JP2006328831A - クランプ金具およびクランプ装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 作業者にとって危険なピンや軸部が突出のないクランプ金具を提供する。
【解決手段】 クランプ金具本体12は、平坦部を有する支持体22を有する基部24と、基部の一方の側とヒンジ20を介して回動自在に取り付けられた蓋体16とを備える。基部24は、第2のヒンジ28を介して、回動自在に取り付けられた、内周面に雌ネジが形成されたスリーブ部材30を有し、スリーブ部材30に、外周に雄ネジが形成された軸部34と軸部と固定されたツマミ36とを有するボルト32が螺入される。蓋体16の延長部42は、ほぼ中央に、ボルト32の軸部を受け入れる切り欠き44と、平坦な受け座46とを有する。ボルトの軸部34が、蓋体の延長部42の切り欠き44に嵌入し、ツマミ36が回転されることにより、軸部34がスリーブ部材30に螺入され、ツマミ36の下面が、受け座46と当接し、これにより、基部14と蓋体16とが固定される
【選択図】 図1

Description

本発明は、クランプ金具に関し、より詳細には、建築現場で、角材や管材などの細長い材を固定するためのクランプ金具およびクランプ金具を有するクランプ装置に関する。
建築現場においては、足場などを作るために、複数の管材が連結される。管材を連結するためには、2本の管材を垂直に交差させた状態で、管材の交点の位置で管材をそれぞれ締め付けるような直交型クランプ装置が知られている。図8は、従来の直交型クランプ装置の正面図である。図8に示すように、従来の直交型クランプ装置は、背中合わせに連結された2つの基部を有し、一方の基部から第1のヒンジを介して開閉可能な蓋体と、他方の基部から、第1のヒンジの軸線と直交する軸線をもつ他のヒンジを介して開閉可能な蓋体とを有する。基部においてヒンジと対向する側に、第2のヒンジが設けられ、当該第2のヒンジに、少なくとも先端側に雄ネジが形成されたピン(軸部)が回動自在に取り付けられている。ピンの先端にはナットが回動自在に取り付けられる。したがって、蓋体を開いた状態で、管材を、基部と蓋体との間の空間に収容し、蓋体を閉じて、ナットがピンの下側に移動するように回転させることで、基部と蓋体との間の空間を小さくする。これにより、図8に示すように、基部の内側面および蓋体の内側面と、管材の外周面とが接触し、管材が基部と蓋体との間に固定される。
たとえば、特許文献1には、基部の間の連結をロック、或いは、ロック解除することができ、直交型および自在型の双方として利用できるクランプ装置が提案されている。また、特許文献2には、基部の間の回動を規制するストッパを有するクランプ装置も提案されている。
特開平6−108639号公報 特開平8−128194号公報
上記特許文献1、2に開示された何れのクランプ装置においても、ピン(軸部)の先端側に雄ネジが形成される。したがって、管材をナットにより締め付けると、図8に示すように、ピンの先端側の雄ネジが形成された部分が突出する(符号800参照)。つまり、管材を固定した状態では、ピンの先端がクランプ装置から突出する。したがって、作業者が突出したピンにより負傷し、或いは、衣服を引っ掛けるおそれがあった。
本発明は、ピンや軸部が突出することによる作業者の危険のないクランプ金具を提供することを目的とする。
本発明の目的は、細長い材を挟持するクランプ金具であって、平坦部を有する支持体を有する基部と、基部の一方の側とヒンジを介して回動自在に取り付けられた蓋体と、を備え、
前記基部が、前記支持体の他方の側で、第2のヒンジを介して、回動自在に取り付けられた、少なくとも上側内周面に雌ネジが形成されたスリーブ部材を有し、当該スリーブ部材に、外周に雄ネジが形成された軸部と頂部において前記軸部と固定されたツマミとを有するボルトが螺入され、
前記蓋体が、前記ヒンジが設けられていない側の端部から延びる延長部を有し、当該延長部が、そのほぼ中央に、前記ボルトの軸部を受け入れることができる切り欠きと、前記蓋体の外周部から連なった平坦な受け座とを有し、
前記蓋体が回動して、当該蓋体の延長部が、前記基部の他方の側に近接して位置させたときに、前記スリーブ部材が回動して、前記ボルトの軸部が、前記蓋体の延長部の切り欠きに嵌入し、前記ボルトの頂部のツマミが回転されることにより、前記ボルトの軸部が、前記スリーブ部材に螺入され、前記ツマミの下面が、前記蓋体の延長部の受け座と当接し、これにより、前記基部と前記蓋体とが固定されるように構成されたことを特徴とするクランプ金具により達成される。
