JP2006327682A - 折り畳み可能の容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 底壁、蓋壁、側壁の相対向する二方の側を内側に折り込み可能にして、折り畳み後の占有面積を小さくした折り畳み可能の容器を提供する。
【解決手段】第1の側壁が、直交する第2の側壁の面で回動する連結部と側壁の下辺に突出部、中央近辺にヒンジ部を具え、さらにフラップを具え、組み立て時にフラップが蓋壁を補い、折り畳み時に第1の側壁が内側に折り畳まれ、底壁、蓋壁が内側に折り込まれ、突出部が第2の側壁の下に移動可能として小さく折り畳むことにより、組み立てた容器の中に折り畳んだ同じ寸法の容器を収納することを可能とした。
【選択図】 図5
【解決手段】第1の側壁が、直交する第2の側壁の面で回動する連結部と側壁の下辺に突出部、中央近辺にヒンジ部を具え、さらにフラップを具え、組み立て時にフラップが蓋壁を補い、折り畳み時に第1の側壁が内側に折り畳まれ、底壁、蓋壁が内側に折り込まれ、突出部が第2の側壁の下に移動可能として小さく折り畳むことにより、組み立てた容器の中に折り畳んだ同じ寸法の容器を収納することを可能とした。
【選択図】 図5
Description
本発明は、折り畳み可能の容器に関するものであり、特に、折りたたみ後の占有面積が小さくなるようにした折り畳み可能の容器に関するものである。
ダンボールや厚紙等で出来た容器は、流通などさまざまな分野で製品や材料の梱包や運搬に使用されている。従来このような容器の殆どは破損や汚染することが多く、リサイクルを前提としていても流通過程において使い捨てにされ焼却廃棄されるものが多いのが実情であった。しかし現在、全てのものについて地球温暖化や資源保護への対応を厳しく求められており、このような容器についても製造から廃棄までのエネルギーの排出を最小にする努力が条件付けられている。また、使い捨てよりリサイクルの方が一見環境を損ない難く思えるが、現実はリサイクルには人手が掛かりエネルギー消費量も多いので再使用することが最も消費エネルギーが少ないとされている。このことは容器についても同様であるが、特にこれら雑多な容器では回収時に折りたたんで容積を縮めることにより、本来掛かる運搬エネルギーとコストを軽減することが強く望まれており、安価で折りたたみ圧縮率の高い容器の開発が要求されている。
従来の折り畳み可能の容器には、少なくとも、第1の方向に相対向して延在する第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して延在する第2の側壁と、底壁とを具え、前記第1の側壁がヒンジ部を介して回動可能な2枚の部材で構成されていると共に、前記第1の側壁と第2の側壁及び前記底壁と第2の側壁とが、それぞれの連結辺に設けたヒンジ部を介して回動可能に構成されている折りたたみ可能な容器において、前記第1の側壁と第2の側壁との連結辺を前記第2の側壁が延在する側に設けたことにより、前記容器を折りたたんだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長が、同容器を組み立てたときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となることにより占有面積を少なくした構造を施したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
以下、図1、図2により従来の折りたたみ可能な容器について説明する。
図1は、従来の折りたたみ可能な容器を折りたたんだときの状態を示す図である。従来の容器1の折り畳み時の水平方向の全長L2は、第2の側壁3の前記方向の幅L1に連結辺2の前記方向の肉厚T1を加えた長さとなる。又、組み立て時の前記容器の前記方向の全長L3は第2の側壁3の幅L1に連結辺2の前記方向の幅T2を加えた長さとなるので、肉厚T1が幅T2より小さい場合、容器の折り畳み時の全長L2は組み立て時の全長L3より小さくなる。このようにして折り畳み時の容器の水平方向の全長を短縮することを特徴としている。Hは容器1の高さであり、Aは第1の底壁と第2の底壁との連結辺である。
図2は、従来の折りたたみ可能な容器の第1実施例の構成を示す斜視図であり、(a)は容器1を組み立てた状態を示す図、(b)は折り畳んだ状態を示す図、(c)は折り畳む途中の状態を上側から見た図、(d)は折り畳む途中の状態を底面から見た図である。容器1は、短手方向に延在する第1の側壁2、長手方向に延在する第2の側壁3、及び底壁4とを具えている。第1の側壁2は、水平方向における断面及び容器1の長手方向における断面がL字状を成すように構成されており、中央部に切れ込み5およびヒンジ部6を設けて、ヒンジ部6を中心に回動可能に構成されている。第2の側壁3は一枚の板状部材からなり、底壁4は、中央で短手方向に分離可能な2枚の部材4a、4bから構成されている。部材4a、4bは、それぞれ第2の側壁3の下側端に連結されており、折り畳み時にはヒンジ部7を介してそれぞれ内側に回動する。又、組み立て時には、底壁4の長手方向における両端が第1の側壁の下側の突出部2aによって係止される。なお、部材4a、4bの当接部に係止部を設けるようにしても良い。第1の側壁2の両側の突出部2bの端部と第2の側壁3の端部とがヒンジ部8を介して連結されており、この連結辺Aにおいて第1の側壁2は第2の側壁3に対して回動して、それぞれ内側に折れ曲がり、容器1が折り畳まれる。
特開平7−309338(第1頁、図1、第2頁、図2)
以下、図1、図2により従来の折りたたみ可能な容器について説明する。
図1は、従来の折りたたみ可能な容器を折りたたんだときの状態を示す図である。従来の容器1の折り畳み時の水平方向の全長L2は、第2の側壁3の前記方向の幅L1に連結辺2の前記方向の肉厚T1を加えた長さとなる。又、組み立て時の前記容器の前記方向の全長L3は第2の側壁3の幅L1に連結辺2の前記方向の幅T2を加えた長さとなるので、肉厚T1が幅T2より小さい場合、容器の折り畳み時の全長L2は組み立て時の全長L3より小さくなる。このようにして折り畳み時の容器の水平方向の全長を短縮することを特徴としている。Hは容器1の高さであり、Aは第1の底壁と第2の底壁との連結辺である。
