JP2006328750A - 戸および戸連結方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、薄帯状板をS字状に断面ほぼ円形部を有する柱体どうしの対向面に沿って対向しながら回動する構造の戸および戸連結方法に関するものである。
【解決手段】 本発明は、縦方向の対向面において互いに対向しながら回動する一対の柱体と、前記一対の柱体の一方から他方へ、他方から一方へ前記縦方向の対向面に対向しながら互いに反対方向へS字状に取り巻く、少なくとも一つの第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材とから構成される。前記一対の柱体は、断面がほぼ半円形からなり、互いに対向する前記ほぼ半円形の対向面を有し、一方または他方の中心軸を中心にして、前記縦方向の対向面に対向しながら回動する。前記柱体は、前記対向面の反対側に横框等が取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄帯状板をS字状に断面ほぼ円形部を有する柱体どうしの対向面に沿って周回する構造の戸および戸連結方法に関するものである。特に、本発明は、従来の欠点を改良して、実用化を可能にした戸および戸連結方法に関するものである。本発明の戸および戸連結方法は、ビル、住宅、店舗、工場、ホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設、あるいは建築物における戸、扉、折り畳み式の折戸、雨戸、網戸、間仕切り等に使用することで、快適な空間を創造することができる。本発明における「戸」は、前記戸、扉、折り畳み式の折戸、雨戸、網戸、間仕切り、扉、門扉、箱の蓋等を含む広い意味に使用される場合がある。また、本発明における戸を構成する框は、縦框、横框、およびこれらによって囲まれるガラス、板、網等の障子を含む広い意味に使用される場合がある。
従来のヒンジ構造は、ドアを開けた場合に、枠とドアとの間隔が大きく離れるため、扉を閉じる時、指や物を挟むという事故が起きている。前記事故の解決方法は、常に、枠とドア、ドアとドアの縦部材が接近あるいは接するようにすることである。しかし、挟む隙間のないドア構造は、従来のドアが有する多くの問題を解決しないと、実用化することができない。たとえば、幅850mmのドアは、その吊り元で挟む圧力が約600kgになるといわれており、安全確保が求められている。
従来、開閉可能な戸は、ヒンジ金具が扉本体と別体で、一体に構成されておらず、前記扉と無関係にヒンジ金具自体が単独で、開閉している。たとえば、周囲の壁に取り付けられた立枠は、ヒンジ金具を介して扉の重量を支持する。扉が連続して取り付けられる折戸は、立枠側に取り付けられたヒンジ金具を介して、戸にかかる互いの重量と回転を行うための支持が必要であった。したがって、折り畳み式の折戸は、その重量のため、ヒンジ金具だけで支持できない場合があるので、上枠より吊るか、下枠で支えるか、あるいは別途に支持専用の金物が必要であった。
扉等は、全重量をヒンジ金具が全て剪断荷重として受ける。したがって、前記扉等は、小さいヒンジ金具が取り付けられると、大きな剪断強度を求められることになる。前記ヒンジ金具を取り付けた扉等は、開閉する際の回転中心がヒンジ金具どうしを連結する軸にあり、一般には扉厚みの外にある。また、前記ヒンジ金具を取り付けた扉等は、扉の重量による曲げモーメントがかかり、開閉時に剪断負荷が前記ヒンジ金具に変則的にかかる。
前記扉等は、上下のヒンジ金具の軸が、取り付けの位置ずれや、扉のねじれ変形により通らない場合がある。前記扉の自重は、上下いずれか一方にかかり易いため、扉の開閉時に過剰な負荷がヒンジ金具にかかり易く、ガタツキやキシミ音を発生することがある。また、前記扉等は、取り付けられているヒンジの回転中心軸が扉厚みの外側にあり、その持ち出し分だけ、扉が大回りすることになる。前記扉の大回りは、スペース上余裕のない場合、施工が困難であったり、開閉に支障を来す場合がある。
図27は従来のヒンジ金具を説明するための図である。ヒンジ金具271は、たとえば、扉取付部2711、2712と、前記扉取付部2711、2712に設けられた取付孔2713、2714と、回転軸2715と、前記回転軸2715を挿入して前記扉を回動自在にする軸挿入孔2716、2717とから構成されている。図示されていない扉は、前記ヒンジ金具271の取付孔2713、2714にネジによりそれぞれ取り付けられている。
前記扉取付部2711と2712には、回転軸2715を挿入する軸挿入孔2716および2717が互い違いになるように設けられている。回転軸2715は、上部から前記軸挿入孔2716、2717に挿入することにより、前記扉取付部2711、2712に取り付けられた扉が開閉できるようになっている。
実開昭50−140822号公報における「めがね型のヒンジ部品」は、折り畳み式コンテナや貨物コンテナに向いたヒンジであり、フェンスや間仕切りの角度を自在にする連結部品である。
実開昭56−155074号公報における帯ヒンジは、2枚の帯板を2本の立枠の部材にS字型に固定している。前記帯ヒンジは、90度程度しか開閉できない。前記帯ヒンジは、前記帯の緊締が緩まないようにすることが困難であるだけでなく、扉の開閉を頻繁に行った場合、帯ヒンジの緩みの問題が解決されていない。
特開2004−107996号公報に記載されている屈伸自在なパネル連携構造は、可撓性を有する帯板を上下互い違いとなるS字状に巻回するとともに、上下の帯板の端部を相互に連結して出来上がったヒンジから構成されている。
実開昭50−140822号公報 実開昭56−155074号公報 特開2004−107996号公報
従来のヒンジ金具によって連結された戸、たとえば、扉、折戸、折り畳み式開閉雨戸、網戸(以下、単に戸と記載する)は、回転の中心がヒンジ金具271の回転軸2715部分にあり、構造や場所により180度回動できない場合があり、また、前記戸と戸との間に必ず隙間が生じるという欠点があった。前記特開2004−107996号公報に記載された屈伸自在なパネルの連結構造は、二つの戸の間の隙間が帯板の厚さだけ生じる。前記のような構造の折戸は、風が通り抜けるだけでなく、一方から他方が見えてしまうという欠点があった。また、S字状帯部材を使用したヒンジは、隣接するドアの縦框を先に通さなくてはならないという制約や、ヒンジの修復作業が扉のパネル材を取り除いた後に行なわねばならないという欠点があった。
特に、近年、アルミニウム合金製のサッシが増加し、前記サッシと同じ材料による折戸、網戸、間仕切り等は、豪華さを謳うホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設に用いられるようになって来た。しかし、前記戸と戸との間の隙間は、指が挟まるという、戸として決定的な欠点となっていた。また、前記公報に記載されている8字状帯部材を使用したものは、前記戸の間に生ずる隙間の問題、および横框の取り付け等の問題を解決していないため、折り畳み式戸として、実現されていない。
前記公報に記載されている8字状帯部材を使用したものは、アルミニウム合金製等の横框を取り付けることができない。また、前記公報に記載されている8字状帯部材を使用したものは、ドアの連結を工場で全て完成させる構造であるため、多くのドアが一体となり、重く、取り扱い難くなり、現地での組立および運搬等の問題を考慮して作製されたものではない。さらに、ヒンジの修復は、枠から連結ドア全体を外し、ドアの面材(パネル材)を取り外さなくては、行なえないという大がかりな作業になるという問題があった。また、前記特開2004−107996号公報に記載された屈伸自在なパネルの連結構造は、可撓性有する帯板を上下互い違いとなるようにS字状に巻回するとともに、上下の帯板の端部を相互に連結して「8字型のヒンジ」を形成し、この「8字型」の2個の穴に、断面半円形状の2本のポールを挿入し、半円形状の反対側のパネル固定面側端面の凹部内に、端部を緊締する連結構造である。前記「8字型のヒンジ」の緊締性能を維持する再調整や修復は、ドライバー等工具の作業が、パネル類の面材に阻まれて行なえない。したがって、前記ポールとパネルは、分離するしかない。さらに、施工後の分解作業は、天井、床、壁に阻まれ、前記ポールが前記「8字型」から抜けない。前記ヒンジと不分離の一対のポールの連結構造は、容積や重量が大きい扉や連続折戸では、再調整や修復毎に、全パネルを使用中の建物から取り外すことになり、作業が困難であった。前記「8字型ヒンジ」によるポールは、パネルが軽量で、パネル端部のどこにでも、金物類がビスで固定可能な木製である場合に最適である。たとえば、前記発明のものは、木製や合板のクローゼットに適している。しかし、アルミニウム形材の框フレーム構造では、採用できない。また、前記発明のものは、アルミニウムサッシ用には、致命的な不備が多い。
以上のような課題を解決するために、本発明は、戸と戸の間の隙間を完全に無くすとともに、実際の生産および施工を考慮した金属製建具(サッシ)の戸および戸連結方法を提供することを目的とする。また、本発明は、前記戸を複数個連結して折り畳める折戸において、必ずしも360度回動する必要がないことが判ったため、これに伴う改良を計った戸および戸連結方法を提供することを目的とする。本発明は、前記戸を連結するヒンジ金具の間に隙間ができないような構造として、指が挟まれても(挿まれても)、押し出されるため、怪我が防止できる戸および戸連結方法を提供することを目的とする。本発明は、前記従来例における適用上の制約や難点を解決して、製造、輸送、搬入、施工、メンテナンスが容易なヒンジ金具を提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に互いに対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた他方の横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた他方の横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、前記一対の柱体の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を遮蔽する長さ方向の遮蔽部材とから少なくとも構成され、少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする。
(第2発明)
第2発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面がほぼ1/4円形と、前記ほぼ1/4円形に連設する対向面とが互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、前記一対の柱体のほぼ1/4円形の反対側の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を遮蔽する長さ方向の遮蔽部材とから少なくとも構成され、少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の戸は、一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面がほぼ1/4円形部と前記ほぼ1/4円形部に連設された切欠き部とから構成され、前記ほぼ1/4円形部が互いに対向する対向面となり、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、一方の柱体における前記切欠き部に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の切欠き部に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、前記一対の柱体間を遮蔽するために、前記一方および他方の切欠き部に固定された遮蔽部材とから少なくとも構成され、少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする。