本発明によれば、蓋体と基部との間の空間に細長い材、たとえば、管材を配置して、蓋体を閉じて、ボルトを回転させて、管材を蓋体と基部との間で固定した状態で、蓋体の延長部からはボルトの頂部に位置したツマミ、たとえば、ナット状のツマミのみが露出した状態となっている。つまり、従来のクランプ装置のように、蓋体と基部とをナットにより締め付けた部分から、ネジの軸部が突出する状態とはならない。したがって、突出した軸部に作業者がぶつかったり、衣服を引っ掛けるような危険がなくなる。
ある好ましい実施態様においては、前記基部が、前記支持体の一方の側から延びるほぼ円弧を描く延長部を有し、前記ヒンジが、前記延長部の端部に設けられ、かつ、前記蓋体が湾曲している。このような実施態様は、断面形状が円形の管材を固定するのに適する。また、他の好ましい実施態様においては、蓋体が、前記ヒンジを介して前記基部に取り付けられた、ほぼ直線状の第1の部分と、前記第1の部分とほぼ直角方向に、前記基部に近接するように前記第1の部分から延びる第2の部分と、を有する。このような実施態様は、断面形状が矩形の角材を固定するのに適する。
また、より好ましい実施態様においては、前記スリーブ部材が、その上側内周面に雌ネジが形成されるとともに、下側の径が、螺入されるボルトの軸部の径より大きいように構成され、かつ、前記スリーブ部材に螺入されるボルトの軸部の下端の径が、前記軸部の径より大きくかつ前記下側の径より小さいように構成される。これにより、ボルトがスリーブ部材から脱落するのを防止することができる。
また、本発明の目的は、細長い材を挟持するクランプ金具であって、平坦部を有する支持体を有する基部と、基部の一方の側とヒンジを介して回動自在に取り付けられた蓋体と、を備え、
前記基部が、前記支持体の他方の側で、第2のヒンジを介して、回動自在に取り付けられた、少なくとも上側内周面に雌ネジが形成されたスリーブ部材を有し、
前記蓋体が、前記ヒンジの設けられていない側の端部から延びる延長部を有し、当該延長部が、そのほぼ中央に、前記ボルトの軸部を受け入れることができる雌ネジが形成された穴部と、前記蓋体の外周部から連なった平坦な受け座とを有し、前記穴部には、外周に雄ネジが形成された軸部と頂部において前記軸部と固定されたツマミとを有するボルトが螺入され、
前記蓋体が回動して、当該蓋体の延長部が、前記基部の他方の側に近接して位置させたときに、前記スリーブ部材が回動して、前記ボルトの軸部が、前記スリーブ部材のネジ穴に整合し、前記ボルトの頂部のツマミが回転されることにより、前記ボルトの軸部が、前記スリーブ部材に螺入され、前記ツマミの下面が、前記蓋体の延長部の受け座と当接し、これにより、前記基部と前記蓋体とが固定されるように構成されたことを特徴とするクランプ装置によっても達成される。
上記発明においても、好ましい実施態様においては、前記基部が、前記支持体の一方の側から延びるほぼ円弧を描く延長部を有し、前記ヒンジが、前記延長部の端部に設けられ、かつ、前記蓋体が湾曲している。或いは、他の好ましい実施態様においては、前記蓋体が、前記ヒンジを介して前記基部に取り付けられた、ほぼ直線状の第1の部分と、前記第1の部分とほぼ直角方向に、前記基部に近接するように前記第1の部分から延びる第2の部分と、を有する。
管材を固定するのに好ましい実施態様においては、さらに、前記基部の支持体が、前記延長部から連なる湾曲した側壁を有する。この側壁が、管材と当接することにより、管材を、よりしっかりと固定することが可能となる。
別の実施態様においては、上述したクランプ金具を2つ設け、当該クランプ金具の基部の平坦部同士を背中合わせに配置することによりクランプ装置が提供される。たとえば、前記一方のクランプ金具および他方のクランプ金具が、細長い材を、それぞれに対して直交するように保持するように、平坦部同士が固定されていても良い。或いは、前記一方のクランプ金具の平坦部と、前記他方のクランプ金具の平坦部との間に、これらクランプ金具を回動自在に連結する回動部材を備えていてもよい。すなわち、クランプ装置は、いわゆる直交型クランプ装置であっても良いし、自在型クランプ装置であっても良い。