図2は、従来の折りたたみ可能な容器の第1実施例の構成を示す斜視図であり、(a)は容器1を組み立てた状態を示す図、(b)は折り畳んだ状態を示す図、(c)は折り畳む途中の状態を上側から見た図、(d)は折り畳む途中の状態を底面から見た図である。容器1は、短手方向に延在する第1の側壁2、長手方向に延在する第2の側壁3、及び底壁4とを具えている。第1の側壁2は、水平方向における断面及び容器1の長手方向における断面がL字状を成すように構成されており、中央部に切れ込み5およびヒンジ部6を設けて、ヒンジ部6を中心に回動可能に構成されている。第2の側壁3は一枚の板状部材からなり、底壁4は、中央で短手方向に分離可能な2枚の部材4a、4bから構成されている。部材4a、4bは、それぞれ第2の側壁3の下側端に連結されており、折り畳み時にはヒンジ部7を介してそれぞれ内側に回動する。又、組み立て時には、底壁4の長手方向における両端が第1の側壁の下側の突出部2aによって係止される。なお、部材4a、4bの当接部に係止部を設けるようにしても良い。第1の側壁2の両側の突出部2bの端部と第2の側壁3の端部とがヒンジ部8を介して連結されており、この連結辺Aにおいて第1の側壁2は第2の側壁3に対して回動して、それぞれ内側に折れ曲がり、容器1が折り畳まれる。
本発明は上述の特開平7−309338の発明に、さらに実用性を加え、製造コストがかからず、折り畳み圧縮率を高めた折り畳み可能の容器として提供することを目的としたものである。
上記課題を解決するために、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、少なくとも、第一の方向に相対向して延在する第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して延在する第2の側壁と、底壁とを具え、前記第1の側壁がヒンジ部を介して回動可能な2枚の部材で構成されているとともに、前記第1の側壁と第2の側壁及び前記底壁と第2の側壁とが、それぞれの連結辺に設けたヒンジ部を介して回動可能に構成されている折り畳み可能の容器において、前記第1の側壁と第2の側壁との連結辺を前記第2の側壁が延在する側に設けたことにより、前記容器を折り畳んだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長が、同容器を組み立てたときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となることを特徴とする折り畳み可能の容器。であり、前記底壁が前記第2の側壁の下側端の辺から回動部を介して回動可能に延在し、前記回動部を、前記第1の側壁を構成する2枚の部材の各々の下端から当該部材の垂直方向においてL字状に延在する突出部の前記垂直方向における厚さより前記垂直方向で上方、に設定することによって、折り畳む際、前記底壁を前記第2の側壁に対面する方向に回動すると、前記突出部が、前記底壁の折り畳む以前の水平方向に存在していた空き部分に移動することを可能となし、折り畳んだ前記底壁または前記第2の側壁の下を潜ることを可能としたことを特徴とするものである。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、前記折り畳み可能の容器に蓋壁を具え、前記蓋壁が当該容器の前記第2の側壁上端の辺からヒンジ部を介して回動可能に延在し、前記蓋壁の前記第2の側壁に接続して水平方向に延在して成す幅が、前記容器を折り畳んだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となしたことにより、蓋壁を内側に回動して折り畳むことを可能とする特徴を具える。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、前記第1の側壁を構成する前記それぞれのヒンジ部を介して回動可能な2枚の部材の各々の上辺からヒンジ部を介して延在する、前記第1の側壁の水平方向に沿って設けられたフラップを具えたことにより組み立て時、蓋壁が容器の上辺を覆うに足りない部分を補い、前記2枚の部材の耐縦折れ性を強化することを特徴とするものである。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、前記フラップに延在して前記蓋壁受け部を具えたことを特徴とするものである。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、前記フラップが前記第1の側壁の一方の上辺の水平方向において並列し、前記フラップの互いに隣接する辺同士が連結して1組の帯状フラップとなし、前記1組の帯状フラップが一体に回動可能に構成したことを特徴とするものである。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、対立する前記第2の側壁の内、一方の前記第2の側壁の左右の垂直方向の辺に、前記第1の側壁を構成する前記2枚の部材のそれぞれ1枚ずつを前記第2の側壁ヒンジ及び前記連結部を介して回動可能に連結し、前記2枚の部材のうち一方の部材の前記回動可能に連結した辺と反対側に垂直方向に伸長する辺に係止部を具え、他方の部材の前記回動可能に連結した辺と反対側に垂直方向に伸長する辺に前記ヒンジ部を介して係止部を具え、これらを装着した前記第2の側壁を、前記2枚の部材のそれぞれ1枚ずつのうち前記係止部を具える辺には前記ヒンジ部を介した係止部が対向し、前記ヒンジ部を介した係止部を具える辺には前記係止部を具える辺が対向するように2組対立させ、それぞれの前記係止部および前記ヒンジ部を介した係止部を互いに結合することにより1個の容器として構成可能としたことを特徴とするものである。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、前記底壁と前記第2の側壁の双方あるいは一方に形成され、前記底壁が回動して前記第2の側壁の内側に接するか、あるいは接する近辺において着脱可能に前記第2の側壁からの離間を止めるようにした、阻止部を具えたことを特徴とするものである。
