JP2006324952A - テレビジョン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のユーザに視聴されうるテレビジョン装置において、ターゲットユーザの位置に応じてディスプレイの姿勢を追従させる。
【解決手段】 ディスプレイ本体10は、DR,DL,DF,DB方向にそれぞれ所定角度だけ回動することができる。ディスプレイ本体10の前面には、カメラ150やマイク160が設けられている。コントローラ20は、ディスプレイ100の表示映像を視聴するユーザが複数存在する場合、その中からいずれか一人のユーザをターゲットユーザとして特定する。ターゲットユーザU1の位置が変化すると、コントローラ20は、ディスプレイ本体10の姿勢を変化させ、ターゲットユーザU1の移動に追従させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョン装置に関する。
テレビジョン装置で良好に映像を見るためには、表示画面の視野角の内部にユーザが居なければならない。視野角から外れると、コントラスト等が変化し、ユーザから見える画質が大幅に低下する。また、視野角の内部にユーザが位置する場合でも、画面とユーザとの角度が不適切な場合は、視認性が低下したり、ユーザの疲労が蓄積する。
そこで、例えば、ユーザの映像をカメラで撮影し、ユーザの体型に合わせてディスプレイの角度を自動的に調節できるようにした技術も提案されている(特許文献1)。
特開2001−236023号
前記文献に記載の従来技術では、そのディスプレイを唯一人のユーザが使用することを前提とするため、現在使用中のユーザの体型に合わせてディスプレイの角度を調節可能である。従って、この文献に記載の技術は、例えば、コンピュータ端末用のディスプレイのように、基本的に一人のユーザのみが使用するディスプレイに適用可能である。
しかし、テレビジョン装置は、コンピュータ端末のディスプレイとは異なり、複数のユーザによって使用される場合が比較的多い。例えば、家族や友人等と一緒に、映画やスポーツ等の放送番組を視聴するような場合である。
また、コンピュータ端末用ディスプレイの場合、ユーザの位置変化は所定範囲内に留まり、視聴位置の変動が少ない。ユーザは、コンピュータ端末用ディスプレイを見ながら入力操作等を行うことが多い。このため、完全に離席する場合を除いて、ユーザは、キーボードスイッチ等の入力装置に手が届く範囲内で、移動したり姿勢を変化させる。
これに対し、テレビジョン装置の場合、複数のユーザが、それぞれ好みの場所から自由な姿勢で放送番組をそれぞれ視聴し得る。このため、テレビジョン装置の場合は、コンピュータ端末用ディスプレイに比べて、その視聴開始時の初期位置や初期姿勢にばらつきが大きい。また、各ユーザは、キーボードスイッチ等を介した入力操作を行う必要が無いため、コンピュータ端末用ディスプレイのような移動上の制限が殆ど無く、自由に移動可能である。
さらに、コンピュータ端末用ディスプレイの場合は、基本的に唯一人のユーザが使用するため、ディスプレイの表示画面を視聴する者(視聴者)と表示画面の内容について決定する者(キーパーソン)とが一致する。これに対し、複数ユーザにより視聴され得るテレビジョン装置の場合は、視聴者とキーパーソンとが必ずしも一致しない。複数のユーザのうち、いずれか一人または二人のユーザが、視聴する番組について決定権を有し、他のユーザはそれに従うだけの場合も多い。
このように、コンピュータ端末用ディスプレイとテレビジョン装置とは、その使用目的及び使用方法が相違する。従って、前記文献に記載の技術をテレビジョン装置にそのまま適用した場合は、ディスプレイの姿勢を適切に変化させることができず、使い勝手がかえって低下する。
そこで、本発明の目的は、複数ユーザの中からいずれか一人のユーザをターゲットユーザとして、そのターゲットユーザに合わせてディスプレイ本体の姿勢を制御できるようにしたテレビジョン装置を提供することにある。本発明の更なる目的は、後述する実施の形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明に従うテレビジョン装置は、姿勢調節が可能なディスプレイ本体と、このディスプレイ本体に映像を表示させる再生制御部とを備える。このテレビジョン装置は、所定のセンサからの信号に基づいて、ディスプレイ本体の外部状況を検出して制御信号を出力する外部状況検出部と、外部状況検出部からの制御信号に基づいて、ディスプレイ本体の姿勢を制御する姿勢制御部とを備える。
そして、外部状況検出部は、ディスプレイ本体に表示される映像を視認可能な複数ユーザの中からいずれか一人のターゲットユーザを特定して、このターゲットユーザの位置とディスプレイ本体の姿勢とのずれ量を制御信号として出力する。姿勢制御部は、外部状況検出部からの制御信号に基づいて、ターゲットユーザの移動に追従するように、ディスプレイ本体の姿勢を制御する。
ディスプレイ本体は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)等のような各種ディスプレイを備えることができる。また、ディスプレイ本体は、少なくとも1軸以上で回動可能に構成することができる。例えば、ディスプレイ本体は、チルト動作または/及びスイーベル動作が可能である。チルト動作とは、ディスプレイ本体を所定角度以内で前後に傾かせる動作である。スイーベル動作とは、床面に垂直な軸を中心に、ディスプレイ本体を回動させる動作である。
再生制御部は、例えば、地上波放送や衛星放送またはケーブル放送等の各種通信網から入力される放送番組を再生し、ディスプレイ本体に表示させる。または、再生制御部は、光ディスクやハードディスク等の記録媒体に固定された番組や映画等を読み込んで、再生させることもできる。
外部状況検出部は、所定のセンサからの信号に基づいて、ディスプレイ本体の外部状況を検出する。外部状況とは、例えば、ディスプレイ本体に表示された映像が視聴される環境を意味する。外部状況検出部は、複数のユーザが存在する場合、その中からいずれか一人のユーザをターゲットユーザとして特定する。外部状況検出部は、ターゲットユーザの位置とディスプレイ本体の姿勢とを比較し、両者のずれ量を制御信号として姿勢制御部に出力する。
姿勢制御部は、入力された制御信号に基づき、ターゲットユーザの移動に追従するように、ディスプレイ本体の姿勢を制御する。これにより、複数ユーザによって視聴され得るテレビジョン装置において、ターゲットユーザが移動した場合でも、ディスプレイ本体の向きをターゲットユーザに正対させることができ、ターゲットユーザに良好な画面を提供することができる。
所定のセンサは、例えば、ディスプレイ本体またはディスプレイ本体の外部の少なくともいずれか一方に設けられたカメラまたはマイクロフォンとして、構成可能である。例えば、ディスプレイ本体の正面または側面に、少なくとも一つ以上のカメラやマイクロフォンを設け、撮像信号や集音信号によって、ユーザの位置を検出することができる。また、例えば、天井等に取り付けたカメラによって、ディスプレイ本体及び各ユーザを上方から検出することもできる。