本発明によれば、ピンや軸部が突出することによる作業者の危険のないクランプ金具を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本実施の形態にかかるクランプ装置の斜視図、図2は、クランプ装置の正面図である。図1に示すように、本実施の形態にかかるクランプ装置10は、二つのクランプ金具本体12a、12bが、背中合わせに連結されている。本実施の形態においては、固定される管100a、100bが直交するように、クランプ金具本体12a、12bは、たとえば、リベットなどの固定部材(符号18参照)で固定されている。したがって、クランプ装置10は、いわゆる直交型クランプ装置として機能する。しかしながら、これに限定されるものではなく、クランプ金具本体12a、12bの間に回動部材(図示せず)を設け、クランプ金具本体12a、12bが互いに回動自在にすることで、クランプ装置をいわゆる自在クランプ装置として使用することもできる。
クランプ金具本体12aは、基部14aおよび蓋体16aを有する。蓋体16aは、本体の一辺に設けられたヒンジ20aにより基部14aと回動自在に取りつけられる。他のクランプ本体12bの蓋体16bも、同様に、ヒンジ20bにより基部14bと回動自在に取り付けられる。ヒンジ20aの軸線(図示せず)とヒンジ20bの軸線(図示せず)とは直交する。
基部14aは、平坦で、かつ、他のクランプ金具本体12bの基部14bと接触する支持体22aと、支持体22aの一方の側から略垂直の方向に延びる延長部24aとを有し、延長部24aの端辺に沿うようにヒンジ20aが取り付けられる。なお、支持体22aおよび延長部24aの側面には壁26aが形成され、かつ、側壁26aの先端がほぼ弧を描くようになっている。
支持体22aの他方の側には、第2のヒンジ28aが形成されている。第2のヒンジ28を介して、後述するスリーブ部材30aが回動自在に取り付けられている。本実施の形態において、スリーブ部材30aの中空の内周面には部分的に雌ネジが形成され、ボルト32aを受け入れることが可能となっている。ボルト32aは、雄ネジが形成された軸部34aと軸部の先端に形成された六角ナット状のツマミ36aとを有する。本実施の形態において、軸部34aとツマミ36aとは固定されており、作業者がツマミ36aを回転させることにともなって軸部34aも回転する。
図1および図2に示すように、蓋体16aは、ほぼ円弧を描くように緩やかに湾曲している。したがって、後述するように、蓋体16aを、基部14aに取り付けた状態で、ボルトを締め付けることにより、蓋体16aの側壁38aおよび内壁40a、並びに、基部14aの側壁26aが少なくとも部分的に、その間に収容された管材100aの外周と接触し、管材100aを固定することが可能となる。
また、蓋体16aのヒンジ20aに連結されていない側の端部には延長部42aが設けられ、延長部42aの中央には切り欠き44aが形成される。切り欠き44aの両側で、かつ、延長部42aの上部、つまり、蓋体16aの外面と連なる部分には、上記六角ナット状のツマミ36aを受ける受け座46aが形成される。
なお、上記説明においては、一方のクランク金具本体12aについて説明した。他方のクランク金具本体12bについても同様の構成を有している。したがって、他方のクランク金具本体12bについては説明を省略するが、一方のクランク本体12aの説明において説明した部材と同一の部材には、図中、末尾に「b」を付与している。以下の説明においても同様である。
図3は、本実施の形態にかかるスリーブ部材およびボルトの構成をより詳細に示す部分断面図である。図3に示すように、スリーブ部材30aの上側内周面(符号300参照)には雌ネジ50aが形成され、かつ、下側内周面(符号301参照)は平滑になっており、かつ、下側301の空隙の径は、雌ネジの形成された上側300の径よりも大きくなっている。したがって、下側301においては、ボルトの外周面と、スリーブ部材30の内周面との間には空隙52aが形成される。また、図3に示すようにボルト32aの下端はネジ山がつぶされて拡張部54aが形成される。拡張部54aの径は、雄ネジの形成された軸部34aの径よりも大きくなっている。したがって、ボルト32aを、スリーブ部材30aから引き抜く方向に回転させた場合に、スリーブ部材の内周の、上側と下側との連結部に形成される受け座56aと、拡張部54aとが接触するため、当該接触の時点から、ボルト32aを、スリーブ部材30aから引き抜く方向(図3においては上方)に動かすことができなくなる。したがって、作業現場などでボルト32aがスリーブ部材30から脱落するおそれはない。