また、次に述べる本発明の折り畳み可能の容器の好適な実施例は、前記第1の側壁を構成する前記2枚の部材の双方の外側に形成され、折りたたんで前記2枚の部材が接する近辺において互いに着脱可能に係止する係部を具えたことを特徴とするものである。
本発明にかかる折り畳み可能の容器は、第1の側壁と第2の側壁との連結部が第2の側壁の側に設けられていることにより、折り畳んだ際の第2の側壁側の水平方向における全長が、同じく組み立てた際の前記第2の側壁側の水平方向における全長より小となる容器において、前記底壁が前記第2の側壁の下側端の辺から回動部を介して回動可能につなげ、前記回動部を、前記第1の側壁を構成する2枚の部材の各々の下端から当該部材の垂直方向においてL字状に延在する突出部の前記垂直方向における厚さより前記垂直方向で上方に、底壁の前記回動部を設定することによって、折り畳む際、前記底壁を前記第2の側壁に対面する方向に回動すると、前記底壁の折り畳む以前の水平方向に空き部分が生じ、突出部をさえぎる箇所がなくなるので、前記突出部が折り畳んだ前記底壁または前記第2の側壁の下を潜り、自由にその空き部分に移動可能となり、したがって折り畳み時の障害となる要素のある前記突出部の収納が容易となり、前記容器の折り畳み時の占有面積がさらに小さくなる。
また、前記突出部の突出方向の幅寸法も自由に設定でき、その分、前記容器の設計条件も緩和され、実用に適した前記折り畳み可能の容器が可能となる。
また、前記突出部の突出方向の幅寸法も自由に設定でき、その分、前記容器の設計条件も緩和され、実用に適した前記折り畳み可能の容器が可能となる。
また、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、蓋壁を、前記容器を折り畳んだ内側に、前記第2側壁に接続して水平方向に延在する幅が、前記容器を組み立てたときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となる前記蓋壁とすることによって、折り畳み時、前記容器の内側に回動収納が可能となり、折り畳み状態において蓋壁を外側に回動しておく必要がなくなり、邪魔な突部の無いコンパクトな形状に折り畳むことが可能となる。
これらの構成を併用することによって本発明にかかる折り畳み可能の容器は、組み立てた折り畳み可能の容器の中に、他の全て同じ寸法の組み立てた同容器を折り畳み、収納することができる。すなわち、底壁および蓋壁が内側(第2の側壁に添う方向)に収納されることにより可能となり、組み立てた際の第1の側壁における水平方向の壁厚を除く全長が同じく組み立てた際の垂直方向の容器の全高より大である場合、および、前記全高にフラップの短辺の幅を足した高さより大である場合、折り畳んだ容器を横倒しにして前記第1の側壁の水平方向に収納可能となる。これは前記同容器の第2の側壁の面における水平方向の全長が、折り畳み時に組み立て時より小となると共に、底壁の突出部が前記第2の側壁より下に収納され、又、蓋壁も第2の側壁の内側に収納されることによって、容器がさらに小さく収まりの良い形状となるからである。又、組み立てた容器の第1の側壁の水平方向の壁厚を除く全長が前記同容器を折り畳んだ場合の第2の側壁の水平方向の全長より大であり、前記全高又は全高にフラップ短辺の高さを足した高さより、組み立て時の第2の側壁の面における水平方向の壁厚を除く全長が大であっても収納が可能である。これを現象面から見ると、例えば1個の組み立てた容器に4個収納できた場合、この容器は5個の容器分に相当すると数えられる。
また、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、前記第1の側壁を構成する前記回動可能な2枚の部材の各々の上辺からヒンジ部を介して延在する、前記第1の側壁の水平方向に沿って設けられたフラップを具えることによって、前記容器を組み立てた際に、前記第2の側壁の水平方向に延在する幅を、折り畳んだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となす前記蓋壁が、組み立てた当該容器の前記第2の側壁を含む全長より小であって容器の上辺を覆うには足りないところを補うばかりでなく、前記フラップを容器の内側に向けほぼ直角に回動することにより、前記容器を組み立てた際の前記第1の側壁が、前記連結辺に続くヒンジ部、および前記2枚の部材の間で回動可能なヒンジ部により折れ込み変形することを防止し、補強する効果がある。
さらに、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、前記フラップに延在して前記蓋壁受け部を具えることによって、前記フラップに前記蓋壁を係止して、フラップと蓋壁とが互いにずれあう故に前記容器が歪んでしまうことを防止し、前記容器の組み立て時の強度を高める効果がある。
さらに加え、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、前記フラップが前記第1の側壁の一方の上辺の水平方向において並列し、前記フラップの互いに隣接する辺に辺連結部を具え、前記辺連結部において係止することにより隣接する前記フラップを連結して1組の帯状フラップとなし、前記1組の帯状フラップが一体に回動可能とすることによって、前記フラップを容器の内側に向けほぼ直角に回動することにより、前記容器を組み立てた際の前記第1の側壁が、前記連結辺に続くヒンジ部、および前記2枚の部材の間にある前記回動可能なヒンジ部による折れ込み変形を防止することをより一層高める効果があり、又、前記辺連結部の係止を解くことにより内容物の出入を容易にすることができる。