さらに、ディスプレイ本体の作動を遠隔操作するためのリモートコントローラを備えることができる。この場合、所定のセンサは、リモートコントローラの位置を検出する位置センサとして構成可能である。例えば、リモートコントローラ内部に、GPS(Global Positioning System)や加速度センサ等のような位置センサを設け、リモートコントローラの位置を外部状況検出部に送信させることができる。外部状況検出部は、リモートコントローラの位置をターゲットユーザの位置として扱うことができる。
さらに、ターゲットユーザを変更させるためのターゲット変更部を備えてもよい。例えば、ターゲットユーザの現在の設定状況をディスプレイ本体に表示させることにより、ユーザは、設定状況を確認しながら、ターゲットユーザの変更を指示できる。
外部状況検出部は、予め登録されている所定の動作または所定の音声を検出した場合に、この所定の動作または所定の音声に係るユーザをターゲットユーザとして登録することもできる。例えば、ユーザが「首を左右に傾げる」、「手を振る」等のような所定の動作を行うことにより、外部状況検出部は、このユーザをターゲットユーザとして登録することができる。または、ユーザが所定のメッセージを発声して呼びかけた場合、外部状況検出部は、そのユーザをターゲットユーザとして登録することができる。
外部状況検出部は、外乱光がディスプレイ本体の視認性に与える影響を低減させるように制御信号を出力することもできる。例えば、室内の照明からの光線や室外の太陽光線がディスプレイ本体に入射すると、画面の少なくとも一部で視認性が低下する。この場合は、例えば、ディスプレイ本体を前傾させたり、あるいは左右方向に回動させたりして、外乱光の影響を抑制する。このため、例えば、ディスプレイ本体の表面に複数の光センサを配置することにより、各光センサの受光レベルに基づいて、外乱光の入射方向や光量を測定することができる。
本発明の実施形態では、追従モードに設定されている場合にのみ、ターゲットユーザの位置に応じてディスプレイ本体の姿勢を制御する。
本発明の実施形態では、リモートコントローラによってディスプレイ本体の姿勢が制御された場合、外部状況検出部からの制御信号に基づく追従動作を停止させる。
本発明の実施形態では、ディスプレイ本体の側面や背面等に設けた別のセンサにより、ディスプレイ本体が障害物に接触するのを回避する。
本発明の手段、機能、ステップの全部または一部は、コンピュータシステムにより実行されるコンピュータプログラムとして構成可能な場合がある。本発明の構成の全部または一部がコンピュータプログラムから構成された場合、このコンピュータプログラムは、例えば、各種記憶媒体に固定して配布等することができ、あるいは、通信ネットワークを介して送信することもできる。
図1は、本実施形態に係るテレビジョン装置1の全体概要を示す説明図である。テレビジョン装置1は、ディスプレイ本体10と、コントローラ20と、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と略記)30とを備えている。
ディスプレイ本体10は、例えば、ディスプレイ100と、台座110と、スピーカ120と、スイーベル機構130及びチルト機構140と、カメラ150と、マイクロフォン(以下、「マイク」と略記)160とを備えている。
なお、図1中では、コントローラ20を台座110内に設ける場合を示しているが、本発明はこれに限定されない。コントローラ20とディスプレイ本体10とを切り離し、両者を有線または無線で接続することもできる。また、スピーカ120も、ディスプレイ100の両側に固定されている必要はない。スピーカ120とディスプレイ100とを切り離し、別々の位置に設置することもできる。
コントローラ20は、後述のように、カメラ150やマイク160からの信号に基づいて、ターゲットユーザU1の位置を特定する。コントローラ20は、ディスプレイ本体10の姿勢をターゲットユーザU1の移動に追従させるように、スイーベル機構130及びチルト機構140に制御信号を出力する。なお、ユーザU1,U2は、リモコン30を介して、ディスプレイ本体10の姿勢を手動で操作することもできる。
ディスプレイ本体10は、2軸方向にそれぞれ姿勢を変更可能である。一つの軸は、床面に垂直な軸であり、矢示DR,DL方向として示すように、ディスプレイ本体10は、床面に対して水平に回転可能である。この床面に対する水平回動を、本明細書ではスイーベル動作と呼ぶ。DR方向は、上から見下ろした場合に、ディスプレイ本体10を時計回りに回転させる方向である。同様に、DL方向は、ディスプレイ本体10を反時計回りに回転させる方向である。DR方向,DF方向共に、それぞれ例えば約30度ずつ回動可能である。
他の一つの軸は、床面に対して平行な軸であり、矢示DF,DB方向として示すように、ディスプレイ本体10は、前後に傾斜可能である。この前後方向への回動を、本明細書ではチルト動作と呼ぶ。DF方向,DB方向共に、それぞれ例えば3度ないし5度程度回動可能となっている。なお、上述した回動可能角度(回動可能範囲)の数値は一つの例示であり、本発明はそれらの数値に限定されない。
本実施形態では、ディスプレイ100に表示される映像を複数のユーザU1,U2が視聴する場合、各ユーザの中からいずれか一人のユーザがターゲットユーザとして登録される。図1に示す例では、ユーザU1がターゲットユーザとなっている。図1中に点線で示すように、ターゲットユーザU1が移動すると、ディスプレイ本体10は、ターゲットユーザU1の移動に応じてDR方向に回動し、ターゲットユーザU1と正対する。なお、必ずしも厳密に正対する必要はなく、ターゲットユーザU1がディスプレイ100を良好に視聴可能な位置関係が構築されれば足りる。従って、ターゲットユーザU1は、良好な画像を視聴することができる。
他のユーザU2は、ディスプレイ100の視野角(例えば、170度程度である)内に位置する限り、ディスプレイ100に表示される映像を視聴可能である。また、後述のように、ユーザU2は、リモコン30を操作することにより、ターゲットユーザの設定をユーザU1からユーザU2に切り替えたり、あるいは、手動操作によってディスプレイ本体10の姿勢を変更させることもできる。以下、本実施形態をより詳細に説明する。
図2は、テレビジョン装置1の側面図である。ディスプレイ100の上下方向の視野角θ1は、例えば、170度程度である。上述の通り、コントローラ20は、ディスプレイ本体10を、軸A2−A2(図3参照)を中心として、前方向(DF)及び後方向(DB)にそれぞれ数度(例えば3〜5度)ずつ傾けさせることができる。
図3は、テレビジョン装置1の上面図である。ディスプレイ100の左右方向の視野角θ2は、例えば、170度程度である。上述の通り、コントローラ20は、ディスプレイ本体10を、軸A1−A1(図2参照)を中心として、左方向(DL)及び右方向(DR)にそれぞれ数十度(例えば、30度)ずつ回動させることができる。
図4は、テレビジョン装置1のブロック図である。コントローラ20は、例えば、再生制御部200と、姿勢制御部210と、外部状況検出部220と、操作信号受信制御部230とを備えて構成することができる。
再生制御部200は、例えば、地上波放送や衛星放送等を受信して再生し、ディスプレイ100に静止画像や動画像(以下、「映像」と呼ぶ)を表示させると共に、スピーカ120に音声や音楽(以下、音声や音楽等を合わせて「音声」と呼ぶ)を出力させるものである。
