JP2006329553A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドア閉じ装置とその動作を制御する制御装置を備えた冷蔵庫において、扉スイッチが故障した時には閉信号が制御手段へ入力されずドア閉じ装置がドアを閉じようと引き込んだままになる。
【解決手段】モータ12の回転を直線動作へ変換し進出と後退を行うスライド部材28により、箱体に密着するマグネットを備えたドア34を閉鎖するドア閉じ装置201と、ドア34の開度を検知する手段と、ドア閉じ装置201の動作を制御する制御装置205とを備えた冷蔵庫31において、制御装置205は、モータ12を逆転させてドア34を閉める際、規定時間を過ぎてもドア34が所定の角度にならない場合、モータ12を正転させてスライド部材28をドア引き込み動作前の待機位置になるまで戻す。
【選択図】図1
【解決手段】モータ12の回転を直線動作へ変換し進出と後退を行うスライド部材28により、箱体に密着するマグネットを備えたドア34を閉鎖するドア閉じ装置201と、ドア34の開度を検知する手段と、ドア閉じ装置201の動作を制御する制御装置205とを備えた冷蔵庫31において、制御装置205は、モータ12を逆転させてドア34を閉める際、規定時間を過ぎてもドア34が所定の角度にならない場合、モータ12を正転させてスライド部材28をドア引き込み動作前の待機位置になるまで戻す。
【選択図】図1
Description
本発明は、ドア閉じ装置と、このドア閉じ装置の動作を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫に関するものである。
従来、冷蔵庫のドア閉鎖装置としては、例えば特許文献1のような制御仕様のものがある。
図8は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の斜視図であり、図9はその構成を説明するブロック図、図10は動作を説明するフローチャートである。
図8において、自動ドア締め冷蔵庫31は、上縁に取りつけた扉開ボタン106と、上縁に取りつけた扉閉ボタン105と、上縁に取りつけ人体が近傍に存在しているかどうかを検出する近接センサ103と、扉が完全に閉になったことを検出するドアセンサ102と、ドアセンサ102がドア開信号を出力し近接センサ103が人体感知信号を出力しない場合一定時間後に自動的にドアの閉動作を行なう自動ドア104とを含んで構成される。
以下、従来の冷蔵庫ドア閉じ装置についてその動作を説明する。
図9,図10において、冷蔵庫31の中に保冷物品を収容したい場合、扉開ボタン106を押すと、ドア34のモータが動作して冷蔵庫のドアが全開する。保冷物品収容後に扉閉ボタン105を押すと、自動ドア104のモータが動作して冷蔵庫のドアが全閉する。自動ドア104が閉じていることをドアセンサ102が確認した場合は、自動ドアタイマ205をオフにして動作を終了し、ドア34が開いていることをドアセンサ102が検出した場合は、自動ドアタイマ205をオンにして動作開始させる(S301,314)。自動ドアタイマ205がオンになってからタイムアウトした後、近接センサ103は冷蔵庫201の付近に人体が存在するか否かを検出し(S303)、人体が存在しない場合はブザー206を鳴らしながらドア34の閉動作を開始する(S306,307)。保冷物品の容積が冷蔵庫201の内部容積よりも大きくなる等の原因で、完全にドア閉状態にできない半ドア状態になっている場合は、ドア34の閉動作を中止して、ブザー206を鳴らし続けて注意を喚起する(S308,310)。
ドアを閉鎖する具体的方法を説明する。図11は従来のドア閉じ装置の外形を示す斜視図で、図12は従来のドア閉じ装置の内部構造を示す斜視図である。図13の(a)〜(f)は同冷蔵庫におけるドア全閉までのドア周辺を示す要部平面図であり、(a)は同実施の形態の冷蔵庫におけるドア全閉から15°手前のドア周辺を示す要部平面図、(b)はドア全閉から10°手前のドア周辺を示す要部平面図、(c)はドア全閉から5°手前のドア周辺を示す要部平面図、(d)はスライド部材が受動部を押すときのドア周辺を示す要部平面図、(e)はドアが全閉した状態を示すドア周辺を示す要部平面図、(f)はスライド部材が待機位置へ復帰したときのドア周辺を示す要部平面図である。図11、図12、図13(a)〜(f)において、11は歯車機構であり、モータ12を駆動源とする。13は3つの2段歯車を同じ回転軸上に配置した第1歯車群であり、その2段歯車14、15、16はピッチ円直径の小さい小歯車14a、15a、16aとピッチ円直径の大きい大歯車14b、15b、16bから成り、大歯車14b、15b、16bをモータ12側に向けて並んでいる。