さらに、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、少なくとも前記第2の側壁に、前記第1の側壁を構成する前記2枚の部材のそれぞれ1枚ずつを前記第2の側壁ヒンジ及び前記連結部を介して回動可能に連結し、前記2枚の部材のうち一方の部材の前記回動可能に連結した辺と反対側に垂直方向に伸長する辺に係止部を具え、他方の部材の前記回動可能に連結した辺と反対側に垂直方向に伸長する辺に前記ヒンジ部を介して係止部を具え、これらを装着した前記第2の側壁を、前記2枚の部材のそれぞれ1枚ずつのうち前記係止部を具える辺には前記ヒンジ部を介した係止部が対向し、前記ヒンジ部を介した係止部を具える辺には前記係止部を具える辺が対向するように2組対立させ、それぞれの前記係止部および前記ヒンジ部を介した係止部を互いに結合して1個の容器として構成することにより、例えば当該容器をプラスチックによって成型する場合、設計の工夫によって前記これらを装着した前記第2の側壁を一つの金型で製造した、同じ2組によって組み立てることにより、金型費を二分の一に収め当該容器を安価かつ簡易に製造可能とするばかりでなく、洗浄時に前記互いの両側の結合のうち一方の係止を外して当該容器を展開状に開放するだけできわめて容易に洗浄及び乾燥することができ、再び容易に組み立て可能とする効果がある。
さらに、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、前記底壁と前記第2の側壁の双方あるいは一方に形成され、前記底壁が回動して前記第2の側壁の内側に接するか、あるいは接する近辺において着脱可能に前記第2の側壁からの離間を止める、阻止部を具えることにより、前記容器を折り畳む際、前記底壁を回動して前記第2の側壁の内側に接する状態に上げても、手を離すとすぐに水平状態に戻ってしまい容器の折り畳みを妨害することを防止する効果がある。
さらに、本発明にかかる折り畳み可能の容器は、前記第1の側壁を構成する前記2枚の部材の双方の外側に形成され、折りたたんで前記2枚の部材が接する近辺において互いに着脱可能に係止する係部を具えることにより、前記容器の折り畳み時の状態を維持し、容器を折り畳んでも意図に反して組み立て方向に開いてしまうことを防止し、又、意図に沿って組みたてようとする時は前記係止を簡単に外せることによって、折り畳みと組み立ての両方に優れた効果がある。
本発明にかかる折り畳み可能の容器は、上述したこれらの特徴を併せて具えることにより、体積比率において組み立てた容器から折り畳んだ同じ容器をより小さく出来、また、折り畳み時の前記第2の側壁の水平方向の全長が、組み立て時の前記第2の側壁の水平方向の全長より小さくなる従来の長所に加えて、さらに組み立てた容器の中に前記折り畳んだ容器を収納することが容易となり、流通過程における取り扱い性能を著しく向上する効果がある。
当該折り畳み可能の容器は現在流通しているさまざまな容器を再利用可能の容器とするために、1.折り畳み仕易く。2.折り畳み時の占有面積を小さくし、回収時に余計なスペースを取らない構造とすることにより、スペースコストとエネルギーコストを節減する。3.組み立てた容器の中に、同じ容器の折り畳んだ容器を収納可能にすることにより、容器の散逸を防ぎ回収にかかるまとめと個数確認を容易にする。4.容器を構成する部品を、1組の部品連合体にまとめ、2組対立して第1の側壁の中央近辺で互いに結合するのみで1個の容器にすることにより、製造時あるいは洗浄時の組み立てを簡単かつローコスト化する。5.同一樹脂での製造を簡単に行えることにより、ほぼ完璧なリサイクルを実現可能とする。等の問題を解決している。
図3は、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第1実施例の構成を示す図である。図中、(a)は容器2を組み立てた部分を示す図であり、(b)は容器2において底壁24を折り畳み、突出部22bがその下を潜って行く状態を示す部分図、(c)は、底壁24が第2の側壁23に対面する方向に回動し、突出部22bがその下に移動している状態を示す部分断面図である。容器2は、第1の側壁22と、直交方向に延在する連結部22a、及び第2の側壁23、第1の側壁22から延在する突出部22b、底壁24、底壁24と第2の側壁23との間に介在する回動部24aとを具えており、回動部24aは突出部22bの垂直方向における厚さT3より上方に設定されている。そのため、底壁24が第2の側壁23の方へ回動すると、底壁24および第2の側壁の下に突出部22bの垂直方向における厚さT3より高い空き部分ができ、第1の側壁22からL字状に延在する突出部22bが、折り畳んだ底壁24および第2の側壁23の下を潜り移動可能となり、したがって突出部22bが折り畳んだ底壁24および第2の側壁23より突出した形状を成していても容器2を折り畳むことが可能となる。故に突出部22bが底壁24を充分に支える突出部と成す設計を施すことが可能となり、内容物の重量を増しても耐え得る容器を提供することが可能となる。
図4は、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第2実施例の構成を示す図である。(a)は容器3を組み立てた状態の図であり、同じ折り畳んだ状態の容器4が収納され得る状態を付加してある。(b)は蓋壁9を内包して折り畳まれた容器4となる状態を示す図である。(c)は蓋壁9が第2の側壁23の内側に収納された状態を示す図。(a)ないし(c)において、蓋壁9の第2の側壁23に接続して水平方向に延在して成す幅L31が、折り畳んだときの容器4の水平方向の全長L32より小さく、したがって第2の側壁23の水平方向の全長より小さいので、蓋壁9が第2の側壁23の内側に収納されても連結部22aは第2の側壁23からヒンジ部28を介して回動可能となり、(b)のように容器31を折り畳むことが可能となる。
