JP2006327734A - マンドレルの制御装置 - Google Patents

マンドレルの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006327734A
JP2006327734A JP2005151817A JP2005151817A JP2006327734A JP 2006327734 A JP2006327734 A JP 2006327734A JP 2005151817 A JP2005151817 A JP 2005151817A JP 2005151817 A JP2005151817 A JP 2005151817A JP 2006327734 A JP2006327734 A JP 2006327734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
frequency
drive motor
mandrel
coil material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005151817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4235192B2 (ja
Inventor
Masato Hosoya
正人 細矢
Shinichi Furuyama
信一 古山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP2005151817A priority Critical patent/JP4235192B2/ja
Publication of JP2006327734A publication Critical patent/JP2006327734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235192B2 publication Critical patent/JP4235192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】マンドレルの駆動モータを常に最適な回転数で駆動する。
【解決手段】プレス機の送り装置にコイル材を繰り出すマンドレルの駆動モータは運転周波数範囲を複数の領域に定義され、周波数領域に応じた回転数変化率とマンドレルのフィードバック時間に相当する目標時間(T)が設定される。駆動モータの定常運転周波数が属する周波数領域により運転条件が決定され、マンドレルの動作時間(測定時間(t))が測定される。目標時間(T)と測定時間(t)の比較から次回の定常運転周波数が決定されフィードバック制御がなされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、コイル材の保持部を駆動モータで回転駆動することにより、加工機に送り手段を介して供給されるコイル材を供給量に応じて繰り出し、または加工機から排出されるコイル材を巻取るためのマンドレルに係わり、特に前記マンドレルにおけるコイル材の繰り出し又は巻き取り速度を制御するための制御装置に関するものである。
プレス加工等において、略円筒状に巻回された細長い帯状の素材であるコイル材が用いられる場合には、このコイル材を保持する手段としては一般にマンドレルが使用される。
図6に、マンドレルを含むプレスラインの一例を示す。1はプレス機、2は上型、下型からなる金型である。3は送り装置であり、上下一対のロール間にコイル材6を挟持し、プレス機1の加工速度にあわせて所定の長さでコイル材6を間欠的に供給する。また、4はコイル材6のループの上限位置と下限位置を検出する上下一対のループセンサである。
5はマンドレルである。このマンドレルは、保持部5aにコイル材を巻回した状態で保持することができる。この保持部5aは図示しないモータによって回転駆動され、前記コイル材を繰り出すことができる。モータは、前記ループセンサ4からの検出信号に基づいて制御装置5bが制御する。
前記制御装置5bは、前記検出手段4の出力信号に応じて、モータの運転・停止を切り替えるように構成されている。ここでモータの運転はモータの起動及び回転数を段階的に切り替えることをいう。
図7に制御部5bの構成を示す。制御部5bは、演算部12とクロック13とRAM14と設定スイッチ15とインバータ16を有しており、検出手段17とスイッチ18からの信号を受け、駆動モータ19を制御するように構成されている。
前記検出手段17は、ループセンサ4の出力によりコイル材のループの上限位置及び下限位置を検出して、前記演算部12にそれぞれ起動信号及び停止信号を出力する。
前記スイッチ18は制御部11による駆動モータ19の運転態様を自動運転・手動運転・寸動運転のなかから選択する。
まず、前記演算部12は、インバータ16を介して駆動モータ19の回転数を周波数制御するものであり、前記起動信号が入力された時に駆動モータ19の回転数を所定値まで徐徐に増加させて、停止信号が入力された時に駆動モータ19の回転数を徐徐に減少させて停止させる。