17は第1歯車群13に隣接して3つの2段歯車を同じ回転軸上に配置した第2歯車群であり、その2段歯車18、19、20はピッチ円直径の小さい小歯車18a、19a、20aとピッチ円直径の大きい大歯車18b、19b、20bから成り、大歯車18b、19b、20bをモータ12側に向けて並んでいる。
第1歯車群13の2段歯車14、15、16と、第2歯車群17の2段歯車18、19、20は全て同一歯車である。
21は第1歯車群13の2段歯車14、15、16の回転軸となる第1車軸であり、一端は2段歯車16の小歯車16aの端面から突出しているが、他端は2段歯車14の貫通穴の途中までしか入っていない。なぜなら、2段歯車14の大歯車14bの端面からはモータ12の出力軸12aが圧入されるからである。
22は第2歯車群17の2段歯車18、19、20の回転軸となる第2車軸であり、一端は2段歯車18の大歯車18bの端面から突出し、他端は2段歯車20の小歯車20aの端面から突出している。
23はモータ12、第1歯車群13、第2歯車群17を収納するケースであり、下ケース24と上ケース25から成り、下ケース24と上ケース25には互いに引っ掛かり合う爪24aとフック25aが設けられており、これによって下ケース24と上ケース25が締結される。
下ケース24の内部にはモータ12を保持するモータ保持壁24bと、モータ12の出力軸12aを支持する凹溝状の軸受24cと、第1車軸21を支持する凹溝状の軸受24dと、第2車軸22を支持する凹溝状の軸受24eが設けられている。
上ケース25には、下ケース24の各軸受に対応して、モータ12を押さえる押し部25b(図示せず)と、軸受24cの開口側を閉じる閉塞部25c(図示せず)と、軸受24dの開口側を閉じる閉塞部25d(図示せず)と、軸受24eの開口側を閉じる閉塞部25e(図示せず)を設けている。
26は歯車の回転を直進運動に変換するスライド機構であり、出力歯車27とスライド部材28から成る。
出力歯車27は第2歯車群の2段ギア20の大歯車20bとかみ合うように隣接して設けられ、中心を貫通する雌ネジが形成されている。
スライド部材28は出力歯車27の雌ネジと螺合する雄ネジ28aが、ほぼ全長にわたって形成されている。また、スライド部材28の一端は雄ネジ28aの外径よりも大きい径の円板状の作用部28bが一体に成形されており、他端は直方体形状のガイド28cが連結されている。
スライド部材28は、ケース23の下ケース24に予め設けられた2つの凹溝状の軸受29に保持され、作用部28bが下ケース24の外側になるように配置されている。
また、ガイド28cは下ケース24のモータ12を保持する保持壁24bの一側面に接触し摺動する。
上ケース25には、下ケース24の軸受29の開口側を閉塞する閉塞部25fを設けている(図11)。
したがって、歯車機構11とスライド機構26とによってドア閉じ装置30が構成されているのである。
図8において、31はドア閉じ装置30を備えた冷蔵庫であり、冷蔵庫31は食品等を収納する貯蔵室32と、貯蔵室32を断熱する断熱壁33と、貯蔵室32に対してヒンジ31aによって取付けられた回転式のドア34から成り、ドア閉じ装置30は貯蔵室32の断熱壁33上面に配置されている。
ドア34には、ドア閉じ装置30とスライド部材28の作用部28bとの間に位置するように受動板34aが設けられ、受動板34aはドア34がヒンジ31aの軸を中心に回転した時に軌道Aに沿って移動する(図13)。
スライド部材28の作用部28bは、待機時は受動板34aの軌道Aと作用部28bの軌道Bが交差する干渉領域から外れた位置に有り、ドアを開けても受動板34aと作用部28bがぶつかることはない。
図13において、35は貯蔵室32の開口面32aとドア34をマグネットによって密着させるシール部材であり、ドア34の貯蔵室32と対面する側に設けられている。
以下、従来の冷蔵庫ドア閉じ装置についてその動作を説明する。
モータ12が駆動し出力軸12aが回転すると、出力軸12aが圧入されている第1歯車群13の2段歯車14が回転し、小歯車14aから第2歯車群17の2段歯車18の大歯車18bへ回転が伝達され、小歯車18aが回転する。2段歯車18の小歯車18aの回転は、第1歯車群13の2段歯車15の大歯車15bへ伝達され、小歯車15aが回転する。2段歯車15の小歯車15aの回転は、第2歯車群17の2段歯車19の大歯車19bへ伝達され、小歯車19aが回転する。2段歯車19の小歯車19aの回転は、第1歯車群13の2段歯車16の大歯車16bへ伝達され、小歯車16aが回転する。2段歯車16の小歯車16aの回転は、第2歯車群17の2段歯車20の大歯車20bへ伝達される。そして、2段歯車20の大歯車20bの回転は、出力歯車27に伝達され雌ネジが回転する。