再生制御部200は、例えば、アンテナ201と、チューナ202と、復調回路203と、AVデコーダ204と、画像出力回路205と、音声出力回路206と、番組記憶部207とを備えて構成することができる。再生制御部200は、例えば、リモコン30からの操作信号や、ディスプレイ本体10等に設けられた操作パネルからの入力信号に基づいて、動作する。即ち、ユーザは、リモコン30等を介して、選局や音量調整等を再生制御部200に指示することができる。
アンテナ201,チューナ202を介して受信された信号は、復調回路203によって復調され、AVデコーダ204に入力される。AVデコーダ204は、受信された信号をデコードし、映像信号と音声信号とをそれぞれ取り出す。AVデコーダ204により再生された映像信号は、画像出力回路205を介して、ディスプレイ100に出力される。AVデコーダ204により再生された音声信号は、音声出力回路206を介して、各スピーカ120にそれぞれ出力される。
番組記憶部207は、例えば、ハードディスクドライブや半導体メモリドライブ等の記憶デバイスから構成される。番組記憶部207には、放送番組等のデータを蓄積することができる。なお、図示を省略するが、テレビジョン装置1は、光ディスクドライブ等の記録媒体読取り部を備えることができ、記録媒体に固定された映像や音声を再生して出力することもできる。
姿勢制御部210は、ディスプレイ本体10の姿勢を制御するものである。姿勢制御部210は、例えば、ディスプレイ角度制御部211と、スイーベル角度調節部212と、チルト角度調節部213とを備えて構成することができる。姿勢制御部210は、リモコン30からの操作信号または外部状況検出部220からの制御信号に基づいて、ディスプレイ本体10の姿勢を変化させる。
ディスプレイ角度制御部211は、外部状況検出部220から入力された制御信号、またはリモコン30や操作パネルからの操作信号に基づいて、スイーベル量,チルト量をそれぞれ算出し、これらの値をスイーベル角度調節部212,チルト角度調節部213にそれぞれ出力する。スイーベル角度調節部212は、スイーベル機構130を動作させるものである。チルト角度調節部213は、チルト機構140を動作させるものである。
スイーベル角度調節部212は、要求されたスイーベル量だけ、ディスプレイ本体10をDR方向またはDL方向のいずれかに所定量だけ回動させる。同様に、チルト角度調節部213は、要求されたチルト量だけ、ディスプレイ本体10をDF方向またはDB方向のいずれかに所定量だけ回動させる。
スイーベル機構130,チルト機構140は、例えば、電動モータ等の駆動源とギアシステム等の伝達機構とを備えてそれぞれ構成可能である。両者の駆動源は、それぞれ別々であってもよいし、あるいは、共通の駆動源を利用してもよい。
外部状況検出部220は、テレビジョン装置1の外部状況、特に、ディスプレイ本体10から出力される映像や音声を視聴するユーザの環境(視聴環境)を検出して解析するものである。外部状況検出部220は、リモコン30からの指示に応じて、または自動的に、追従対象となるターゲットユーザを特定する。
外部状況検出部220は、例えば、解析部221と、映像信号処理部222と、音声信号処理部223と、記憶部224とを備えて構成することができる。カメラ150からの映像信号は、映像信号処理部222を介して、解析部221に入力される。マイク160からの音声信号は、音声信号処理部223を介して、解析部221に入力される。解析部221は、カメラ150やマイク160からの信号を解析することにより、ターゲットユーザの位置を検出する。解析部221は、ターゲットユーザの移動に追従させるべく、ディスプレイ本体10の姿勢を変化させる。記憶部224には、ターゲットユーザに関する基準データ等が記憶されている。
ターゲットユーザの検出方法としては、複数種類の方法を考えることができる。
(1)カメラを利用する方法
第1の方法は、カメラ150により撮影された映像に基づく方法である。ディスプレイ本体10の前面に設けられたカメラ150によって、ディスプレイ100の前方の状況を撮影し、この画像から輪郭を抽出する。例えば、画像の水平方向及び垂直方向のそれぞれについて、明度が変化する位置を検出することにより、ディスプレイ100の前方に存在する各物体の輪郭を抽出することができる。
このようにして抽出された各物体の輪郭から、家具等の物体とユーザとを識別する。例えば、人間の顔の輪郭形状に関する特徴を予め記憶部224に記憶させておき、抽出された物体の輪郭と予め記憶されている顔の特徴とを比較する。このようなパターンマッチングを行うことにより、家具等の物体とユーザとを区別できる。
また、カメラ150によって複数回撮影し、各回の画像の差分を利用することにより、静止状態の家具等を背景から除去し、僅かに動くユーザを抽出することもできる。なお、カメラ150がカラー画像を撮影できる場合、肌の色や髪の色等をも考慮して、ユーザを抽出することができる。
解析部221は、複数のユーザを抽出した場合、いずれか一人のユーザをターゲットユーザとして特定し、ターゲットユーザの画像上の特徴(形状や色彩)を記憶部224に記憶させる。例えば、解析部221は、ディスプレイ100のほぼ中央に位置するユーザをターゲットユーザとして特定することができる。これに限らず、ディスプレイ100の左端または右端に位置するユーザをターゲットユーザとして特定してもよい。あるいは、最も大きな面積を有するユーザ(または最も小さな面積を有するユーザ)を、ターゲットユーザとして特定することもできる。
(2)マイクを利用する方法
第2の方法は、マイク160により集音された音声に基づく方法である。例えば、テレビジョン装置1の周囲の音声を録音して各ユーザの音声パターンをそれぞれ抽出し、その中からいずれか一つの音声パターンをターゲットユーザの音声パターンとして登録することができる。マイク160は、所定寸法離間して複数設けられている。
従って、ターゲットユーザが移動した場合は、各マイク160でそれぞれ検出されるターゲットユーザの音声に位相差が生じる。解析部221は、この位相差に基づいて、ターゲットユーザの移動を検出することができる。なお、マイク160は、スピーカ120からの音響も検出するため、解析部221は、マイク160の検出信号からスピーカ120の出力信号を差し引いて、番組の音声以外の音声を得ることができる。
(3)その他の方法
その他の方法としては、例えば、カメラ150を用いた画像処理と各マイク160を用いた音声パターンの位相差とを組み合わせて、ターゲットユーザを特定し、ターゲットユーザの移動を検出する方法が考えられる。また、超音波レーダや赤外線レーダ等を用いて、ターゲットユーザの特定や移動検出を行うこともできる。
操作信号受信制御部230は、リモコン30からの操作信号を受信して処理する。操作信号受信制御部230は、ユーザからの指示を、再生制御部200,姿勢制御部210,外部状況検出部220にそれぞれ入力させる。例えば、ユーザが選局や音量調節、画質調節等をリモコン30を介して指示した場合、これらの指示内容は、操作信号受信制御部230から再生制御部200に入力される。例えば、ユーザがディスプレイ本体10の姿勢調節を希望する場合、ユーザが希望するスイーベル量やチルト量は、操作信号受信制御部230から姿勢制御部210に入力される。さらに例えば、ユーザがターゲットユーザの登録や変更等を行う場合、その指示は、操作信号受信制御部230から外部状況検出部220に入力される。