(第4発明)
第4発明の戸は、360度回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、前記少なくともいずれか一方の柱体における断面ほぼ半円形の凸部近傍に設けられた長さ方向の遮蔽部材を固定する溝と、前記溝に固定された遮蔽部材とから少なくとも構成され、少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする。
(第5発明)
第5発明の戸は、両方向に回動させることができるヒンジにより連結されており、断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動する一対の柱体と、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、前記柱体を取り付ける柱体取付部および横框取付部が成形されている取付コーナーブロックと、前記取付コーナーブロックに取り付けられた横框と、前記横框の前記取付コーナーブロックと反対側に取り付けられた縦框と、前記一対の取付コーナーブロックの上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材とから少なくとも構成され、少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されているとともに、折り畳みが自在にできることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明の戸は、第1発明から第5発明のS字状帯部材が鉄、銅、アルミニウム合金、鉄合金、銅合金、あるいは合成樹脂部材の一つからなる薄板であることを特徴とする。
(第7発明)
第7発明の戸は、第1発明から第6発明のS字状帯部材が弾性を有するバネ部材から構成されていることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明の戸は、第1発明から第7発明の柱体に取り付けられる部材が扉、折戸、雨戸、網戸、窓、建具、間仕切り、インテリア、家具、エクステリア等に使用されることを特徴とする。
(第9発明)
第9発明の戸は、第1発明から第8発明の第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材が一対の柱体における横框等を取り付ける側に一体的に設けられたフィン取付部に取り付けられることを特徴とする。
(第10発明)
第10発明の戸は、第1発明から第9発明における第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材の一端部および他端部が一対の柱体における側部に設けられた凹部に取り付けられることを特徴とする。
(第11発明)
第11発明の戸は、第1発明から第10発明における二つの柱体が少なくとも上部および下部において、中心軸部材が回動可能な連結部材によって連結されていることを特徴とする。
(第12発明)
第12発明の戸は、第1発明から第11発明における二つの柱体および取付コーナーブロックにおける一方または両方の上部には、上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記上吊り戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする二つの柱体における一方または両方の上部に上吊り戸車が取り付けられていることを特徴とする。
(第13発明)
第13発明の戸は、第1発明から第12発明の二つの柱体および取付コーナーブロックにおける一方または両方の下部には、レール上を移動する戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする。
(第14発明)
第14発明の戸は、第1発明から第13発明の柱体および/または横框等に網、ガラス、板等を取り付ける取り付け部が設けられていることを特徴とする。
(第15発明)
第15発明の戸は、第1発明から第14発明における一対の柱体において、断面がほぼ1/4円形の回動を行なうための対向面と、前記対向面に連なる断面直角部を備えていることを特徴とする。
(第16発明)
第16発明の戸は、第1発明から第15発明における一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記L字状切欠き部を覆うカバーを有することを特徴とする。
(第17発明)
第17発明の戸は、第1発明から第16発明の一対の柱体における対向面と反対側の内部に連結部材および/または横框を取り付けるためのL字状金具が取り付けられていることを特徴とする。
(第18発明)
第18発明の戸は、第1発明から第17発明における一対の柱体の内部に、前記連結部材に回動自在な中心軸部材を取り付ける取付孔が成形されていることを特徴とする。
(第19発明)
第19発明の戸連結方法は、互いに対向する対向面を有する柱体の一方および/または他方の中心軸を中心にして、前記互いの対向面に対向しながら180度または360度回動させることができる少なくとも二つの戸を連結するものであり、前記対向面の反対側に取り付けられた横框等からなる一対の柱体と、一方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等から構成された第1の戸に少なくとも一つの第1のS字状帯部材の一端部が取り付けられ、他方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等から構成された第2の戸に少なくとも一つの第2のS字状帯部材の一端部が取り付けられ、前記第1の戸および第2の戸が現地に運搬された後、第1のS字状帯部材の他端部を他方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付け、第2のS字状帯部材の他端部を一方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付け、ることにより第1の戸および第2の戸が開閉または折り畳み自在に組み立てられることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも二つの成形品からなる柱体を連結するS字状帯部材は、前記柱体との摩擦力、引っ張り力、および剪断力に耐える強度を有する薄さにすることができ、戸の回動が非常にスムーズであるとともに、前記柱体の中心軸をほぼ中心にして、断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら回動するため、前記柱体と柱体との間に隙間がなく、指等が挟まれる(挿まれる)ことがない。特に、前記柱体がアルミニウム系部材等の成形品の場合、指等を柱体の間に入れても、両者の回転により滑るように外部に押し出されるため、怪我をすることがない。特に、背丈の高い戸は、中間部に本発明のS字状帯部材を設けることにより、開閉がよりスムーズになる。
本発明によれば、戸は、互いの柱体における断面ほぼ円形の対向面に沿いながら回動するため、部材に対する負荷が一定で変化しないので、回動に無理がなく、非常に回動がスムーズになり、キシミ音等を発生することがない。また、戸を連結しているS字状帯部材は、前記柱体の断面ほぼ半円形の周面に沿って折り曲がるため、疲労による破壊が少ない。本発明の戸は、遮蔽アダプターに固定された遮蔽部材により、柱体の間が完全に遮蔽されるため、隙間風や光が入らず、または、隙間から他方が見えることがない。
本出願人は、柱体と柱体との対向面が対向しながら回転する部分を90度とするだけで良いことが判った。本発明によれば、前記円柱は、前記ほぼ1/4円形断面と、前記ほぼ1/4円形断面に連設された対向面を有するため、戸を閉じた状態が安定し、直線状となり、隙間も無くなる。
本発明によれば、柱体のほぼ1/4円形断面と、前記断面に連設された切欠き部に遮蔽部材を入れたことにより、前記隙間を完全に遮蔽することができるだけでなく、美観上優れた成形体から構成される戸を提供できる。前記遮蔽部材は、幅の狭まいパッキング材とすることができるため、前記隙間に指を挟む(挿む)ことがない。
本発明によれば、戸を取り付けた柱体は、S字状帯部材と異なる素材により作製された場合、前記S字状帯部材が前記柱体の金属素材または合成樹脂素材による色が浮き彫りとなり、デザイン上優れた効果を発揮することができる。
本発明によれば、S字状帯部材の一端部および他端部が、一対の柱体における非対向部分、または横框等に設けられた凹部に取り付けることにより、弛みなく緊締することが容易である。
本発明によれば、一対の柱体の少なくとも上部にL字状切欠き、前記L字状切欠きカバー、あるいは逆L字状金具により、柱体および縦框、横框が容易に取り付けられるだけでなく、組立施工等が迅速で、かつ容易にでき、見た目の良いものができる。
本発明によれば、S字状帯部材の一端をそれぞれ柱体に仮り付けされた状態の第1の戸および第2の戸を現地に運搬した後、前記S字状帯部材の他端部を他方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付けているため、前記戸を少人数で運ぶとともに、少人数での組み立てが容易にできる。
本発明によれば、S字状帯部材を取り付ける板状座金のねじ孔を板の幅方向に対して、非対照に設けられているため、前記板状座金を反対側にひっくり返しにするだけで、緩んだS字状帯部材の緊締を強固にすることができる。前記S字状帯部材は、柱体または横框に引っ張った状態で取り付けた後、前記板状座金を取り付けることにより、凹部等に直角に取り付けられるため、さらに、引っ張られて緊締される。
本発明によれば、柱体にS字状帯部材を取り付けるフィン取付部、凹部、あるいは切欠き部を設けているため、組立および取付が容易にできる。
本発明は、二つの柱体にそれぞれ、立枠、戸または蓋部材等が取り付けられ、前記二つの柱体を介して、前記部材が互いに連結されるとともに、180度、または360度回動させることができる成形品からなる戸に関するものであり、従来の考えとは全く異なった構成の、たとえば、折戸、雨戸、網戸等である。本発明の前記戸等は、ホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設における折戸、間仕切り等に使用することで、快適な空間を創造することができる。また、本発明は、門扉のように、一方の柱体が立枠で固定されており、他方の柱体が前記立枠に対して、180度、または360度回動する場合、および折り畳み式の戸のように、両方の柱体が自在に回動する場合がある。