次に、前記演算部12は、運転中にコイル材が上限位置から下限位置に到達する時間を測定する時間測定部としての機能を有している。即ち演算部12は、前記検出手段17から連続して入力された起動信号と停止信号の時間間隔(測定時間t)を、クロック13が発生する信号に基づいて測定する。
さらに、前記演算部12は、前記設定スイッチ15及びRAM14とともに、運転中にコイル材が上限位置から下限位置に到達する目標時間Tを設定するための時間設定部を構成している。即ち、設定スイッチ15で入力した目標時間Tは、演算部12を介してRAM14に格納される。
前記時間設定部の設定スイッチ15においては、始動時の定常運転周波数として駆動モータ19の最高回転数F1 が設定される。また、駆動モータ19の回転数の調整幅Δfも設定される。両者は前記目標時間Tと共にRAM14に格納される。
そして前記演算部12は、前記目標時間Tと測定時間tを比較し、T>tの時には駆動モータ19の定常運転周波数をΔf小さくし、T<tならばΔf大きくし、T=tならば現状の定常運転周波数を維持し、この定常運転周波数をもって次の起動時に駆動モータ19を起動させるように構成されている。
本実施例における目標時間Tの設定は、検出手段17、マンドレル本体又は送り装置等の実際の設置状態に応じた適切な値に定めることができる。そして、回転速度の制御が小きざみに行なわれるので、コイル材の巻径や加工ラインの作業速度に機敏に対応した適切なコイル材の繰り出しを行うことができる。
特開平7−033301号公報
従来のマンドレルの制御では目標時間と駆動モータの回転数の増加・減少率の設定がそれぞれ一種類であった。このため以下のような制限があった。
まず目標時間について説明する。従来技術の制御は目標時間という指標を用いて一定量のコイル材を繰り出している。これは直前の動作時のコイル材の巻径を基準としてマンドレルの主軸の回転数(即ち駆動モータの回転数)を決めて一定量を繰り出す制御と考えることもできる。
保持部5aへのコイル材の巻径が比較的小さくて駆動モータの回転数が高い場合は短時間で巻径が急激に減少する。一定量のコイル材を繰り出すには巻径の変化に応じて回転数を上昇させる必要があり、そのためには目標時間を短くして回転数を短時間に変化させるようにせざるを得なかった。
次に駆動モータの回転数の増加・減少率について説明する。マンドレルから一定量のコイル材を繰り出すためにコイル材の巻径が小さい場合は回転数を上げる必要がある。上記のように目標時間は短い一定時間とされるので高い定常回転数まで短時間に加減速する必要がある。従ってこの条件に適合する急激な増加・減少率を採用する必要があった。
保持部5aへのコイル材の巻径が大きいときに目標時間及び駆動モータの回転数の増加・減少率は上述の制限は受けない。それに拘らずこの場合も短い目標時間の設定のため必要以上に保持部5aの起動・停止を行い定常運転時の駆動モータ回転数も高くなる。そして急激な増加・減少率設定のため必要以上に加速・減速を強いられることになる。コイル材の巻径が大きいときはコイル材の慣性モーメントも大きくなるので、これらの動作によりコイル材がゆるんで巻き乱れる事態(バラケ)が生じ易いという問題があった。また駆動モータにも必要以上に負荷がかかる問題もあった。
近年のプレスラインは高速化が進み、これに伴いマンドレルからのコイル材の繰り出し能力もより高いものが求められている。駆動モータにより駆動されるマンドレルの主軸の回転数は従来は20r/min程度であったものが30r/min程度が求められるようになっており、バラケと駆動モータの負荷はより深刻な問題となって来た。
本発明は、マンドレルの駆動モータを常に最適な目標時間と駆動モータの回転数の増加・減少率で駆動しバラケを回避するマンドレルの制御装置を提供することを目的としている。
本発明に係るマンドレルの制御装置は、駆動モータの回動駆動により、加工機に送り手段を介して供給されるコイル材を供給量に応じて繰り出し、加工機から排出されるコイル材を巻取るマンドレルの制御装置であって、コイル材のループの上限位置及び下限位置を検出する検出部と、コイル材がループの上限位置から下限位置に到達する時間を測定する時間測定部と、コイル材がループの上限位置から下限位置に到達する目標時間を設定する時間設定部と、コイル材がループの上限位置又は下限位置に到達したときにマンドレルの駆動モータの運転・停止を切り換えるとともに、前記時間設定部で設定された目標時間と時間測定部の測定時間を比較して駆動モータの回転数を所定回転数だけ増減する制御部を有するマンドレルの制御装置において、当該制御装置は更に、前記駆動モータの運転周波数範囲を複数の周波数領域として設定する周波数領域設定部と、前記駆動モータの定常運転周波数を設定する周波数設定部とを有し、各周波数領域毎に前記目標時間の設定を可能としたことを特徴としている。