図5は、ターゲットユーザの移動に合わせてディスプレイ本体10の姿勢を変化させるための追従処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、追従処理の要部が概略的に示されており、実際のプログラムとは相違する。
外部状況検出部220は、電源がオンされたか否かを監視している(S11)。電源がオンされると(S11:YES)、外部状況検出部220は、追従モードに設定されているか否かを判定する(S12)。追従モードとは、ディスプレイ本体10の姿勢をターゲットユーザに追従させるモードである。
追従モードに設定されていない場合(S12:NO)、外部状況検出部220は、本処理を終了させる。なお、追従モードが設定されていない場合でも、ユーザは、リモコン30を介した手動操作により、ディスプレイ本体10の姿勢を適宜調節することができる。
追従モードが設定されている場合(S12:YES)、外部状況検出部220は、カメラ150によって、追従開始前の初期状態の様子を撮影する(S13)。即ち、外部状況検出部220は、ディスプレイ本体10の前方の映像を取得する。
外部状況検出部220は、追従開始前の映像を取得すると、この撮影データを解析し(S14)、ターゲットとなるユーザを特定する(S15)。これにより、ターゲットユーザの登録(初期設定処理)が終了する。
続いて、外部状況検出部220は、再びカメラ150を用いて前方の状況を撮影し(S16)、その撮影データを解析することにより(S17)、ターゲットユーザの位置が変化したか否かを判定する(S18)。例えば、ターゲットユーザが所定量以上移動したか否かを判定してもよい。ターゲットユーザの位置に実質的な変化が無い場合(S18:NO)、外部状況検出部220は、再び前方の状況を撮影し(S16)、撮影データを解析して(S17)、ターゲットユーザの位置が変化したか否かを判定する(S18)。
なお、ここで、ターゲットユーザの位置変化とは、主として、ターゲットユーザの頭部の位置の変化を意味する。ターゲットユーザがディスプレイ100の映像を良好に視聴するためには、ターゲットユーザの頭部とディスプレイ100との位置関係を調整する必要があるためである。また、ディスプレイ100の真正面に位置しなくても、ターゲットユーザは、良好な画質を視聴可能である。従って、ディスプレイ100の画像を良好に視聴可能な範囲からターゲットユーザが外れた場合にのみ、ディスプレイ本体10の姿勢を制御するようにすることもできる。これにより、ディスプレイ本体10の姿勢制御回数を低減できる。
ターゲットユーザの位置変化が検出されると(S18:YES)、外部状況検出部220は、ターゲットユーザの最新の位置に合わせて、スイーベル量及びチルト量をそれぞれ算出し、姿勢制御部210に出力する(S19,S20)。外部状況検出部220は、例えば、ターゲットユーザとディスプレイ100とが正対するように、即ち、ディスプレイ100の略中央部の正面にターゲットユーザの頭部が位置するように、スイーベル量及びチルト量をそれぞれ算出する。
なお、例えば、ターゲットユーザがソファ上を左右に移動した場合のように、ターゲットユーザが水平方向にのみ移動し、垂直方向の位置に実質的な変化が無い場合、スイーベル量のみを算出して出力すればよく、チルト量を算出する必要はない。同様に、例えば、ターゲットユーザがソファから立ち上がって視聴を続ける場合のように、ターゲットユーザが垂直方向にのみ移動し、水平方向の位置に実質的な変化が無い場合、チルト量のみを算出して出力すればよく、スイーベル量を算出する必要はない。
姿勢制御部210は、外部状況検出部220から入力されたスイーベル量及びチルト量に従って、スイーベル機構130及びチルト機構140をそれぞれ動作させ、ディスプレイ本体10の姿勢を変化させる。
外部状況検出部220は、追従を停止させるか否かを判定する(S21)。例えば、ユーザは、リモコン30を介して、追従モードを解除させることができる。また、例えば、再生制御部200がディスプレイ100に映像信号を出力していない場合、外部状況検出部220は、追従モードを解除することができる。あるいは、自動的な追従が開始されてから所定時間が経過した場合や、予め設定された所定時刻になった場合に、外部状況検出部220は、追従モードを解除することができる。このような理由によって追従モードを停止させる場合(S21:YES)、外部状況検出部220は、本処理を終了させる。
追従モードが続行される場合(S21:NO)、外部状況検出部220は、ターゲットユーザの変更が要求されたか否かを判定する(S22)。例えば、ユーザは、リモコン30を介して、ターゲットユーザの変更を要求可能である。ターゲットユーザを変更する場合(S22:YES)、S13に戻り、改めて前方の状況を撮影し(S13)、この撮影データを解析して(S14)、ターゲットユーザを再登録する(S15)。ターゲットユーザを変更しない場合(S22:NO)、S16に戻り、ターゲットユーザの位置を監視しながらディスプレイ本体10の姿勢を制御する(S16〜S20)。
図6は、追従モードを設定する場合の画面例を示す。ユーザは、例えば、リモコン30を操作することにより、図6の上側に示すようなメインメニュー画面G1をディスプレイ100に表示させることができる。このメインメニュー画面G1には、例えば、ディスプレイ追従メニューに移行するためのボタンB1や、画質調整メニューに移行するためのボタンB2等を設けることができる。
ユーザがディスプレイ追従メニューを選択すると、メインメニュー画面G1からディスプレイ追従メニュー画面G2に遷移する。このディスプレイ追従メニュー画面G2には、例えば、追従モードの設定の状況を示す領域G21と、追従対象(ターゲットユーザ)の登録日時を示す領域G22と、登録されたターゲットユーザの画像を表示する領域G23とを設けることができる。また、ディスプレイ追従メニュー画面G2には、追従対象の登録を要求するためのボタンB21と、OKボタンB22及びキャンセルボタンB23とを設けることができる。ボタンB21を操作すると、ターゲットユーザの登録処理(S13〜S15)が行われる。
領域G21では、追従モードが設定されているか否かが表示される。例えば、追従モードに設定されている場合は「オン」が表示され、追従モードが設定されていない場合は「オフ」が表示される。領域G22では、ターゲットユーザの登録日時が表示される。そして、領域G23では、登録されたターゲットユーザの画像が表示される。従って、ユーザは、登録された内容を容易に確認することができ、その適否を判断できる。
図7は、ターゲットユーザU1の位置に応じて、スイーベルさせる様子を示す説明図である。図7(a)は、追従開始前の初期状態を示す。複数のユーザU1,U2がディスプレイ本体10の前方に位置している。このうち、一方のユーザU1がターゲットユーザとして登録されたものとする。
図7(b)に示すように、ターゲットユーザU1がディスプレイ本体10に向かって左側に移動した場合、ディスプレイ本体10は矢示方向に角度α1だけ回動する。これにより、ターゲットユーザU1は、ディスプレイ本体10の略中央部に正対する。ディスプレイ本体10の姿勢が変化しても、他のユーザU2は、ディスプレイ100の視野角内に留まる限り、放送番組をそのまま視聴することができる。