なお、図3の例においては、ヒンジ28aの単一の軸部58aが、スリーブ部材30aの下端を貫通しているが、これに限定されるものではなく、図4に示すように、スリーブ部材30aのそれぞれの穴を通る、二つの軸部60a、60aを設けても良い。このように二つの軸部を設けることで、スリーブ部材30の下端においても、ボルト32aの径以上の開口部を設けておくことが可能となる。これにより、ボルト32aの長さをより長くすることができる。
このように構成されたクランプ装置10の使用について以下に説明する。以下の説明においても、クランプ金具本体12aにより管材を固定する場合について説明し、クランプ金具本体12bについての説明は省略する。
作業者は、図2に示すように、クランプ金具本体12aを開いた状態、つまり、スリーブ部材30aおよびボルト32aと、蓋体16aの延長部42aとが離間して、基部14aと蓋体16aの内周面により画定される空間(符号60a参照)が大きくなる状態で、管材(図2においては図示せず)を、空間60aに収容させる。次いで、作業者は、ヒンジ28aを介して、スリーブ部材30aおよびボルト32aを矢印A方向に動かすとともに、ヒンジ20aを介して、蓋体16aを矢印B方向に動かして、ボルト32aの軸部34を、蓋体16aの延長部42aに形成された切り欠き44a内に嵌入する。これにより、図5に示すように、基部14aと蓋体16aの内周面により画定される空間60aが閉鎖させる。この状態で、作業者は、ボルト32aを、当該ボルト32aがスリーブ部材30a内に螺入するように回転する。これにより、ボルト32aは徐々にスリーブ部材30aの中にねじ込まれ、空間60aが狭くなっていく。作業者がボルト32aをスリーブ部材30aにねじ込むのにしたがって、管材(図2、5および6においては図示せず)の外周面は、基部14aの側壁26a、並びに、蓋体16aの側壁38aおよび内壁40aと接触し、また、ボルト32aのツマミ36aの下面は、蓋体16aの延長部42aの受け座46aと接触する。これにより、管材は、クランプ金具本体12aによりしっかりと固定される。図6のように、ボルト32aがスリーブ部材30aに螺入され、ツマミ36aの下面が、受け座46に接触した状態でも、ボルト32aの先端から、ネジの軸部が突出することはない。
このように、本実施の形態においては、基部14の一端から回動自在に取り付けられたシリンダ部材30aに、頂部の六角ナット状のツマミ36aが固定されたボルト32aを螺入するように構成し、管材を固定する際にも、ボルト32aがシリンダ部材30aの内部に徐々に螺入される。したがって、ボルト32aはシリンダ部材30a中に埋め込まれるような形状となり、ボルト32aの先端が突出することはない。特に、ボルト32aが締め付けられた状態で、蓋体16aの延長部42aの上側には、ボルト32aの六角ナット状のツマミ46aのみが露出するにすぎない。したがって、作業者が、ボルトの先端に露出した軸部で負傷する危険をなくすことが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
図7は、本発明の他の実施の形態にかかるクランプ装置の斜視図である。図7に示すように、他の実施の形態にかかるクランプ装置100も、クランプ金具本体12aおよびクランプ金具本体12bを備える。図7において、図1に示す第1の実施の形態と同様の部材には同様の符号を付している。他の実施の形態においては、基部14aと蓋体16aとを取り外し自在にネジ止めする部材の構成を、第1の実施の形態と異なる。
図7に示すように、他の実施の形態にかかる基部14aおいて、支持体22aの、蓋体14aが取り付けられていない側には、第2のヒンジ28aが形成され、第2のヒンジ28aを介して、スリーブ部材130aが回動自在に取り付けられている。このスリーブ部材130aは中空であり、少なくとも上側の内周面には雌ネジが形成され、ボルト132aを受け入れることが可能となっている。
その一方、蓋体16aのヒンジ20aに連結されていない側の端部に形成された延長部42aには、ボルト132aを受け入れる、雌ネジが形成されたネジ穴143aが形成され、当該ネジ穴143aに、ボルト132aが螺入されている。ボルト132aは、雄ネジが形成された軸部134aと軸部の先端に形成された六角ナット状のツマミ136aとを有する。先に説明した第1の実施の形態と同様に、軸部134aとツマミ136aとは固定されており、作業者がツマミ136aを回転させることにともなって軸部134aも回転する。