本発明の戸は、少なくとも一つであり、その数に制限がない。前記戸が一つの場合は、前記柱体の一方が固定されている場合である。また、前記柱体は、アルミニウム合金からなる押し出し加工により成形される中空体(サッシ)だけでなく、たとえば、合成樹脂部材、金属、または合金等を成形して内部が充実した棒状体も含む。本発明のS字状帯部材の取り付けは、前記柱体または横框に対して直角方向からネジ止めすることにより緊締できるようにしており、組立現場において、パネル等に邪魔されることなく、ドライバーが入らないということがない。
(第1発明)
第1発明の戸は、縦方向の対向面において互いに対向しながら回動する一対の柱体と、前記一対の柱体の一方から他方へ、他方から一方へ前記縦方向の対向面に対向しながら互いに反対方向へS字状に取り巻く、少なくとも一つの第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材と、前記柱体に取り付けられている横框等からなる戸板(ガラス、網等)とから構成される。前記一対の柱体は、たとえば、断面がほぼ半円形の中空部からなり、互いに対向する前記ほぼ半円形の対向面を有し、一方および/または他方の中心軸を中心にして、前記縦方向の対向面に対向しながら回動する。
前記柱体は、前記対向面の反対側に横框等が取り付けられている。前記横框等は、縦框、中框、これらに取り付けられた板、網、ガラス等を含み、戸を構成している。前記柱体の対向面の間には、S字状帯部材の厚さ分の隙間が存在するが、厚みが薄くて済むため、ほぼ接触しながら回動する。本発明でいう「対向しながら回動する」は、前記のように多少の隙間がある場合と、ほぼ接触している場合とがある。
第1のS字状帯部材は、一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、一方の柱体から他方の柱体に向かって対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた他方の横框等に他端部が取り付けられている。第2のS字状帯部材は、第1のS字状帯部材と反対向きに前記柱体を取り巻いている。すなわち、第2のS字状帯部材は、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方柱体から一方の柱体に向かって前記断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられている。
前記一対の柱体のいずれか一方には、遮蔽部が一体成形または別体に取り付けられている。前記遮蔽部は、少なくとも一方の柱体に長さ方向に遮蔽部材を固定する突起溝を連続的に備えている。前記遮蔽部は、前記突起溝に嵌合することにより、前記一対の柱体間を光または空気が入らないように遮蔽することができる。
第1発明の戸は、第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材が張力で一対の柱体を互いに引き付けるとともに、前記柱体と前記各S字状帯部材との摩擦により、前記柱体に取り付けられる、戸や蓋等の部材を支持しながら180度回動させることができる。したがって、前記各S字状帯部材は、前記部材等を取り付けた状態で、前記柱体との摩擦力、引っ張り力、および剪断力に耐える強度を有することが必要である。第1発明の戸は、回動が非常にスムーズであるとともに、前記柱体の中心軸をほぼ中心にして、断面ほぼ半円形の面に沿いながら回動するため、前記柱体と柱体との間に隙間ができないので、指等が挟まれる(挿まれる)ことがない。
第1発明の戸は、互いの柱体における断面ほぼ半円形の対向面に沿いながら回動するため、部材に対する負荷が一定で変化しないので、回動に無理がなく、非常に回動がスムーズになり、きしみ音等を発生することがない。また、第1発明の戸は、前記柱体の断面ほぼ半円形の周面に沿って折り曲がるため、疲労による破壊が少ない。前記第1発明の戸によって回動できるように作製された戸類(折戸、雨戸等)は、遮蔽部に固定された遮蔽部材により、柱体の間が遮蔽されるため、隙間風、雨水、および光が入らない。
(第2発明)
第2発明の戸は、第1発明が少なくとも一対のS字状帯部材により一対の断面半円形の柱体を緊締しているのに対して、一対の柱体の断面がほぼ1/4円形と、前記ほぼ1/4円形に連設する対向面とが互いに対向する対向面を有する。前記断面ほぼ1/4円形を有する柱体は、少なくとも一対のS字状帯部材により断面ほぼ1/4円形および対向面等に沿いながら前記柱体を回動自在に接続している。
すなわち、第1のS字状帯部材は、一方の柱体における断面ほぼ1/4円形と前記対向面以外の部分に一端部が取り付けられ、一方の柱体から他方の柱体に向かって、前記断面ほぼ1/4円形の前記対向面に沿いながら他方の柱体の断面ほぼ1/4円形以外の部分に他端部が取り付けられている。また、前記第2のS字状帯部材は、他方の柱体における断面ほぼ1/4円形以外の部分に他端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面と対向面等に沿いながら一方の柱体の断面ほぼ1/4円形以外の部分に一端部が取り付けられている。
第2発明におけるS字状帯部材は、それぞれの幅を広くすることにより、柱体に取り付けられる部材の重量を増加することができる。また、第2発明におけるS字状帯部材は、柱体に取り付けられる部材の重量が軽い場合、幅を狭くすることができる。前記S字状帯部材は、前記柱体に取り付ける重量により幅を任意にすることができるとともに、形状を単純にできる。なお、第2発明の戸は、少なくとも一組のS字状帯部材によって前記柱体を取り付けることができる。
(第3発明)
第3発明の戸は、第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材により、柱体を緊締している点で、第1発明および第2発明と同じである。第3発明のS字状帯部材は、一端部または他端部が前記柱体に成形された切欠き部によって固定されている。すなわち、第1のS字状帯部材は、一方の柱体に成形された前記切欠き部に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられている。前記S字状帯部材の取付は、柱体に成形された切欠き部で、戸に対して直角方向からネジ止めできるようにしているため、前記S字状帯部材の緊締を強くすることができるだけでなく、取り付けが容易である。
また、第2のS字状帯部材は、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の切欠き部に他端部が取り付けられている。そして、前記柱体の間には、遮蔽部材が固定されることにより、前記一対の柱体の間を遮蔽することができる。さらに、第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材の取り付けは、前記切欠き部において、戸の垂直方向または戸の開け閉め方向にネジ止めすることができる。前記遮蔽部材は、前記戸が雨戸や網戸の場合不要である。前記遮蔽部材は、弾性体からなるパッキング材およびモヘアのような繊維状の部材も含む。
(第4発明)
第4発明のS字状帯部材は、第1発明から第3発明が二つの帯状部材を互いに反対方向のS字状になるように、柱体の対向面に沿いながら180度回動できるように取り付けられるのに対して、一対のS字状帯部材により前記断面ほぼ半円形柱体を互いに連結するとともに、前記断面ほぼ半円形の対向面に接しながら360度回動させることができる。すなわち、第4発明における断面ほぼ半円形の凸部からなる対向面には、前記柱体の長さ方向に溝が設けられ、前記溝内に遮蔽部材が嵌合されている。
前記遮蔽部材は、弾性があるため、前記一対のS字状帯部材の緊締により、前記柱体間の隙間を無くすことができる。前記一対のS字状帯部材は、前記断面ほぼ半円形の柱体の断面ほぼ半円形部分以外、または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付けることができる。前記遮蔽部材の前記溝から突出する厚さは、前記S字状帯部材の厚さより僅かに大きくすることにより、戸を締めた際の隙間を無くすことができる。なお、第1発明から第4発明における半円または1/4円形は、多少長円(縦長または横長)、あるいは楕円に近いものも含む。
(第5発明)
第5発明の戸は、両方向、たとえば、180度から360度に回動させることができるヒンジにより連結されている。第5発明の戸は、一対の柱体が、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、によって連結されている点で、第1発明から第4発明と同じである。
第1発明から第4発明と異なるのは、第5発明における一対の柱体が横框を取り付ける部分において、取付コーナーブロックとなっている点である。前記一対の取付コーナーブロックは、たとえば、横断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方および/または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、柱体取付部および横框取付部が成形されている。
また、前記取付コーナーブロックは、前記柱体取付部および横框取付部を介して、一対の柱体および横框と取り付けられる。前記連結部材は、前記取付コーナーブロックの上部および下部において、二つの中心軸部材が回動自在で、かつ、前記一対の取付コーナーブロックを連結している。また、前記連結部材は、必要に応じて、吊り車まはたガイドを一体に設けることができる。さらに、前記吊り車またはガイドは、前記連結部材の中心軸部のそれぞれまたは一方に、あるいは中間に設けられる。前記連結部材は、金物、硬質合成樹脂等からなり、板状、または吊り車およびガイド等が一体または別体に設けられている。また、前記取付コーナーブロックは、取付フィンを設けたり、あるいは無垢にすることも可能である。さらに、前記取付コーナーブロックは、ダイキャストにより作製することができる。また、前記取付コーナーブロックは、無垢材で構成することも可能である。
(第6発明)
第6発明の戸は、第1発明から第5発明におけるS字状帯部材が鉄、銅、アルミニウム合金、鉄合金、銅合金、あるいは合成樹脂部材の一つからなる薄板である。また、柱体は、前記S字状帯部材と同じまたは異なる素材により作製される。前記異なる素材、あるいは異なる表面仕上げにした場合、前記S字状帯部材は、金属素材または合成樹脂素材による色が浮き彫りとなり、デザイン上優れた効果を発揮することができる。
(第7発明)
第7発明の戸は、第1発明から第6発明におけるS字状帯部材が弾性を有するバネ部材から構成されており、前記一対の柱体を緊締するのに都合がよい。前記S字状帯部材は、ステンレスバネ、りん青銅のようなものであり、薄く成形できるため、色とともにデザイン的にも優れている。
(第8発明)
第8発明の戸は、第1発明から第7発明における柱体に取り付けられる部材が扉、戸(網戸、折戸、雨戸を含む)、窓、建具、間仕切り、インテリア、家具、エクステリア等に使用されるものである。前記戸は、材質がアルミニウム合金等からなる場合、ホテル、レストラン、ショールーム、ブティック等のさまざまな施設に使用することで、見栄えのよい構造物となる。
(第9発明)