図7(c)に示すように、ターゲットユーザU1がディスプレイ本体10に向かって右側に移動した場合、ディスプレイ本体10は、矢示方向に角度α2だけ回動する。
図8は、カメラ150側から見た様子を示す。図8(a)に示すように、放送番組の視聴を開始した初期状態では、ユーザU1,U2は並んでいる。図8(b)に示すように、ターゲットユーザU1が席を立って移動すると、図8(c)に示すように、ディスプレイ本体10が回動し、その略中央部にターゲットユーザU1の頭部が位置する。
次に、図9は、自動的にチルト動作が行われる様子を示す説明図である。図9(a)に示すように、初期状態において、ターゲットユーザU1は、立ったまま放送番組を視聴している。図9(b)に示すように、ターゲットユーザU1が床上に座ると、床からターゲットユーザU1の頭部までの高さは、H1からH2に減少する。これにより、ディスプレイ本体10は、角度α3だけ前傾する。図9(c)に示すように、ターゲットユーザU1が台上に立って視聴すると、その頭部までの高さがH2からH3に増加する。これにより、ディスプレイ本体10は、角度α4だけ後に傾く。
このように構成される本実施例では、以下の効果を奏する。本実施例では、複数のユーザの中からターゲットユーザを特定し、このターゲットユーザの位置に応じて、ディスプレイ本体10の姿勢を追従させる構成とした。従って、ターゲットユーザは、自由に動き回りながら、特別な操作を行うことなく、良質な映像を視聴し続けることができる。
本実施例では、ディスプレイ追従メニュー画面G2によって、登録されたターゲットユーザが誰なのかを容易に確認できる構成とした。従って、使い勝手が向上する。
図10〜図12に基づいて第2実施例を説明する。本実施例では、リモコン30Aに位置センサ31を設け、リモコン30Aの位置に応じてディスプレイ本体10の姿勢を制御させるようにした。
図10は、本実施例によるテレビジョン装置1のブロック図である。リモコン30Aは、位置センサ31を備えている。図11は、テレビジョン装置1の構成の一部を取り出して示すブロック図である。
リモコン30Aは、例えば、位置センサ31としてのGPS電波受信部31Aや加速度センサ31Bと、リモコンコントローラ32と、入力部33と、発光部34とを備えて構成することができる。
GPS電波受信部31Aは、例えば、GPS衛星や疑似GPS衛星からのGPS電波を受信して、リモコン30Aの位置を検出する。加速度センサ31Bは、リモコン30Aに加わった加速度の向き及び大きさを検出する。コントローラ32は、リモコン30Aの動作を制御するものである。入力部33は、例えば、一つまたは複数のボタンや表示器を備えており、ユーザの指示をコントローラ32に入力する。発光部34は、コントローラ32からの操作信号を、例えば、赤外線信号等に変換して出力する。
リモコン30Aは、例えば、選局用の操作信号やテレビジョン装置1の電源をオンにさせるための操作信号を送信する際に、リモコン30Aの位置情報を合わせて送信する。この位置情報を含んだ操作信号は、操作信号受信制御部230によって受信される。
操作信号受信制御部230の受光部232によって受信された操作信号は、信号処理回路231に入力される。信号処理回路231は、操作信号に含まれているリモコン30Aの位置情報を取り出して、外部状況検出部220に出力する。
外部状況検出部220の解析部221Aは、リモコン30Aの位置情報に基づいて、ディスプレイ本体10の姿勢制御量(スイーベル量、チルト量)を算出し、姿勢制御部210のディスプレイ角度制御部211に出力する。
なお、外部状況検出部220は、リモコン30Aから受信した位置情報に加えて、例えば、カメラ150により撮影されたデータを考慮し、ターゲットユーザの位置を検出する構成であってもよい。
図12は、本実施例による追従処理のフローチャートである。
入力部33がユーザによって操作されると、コントローラ32は、GPS電波受信部31Aや加速度センサ31Bからの信号を取得し、操作信号と位置情報とを関連づけて(例えば、操作信号中に位置情報を含めて)、出力する。リモコン30Aからの操作信号は、操作信号受信制御部230により受信され、位置情報が取り出される(S31:YES)。
外部状況検出部220は、操作信号受信制御部230からリモコン30Aの位置情報を取得すると、この位置情報を解析する(S32)。また、外部状況検出部220は、カメラ150からの撮影データを取得して解析する(S33)。ここで、撮影データは、例えば、ターゲットユーザの頭部の高さを検出するために用いられる。そして、外部状況検出部220は、スイーベル量及びチルト量をそれぞれ算出し、姿勢制御部210に出力する(S33,S34)。前記実施例と同様に、追従モードの解除が指示されるまで(S36)、S31〜S35のステップが繰り返される。
なお、ターゲットユーザの位置に合わせてスイーベル動作のみを行わせる場合は、リモコン30Aからの位置情報のみでディスプレイ本体10の姿勢を制御可能である。
このように構成される本実施例でも第1実施例と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施例では、リモコン30Aに位置センサ31を設け、リモコン30Aの位置情報に基づいて、ディスプレイ本体10の姿勢を制御する構成とした。従って、複雑な画像処理を行わずに、ターゲットユーザの位置を検出可能であり、コントローラ20の処理負荷を軽減できる。また、リモコン30Aを操作するユーザをターゲットユーザとして扱うため、ターゲットユーザの登録処理や変更処理等を省略可能である。即ち、リモコン30Aを操作したユーザが、そのときにおけるターゲットユーザとなり、制御構造を簡素化することができる。
本実施例では、リモコン30Aからの操作信号に位置情報を含める構成とした。従って、ターゲットユーザがリモコン30Aを把持している場合にのみ、リモコン30Aの位置情報をコントローラ20に送信することができる。即ち、ユーザは、放送番組の視聴中にリモコン30Aを手元から離すことがあるが、リモコン30Aの操作時には、ユーザの手にリモコン30Aが握られている場合が多い。従って、リモコン30Aの位置とユーザの位置とがほぼ重なったときに、位置情報を送信することができ、位置情報が無駄に送信されるのを抑制することができる。
なお、リモコン30Aと位置センサ31とを切り離し、例えば、時計やアクセサリ等のような装身具に位置センサ及び送信機を組み込む構成でもよい。この場合、例えば、所定の短時間毎に、装身具がコントローラ20に位置情報を送信する構成でもよいし、コントローラ20からの要求に応じて、装身具が位置情報を送信する構成でもよい。後者の場合、例えば、ディスプレイ本体10に発信機を設け、この発信機からの電波を、装身具に設けられたアンテナが受信したときに、装身具からコントローラ20に位置情報を送信する構成でもよい。
図13〜図15に基づいて第3実施例を説明する。本実施例では、ディスプレイ本体10の外部にセンサ310を設けている。
例えば、テレビジョン装置1が設置された室内の天井300には、天井センサ310が設けられている。この天井センサ310は、例えば、カメラや超音波レーダあるいは赤外線レーダ等のように構成することができる。天井センサ310は、上方からターゲットユーザU1の位置を検出し、その検出信号を外部状況検出部220に出力する。天井センサ310は、一種類のセンサから構成してもよいし、複数種類のセンサを組み合わせて構成してもよい。