本発明に係るマンドレルの制御装置は更に前記駆動モータがインバータ制御され、前記目標時間と前記測定時間を比較して定常運転周波数を増減することを特徴としている。
本発明に係るマンドレルの制御装置は更に前記周波数設定領域に対応した運転周波数の変化率を設定する変化率設定部と、前記制御装置が前記駆動モータの定常運転周波数を記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶された定常運転周波数と前記周波数領域の基準値を比較する演算手段とを有し、当該比較結果にもとづいて次回運転時の運転周波数の変化率及び目標時間を選択することを特徴としている。
本発明に係るマンドレルの制御装置は更に前記目標時間経過後所定時間内に停止信号が入力されない場合、停止信号が入力されるまで所定時間経過毎に予め定めた回転数だけ前記駆動モータの回転数を上昇させることを特徴としている。
本発明によればマンドレルの駆動モータの加減速を不必要に急激に行なう事態を回避し、また定常運転時の回転数を最適に制御してコイル材のバラケを防止するとともに駆動モータの回転数を常に最適な条件に調整するという効果がある。
図面を使って、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の一実施例であるマンドレルの制御装置10を図1及び図2を参照して説明する。なお、マンドレルとしては、図6に示したようなプレス加工ラインにおけるアンコイラを例にとる。本実施例において、マンドレル以外の構成部分は図6を参照して説明した従来例と同一である。また本実施例のマンドレルは、コイル材を扱うための機構的な構成については従来と同一であるが、検出部からの信号を受けて駆動モータを制御する制御部の構成が従来と異なる。
図1に示すように、制御部11は図7に示す従来技術と比較し、設定スイッチ15、RAM14、演算部12の構成が異なる。
設定スイッチ15は図1分図(b)に示すように従来技術の目標時間、調整幅Δfに加えてマンドレルの駆動モータの回転数範囲を複数の領域に定義する周波数領域、駆動モータの加減速の度合いを定義する周波数変化率が設定される。また従来技術の駆動モータ19の最高回転数F1に代わりマンドレル起動時の駆動モータの定常運転時の周波数を定義する定常運転周波数が設定される。
RAM14には図1分図(c)に示すように従来技術の調整幅Δfに加えてマンドレル起動時の駆動モータの定常運転周波数と周波数領域毎に目標時間と駆動モータの周波数変化率が格納される。図1(c)では周波数領域が高回転領域(F(H))、中間回転領域(F(M))、低回転領域(F(L))の三領域として格納され、それぞれの周波数領域に対して目標時間と駆動モータの周波数変化率が格納される。また図示しないが中間回転領域(F(M))、低回転領域(F(L))はその上限値が格納される。
図2に周波数領域毎のマンドレルの駆動モータ運転時の回転数の変化を示す。ここではループセンサ4の上限位置検出スイッチのON(起動信号)時点を揃えて表示してある。いずれの場合もモータの回転周波数は一定の比率で上昇し、所定の周波数に達した時点で一定となり、ループセンサ4の下限位置検出スイッチのON(停止信号)時点から一定の比率で減少する。
各周波数領域毎にモータの回転周波数上昇率が異なっており、図2では高回転領域に対する周波数上昇率(Rinc(H))、中間回転領域に対する周波数上昇率(Rinc(M))、低回転領域に対する周波数上昇率(Rinc(L))を比較するとRinc(H)>Rinc(M)>Rinc(L)であり、周波数減少率についても同様である。尚、図2では各駆動条件の測定時間tをt、t'、t''として表している。
モータの回転周波数変化率、定常運転周波数は装置起動時は設定スイッチより入力された定常運転周波数(Rst)と周波数領域の基準値たる周波数領域の上限値との比較演算により決定され、2回目以降の起動時は前回動作時の定常運転周波数に所定の演算を行った値と周波数領域の上限値との比較演算により決定される。
制御部11による駆動モータ19の制御作用について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
図3に示す制御処理は演算部12がRAM14内のコンピュータプログラムを実行することにより行なわれる。
図3に示すように、ステップS1で定常運転周波数(Rst)が読み込まれる。Rstは起動時は設定スイッチより入力された値である。Rstが読み込まれたならばステップS2で低回転領域(F(L))の上限値より小さいかチェックされる。大きければ制御はステップS4へ進む。小さければステップS3で駆動モータの周波数上昇率をRinc(L)、周波数減少率をRdec(L)、目標時間をT(L)に設定する。
ステップS4では中間回転領域(F(M))の上限値より小さいかチェックされる。小さければステップS5で駆動モータの周波数上昇率をRinc(M)、周波数減少率をRdec(M)、目標時間をT(M)に設定する。大きければ制御はステップS6で駆動モータの周波数上昇率をRinc(H)、周波数減少率をRdec(H)、目標時間をT(H)に設定する。