出力歯車27は端面をスライド部材28の軸受29の側面に挟み込まれており、かつスライド部材28は端部にガイド28cが連結されているため、雌ネジの回転によってスライド部材28の雄ネジ28aの方が前進と後退をするようになる。
モータ12を出力軸12a側からみて時計方向に回転(正転)させたとき、スライド部材28はケース23から飛び出す方向に移動(前進)し、モータ12を出力軸12a側からみて反時計方向に回転(逆転)させたとき、スライド部材28はケース23の内部へ移動(後退)する。
開放されていたドア34が使用者によって閉じ方向に押されると、ドア34はヒンジ31aの軸回りに回転し慣性力によって完全に閉じる僅か手前まで接近する。受動板34aもドア34の回転に伴って元の位置に戻ろうとし、図13(a)〜図13(b)に示すように軌道Aに沿って移動しスライド部材28の作用部28bに接近し、ドア34全閉手前5°に至って作用部28bの軌道B上に入り込む(図13(c)参照)。
この時点でモータ12を逆転するとスライド部材28の作動部28bが後退し、作動部28bが受動板34aに当たり(図13(d)参照)、受動板をドア閉じ方向に引き込みドア34が閉じる方向に付勢される(図13(e)参照)。
モータ12の回転をドア34が完全に閉じるまで継続させれば、ドア34は確実に閉じられるので、ドア34が閉じたことを認識する(例えばドアセンサの信号が開信号から閉信号に変わる)と、モータ12を一旦回転を停止させた後、今度は正転させて作用部28bを待機位置へ復帰させる(図13(f)参照)。
この作用部28bの待機位置は、ドア34をヒンジ31aの軸回りに回転させたときに受動板34aが画く軌道Aから外れるように設定しているので、ドア34を開けたときに受動板34aが作用部28bと衝突することはなく、動作の信頼性は高い。
特開2000−111238号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、ドアセンサが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアを開けることができなくなるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ドアセンサが故障した時でも安定した動作を確保できるドア閉じ装置を搭載した冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、モータの回転を直線動作へ変換し進出と後退を行うスライド部材によるドア閉じ装置と、その動作を制御する制御装置と、前記ドアの開度を検知する手段を備え、モータを逆転させてドアを閉める際に規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータを正転させて前記スライド部材を引き込み動作前の初期位置になるまで戻す制御手段を行うものである。
これによって、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。また、異常表示を行うことにより使用者に扉スイッチの故障を知らせることができる。
本発明の冷蔵庫は、モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、一定時間モータを正転させるものである。
これによって、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。また、異常表示を行うことにより使用者に扉スイッチの故障を知らせることができる。
本発明の冷蔵庫は、ドア開放装置の動作を制御する制御手段は、モータ逆転時、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータ逆転時の印加電圧を上げるものである。
これによって、扉が重い場合でも確実に開けることができる。
本発明の冷蔵庫は、モータを逆転させてドアを閉める際に規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータを正転させて前記スライド部材を引き込み動作前の初期位置になるまで戻す制御手段を行うことにより、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。