第9発明の戸は、第1発明から第8発明における第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材が一対の柱体における横框等を取り付ける側に一体的に設けられたフィン取付部に取り付けられる。前記フィン取付部は、長さ方向に突出するように設けられているため、柱体を加工する際に同時に成形でき、安価なものを作製することができる。
(第10発明)
第10発明の戸は、第1発明から第9発明における第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材の一端部および他端部が、一対の柱体における側部で、かつ、回転する際に対向しない部分、または横框等に設けられた凹部に取り付けられる。前記S字状帯部材は、前記凹部に取り付けることにより、弛みなく緊締することが容易である。
(第11発明)
第11発明の戸は、第1発明から第10発明における一対の柱体の上部および下部において取り付けられている中心軸部材が回動可能な連結部材によって連結されている。前記連結部材は、前記柱体の回転中心で回転できるようになっているとともに、二つの戸が離れないように連結する強度を増加させている。
(第12発明)
第12発明の戸は、第1発明から第11発明における二つの柱体および取付コーナーブロックにおける一方または両方の上部に上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられている。前記上吊り戸車および/またはガイドは、一組置きに設けられているため、戸を多数連結した場合であっても、戸車やガイドによって動きを容易にしている。
(第13発明)
第13発明の戸は、第1発明から第12発明における二つの柱体および取付コーナーブロックにおける一方または両方の下部にレール上を移動する戸車および/またはガイドが取り付けられている。前記戸車および/またはガイドは、一組置きに設けられているため、戸を多数連結した場合であっても、戸車やガイドによって動きを容易にしている。前記戸は、前記上吊り戸車および下部に取り付ける戸車の両方を取り付けることもできる。
(第14発明)
第14発明の戸は、第1発明から第13発明における柱体および/または横框等に網、ガラス、板等を取り付ける取り付け部が設けられている。また、前記網、ガラス、板は、前記柱体および/または横框に取り付けられた後、パテあるいは遮蔽部材等によって固定される。
(第15発明)
第15発明の戸は、第1発明から第14発明における一対の柱体が断面がほぼ1/4円形の回動を行なうための対向面と、前記対向面に連なる断面直角部を備えており、前記対向面で180度の回転を行ない、断面直角部の前記対向面と反対側を水平面とすることで、見た目を良くすることができる。また、前記水平面には、必要に応じて、遮蔽アダプターを一体または別体として取り付けることができる。前記遮蔽アダプターの取り付けは、柱体が水平面であるため取り付け易い。
(第16発明)
第16発明の戸は、第1発明から第15発明における一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記L字状切欠き部を覆うカバーを有する。前記L字状切欠き部は、前記横框を前記柱体に取り付ける際にドライバー等が入り易くするためのものである。また、前記L字状切欠き部は、前記横框を取り付けた後、前記カバーにより覆うことにより、外部から見た目を良くしている。
(第17発明)
第17発明の戸は、第1発明から第16発明における一対の柱体における対向面と反対側の内部に横框および/または連結部材を取り付けるためのL字状金具が取り付けられている。すなわち、連結部材および/または上横框は、柱体に取り付けられた逆L字状金具上に取り付けられ、連結部材および/または下横框は、柱体に取り付けられたL字状金具の下に取り付けられる。前記L字状金具は、断面L字型部材の板材を折り曲げて安価に作製することができる。また、前記L字状金具は、ダイキャスト製または硬質樹脂とすることもできる。
(第18発明)
第18発明の戸は、第1発明から第17発明における一対の柱体の内部には、前記連結部材に回動自在に設けられた中心軸部材を取り付けるための取付孔が成形されている。連結部材は、S字状帯部材の強度を補うものであり、柱体の上部と下部に前記中心軸部材を取付孔に螺合することにより取り付けられる。本発明の戸は、必要に応じて、柱体をS字状帯部材、S字状帯部材と連結部材、および連結部材で結合することができる。前記連結部材は、スカートが一体になっているものも含む。また、前記連結部材の材質は、板材、鋳物材、硬質樹脂材等がある。
(第19発明)
第19発明の戸連結方法は、少なくとも二つの戸において、互いに対向する対向面を有する柱体の一方および/または他方の中心軸を中心にして、前記互いの対向面に対向しながら180度または360度回動させることができるように連結するものである。複数の戸は、工場において、連結した状態で作製された場合、現地に運搬したり、あるいは、所定箇所に取り付ける作業がその重量のために困難である。第21発明の戸連結方法は、第1の戸に第1のS字状帯部材を仮付けし、第2の戸に第2のS字状帯部材を仮付けしておき、一人または二人で運搬が可能な状態で、現地に運ばれ、第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材のそれぞれの他端部を他の取り付け部に仮付けした後、両端を交互に締め付ける。
戸は、回転する前記対向面を有する柱体と、前記対向面の反対側に取り付けられた横框等からなる。一方の柱体または、前記柱体に取り付けられた横框等から構成された第1の戸は、少なくとも一つの第1のS字状帯部材の一端部が取り付けられる。また、他方の柱体または、前記柱体に取り付けられた横框等から構成された第2の戸は、少なくとも一つの第2のS字状帯部材の一端部が取り付けらる。戸が多数個の場合、それぞれの戸には、第1のS字状帯部材または第2のS字状帯部材がそれぞれ仮付けされる。
そして、前記第1の戸および第2の戸が現地に運搬された後、第1のS字状帯部材の他端部は、他方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付られる。このように、第2のS字状帯部材の他端部は、一方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付けられる。前記のような状態の戸は、少人数で運ぶとともに、施工現場において、組み立てが容易にできる。
第19発明の戸連結方法は、第1の戸および第2の戸における柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に成形された凹部に第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材の一端部をねじを用いて仮止めした後、現地に運搬され、前記他端部も同様に仮止めし、その上から板部材により本止めを行なう。前記板部材は、前記凹部とともに前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材を前記柱体に緊締することが容易にできる。
第19発明における戸連結方法は、S字状帯部材を取り付ける板状座金のねじ孔を板の幅方向に対して、非対照に設けられている。最初の連結は、側部から近い方のねじ孔を使用し、経年変化により緩んできた場合、前記板状座金を反対にひっくり返し、側部から遠い方のねじ孔を使用することにより、前記S字状帯部材の緊締を強固にすることができる。
図1は本発明の第1実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図1において、戸は、断面ほぼ半円形部分を有する柱体11と、前記柱体11に対向し、前記ほぼ半円形の突出部分において、互いに対向しながら180度回動する柱体12と、前記柱体11、12に取り付けられた横框16、17等と、前記柱体11、12を可動的に連結するための、一方の柱体11の非対向面または前記柱体11に取り付けられた横框16等に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面111に沿いながら他方の柱体12の非対向面または前記柱体12に取り付けられた他方の横框17等に他端部が取り付けられた少なくとも1組のS字状帯部材と、前記柱体11、12の隙間を遮蔽する遮蔽アダプター13とから構成されている。
前記柱体11、12は、たとえば、アルミニウム合金等の金属からなり、押し出し加工により図1に示すような断面形状に成形される。前記柱体11、12は、断面ほぼ半円形の互いに対向する対向面111、121の反対側に、横框取付部112、122が一体成形されている。そして、前記横框16、17は、前記横框取付部112、122に取り付けられている。前記戸は、図1において、たとえば、下部横框、中框、および前記柱体11、12の反対側の縦框等が省略されている。前記遮蔽アダプター13は、一方の柱体11(12)の側部114(124)または横框16(17)にネジ止めされている。
図1において、本実施例の折戸は、薄い金属部材からなるS字状帯部材14、14′、15、15′と、連結部材18により、連結強度と円滑な回転とを増加している。本実施例における柱体11、12の上下部において、連結部材18(下部の連結部材は省略する)は、回動自在な中心軸部材182、182′が柱体11、12の連結孔113、123に螺合されている。すなわち、前記中心軸部材182、182′は、一対の柱体11、12とともに、前記連結部材18に対して回動する。また、前記連結部材18には、前記中心軸部材182、182′と同軸に吊り車またはガイド車146が設けられている。
前記柱体11、12は、その断面半円形の対向面に沿って自在に回動するとともに、前記連結部材18によって、連結強度が向上し、衝撃に強く、S字状帯部材14、14′、15、15′を痛めないので、S字状帯部材14、14′、15、15′が緩んだり、不所望な荷重に対して切断するという事故を防止することができる。前記S字状帯部材14、14′、15、15′は、戸を円滑に回転できるものであり、前記柱体の上下以外の箇所に、少なくとも一組を設けることにより、回転を容易にするとともに、強度を上げることができる。
なお、前記柱体11、12の回動は、S字状帯部材14、14′、15、15′を設けることなく、上下部に前記連結部材18を中心軸部材182、182′のみにより設けことも可能である。なお、戸車146は、必要に応じて、設けることができる。たとえば、前記S字状帯部材14、15は、横框16、17にネジ19、19′によって取り付けられているが、柱体11、12の側部114、124に取り付けることも可能である。前記柱体11、12のS字状帯部材14、15の取付部は、厚さ分切欠きを設け、柱体11、12の対向面における隙間を無くすこともできる。
図2は本発明の各実施例に使用される柱体の連結部材であるS字状帯部材を説明するための概略図である。図1および図2において、S字状帯部材14、14′は、前記柱体11の非対向面(側部114)または横框16の側部における凹部にネジ18によって取り付けられている。また、S字状帯部材15、15′は、前記柱体12の非対向面(側部124)または横框17の側部における凹部にネジ19によって取り付けられている。前記S字状帯部材14、14′は、前記柱体11の対向面111に沿って巻かれるとともに、他方の柱体12の対向面121に沿って巻かれ、柱体12の図1における見えない部分にネジ止めされる。