なお、本実施例に示す容器3は本発明にかかる折り畳み可能の容器を簡易化して表した容器の図であり、第1実施例に示す容器2は、詳細部分も表した容器の図であって、構造は容器3も容器2と同様の折り畳み可能の容器である。
なお、本実施例に示す容器3は本発明にかかる折り畳み可能の容器を簡易化して表した容器の図であり、第1実施例に示す容器2は、詳細部分も表した容器の図であって、構造は容器3も容器2と同様の折り畳み可能の容器である。
さらに図4では、(c)(b)(a)に順を追って容器3が小さく折り畳まれ容器4となり、同仕様、同寸法の組み立てた容器3の中に収納される過程を示す。
(c)は蓋壁9および底壁24を内側に折り込んだ容器3を折り畳む途中を示しており、フラップは連結して縦方向に回動している。S1は容器が組み立てられているときの開口部の大きさを示す囲み線である。(b)は容器が折り畳まれている図。(a)は折り畳んだ容器が組み立てた容器の中に横倒しに入ってゆく状態を示す。このようにして容器の収納が可能となる。
(c)は蓋壁9および底壁24を内側に折り込んだ容器3を折り畳む途中を示しており、フラップは連結して縦方向に回動している。S1は容器が組み立てられているときの開口部の大きさを示す囲み線である。(b)は容器が折り畳まれている図。(a)は折り畳んだ容器が組み立てた容器の中に横倒しに入ってゆく状態を示す。このようにして容器の収納が可能となる。
図5及び図7は、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第3実施例の構成を示す図である。図5は、容器2を組み立てる途中の状態を示す図であり、フラップ25が第1の側壁22の垂直方向に沿って延在している図である。図7は、容器2を組み立てた状態の斜視図であり、フラップ25が水平方向に回動している図である。フラップ25は、第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの上辺からヒンジ部22dを介して各々回動可能に延在しており、第2の側壁23を含む水平方向に沿った位置に回動することによって、図7において蓋壁9の第2の側壁23を含む水平方向に延在して成す幅L31が、第2の側壁23を含む水平方向の全長L33より短く、閉蓋時に第1の側壁に届かない部分を補い蓋壁9に当接可能となり、前記2枚の部材の耐縦折れ性が強化される。
また、図6、図7において、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第4実施例の構成を示す。図6は容器2を組み立てた状態においてフラップ25に蓋壁受け部25aを具えた図である。フラップ25は第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの上辺からヒンジ部22dを介して回動可能に延在しており、フラップ25の縁先には蓋壁受け部25aを具えている。一方、開かれた蓋壁9の両端には蓋壁リブ9aが蓋壁受け部25aに係止可能な位置に配設されている。他方の閉ざされた蓋壁9は、蓋壁受け部25aに蓋壁リブ9aと共に係止されており、フラップ25と同じ平面に並列することが可能となり、容器のズレ変形を抑止している。
このように蓋壁受け部25aはフラップ25を強化するだけでなく、蓋壁とフラップのズレを止め、容器全体が菱形状に変形することを防止し容器を強化する作用を有する。
このように蓋壁受け部25aはフラップ25を強化するだけでなく、蓋壁とフラップのズレを止め、容器全体が菱形状に変形することを防止し容器を強化する作用を有する。
また、図5、図6、図7において、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第5実施例の構成を示す。図5には辺連結部25bに連結されたフラップ25が上方に回動した状態を示しており、図7には辺連結部25bに連結されたフラップ25が水平方向に回動した状態を示しており、図6には辺連結部25bが互いに連結する以前の状態ならびに構造を示している。
フラップ25は各々が回動可能となっているが、別々の部材で構成されている場合、そのままでは連動できないが互いに隣接する辺を連結して1組の帯状フラップとすれば連動し、一つの動作で回動可能となる。そこで互いの隣接する辺に辺連結部25bを設け必要に応じて連結可能にすることによって連動しながら第1の側壁を強化し、連結を解くことにとってフラップ25は別々に回動可能となり内容物を取り出す側の障害となることを防ぐ。この構成は、第1の側壁22を構成する2枚の部材22cを分離し、再び結合する、それぞれの場合において極めて有効な作用を持つ構成となる。
フラップ25は各々が回動可能となっているが、別々の部材で構成されている場合、そのままでは連動できないが互いに隣接する辺を連結して1組の帯状フラップとすれば連動し、一つの動作で回動可能となる。そこで互いの隣接する辺に辺連結部25bを設け必要に応じて連結可能にすることによって連動しながら第1の側壁を強化し、連結を解くことにとってフラップ25は別々に回動可能となり内容物を取り出す側の障害となることを防ぐ。この構成は、第1の側壁22を構成する2枚の部材22cを分離し、再び結合する、それぞれの場合において極めて有効な作用を持つ構成となる。
図6、図7、図8、図9は、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第6実施例の構成を示す図である。図7は対立する2組の集成部材を折り曲げ、互いに係合して一個の容器2に組み立てる途中の状態を示す図であり、図6は集成部材を互いに係合して一個の容器2を構成した図、図8(a)は、第2の側壁23に第1の側壁を構成する2枚の部材22cのそれぞれ1枚ずつを連結した集成部材を示す図、(b)は同じ集成部材を反対側から見た図である。また、図9は、係合部27および係止部29の他の構造による構成を示す図である。