天井センサ310とテレビジョン装置1のコントローラ20とは、ネットワーク311を介して接続されている。このネットワーク311は、有線でも無線でもよい。例えば、天井センサ310とコントローラ20とは、無線LAN(Local Area Network)や有線LANを介して接続することができる。あるいは、天井センサ310とコントローラ20とを、専用のケーブルや電灯線を介して、接続することもできる。または、天井センサ310とコントローラ20とを、光通信によって接続させる構成でもよい。
図14は、本実施例によるテレビジョン装置1のブロック図である。天井センサ310からの信号は、例えば、検出信号処理部225を介して、解析部221Bに入力することができる。
図15は、追従処理のフローチャートである。本フローチャートは、図5に示すフローチャートと共通のステップを備えている。S41〜S45は、図5と共に述べたS11〜S45にそれぞれ対応する。同様に、S49〜S52は、図5中のS19〜S22にそれぞれ対応する。対応するステップについては、前述の説明を援用することができるため、それ以外のステップを中心に説明する。
ターゲットユーザが特定されると(S45)、外部状況検出部220は、天井センサ310からの信号を読込んで(S46)、この信号を解析し(S47)、ターゲットユーザが移動したか否かを判定する(S48)。ターゲットユーザの移動が検出された場合(S48:YES)、外部状況検出部220は、スイーベル量及びチルト量をそれぞれ算出して姿勢制御部210に出力する(S49,S50)。
このように構成される本実施例でも第1実施例と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施例では、ディスプレイ本体10の外部に天井センサ310を設けるため、より広い範囲で各ユーザの位置をそれぞれ検出することができ、ターゲットユーザの移動に追従することができる。例えば、もしも、ディスプレイ本体10が水平方向に360度回転可能である場合、ディスプレイ本体10の背後に位置するターゲットユーザに合わせて、ディスプレイ本体10の姿勢を変化させることができる。
なお、天井センサ310とカメラ150の両方を用いてターゲットユーザの移動を検出する構成でもよい。例えば、天井センサ310によってターゲットユーザの床上の位置を検出し、カメラ150によってターゲットユーザの頭部の位置等を検出する構成を採用することもできる。
図16,図17に基づいて第4実施例を説明する。本実施例では、ターゲットユーザを変更させる一つの方法について説明する。
図16は、ターゲットユーザを特定するための処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図6と共に述べたディスプレイ追従メニューにおいて、ユーザがターゲットユーザの登録ボタンB21を操作した場合に実行させることができる。
外部状況検出部220は、カメラ150の撮影データに基づいて、最初に検出されたユーザをターゲットユーザとしてディスプレイ100に表示させる(S61)。即ち、本処理が開始されると、外部状況検出部220は、カメラ150により現在の状況を撮影させ、撮影データを画像処理することにより、一人または複数のユーザを抽出する。
そして、図17(a)に示すように、外部状況検出部220は、撮影データ中に存在する複数のユーザのうち、例えば、画面左端に位置するユーザを、ターゲットユーザとしてディスプレイ100に表示させる。図17は、本処理の実行に際してディスプレイ100に表示される画面例を示す説明図である。図中、ターゲットユーザとして特定されているユーザを太線で示す。実際の表示画面では、ターゲットユーザとして特定されたユーザを他のユーザから区別するために、例えば、文字や記号または画像等をターゲットユーザの画像に対応付けて表示させることができる。あるいは、例えば、ターゲットユーザの画像の色や形状を変化させることにより、ターゲットユーザであることを示してもよい。
外部状況検出部220は、ターゲットユーザの変更が指示されたか否かを判定し(S62)、変更が要求された場合(S62:YES)、次に検出されたユーザをターゲットユーザとして表示させる(S63)。図17(b)に示すように、リモコン30を操作してターゲットユーザの切替が要求されると、外部状況検出部220は、最初のターゲットユーザU2から次のユーザU1にターゲットユーザを変更し、その変更された結果をディスプレイ100に表示させる。
外部状況検出部220は、ユーザからの指示に基づいて、現在選択されているターゲットユーザを登録するか否かを判断する(S64)。ユーザが登録を希望する場合(S64:YES)、外部状況検出部220は、現在選択されているターゲットユーザの特徴を記憶部224に記憶させる(S65)。
図17(c)に示すように、ユーザが更なる変更を希望する場合(S64:NO、S62:YES)、次のユーザU3がターゲットユーザとして選択され、その様子がディスプレイ100に表示される(S63)。なお、図17(c)に示す状態で、さらにターゲットユーザの変更が要求されると、図17(a)に示す状態に移行する。
このように構成される本実施例でも前記第1実施例と同様の効果を奏する。これに加えて、本実施例では、ユーザは、ディスプレイ100を見ながらターゲットユーザを切り替えることができるため、使い勝手が向上する。
図18〜図20に基づいて第5実施例を説明する。本実施例では、音声に基づいてターゲットユーザの特定やターゲットの移動検出を行う。
図18は、本実施例による追従処理を示すフローチャートである。テレビジョン装置1の電源がオンになると(S71:YES)、外部状況検出部220は、追従モードに設定されているか否かを判定する(S72)。追従モードに設定されている場合(S72:YES)、外部状況検出部220は、マイク160によって外部の音声を検出し(S73)、この音声データを解析する(S74)。
外部状況検出部220は、音声データに基づいてターゲットユーザを特定すると(S75)、ターゲットユーザの監視を開始する(S76〜S78)。即ち、外部状況検出部220は、マイク160によって外部の音声を検出し(S76)、この検出した音声データを解析することにより(S77)、ターゲットユーザの位置が変化したか否かを判定する(S78)。
ターゲットユーザの位置が変化した場合(S78:YES)、外部状況検出部220は、スイーベル量やチルト量をそれぞれ算出し、これらの値を姿勢制御部210に出力する(S79,S80)。なお、マイク160からの検出信号のみでチルト量を算出できない場合、チルト量を算出する必要はない。
ターゲットユーザの追跡は、追従モードが停止されるまで続行される(S81)。ターゲットユーザの変更を行う場合(S82:YES)、再びS73〜S75のステップが繰り返される。
図19は、音声登録メニュー画面G3の一例を示す説明図である。このメニュー画面G3は、例えば、音声選択ボタンB31〜B34と、試聴ボタンB35と、録音ボタンB36と、登録ボタンB37及びキャンセルボタンB38とを備えて構成可能である。