前記S字状帯部材15、15′は、同様に、柱体12の対向面121に沿って巻かれた後、他方の柱体11の対向面111に沿って巻かれ、柱体11の図1における見えない部分にネジ止めされる。前記S字状帯部材14、14′、15、15′の取り付けは、前記柱体11、12の側部、または横框16、17の側部における凹部にネジで直角方向から締め付けているため、組み立てが容易であり、戸が完成後のS字状帯部材の修理が框付パネルに邪魔されずに都合良く行なうことができる。
前記S字状帯部材14、14′、15、15′は、たとえば、最初、図1における横框16、17の側部に図示されていない平ネジ等により、引っ張られた状態で取り付けられる。その後、前記S字状帯部材14、14′、15、15′は、図示されていない板状座金を上から抑え付けるようにして、ネジ18、19を用いて取り付けることにより、前記取り付け部近傍において斜めであったS字状帯部材14、15を直角にするため、さらに、引っ張られて緊締される。
その後、遮蔽アダプター13は、前記柱体11にネジ等によって取り付けられる。前記遮蔽アダプター13は、長さ方向に沿って、遮蔽部材装着溝となる突起溝131が成形されている。前記突起溝131には、遮蔽部材132が嵌挿されている。前記戸は、少なくとも一組のS字状帯部材により連結されているため、開閉がスムーズであるだけでなく、キシミ音もしない。前記柱体11、12は、アルミニウム系、またはその他の金属材料であるため、前記遮蔽アダプター13の反対側に指を挿入しても、滑るように逆方向に押し出され、指を詰めて痛めることがない。また、前記遮蔽アダプター13は、戸の隙間から風や光が侵入することなく、見かけも豪華であるとともに戸として優れた効果を発揮する。
図3は本発明の第2実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図3において、柱体11は、対向面111と横框取付部112との間に取付凹部31、31′が成形されている。また、柱体12は、前記柱体11と同様に、対向面121と横框取付部122との間に取付凹部32、32′が成形されているとともに、前記柱体11、12のいずれか一方に遮蔽アダプター33が一体成形されている。前記取付凹部31、31′、32、32′には、前記S字状帯部材14、15がドア面に対して垂直方向からネジ止めでき、框材やパネル材に邪魔されることなく、組立作業、修理作業、あるいは、取付作業が容易にできる。
前記遮蔽アダプター33は、遮蔽部材取付用突起溝331が成形されており、前記遮蔽部材取付用突起溝331に遮蔽部材332が嵌挿されている。さらに、前記S字状帯部材14、15は、図示されていないネジによって、引っ張られた状態で取り付けられた後、板状座金311、321を介して、ネジ312、322によって、さらに、緊締された状態で取り付けられる。
一方のS字状帯部材14は、一端を一方の取付凹部31に図示されていない平ネジ等により取り付け、柱体11、12の対向面111に沿って一方から他方の取付凹部32′へ、たすき掛けに巻き付け、他端が引っ張った状態で固定される。他方のS字状帯部材15は、同様に、一端を他方の取付凹部32に図示されていない平ネジ等により取り付け、対向面121に沿って他方から一方へ、たすき掛けに巻付け、他端が引っ張った状態で固定される。
その後、前記S字状帯部材14、15は、前記取付凹部31、31′、32、32′において、前記平ネジ等の上から、板状座金311、321を当接し、ネジ312、322により、前記S字状帯部材14、15の一端および/または他端が前記取付凹部31、31′、32、32′の上部から底部に向かって押し込まれることにより、さらに、強く緊締された状態で固定される。
図4(イ)は本発明の第3実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図で、(ロ)は(イ)のロ−ロ断面図である。図4(イ)および(ロ)において、実施例1および実施例2と異なるのは、S字状帯部材14、15が横框16、17に取り付けられている点と、柱体11、12にガラス42等を挿入する凹部41が設けられている点とにある。前記柱体11、12は、対向面111、121との反対面にガラスまたは戸板42等が遮蔽部材43を介して挿入される挿入凹部41が成形されている。
また、横框16、17には、前記S字状帯部材14、15を取り付ける取付凹部44が成形されて、実施例1および実施例2と同様に、図示されていない平ネジ、図示されているネジ46と板状座金45によって固定されている。また、前記柱体11、12および横框16、17は、ネジ47、47′およびネジ孔48、48′によって固定される。
図5は本発明の第4実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図5において、柱体11、12は、断面ほぼ1/4円形51、52と、前記断面ほぼ1/4円形51、52部分に連設された断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)53、54と、前記断面ほぼ1/4円形51、52および切欠き部53、54の反対側に設けられている横框取付部112、122とから構成されている。
前記S字状帯部材14、15は、一端が横框の取付フィン57、57′に取り付けられ、他端が前記断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)53、54に前記実施例と同様に取り付けられている。前記横框に設けられた取付フィン58、58′には、図示されていない戸板、ガラス、または網戸等が取り付けられている。前記断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)53、54には、遮蔽部材55、56が嵌入される。図5に示された遮蔽部材55、56の例は、網戸の場合であり、遮蔽部材55と遮蔽部材56との間に隙間があっても差し支えない。折戸または雨戸の場合は、前記遮蔽部材55、56の間に隙間が出ないような形状のものを使用する。
図6は本発明の第5実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図6において、第4実施例と異なる所は、S字状帯部材の他端部を取り付ける取付けネジ69、69′の方向が90度異なっている点、および遮蔽部材65、65′が互いに密着して機密性を向上させている点である。図5および図6における遮蔽部材55、56、65、65′は、弾性のある部材からなるが、前記凹部を覆う形状の蓋部材に代えることができる。前記蓋部材と前記凹部とは互いに凹凸により嵌合できるようにして取り付けることができる。
図7(イ)は本発明の第6実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図で、(ロ)は(イ)におけるロ−ロ断面図ある。図7(イ)および(ロ)において、第4実施例および第5実施例と異なる所は、断面ほぼ1/4円形71、72に連設する部分が90度の角部73、74を備えている点、およびS字状帯部材14、15を取り付ける横框75、76の中央部に取付部77、77′が設けられている点である。図7に示された戸は、図の下部方向にのみ開閉ができる。また、前記横框75、76は、戸174等を取り付ける取付フィン173が設けられている。
図8は本発明の第7実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。図8において、第1実施例から第6実施例と異なる所は、柱体11、12の一方または両方に遮蔽部材が嵌挿された溝が設けられている点、360度回転することができる点、および柱体11側が固定されている点にある。図8に示された実施例は、遮蔽部材82が一方に取り付けられた例である。前記柱体11、12の一方には、対向面111、121の中央部において長さ方向に垂直溝81が成形されており、遮蔽部材82が嵌挿されている。前記遮蔽部材82は、前記垂直溝81から僅かに突出する程度にすることで、S字状帯部材14、15が巻回されている部分、および巻回されていない部分における隙間を無くすことができる。
また、実施例7における戸は、門扉等の例である。たとえば、コンクリートからなる門柱811には、取付部812が固定されている。前記取付部812には、柱体11が取り付けられている。すなわち、前記柱体11は、門柱に固定されており、図示されていない連結部材を介して柱体12と回動自在に取り付けられている。前記遮蔽部材82は、ゴム材を用いるが、スリムなものが望ましい。前記柱体11、12を連結するS字状帯部材は、複数箇所に設けることで、デザインとしても優れた効果を発揮する。
図9(イ)および(ロ)は本発明の第8実施例で、網戸を取り付けるための連結構造を説明するための概略図である。図9(イ)および(ロ)において、柱体91、92は、S字状帯部材94、95により、他の実施例と同じように取り付けられている。前記柱体91、92は、横框99とネジ981が取付孔98に螺合することにより取り付けられる。前記横框99は、網85の端部を挿入する溝991が成形されており、前記溝991に網85の端部と遮蔽部材992を挿入して網85を横框99に固定する。
図10(イ)および(ロ)は本発明の第9実施例で、戸と戸を連結する連結金具、および前記連結金具を使用した状態を説明するための図である。図10(イ)において、断面L字型連結部材1011は、開口1012、1012′が柱体11、12の回転中心と一致するとともに、中心軸部材1023によって、回動自在に取り付けられる。前記断面L字型連結部材1011は、柱体11、12を連結しているS字状帯部材14、15が切断された場合であっても、前記柱体11、12を分離することがなく、強固に前記両者を結合することができる。
したがって、前記戸は、前記S字状帯部材14、15を切断しても、柱体11、12が分離しないので、盗難を防止することができる。前記断面L字型連結部材1011の立ち上がり部は、たとえば、対向部に設けられたモヘアと接することにより、気密性を保持することができる。前記気密性を保持する部材としては、ビート、中空ビートを設けておくこともできる。
図10(ロ)において、たとえば、柱体11の上部には、逆L字状金具1026が固定されている。前記断面L字型連結部材1011は、柱体11の上部に図示のごとく、吊り車1022の固定軸(中心軸部材)1023を介して逆L字状金具1026に取り付けられる。戸は、前記断面L字状金具1011の開口1012、1012′および固定軸1023を介して吊り車1022により、レール1021に可動自在に吊り下げられる。
また、前記断面L字型連結部材1011および逆L字状金具1026は、側部にレール1021から横方向に延びる気密モヘア1025を押し付ける長さに設けることにより、この間の隙間を無くすことができる。また、前記断面L字型連結部材1011は、同様に柱体11、12の下部に、向きを逆にして設けられる。図10(ロ)において、気密モヘア1025は、図と反対側にも設けることもできる。
図11(イ)および(ロ)は本発明の第10実施例で、戸と戸を連結する連結金具、および前記連結金具を使用した状態を説明するための図である。図11(イ)および(ロ)において、実施例9と異なる所は、連結部材1111が開口1113を有するとともに、モヘア1112が一方の面に設けられている点である。前記連結部材1111は、実施例9と同様に、逆L字状金具に取り付けられ、図11(ロ)に示すように、隙間を無くすことができる。