この集成は、一個の容器を構成するそれぞれの部材を半分に分離し、分離しない1枚の第2の側壁23の四方の辺に連結して一組の集成部材と成したものであり、図6ないし図8において第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの一方ずつをそれぞれ分離してヒンジ部28と連結辺22aを介して左右の辺に連結し、底壁24の半分を下辺に連結し、蓋壁9の半分を上辺に連結している。又、左右に連結しているそれぞれの部材22cのそれぞれの辺には連結辺または突出部22bまたはフラップ25が延在しており、2枚の部材の相対向する辺において、一方の部材に2枚の部材に介在するヒンジ部26とヒンジ部26を介して他方の辺に係合する係合部27を延在し、他方の部材の相対向する辺に係合部27を係止する係止部29を具え、係合部27にはロック爪27aおよびフック27bが配設してあり、他方の係止部29にはロック穴29aおよびフック受け29bが配設されている。なお、ロック爪27aとロック穴29a、フック27bとフック受け29bは、互いに係止する位置にあれば係合部27、係止部29の何れの方に配設されても差し支えない。
一個の容器を構成するには、図6ないし図8において、まず2組の集成部材の各々の部材22を突出部22bが内側に向く方向に回動し、それぞれ一方の係合部27を具える部材22cには他方の係止部29を具える部材22cを相対向させる。次にそれぞれのフック27bをフック受け29bに嵌合させて行くと、嵌合の終点付近に至ってロック爪27aがロック穴29aの中に入り、ロック爪の先が返ってロック穴に引掛かり係合部27が係止部29に取り外し不能に連結し、容器2が容易に組み立てられる。又、一方のロック爪を押してロック穴から開放し、一方のみ係合を取り外すと、他方は連結状態のままなので2組の集成部材は帯状に展開し、容器2はそのまま洗浄可能となり、乾燥も容易に行うことが可能となり、取り外した方の係合部と係止部を再び嵌合することによって容器2を簡単に組み立てることができる。この一連の作業において特別の係止用材、用具は必要としないので、作業する場を選ばず、誰でも作業でき、また、破損した方の集成部材を取り替えることにより修理することも容易である。
図6ないし図8では係合部27が垂直方向に移動して係止する例を挙げているが、図9に示すようにロック爪27aとロック穴29a、フック27bとフック受け29bがそれぞれ係合部27と係止部29が相対向する方向または水平方向に向けて配設すれば、係合部と係止部を近付けて行くだけで、より容易に互いに係止することが可能になる。
この集成は、一個の容器を構成するそれぞれの部材を半分に分離し、分離しない1枚の第2の側壁23の四方の辺に連結して一組の集成部材と成したものであり、図6ないし図8において第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの一方ずつをそれぞれ分離してヒンジ部28と連結辺22aを介して左右の辺に連結し、底壁24の半分を下辺に連結し、蓋壁9の半分を上辺に連結している。又、左右に連結しているそれぞれの部材22cのそれぞれの辺には連結辺または突出部22bまたはフラップ25が延在しており、2枚の部材の相対向する辺において、一方の部材に2枚の部材に介在するヒンジ部26とヒンジ部26を介して他方の辺に係合する係合部27を延在し、他方の部材の相対向する辺に係合部27を係止する係止部29を具え、係合部27にはロック爪27aおよびフック27bが配設してあり、他方の係止部29にはロック穴29aおよびフック受け29bが配設されている。なお、ロック爪27aとロック穴29a、フック27bとフック受け29bは、互いに係止する位置にあれば係合部27、係止部29の何れの方に配設されても差し支えない。
一個の容器を構成するには、図6ないし図8において、まず2組の集成部材の各々の部材22を突出部22bが内側に向く方向に回動し、それぞれ一方の係合部27を具える部材22cには他方の係止部29を具える部材22cを相対向させる。次にそれぞれのフック27bをフック受け29bに嵌合させて行くと、嵌合の終点付近に至ってロック爪27aがロック穴29aの中に入り、ロック爪の先が返ってロック穴に引掛かり係合部27が係止部29に取り外し不能に連結し、容器2が容易に組み立てられる。又、一方のロック爪を押してロック穴から開放し、一方のみ係合を取り外すと、他方は連結状態のままなので2組の集成部材は帯状に展開し、容器2はそのまま洗浄可能となり、乾燥も容易に行うことが可能となり、取り外した方の係合部と係止部を再び嵌合することによって容器2を簡単に組み立てることができる。この一連の作業において特別の係止用材、用具は必要としないので、作業する場を選ばず、誰でも作業でき、また、破損した方の集成部材を取り替えることにより修理することも容易である。
図6ないし図8では係合部27が垂直方向に移動して係止する例を挙げているが、図9に示すようにロック爪27aとロック穴29a、フック27bとフック受け29bがそれぞれ係合部27と係止部29が相対向する方向または水平方向に向けて配設すれば、係合部と係止部を近付けて行くだけで、より容易に互いに係止することが可能になる。
図8、図10は、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第7実施例の構成を示す図である。図8は、第2の側壁23と底壁24とに阻止部を具える状態を示す図である。図10は、阻止部の働きを順に示す図である。