また、モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、一定時間モータを正転させる制御手段を行うことにより、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。また、異常表示を行うことにより使用者に扉スイッチの故障を知らせることができる。また、モータ逆転時、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータ逆転時の印加電圧を上げる制御手段を行うことにより、扉が重かった場合に閉まらずに終わってしまうことを未然に防止できる。
請求項1に記載の発明は、モータの回転を直線動作へ変換し進出と後退を行うスライド部材により、箱体に密着するマグネットを備えたドアを閉鎖するドア閉じ装置と、前記ドアの開度を検知する手段と、前記ドア閉じ装置の動作を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、前記制御装置は、モータを逆転させてドアを閉める際、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータを正転させて前記スライド部材をドア引き込み動作前の待機位置になるまで戻す制御手段を行うものである。この発明によれば、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、一定時間モータを正転させるものである。この発明によれば、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、異常表示を行うものである。この発明によれば、使用者に扉スイッチの故障を知らせることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、モータ逆転時、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータ逆転時の印加電圧を上げる制御手段を行うものである。この発明によれば、扉が重い場合でも確実に閉じることができる。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成について同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドア閉じ装置を備えた冷蔵庫の斜視図であり、図2は、同実施の形態のドア閉じ装置の内部構造図である。
図1は、本発明の実施の形態1におけるドア閉じ装置を備えた冷蔵庫の斜視図であり、図2は、同実施の形態のドア閉じ装置の内部構造図である。
図1において冷蔵庫31のドア34を閉じるドア閉じ装置201は、ドアヒンジ31aと同じ側の冷蔵庫31の本体上部に装着されている。
図2において、ドア開放装置201内には、スライド部材28の待機位置への進出動作の完了を検出するホール素子からなる前進端リミットスイッチと、そのスイッチを動作させるためスライド部材28のガイド28c部に設けられたマグネットからなる動作部203が設けられている。
図3の(a)〜(f)は同冷蔵庫におけるドア全閉までのドア周辺を示す要部平面図であり、(a)は同実施の形態の冷蔵庫におけるドア全閉から15°手前のドア周辺を示す要部平面図、(b)はドア全閉から10°手前のドア周辺を示す要部平面図、(c)はドア全閉から5°手前のドア周辺を示す要部平面図、(d)はスライド部材が受動部を押すときのドア周辺を示す要部平面図、(e)はドアが全閉した状態を示すドア周辺を示す要部平面図、(f)はスライド部材が待機位置へ復帰したときのドア周辺を示す要部平面図である。
以上のように構成されたドア開放装置を備えた冷蔵庫についてその動作を説明する。
開放されていたドア34が使用者によって閉じ方向に押されると、ドア34はヒンジ31aの軸回りに回転し慣性力によって完全に閉じる僅か手前まで接近する。受動板34aもドア34の回転に伴って元の位置に戻ろうとし、図3(a)〜図3(b)に示すように軌道Aに沿って移動しスライド部材28の作用部28bに接近し、ドア34全閉手前5°に至って作用部28bの軌道B上に入り込む(図3(c)参照)。
この時点でモータ12を逆転するとスライド部材28の作動部28bが後退し、作動部28bが受動板34aに当たり(図3(d)参照)、受動板をドア閉じ方向に引き込みドア34が閉じる方向に付勢される(図3(e)参照)。
モータ12の回転をドア34が完全に閉じるまで継続させれば、ドア34は確実に閉じられるので、ドア34が閉じたことを認識すると、モータ12を一旦回転を停止させた後、今度は正転させて前進端リミットスイッチ202がONするまで移動し作用部28bを待機位置へ復帰させる。