図6で送り装置3が動作を開始すると、コイル材のループが減り、コイル材が上側のループセンサ4に接触し、これによって起動信号が出力される。ステップS7で起動信号の検出を行い、ステップS8で起動信号が入力されたかチェックし、起動信号を検出したときに駆動モータ19が起動すると同時にステップS9でタイマーが計測を開始する。
駆動モータ19はステップS10で一定の回転数上昇率(例えばRinc(L))で運転を続ける。この間ステップS11で運転周波数を検出し、ステップS12でその運転周波数が定常運転周波数Rstと一致するかチェックする。一致したときはステップS13でその周波数を維持して運転を継続するとともに、その運転周波数をステップS14でRAM14に定常運転周波数Rstとして記憶する。
送り装置3の起動後、駆動モータ19の回転によって繰り出されたコイル材が下側のループセンサ4に接触すると停止信号が出力される。ステップS15で停止信号の検出を行い、ステップS16で停止信号が入力されたかチェックし、停止信号を検出したときにステップS17でタイマーが計測を終了し測定時間tを算出する。これと同時に駆動モータ19はステップ18で一定の回転数減少率(例えばRdec(L))運転に移行する。
ステップS19で運転周波数を検出し、ステップS20でその運転周波数がゼロと一致するかチェックする。一致したときはステップS21で駆動モータ19の運転を停止する。
ステップS22で当該運転時の目標時間Tより測定時間tが小さいかチェックされる。小さくなければ制御はステップS24へ進む。小さければステップS23でRAM14に記憶された定常運転周波数Rstから調整幅Δfを引いた値を新たなRstとして算出しRAM14に記憶させる。
ステップS24では目標時間Tと測定時間tが等しいかチェックされる。等しければステップS25でRAM14に記憶された定常運転周波数Rstをそのまま維持する。等しくなければステップS26でRAM14に記憶された定常運転周波数Rstに調整幅Δfを加えた値を新たなRstとして算出しRAM14に記憶させる。ここでRAM14に記憶されたRstに基づいて次回の駆動モータ19の起動時に駆動モータ19の回転数上昇率Rinc、目標時間T等が決定される。
図6に示したようなプレス加工ラインにおけるアンコイラの動作中における駆動モータ19の回転数推移の概念を図4に示す。保持部5aの外径は800mm程度であり、内径は200mm程度、コイル材の幅は100mm程度である。起動時は保持部5aへのコイル材の巻径が大きいので定常運転周波数(Rst)は低回転領域(F(L))の値(15Hz)が入力され、駆動モータ19は低回転領域(F(L))の周波数上昇率Rinc(L)=10Hz/sec、目標時間T(L)=4sec等の条件で運転される(図4(a))。
モータの回転上昇率は小さく、目標時間が長いので定常運転周波数も低い。コイル材は穏やかに加速されて回転数も低いのでコイル材の巻径が大きくても巻き乱れ等が生じることはない。
目標時間T(L)より測定時間tが長い場合には駆動モータ19が次に起動する際に今回の定常運転周波数(Rst)に調整幅Δf=3Hzを加えた周波数をRstとして運転される。調整幅Δfは最高周波数60Hzの1/20としている。この動作を繰返すうちに目標時間T(L)と測定時間tがつりあった状態で運転されるようになる。
保持部5aのコイル材の巻径が小さくなるにつれて駆動モータ19が一定回転数で繰りだせるコイル材の量が少なくなり、目標時間T(L)より測定時間tが長くなる。それに伴いRstは一定の調整幅Δfで上昇して行き、ある時点でRstが低回転領域の上限値(20Hz)を越え中間回転領域(F(M))に入る。これ以降は中間回転領域(F(M))の周波数上昇率Rinc(M)=30Hz/sec、目標時間T(M)=3sec等で運転される(図4(b)(c))。
コイル材の巻径が更に小さくなると中間回転領域(F(M))の上限値(35Hz)を越え高回転領域(F(H))の周波数上昇率Rinc(H)=100Hz/sec、目標時間T(H)=2sec等の条件で運転される。コイル材の巻径が小さいので急激に加速されても巻き乱れ等が生じることはない。また目標時間T(H)は短いので巻径が急激に変化しても材料繰り出し能力が不十分となり、コイル材が突っ張ってしまうこともない(図4(d))。
本発明に係るマンドレルの制御装置を使用する場合において、プレス機等へのコイル材の供給速度が急に速くなった場合の制御について説明する。
高速プレス等ではプレスの調整時には比較的遅い速度でプレスを行い、調整が完了した時点で正規の運転速度に急激に速度が上昇する。コイル材の供給速度もこの変化に追随して上げる制御が必要となる。
図6に示したようなプレス加工ラインにおけるアンコイラを例にとる。図5に駆動モータ19の回転数の推移の概念を示すが、駆動モータ19が低回転領域(F(L))で起動している最中にプレス機の速度が速くなった場合を想定する。この速度上昇によりコイル材がプレス機にどんどん供給されるためコイル材のループは大きくならず下側のループセンサ4に接触せず停止信号が出力されない。