図10の(a)において、阻止部30を構成する一方であるクリック片30aを第2の側壁23に設け、構成する他方であるクリック受け部30bを底壁24に設け、互いに回動部24aを隔てて配設する。(b)では、底壁24が回動部24aによって回動するに従い、クリック受け部30bが、角度を変えてクリック片30aに接して行く。(c)で、さらに角度を変え、クリック片30aを撓ませてその外方に、クリック受け部30bに回り込んで行き、(c)においてクリック受け部30bはクリック片30aに嵌まり込み、底壁24は第2の側壁23の内側に沿って対立する。底壁24を(c)、(b)、(a)の順に回動すれば、阻止部30の構成は元に戻る。なお、阻止部の構成は第2の側壁23にクリック受け部30bを、底壁30bにクリック片30aを設けるようにしても良い。
このように構成することによって容器を折り畳む際、底壁を折り込んでもまた元の位置に戻ってしまうために底壁が折り畳み作業を阻止する障害を防止するとともに、回動部の折り畳みに対する反発を抑えることが可能となる。なお、この構成は必ずしも図示の形状にする必要はなく、同様の効果があれば異なる形状にしても良い。
図10の(a)において、阻止部30を構成する一方であるクリック片30aを第2の側壁23に設け、構成する他方であるクリック受け部30bを底壁24に設け、互いに回動部24aを隔てて配設する。(b)では、底壁24が回動部24aによって回動するに従い、クリック受け部30bが、角度を変えてクリック片30aに接して行く。(c)で、さらに角度を変え、クリック片30aを撓ませてその外方に、クリック受け部30bに回り込んで行き、(c)においてクリック受け部30bはクリック片30aに嵌まり込み、底壁24は第2の側壁23の内側に沿って対立する。底壁24を(c)、(b)、(a)の順に回動すれば、阻止部30の構成は元に戻る。なお、阻止部の構成は第2の側壁23にクリック受け部30bを、底壁30bにクリック片30aを設けるようにしても良い。
このように構成することによって容器を折り畳む際、底壁を折り込んでもまた元の位置に戻ってしまうために底壁が折り畳み作業を阻止する障害を防止するとともに、回動部の折り畳みに対する反発を抑えることが可能となる。なお、この構成は必ずしも図示の形状にする必要はなく、同様の効果があれば異なる形状にしても良い。
図7、図9、図11において、本発明にかかる折り畳み可能の容器の第8実施例の構成の1例を示す。図7は、容器2の第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの双方に、係具を含む係部34を配設した状態を示す図である。図9は、係部34を配設した部分を拡大した斜視図である。図11(a)は、容器2の折り畳んで行く途中の第1の側壁22、および第2の側壁23の部分における、係部34を含む水平方向の断面図であり、(b)は、係部34を構成する係具の一方34aと係具の他方34bとが、係止または係止を外れる方向にある図であり、(c)は双方の係具が係止した状態を示す部分断面図である。
第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの外側において、係部34の係具の一方34a、係具の他方34bが当接する位置に配設し、第1の側壁を折り畳んだ際に互いの係具が取り外し可能に係合し、2枚の部材同士が一旦折り畳み状態を維持することによって、容器2の折り畳み状態を維持し、運搬や積載を容易に成し、また容器を組み立てる際は容易に係止を取り外すことによって、スナップを外すように簡単に取り外し、組み立てられる、作業時に便利な折り畳み可能の容器とすることができる。
第1の側壁22を構成する2枚の部材22cの外側において、係部34の係具の一方34a、係具の他方34bが当接する位置に配設し、第1の側壁を折り畳んだ際に互いの係具が取り外し可能に係合し、2枚の部材同士が一旦折り畳み状態を維持することによって、容器2の折り畳み状態を維持し、運搬や積載を容易に成し、また容器を組み立てる際は容易に係止を取り外すことによって、スナップを外すように簡単に取り外し、組み立てられる、作業時に便利な折り畳み可能の容器とすることができる。
1 従来例の容器
2,3,4 容器本体
9 蓋壁
22 第1の側壁
23 第2の側壁
24 底壁
25 フラップ
26 ヒンジ部
27 係合部
28 ヒンジ部
29 係止部
30 阻止部
34 係部
2,3,4 容器本体
9 蓋壁
22 第1の側壁
23 第2の側壁
24 底壁
25 フラップ
26 ヒンジ部
27 係合部
28 ヒンジ部
29 係止部
30 阻止部
34 係部
Claims (8)
- 少なくとも、第一の方向に相対向して延在する第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して延在する第2の側壁と、底壁とを具え、前記第1の側壁がヒンジ部を介して回動可能な2枚の部材で構成されているとともに、前記第1の側壁と第2の側壁及び前記底壁と第2の側壁とが、それぞれの連結辺に設けたヒンジ部を介して回動可能に構成されている折り畳み可能の容器において、前記第1の側壁と第2の側壁との連結辺を前記第2の側壁が延在する側に設けたことにより、前記容器を折り畳んだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長が、同容器を組み立てたときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となることを特徴とする折り畳み可能の容器。であり、前記底壁が前記第2の側壁の下側端の辺から回動部を介して回動可能に延在し、前記回動部を、前記第1の側壁を構成する2枚の部材の各々の下端から当該部材の垂直方向においてL字状に延在する突出部の前記垂直方向における厚さより前記垂直方向で上方、に設定することによって、折り畳む際、前記底壁を前記第2の側壁に対面する方向に回動すると、前記突出部が、前記底壁の折り畳む以前の水平方向に存在していた空き部分に移動することが可能になり、折り畳んだ際に前記底壁または前記第2の側壁の下を潜り移動可能としたことを特徴とする折り畳み可能の容器。