図12(イ)から(ハ)は本発明の第11実施例で、柱体と横框の接続状態を説明するための例である。図12(イ)から(ハ)において、柱体11、12は、たとえば、4本のS字状帯部材14、14′、15、15′によって連結されている。前記4本のS字状帯部材14、14′、15、15′の一端部または他端部は、取付フィン1211、1212に他の実施例と同様な方法により緊締される。前記取付フィン1211、1212は、その両端部において、たとえば、45度に切られている。
横框1213、1214には、戸等を取り付けるための取付フィン1215、1216が成形されており、その両端部が45度に切られている。前記柱体11、12と前記横框1213、1214とは、取付フィン1211、1215、1212、1216とが互いに対向した45度の面1217、1218で対向している。前記柱体11、12と横框1213、1214は、図示されていないネジを取付孔1219に螺合することで、固定される。前記取付フィン1211、1215、1212、1216には、ガラス、板、網等が取り付けられる。
図13(イ)から(ヘ)は本発明の第12実施例で、S字状帯部材の端部を柱体にネジ止めする状態を説明するための図である。図13(イ)および(ロ)において、前記各実施例と異なる所は、S字状帯部材1312を取り付ける垂直取付部またはフィン1316を有するS字状帯部材取付金具1315を柱体1311に取り付けている点、およびS字状帯部材1312を固定する板状座金1317のネジ孔1319を偏心させている点である。前記S字状帯部材取付金具1315は、柱体1311の取付部1314および溝1314′に取り付けられる。
前記S字状帯部材取付金具1315に垂直に取り付けられている垂直取付部1316には、図示されていない平ネジにより、S字状帯部材1312の一方の端部および他方の端部が固定される。その後、前記S字状帯部材1312は、さらに、板状座金1317のネジ孔1319を下に向けてネジ1320により垂直取付部1316に固定することで、より緊締することができる。
図13(ハ)および(ニ)は、板状座金1317の偏心したネジ孔1319を下(S字状帯部材取付金具1315側)にして垂直取付部1316に取り付けられた場合が示されている。また、図13(ホ)および(ヘ)は、前記板状座金1317の偏心したネジ孔1319を上(S字状帯部材取付金具1315と反対側)に向けて垂直取付部1316に取り付けられた場合が示されている。
図13(ニ)および(ヘ)を比較すると、前記S字状帯部材1312は、偏心したネジ孔を上に向けて垂直取付部1316に取り付けられた場合の方がより引っ張られた状態に緊締されている(図13(ヘ)参照)。本発明のS字状帯部材1312は、経年変化により、僅かであるが延びるため、前記板状座金1317の向きを変えるといった簡単な工事により、柱体1311間の緩みを防止することができる。
図14は本発明の第13実施例で、折戸を吊るす場合を説明するための概略図である。図14において、柱体1411と柱体1412は、少なくとも一対のS字状帯部材1421、1422によって緊締され、それぞれの対向面に沿って互いに回動自在に構成されている。また、柱体1413と柱体1414は、同様に、少なくとも一対のS字状帯部材1423、1424によって緊締され、互いに回動自在に構成されている。さらに、柱体1412および柱体1413は、横框1432等により一枚の戸または網戸、雨戸等が構成されている。他の柱体も同様に二つの柱体によって戸等が構成されている。
戸と戸とは、互いの柱体1411、1412、または、柱体1413、1414が連結部材1441、1442によって回動自在に連結されている。前記連結部材1441、1442は、前記S字状帯部材1421、1422、1423、1424が切断されたとしても、前記各柱体1411、1412、1413、1414の上下に設けられた前記連結部材1441、1442によって分離されることがない。
また、前記連結部材1441には、一つまたは二つの吊りローラ1451が柱体1411、1412、1413、1414の上に取り付けられる。前記吊りローラ1451は、図示されていない上側または下側溝に嵌め込まれ、溝の方向に移動する。前記吊りローラ1451によって戸を吊る箇所は、折戸の場合、たとえば、連結部材の一つ置きに設けられる。吊りローラ145で吊っている場合、下部は、ガイドローラとなる。
前記折戸は、閉めて平らにした場合、吊りローラがない箇所がぐらつき、風等により開く恐れがある。このような場合、たとえば、柱体には、棒状部材のロック機構を埋め込み、前記棒状部材を前記連結部材の一部に係合できるようにして、前記連結部材の回動を固定する。すなわち、前記ロック機構は、公知のものであり、柱体内の棒を上方および下方に移動させる方法、あるいは他の方法により、折戸の不所望な開閉を不可能にする。
図15は本発明の第14実施例で、柱体と横框等の取り付けを説明するための概略斜視図である。図15において、各実施例と異なる所は、柱体に切欠き部と、前記切欠き部を覆うカバーと、S字状帯部材が前記カバーの上から緊締される点で異なっている。柱体1511、1512は、上下部にL字状切欠き部1531、1532が設けられている。前記L字状切欠き部1531、1532は、カバー1541、1542により覆うことができ、見栄えを良くしている。前記L字状切欠き部1531、1532は、横框1581、1582を取り付ける際のネジ止め作業が容易にできる。
さらに、前記L字状切欠き部1531、1532には、L字状金具1551、1552がネジ1559により取り付けられる。また、前記L字状金具1551、1552は、連結部材1561が取り付けられている。前記連結部材1561には、軸を介して吊りローラ1571、1572が固定されている。前記吊りローラ1571、1572は、一つであっても良い。
前記柱体1511、1512は、前記横框1581、1582、連結部材1561等を取り付けた後、カバー1541、1542によって覆われる。その後、S字状帯部材1521は、前記カバー1541、1542の上部において、前記各実施例のようにして取り付けられる。
図16は本発明の第15実施例で、折戸を工場等で組み立てる方法をおよび施工現場で施工する方法を説明するための図である。図16において、柱体1611、1612および柱体1613、1614は、横框1621、1622等をL字状切欠き部1631、1632からネジ止めした後、カバー1641、1642によって前記L字状切欠き部1631、1632を覆うことで枠が作製される。前記枠には、必要に応じて、ガラス、板、網等を取り付ける。
前記二つの戸は、S字状帯部材1652、1653によって、各実施例と同様に回動自在に固定される。S字状帯部材1651、1654は、柱体1611、1614に、一端部を仮取り付けした後、他端部をたとえば、運送中に邪魔にならないように、ガムテープ等により仮止めされ、施工場所で仮止めを外し、組み立てられる。
図17は本発明の第15実施例で、折戸を組み立てるために運搬する状態を説明するための図である。図17において、工場で組み立てられた図16で示す二つの戸1711は、ペアになって折り畳まれて、工場から運搬される。前記二つの戸1711は、施工現場に持ち込む際に、人手によっても運べる重量である。すなわち、施工現場において、作業は、1回の連結作業で、4枚の戸が施工されることになる。
図18は本発明の第15実施例で、一組に連結された折戸の現地で組み立てる際の状態を説明するための図で、下から上を見た図である。図18において、天井1811には、上レール1812が取り付けられている。また、床1813には、下レール1814が取り付けられている。工場において、組み立てられた図16および図17のペア戸1815は、前記上下レール1812、1814に取り付けられる。その後、他のペア戸1816は、同様にして順次取り付けられる。そして、ペア戸1815およびペア戸1816は、S字状帯部材の端部がガムテープ等により仮止めされていたものを剥がし、互いに他方の柱体に巻回し緊締して連続した折戸が完成する。
前記現場における組み立ては、天井方向にスペースが無い場合であっても、戸の上方からネジ等を押し込む作業がないため、単にS字状帯部材の端部を前記戸の直角方向からドライバー等によりネジで止める作業のみであるため、天井いっぱいの高さの戸であっても、簡単に取り付けることが可能になった。同様に、床の下方より上に向かっての作業がないため、本発明の組立方法は、工事を容易にする。
図19は本発明の第15実施例で、折戸を開く状態を説明するためのもので、上吊り車および下車を省略した図である。図19に示されたガラス入り折戸1911は、前記方法によって取り付けられ、半開き状態が描かれている。前記ガラス入り折戸1911は、ガラスを一枚にして中框をなくしたものが示されており、本発明の構成により、開閉がスムーズであるだけでなく、運搬および現地における組み立てが容易である。前記折戸は、レールに沿ってスラドし、収納する際にのみ折り畳むようにすることができる。前記スライド式の折戸は、閉められている状態で、レールから外れないため、防犯上好都合である。
図20は本発明の第16実施例で、折戸の一部断面形状を説明するための図である。図20において、柱体2011は、上部に上框2012と、下部に下框2013とが取り付けられている。前記柱体2011は、上側連結部材2015、上側中心軸部材2017を介して上側ガイドローラ2019に、また、下側連結部材2016、下側中心軸部材2018を介して下側ガイドローラ2020にそれぞれ取り付けられている。上部レール2021および下部ガイド2022には、レール2032、ガイド溝2031があり、前記上側ガイドローラ2019および下側ガイドローラ2020を案内する。前記柱体2011と、上部レール2021および下部ガイド2022の間には、隙間を無くすためのモヘア2033、2034が設けられている。
図21は本発明の第17実施例で、折戸の柱体と横框を取り付ける取付コーナーブロックを説明するためのもので、下から見た図である。図21において、柱体2111の下部には、柱体2111と下框(横)2112を取り付けるための取付コーナーブロック2114が設けられている。柱体2111は、ネジ2119を取付コーナーブロック2114の孔2120に挿入し、ネジ孔2121により固定する。同様に、図示されていない、もう一つの柱体と取付コーナーブロック2115は、図示されていない、ネジにより取り付けられる。
下框(横)2112は、ネジ2116を孔2117に挿入することによりネジ孔2118により固定する。同様に、下框(横)2113は、取付コーナーブロック2115に取り付けられる。前記取付コーナーブロック2114および取付コーナーブロック2115は、連結部材2122と二つの中心軸部材2131、2132により回動自在に連結される。
図21に示す例は、下側ガイド2123が一つの場合である。前記下框(横)2112、2113、取付コーナーブロック2114、2115、連結部材2122の下部には、モヘア2124、2125、2126、2127が設けられ、隙間を遮蔽するようになっている。