図4は、本発明の実施の形態1におけるドア閉じ装置を備えた冷蔵庫の制御装置のブロック図であり図5は、同実施の形態の冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図4において、前進端リミットスイッチ202や扉スイッチ36からの信号は制御装置205に送信され、モータ12の回転制御を行う。これらの信号は、ワンチップのCPU206に接続しモータアンプ207を通してモータ12の回転方向や回転時間等を管理している。なおCPU15の代替として、タイマーICや汎用のロジック回路をくみあわせてもよい。また、制御装置205自体は、冷蔵庫31内の制御回路内に組み込んでも、ドア閉じ装置201内に収納してもよい。
以上のように構成された冷蔵庫の制御装置について、図3および図5を用いてその動作を説明する。
図5において、開放されたドア34が閉じ方向へ押されると図3(a)〜図3(b)に示すように軌道Aに沿って移動しスライド部材28の作用部28bに接近し、ドア34全閉手前5°に至って作用部28bの軌道B上に入り込む(図3(c)、図5のstep1参照)。
この時点でモータ12を逆転する(図5のstep2参照)とスライド部材28の作動部28bが後退し、作動部28bが受動板34aに当たり(図3(d)参照)、受動板をドア閉じ方向に引き込みドア34が閉じる方向に付勢される。(図3(e)参照)。図5のstep3でタイマーをスタートした後step4で扉スイッチ36からの入力が“閉”になったか確認し、なっていればモータ12へ正転電圧を前進端リミットスイッチ202がONするまで印加し(step5,step6,step7参照)、step8でタイマーをクリアし終了する。step4で“閉”入力が入っていなかった場合は所定の時間“閉”入力が入るのを待ち(step9)、タイマーがカウントアップしてしまうとモータ12へ正転電圧を前進端リミットスイッチ202がONするまで印加し(step10,step11,step12参照)、step13で異常信号を出力後step8へ進む。尚、Step13の異常信号が出力された場合、同時に異常警告の表示出力を行っても良い。
以上のように、本実施の形態においては、所定時間内に扉スイッチ36から“閉”信号が入力されなかった場合は、ドア34を閉じる動作を取りやめ、ドア閉じ装置201は前進端リミットスイッチ202がONするまでモータ12へ正転電圧を印加することによりスライド部材28を所定の待機位置へ戻し、異常を使用者へ知らせることにより、扉スイッチ36が故障した時でもドア“閉”信号が制御手段へ入力されずスライド部材28が引っ込んだままになりドア31が開かなくなることを防止でき、扉スイッチ36が故障した時でも安定した動作を確保できる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2の冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図6は、本発明の実施の形態2の冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図6を用いてその動作を説明する。
図6において、step4で“閉”入力が入っていなかった場合は所定の時間“閉”入力が入るのを待ち(step9)、タイマーがカウントアップしてしまうとモータ12へ正転電圧を一定時間印加し(step10参照)、step11で異常信号を出力後step8へ進む。尚、Step11の異常信号が出力された場合、同時に異常警告の表示出力を行っても良い。
以上のように、本実施の形態においては、所定時間内に扉スイッチ36から“閉”信号が入力されなかった場合は、ドア34を閉じる動作を取りやめ、ドア閉じ装置201はモータ12へ一定時間正転電圧を印加することによりスライド部材28を所定の待機位置へ戻し、異常を使用者へ知らせることにより、扉スイッチ36が故障した時でもドア“閉”信号が制御手段へ入力されずスライド部材28が引っ込んだままになりドア31が開かなくなることを防止でき、扉スイッチ36が故障した時でも安定した動作を確保できる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3の冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図7は、本発明の実施の形態3の冷蔵庫の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図7を用いてその動作を説明する。