使用に際しては、ボルト134aの先端を、基部14aの支持体22aに回動自在に取り付けられたスリーブ部材130aの雌ネジが形成された穴に挿入し、その後、作業者が、ボルト134aがスリーブ部材130aに螺入するように、ツマミ136aを回転させれば良い。
作業者がボルト132aをスリーブ部材130aにねじ込むのにしたがって、基部14aと蓋体16aとの間に配置された管材100aの外周面は、基部14aの側壁、並びに、蓋体16aの側壁および内壁と接触し、また、ボルト132aのツマミ136aの下面は、蓋体16aの延長部142aの受け座146aと接触する。これにより、管材100aは、クランプ金具本体12aによりしっかりと固定される。図7のように、ボルト132aがスリーブ部材130aに螺入され、ツマミ136aの下面が、受け座146aに接触した状態でも、ボルト132aの先端から、ネジの軸部が突出することはない。したがって、他の実施の形態によっても、ボルトの軸部が突出することにより作業者が負傷する危険をなくすことが可能となる。
また、前述したように、本実施の形態においては、クランプ金具本体12a、12bが直交する直交型クランプ装置を例に説明したが、これに限定されず、いわゆる自在クランプ装置に本発明を適用できることも言うまでもない。
さらに、前記実施の形態においては、複数のクランプ金具本体を背中合わせに連結したクランプ装置に本発明を適用したが、これに限定されず、単一のクランプ金具や、当該クランプ金具本体の基部に他の部材を連結した他のクランプ装置(たとえば、「コ」の字状或いは横向きの「U」字状の、いわゆるカエルマタが連結されたカエルマタクランプなど)にも本発明を適用することが可能となる。上記他のクランプ装置には、図示しないが、いわゆる朝顔クランプ、三連クランプ、キャッチクランプ、ハンガータイプのクランプ、養生クランプ、足場ブラケットなどが含まれる。
また、前記実施の形態においては、蓋体が湾曲し、かつ、基部も延長部がほぼ円弧を描くように構成され、断面形状が円形の管材を固定するが、これに限定されるものではない。たとえば、基部が、平坦部を有する支持体を有し、当該基部の一方の側と、ヒンジを介して回動自在に取り付けられた蓋体を備え、当該蓋体が、ヒンジを介して、基部の一方の側と回動自在に取り付けられた、ほぼ直線状の第1の部分と、当該第1の部分から、基部に隣接するようにほぼ直角方向に延びる第2の部分とを有していても良い。この場合には、蓋体は、ほぼ「L」字状となる。また、基部の他方の側には、第2のヒンジを介して、回動自在にスリーブ部材が取り付けられる。このような構成のクランプ金具本体は、蓋体を閉じた状態では、その内部の空間が矩形となる。したがって、断面形状が矩形の角材を固定することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるクランプ装置の斜視図である。 図2は、本実施の形態にかかるクランプ装置の正面図である。 図3は、本実施の形態にかかるスリーブ部材およびボルトの構成の例をより詳細に示す部分断面図である。 図4は、本実施の形態にかかるスリーブ部材およびボルトの構成の他の例をより詳細に示す部分断面図である。 図5は、本実施の形態にかかるクランプ装置の使用状態を示す正面図である。 図6は、本実施の形態にかかるクランプ装置の使用状態を示す正面図である。 図7は、本発明の他の実施の形態にかかるクランプ装置の斜視図である。 図8は、従来のクランプ装置の斜視図である。
符号の説明
12a、b クランプ金具本体
14a、b 基部
16a、b 蓋体
18 リベット
20a、b ヒンジ
22a、b 支持体
24a、b 基部の延長部
26a、b 側壁
28a、b 第2のヒンジ
30a、b スリーブ部材
32a、b ボルト
34a、b 軸部
36a、b ツマミ
38a、b 蓋体の側壁
40a、b 蓋体の内壁
42a、b 蓋体の延長部
44a、b 切り欠き
46a、b 受け座
50a 雌ネジ
52a 空隙
54a 拡張部
56a 受け座

Claims (10)

  1. 細長い材を挟持するクランプ金具であって、
    平坦部を有する支持体を有する基部と、基部の一方の側とヒンジを介して回動自在に取り付けられた蓋体と、を備え、
    前記基部が、前記支持体の他方の側で、第2のヒンジを介して、回動自在に取り付けられた、少なくとも上側内周面に雌ネジが形成されたスリーブ部材を有し、当該スリーブ部材に、外周に雄ネジが形成された軸部と頂部において前記軸部と固定されたツマミとを有するボルトが螺入され、