音声選択ボタンB31〜B34は、マイク160による集音結果から抽出された音声パターンを選択するためのものである。各ボタンB31〜B34は、それぞれ別人として認識された音声パターンと対応付けられている。試聴ボタンB35は、音声選択ボタンB31〜B34によって選択された音声データを再生させるボタンである。録音ボタンB36は、ターゲットユーザの音声パターンを登録するためのボタンである。
図20は、ターゲットユーザを特定するための処理を示すフローチャートである。まず、ユーザは、リモコン30やディスプレイ本体10の操作パネルを操作することにより、音声登録メニュー画面G3をディスプレイ100に表示させる(S91)。
外部状況検出部220は、ユーザが試聴ボタンB35を操作して試聴を要求したか否かを判定する(S92)。試聴が要求された場合(S92:YES)、外部状況検出部220は、音声選択ボタンB31〜B34のうちユーザによって選択されたボタンに対応する音声データを記憶部224から読出して再生させる(S93)。ユーザは、スピーカ120から出力される音声データを試聴し、この人物をターゲットユーザとして登録するか否かを判断することができる。
外部状況検出部220は、登録ボタンB37が操作されたか否かを判定し(S94)、登録ボタンB37が操作された場合(S94:YES)、現在選択されている音声データをターゲットユーザの音声として登録する(S95)。
一方、ユーザが試聴を要求していない場合(S92:NO)、外部状況検出部220は、ユーザが音声データの新規登録を要求しているか否かを判定する(S96)。ユーザが録音ボタンB36を操作すると(S96:YES)、外部状況検出部220は、マイク160を介して音声を録音し、この音声データをターゲットユーザの音声データとして、記憶部224に記憶させる(S97)。
このように構成される本実施例でも、複数のユーザによってテレビジョン装置1が視聴されている場合に、ターゲットユーザの位置に応じてディスプレイ本体10の姿勢を変化させることができる。
図21〜図23に基づいて第6実施例を説明する。本実施例では、複数の光センサ170A〜170Dをディスプレイ本体10等に配置し、これら各光センサ170A〜170Dからの検出信号に基づいて、ディスプレイ本体10の姿勢を制御する。
図21は、テレビジョン装置1の正面図を模式的に示す説明図である。ディスプレイ本体10には、例えば、その四隅に光センサ170A〜170Dが設けられている。各光センサ170A〜170Dは、その受光量に応じた信号を外部状況検出部220にそれぞれ出力する。
図22は、テレビジョン装置1のブロック図である。解析部221Cは、各光センサ170A〜170Dからの検出信号に基づいて、ディスプレイ100に入射する外乱光(太陽光線や室内照明等)による影響を解析する。
図23は、追跡処理を示すフローチャートである。このフローチャート中、S101〜S112は、図5と共に述べたS11〜S22にそれぞれ対応し、図5と共に述べた説明を援用することができる。そこで、本実施例に特徴的なS113〜S115を中心に説明する。
ターゲットユーザの位置変化が検出されない場合(S108:NO)、外部状況検出部220は、各光センサ170A〜170Dからの信号をそれぞれ読込み(S113)、これら各信号を解析することにより、外乱光がディスプレイ100の表示に与える影響を評価する(S114)。例えば、光センサの受光レベルが所定値よりも大きい場合、強い外乱光がディスプレイ100の少なくとも一部に入射しており、視認性が劣化していると推定することができる。
視認性が低下していると評価された場合(S115:YES)、外部状況検出部220は、ディスプレイ100への外乱光の影響を抑制すべく、スイーベル量及びチルト量をそれぞれ算出して姿勢制御部210に出力する(S109,S110)。
例えば、ディスプレイ100の四隅に配置された各光センサ170A〜170Dの受光レベルがそれぞれ所定値よりも低く、かつ、各受光レベルの差が小さくなるように、ディスプレイ本体10の姿勢を制御すれば、外乱光による影響を少なくできる。外乱光による視認性の低下が認められない場合(S115:NO)、S111に移行する。
なお、本実施例では、ターゲットユーザの位置変化に伴う姿勢制御と、外乱光の影響による姿勢制御とをそれぞれ平等に実行するが、各姿勢制御に優先度を設定し、いずれか一方の姿勢制御を優先的に実行する構成でもよい。
このように構成される本実施例でも、複数ユーザによって視聴されるディスプレイ本体10の姿勢を、ターゲットユーザの位置変化に合わせて追従させることができる。これに加えて、本実施例では、室外又は室内の外乱光がディスプレイ100の表示に与える影響を少なくすることができる。
図24に基づいて第7実施例を説明する。本実施例では、ユーザが特定の動作を行ったり、音声を発した場合に、そのユーザをターゲットユーザとして特定する。
図24は、ターゲットユーザを特定する処理を示すフローチャートである。外部状況検出部220は、カメラ150からの撮影データに基づいて、予め登録された所定の動作が検出されたか否かを判定する(S121)。
所定の動作としては、例えば、「首を左右に傾げる」、「両手またはいずれか一方の手を上下させる」、「拍手する」等を挙げることができる。所定の動作が検出されると(S121:YES)、外部状況検出部220は、その方向にディスプレイ本体10を回動させ(S122)、カメラ150で前方の状況を撮影させる。そして、撮影データを解析してユーザを抽出し、そのユーザをターゲットユーザとして登録する(S123)。
所定の動作が検出されない場合(S121:NO)、外部状況検出部220は、マイク160からの信号に基づいて、所定の音声が検出されたか否かを判定する(S124)。所定の音声としては、例えば、呼び声や拍手の音等を挙げることができる。所定の音声が検出された場合(S124:YES)、外部状況検出部220は、その方向にディスプレイ本体10を回動させ(S125)、そのユーザをターゲットユーザとして登録する(S126)。
ここで、登録の方法としては、少なくとも二種類の方法が考えられる。一つは、ディスプレイ本体10を回動させた後で前方の状況をカメラ150で撮影し、撮影データに基づいてターゲットユーザを特定し登録する方法である。他の一つは、ディスプレイ本体10を回動させた後で、マイク160でその方向の音声を録音し、音声データに基づいてターゲットユーザを特定する方法である。
このように構成される本実施例でも、複数ユーザによって視聴されるテレビジョン装置1の姿勢をターゲットユーザの位置に応じて変化させることができる。これに加えて、本実施例では、ユーザによる所定の動作や所定の音声が検出された場合に、そのユーザをターゲットユーザとして登録するため、複数ユーザが存在する場合でも、比較的簡単にターゲットユーザを登録することができる。
図25に基づいて第8実施例を説明する。本実施例では、ユーザの手動操作によってディスプレイ本体10の姿勢が変化された場合、自動追従モードを解除させる。
図25は、追従処理を示すフローチャートである。本処理は、図12と共に述べたS31〜S36を全て備えている。さらに、本実施例では、ユーザのリモコン操作によってディスプレイ本体10の姿勢が手動で調節されたか否かを判定する(S131)。ユーザがディスプレイ本体10の姿勢を手動で調節しない間(S131:NO)、S31〜S36のステップが繰り返される。ユーザによる手動調節が検出された場合(S131:YES)、外部状況検出部220は、追従処理を終了させる。
