の論理回路と、
    前記ヒューズ判定信号を入力し前記第1の論理回路の出力信号に基づき、オン・オフ制御されるトランスファゲートと、出力と入力が相互に接続される第1及び第2のインバータとを含み、前記第1のインバータが前記トランスファゲートの出力を入力とするラッチ回路と、
    前記第1及び第2のテストモード信号の一方と、前記第1のインバータの出力の反転信号と、前記ヒューズ判定信号の反転信号とを入力し、入力した信号の否定論理和演算を行う第2の論理回路と、
    前記第1及び第2のテストモード信号の他方と、前記第1のインバータの出力と、前記ヒューズ判定信号とを入力し、入力した信号の否定論理和演算を行う第3の論理回路と、
    前記第2の論理回路の出力と前記第3の論理回路の出力とを入力し、入力した信号の否定論理和演算を行う第4の論理回路と、
    を備えている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記第4の論理回路の出力を前記テストモード信号にて、データアウト回路からの出力に切り替えを行うことを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 容量ヒューズを備え、前記容量ヒューズが書き込み状態であるか未書き込み状態であるかを示すヒューズ判定信号を出力する容量ヒューズ回路と、
    テストモード信号と、前記容量ヒューズ回路からの前記ヒューズ判定信号とを受け、1回目の容量ヒューズ判定時における前記ヒューズ判定信号の値と、2回目の容量ヒューズ判定時における前記ヒューズ判定信号の値の組合わせから、判定不良が検出された場合、前記容量ヒューズのチャージ不足による不良であるのか、前記容量ヒューズの引き抜き不足による不良であるのかを、前記テストモード信号の値に基づき判定する回路を備えている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 1回目と2回目の判定の間にテストモードエントリを挟む、ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 前記テストモード信号が第1、第2のテストモード信号を備え、
    前記第1及び第2のテストモード信号がともに非活性の状態で、1回目の容量ヒューズ判定を行い、前記1回目の容量ヒューズ判定結果をラッチ回路で保持し、
    つぎに、前記第1のテストモード信号を活性状態として、2回目の容量ヒューズ判定を行い、その間も、前記第2のテストモード信号は非活性状態に保たれ、
    前記1回目の容量ヒューズ判定結果の保持内容と、前記2回目の容量ヒューズ判定結果の値から、前記容量ヒューズのチャージ不足による不良であるかを検出する、ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  8. 前記テストモード信号が第1、第2のテストモード信号を備え、
    前記第1及び第2のテストモード信号が非活性の状態で、1回目の容量ヒューズ判定を行い、前記1回目の容量ヒューズ判定結果をラッチ回路で保持し、
    つぎに、前記第2のテストモード信号を活性状態として、2回目の容量ヒューズ判定を行い、その間も、前記第1のテストモード信号は非活性状態に保たれ、
    前記1回目の容量ヒューズ判定結果の保持内容と前記2回目の容量ヒューズ判定結果の値から、前記容量ヒューズの引き抜き不足による不良であるかを検出する、ことを特徴とする請求項5又は7記載の半導体記憶装置。
  9. 前記チェック回路は、前記1回目、前記2回目の判定を、入力される容量ヒューズ判定トリガ信号に応答して行われる、ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  10. 前記1回目の判定は高温環境下、高温から常温に戻して前記2回目の判定が行われる、ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  11. 前記容量ヒューズ回路には、リダンダンシセルへの置き換えを行うアドレスがプログラムされる、ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
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