図22は第17実施例で取付コーナーブロックおよび連結部材を使用して組み立てた折戸を下から見た図である。図22において、図21で説明した折戸は、組み立てられ、一組毎に下側ガイド2223が設けられている。
図23(イ)は本発明の第18実施例において、折戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材と折戸の閉じた状態を説明する概念図で、(ロ)は三角形の隙間を無くす角部材と折戸の開いた状態を説明する概念図である。図23(イ)および(ロ)において、カバー部材2311、2321には、開口部2315、2325が設けられている。
折戸が閉じられている場合(障子が全て垂直面になっている状態)、前記開口部2315、2325には、角部材2314、2324が一方の面を互いに接触させ、他方の面が前記カバー部材2311、2321の表面とほぼ同一面となるように柱体11、12に取り付けられている。しかし、第18実施例は、取付コーナーブロックあるいは柱体にも同様な角部材2314、2324を設けることができる。前記折戸が開く方向に移動した場合(折戸が折り畳まれた状態)、前記角部材2314、2324は、互いに接触していた一方の面が離れ、前記カバー部材2311、2321の表面と同一面となっていた他方の面が互いに接近する方向に移動する。
図24(イ)は本発明の第18実施例において、折戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材の取り付け状態を説明する概念図で、(ロ)は三角形の隙間を無くす角部材が内部に押し込められた状態を説明する概念図である。角部材2314、2324は、一方に直角三角形、他方に凹部2319、2329が成形されており、前記凹部2319、2329の内部側に角部材回動軸2316、2326、外側に係合突起2341、2351が成形されている。
また、前記角部材回動軸2316、2326は、バネ2317、2327の中央部が掛けられている。前記バネ2317、2327は、一端がバネ押え2318、2328に係合され、他端が角部材2314、2324の凹部2319、2329に係合されている。前記角部材2314、2324は、バネ2317、2327の付勢力により、前記直角三角形が互いに接触し、係合突起2341、2351が前記開口部2315、2325に係合して、図23(イ)および図24(イ)のような状態になっている。
折戸を畳む方向に移動させると、前記係合突起2341、2351は、バネ2317、2327の付勢力に抗して、カバー部材2311、2321の内部方向に移動し、前記角部材2314、2324の接触面が離れる方向に移動することで、前記角部材2314、2324がカバー部材2311、2321の内部に入る。前記角部材2314、2324は、柱体11、12の上部および下部にできる三角形の隙間を完全に塞ぐことができる。また、前記角部材2314、2324は、前記柱体11、12の上部および下部にできる三角形の隙間を防ぐものであれば、形状およびバネ等に限定されない。
図25は本発明の第19実施例であり、戸の吊り車およびガイド車を説明するための斜視図である。図25において、横框16が取り付けられている柱体11と、横框17を取り付けている柱体12とは、図示されていない中心軸部材が連結部材18に設けられた孔181、181′から回動自在にそれぞれの中心に取り付けられている。前記連結部材18は、その中央部に、吊り軸2511が一体または別体として取り付けられている。また、前記吊り軸2511には、ガイド車2512および吊り車2513が設けられている。
図26は本発明の第20実施例であり、戸の吊り車およびガイド車を説明するための斜視図である。図26において、第20実施例は、ガイド車2611、2612、および吊り車2613の形状が第19実施例と異なっている。前記ガイド車2611、2612は、中心軸部材の頭部が案内部となっている。また、前記吊り車2613は、車が一つである点と、向きが90度異なっている点で、第19実施例と異なっている。さらに、実施例19および実施例20に示されている吊り車およびガイド車の数や形状は、公知のものを任意に選択することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本実施例に記載されている戸は、ガラス戸、板戸、雨戸、網戸等を折り畳めるようにしたものであり、大きさ、取り付ける場所等によって形状を任意に変更することができる。また、前記戸は、アルミニウム合金、その他の金属、金属合金、合成樹脂等からなり、公知または周知の押し出し加工によって任意の形状に成形することができる。さらに、前記戸は、障子として、ガラス、板、網等公知または周知のものを取り付けることができる。なお、網戸や雨戸は、遮蔽部材が不要である。
S字状帯部材は、多少の弾性、薄く加工のできる部材、適度の強度を有するものであれば、金属、合金、または合成樹脂等を採用することができる。また、前記戸のロック機構は、明細書に記載されていないが、公知または周知の機構を採用することができる。また、本発明の戸は、必要に応じて、S字状帯部材のみによる柱体の結合、前記S字状帯部材および連結部材による柱体の結合、および連結部材のみによる柱体の結合のいずれを採用することもできる。さらに、本実施例を任意に組み合わせて使用することができる。さらに、本発明の折戸は、ビル等の回転扉に応用する場合、入口に人が挟まれると、戸が折り曲がり、折り曲がった部分に指等が挟まれない構造とすることができる。本発明の実施例は、アルミニウム形材(非断熱)で記載されているが、断熱樹脂部材を使用して、前記アルミニウム形材の外側と内側との断熱を図るようにすることができる。
本発明の第1実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。(実施例1) 本発明の各実施例に使用される柱体の連結部材であるS字状帯部材を説明するための概略図である。 本発明の第2実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。(実施例2) (イ)は本発明の第3実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図で、(ロ)は(イ)のロ−ロ断面図である。(実施例3) 本発明の第4実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。(実施例4) 本発明の第5実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。(実施例5) (イ)は本発明の第6実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図で、(ロ)は(イ)におけるロ−ロ断面図ある。(実施例6) 本発明の第7実施例で、戸を連結するための連結構造を説明するための概略図である。(実施例7) (イ)および(ロ)は本発明の第8実施例で、網戸を取り付けるための連結構造を説明するための概略図である。(実施例8) (イ)および(ロ)は本発明の第9実施例で、戸と戸を連結する連結金具、および前記連結金具を使用した状態を説明するための図である。(実施例9) (イ)および(ロ)は本発明の第10実施例で、戸と戸を連結する連結金具、および前記連結金具を使用した状態を説明するための図である。(実施例10) (イ)から(ハ)は本発明の第11実施例で、柱体と横框の接続状態を説明するための例である。(実施例11) (イ)から(ヘ)は本発明の第12実施例で、S字状帯部材の端部を柱体にネジ止めする状態を説明するための図である。(実施例12) 本発明の第13実施例で、折戸を吊るす場合を説明するための概略図である。(実施例13) 本発明の第14実施例で、柱体と横框等の取り付けを説明するための概略斜視図である。(実施例14) 本発明の第15実施例で、折戸を工場等で組み立てる方法をおよび施工現場で施工する方法を説明するための図である。(実施例15) 本発明の第15実施例で、折戸を組み立てるために運搬する状態を説明するための図である。 本発明の第15実施例で、一組に連結された折戸の現地で組み立てる際の状態を説明するための図で、下から上を見た図である。 本発明の第15実施例で、折戸を開く状態を説明するためのもので、上吊り車および下車を省略した図である。 本発明の第16実施例で、折戸の一部断面形状を説明するための図である。(実施例16) 本発明の第17実施例で、折戸の柱体と横框を取り付ける取付コーナーブロックを説明するためのもので、下から見た図である。(実施例17) 第17実施例で取付コーナーブロックおよび連結部材を使用して組み立てた折戸を下から見た図である。 (イ)は本発明の第18実施例において、折戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材と折戸の閉じた状態を説明する概念図で、(ロ)は三角形の隙間を無くす角部材と折戸の開いた状態を説明する概念図である。(実施例18) (イ)は本発明の第18実施例において、折戸の上部および下部に設けた三角形の隙間を無くす角部材の取り付け状態を説明する概念図で、(ロ)は三角形の隙間を無くす角部材が内部に押し込められた状態を説明する概念図である。 本発明の第19実施例であり、戸の吊り車およびガイド車を説明するための斜視図である。(実施例19) 本発明の第20実施例であり、戸の吊り車およびガイド車を説明するための斜視図である。(実施例20) 従来のヒンジ金具を説明するための図である。
符号の説明
11、12・・・柱体
111、121・・・対向面
112、122・・・横框取付部
113、123・・・側部
13・・・遮蔽アダプター
131・・・突起溝
132・・・遮蔽部材
14、14′、15、15′・・・S字状帯部材
141、141′、142、142′、151、151′、152、152′・・・ネジ孔
16、17・・・横框
18、19・・・ネジ
31、31′、32、32′・・・取付凹部(断面コ字型取付凹部)
311、321・・・板状座金
33・・・遮蔽アダプター
331・・・溝(遮蔽部材取付用突起溝)
332・・・遮蔽部材
312、322・・・ネジ
41・・・挿入凹部
42・・・ガラス(戸板)
43・・・遮蔽部材
44・・・取付凹部
45・・・板状座金
46、47、47′・・・ネジ
48、48′・・・ネジ孔
51、52、71、72・・・断面ほぼ1/4円形
53、54・・・断面ほぼ1/4切欠き部(L字状切欠き部)
55、56、65、65′・・・遮蔽部材
57、57′、58、58′、67、67′、68、68′・・・取付フィン 59、59′、69、69′・・・ネジ
73、74・・・90度の角部
75、76・・・横框
77、77′・・・取付部
173・・・取付フィン
174・・・戸
78、78′、97、97′・・・板状座金
81・・・垂直溝
82、84・・・遮蔽部材
83・・・網戸取付溝
85・・・網
91、92・・・柱体
911、921・・・対向面
94、95・・・S字状帯部材
96・・・取付凹部
98・・・取付孔
981・・・ネジ
99・・・横框
991・・・溝
992・・・遮蔽部材
1011・・・断面L字型連結部材
1012、1012′、1113、1113′・・・開口
1021・・・レール
1022・・・吊り車
1023・・・固定軸
1025、1112・・・モヘア
1026、1114・・・L字状金具
1111・・・連結部材
1121・・・レール