- 少なくとも、第一の方向に相対向して延在する第1の側壁と、前記第1の方向に直交する第2の方向に相対向して延在する第2の側壁と、底壁とを具え、前記第1の側壁がヒンジ部を介して回動可能な2枚の部材で構成されているとともに、前記第1の側壁と第2の側壁及び前記底壁と第2の側壁とが、それぞれの連結辺に設けたヒンジ部を介して回動可能に構成されている折り畳み可能の容器において、前記第1の側壁と第2の側壁との連結辺を前記第2の側壁が延在する側に設けたことにより、前記容器を折り畳んだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長が、同容器を組み立てたときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小となることを特徴とする折り畳み可能の容器。であり、前記折り畳み可能の容器に蓋壁を具え、前記蓋壁が当該容器の前記第2の側壁上端の辺からヒンジ部を介して回動可能に延在し、前記蓋壁の前記第2側壁に接続して水平方向に延在して成す幅が、前記容器を折り畳んだときの当該容器の第2の側壁を含む水平方向の全長より小としたことを特徴とする折り畳み可能の容器。
- 前記第1の側壁を構成する前記それぞれのヒンジ部を介して回動可能な2枚の部材の各々の上辺からヒンジ部を介して延在する、前記第1の側壁の水平方向に沿って設けられたフラップを具えたことを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み可能の容器。
- 前記フラップに延在して前記蓋壁受け部を具えたことを特徴とする請求項1ないし3に記載の折り畳み可能の容器。
- 前記フラップが前記第1の側壁の一方の上辺の水平方向において並列し、前記フラップの互いに隣接する辺に辺連結部を具え、前記辺連結部において係止することにより前記フラップを連結して1組の帯状フラップとなし、前記1組の帯状フラップが一体に回動可能となる構成にしたことを特徴とする請求項1ないし4に記載の折り畳み可能の容器。
- 少なくとも対立する前記第2の側壁の内、一方の前記第2の側壁の左右の垂直方向の辺に、前記第1の側壁を構成する前記2枚の部材のそれぞれ1枚ずつを前記第2の側壁ヒンジ及び前記連結部を介して回動可能に連結し、前記2枚の部材のうち一方の部材の前記回動可能に連結した辺と反対側に垂直方向に伸長する辺に係止部を具え、他方の部材の前記回動可能に連結した辺と反対側に垂直方向に伸長する辺に前記ヒンジ部を介して係止部を具え、これらを装着した前記第2の側壁を、前記2枚の部材のそれぞれ1枚ずつのうち前記係止部を具える辺には前記ヒンジ部を介した係止部が対向し、前記ヒンジ部を介した係止部を具える辺には前記係止部を具える辺が対向するように2組対立させ、それぞれの前記係止部および前記ヒンジ部を介した係止部を互いに結合することにより1個の容器として構成したことを特徴とする請求項1ないし5に記載の折り畳み可能の容器。
- 前記底壁と前記第2の側壁の双方あるいは一方に形成され、前記底壁が回動して前記第2の側壁の内側に接するか、あるいは接する近辺において着脱可能に前記第2の側壁からの離間を止める、阻止部を具えたことを特徴とする請求項1ないし6に記載の折り畳み可能の容器。
- 前記第1の側壁を構成する前記2枚の部材の双方の外側に形成され、折りたたんで前記2枚の部材が接する近辺において互いに着脱可能に係止する係止部を具えたことを特徴とする請求項1ないし7に記載の折り畳み可能の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005176957A JP2006327682A (ja) | 2005-05-22 | 2005-05-22 | 折り畳み可能の容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005176957A JP2006327682A (ja) | 2005-05-22 | 2005-05-22 | 折り畳み可能の容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006327682A true JP2006327682A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37549786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005176957A Pending JP2006327682A (ja) | 2005-05-22 | 2005-05-22 | 折り畳み可能の容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006327682A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010260623A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Seiko Epson Corp | 梱包箱セット及び梱包箱セットの構成方法 |
CN103448990A (zh) * | 2012-05-29 | 2013-12-18 | 内夫阿比股份公司 | 用于形成容器的系统及容器 |
-
2005
- 2005-05-22 JP JP2005176957A patent/JP2006327682A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010260623A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Seiko Epson Corp | 梱包箱セット及び梱包箱セットの構成方法 |
CN103448990A (zh) * | 2012-05-29 | 2013-12-18 | 内夫阿比股份公司 | 用于形成容器的系统及容器 |
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