このように構成される本実施例では、選局や音量調整等の姿勢制御以外のリモコン操作をトリガとして、ターゲットユーザの位置変化を検出し、ターゲットユーザの位置に応じてディスプレイ本体10の姿勢を制御することができる。これに加えて、本実施例では、ユーザがディスプレイ本体10の姿勢を手動で調整した場合、自動追従モードを停止させるため、使い勝手が向上する。
図26,図27に基づいて第9実施例を説明する。本実施例では、障害物検出センサ180A,180Bをディスプレイ本体10に設けている。
図26の上面図に示すように、例えば、ディスプレイ本体10の背面には障害物検出センサ180Aが設けられており、ディスプレイ本体10の側面には他の障害物検出センサ180Bが設けられている。これら各障害物検出センサ180A,180Bは、それぞれ例えば、反射型光電スイッチや超音波センサ等として構成することができる。なお、ディスプレイ本体10の前面側にも別の障害物検出センサを設けることもできる。
図27は、障害物検出センサ180A,180Bによる障害回避の様子を示す説明図である。図27(a)に示すように、テレビジョン装置1の背面側に、何らかの障害物400が置かれているとする。通常の場合、テレビジョン装置1を設置する際に、ディスプレイ本体10の可動範囲内にある障害物は除去される。しかし、その後、テレビジョン装置1を使用している間に、何らかの障害物が一時的または長期間にわたって、ディスプレイ本体10の可動範囲内に侵入する可能性もある。
図27(b)に示すように、ディスプレイ本体10の姿勢が手動または自動で変化した場合、障害物検出センサ180A,180Bが障害物400の存在を検出すると、ディスプレイ本体10のスイーベル動作は直ちに中止される。例えば、障害物検出信号は、外部状況検出部220へ入力されるのではなく、姿勢制御部210への割込信号として使用される。
このように構成される本実施例でも、前記第1実施例と同様の効果を得る。これに加えて、本実施例では、ディスプレイ本体10の可動範囲内に障害物400が存在する場合でも、その障害物400との接触を回避することができ、使い勝手が向上する。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
本発明の実施例に係わるテレビジョン装置を正面から見た説明図である。 テレビジョン装置を側面から見た説明図である。 テレビジョン装置を上面から見た説明図である。 テレビジョン装置のブロック図である。 追従処理を示すフローチャートである。 ディスプレイ追従メニュー画面を示す説明図である。 ターゲットユーザの位置に応じてスイーベル動作を行う様子を示す説明図である。 テレビジョン装置側から見たターゲットユーザの移動を示す説明図である。 ターゲットユーザの位置に応じてチルト動作を行う様子を示す説明図である。 第2実施例に係るテレビジョン装置のブロック図である。 リモコン等の構成を示すブロック図である。 追従処理を示すフローチャートである。 第3実施例に係るテレビジョン装置を示す説明図である。 テレビジョン装置のブロック図である。 追従処理を示すフローチャートである。 第4実施例に係るテレビジョン装置において、ターゲットユーザを特定する処理を示すフローチャートである。 ターゲットユーザが切り替わる様子を示す画面の説明図である。 第5実施例に係るテレビジョン装置の追従処理を示すフローチャートである。 ターゲットユーザの音声を登録する画面の説明図である。 ターゲットユーザを特定する処理を示すフローチャートである。 第6実施例に係るテレビジョン装置を正面から見た説明図である。 テレビジョン装置のブロック図である。 追従処理を示すフローチャートである。 第7実施例に係るテレビジョン装置において、ターゲットユーザを特定する処理を示すフローチャートである。 第8実施例に係るテレビジョン装置の追従処理を示すフローチャートである。 第9実施例に係るテレビジョン装置を上面から見た説明図である。 テレビジョン装置が障害物を回避しながら回動可能である様子を示す説明図である。
符号の説明
1…テレビジョン装置、10…ディスプレイ本体、20…コントローラ、30,30A…リモートコントローラ、31…位置センサ、31A…電波受信部、31B…加速度センサ、32…リモコンコントローラ、33…入力部、34…発光部、100…ディスプレイ、100…ディスプレイ本体、110…台座、120…スピーカ、130…スイーベル機構、140…チルト機構、150…カメラ、160…マイク、170A〜170D…光センサ、180A,180B…障害物検出センサ、200…再生制御部、201…アンテナ、202…チューナ、203…復調回路、204…AVデコーダ、205…画像出力回路、206…音声出力回路、207…番組記憶部、210…姿勢制御部、211…ディスプレイ角度制御部、212…スイーベル角度調節部、213…チルト角度調節部、220…外部状況検出部、221,221A,221B,221C…解析部、222…映像信号処理部、223…音声信号処理部、224…記憶部、225…検出信号処理部、230…操作信号受信制御部、231…信号処理回路、232…受光部、300…天井、310…天井センサ、311…ネットワーク、400…障害物

Claims (6)

  1. 姿勢調節が可能なディスプレイ本体と、このディスプレイ本体に映像を表示させる再生制御部とを備えたテレビジョン装置において、
    所定のセンサからの信号に基づいて、前記ディスプレイ本体の外部状況を検出して制御信号を出力する外部状況検出部と、
    前記外部状況検出部からの制御信号に基づいて、前記ディスプレイ本体の姿勢を制御する姿勢制御部とを備え、
    前記外部状況検出部は、前記ディスプレイ本体に表示される映像を視認可能な複数ユーザの中からいずれか一人のターゲットユーザを特定して、このターゲットユーザの位置と前記ディスプレイ本体の姿勢とのずれ量を前記制御信号として出力し、
    前記姿勢制御部は、前記外部状況検出部からの制御信号に基づいて、前記ターゲットユーザの移動に追従するように、前記ディスプレイ本体の姿勢を制御することを特徴とするテレビジョン装置。
  2. 前記所定のセンサは、前記ディスプレイ本体または前記ディスプレイ本体の外部の少なくともいずれか一方に設けられたカメラまたはマイクロフォンである請求項1に記載のテレビジョン装置。
  3. さらに、前記ディスプレイ本体の作動を遠隔操作するためのリモートコントローラを備え、
    前記所定のセンサは、前記リモートコントローラの位置を検出する位置センサとして構成されている請求項1に記載のテレビジョン装置。
  4. 前記ターゲットユーザを変更させるためのターゲット変更部をさらに備えた請求項1に記載のテレビジョン装置。
  5. 前記外部状況検出部は、予め登録されている所定の動作または所定の音声を検出した場合に、この所定の動作または所定の音声に係るユーザを前記ターゲットユーザとして登録する請求項1に記載のテレビジョン装置。
  6. さらに、前記外部状況検出部は、外乱光がディスプレイ本体の視認性に与える影響を低減させるように前記制御信号を出力可能である請求項1に記載のテレビジョン装置。
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