1122・・・吊りローラ

Claims (19)

  1. 一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
    断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に互いに対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、
    一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた他方の横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、
    他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた他方の横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、
    前記一対の柱体の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を遮蔽する長さ方向の遮蔽部材と、
    から少なくとも構成され、
    少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする戸。
  2. 一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
    断面がほぼ1/4円形と、前記ほぼ1/4円形に連設する対向面とが互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、
    一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、
    他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、
    前記一対の柱体のほぼ1/4円形の反対側の少なくともいずれか一方に一体成形または別体として取り付けられているとともに、前記一対の柱体間を遮蔽する長さ方向の遮蔽部材と、
    から少なくとも構成され、
    少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする戸。
  3. 一方向に180度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
    断面がほぼ1/4円形部と前記ほぼ1/4円形部に連設された切欠き部とから構成され、前記ほぼ1/4円形部が互いに対向する対向面となり、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、
    一方の柱体における前記切欠き部に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、
    他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の切欠き部に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、
    前記一対の柱体間を遮蔽するために、前記一方および他方の切欠き部に固定された遮蔽部材と、
    から少なくとも構成され、
    少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする戸。
  4. 360度回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
    断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動するとともに、前記対向面の反対側に横框等を取り付けた一対の柱体と、
    一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框に一端部が取り付けられ、一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、
    他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、
    前記いずれか一方の柱体における断面ほぼ半円形の凸部近傍に設けられた長さ方向の遮蔽部材を固定する溝と、
    前記溝に固定された遮蔽部材と、
    から少なくとも構成され、
    少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されていることを特徴とする戸。
  5. 両方向に回動させることができるヒンジにより連結されている戸において、
    断面ほぼ半円形で、互いに対向する対向面を有し、一方または他方の中心軸を中心にして、前記対向面に対向しながら回動する一対の柱体と、
    一方から他方に向かって前記対向面に沿いながら他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に他端部が取り付けられた第1のS字状帯部材と、
    他方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けられた横框等に一端部が取り付けられ、他方から一方に向かって前記対向面に沿いながら一方の柱体の非対向面または前記柱体に取り付けた横框等に他端部が取り付けられた第2のS字状帯部材と、
    前記柱体を取り付ける柱体取付部および横框取付部が成形されている取付コーナーブロックと、
    前記取付コーナーブロックに取り付けられた横框と、
    前記横框の前記取付コーナーブロックと反対側に取り付けられた縦框と、
    前記一対の取付コーナーブロックの上下部において、二つの中心軸部材が回動自在に、前記一対の柱体を接続する連結部材と、
    から少なくとも構成され、
    少なくとも一組からなる前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材によって、開閉または折り畳みが自在になるように緊締されているとともに、折り畳みが自在にできることを特徴とする戸。
  6. 前記S字状帯部材は、鉄、銅、アルミニウム合金、鉄合金、銅合金、あるいは合成樹脂部材の一つからなる薄板であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された戸。
  7. 前記S字状帯部材は、弾性を有するバネ部材から構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載された戸。
  8. 前記柱体に取り付けられる部材は、扉、折戸、雨戸、網戸、窓、建具、間仕切り、インテリア、家具、エクステリア等に使用されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された戸。
  9. 前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材は、一対の柱体における横框等を取り付ける側に一体的に設けられたフィン取付部に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載された戸。
  10. 前記第1のS字状帯部材および第2のS字状帯部材の一端部および他端部は、一対の柱体における側部に設けられた凹部に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載された戸。
  11. 前記二つの柱体は、少なくとも上部および下部において、中心軸部材が回動可能な連結部材によって連結されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載された戸。
  12. 前記二つの柱体および取付コーナーブロックにおける一方または両方の上部には、上吊り戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記上吊り戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載された戸。
  13. 前記二つの柱体および取付コーナーブロックにおける一方または両方の下部には、レール上を移動する戸車および/またはガイドが取り付けられており、前記戸車および/またはガイドが戸の一組置きに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載された戸。
  14. 前記柱体および/または横框等には、網、ガラス、板等を取り付ける取り付け部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載された戸。
  15. 前記一対の柱体は、断面がほぼ1/4円形の回動を行なうための対向面と、前記対向面に連なる断面直角部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載された戸。
  16. 前記一対の柱体の上部および下部において、横框を取り付けるためのL字状切欠き部と、前記L字状切欠き部を覆うカバーを有することを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1項に記載された戸。
  17. 前記一対の柱体における対向面と反対側の内部には、前記連結部材および/または前記横框を取り付けるためのL字状金具が取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載された戸。
  18. 前記一対の柱体の内部には、前記連結板に回動自在な中心軸部材を取り付ける取付孔が成形されていることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載された戸。
  19. 互いに対向する対向面を有する柱体の一方および/または他方の中心軸を中心にして、前記互いの対向面に対向しながら180度または360度回動させることができる少なくとも二つの戸を連結する戸連結方法において、
    前記対向面の反対側に取り付けられた横框等からなる一対の柱体と、
    一方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等から構成された第1の戸に少なくとも一つの第1のS字状帯部材の一端部が取り付けられ、
    他方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等から構成された第2の戸に少なくとも一つの第2のS字状帯部材の一端部が取り付けられ、
    前記第1の戸および第2の戸が現地に運搬された後、
    第1のS字状帯部材の他端部を他方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付け、
    第2のS字状帯部材の他端部を一方の柱体または前記柱体に取り付けられた横框等に取り付け、
    ることにより第1の戸および第2の戸が開閉または折り畳み自在に組み立てられることを特徴とする戸連結方法。
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