    前記蓋体が、前記ヒンジが設けられていない側の端部から延びる延長部を有し、当該延長部が、そのほぼ中央に、前記ボルトの軸部を受け入れることができる切り欠きと、前記蓋体の外周部から連なった平坦な受け座とを有し、
    前記蓋体が回動して、当該蓋体の延長部が、前記基部の他方の側に近接して位置させたときに、前記スリーブ部材が回動して、前記ボルトの軸部が、前記蓋体の延長部の切り欠きに嵌入し、前記ボルトの頂部のツマミが回転されることにより、前記ボルトの軸部が、前記スリーブ部材に螺入され、前記ツマミの下面が、前記蓋体の延長部の受け座と当接し、これにより、前記基部と前記蓋体とが固定されるように構成されたことを特徴とするクランプ金具。
  2. 前記基部が、前記支持体の一方の側から延びるほぼ円弧を描く延長部を有し、前記ヒンジが、前記延長部の端部に設けられ、かつ、前記蓋体が湾曲していることを特徴とする請求項1に記載のクランプ金具。
  3. 前記蓋体が、前記ヒンジを介して前記基部に取り付けられた、ほぼ直線状の第1の部分と、前記第1の部分とほぼ直角方向に、前記基部に近接するように前記第1の部分から延びる第2の部分と、を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ金具。
  4. 前記スリーブ部材が、その上側内周面に雌ネジが形成されるとともに、下側の径が、螺入されるボルトの軸部の径より大きいように構成され、かつ、前記スリーブ部材に螺入されるボルトの軸部の下端の径が、前記軸部の径より大きくかつ前記下側の径より小さいように構成されることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のクランプ金具。
  5. 細長い材を挟持するクランプ金具であって、
    平坦部を有する支持体を有する基部と、基部の一方の側とヒンジを介して回動自在に取り付けられた蓋体と、を備え、
    前記基部が、前記支持体の他方の側で、第2のヒンジを介して、回動自在に取り付けられた、少なくとも上側内周面に雌ネジが形成されたスリーブ部材を有し、
    前記蓋体が、前記ヒンジの設けられていない側の端部から延びる延長部を有し、当該延長部が、そのほぼ中央に、前記ボルトの軸部を受け入れることができる雌ネジが形成された穴部と、前記蓋体の外周部から連なった平坦な受け座とを有し、前記穴部には、外周に雄ネジが形成された軸部と頂部において前記軸部と固定されたツマミとを有するボルトが螺入され、
    前記蓋体が回動して、当該蓋体の延長部が、前記基部の他方の側に近接して位置させたときに、前記スリーブ部材が回動して、前記ボルトの軸部が、前記スリーブ部材のネジ穴に整合し、前記ボルトの頂部のツマミが回転されることにより、前記ボルトの軸部が、前記スリーブ部材に螺入され、前記ツマミの下面が、前記蓋体の延長部の受け座と当接し、これにより、前記基部と前記蓋体とが固定されるように構成されたことを特徴とするクランプ装置。
  6. 前記基部が、前記支持体の一方の側から延びるほぼ円弧を描く延長部を有し、前記ヒンジが、前記延長部の端部に設けられ、かつ、前記蓋体が湾曲していることを特徴とする請求項1に記載のクランプ金具。
  7. 前記蓋体が、前記ヒンジを介して前記基部に取り付けられた、ほぼ直線状の第1の部分と、前記第1の部分とほぼ直角方向に、前記基部に近接するように前記第1の部分から延びる第2の部分と、を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ金具。
  8. 前記基部の支持体が、前記延長部から連なる湾曲した側壁を有することを特徴とする請求項1,2,5または6に記載のクランプ装置。
  9. それぞれが請求項1ないし8の何れか一項に記載の、2つのクランプ金具の基部の平坦部同士を背中合わせに配置したクランプ装置であって、前記一方のクランプ金具および他方のクランプ金具が、前記細長い材を、それぞれに対して直交するように保持するように、前記平坦部同士が固定されていることを特徴とするクランプ装置。
  10. それぞれが請求項1ないし8の何れか一項に記載の、2つの前記クランプ金具の基部の平坦部同士を背中合わせに配置したクランプ装置であって、前記一方のクランプ金具の平坦部と、前記他方のクランプ金具の平坦部との間に、これらクランプ金具を回動自在に連結する回動部材を備えたことを特徴とするクランプ装置。
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