図7において、開放されたドア34が閉じ方向へ押されると図3(a)〜図3(b)に示すように軌道Aに沿って移動しスライド部材28の作用部28bに接近し、ドア34全閉手前5°に至って作用部28bの軌道B上に入り込む(図3(c)、図7のstep1参照)。
この時点でモータ12へ逆転電圧V1を印加する(図7のstep2参照)とスライド部材28の作動部28bが後退し、作動部28bが受動板34aに当たり(図3(d)参照)、受動板をドア閉じ方向に引き込みドア34が閉じる方向に付勢される。(図3(e)参照)。図7のstep3でタイマーをスタートした後step4で扉スイッチ36からの入力が“閉”になったか確認し、なっていればモータ12へ正転電圧を前進端リミットスイッチ202がONするまで印加し(step5,step6,step7参照)、step8でタイマーをクリアし終了する。step4で“閉”入力が入っていなかった場合は所定の時間“閉”入力が入るのを待ち(step9)、タイマーがカウントアップしてしまうとV2へ上げた逆転電圧をモータ12へ一定時間印加し(step10参照)step5へ進む。
以上のように、本実施の形態においては、所定時間内に扉スイッチ36から“閉”信号が入力されなかった場合は、モータ12への印加電圧を上げて強力に閉じることによりドア31が重い場合でも確実に閉じることができる。
以上のように、本発明の冷蔵庫は、モータの回転を直線動作へ変換し進出と後退を行うスライド部材により、箱体に密着するマグネットを備えたドアを閉鎖するドア閉じ装置と、前記ドアの開度を検知する手段と、前記ドア閉じ装置の動作を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、前記制御装置は、モータを逆転させてドアを閉める際、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータを正転させて前記スライド部材をドア引き込み動作前の待機位置になるまで戻す制御手段を行うことにより、扉スイッチが故障した時にはドア閉信号が制御手段へ入力されずスライド部材が引っ込んだままになりドアが開かなくなることを防止でき、扉スイッチが故障した時でも安定した動作を確保できる。また、モータ逆転時、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータ逆転時の印加電圧を上げる制御手段を行うことにより、扉が重い場合でも確実に閉じることができるもので、モータとモータの運転を制御する制御装置を備えた冷蔵庫をはじめとする応用機器の制御として適用できる。
12 モータ
28 スライド部材
31 冷蔵庫
34 ドア
36 扉スイッチ
201 ドア閉じ装置
205 制御装置
28 スライド部材
31 冷蔵庫
34 ドア
36 扉スイッチ
201 ドア閉じ装置
205 制御装置
Claims (4)
- モータの回転を直線動作へ変換し進出と後退を行うスライド部材により、箱体に密着するマグネットを備えたドアを閉鎖するドア閉じ装置と、前記ドアの開度を検知する手段と、前記ドア閉じ装置の動作を制御する制御装置とを備えた冷蔵庫において、前記制御装置は、モータを逆転させてドアを閉める際、規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータを正転させて前記スライド部材をドア引き込み動作前の待機位置になるまで戻す制御手段を行うことを特徴とした冷蔵庫。
- ドア閉じ装置の動作を制御する制御手段は、モータを逆転させてドアを閉める際モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、一定時間モータを正転させることを特徴とした請求項1に記載の冷蔵庫。
- ドア閉じ装置の動作を制御する制御手段は、モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、異常表示を行うことを特徴とした請求項1または2に記載の冷蔵庫。
- ドア閉じ装置の動作を制御する制御手段は、モータ逆転時規定時間を過ぎてもドアが所定の角度にならない場合、モータ逆転時の印加電圧を上げることを特徴とした請求項1または2に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2005
- 2005-05-27 JP JP2005155278A patent/JP2006329553A/ja active Pending
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