駆動モータ19は定常運転状態で目標時間T(L)経過後に予め定めた保持時間ΔT=1secの間定常運転を維持し、保持時間Δt経過後運転周波数を調整幅Δfだけ増加させる。そしてこの制御を停止信号を検知するまで繰返す。この過程で駆動モータ19の運転周波数が中間回転領域(F(M))、高回転領域(F(H))に該当するときは各領域の回転数上昇率に従って調整幅Δfの回転数増加を繰返す。尚、保持時間ΔTは設定スイッチ15により入力され、RAM14に格納されている。
運転中に停止信号を検知したときはその時点の運転周波数領域の運転条件に従って駆動モータ19の回転数を減少させると共に次回の運転を行なう。
この制御により信号を検知するまで低速運転領域の条件で駆動した場合より多量のコイル材を送りだせると共にコイル材の駆動速度の急激な上昇を避けることができる。
上記実施形態ではコイル材を繰り出す場合について説明しているが、マンドレルをコイル材の巻き取りに用いる場合も同様の制御が適用できる。巻き取りの場合はループセンサの下限で起動信号を検出し、ループセンサの上限で停止信号を検出する。コイル材の巻き径は起動時は小さくて徐徐に大きくなる。これに伴い運転周波数は最初高く徐徐に低くなり、周波数領域も高回転領域から中間回転領域・低下移転領域に移っていく。
また上記実施形態では駆動モータ19の運転周波数領域を3領域としているが、運転周波数領域の分割はこれに限るものではなくより多くの周波数領域・運転条件を定義してもよい。実施例に示す具体的な値は例示でありこれに限るものではない。また上記実施形態では駆動モータ19の回転数の変化率を制御することとしたが、変化率の代わりに所定時間経過後の回転数を規定するようにしてもよい。
また上記実施形態では運転周波数領域毎に異なる定常運転周波数を設定する制御と異なる目標時間を設定する制御を組み合せた制御について記載したが、これらはそれぞれ単独でも効果を相するので単独で用いてもよい。この場合例えば図1のスイッチ18に運転条件の選択機能をもたせて選択することもできる。
本発明に係る制御装置のブロック図である。 周波数領域毎のマンドレルの駆動モータの回転数の変化を示す図である。 本発明に係る制御処理の流れの説明図である。 本発明に係る制御のマンドレルの駆動モータ回転数変化の概念図である。 コイル材の送り速度が変化した場合のマンドレルの駆動モータの回転数の変化を示す概念図である。 従来のプレスラインの一例を示す図である。 従来の制御装置のブロック図である。
符号の説明
1 加工機としてのプレス機
3 送り手段としての送り装置
5 マンドレル
5b 制御装置
6 コイル材
10 本発明に係る制御装置
11 時間測定部及び時間設定部をかねる制御部
17 検出部
19 駆動モータ

Claims (4)

  1. 駆動モータの回動駆動により、加工機に送り手段を介して供給されるコイル材を供給量に応じて繰り出し、加工機から排出されるコイル材を巻取るマンドレルの制御装置であって、コイル材のループの上限位置及び下限位置を検出する検出部と、コイル材がループの上限位置から下限位置に到達する時間を測定する時間測定部と、コイル材がループの上限位置から下限位置に到達する目標時間を設定する時間設定部と、コイル材がループの上限位置又は下限位置に到達したときにマンドレルの駆動モータの運転・停止を切り換えるとともに、前記時間設定部で設定された目標時間と時間測定部の測定時間を比較して駆動モータの回転数を所定回転数だけ増減する制御部を有するマンドレルの制御装置において、
    当該制御装置は更に、
    前記駆動モータの運転周波数範囲を複数の周波数領域として設定する周波数領域設定部と、
    前記駆動モータの定常運転周波数を設定する周波数設定部とを有し、
    各周波数領域毎に前記目標時間の設定を可能としたことを特徴とするマンドレルの制御装置。
  2. 前記駆動モータはインバータ制御され、前記目標時間と前記測定時間を比較して定常運転周波数を増減することを特徴とする請求項1記載のマンドレルの制御装置。
  3. 前記制御装置は前記周波数設定領域に対応した運転周波数の変化率を設定する変化率設定部と、
    前記駆動モータの定常運転周波数を記憶する記憶手段と、
    当該記憶手段に記憶された定常運転周波数と前記周波数領域の基準値を比較する演算手段とを有し、
    当該比較結果にもとづいて次回運転時の運転周波数の変化率及び目標時間を選択することを特徴とする請求項1又は2記載のマンドレルの制御装置。
  4. 前記目標時間経過後所定時間内に停止信号が入力されない場合、停止信号が入力されるまで所定時間経過毎に予め定めた回転数だけ前記駆動モータの回転数を上昇させることを特徴とする請求項1乃至3記載のマンドレルの制御装置。
JP2005151817A 2005-05-25 2005-05-25 マンドレルの制御装置 Active JP4235192B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005151817A JP4235192B2 (ja) 2005-05-25 2005-05-25 マンドレルの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005151817A JP4235192B2 (ja) 2005-05-25 2005-05-25 マンドレルの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006327734A true JP2006327734A (ja) 2006-12-07
JP4235192B2 JP4235192B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=37549833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005151817A Active JP4235192B2 (ja) 2005-05-25 2005-05-25 マンドレルの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4235192B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063821A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Ricoh Co Ltd ウェブ搬送装置および画像形成装置
CN110248082A (zh) * 2018-11-20 2019-09-17 浙江大华技术股份有限公司 一种规划摄像机运动控制曲线的方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063821A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Ricoh Co Ltd ウェブ搬送装置および画像形成装置
CN110248082A (zh) * 2018-11-20 2019-09-17 浙江大华技术股份有限公司 一种规划摄像机运动控制曲线的方法及装置
CN110248082B (zh) * 2018-11-20 2020-12-08 浙江大华技术股份有限公司 一种规划摄像机运动控制曲线的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4235192B2 (ja) 2009-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0755885B1 (en) An apparatus for winding up a strip of thin material
JP4235192B2 (ja) マンドレルの制御装置
JP2017094380A (ja) アーク溶接装置
JP3546957B2 (ja) 長手物体の巻き取り装置
JP2009208880A (ja) 糸巻取装置及び糸巻取方法
JP5610976B2 (ja) ワイヤソー
JP2007210776A (ja) 糸巻取方法及び糸巻取装置
JP4410729B2 (ja) マンドレルの制御装置
JP2586297B2 (ja) マンドレルの制御装置
JP2006007400A (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ切断装置
JP5317918B2 (ja) 巻上機用制御装置及び方法
JPH01321245A (ja) リワインダ制御装置
JP2001019248A (ja) 速度制御方法及び速度制御装置
JP2007070017A (ja) 可変速巻上装置
JP2009125815A (ja) ネジ締め装置及びその制御方法
JP2007161392A (ja) マンドレル及びマンドレルの制御装置
JP3685132B2 (ja) トラバース装置及びトラバース方法
JPH0265676A (ja) リワインダ制御装置
JP6098487B2 (ja) シングルドラム型巻取機のステーションモータの制御装置及び方法並びにプログラム
JP2002302312A (ja) 巻取制御装置
JPWO2021215111A5 (ja)
JP2002012368A (ja) 巻取機の速度制御装置
KR100848565B1 (ko) 개루프 권취 시스템 및 이에 의한 권취 방법
JPH0663276A (ja) ドラム式電気洗たく機の速度制御方法
JPH07196249A (ja) 長尺材の張力制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4235192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250